z/OS Connect のセットアップ

z/OS® Connect フィーチャーは、WebSphere® Application Server for z/OS Liberty 環境で稼働し、Liberty リポジトリーからインストールされます。

始める前に

IBM® Installation Manager を使用して、WebSphere Application Server バージョン 8.5.5.2 の Liberty を以下の暫定修正とともにインストールします。
  • 8.5.5.2-WS-WLP-OS390-IFPI18279
  • 8.5.5.2-WS-WLP-OS390-IFPI18379

IBM Fix Central からインテリム・フィックスをダウンロードするか、サービス・リポジトリーからインテリム・フィックスを直接インストールします。

IBM Installation Manager を使用して、WebSphere Application Server バージョン 8.5.5.3 以降の Liberty をインストールします。

LibertyfeatureManager コマンドを使用して、Liberty リポジトリーから z/OS Connect フィーチャーをインストールします。このコマンドには、Liberty のファイル・システムに対する読み取り/書き込み権限が必要です。Liberty リポジトリーから新しいフィーチャーを追加するには、Liberty のファイル・システムを読み取り/書き込み可能にするか、読み取り/書き込み権限を持つ別のファイル・システムにコンテンツをコピーすることができます。

このタスクについて

LibertyfeatureManager コマンドを使用して、 Liberty リポジトリーから z/OS Connect フィーチャーをインストールできます。 このコマンドには、Liberty のファイル・システムに対する読み取り/書き込み権限が必要です。Liberty リポジトリーから新しいフィーチャーを追加するには、Liberty のファイル・システムを読み取り/書き込み可能にするか、読み取り/書き込み権限を持つ別のファイル・システムにコンテンツをコピーすることができます。

手順

  1. Liberty がインストールされているディレクトリーの bin サブディレクトリーに移動します。このディレクトリーの読み取り/書き込み権限が有効になっていなければなりません。
    cd ${wlp.install.dir}/bin
  2. featureManager コマンドを使用して、 z/OS Connect フィーチャーをインストールします。
    featureManager install zosConnect-1.0 
    このフィーチャーは、オンラインの Liberty リポジトリーからダウンロードしてインストールします。Liberty リポジトリーからフィーチャーを取得するには、インターネットにアクセスできなければなりません。
  3. このフィーチャーをバージョン 8.5.5.2 の Liberty にインストールする場合、WebSphere Liberty インストール・ディレクトリーから以下のコマンドを実行して、必要なファイル許可を設定します。 chmod ugo+rx bin/zosConnect/bbgls2js および chmod ugo+rx bin/zosConnect/bbgjs2ls
  4. これで、z/OS Connect フィーチャーのサポートを有効にしたい Liberty サーバーの server.xml ファイルのフィーチャー・マネージャー・リストに、このフィーチャーを追加することができます。
    <server description="z/OS Connect Liberty Server">   
    	<featureManager>
    		<feature> zosConnect-1.0</feature>   
    	</featureManager></server>
  5. (オプション)
    1. WebSphere 最適化ローカル・アダプター (WOLA) を使用する場合は、 featureManager コマンドを使用して、最適化ローカル・アダプター・フィーチャーをインストールします。
      featureManager install zosLocalAdapters-1.0 

      詳しくは、Liberty リポジトリーのアセットのインストールを参照してください。

      このフィーチャーは、Liberty リポジトリーからダウンロードしてインストールします。Liberty リポジトリーからフィーチャーを取得するには、インターネットにアクセスできなければなりません。

    2. server.xml ファイルを更新して、Liberty サーバーから外部アドレス・スペースのアプリケーションへのアウトバウンド・コールに WOLA を使用可能にします。
      • Liberty サーバーへの接続にクライアントが使用する、3 つのパートから成る WOLA グループ名を定義した zosLocalAdapters エレメントを追加します。

      • 接続ファクトリー・エレメントを追加し、JNDI 名を指定します。 詳しくは、Liberty サーバー環境での最適化ローカル・アダプターの使用可能化に関する文書を参照してください。

      <server>  
      	<featureManager>  
      		<feature>zosConnect-1.0</feature>  
      		<feature>zosLocalAdapters-1.0</feature>  
      	</featureManager>   
      
      <!-- Local adapters connection factory definition -->  
      	<authData id="cauth1" user="user1" password="{xor}LDo8Ki02KyY="/>  
      	<connectionFactory id="wolaCF" jndiName="eis/ola" containerAuthDataRef="cauth1" >  
      		<properties.ola/>  
      	</connectionFactory>   
      
      <!-- Provide WOLA server identity -->  
      	<zosLocalAdapters wolaGroup="LIB1" wolaName2="LIB2" wolaName3="LIB3" />  
      </server> 

タスクの結果

これで、server.xml 構成に z/OS Connect サービス・エレメントを追加する準備ができました。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_zconnect_install_config.html