ビデオ: Configuring a Liberty auto-scalable cluster for JVM (JVM の融通性のための Liberty 自動スケーラブル・クラスターの構成)

以下は、「Configuring a Liberty auto-scalable cluster for JVM elasticity (JVM の融通性のための Liberty 自動スケーラブル・クラスターの構成)」ビデオのトランスクリプトです。このビデオは、 Java 仮想マシン (JVM) の融通性をサポートする集合の構成方法について 説明しています。このトランスクリプトは、ビデオのストーリーボードです。音声は、ナレーションとキャプションを記述しています。画面上のアクションは、ビデオに表示される内容を記述したものです。

ビデオ Configuring a Liberty auto-scalable cluster for JVM elasticity

表 1. タイトル・ページ. タイトルの後に、リソースの使用に基づいたサーバーの自律型の開始と停止を説明するアニメーションを表示します。
場面 音声 画面上のアクション
1 このビデオは、Java 仮想マシン (JVM) の融通性をサポートする Liberty 集合の構成方法を説明しています。 タイトル「Configuring a Liberty auto-scalable cluster for JVM elasticity (JVM の融通性のための Liberty 自動スケーラブル・クラスターの構成)」を表示します。
2 JVM の融通性をサポートしているため、Liberty スケーリング・コントローラーはリソースの使用に基づいてクラスター・メンバーを開始したり停止したりすることができます。リソースの使用率が上がると、スケーリング・コントローラーはクラスター・メンバーを開始します。リソースの使用率が下がると、スケーリング・コントローラーはクラスター・メンバーを停止します。クラスター・メンバーをホストするコンピューター上の IBM Java Development Kit (JDK) は、リソースの使用率に基づいてデータを提供します。 クラスター・メンバー・サーバーを停止および開始する スケーリング・コントローラーのアニメーションを表示します。リソースの使用率が上がると、 スケーリング・コントローラーはメンバー・サーバーを開始します。リソースの使用率が下がると、 スケーリング・コントローラーはメンバー・サーバーを停止します。
表 2. スケーリング・コントローラーを構成するデモ. scalingController-1.0 フィーチャーを集合コントローラーの server.xml ファイルに追加する操作を示します。
場面 音声 画面上のアクション
3 自動スケーラブル・クラスターをセットアップするには、少なくとも 2 つの メンバー・サーバーが参加している集合コントローラーが 1 つ以上必要です。 現在、3 つのメンバー・サーバーが参加している 1 つの集合コントローラーがあります。

ここに表示されているのは、Liberty Admin Center の探索ツールに表示される集合コントローラーとメンバー・サーバーです。

また、集合コントローラーの server.xml ファイルも確認することができます。 adminCenter-1.0 フィーチャーを server.xml に追加して、 Admin Center で集合のサーバーを表示できるようにしました。

Admin Center の探索ツールで 4 つのサーバーを表示します。

また、集合コントローラーの server.xml ファイルを開いているエディターを表示します。これには以下の内容が含まれます。

<featureManager>
   <feature>jsp-2.2</feature>
   <feature>adminCenter-1.0</feature>
</featureManager>
4 集合コントローラーをスケーリング・コントローラーにするには、scalingController-1.0 フィーチャーを server.xml ファイルに追加します。 scalingController-1.0 フィーチャーはいずれのフィーチャー・マネージャーにも追加することができます。 このフィーチャーを collectiveController-1.0 フィーチャーの下に追加することにします。

ファイルを保存します。

コントローラーの server.xml ファイルを開いているエディターで、scalingController-1.0 フィーチャーをフィーチャー・マネージャーに追加します。
<featureManager>
 <feature>collectiveController-1.0</feature>
 <feature>scalingController-1.0</feature>
</featureManager>
次にこのファイルを保存します。
5 フィーチャーを追加した後、スケーリング・コントローラー・フィーチャーが 確実にインストールされてアクティブ化されるようにします。メンバーの自動スケーリングを有効にする前に、 コントローラーのメッセージ・ログで「このサーバーは 1 次スケーリング・コントローラーになるよう選択されました」というメッセージを確認します。 コントローラーの messages.log ファイルでエディターを開き、 ログの最後までスクロールします。
6 myController が 1 次スケーリング・コントローラーになったので、 そのメンバーを有効にして動的クラスター・メンバーにすることができます。 コントローラーの messages.log ファイルで、次のメッセージを強調表示します。
CWWKV0102I: このサーバーは 1 次スケーリング・コントローラーになるよう選択されました。
表 3. メンバー・サーバーを自動スケーリングのために構成するデモ. clusterMember-1.0 フィーチャーと scalingMember-1.0 フィーチャーを集合メンバーの server.xml ファイルに追加する操作を示します。
場面 音声 画面上のアクション
7 集合メンバーを動的クラスター・メンバー にするには、clusterMember-1.0 フィーチャーと scalingMember-1.0 フィーチャーを集合メンバーのフィーチャー・マネージャーに追加します。これらのフィーチャーを jsp-2.2 フィーチャーの下または collectiveMember-1.0 フィーチャーの下に追加することができます。今回は collectiveMember-1.0 フィーチャーの下に追加しています。 myMember 集合メンバーの server.xml ファイルを開いているエディターで、clusterMember-1.0 フィーチャーと scalingMember-1.0 フィーチャーをフィーチャー・マネージャーに追加します。
<featureManager>
 <feature>collectiveMember.0</feature>
 <feature>clusterMember-1.0</feature>
 <feature>scalingMember-1.0</feature>
</featureManager>
8 また、hostSingleton エレメントを server.xml ファイルに追加します。hostSingleton の名前 ScalingMemberSingletonService とポート番号 5164 を指定します。任意のポート番号を指定できますが、 ポート番号はホスト・コンピューター上で固有である必要があります。

同じホスト上のすべてのスケーリング・メンバーが 同じ hostSingleton ポートを使用する必要があります。

myMember の server.xml ファイルを開いているエディターで、hostSingleton エレメントを追加します。
<hostSingleton name="ScalingMemberSingletonService" port="5164" />
9 ファイルを保存します。

スケーリング・コントローラーが メンバー構成に対するこれらの変更を認識するには、メンバーが実行中でなければなりません。

myMember の server.xml ファイルを保存します。

自動スケーリング・アイコンが探索ツールの myMember カードに表示されます。

10 スケーリング・メンバー・フィーチャーがアクティブ化されていることを確認するために、メンバーのメッセージを調べます。

メッセージは、スケーリング・メンバー・フィーチャーがアクティブ化され、ScalingMemberSingletonService がホスト・リーダーとして選ばれ、メッセンジャーがスケーリング・コントローラーに接続していることを示しています。

myMember の messages.log ファイルをエディターで開き、次のメッセージを強調表示します。
CWWKV0200I: The ScalingMember feature is activated.
...
CWWKV0203I: サーバー host=wasid.raleigh.ibm.com; userdir=C:/wlp/usr; server=myMember; port=9444; service=ScalingMemberSingletonService; scope=host はホスト・リーダーに選出されました。
11 ここで、myMember の server.xml ファイルに対して実行した変更をコピーし、他の集合メンバーの server.xml ファイルに同様の変更を加えます。

変更を保存した後に、自動スケーリング・アイコンが探索ツールのメンバー・カードに表示されていることを確認します。

myMember の server.xml ファイルを開いているエディターで、以下のエレメントをコピーします。
<featureManager>
 <feature>collectiveMember.0</feature>
 <feature>clusterMember-1.0</feature>
 <feature>scalingMember-1.0</feature>
</featureManager>

<hostSingleton name="ScalingMemberSingletonService" port="5164" />
次に myMember2 の server.xml ファイルで 2 番目のフィーチャー・マネージャーを強調表示します。
<featureManager>
 <feature>collectiveMember.0</feature>
</featureManager>
コピーしたエレメントをファイルに貼り付け、変更を保存します。

自動スケーリング・アイコンが探索ツールの myMember2 カードに表示されます。myMember カードと MyMember2 カードの自動スケーリング・ アイコンの上にカーソルを移動します。

myMember3 についてこの場面の手順を繰り返します。

12 クラスター名を指定していなかったので、動的クラスター・メンバーが defaultCluster に追加されます。

これで 3 つの動的クラスター・ メンバーがスケーリング・コントローラーに追加されました。

クラスター名 defaultCluster が探索ツールのメンバー・カードに表示されます。
表 4. デフォルト・スケーリング・ポリシーを変更するデモ. デフォルトのスケーリング・ポリシーと、スケーリング・ポリシーを変更するデモについて説明します。
場面 音声 画面上のアクション
13 デフォルトのスケーリング・ポリシーの 1 つでは、少なくとも 2 つの動的クラスター・メンバーが稼働している必要があります。

残りのデフォルト・ スケーリング・ポリシーは、動的クラスター・メンバーが開始または停止するタイミングを 制御します。メンバーの平均リソース使用率が 90% を超えると、メンバーが開始されます。また、平均リソース使用率が 30% 未満になると、メンバーが停止されます。

これから最初のデフォルト・スケーリング・ポリシーを、1 個から 2 個までの動的クラスター・メンバーのみが稼働している必要があるというポリシーに変更します。3 つのメンバーがあるので、そのうちの 1 つを停止します。

以下のデフォルト・スケーリング・ポリシーに関する情報をリストします。
デフォルト・スケーリング・ポリシー

少なくとも 2 つのクラスター・メンバーがアクティブである

他のクラスター・メンバーは、すべてのアクティブなメンバーの平均 CPU、プロセス・メモリー使用率、またはヒープ使用率が 90% を超えると開始

クラスター・メンバーは、平均 CPU、プロセス・メモリー、およびヒープ使用率が 30% を下回ると停止
14 スケーリング・コントローラーの server.xml ファイルに移動し、 デフォルト・スケーリング・ポリシーに最小値 1 と最大値 2 を設定するスケーリング定義を追加します。

変更を保存します。

集合コントローラーの server.xml ファイルを開いているエディターで、以下の内容を追加します。
<scalingDefinitions>
 <defaultScalingPolicy enabled="true" min="1" max="2"/>
</scalingDefinitions>
その後、ファイルの変更を保存します。
15 デフォルト・スケーリング・ポリシーへの変更により、スケーリング・コントローラーが動的クラスター・メンバーの 1 つを停止したことが、探索ツールに表示されます。

これで、JVM の融通性をサポートする自動スケーラブル・ クラスターが構成されました。

探索ツールで、停止したサーバーの数が 0 から 1 に変わります。 myMember3 のステータスは、実行中から停止中へ変わり、その後停止済みに変わります。
表 5. 結び. JVM の融通性をサポートする自動スケーリングの詳細情報の参照先が表示されます。
場面 音声 画面上のアクション
16 Liberty の自動スケーリングとデフォルト・スケーリング・ポリシーの変更について詳しくは、WASdev.net および IBM Knowledge Center の WebSphere Application Server Liberty の資料を参照してください。 資料に関する情報を表示します。
WASdev
http://developer.ibm.com/wasdev
IBM Knowledge Center 上の WebSphere Application Server Liberty の資料
http://www-01.ibm.com/support/knowledgecenter/

詳しくは、JVM 弾力性のための自動スケーリング可能クラスターの構成を参照してください。


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ファイル名: video_transcript_autoscaling_jvm.html