コマンド・ユーティリティーを使用して、Liberty のインストールの整合性を検証することができます。
このタスクについて
Liberty をインストールしたら、インストールが正常に完了し、必要なフィーチャーまたはインテリム・フィックスがすべてインストールされたことを確認する必要があります。
productInfo コマンドには、以下のタスクを実行するためのさまざまなオプションがあります。
- APAR フィックスと現行インストール済み環境との差異を比較します。
- サーバー・インストール済み環境と各フィーチャーに対して MD5 チェックサム・ファイルを妥当性検査します。
- 現行インストール済み環境のバージョン情報を検証します。
- 現行インストール済み環境のフィーチャー・リストを検証します。
手順
- productInfo compare コマンドを実行して、APAR フィックスと現行インストール済み環境との差異を比較します。 例えば、以下のコマンドは、現行 Liberty インストール済み環境と、newInstall.jar ファイルに含まれているバージョンを比較し、結果を compareOutput.txt ファイルに出力します。
productInfo compare --target=C:¥wlp¥newInstall.jar --output=C:¥wlp¥compareOutput.txt
- productInfo validate コマンドを実行して、サーバー・インストール済み環境と各フィーチャーについて MD5 チェックサム・ファイルを検証します。 フィーチャーが有効でない場合は、コマンドはエラーを出力し、影響されるフィーチャーのマニフェスト・ファイルをリストします。以下の例は、現行インストール済み環境のフィーチャーを検証し、結果を validate.txt ファイルに出力します。
productInfo validate --output=C:¥wlp¥validate.txt
- productInfo version コマンドを実行して、現行インストール済み環境のバージョン情報を検証します。 例えば、以下のコマンドは、インストールされているバージョンに関する詳細情報を version.txt ファイルに出力します。
productInfo version --verbose --output=C:¥wlp¥version.txt
- productInfo featureInfo コマンドを実行して、現行インストール済み環境のフィーチャー・リストを検証します。 例えば、以下のコマンドは、インストールされているフィーチャーおよびそのバージョンのリストを featureInfo.txt ファイルに出力します。
productInfo featureInfo --output=C:¥wlp¥featureInfo.txt