Jython ベースのスクリプトを使用して、Java™ Management Extensions (JMX) MBean の Liberty サーバー接続を確立できます。
始める前に
この手順を実行するには、任意の Jython バージョンを入手してインストールする必要があります。Jython ランタイムがないと、命令は失敗します。
手順
- カタログから「コンテナー」を選択し、ibm-websphere-extreme-scale イメージを選択してコンテナーのビルドを開始します。
- 「タグ/バージョン」ドロップダウン・メニューから、使用する ibm-websphere-extreme-scale イメージのバージョンを選択します。
- 単一コンテナーの作成を選択します。
- 「コンテナーの作成」パネルからコンテナー名 (例えば、wxs1) を指定します。 コンテナー名にスペースやその他の印刷できない文字を使用することはできません。
- 「サイズ」には、ibm-eXtreme-scale イメージの開始に使用するコンテナーのサイズを指定します。
- 「パブリック IP アドレス」には、「要求およびバインド・パブリック IP」を指定します。
- 「詳細オプション」パネルを開きます。
後でローリング・アップグレードのインストール時に eXtreme Scale 構成データが永続するようにボリュームを作成します。例えば、次のようにします。
- 「詳細オプション」で「ボリュームの作成」をクリックし、「ボリューム名」を指定します。
例えば、vol-wxs1 と指定します。
- 「新規環境変数の追加」をクリックします。ibm-websphere-extreme-scale イメージで必要な環境変数は、コンテナー内に保管されて、許可ユーザーがアクセスします。
表 1. ibm-websphere-extreme-scale イメージの環境変数変数名 |
指定される値 |
SECRET_KEY |
秘密鍵の値 (例えば、s3cretKey!)。
これは、キャッシュ・メンバー・グループに属する複数のメンバー間で内部通信を送信するときに、eXtreme Scale サーバーで使用される秘密鍵です。
詳しくは、キャッシュ・メンバー・グループのセクションを参照してください。 |
XSADMIN_PWD |
eXtremeScale ダッシュボード UI にログオンする xsadmin ユーザーのパスワード (例えば、xsadmin4Me!)。 |
注: パスワードと秘密鍵は、eXtreme Scale コンテナーの開始後に変更できます。
秘密鍵とパスワードの両方に、以下のパスワード規則があります。
以下の規則に基づいて、これら 2 つを入力するようにしてください。
パスワードと秘密鍵は、少なくとも 1 つの数値 [0-9]、1 つの大文字 [A-Z]、1 つの特殊文字 [~!@#$%^&*()_-+=:;'[]{}|<>,.?/] を含み、10 文字以上でなければなりません。
パスワードの変更方法について詳しくは、管理の資料を参照してください。
- IBM Cloud
「ダッシュボード」からコンテナーを作成します。ポートは、デフォルトで「パブリック・ポート」フィールドに追加されます。
以下の cf コマンドのステップを実行して、コマンド行からコンテナーを作成します。
- Docker ボリュームを作成して、IBM Websphere eXtreme Scale の永続データを保管します。
例えば、以下のコマンドを入力します。
cf ic volume create vol-wxs1
- 次のコマンドを入力して、IBM Cloud で IBM WebSphere eXtreme Scale コンテナーを開始します。
cf ic run -itdP --volume vol-wxs1:/vol --name wxs1 -m 1024 -e SECRET_KEY=s3cretKey! -e XSADMIN_PWD=xsadmin4Me! registry.ng.bluemix.net/ibm-websphere-extreme-scale:latest
- 最初の IBM Websphere eXtreme Scale コンテナーに使用するパブリック IP を要求します。
次のコマンドを入力して、IP アドレスを書き留めます。
cf ic ip request
- 次のコマンドを入力して、要求したパブリック IP アドレスに WebSphere eXtreme Scale コンテナーをバインドします。
cf ic ip bind REQUESTED_IP wxs1
- 次のコマンドを入力して、wxs1 コンテナーの状況が「実行中」であることを確認します。
cf ic ps -a
- 次のコマンドを入力して、wxs1 コンテナーに接続し、nanny ログをモニターします。
cf ic exec -it wxs1 bash; cd /opt/ibm/websphere/wlp/startscripts/nanny/log/; more nanny.log
注: サーバーが完全に開始するまで 5 から 10 分かかる場合があります。
- コンテナーと eXtreme Scale サーバーが完全に開始した後で、eXtreme Scale ダッシュボード UI にログオンし、https://REQUESTED_IP:9443 のデプロイメントを検証します。
サンプルと最新の更新情報については、Websphere eXtreme Scale in GitHub にアクセスしてください。
また、eXtreme Scale のデプロイに役立つ以下のサポート資料とビデオも参照してください。
次のタスク
MBean サーバーへの接続が確立されたら、invoke(...) メソッドを使用して MBean サーバーを呼び出すことができます。