ランチパッドを使用した Liberty インストールの開始

ランチパッド・コンソールは、WebSphere® Application Server Liberty をインストールする開始点です。

始める前に

  • ランチパッドは Web アプリケーションです。ランチパッドを使用する前に、サポートされる Web ブラウザーが必要です。ランチパッドは以下のブラウザーをサポートしています。
    • For AIX platformsFor HP UNIX platformsFor LINUX platformsFor Solaris platformsMozilla Firefox バージョン 3.5 以降
    • For Windows platformsInternet Explorer バージョン 6.0 Service Pack 2 以降
  • 上記サポート対象の Web ブラウザーのいずれか 1 つがインストールされていない場合は、インストールします。
  • For AIX platformsFor HP UNIX platformsFor LINUX platformsFor Solaris platformsランチパッド・アプリケーションを使用するには、 Bash シェル・パッケージをインストールする必要があります。Bash シェルをインストールする必要がありますが、 launchpad.sh コマンドの実行に Bash シェルを使用する必要はありません。HP-UX、Linux、 または Solaris オペレーティング・システムで Bash シェルをインストールせずに DVD からランチパッド・アプリケーションを実行しようとすると、 Bash インタープリターが見つからないことを示すエラー・メッセージを出してランチパッドは失敗します。 AIX® でイメージからランチパッド・アプリケーションを実行しようとすると、 現行のブラウザーがサポートされないことを示すエラー・メッセージを出してランチパッドは失敗します。 AIX オペレーティング・システム用の Bash パッケージは、 IBM® AIX Toolbox に組み込まれています。
ランチパッドで実行可能な作業の例:
  • ランチパッドは、Installation Manager の管理者モードまたは非管理者 (ユーザー) モードでのインストールをサポートします。
  • ランチパッドは、管理者モードまたは非管理者 (ユーザー) モードで Installation Manager を以前のバージョンからアップデートすることをサポートします。
ランチパッドが実行できないことの例:
  • ランチパッドは、グループ・モードでのインストールをサポートしません。
  • ランチパッドは、カスタム・アプリケーション・データ・ロケーションを使用したインストールも更新もサポートしません。
制約事項: ランチパッドをリモートから実行して製品をインストールすることはできません。 ランチパッドのローカルでの使用のみがサポートされています。

このタスクについて

ランチパッドは、インストール (起動) できる製品ディスクまたは製品イメージ上の コンポーネントを識別します。

ランチパッドは、アプリケーション・サーバー環境のインストールに関する単一の参照ポイントです。 別のディスクまたはイメージにある製品リポジトリーを参照するリンクをクリックすると、 そのディスクの挿入またはそのイメージの参照を求めるプロンプトが表示されます。

手順

  1. ランチパッドを開始します。
    ランチパッド・プログラムは、製品ディスクのルート・ディレクトリーで使用できます。 ランチパッドは、製品ディスクのディレクトリーに移動して、ルート・ディレクトリーからコマンドをローカルで実行する代わりに、完全修飾コマンドを使用して手動で開始することができます。
    • For AIX platformsFor HP UNIX platformsFor LINUX platformsFor Solaris platforms必要に応じて、ディスク・ドライブをマウントしてください。
    • シェル・ウィンドウを開き、完全修飾 launchpad コマンドを実行してランチパッドを開始します。
      For Windows platformsヒント: キーボードを使用してナビゲートする必要がある場合は、Web ブラウザーに Mozilla Firefox を使用して、以下のコマンドでランチパッドを開始します。
      launchpad_a11y.exe
    For Windows platforms注: Windows 2003、 Windows Vista、Windows Server 2008、 Windows 7 などの一部の Windows オペレーティング・システムには、 非トラステッドのファイルまたはアプリケーションからトラステッド・ファイルへのアクセスを拒否する、より制限的なセキュリティー・ポリシーが実装されています。 ランチパッド・アプリケーションが信頼できないプログラムとして実行されていると、 JavaScript の「アクセスは拒否されました」エラーを受け取り、 その後でアプリケーションが停止します。ダウンロードされたイメージは自動的にブロックされるため、 ランチパッドが正常にファイルにアクセスできるようにファイルのブロックを解除してください。イメージを解凍する前に、イメージ・ファイルを右クリックして「プロパティ」を選択し、「プロパティ」パネルが開いたら、セキュリティー・セクションを見つけて「ブロックの解除 (Unblock)」ボタンをクリックします。これで、イメージを解凍して、ランチパッド・アプリケーションを実行できます。
    ランチパッドは、マシンのロケール設定の言語で開きます。
  2. ランチパッドを使用して、以下の Liberty 関連のタスクを実行します。
    • ウェルカム・ページを表示し、IBM WebSphere Application Server 製品資料および IBM Education Assistant へのリンクにアクセスします。
    • IBM Installation Manager インストールを起動し、IBM Installation Manager の製品資料にアクセスします。
    • IBM Packaging Utility インストールを起動し、IBM Installation Manager 製品資料の Packaging Utility の情報にアクセスします。
    • Installation Manager を起動して WebSphere Application Server Liberty をインストールし、製品資料のインストールの手順にアクセスします。
    • Installation Manager を起動して IBM HTTP Server をインストールし、製品資料のインストールの手順にアクセスします。
    • Installation Manager を起動して Web Server Plug-ins for IBM WebSphere Application Server をインストールし、製品資料のインストールの手順にアクセスします。
    • Installation Manager を起動して WebSphere Customization Toolbox をインストールし、製品資料のインストールの手順にアクセスします。
    • IBM Support Assistant の最新バージョンにアクセスします。
    • Installation Manager を起動して、IBM WebSphere Adapters をインストールします。

タスクの結果

この手順を実行すると、ランチパッドを使用して、インストールを 開始し、ブラウザーを介して情報にアクセスすることができます。

トラブルシューティング

ランチパッドは開始できるが、リンクをクリックしてもランチパッドのページに解決されない場合は、ディスク・ドライブに間違ったメディアが入っている可能性があります。 メディアが正しいかどうかを確認してください。

ランチパッドの表示を 妨げているエラーを訂正するには、以下の手順を使用します。次に、 ランチパッドを再び開始してみてください。
  1. 製品ディスクにアクセスできない場合は、製品ディスクを挿入します。
  2. For AIX platformsFor HP UNIX platformsFor LINUX platformsFor Solaris platformsAIX または Linux などのプラットフォームでは、 必要に応じてドライブをマウントします。
  3. ご使用のブラウザーで JavaScript 機能を使用可能にします。
    Mozilla Firefox の場合: 「ツール」 > 「オプション」 > 「コンテンツ」をクリックします。
    • 「Java を使用可能にする」を選択します。
    • 「JavaScript を使用可能にする」を選択します。
    • 「拡張」をクリックし、スクリプトを次のように許可します (ボックスをすべて選択します)。

    For Windows platformsInternet Explorer の場合: 「ツール」 > 「インターネット オプション」 > 「セキュリティ」 > 「レベルのカスタマイズ」 > 「スクリプト」 > 「アクティブスクリプト」 > 「有効にする」とクリックします。

  4. launchpad コマンドを実行して、ランチパッドを再始動します。

この手順を実行してもランチパッド・リンクが動作しない場合は、Installation Manager を起動し、 適切なリポジトリーでそれを指示して、オファリングをインストールします。

For distributed platforms

次のタスク

分散オペレーティング・システムでの Liberty のインストールとアンインストールに 進み、アプリケーション・サービス提供環境のインストールを継続します。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_ins_launch.html