Admin Center を使用した Liberty サーバー・パッケージのデプロイ
デプロイ・ツールを使用して、Liberty サーバー・パッケージ (アーカイブ) ファイルを集合内のホストにインストールすることができます。
始める前に
- Liberty サーバーをデプロイする予定のホストを含む Liberty 集合を作成します。『Admin Center を使用したリソースのデプロイ』および『Liberty 集合の構成』トピックの始める前に のセクションを参照してください。
- 『デプロイメント REST API を使用した Liberty サーバーのデプロイ』の始める前に のセクションとステップ 1 から 3 を実行します。
17.0.0.2 より前のバージョンでは、ステップ 3 で、「デプロイメント・パラメーター」パネルでブラウザー・システムから集合コントローラーに Liberty サーバー・パッケージをアップロードしたい場合、 コントローラーの server.xml ファイルに、ロケーションへの書き込みアクセスを有効にする remoteFileAccess ステートメントを追加します。以下に例を示します。
17.0.0.2 より前のバージョンでは、このステートメントは、コントローラー・ホスト上で registerHost コマンドまたは updateHost コマンドに --hostWritePath でホスト書き込みパスを指定した場合であっても必要です。<remoteFileAccess writeDir="/home/uploadDir"/>
- バージョン 17.0.0.2 以前では、サーバー・パッケージおよびアプリケーション・パッケージをアップロードできるのは、最大 200 MB です。この制限を回避するには、集合コントローラーに既にあるファイルを使用するオプションを使用してください。バージョン 17.0.0.3 以降、最大は 1 GB に増やされました。
このタスクについて
Liberty 集合を定義し、サーバー・パッケージを作成し、1 つ以上のターゲット・ホストを登録した後、デプロイ・ツールを使用して、サーバー・パッケージを集合内のホストにインストールします。
手順
- デプロイ・ツールに移動します。
- ツールボックスから
を選択します。
- 探索ツールのホストの詳細から、
> 「one_or_more_host_names」 > 「サーバー・パッケージのデプロイ」を選択します。
デプロイ・ツールを表示するときにブラウザーに表示される URL を使用すれば、これ以降はデプロイ・ツールを直接起動できます。
- ツールボックスから
- Liberty サーバー・パッケージをインストールするための選択を行います。
- 「デフォルト・サーバー・タイプ」には「Liberty」を選択します。
- 「デフォルト・ルール」には「サーバー・パッケージ」デフォルト・ルールを選択します。
- 「サーバー・パッケージ」の下で、「確認」を選択します。
- 「デプロイメント・パラメーター」に、デプロイする Liberty サーバー・パッケージ・ファイルと、
ターゲット・インストール・ディレクトリーを指定します。パッケージをデプロイ・ツールにドラッグするか、
パッケージを参照すると、サーバー・パッケージ・ファイル名の値が自動的に設定されます。値を入力することもできます。
- ドラッグまたは参照のオプション
ファイルをブラウザー・システムから集合コントローラーにアップロードするには、パッケージをデプロイ・ツールにドラッグするか、 パッケージを参照します。
17.0.0.2 より前のバージョンの場合、ドラッグまたは参照のオプションによりファイルをブラウザー・システムから集合コントローラーにアップロードするには、コントローラーの server.xml ファイルに、書き込みアクセスを有効にするステートメントを最初に追加する必要があります。
- 「集合コントローラー上に配置されているファイルの使用」オプション
コントローラーにあるファイルを使用するには、 サーバー・パッケージがコントローラーで使用できるようになっている必要があります。デプロイメント REST API を使用した Liberty サーバーのデプロイのステップ 2c をまだ完了していない場合は、完了します。そうすると、 「集合コントローラー上に配置されているファイルの使用」オプションを使用できるようになります。
ファイルをアップロードまたはドロップした後、 「集合コントローラー上に配置されているファイルの使用」を再度選択し、 「パッケージ・ディレクトリー」フィールドを編集します。
サーバー・パッケージのフォーマットが ZIP または JAR の場合、インストール・ディレクトリーを指定します。例えば、 /home/user1/liberty を指定して、サーバー・パッケージが /home/user1/liberty にアップロードされるようにし、 サーバー・ディレクトリーを liberty ディレクトリー内に作成し、サーバー・パッケージを unzip します。
インストール・ディレクトリーは、ターゲット・ホストをコントローラーに登録したときに指定した --hostWritePath 値と同じである必要があります。
各ターゲット・ホストの RPC ユーザーは、インストール・ディレクトリーの親への読み取りおよび書き込み権限を持っている必要があります。
- ドラッグまたは参照のオプション
- 「選択されたホスト」では、サーバー・パッケージをインストールするホスト・コンピューターを選択します。使用可能ホストのリストに、使用したいターゲット・ホストが含まれていない場合、ホストを検索できます。
各ターゲット・ホストは、Admin Center によって管理されている集合に登録されている必要があります。『ホスト・コンピューターの Liberty 集合への登録』を参照してください。
- 「セキュリティー詳細」には、サーバー認証資格情報が含まれている新しく生成された鍵ストア・ファイルを保護するためのパスワードを指定します。
製品は、デプロイされた各サーバーの resources ディレクトリーに鍵ストア・ファイルを生成します。
- 「デプロイ」を選択します。
タスクの結果
デプロイ・アクションが実行されます。デプロイ・ツールで、デプロイメントの状況と結果についてのメッセージが表示されます。

ファイル名: twlp_ui_deploy_libertypackage.html