WebSphere Developer Tools を使用してアクセスできるように、Docker コンテナー内のリモート Liberty サーバーをセットアップすることができます。このセットアップを完了すると、WebSphere Developer Tools を使用してリモート Liberty サーバーの構成と始動を行えるようになります。
始める前に
- Cloud Foundry コマンド・ライン・インターフェース (CLI)、および Bluemix® コンテナー・サービス用 Cloud Foundry プラグインをインストールします。
インストールについて詳しくは、IBM Cloud コンテナー・サービス・プラグインを参照してください。
- IBM® Cloud アカウントにログインして、組織とスペースを選択した後、IBM Cloud コンテナー・サービスにログインします。
アカウントへのログインについて詳しくは、CLI へのログインを参照してください。
手順
- リモート Liberty サーバーの bin ディレクトリーに移動します。
デフォルトでは、bin ディレクトリーは /opt/ibm/wlp ディレクトリーにあります。
- Docker コンテナー内のリモート Liberty サーバーにアクセスするため、リモート Liberty サーバーの bin ディレクトリーから次のコマンドを実行します。
docker exec -i ContainerID configUtility install remoteAdministration --vadminUser=Username --vadminPassword=Password --vkeystorePassword=KeystorePassword
要確認: コンテナー ID は docker ps コマンドを使用して把握できます。
configUtility コマンドについて詳しくは、Liberty: configUtility コマンドを参照してください。
- スクリプトによって構成スニペットが表示されたら、それを server.xml ファイルにコピーします。
- server.xml ファイル内の <remoteFileAccess> パラメーターを、その内容を次のテキストに置き換えることによって指定します。
<writeDir>${server.output.dir}</writeDir>
<writeDir>${wlp.user.dir}</writeDir>
- オプション: Docker コンテナー内のリモート Liberty サーバーを保護するため、鍵ストア・プロパティーを変更します。
デフォルトでは、鍵ストア・プロパティーは次のようなエレメントです。
<!-- TODO: Set the SSL keystore password -->
<keyStore id="defaultKeyStore" password="Liberty" />
- 鍵ストア・プロパティーを変更するため、リモート Liberty サーバーの bin ディレクトリーから次のコマンドを実行します。
docker exec -i ContainerID securityUtility createSSLCertificate --server=ServerName --password=keystorePassword
鍵ストア・パスワードが既に設定されていた場合は、LibertyInstallDirectory/usr/servers/ServerName/resources/security/key.jks ファイルを削除して、再度 securityUtility コマンドを実行します。
- スクリプトによってセキュリティー・エレメントが表示されたら、それをクリップボードにコピーします。
- server.xml ファイル内の鍵ストア・エレメントを、コピーしたセキュリティー・エレメントに置き換えます。
- server.xml ファイルを保存します。
次のタスク
Docker コンテナー内にあるリモート Liberty サーバーの構成と始動を行うことができます。
リモート Liberty サーバーの構成と始動について詳しくは、『開発者ツールを使用したリモート Liberty サーバーの作成』を参照してください。