Liberty での SIP 業界標準の準拠

Liberty の Session Initiation Protocol (SIP) は、SIP コンテナーと SIP アプリケーションの両方の業界標準に準拠します。

SIP コンテナー

Liberty は、以下の SIP 標準に準拠します。 また、Liberty は、SIP に関して Internet Engineering Task Force (IETF) および Java™ Community Process (JCP) 業界標準にも準拠します。 以下の表には、IETF および JCP 標準のリストが含まれます。
表 1. Liberty が準拠する SIP 標準
標準 説明
JR116 SIP: SIP サーブレット API
JR289 SIP: SIP サーブレット API v1.1
RFC 2543 SIP: Session Initiation Protocol
RFC 3261 SIP: Session Initiation Protocol
RFC 3262 SIP の暫定応答の信頼性
RFC 3263 SIP サーバーの位置指定
RFC 3265 SIP 固有のイベント通知
RFC 3311 SIP UPDATE メソッド
RFC 3325 トラステッド・ネットワークでの表明された ID のための SIP プライベート拡張
RFC 3326 SIP の Reason ヘッダー・フィールド
RFC 3515 SIP Refer メソッド
RFC 3581 対称応答ルーティングのための SIP 拡張
RFC 3824 SIP での E.164 番号の使用
RFC 3891 SIP Replace ヘッダー
RFC 3903 イベント状態パブリケーションのための SIP 拡張
RFC 3911 SIP Join ヘッダー
RFC 4475 SIP 耐久テスト・メッセージ
RFC 5057 SIP における複数ダイアログの使用
RFC 5626 SIP におけるクライアント開始接続の管理
注: SIP サーバーは、RFC 5626 のセクション 5、6、および 7 で規定されたようにプロキシーまたは登録サーバーとして動作可能です。 RFC 5626 は RFC 3261 の拡張です。 SIP サーバーは、RFC 3261 をフルサポートします。 ただし、RFC 5626 のサポートには、以下の制約が伴います。
  • SIP サーバーは、RFC 3261 で定義されたユーザー・エージェントとして動作可能ですが、 RFC 5626 のセクション 4 で定義されたユーザー・エージェントして動作することはできません。
  • SIP サーバーは、RFC 5626 で規定された STUN キープアライブをサポートしません。
RFC 5658 SIP における Record-Route アドレッシングの問題

SIP アプリケーション

Liberty は、SIP アプリケーションの標準に準拠します。

表 2. SIP アプリケーションの標準の準拠
標準 説明
RFC 2848 PINT サービス・プロトコル: 電話呼び出しサービスへのインターネット・プロトコル (IP) アクセスのための SIP および Session Description Protocol (SDP) の拡張
RFC 2976 SIP INFO メソッド
RFC 3050 SIP のコモン・ゲートウェイ・インターフェース
RFC 3087 SIP request-URI を使用したサービス・コンテキストの制御
RFC 3264 SDP によるオファー/応答モデル
RFC 3266 SDP における IPv6 のサポート
RFC 3312 リソース管理と SIP の統合
RFC 3313 メディア許可のためのプライベート SIP 拡張
RFC 3319 SIP サーバーの動的ホスト構成プロトコル (DHCPv6) オプション
RFC 3327 非隣接コンタクトを登録するための SIP 拡張ヘッダー・フィールド
RFC 3372 SIP for Telephones (SIP-T): コンテキストおよびアーキテクチャー
RFC 3398 サービス総合デジタル網 (ISDN) ユーザー部 (ISUP) と SIP のマッピング
RFC 3428 インスタント・メッセージングのための SIP 拡張
RFC 3455 3rd-Generation Partnership Project (3GPP) のための SIP のプライベート・ヘッダー (P-Header) 拡張
RFC 3578 サービス総合デジタル網 (ISDN) ユーザー部 (ISUP) オーバーラップ・シグナリングの SIP へのマッピング
RFC 3603 PacketCable 分散呼び出しシグナリング・アーキテクチャーをサポートするためのプライベート SIP プロキシー間拡張
RFC 3608 登録中のサービス経路ディスカバリーのための SIP 拡張ヘッダー・フィールド
RFC 3665 SIP 基本呼び出しフロー例
RFC 3666 SIP 公衆交換電話網 (PSTN) 呼び出しフロー
RFC 3680 登録用 SIP イベント・パッケージ
RFC 3725 SIP における第三者呼び出し制御 (3pcc) の現在のベスト・プラクティス
RFC 3840 SIP におけるユーザー・エージェント機能の指定
RFC 3842 SIP におけるメッセージ要約とメッセージ待ち指示イベント・パッケージ
RFC 3856 SIP のプレゼンス・イベント・パッケージ
RFC 3857 SIP のウォッチャー情報イベント・テンプレート・パッケージ
RFC 3959 SIP 用の早期セッション処理タイプ
RFC 3960 SIP における早期メディアと呼び出し音生成
RFC 3976 SIP とインテリジェント・ネットワーク (IN) アプリケーションの相互作用
RFC 4032 SIP 前提条件フレームワークへのアップデート
RFC 4092 SIP における SDP 代替ネットワーク・アドレス・タイプ (ANAT) のセマンティクスの使用法
RFC 4117 SIP における第三者呼び出し制御 (3pcc) を使用したトランスコーディング・サービスの呼び出し
RFC 4235 SIP の INVITE 開始ダイアログ・イベント・パッケージ
RFC 4240 SIP を使用した基本ネットワーク・メディア・サービス
RFC 4353 SIP によるコンファレンスのためのフレームワーク
RFC 4354 Push-to-Talk over Cellular (PoC) サービスをサポートする各種設定用の SIP イベント・パッケージとデータ・フォーマット
RFC 4411 優先使用イベントのための SIP Reason ヘッダーの拡張
RFC 4457 SIP P-user-database プライベート・ヘッダー (P-Header)
RFC 4458 ボイス・メールや対話式音声応答 (IVR) などのアプリケーション用の SIP URI
RFC 4483 SIP メッセージにおけるコンテンツ間接参照の仕組み
RFC 4497 SIP と QSIG の相互作用
RFC 4508 SIP REFER メソッドによるフィーチャー・タグの伝送

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック

ファイル名: rwlp_sip_refstandard.html