For distributed platformsFor z/OS platforms

Liberty 集合に対する動的ルーティングのセットアップ

動的ルーティング・フィーチャーは、環境に変更があったときに WebSphere プラグイン構成ファイルを再生成することなく、 Liberty 集合のメンバーへの HTTP 要求のルーティングを可能にします。サーバー、クラスター・メンバー、アプリケーション、または仮想ホストが、追加、削除、開始、停止、または変更されると、新しい情報が動的に WebSphere プラグインに送達されます。最新の情報に基づいて要求がルーティングされるようになります。

[17.0.0.1 and later]アプリケーションが複数の集合にデプロイされている場合、動的ルーティング・フィーチャーは、すべてのアプリケーション・インスタンスにアプリケーション要求をルーティングします。 以前は、複数の集合にルーティングされる場合、ある特定のアプリケーションはそれらの集合の 1 つにのみ存在することができました。

[17.0.0.1 and later]動的ルーティング・フィーチャーでは、ルールを使用することによって、要求を処理できるサーバーよりも少ない数のサーバーからなるサーバー・セットに要求をルーティングできます。要求の処理を許可するルール、要求を拒否するルール、または、要求をリダイレクトするルールを構成できます。要求が許可される場合、サーバーまたはクラスターのセット全体でロード・バランシングが行われるように構成することができ、サーバーまたはクラスター間でフェイルオーバーするように構成することもできます。

始める前に

動的ルーティング機能が正常に動作するには、集合コントローラーのみに dynamicRouting-1.0 フィーチャーが必要です。すべての集合メンバーをアップグレードする必要はありません。動的ルーティングは、WebSphere® Application Server Network Deployment Liberty エディション、WebSphere Application Server Liberty Core エディション、および WebSphere Application Server (基本) Liberty エディションを含め、集合内のいずれかの Liberty サーバーにインストールされているアプリケーションに経路指定するために使用できます。

重要: 動的ルーティング・フィーチャーを有効にするには、WebSphere Application Server 用 Web サーバー・プラグインでサポートされている Web サーバー (例えば IBM HTTP Server など) をインストールする必要があり、 次に、IBM WebSphere Application Server 用 Web サーバー・プラグイン 9.0.0.3 以降、または、暫定修正 PI27023 適用済みの 9.0.0.2 をインストールする必要があります。
  1. 最新バージョンの IBM Installation Manager をダウンロードし、インストールします。IBM Installation Manager のインストールについて詳しくは、Installation Manager のインストールおよび製品のインストール準備を参照してください。
  2. Installation Manager を使用してオンラインの製品リポジトリーにアクセスして、WebSphere Application Server 用 Web サーバー・プラグインおよびフィックスパックをインストールします。「ファイル」 > 「設定」と選択して、Installation Manager GUI 設定ページを開きます。
  3. Installation Manager を使用して、Web ベースのリポジトリーから製品をインストールします。以下のリポジトリーにアクセスするには、IBM ID が必要です。
    For distributed platforms
    http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.PLG.v90
    For z/OS platforms
    http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.PLG.zOS.v90 
    注: リポジトリーにアクセスするには、 IBM ID が必要です。このリポジトリーは分散オペレーティング・システム専用です。
  4. インストール・ウィザードを使用して、Web サーバー・プラグインおよびフィックスパックの両方をインストールします。
  5. ウィザードからプロンプトが出されたら、インストール・ロケーションを指定してインストールを続行します。

マルチメディア ご覧ください: 「Enabling IHS for Liberty Dynamic Routing」のビデオには、IHS をインストールし、WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインをインストールし、動的ルーティングのインテリム・フィックスを適用する方法が示されています。[トランスクリプト]

手順


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_wve_enabledynrout.html