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Liberty Helm chart を使用した IBM Cloud Private への Liberty アプリケーションのデプロイ

Helm chart を使用して Liberty アプリケーションを IBM® Cloud Private にデプロイすることができます。Liberty サーバー構成を、同僚に配布したり、他のシステムにインストールするために、その構成が実行するアプリケーションと共にパッケージ化することができます。

始める前に

Liberty アプリケーションを IBM Cloud Private で実行するには、IBM Cloud Private をインストールする必要があります。

このタスクについて

「カタログ」ユーザー・インターフェースを通して、または、Helm コマンド・ライン・インターフェースを使用して、アプリケーションを IBM Cloud Private にデプロイできます。

手順

IBM Cloud Private カタログをブラウズし、アプリケーションのデプロイに使用する適切な Helm chart を選択するには、以下のタスクを実行してください。

  1. アプリケーション用の Docker コンテナーを作成します Docker コンテナーは、Helm chart へのキー入力です。アプリケーション用の既存の Docker Hub イメージがない場合は、このステップを実行してください。
  2. IBM Cloud Private ダッシュボードから、「メニュー」 > 「カタログ」をクリックします。
  3. Helm チャートのリストから Liberty Helm chart を見つけます。
  4. Liberty (インストールされている Liberty Helm chart) のライセンスを受け入れします。
  5. デプロイしている Liberty アプリケーションのカスタマイズを許可する Helm chart 値を入力します。値を入力するには、Liberty Helm chart 構成パラメーターを参照してください。 特定の値が欠落しているという警告が表示される場合があります。しかし、tranlog.persistence パラメーターを使用していない場合は、その警告メッセージを無視してください。
    注: 値を入力する時、「Ingress を有効にする (Ingress enabled))」チェック・ボックスを選択すると、Ingress を要求します。ただし、その要求は、プロキシーへのブラウザーのみを保護します。バックエンドを保護する場合は、SSL を使用した Ingress での IBM Cloud Private への Liberty のデプロイを参照してください。
    Kubernetes ポッドが作成され、レジストリー内にパッケージされて保管されたイメージが、そのイメージから作成される Docker コンテナーにダウンロードされます。Docker コンテナーが Kubernetes ポッドにプッシュされた後、ブラウザーをワークロード管理コンソール内のアドレスに接続でき、そこでアプリケーションが実行されていることを確認できます。

次のタスク

可用性のためのLiberty でのトランザクション・サービスの管理を含め、Liberty サーバーをデプロイするための構成オプションについては、Liberty の手動による管理を参照してください。

CLI を介して Liberty Helm chart を使用して IBM Cloud PrivateLiberty アプリケーションをデプロイする

始める前に

アプリケーションをデプロイするマシンに、Helm クライアントと同様に kubectl クライアントもインストールし、構成する必要があります。kubectl クライアントのインストールについて詳しくは、IBM Cloud Private 資料を参照してください。クライアントをインストールした後、リポジトリーを追加することによって Helm クライアントを構成する必要があります。 以下に例を示します。
helm repo add ibm-charts https://raw.githubusercontent.com/IBM/charts/master/repo/stable/

手順

コマンド・ラインを介してアプリケーションをデプロイするには、次のタスクを実行します。

  1. Liberty アプリケーションの Docker イメージを作成し、それをリポジトリーにプッシュします docker コンテナーを作成し、それを、IBM Cloud Private によって参照されるレジストリーにプッシュする必要があります。
  2. helm install コマンドで --set option コマンドを実行して、Liberty Helm chart の値をオーバーライドします。 オーバーライドできる Liberty Helm chart 構成値を参照してください。
    値をオーバーライドするには、2 つの方法があります。helm install コマンドで --set flag を使用するか、または、オーバーライドする値を YAML ファイル内に指定します。image.repository 値は、リポジトリーおよび Docker イメージを指定するためによくオーバーライドされます。他の値もオーバーライドできます。以下の --set option の使用例を参照してください。
    helm install ibm-charts/ibm-websphere-liberty --name my-liberty-app --set image.repository=myrepo/myapp --set ingress.enabled=true --set ingress.path="/myapp"
    以下の例では、同じ値をオーバーライドするために YAML ファイルを使用しています。この例ではこのファイルの名前は overridesLiberty.yaml です。
    helm install ibm-charts/ibm-websphere-liberty --name my-liberty-app -f overridesLiberty.yaml
    overridesLiberty.yaml ファイルには、以下のコード・スタンザが含まれています。
    image:
      repository: "myrepo/myapp"
    ingress:
      enabled: true
      path: "/myapp"

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_icp_helm_way.html