複数の Liberty サーバー間の JMS メッセージングを使用可能にするためのサーバーの構成
複数のサーバーで JMS メッセージングを使用可能にするには、別の Liberty サーバーで wasJmsServer-1.0 フィーチャーを構成する必要があります。
手順
- メッセージング・エンジンをホスティングしている Liberty サーバー上で、wasJmsServer-1.0 フィーチャーを使用可能にして、着信要求を受け入れるようにメッセージング・エンジンを初期化します。
<featureManager> <feature>wasJmsServer-1.0</feature> </featureManager> <messagingEngine> <queue id="libertyQ"/> </messagingEngine>
- オプション: 追加プロパティーを構成します。 メッセージング・エンジン は、デフォルトではポート 7276 (非セキュア) および 7286 (セキュア) で listen します。これとは異なるポートにメッセージング・エンジンを バインドしたい場合は、<wasJmsEndpoint> エレメントを使用する必要があります。
<wasJmsEndpoint> エレメント は、JMS クライアント・アプリケーションが <wasJmsPort> エレメント (SSL が使用されていない場合) および <wasJmsSSLPort> エレメント (SSL が使用されている場合) を使用 して接続できる、インバウンド JMS 通信エンドポイントを定義します。ポート番号は、クライアントの <remoteAddressServer> プロパティーに指定した番号です。<featureManager> <feature>wasJmsServer-1.0</feature> </featureManager> <wasJmsEndpoint host="*" wasJmsPort="9011" wasJmsSSLPort="9100" /> <messagingEngine> <queue id="libertyQ"/> </messagingEngine>
上記の コード例では、着信要求を受け入れるため、メッセージング・エンジンはポート 9011 (非セキュア) および 9100 (セキュア) で listen します。
- オプション: セキュア・モードで wasJmsServer-1.0 フィーチャーを機能させることができます。詳しくは、Liberty でのセキュア JMS メッセージングの使用可能化を参照してください。
- オプション: SSL を使用することによって JMS 通信を保護
できます。詳しくは、SSL の使用による Liberty での JMS 通信の保護を参照してください。
セキュア通信について詳しくは、 『Liberty での通信の保護』を参照してください。
Liberty サーバーでメッセージング・エンジンが構成されます。

ファイル名: twlp_msg_multi_server.html