For z/OS platforms

Liberty for z/OS 上の最適化されたローカル・アダプターの API

Liberty 上の WebSphere® Optimized Local Adapters (WOLA) は、一連の z/OS® ネイティブ言語呼び出し可能サービス・アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) および Java™ EE Connector Architecture (JCA) によってサポートされます。

以下のネイティブ・プログラミング言語から呼び出し可能サービスを使用できます。
  • COBOL
  • C/C++
  • PL/I
  • 高水準アセンブリー言語

ローカル接続」という用語は、z/OS システム上の外部アドレス・スペースと、同じ z/OS システム上の Liberty サーバー間の通信用に作成されたクロスメモリー・リンクを指します。クライアントのアドレス・スペースは、同じ z/OS イメージ上で実行している必要があります。 アダプター API は、一意的に登録された各呼び出し元に関連付けられた、プール内のこれらのローカル接続を管理します。 12 文字の登録名は、1 つのアドレス・スペースにつき 1 組の接続プールについてのみ使用できます。単一のアドレス・スペースでの固有の登録の数は、使用可能なストレージの量によってのみ制限されます。

登録

BBOA1REG API を使用して、ローカル Liberty サーバーに登録できます。BBOA1REG API は、ローカル Liberty サーバーへの最適化された接続のグループを割り振り、指定した登録名で登録するように要求します。

表 1. BBOA1REG API の構文
API 構文
BBOA1REG BBOA1REG (wolagroupnamepart1, wolagroupnamepart2, wolagroupnamepart3, registername, minconn, maxconn, registerflags, rc, rsn)
BBOA1REG API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
wolagroupnamepart1
参加する、最適化されたローカル・アダプター・グループの名前の最初の部分が入っている入り口変数または入り口定数。これは、正確に 8 文字のヌル終了ストリングでなければならず、参照により受け渡す必要があります。
wolagroupnamepart2
参加する、最適化されたローカル・アダプター・グループの名前の 2 番目の部分が入っている入り口変数または入り口定数。これは、正確に 8 文字の空白埋め込みストリングでなければならず、参照により受け渡す必要があります。
wolagroupnamepart3
参加する、最適化されたローカル・アダプター・グループの名前の 3 番目の部分が入っている入り口変数または入り口定数。これは、正確に 8 文字の空白埋め込みストリングでなければならず、参照により受け渡す必要があります。
registername (入力)
一連のローカル接続を登録するために使用される名前を収容する、入り口変数または入り口定数。 その後の呼び出しで、使用する接続のプールを識別するためにこの名前が必要になります。 この名前は、空白が埋め込まれた正確に 12 文字のストリングである必要があり、デーモン・グループ内の別のクライアントで使用することはできません。このクライアントが複数のデーモン・グループに接続している場合、このクライアントでは registername を一度だけ使用できます。
minconn
この登録で割り振る接続の初期の最小数が入っている整数。アダプターは、登録時に、関連付けられたサーバーとの接続をこの数だけ予約しようとします。
重要: minconn パラメーターが 0 と指定されている場合でも、ターゲット・サーバーにバインドするために少なくとも 1 つの接続が割り振られるため、0 と指定するのは 1 と指定するのと同じです。
maxconn
この登録で割り振る接続の最大数が入っている整数。アダプターは、接続取得 API 要求の際、最小数の接続がすべて使用中の場合には、ローカル接続プールをこの数まで拡張しようとします。
registerflags
登録フラグが入っている 32 ビット・フラグ・ワード。
  • reg_flag_W2Cprop - ビット 31

    reg_flag_W2Cprop フラグは、Liberty サーバーから CICS® へのアウトバウンド・トランザクション・セキュリティーの伝搬を制御します。

  • reg_flag_C2Wprop - ビット 29

    reg_flat_C2Wprop フラグは、呼び出し元タスクでの ID を CICS から Liberty サーバーに伝搬します。CICS からのインバウンド・トランザクションの場合は、このフラグは、ID を判別する方法を制御します。このビットがオン の場合、Liberty サーバー許可プロセスでは CICS アプリケーション・タスク ID が使用されます。このビットがオフ の場合は、CICS 領域 ID が使用されます。

  • reg_flag_trcmod - ビット 0

    要求した登録の最適化ローカル・アダプター・トレース設定を変更する場合は、reg_flag_trcmod フラグを設定します。このフラグを設定しなかった場合、トレース設定への変更は行われず、その登録名またはジョブ名に適用されるシステムのデフォルト設定または事前定義トレース設定が使用されます。

  • reg_flag_trcmore - ビット 1 および reg_flag_trcsome - ビット 2

    reg_flag_trcmod フラグを 1 に設定した場合、reg_flag_trcmore フラグ (詳細なトレースの場合) または reg_flag_trcsome フラグ (粗いレベルのトレースの場合) を設定して、登録のトレースのレベルを指定する必要もあります。reg_flag_trcmod を 1 に設定した場合に、reg_flag_trcmore フラグと reg_flag_trcsome フラグの両方を 0 に設定すると、設定されている事前定義やデフォルトに関係なく、強制的に、登録でトレースが行われなくなります。

BBOA1REG API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 要求された最小接続数が、サーバーの最大接続数に対して検証されます。最小接続数 (minconn) の値を 3 にすると、登録呼び出し時に 3 つの接続が予約されます。ある特定の時点で 3 つよりも多くの接続が要求された場合、接続プールは最大接続数 (maxconn) の値まで増える可能性があります。 サーバーとの接続の合計数が許可されている最大値に達すると、以降は、maxconn 値に達していなくても、そのサーバーに対するすべての接続取得 API 要求が拒否されます。
    重要: 最小接続数の値を設定する際は注意してください。 各接続に対して Liberty サーバーのリソースが予約されるため、特定のインスタンスの場合以外は、大きな値を設定しないでください。
  • 同一のアドレス・スペース、スレッド、または顧客情報管理システム (CICS) タスクで登録 API に対する呼び出しを複数回行うことができますが、登録名を共有することはできません。登録名は固有の名前でなければなりません。
  • この登録を削除し、この登録に関連付けられた接続プールを解放するには、登録抹消 API 呼び出しを使用します。
  • 登録呼び出しを行うアドレス・スペースが終了すると、登録は自動的に終了し、接続が解放されます。
戻りコードと理由コード:
表 2. BBOA1REG API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 4 アダプターがグローバル・トランザクションをサポートしていない環境で、トランザクションの登録フラグが 1 に設定されました。 この設定は無視され、処理は続行されます。
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 登録 API を呼び出す前にこの名前を登録抹消してください。
  12 指定された最小接続数パラメーターが最大値を超えています。 最小接続数の設定は最大値の設定以下にしてください。
  14 登録の作成試行中に共有メモリー不足になりました。 最適化されたローカル・アダプターに対する共有メモリーの割り振りを増やすか、登録抹消呼び出しを発行してリソース使用量を減らしてください。
  74 入力登録名にヌルが含まれています。 登録 API を呼び出す前に、登録名に空白を埋め込んで、名前の長さがちょうど 12 文字になるようにしてください。
 

236

WOLA 名のパート 2 または 3 が空または欠落していました。 BBOA1REG 呼び出しに WOLA 名のパート 2 および 3 が指定されていることを確認してください。
 

480

クライアントは登録関数を起動する許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
 

481

クライアントは zosLocalAdapters サービスの許可関数テーブルを検出できませんでした。 ターゲット・サーバー・インスタンスで zosLocalAdapters フィーチャーが構成されていることを確認してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  14 要求された Liberty サーバーに対してユーザー ID が許可されていません。 要求された Liberty サーバーの CBIND SAF クラスに対してこのユーザー ID が許可されていることを確認してください。
  16 最適化されたローカル・アダプターのグループ名のパート 2 またはパート 3 が見つかりません。 渡されている、最適化されたローカル・アダプターのグループ名パラメーターが有効で、サーバーがアクティブであることを確認してください。
  23 トークンの命名中にエラーが発生しました。 WebSphere Application Server サポート・サイトの問題判別情報を参照してください。
  24 Liberty サーバーの初期ローカル通信接続を確立しているときにエラーが発生しました。 Liberty サーバーの領域ログの、ローカル通信接続呼び出しに関する詳細を参照してください。
  28 この名前で識別された登録は無効です。 指定された登録名は既に登録済みですが、登録が欠落しています。回避策として、登録抹消 API を呼び出してから、登録 API の呼び出しを再度試行してください。問題が解決しない場合は、WebSphere Application Server サポート・サイトの問題判別情報を参照してください。
  68 共有メモリーへの接続が失敗しました。 WebSphere Application Server サポート・サイトの問題判別情報を参照してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
 

232

登録呼び出し中にメモリー不足の状態になりました。 サブプール 0 でメモリーがクライアントに対して使用可能であることを確認してください。BBOA1REG 呼び出しを再試行してください。
 

234

クライアントは Liberty サーバー・インスタンスにバインドできませんでした。 Liberty サーバー・インスタンスが開始したこと、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
 

238

クライアントはターゲット・サーバーの登録を見つけられませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバー・インスタンスが開始したこと、および、 zosLocalAdapters フィーチャーが構成されていることを確認してください。サーバーが停止している場合、開始して、BBOA1REG 呼び出しを再試行してください。

登録抹消

BBOA1URG API を使用して、ローカルの最適化されたローカル・アダプター・グループおよび Liberty サーバーから登録抹消します。
表 3. BBOA1URG API の構文. この API は、指定した登録名を使用して、ローカルの最適化されたローカル・アダプター・グループおよび Liberty サーバーへの最適化された接続のグループを解放するように要求します。
API 構文
BBOA1URG BBOA1URG (registername, unregflags, rc, rsn)
BBOA1URG API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
registername
一連のローカル接続を登録抹消するために使用する名前が入っている入り口変数または入り口定数。値は、空白を埋め込んでちょうど 12 文字でなければならず、また登録 API 呼び出しで使用されているのと同じ名前でなければなりません。
unregisterflags
登録抹消フラグが入っている 32 ビット・フラグ・ワード。
  • 予約済み - ビット 0 から 30
  • 強制 (0|1) - ビット 31

    登録抹消要求を強制する場合は、1 を指定します。デフォルトでは、登録抹消要求は、すべての接続が接続プールに戻されると完了します。一部の接続がプールに戻されていない場合は、呼び出し元へ警告が返されます。登録抹消プロセスは、最後の接続がプールに戻された時点で完了します。登録抹消プロセスの完了を強制し、当該登録の残りのすべての接続ハンドルを無効化する場合は、強制ビットを 1 に設定して 2 回目の登録要求を行います。

BBOA1URG API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 登録抹消 API が呼び出されず、登録呼び出しを行ったアドレス・スペースが終了すると、登録抹消呼び出しが自動的に行われて、接続が解放されます。
  • 登録抹消呼び出しが実行された時点で、この登録でアクティブになっている接続ハンドルはすべて、接続解放 API を使用して接続プールに戻されるまで、引き続き有効となる場合があります。接続ハンドルを強制的にクリーンアップするには、強制フラグを指定して 2 回目の登録抹消呼び出しを実行する必要があります。 これにより、未完了のすべての接続ハンドルが無効になります。
戻りコードと理由コード:
表 4. BBOA1URG API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
  66 登録抹消呼び出しは、すべての接続がプールに戻されるまで遅延します。 登録抹消は、最後の接続が空きプールに戻された時点で完了します。
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録トークン名が存在しません。 この名前の登録抹消 API を呼び出す前に、 この名前が登録されている必要があります。
  64 force オプションは、通常の登録抹消が発行されるまで指定できません。 force オプションを指定せずに登録抹消 API を呼び出してください。
  82 この登録の抹消試行は既に行われています。 前の登録抹消要求が完了するまで待つか、force オプションを指定してこの登録抹消を再発行してください。
 

228

登録が既に再使用されているため、登録抹消呼び出しは完了できませんでした。 アクションは不要です。
 

230

登録抹消強制呼び出しで接続プールをクリーンアップできませんでした。 アクションは不要です。 登録抹消強制呼び出しの使用を回避するには、アプリケーションがすべての接続ハンドルをプールに返してから登録抹消が呼び出されるようにしてください。
 

480

クライアントは登録抹消関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
12 86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

接続取得

この API は、選択された登録名で作成されたプールの使用可能な接続を戻すように要求します。
表 5. BBOA1CNG API の構文
API 構文
BBOA1CNG BBOA1CNG (registername, connectionhandle, waittime, rc, rsn)
BBOA1CNG API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
registername
接続の取り出し元となる接続プールを見つけるために使用する名前が入っている、入り口変数または入り口定数。 この名前は、空白を埋め込んだ正確に 12 文字のストリングである必要があります。
connectionhandle
この接続のアクションに対する後続の要求で受け渡す必要のある 12 バイトの接続ハンドル。
waittime
接続の完了を待機する秒数が入っている整数。この秒数が経過すると、接続使用不可の理由コードが返されます。 値 0 を指定すると、待機時間は発生せず、API は無期限に待機します。waittime パラメーターは、接続プールから WOLA 接続を取得するプロセスにのみ適用されます。接続が取得されると、無制限の待機時間でサーバーから要求を受け取るためにその接続が使用されます。
BBOA1CNG API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 接続取得 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 6. BBOA1CNG API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンが存在しません。 接続取得 API で名前を呼び出す前に、この名前を登録してください。
  10 接続は使用不可です。接続要求を取得する前に、待機時間が期限切れになりました。 アプリケーションの動作はさまざまです。待機して再試行するか、異常終了マクロを発行して、接続取得 API を呼び出したタスクを終了してください。あるいは、登録 API 呼び出しの最大接続数設定値を大きくすることもできます。
  24 登録呼び出しが成功した後、プールから接続を取得中にエラーが発生しました。 サーバーが始動済みであることを確認してください。始動済みでない場合は、サーバーを再始動して API 要求を再試行します。
  28 登録は見つかりましたが、非アクティブです。  
 

224

不完全な登録が見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録抹消し、BBOA1REG サービスを使用して再登録してください。
 

480

クライアントは接続取得関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
 

482

クライアントは、サーバーが再始動された後、ターゲット・サーバー・インスタンスに再接続できませんでした。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録を削除し、BBOA1REG サービスを使用して新しく作成してください。
 

483

クライアントは、サーバーが再始動された後、ターゲット・サーバー・インスタンスに再接続できませんでした。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録を削除し、BBOA1REG サービスを使用して新しく作成してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
 

14

要求された Liberty サーバーに対してユーザー ID が許可されていません。 要求された Liberty サーバーの CBIND SAF クラスに対してこのユーザー ID が許可されていることを確認してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

接続解放

接続解放 API は、接続の取得元となったプールに接続を戻し、別のリクエスターが接続を使用できるようにするよう要求します。
表 7. BBOA1CNR API の構文
API 構文
BBOA1CNR BBOA1CNR (connectionhandle, rc, rsn)
BBOA1CNR API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
connectionhandle
解放して接続プールに戻す、前に取得した接続を示す 12 バイトの接続ハンドル。
BBOA1CNR API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 接続解放 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していること、および解放しようとしている接続を取得するための接続取得 API 呼び出しが正常に完了していることを確認してください。
表 8. BBOA1CNR API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 最適化されたローカル・アダプター・グループおよび Liberty サーバーを検出できません。この接続に関連するすべてのリソースはクリアされています。 なし
8 - エラー - 理由コードを参照  
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態が正しくありません。 接続状態の規則については、API の資料を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求で使用されるクライアント接続ハンドルが無効です。クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
12 86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

要求送信

このタイプの API は、ローカル Liberty サーバーに処理のために要求を送信します。
表 9. BBOA1SRQ API の構文
API 構文
BBOA1SRQ BBOA1SRQ (connectionhandle, requesttype, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, async(0|1), responsedatalen, rc, rsn)
BBOA1SRQ API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
connectionhandle
この要求で使用される 12 バイトの接続ハンドル。
requesttype
処理する作業要求のタイプを示す、要求タイプが入っている整数。サポートされる唯一の値は、ローカル EJB 作業要求の 1 です。
requestservicename
呼び出すサービスの名前が入っている最長 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。このパラメーターは、ローカル・ビジネス・インターフェースの JNDI 名を指定します。
requestservicenamel
開始するサービス名の長さが入っている整数、またはサービス名がヌルで終了する場合は 0 (ゼロ)。
requestdata
送信する要求データの開始アドレスを指す 31 ビット・ポインター。
requestdatalen
送信するデータの長さが入っている 32 ビットの符号なし値。
async(0|1)
応答長がまだ分からなくても呼び出し元に制御を即時に戻す必要があることを示す場合は、async1 に設定します。async0 に設定した場合、現行スレッドは、Liberty サーバーが応答を返すまで待機し、API は responsedatalen 出力パラメーターで応答長を返します。
BBOA1SRQ API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
responsedatalen
応答長が入っている 32 ビットの符号なし値。呼び出し元はこの長さを使用して、データ取得 API が呼び出される前にデータのコピー先のストレージを獲得することができます。async1 に設定して、呼び出し元に即時に制御を戻す必要があることを指示すると、応答が未受信の場合、値は 0xFFFFFFFF に設定されます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 要求送信 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 10. BBOA1SRQ API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを修正し、再試行してください。
  18 要求の長さがシステムしきい値を超えています。  メッセージ・サイズが、Liberty サーバーのサイズでサポートできるよりも大きくなっています。サイズが有効であることを確認してください。サイズが有効な場合、Liberty サーバーのサイズがメッセージ・サイズに対応した十分な大きさであることを確認してください。
  32 API 呼び出し要求タイプが無効です。 要求タイプが無効です。プログラムを修正し、呼び出しを再試行してください。
  34 ターゲット・サービスが見つかりません。 ターゲット・エンタープライズ Bean が入っているアプリケーションがインストールされており、Liberty サーバーのターゲット・サーバーで開始されていることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 要求で使用される接続ハンドルが無効の状態です。接続状態の規則については、API の資料を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 要求で使用されるクライアント接続ハンドルが無効です。クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
  44 ターゲット・エンタープライズ Bean 内で、例外または予期しない状態が発生しました。 Liberty サーバーのログを参照して、例外データを調べてください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
  98 指定された要求バッファーの先頭にアクセスできません。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  100 指定された要求バッファーの終わりにアクセスできません。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

応答送信

この API は、要求に対する応答をローカル Liberty サーバーに戻します。
表 11. BBOA1SRP API の構文
API 構文
BBOA1SRP BBOA1SRP (connectionhandle, responsedata, responsedatalen, rc, rsn)
BBOA1SRP API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
connectionhandle
この応答で使用される 12 バイトの接続ハンドル。
responsedata
送信する応答データの開始アドレスを指す 31 ビット・ポインター。
requestdatalen
送信するデータの長さが入っている 32 ビットの符号なし値。
BBOA1SRP API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 応答送信 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
  • 接続取得 API 呼び出しが正常に完了したこと、およびこの呼び出しの入力としてハンドルが指定されていることを確認してください。
  • 任意要求受信、特定要求受信、またはホスト API 呼び出しが発行されて正常に終了し、接続ハンドルに対応した要求データが返されたことを確認してください。接続は、応答送信 API が有効な状態である必要があります。
戻りコードと理由コード:
表 12. BBOA1SRP API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  18 要求の長さがシステムしきい値を超えています。  メッセージ・サイズが、Liberty サーバーのサイズでサポートできるよりも大きくなっています。サイズが有効であることを確認してください。サイズが有効な場合、Liberty サーバーのサイズがメッセージ・サイズに対応した十分な大きさであることを確認してください。
  34 ターゲット・サービスが見つかりません。 ターゲット・エンタープライズ Bean が入っているアプリケーションがインストールされており、Liberty サーバーのターゲット・サーバーで開始されていることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 要求で使用される接続ハンドルが無効の状態です。接続状態の規則については、API の資料を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 要求で使用されるクライアント接続ハンドルが無効です。クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
  102 指定された応答バッファーの先頭にアクセスできません。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  104 指定された応答バッファーの終わりにアクセスできません。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
 

480

クライアントは応答送信関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

応答例外送信

この API は、応答データが含まれた ResourceException 例外を、ローカル Liberty サーバーの JCA 呼び出し元に戻します。

表 13. BBOA1SRX API の構文
API 構文
BBOA1SRX

BBOA1SRX (connectionhandle, excresponsedata, exresponsedatalen, rc, rsn)

BBOA1SRX API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
connectionhandle
この応答で使用される 12 バイトの接続ハンドル。
excresponsedata
送信する例外応答データの開始アドレスを指す 31 ビット・ポインター。
excresponsedatalen
送信する例外応答データの長さが入っている 32 ビットの符号なし値。例外応答データは、エラーを記述する EBCDIC ストリングです。
BBOA1SRX API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 応答送信呼び出しを使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
  • 接続取得 API 呼び出しが正常に完了したことを確認し、この API 呼び出しの入力としてハンドルを指定してください。
  • 任意要求受信、特定要求受信、またはホスト・サービス API 呼び出しが発行されて正常に終了し、接続ハンドルに対応した要求データが返されたことを確認してください。接続は、応答送信および応答例外送信の各 API が有効な状態でなければなりません。
戻りコードと理由コード:
表 14. BBOA1SRX API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続ハンドルが、解放済みであるか無効な状態です。 有効な接続ハンドルが渡されたことを確認してください。
  16 1 つ以上のパラメーターが無効です。 すべてのパラメーターが有効であることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  18 要求の長さがシステムしきい値を超えています。  メッセージ・サイズが、Liberty サーバーのサイズでサポートできるよりも大きくなっています。サイズが有効であることを確認してください。サイズが有効な場合、Liberty サーバーのサイズがメッセージ・サイズに対応した十分な大きさであることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態が正しくありません。 接続状態の規則については、API の資料を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効です。 クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
  102 指定された応答バッファーの先頭にアクセスできません。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  104 指定された応答バッファーの終わりにアクセスできません。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
 

480

クライアントは例外送信関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

任意要求受信

この API は、渡された登録名について、プール内のすべての接続における要求および関連データをローカル Liberty サーバーから受信します。この API は、要求データの長さおよび接続ハンドルを出力パラメーターとして返します。返された接続ハンドルを使用してデータ取得 API を呼び出すと、受信したメッセージ・データが返されます。

表 15. BBOA1RCA API の構文
API 構文
BBOA1RCA BBOA1RCA (registername, connectionhandle, requestservicename, requestservicenamel, requestdatalen, waittime, rc, rsn)
BBOA1RCA API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
registername
接続の取り出し元となる接続プールを見つけるために使用する名前が入っている、入り口変数または入り口定数。 この値は、空白を埋め込んだ正確に 12 文字のストリングである必要があります。
waittime
接続の完了を待機する秒数が入っている整数。この秒数が経過すると、接続使用不可の理由コードが返されます。 値 0 を指定すると、待機時間は発生せず、API は無期限に待機します。waittime パラメーターは、接続プールから WOLA 接続を取得するプロセスにのみ適用されます。接続が取得されると、無制限の待機時間でサーバーから要求を受け取るためにその接続が使用されます。
BBOA1RCA API は、以下の入力パラメーターまたは出力パラメーターを受け入れます。
requestservicename
サービスの名前が入っている最長 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。このパラメーターは、Liberty サーバー・アプリケーションによって InteractionSpec インターフェースで指定されているターゲット・サービスの名前です。値 * は、現行の登録名を使用して受信されるすべてのサービス名に対する受信要求を示します。
requestservicenamel
開始するサービス名の長さが入っている整数、またはサービス名がヌルで終了する場合は 0
BBOA1RCA API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
connectionhandle
返される 12 バイトの接続ハンドル。また、このハンドルは、後でこの接続に対するアクションを要求するときに渡す必要があります。
requestdatalen
受信するデータの長さが入っている 32 ビットの符号なし値が返されます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • この API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 16. BBOA1RCA API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続は使用不可です。接続要求を取得する前に、待機時間が期限切れになりました。 アプリケーションの動作はさまざまです。待機して再試行するか、異常終了マクロを発行して、接続取得 API を呼び出したタスクを終了してください。あるいは、登録 API 呼び出しの最大接続数設定値を大きくすることもできます。
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを修正し、呼び出しを再試行してください。
  19 ローカル通信サービスの呼び出しでゼロ以外の戻りコードを受け取りました。  
  21 ローカル通信サービスの呼び出しでゼロ以外の戻りコードを受け取りました。  
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求で使用されるクライアント接続ハンドルは無効であると判別されました。クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
 

224

不完全な登録が見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録抹消し、BBOA1REG サービスを使用して再登録してください。
 

226

不完全な接続ハンドルが見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1RCA サービスを使用して要求を再試行してください。
 

480

クライアントは要求受信関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
 

482

クライアントは、サーバーが再始動された後、ターゲット・サーバー・インスタンスに再接続できませんでした。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録を削除し、BBOA1REG サービスを使用して新しく作成してください。
 

483

クライアントは、サーバーが再始動された後、ターゲット・サーバー・インスタンスに再接続できませんでした。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録を削除し、BBOA1REG サービスを使用して新しく作成してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
 

14

要求された Liberty サーバーに対してユーザー ID が許可されていません。 要求された Liberty サーバーの CBIND SAF クラスに対してこのユーザー ID が許可されていることを確認してください。
  24 登録呼び出しが成功した後、プールから接続を取得中にエラーが発生しました。 サーバーが始動済みであることを確認してください。サーバーが始動済みでない場合は、サーバーを再始動して API 要求を再試行します。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

特定要求受信

この API は、指定された接続ハンドルについて、要求および関連データをローカル Liberty サーバーから受信します。API は、出力パラメーターとして要求データ長を返します。指定された接続ハンドルを使用してデータ取得 API を呼び出すと、受信したメッセージ・データが返されます。
表 17. BBOA1RCS API の構文
API 構文
BBOA1RCS BBOA1RCS (connectionhandle, requestservicename, requestservicenamel, requestdatalen, async(0|1), rc, rsn)
BBOA1RCS API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
connectionhandle
受信要求で使用される 12 バイトの接続ハンドル。
async(0|1)
応答長がまだ分からなくても呼び出し元に制御を即時に戻す必要があることを示す場合は、async1 に設定します。async0 に設定した場合、この呼び出しは、Liberty サーバーからの要求の受信を待機します。
BBOA1RCS API は、以下の入力パラメーターまたは出力パラメーターを受け入れます。
requestservicename
サービスの名前が入っている最長 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。このパラメーターは、Liberty サーバー・アプリケーションによって InteractionSpec インターフェースで指定されているターゲット・サービスの名前です。値 * は、現行の登録名を使用して受信されるすべてのサービス名に対するサーバーとして設定することを示します。
requestservicenamel
開始するサービス名の長さが入っている整数、またはサービス名がヌルで終了する場合は 0
BBOA1RCS API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
requestdatalen
受信する要求データの長さが入っている 32 ビットの符号なし値が返されます。呼び出し元はこの長さを使用して、データ取得 API が呼び出される前にデータのコピー先のストレージを獲得することができます。async1 に設定して、呼び出し元に即時に制御を戻す必要があることを指示すると、要求データが未受信の場合、値は 0xFFFFFFFF に設定されます。この場合、インバウンド要求を取得するには、API を再度呼び出す必要があります。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • この API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 18. BBOA1RCS API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続ハンドルが、解放済みであるか不適切な状態です。 有効な接続ハンドルが渡されたことを確認してください。
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを修正し、呼び出しを再試行してください。
  19 ローカル通信サービスの呼び出しでゼロ以外の戻りコードを受け取りました。  
  21 ローカル通信サービスの呼び出しでゼロ以外の戻りコードを受け取りました。  
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態が正しくありません。 接続状態の規則については、API の資料を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効です。 クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
  76 サーバーが稼働していないため、サーバーとの通信を試行して失敗しました。 サーバーを始動して通信を再試行してください。
  78 内部エラーが発生し、それが原因で、接続は処理対象のトランザクションに含まれていなかった要求を選択しました。 接続を接続プールに戻してください。問題が解決しない場合は、WebSphere Application Server サポート・サイトの問題判別情報を参照してください。
  80 この接続でアクティブなトランザクションがタイムアウトになり、別の要求を処理するために接続状態をリセットすることができません。 接続を接続プールに戻してください。問題が解決しない場合は、WebSphere Application Server サポート・サイトの問題判別情報を参照してください。
 

226

不完全な接続ハンドルが見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1CNR サービスを使用して接続を解放し、BBOA1CNG サービスを使用して新しい接続を取得してください。
 

480

クライアントは要求受信関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

応答長受信

応答長受信は、前の要求送信呼び出しからの応答データの長さを取得します。
表 19. BBOA1RCL API の構文
API 構文
BBOA1RCL BBOA1RCL (connectionhandle, async(0|1), responsedatalen, rc, rsn)
BBOA1RCL API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
connectionhandle
この要求で使用される 12 バイトの接続ハンドル。
async(0|1)
応答長が分からなくても呼び出し元に制御を即時に戻す必要があることを示す場合は、async1 に設定します。async0 に設定した場合、この呼び出しは、Liberty サーバーが応答を返すまで待機し、API は responsedatalen パラメーターで応答長を返します。
BBOA1RCL API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
requestdatalen
受信データの長さが入っている 32 ビットの符号なし値が返されます。呼び出し元はこの長さを使用して、データ取得 API が呼び出される前にデータのコピー先のストレージを獲得することができます。async1 に設定すると、応答データが未受信の場合、値は 0xFFFFFFFF に設定されます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • この API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
  • 接続取得 API 呼び出しが正常に完了したこと、およびこの呼び出しの入力としてハンドルが指定されていることを確認してください。
  • この呼び出しを行う前に要求送信 API 呼び出しが正常に完了したことを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 20. BBOA1RCL API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  19 ローカル通信サービスの呼び出しでゼロ以外の戻りコードを受け取りました。  
  21 ローカル通信サービスの呼び出しでゼロ以外の戻りコードを受け取りました。  
  36 接続状態が無効です。 この要求で使用される接続ハンドルが無効の状態であると判別されました。接続状態の規則については、API の資料を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求で使用されるクライアント接続ハンドルは無効であると判別されました。クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
 

226

不完全な接続ハンドルが見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1CNR サービスを使用して接続を解放し、BBOA1CNG サービスを使用して新しい接続を取得してください。
 

480

クライアントは長さ受信関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

メッセージ・データ取得

この API は、受信メッセージ・データをコピーします。この API 呼び出しが戻ると、メッセージは、メッセージ・アダプター・キャッシュから削除されます。
表 21. BBOA1GET API の構文
API 構文
BBOA1GET BBOA1GET (connectionhandle, msgdata, msgdatalen, rc, rsn, rv)
BBOA1GET API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
connectionhandle
この要求で使用される 12 バイトの接続ハンドル。
msgdata
コピー先となるデータ域の開始アドレスを指す 31 ビット・ポインター。このパラメーターが指すストレージは、呼び出し元が書き込むことができるキー内になければなりません。
msgdatalen
コピーするデータの長さが入っている 32 ビットの符号なし値。
BBOA1GET API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
rv
この要求のコンテキスト・バッファーのサイズが入っている 32 ビット整数の戻り値。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 要求送信 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
  • 接続取得 API 呼び出しが正常に完了したこと、およびこの呼び出しの入力としてハンドルが指定されていることを確認してください。
  • API 呼び出し元の入力パラメーター msgdatalen が実際のメッセージ応答よりも大きい場合、戻りコードには 0 が返され、実際のメッセージ長が戻り値に返されます。
  • 重要: メッセージ・データ取得呼び出しが呼び出し元に戻った後、メッセージ・データは存続せず、接続は別の要求の送受信呼び出しに使用できる状態に戻ります。メッセージ・データを取得するため、または応答の長さを受信するための後続の呼び出しにはエラーが返されます。
戻りコードと理由コード:
表 22. BBOA1GET API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求で使用される接続ハンドルが無効の状態であると判別されました。接続状態の規則については、API の資料を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求で使用されるクライアント接続ハンドルは無効であると判別されました。クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
  48 ローカル通信の読み取り要求でエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
  72 応答長入力パラメーターが、応答メッセージを格納するのに十分な大きさではありません。 メッセージの一部分のみが返されます。残りは破棄されます。メッセージ応答のサイズについては、戻り値を参照してください。
  98 指定された要求バッファーの先頭にアクセスできません。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  100 指定された要求バッファーの終わりにアクセスできません。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  102 指定された応答バッファーの先頭にアクセスできません。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  104 指定された応答バッファーの終わりにアクセスできません。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
 

226

不完全な接続ハンドルが見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1CNR サービスを使用して接続を解放し、BBOA1CNG サービスを使用して新しい接続を取得してください。
 

480

クライアントはデータ取得関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

起動

この API は、下層にある他のプリミティブ API 関数を使用して、ローカル Liberty サーバーでメソッドを呼び出します。これは、応答出力域の最大サイズが事前にわかっている状況で使用するように設計されています。
表 23. BBOA1INV API の構文
API 構文
BBOA1INV BBOA1INV (registername, requesttype, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, responsedata, responsedatalen, waittime, rc, rsn, rv)
BBOA1INV API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
registername
この呼び出し用の接続を取り出す接続プールを見つけるために使用する名前が入っている、入り口変数または入り口定数。この値は、空白を埋め込んだ正確に 12 文字のストリングである必要があります。
requesttype
処理する作業要求のタイプを示す、要求タイプが入っている整数。サポートされる唯一の値は、ローカル EJB 作業要求の 1 です。
requestservicename
呼び出すサービスの名前が入っている最長 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。このパラメーターは、ローカル・ビジネス・インターフェースの JNDI 名を指定します。
requestservicenamel
開始するサービス名の長さが入っている整数、またはサービス名がヌルで終了する場合は 0
requestdata
送信する要求データの開始アドレスを指す 31 ビット・ポインター。
requestdatalen
送信する要求データの長さが入っている 32 ビットの符号なし値。
responsedata
コピー先となる応答データ域の開始アドレスを指す 31 ビット・ポインター。このパラメーターが指すストレージは、呼び出し元が書き込むことができるキー内になければなりません。
responsedatalen
送信する応答データの長さが入っている 32 ビットの符号なし値。
waittime
接続の完了を待機する秒数が入っている整数。この秒数が経過すると、接続使用不可の理由コードが返されます。 値 0 (ゼロ) を指定すると、タイムアウトは発生せず、この API は無期限に待機します。 waittime パラメーターは、接続プールから WOLA 接続を取得するプロセスにのみ適用されます。接続が取得されると、無制限の待機時間でサーバーから要求を受け取るためにその接続が使用されます。
BBOA1INV API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
rv
受信されて呼び出し元の応答域にコピーされたメッセージ・データのサイズが入っている 32 ビット整数の戻り値。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 要求送信 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
  • API 呼び出し元の入力パラメーター responsedatalen が実際のメッセージ応答よりも大きい場合、戻りコードには 0 (ゼロ) が返され、実際のメッセージ長が戻り値に返されます。
戻りコードと理由コード:
表 24. BBOA1INV API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンが存在しません。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続は使用不可です。接続要求を取得する前に待機時間が期限切れになりました。 アプリケーションの動作はさまざまです。待機して再試行するか、この失敗した起動 API 呼び出しを受け入れてください。もう 1 つの方法として、登録 API 呼び出しで最大接続数の設定値を大きくすることができます。
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを修正し、呼び出しを再試行してください。
  18 応答の長さがシステムしきい値を超えました。  メッセージ・サイズが、Liberty サーバーのサイズでサポートできるよりも大きくなっています。サイズが有効であることを確認してください。サイズが有効な場合、Liberty サーバーのサイズがメッセージ・サイズに対応した十分な大きさであることを確認してください。
  19 ローカル通信サービスの呼び出しでゼロ以外の戻りコードを受け取りました。  
  21 ローカル通信サービスの呼び出しでゼロ以外の戻りコードを受け取りました。  
24 登録呼び出しが正常に終了した後、プールから接続を取得中にエラーが発生しました。 サーバーが始動済みであることを確認してください。始動済みでない場合は、サーバーを再始動して API 要求を再試行します。
  26 グローバル・トランザクションが開始できません。  
  28 登録は見つかりましたが、非アクティブです。  
  32 API 呼び出しの要求タイプが無効です。 要求タイプ・パラメーターが無効です。 プログラムを修正し、呼び出しを再試行してください。
  34 ターゲット・サービスが見つかりません。 ターゲット・エンタープライズ Bean が入っているアプリケーションがインストールされており、ターゲット Liberty サーバーで開始されていることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求で使用される接続ハンドルが無効の状態であると判別されました。接続状態の規則については、API の資料を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求で使用されるクライアント接続ハンドルは無効であると判別されました。クライアント接続ハンドルの情報については、API の資料を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
  44 ターゲット・エンタープライズ Bean で例外または予期しない条件が発生しました。 Liberty サーバーのログを参照して、例外データを調べてください。
  46 ローカル通信の要求送信でエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを参照してエラーを判別してください。
  48 ローカル通信の読み取り要求でエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
  72 応答長入力パラメーターが、応答メッセージを格納するのに十分な大きさではありません。 メッセージの一部分のみが返されます。残りは破棄されます。メッセージ応答のサイズについては、戻り値を参照してください。
  98 指定された要求バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  100 指定された要求バッファーの終わりにアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  102 指定された応答バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  104 指定された応答バッファーの終わりにアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
 

224

不完全な登録が見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録抹消し、BBOA1REG サービスを使用して再登録してください。
 

226

不完全な接続ハンドルが見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1INV サービスを使用して要求を再試行してください。
 

480

クライアントは起動関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
 

482

クライアントは、サーバーが再始動された後、ターゲット・サーバー・インスタンスに再接続できませんでした。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録を削除し、BBOA1REG サービスを使用して新しく作成してください。
 

483

クライアントは、サーバーが再始動された後、ターゲット・サーバー・インスタンスに再接続できませんでした。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録を削除し、BBOA1REG サービスを使用して新しく作成してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
 

14

要求された Liberty サーバーに対してユーザー ID が許可されていません。 要求された Liberty サーバーの CBIND SAF クラスに対してこのユーザー ID が許可されていることを確認してください。
  24 登録呼び出しが正常に行われた後で、接続プールから接続を取得しているときにエラーが発生しました。 サーバーが始動済みであることを確認してください。サーバーが始動済みでない場合は、サーバーを再始動して API 要求を再試行します。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

ホスト・サービス

ホスト・サービス API は、下層にある他のプリミティブ API 関数を使用して、ネイティブ言語の z/OS プログラムを、ローカル Liberty サーバーからの最適化ローカル・アダプター呼び出しのサーバーおよびターゲットとしてセットアップします。この API は、この API を呼び出す前に要求域の最大サイズが分かっている場合に使用します。
表 25. BBOA1SRV API の構文
API 構文
BBOA1SRV BBOA1SRV (registername, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, connectionhandle, waittime, rc, rsn, rv)
BBOA1SRV API は、以下の入力パラメーターを受け入れます。
registername
この呼び出し用の接続を取り出す接続プールを見つけるために使用する名前が入っている、入り口変数または入り口定数。この値は、空白を埋め込んだ正確に 12 文字のストリングである必要があります。
requestdata
受信する要求データの開始アドレスを指す 31 ビット・ポインター。このパラメーターが指すストレージは、呼び出し元が書き込むことができるキー内になければなりません。
requestdatalen
メッセージを受信するデータ域の長さが入っている 32 ビットの符号なし値。
connectionhandle
呼び出し元に返される 12 バイトの接続ハンドル。このハンドルは、この要求に対する応答を送信するために使用されます。
waittime
接続の完了を待機する秒数が入っている整数。この秒数が経過すると、接続使用不可の理由コードが返されます。 値 0 (ゼロ) を指定すると、タイムアウトは発生せず、API は無期限に待機します。waittime パラメーターは、接続プールから WOLA 接続を取得するプロセスにのみ適用されます。接続が取得されると、無制限の待機時間でサーバーから要求を受け取るためにその接続が使用されます。
BBOA1SRV API は、以下の入力パラメーターまたは出力パラメーターを受け入れます。
requestservicename
サービスの名前が入っている最長 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。このパラメーターは、Liberty サーバー・アプリケーションによって InteractionSpec インターフェースで指定されているターゲット・サービスの名前です。値 * は、現行の登録名を使用して受信されるすべてのサービス名に対するサーバーとして設定することを示します。
requestservicenamel
開始するサービス名の長さが入っている整数、またはサービス名がヌルで終了する場合は 0
BBOA1SRV API は、以下の出力パラメーターを受け入れます。
rc
この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。
rsn
この呼び出しの失敗の理由を示す整数の理由コード。
rv
受信されて呼び出し元の応答域にコピーされたメッセージ・データのサイズが入っている 32 ビット整数の戻り値。
使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された Liberty サーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • この API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 API 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
  • API 呼び出し元の入力パラメーター requestdatalen が実際のメッセージ応答よりも大きい場合、戻りコードには 0 (ゼロ) が返され、実際のメッセージ長が戻り値に返されます。
  • このホスト・サービス呼び出しに対するすべての応答で、応答送信 API を使用して、返された接続ハンドルを指定する必要があります。
戻りコードと理由コード:
表 26. BBOA1SRV API の戻りコードと理由コード
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 警告 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続ハンドルが解放された状態にあります。 正しい接続ハンドルが渡されるようにしてください。
  12 接続ハンドルが、登録名内にある接続の中にありません。 プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  18 応答の長さがシステムしきい値を超えました。  メッセージ・サイズが、Liberty サーバーのサイズでサポートできるよりも大きくなっています。サイズが有効であることを確認してください。サイズが有効な場合、Liberty サーバーのサイズがメッセージ・サイズに対応した十分な大きさであることを確認してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 ローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないか、Liberty サーバー・ログを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信でエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
  48 ローカル通信の読み取り要求でエラーが発生しました。 Liberty サーバーのログを確認してエラーを判別してください。
  72 応答長入力パラメーターが、応答メッセージを格納するのに十分な大きさではありません。 メッセージの一部分のみが返されます。残りは破棄されます。メッセージ応答のサイズについては、戻り値を参照してください。
  98 指定された要求バッファーの先頭にアクセスできません。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
  100 指定された要求バッファーの終わりにアクセスできません。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認してください。
 

224

不完全な登録が見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録抹消し、BBOA1REG サービスを使用して再登録してください。
 

226

不完全な接続ハンドルが見つかりました。 これは予期しない状態です。BBOA1SRV サービスを使用して要求を再試行してください。
 

480

クライアントはホスト関数を呼び出す許可を得られませんでした。 これは予期しない状態です。ターゲット・サーバーが稼働中であること、および、サーバー・インスタンスに zosLocalAdapters サービスが構成されていることを確認してください。
 

482

クライアントは、サーバーが再始動された後、ターゲット・サーバー・インスタンスに再接続できませんでした。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録を削除し、BBOA1REG サービスを使用して新しく作成してください。
 

483

クライアントは、サーバーが再始動された後、ターゲット・サーバー・インスタンスに再接続できませんでした。 これは予期しない状態です。BBOA1URG サービスを使用して登録を削除し、BBOA1REG サービスを使用して新しく作成してください。
12 10 API は、選択した最適化されたローカル・アダプター・グループを検出できませんでした。 Liberty サーバーとターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
 

14

要求された Liberty サーバーに対してユーザー ID が許可されていません。 要求された Liberty サーバーの CBIND SAF クラスに対してこのユーザー ID が許可されていることを確認してください。
  86 Liberty サーバーのマスター BGVT を検出できません。 Liberty サーバーが現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージで始動されていません。最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、サーバーを始動してください。
  88 Liberty サーバーのマスター・クライアント・スタブ・テーブルを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 Liberty サーバーの最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットを検出できません。 Liberty サーバーは、現在の z/OS オペレーティング・システム・イメージ上で始動されましたが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上の Liberty サーバーと互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

Java EE Connector Architecture (JCA) アダプター API

Liberty サーバーからバッチ・プログラムまたはサブシステムへの呼び出しの場合、Liberty サーバー・アプリケーションは標準の JCA API を使用します。以下のインターフェースは、最適化されたローカル・アダプターで使用するために、カスタマイズされています。
  • ConnectionSpec
  • InteractionSpec
  • レコード入出力

ConnectionSpec

ConnectionSpec インターフェースを使用して、接続ファクトリーから接続を取得する際に接続固有のパラメーターを渡します。これらのパラメーターは、接続ファクトリーに定義されている同じ名前のパラメーターをオーバーライドできます。最適化されたローカル・アダプターの場合、このインターフェースは、com.ibm.websphere.ola.ConnectionSpecImpl クラスとして実装されます。ConnectionSpecImpl クラスにより、通信対象の最適化されたローカル・アダプターの登録名を指定できます。

CICS リンク・サーバーと通信する際に、ConnectionSpecImpl クラスは、リンク・サーバーが使用している値をオーバーライドするために使用できるメソッドを提供します。例えば、リンク・サーバー起動トランザクションの 4 文字のトランザクション ID (BBO#) を指定できます。また、要求データの保管先を CICS COMMAREA オブジェクトと CONTAINER オブジェクトのいずれにするのかを指定できます。

ConnectionSpecImpl クラスのメソッドについては、生成された API の資料を参照してください。

InteractionSpec

InteractionSpec インターフェースを使用して、接続されているリソース・アダプター・インスタンスへの要求固有のパラメーターを指定します。最適化されたローカル・アダプターの場合、このインターフェースは、com.ibm.websphere.ola.InteractionSpecImpl クラスとして実装されます。InteractionSpecImpl クラスを使用して、アプリケーションの通信先となるサービス名を設定できます。サービス名は、接続の取得時に指定された登録名によってホストされます。

InteractionSpecImpl クラスのメソッドについては、生成された API の資料を参照してください。

レコード入出力

Record インターフェースを使用して、接続されているリソース・アダプター・インスタンスに要求データおよび応答データを渡します。最適化されたローカル・アダプターは、Record インターフェースの 2 つの実装 IndexedRecord および MappedRecord を提供します。アプリケーションが使用している JCA 接続インスタンスから RecordFactory への参照を取得することで、両実装を作成できます。

バッチまたは UNIX System Services プログラムにデータを渡す場合、あるいは COMMAREA または単一の CONTAINER オブジェクトを使用して CICS と通信する場合には、IndexedRecord オブジェクトを使用します。バイト配列 (byte[]) を IndexRecord オブジェクトに追加して、プログラムが要求で送信するデータを表します。受信した応答も IndexedRecord オブジェクトに入ります。IndexedRecord オブジェクトから最初の項目を取得し、バイト配列にキャストすることで、応答データを取得できます。

複数の CONTAINER オブジェクトで CICS にデータを渡す場合、 MappedRecord オブジェクトを使用します。MappedRecord オブジェクトには、Map オブジェクトが保管する内容と同様の名前と値のペアが含まれます。名前と値のペアにおいて、名前は、データの転送先のコンテナーの名前であり、値は、バイト配列 (byte[]) として指定された実際のデータです。MappedRecord オブジェクトを使用して要求を送信した場合、応答も MappedRecord オブジェクトを使用して戻されます。応答には、応答データと関連データが含まれていた各コンテナーの名前が含まれています。


トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック

ファイル名: rwlp_dat_olaapis.html