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MicroProfile Config を使用して単一の API から構成オプションを使用可能にする
MicroProfile Config API は、複数のソースからのアプリケーション構成プロパティーを単一の構成プロパティー・セットに結合し、単一のクライアント API を使用してアクセスできるようにします。
Liberty アプリケーションは、MicroProfile Config API をフルに使用できます。
Java™ システム・プロパティー、処理環境変数、または ${CLASSPATH}/META-INF/microprofile-config.properties の形式の構成ファイルから、デフォルトの構成値を取得できます。ユーザーは API を使用して、もしくは Java ServiceLoader パターンを経由して ConfigSource インターフェースを直接実装する Java オブジェクトを登録し、例えばデータベースのプロキシーまたはリモート構成サービスへ構成値をプログラマチックに提供することができます。
複数の構成ソース
構成プロパティーの複数のソースに、異なる優先順位を与えることができます。そうすることによって、優先順位の高いソースが優先順位の低いソースからのプロパティー値をオーバーライドできます。このメソッドにより、ライブラリーおよびアプリケーションの開発者は、関連付けられた構成設定と共にコードをパッケージすることができます。その構成設定はその後、アプリケーションのアセンブリー、インストール、または実行時に、イベントに応答してオーバーライドされることがあります。
単一の構成ソースを、特定のサービス・タイプまたはインスタンスにより異なるプロパティーを持つ複数のサービスで使用することができます。これにより、アプリケーションを最小限の構成作業で複数のサービスから動的に構成できます。
server.xml ファイルを構成して、
mpConfig-1.1 フィーチャーの代わりに
mpConfig-1.2 フィーチャーを使用することができます。
mpConfig-1.2 について詳しくは、MicroProfile Config API の有効化を参照してください。mpConfig-1.2
フィーチャーは、MicroProfile Config 1.2 仕様ではなく、
https://github.com/eclipse/microprofile-config/releases/tag/1.2.1
で入手可能な MicroProfile Config 1.2.1 仕様を使用します。
動的プロパティー
構成プロパティーの値は動的にすることができ、値の変更は再始動を行わなくてもアプリケーションで有効になります。これにより、ランタイム変更をアプリケーションがピックアップすることができ、動的なサービスが可能になります。
注入された構成値
構成値は、CDI を使用することでアプリケーション・コードに直接注入でき、ユーザー・コードで取得する必要がありません。このメソッドにより、開発環境、テスト環境、または実稼働環境により異なる構成で、コードを変更せずに実行することができます。
タイプ付き構成オブジェクト
ユーザーはタイプ Converter のコードを登録し、ストリング・プロパティーを別のタイプに変換できます。これによりプロパティーをタイプ・セーフな方法で取得したり注入したりすることが可能です。