Liberty 内の IBM MQ メッセージング・プロバイダーにより、Java Message Service (JMS) メッセージング・アプリケーションは、ご使用の IBM MQ システムを Java™ メッセージング・リソースの外部プロバイダーとして使用することができます。
このタスクについて
wmqJmsClient-2.0 フィーチャーにより、JMS 2.0 仕様を使用するアプリケーションがサポートされます。
注: wmqJmsClient-2.0 フィーチャーは、JMS 1.1 仕様と JMS 2.0 仕様の両方のフィーチャーをサポートします。ただし、
JMS 1.1 仕様に準拠したフィーチャーのみを使用する場合は、wmqJmsClient-1.1 フィーチャーを使用することを選択できます。
手順
- wmqJmsClient-2.0 フィーチャーを server.xml ファイルに追加します。JNDI 検索を実行する場合は、jndi-1.0 フィーチャーも追加する必要があります。
<featureManager>
<feature>wmqJmsClient-2.0</feature>
<feature>jndi-1.0</feature>
</featureManager>
wmqJmsClient-2.0 フィーチャーを追加することで、Liberty サーバーは必要な IBM MQ バンドルをロードできるようになり、
これによって、ユーザーが IBM MQ JMS リソースを定義することが可能になります。例えば、接続ファクトリーとアクティベーション・スペックのプロパティーにより、IBM MQ ネットワークに接続するためのクライアント・ライブラリーが提供されます。
- server.xml ファイルに以下の項目を追加することによって、IBM MQ リソース・アダプターのロケーションを指定します。
<variable name="wmqJmsClient.rar.location" value="/path/to/wmq/rar/wmq.jmsra.rar"/>
ここで、
value 属性は、
IBM MQ リソース・アダプター・ファイル
wmq.jmsra.rar への絶対パスを指定します。
サポートされるバージョンの詳細と wmq.jmsra.rar ファイルの入手については、IBM MQ 技術情報 1633761 を参照してください。wmq.jmsra.rar ファイルを入手し、Fix Central からインストールします。
- 接続ファクトリーの定義を server.xml ファイルに追加します。
<jmsConnectionFactory jndiName="jms/wmqCF" connectionManagerRef="ConMgr6">
<properties.wmqJms
transportType="CLIENT"
hostName="localhost"
port="1414"
channel="SYSTEM.DEF.SVRCONN"
queueManager="QM1"/>
</jmsConnectionFactory>
<connectionManager id="ConMgr6" maxPoolSize="2"/>
<jmsQueue id="jms/queue1" jndiName="jms/wmqQ1">
<properties.wmqJms
baseQueueName="MDBQ"
baseQueueManagerName="QM1"/>
</jmsQueue>
- BINDINGS モードで接続するように JMS アプリケーションを構成します。
共有メモリーを使用することによって、または BINDINGS モードで、JMS アプリケーションが
IBM MQ に接続できるようにするには、
Liberty と
IBM MQ の両方を同じサーバーにデプロイする必要があります。JMS アプリケーションが BINDINGS モードで接続できるようにするには、
server.xml ファイル内の
nativeLibraryPath エレメントを使用して、
IBM MQ ネイティブ・ライブラリーのロケーションを指定してください。
<wmqJmsClient nativeLibraryPath="/opt/mqm/java/lib64"/>
注: BINDINGS モードを使用するには、zosTransaction-1.0 フィーチャーを指定してサーバーが構成されている必要があります。