Liberty での Expression Language 3.0 の構成
Liberty に Expression Language (EL) 3.0 フィーチャーを構成することができます。このフィーチャーは、EL 3.0 仕様の完全なサポートを提供します。
このタスクについて
EL 3.0 に対応したアプリケーションを実行するように Liberty サーバーを構成するには、<el-3.0> フィーチャーを設定する必要があります。
手順
server.xml ファイルを更新して、<el-3.0> フィーチャーを追加します。 以下に例を示します。
<featureManager>
<feature>el-3.0</feature>
</featureManager>
重要:
- EL 3.0 フィーチャーに必要な追加のフィーチャーはありません。 JavaServer Pages (JSP) 2.3 とは独立して構成できます。
- JSP 2.3 フィーチャーには EL 3.0 フィーチャーが必要です。 JSP 2.3 フィーチャーを構成すると、EL 3.0 フィーチャーもサーバー・ランタイムにロードされます。
- その他の Java™ EE 6 フィーチャー (JSF 2.0 および CDI 1.0 など) を EL 3.0 フィーチャーと一緒に使用できます。
- サーバー・インスタンスごとに EL 3.0 か、EL 2.2 (JSP 2.2 フィーチャーに含まれる) かを選択できますが、 振る舞いの変更を考慮してください。 必要な振る舞いが EL 3.0 フィーチャーのみに含まれている場合は、EL 3.0 フィーチャーを使用する必要があります。 EL 3.0 フィーチャーにおける振る舞いの変更が既存アプリケーションに悪影響を与えるような場合には、 EL 2.2 フィーチャー (JSP 2.2 に含まれる) を使用して、そのアプリケーションの既存の振る舞いを保持します。
- 同じ Liberty サーバーで EL 3.0 フィーチャーと JSP 2.2 (EL 2.2 を含む) フィーチャーの両方を使用することはできません。両方のフィーチャーが構成されると、エラーが生成されます。
CWWKF0033E: singleton フィーチャー com.ibm.websphere.appserver.javax.el-2.2 と com.ibm.websphere.appserver.javax.el-3.0 は、同時にロードできません。構成済みフィーチャー jsp-2.2 と el-3.0 には、競合の原因となるフィーチャーが 1 つ以上組み込まれています。
EL 2.2 フィーチャーと対比した EL 3.0 フィーチャーにおける変更については、 Expression Language 3.0 フィーチャーの機能を参照してください。