z/OS での Installation Manager のインストール
ソフトウェア製品のインストールならびに保守管理を目的として 1 つ以上の Installation Manager をご使用の z/OS® システム上に作成することができます。
始める前に
手順
次のタスク
GIN2CMD サンプル・ジョブを編集して実行依頼することで、Installation Manager が正しくインストールされているかを確認できます。あるいは、Installation Manager を作成したユーザー ID の下で UNIX System Services シェルにログインし、Installation Manager バイナリー・ロケーションの eclipse/tools サブディレクトリーから Installation Manager の imcl コマンドを実行することもできます。
以下に例を示します。
cd /InstallationManager/bin/eclipse/tools
imcl -version
これで、IBM Installation Manager を使用して製品をインストールする準備ができました。
グループ・モードの Installation Manager への追加ユーザーを許可する: 追加ユーザーがグループ・モードの Installation Manager にアクセスできるようにするには、それらのユーザーが手順の最初のステップにリストされた要件を満たすことを確認した後、TSO CONNECT コマンドを使用して、それらのユーザーを Installation Manager の所有グループに接続します。
CONNECT user2 GROUP(IMGROUP)
別の Installation Manager をインストールするには、新規ユーザー ID およびグループ (該当する場合) ならびに新規バイナリー・ロケーションおよびランタイム・データ・ロケーションを選択し、この手順のステップに従います。別個の Installation Manager インストール済み環境間でバイナリー・ロケーションやランタイム・データ・ロケーションを共有しないでください。ファイル所有権またはアクセス権の問題の修正: 間違ったユーザー ID で Installation Manager を呼び出してしまった場合、一部のファイルはその Installation Manager インスタンスの通常利用を禁止する所有権が付いて終了する可能性があります。この問題を解決するには、スーパーユーザーまたはその他の特権ユーザー ID にログオンし、Installation Manager のバイナリーおよびランタイム・データに対するファイル所有権およびアクセス権をリセットします。以下に例を示します。
chown IMADMIN:IMGROUP /InstallationManager/bin
chmod 775 /InstallationManager/bin
chown IMADMIN:IMGROUP /InstallationManager/appdata
chmod 775 /InstallationManager/appdata
また、作成済みファイルにグループ書き込み権限を許可するための umask セットをグループ・モードの Installation Manager のユーザーが持っていない場合、あるユーザー ID から別のユーザー ID への切り替え時にこのステップを実行する必要があります。また、グループ内の他のユーザー ID から保守を実行できるようにするためには、Installation Manager を使用してインストールする製品ファイルのアクセス権および所有者を設定しなければならないことがあります。Installation Manager のアップグレード: Installation Manager を Installation Manager 製品の新しいレベルにアップグレードするには、Liberty を z/OS 上でインストールするための Installation Manager インストール・キットの取得の説明に従って、Installation Manager インストール・キットおよびサンプル・ジョブを更新します。次に、Installation Manager の作成時に使用したのと同じパラメーターを指定して、GIN2INST ジョブを再実行します。このジョブを実行すると、Installation Manager バイナリーが Installation Manager インストール・キットのレベルに更新されます。