[17.0.0.3 and later]

Liberty Helm chart

カスタマイズされた Liberty アプリケーションを IBM Cloud Private にデプロイするには、Helm chart を使用します。Helm chart を使用して、Kubernetes クラスターへの Liberty イメージのデプロイ方法に関するメタデータとルールを設定します。

要件

このトピックに対する更新は GitHub にあります。最新の構成情報については、Liberty Helm chart Readme ファイルを参照してください。

Helm チャートは、Docker イメージ内で以下のディレクトリーがリンクされていることを予期しています。
/config
Liberty 構成ディレクトリー。
/logs
ログ・ディレクトリー。
/output
出力ディレクトリー。
ユーザーが websphere-liberty Docker ハブからの Dockerfile を使用する場合、これらのリンクは既に存在するため、アクションは何も必要ありません。しかし、独自の Dockerfile を初めから作成したい場合は、リンクを作成するために以下の行を追加してください。
ENV LOG_DIR /logs
ENV WLP_OUTPUT_DIR /opt/ibm/wlp/output
RUN mkdir /logs
&& ln -s $WLP_OUTPUT_DIR/defaultServer /output
&& ln -s /opt/ibm/wlp/usr/servers/defaultServer /config
[18.0.0.1 and later]

トランザクション・サービス

Liberty 内でトランザクション・サービスを使用することを予定している場合は、永続ボリュームが必要です。障害が発生してサーバーの再始動が必要になった場合にログが存続するように、トランザクション・ログをこのボリュームに置くように Libertyserver.xml ファイルを構成します。server.xml ファイル内の以下の行を更新します。
<transaction recoverOnStartup="true" waitForRecovery="true" />

Liberty へのアクセス

ブラウザーから、http://external_ip:nodeport を使用してアプリケーションにアクセスします。

構成パラメーター

Helm chart には、install --set パラメーターまたはユーザー・インターフェースを使用してオーバーライドできる値があります。
helm install --name liberty1 --namespace liberty-test1 liberty --debug

構成パラメーターについては、Liberty Helm chart Readme ファイルを参照してください。コマンド・ラインを使用してアプリケーションをデプロイするには、Liberty Helm chart を使用した IBM Cloud Private への Liberty アプリケーションのデプロイを参照してください。

Helm chart を構成した後、可用性のための Liberty サーバー・トランザクション・ログを構成できます。Liberty サーバーのデプロイについて詳しくは、Liberty でのアプリケーションのデプロイを参照してください。


トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック

ファイル名: rwlp_icp_helm.html