WebSphere® Application Server for z/OS® Liberty オファリングは、IBM® Installation Manager リポジトリーとして配布されます。
これらのリポジトリーには、特定の製品のレベル (1 つ以上) を作成するために必要なメタデータとファイルが含まれています。
このタスクについて
注: この手順では、いくつかの Installation Manager サンプル・ジョブを使用して、製品リポジトリーにアクセスします。これらのジョブは、FMID HGIN140 の一部としてインストールされた GIN.SGINJCL データ・セット内にあります。また、
z/OS での IBM Installation Manager のサンプル・ジョブのページの説明に従って、サンプル・ジョブをダウンロードすることもできます。
手順
以下のいずれかのオプションを選択して、製品リポジトリーにアクセスします。
- Web ベースの製品およびサービス・リポジトリーからインストールするには、以下のステップを実行します。 初期製品および最新のフィックス・パック・レベルの両方をオンラインのリポジトリーからインストールできます。
- 暗号鍵で使用するテキストが含まれている master.password ファイルを作成し、そのファイルを Installation Manager ファイル・システムに配置します。推奨の場所は、/InstallationManager/master.password です。
- GIN3CRED Installation Manager サンプル・ジョブを編集して実行依頼することで、IBM ユーザー ID とパスワードが入った im.ssf 資格情報ファイルを作成します。
ファイアウォール・プロキシーを使用して IBM Web サイトにアクセスした場合、資格情報ファイルにはファイアウォール資格情報も含まれます。
- ローカルの製品およびサービス・リポジトリーからインストールするには、以下のようにします。
- GIN3CFS Installation Manager サンプル・ジョブを編集して実行依頼することで、ローカル・リポジトリー・ファイル・システムを割り振り、場所 /InstallationManager/repo でそのファイル・システムをマウントします。
- 初期製品レベルの場合、以下のファイルを ShopzSeries Web サイトからダウンロードするか、製品メディアからファイルを z/OS システムにコピーします。FTP を使用する場合、ファイルを必ずバイナリー形式で転送してください。
- was.repo.liberty.zOS.zip
- WebSphere Application Server for z/OS Liberty の初期リポジトリー。
- was.repo.9000.plugins.zOS.zip
- Web Server Plug-ins for WebSphere Application Server for z/OS Liberty の初期リポジトリー。
- was.repo.9000.ihs.zOS.zip
- IBM HTTP Server for z/OS の初期リポジトリー。
- sdk.repo.8030.java8.zOS.zip
- IBM SDK, Java™ Technology Edition バージョン 8 の初期リポジトリー。
ファイルを /InstallationManager/repo ディレクトリーに配置します。ファイルを圧縮解除する必要はありませんが、Installation Manager のユーザー ID またはグループでファイルが読み取れることを確認してください。
- オプション: 製品のフィックスパックが使用可能な場合、IBM Fix Central からフィックスパック・リポジトリーをダウンロードし、そのリポジトリーを z/OS システムにコピーします。
一般的に、以下の各項目の最新のフィックスパック・リポジトリーのみが必要です。FTP を使用する場合、ファイルを必ずバイナリー形式で転送してください。
- n.n.n.n-WS-LIBERTY-ZOS-FP.zip
- WebSphere Application Server for z/OS Liberty のフィックスパック・リポジトリー。ここで、n.n.n.n はフィックスパック番号です (例えば、16.0.0.2)。
- 9.0.0-WS-PLG-ZOS-FPnnn.zip
- Web Server Plug-ins for WebSphere Application Server for z/OS Liberty のフィックスパック・リポジトリー。
- 9.0.0-WS-IHS-ZOS-FPnnn.zip
- IBM HTTP Server for z/OS のフィックスパック・リポジトリー。
- ibm-java-sdk-8.0-n.n-zos-arch-installmgr.zip
- IBM SDK, Java Technology Edition バージョン 8 のフィックスパック・リポジトリー。
ファイルを /InstallationManager/repo ディレクトリーに配置します。ファイルを圧縮解除する必要はありませんが、Installation Manager のユーザー ID またはグループでファイルが読み取れることを確認してください。
タスクの結果
リポジトリーの正確な内容を表示するには、Installation Manager の imcl listAvailablePackages コマンドを使用します。Web ベースのリポジトリーの場合は GIN3LSTA Installation Manager サンプル・ジョブ、ローカル・リポジトリーの場合は GIN3LSTL サンプル・ジョブを参照してください。
これらのリポジトリーは、Web ベース・サービス・リポジトリー、またはダウンロードされたサービス・リポジトリーからの
マテリアルで補うことができます。サービス・リポジトリーは、Fix Central から取得できます。
これらのリポジトリーには、IBM HTTP Server for z/OS、Web Server
Plug-ins for WebSphere Application Server for z/OS、および IBM SDK Java Technology Edition も含めて、WebSphere Application Server for z/OS Liberty の製品コードをインストールするために必要なファイルが含まれています。
次のタスク
IBM Installation
Manager を使用して WebSphere Application Server for z/OS Liberty をインストールするとき、適切なリポジトリーへのパス
を imcl コマンドの -repositories パラメーターに指定してください。