JMX MBean Liberty サーバー接続の確立

Jython ベースのスクリプトを使用して、Java™ Management Extensions (JMX) MBean の Liberty サーバー接続を確立できます。

始める前に

この手順を実行するには、任意の Jython バージョンを入手してインストールする必要があります。Jython ランタイムがないと、命令は失敗します。

手順

  1. カタログから「コンテナー」を選択し、ibm-websphere-extreme-scale イメージを選択してコンテナーのビルドを開始します。
  2. 「タグ/バージョン」ドロップダウン・メニューから、使用する ibm-websphere-extreme-scale イメージのバージョンを選択します。
  3. 単一コンテナーの作成を選択します。
    1. 「コンテナーの作成」パネルからコンテナー名 (例えば、wxs1) を指定します。 コンテナー名にスペースやその他の印刷できない文字を使用することはできません。
    2. 「サイズ」には、ibm-eXtreme-scale イメージの開始に使用するコンテナーのサイズを指定します。
    3. 「パブリック IP アドレス」には、「要求およびバインド・パブリック IP」を指定します。
    4. 「詳細オプション」パネルを開きます。 後でローリング・アップグレードのインストール時に eXtreme Scale 構成データが永続するようにボリュームを作成します。例えば、次のようにします。
      • 「詳細オプション」で「ボリュームの作成」をクリックし、「ボリューム名」を指定します。 例えば、vol-wxs1 と指定します。
      • 「新規環境変数の追加」をクリックします。ibm-websphere-extreme-scale イメージで必要な環境変数は、コンテナー内に保管されて、許可ユーザーがアクセスします。
        表 1. ibm-websphere-extreme-scale イメージの環境変数
        変数名 指定される値
        SECRET_KEY 秘密鍵の値 (例えば、s3cretKey!)。 これは、キャッシュ・メンバー・グループに属する複数のメンバー間で内部通信を送信するときに、eXtreme Scale サーバーで使用される秘密鍵です。 詳しくは、キャッシュ・メンバー・グループのセクションを参照してください。
        XSADMIN_PWD eXtremeScale ダッシュボード UI にログオンする xsadmin ユーザーのパスワード (例えば、xsadmin4Me!)。
        注: パスワードと秘密鍵は、eXtreme Scale コンテナーの開始後に変更できます。 秘密鍵とパスワードの両方に、以下のパスワード規則があります。 以下の規則に基づいて、これら 2 つを入力するようにしてください。

        パスワードと秘密鍵は、少なくとも 1 つの数値 [0-9]、1 つの大文字 [A-Z]、1 つの特殊文字 [~!@#$%^&*()_-+=:;'[]{}|<>,.?/] を含み、10 文字以上でなければなりません。

        パスワードの変更方法について詳しくは、管理の資料を参照してください。

  4. IBM Cloud 「ダッシュボード」からコンテナーを作成します。ポートは、デフォルトで「パブリック・ポート」フィールドに追加されます。

以下の cf コマンドのステップを実行して、コマンド行からコンテナーを作成します。

  1. Docker ボリュームを作成して、IBM Websphere eXtreme Scale の永続データを保管します。 例えば、以下のコマンドを入力します。
    cf ic volume create vol-wxs1
  2. 次のコマンドを入力して、IBM Cloud で IBM WebSphere eXtreme Scale コンテナーを開始します。
    cf ic run -itdP --volume vol-wxs1:/vol --name wxs1 -m 1024 -e SECRET_KEY=s3cretKey! -e XSADMIN_PWD=xsadmin4Me! registry.ng.bluemix.net/ibm-websphere-extreme-scale:latest 
  3. 最初の IBM Websphere eXtreme Scale コンテナーに使用するパブリック IP を要求します。 次のコマンドを入力して、IP アドレスを書き留めます。
    cf ic ip request
  4. 次のコマンドを入力して、要求したパブリック IP アドレスに WebSphere eXtreme Scale コンテナーをバインドします。
    cf ic ip bind REQUESTED_IP wxs1
  5. 次のコマンドを入力して、wxs1 コンテナーの状況が「実行中」であることを確認します。
    cf ic ps -a
  6. 次のコマンドを入力して、wxs1 コンテナーに接続し、nanny ログをモニターします。
    cf ic exec -it wxs1 bash; cd /opt/ibm/websphere/wlp/startscripts/nanny/log/; more nanny.log
    注: サーバーが完全に開始するまで 5 から 10 分かかる場合があります。

  1. コンテナーと eXtreme Scale サーバーが完全に開始した後で、eXtreme Scale ダッシュボード UI にログオンし、https://REQUESTED_IP:9443 のデプロイメントを検証します。

    サンプルと最新の更新情報については、Websphere eXtreme Scale in GitHub にアクセスしてください。 また、eXtreme Scale のデプロイに役立つ以下のサポート資料とビデオも参照してください。

次のタスク

MBean サーバーへの接続が確立されたら、invoke(...) メソッドを使用して MBean サーバーを呼び出すことができます。

注: Jython スクリプトのライブラリーは、Liberty Repository からダウンロードすることができます。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_admin_serverconnection.html