Liberty の概要

Liberty は、柔軟に組み合わせ可能ですぐに開始できる動的アプリケーション・サーバーのランタイム環境です。

サーバーは、『ダウンロードしたアーカイブを使用した Liberty のインストール』に説明されている方法でインストールすることができます。

Liberty には Java™ ランタイム環境 (JRE) が含まれないため、準拠する Java 実装 (JRE または SDK) をあらかじめインストールしておく必要があります。サポートされる Java 環境とその入手先について詳しくは、『Java の最小サポート・レベル』を参照してください。

このサーバーは、以下の 2 つのアプリケーション・デプロイメント・モデルをサポートします。
  • dropins (ドロップイン) ディレクトリーにドロップインすることでアプリケーションをデプロイします。
  • サーバー構成ファイルに追加することでアプリケーションをデプロイします。
Liberty は、完全な WebSphere® Application Server プログラミング・モデルの以下のパーツのサブセットをサポートします。
  • Web アプリケーション
  • OSGi アプリケーション
  • Enterprise JavaBeans (EJB) アプリケーション
トランザクションやセキュリティーなどの関連サービスは、これらのアプリケーション・タイプから使用可能です。

フィーチャーとは、特定のサーバーにロードされる、ランタイム環境の一部分を制御する機能単位です。 主な Liberty フィーチャーのリストについては、『Liberty フィーチャー』を参照してください。独自のフィーチャーを作成することもできます (『Liberty の拡張』を参照)。

ランタイム環境の作業は、直接、または WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse を使用して行えます。さらに、Admin Center を使用して、Web ブラウザーから Liberty サーバーとアプリケーション、およびその他のリソースを管理できます。Liberty の管理を参照してください。

分散プラットフォームにおいて、Liberty では開発環境と運用環境の両方を提供します。Mac OS では開発環境を提供します。

For z/OS platforms z/OS システムにおいて、Liberty では運用環境を提供します。MVS™ コンソールを使用して、ネイティブでこの環境の作業を行えます。 アプリケーション開発には、別個の分散システムまたは Mac OS での、Eclipse ベースの開発者ツールの使用を検討してください。

Liberty サーバーを集合に編成して、アプリケーション・サービスを組織に効率的かつ正確に配信するために、クラスター化、管理、および同時に複数の Liberty サーバーに対して機能するその他の操作をサポートできます。詳しくは、集合アーキテクチャーを参照してください。


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