このタスクについて
集合の管理者は、
replicate コマンドと addReplica コマンドを使用して Liberty サーバーを集合コントローラーとして機能させたり、コントローラーが不要になった後、
removeReplica コマンドを使用して集合からコントローラーを削除したりできます。
レプリカを削除した後、レプリカ・セット内の残りのレプリカでは、構成を更新する必要はありません。
ただし、server.xml ファイル内にあるこれらの構成が、更新されたレプリカ・セットをより正確に反映するように、構成を更新することもできます。
注: セット内の残りのレプリカの server.xml ファイル内にある replicaSet 値は、変更する必要がありません。
残りのレプリカの構成の変更は不要です。
セット内のすべてのレプリカにわたって構成値を一貫性のあるものにするために、セット内の残りのレプリカの構成の replicaSet 値を更新する場合は、残りのレプリカの構成の isInitialReplicaSet 値を false に設定してください。
これは、replicaSet の値を変更すると、その値は初期のレプリカ・セットを記述するものではなくなり、変更後のレプリカ・セットを記述するようになるためです。
- オプション: レプリカ・セットをバックアップします。
- 集合コントローラーが稼働していることを確認します。 myController という名前のコントローラーであれば、次の status コマンドを実行します。
wlp/bin/server status myController
集合コントローラーが稼働していない場合は、
start コマンドまたは run コマンドでそれを開始します。
wlp/bin/server start myController
- レプリカ・セットから集合コントローラーまたはレプリカを削除します。
集合コントローラーの管理セキュリティー・ドメイン構成を使用し、
削除するレプリカのエンドポイントを replicaHost:replicaPort の形式で指定した
removeReplica コマンドを実行します。
集合コントローラーの server.xml ファイルで、
--host、--port、--user、および --password の各パラメーターの値を見つけます。
これらの必須パラメーターとオプション・パラメーターについては、コマンド行で collective help removeReplica を実行してください。
wlp/bin/collective removeReplica replicaHost:replicaPort --host=host_of_running_controller --port=https_port_of_running_controller --user=user_for_running_controller --password=user_password
必要なオプションの数を減らすには、--user、--password、--host、および --port の代わりに、--controller オプションを使用します。
wlp/bin/collective removeReplica replicaHost:replicaPort --controller=user_for_running_controller:user_password@host_of_running_controller:https_port_of_running_controller
例えば、Liberty 集合のレプリカ・セットの構成で例のレプリカ・セットから myController2 を削除するには、次のコマンドを実行します。
wlp/bin/collective removeReplica localhost:10011 --host=host_of_myController --port=https_port_of_myController --user=user_for_myController --password=user_password
必要なオプションの数を減らすには、--user、--password、--host、および --port の代わりに、--controller オプションを使用します。
wlp/bin/collective removeReplica localhost:10011 --controller=user_for_myController:user_password@host_of_myController:https_port_of_myController