Liberty での最適化されたローカル・アダプターのアウトバウンド接続における生成レコード・データの使用可能化

WebSphere® Optimized Local Adapters (WOLA) でサポートされる Java™ EE Connector Architecture (JCA) レコード・インターフェースのいずれかを使用してデータを渡している場合、Rational® Application Developer CICS®/IMS™ Java Data Binding ウィザードを使用して、Record クラスを生成できます。

このタスクについて

Rational Application Developer CICS/IMS Java Data Binding ウィザードを使用して、javax.resource.cci.Record オブジェクトを生成できます。このオブジェクトは、IndexRecordImpl オブジェクトおよび MappedRecordImpl オブジェクトでデータを送受信するバイト配列を置き換えることができます。生成された Record クラスを使用するには、サーバー・インスタンスが Record オブジェクト内のデータをシリアライズおよびデシリアライズできるように、Liberty サーバー・インスタンス内の追加ライブラリーをセットアップする必要があります。

手順

  1. マーシャル JAR ファイルを Rational Application Developer から、server.xml ファイルが含まれているサーバー構成ディレクトリー内の lib サブディレクトリーにコピーします。 ライセンス交付を受けた再配布可能な marshall.jar ファイルは、runtime フォルダー内の com.ibm.ccl.commonj.connector.metadata_version.timestamp プラグインに入っています。プラグイン・フォルダーの正確な名前は、Rational Application Developer バージョンによって異なります。
  2. server.xml ファイルで、以下の例に示すように、マーシャル JAR ファイルの新しいロケーションを指す library エレメントを作成します。 marshall.jar を、マーシャル JAR ファイルの実際の名前に置き換えます。
    <!-- Library required by RAD generated application classes. -->
    <library id="MarshallLib">
        <file name="${server.config.dir}/lib/marshall.jar"/>
    </library>
  3. server.xml ファイルで、classloader エレメントで作成したライブラリー ID を指定して、生成された Record クラスが含まれているアプリケーション定義に新しいライブラリーを追加します。 以下の例では、MarshallLib ライブラリーを WolaApp アプリケーションに追加します。
    <!-- Application installed in ${server.config.dir}/apps. -->
    <application id="WolaApp" name="WolaApp" location="OLA.ear">
        <classloader commonLibraryRef="MarshallLib"/>
    </application>

タスクの結果

これで、Rational Application Developer CICS/IMS Java Data Binding ウィザードを使用して、アウトバウンド接続用にレコード・データを生成できるようになりました。詳しくは、『Liberty の最適化されたローカル・アダプター API を使用した外部アドレス・スペースのサービスの呼び出し』を参照してください。

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ファイル名: twlp_dat_radrecdata.html