For z/OS platforms

z/OS での Liberty の要求ロギングの有効化

z/OS® 要求ロギング・フィーチャー zosRequestLogging-1.0 は、HTTP 要求に関する情報を収集し、その情報を z/OS SMF データ・ストアに記録します。z/OS 要求ロギング・フィーチャーがアクティブにされていて、RACF® が正しくセットアップされていると、SMF タイプ 120、サブタイプ 11、バージョン 2 のレコードが生成されます。要求の部分が非同期に作成される場合、それらの部分についてのデータは収集されません。

手順

  1. server.xml 構成ファイルの featureManager エレメントに zosRequestLogging-1.0 フィーチャーを追加することによって、要求ロギングを有効にします。
    <feature>zosRequestLogging-1.0</feature>
  2. 以下のコマンドを実行して、SMF レコードを書き込むように RACF を構成します。
    RDEFINE FACILITY BPX.SMF UACC(NONE)                      
    PERMIT BPX.SMF ID(MSTONE1) ACCESS(READ) CLASS(FACILITY)  
    SETROPTS GENERIC(FACILITY) REFRESH                       
    SETROPTS RACLIST(FACILITY) REFRESH   
  3. オプション: サーブレットに UserData API を実装することによって、SMF レコードにユーザー・データを追加します。

    サーブレットは、UserData add メソッドを使用して、HTTP 要求について書き込まれる SMF 120、サブタイプ 11、バージョン 2 レコードに、サーブレット自体の要求固有データを追加できます。UserData インターフェースは、com.ibm.websphere.zos.request.logging パッケージに含まれています。

    次の例は、サーブレットがそれ自体の要求固有データを SMF レコードに追加する方法を示します。
    InitialContext ic = new InitialContext();
        try {
                UserData userData = (UserData) ic.lookup("com/ibm/websphere/zos/request/logging/UserData");
                int rc = userData.add(65535,"My request-specific data");
        } catch (NamingException e) {
    }

タスクの結果

Liberty サーバーは、HTTP 要求についての情報を、SMF 120、サブタイプ 11、バージョン 2 レコードに記録します。結果のデータがどのようにマップされるのかについては、『SMF タイプ 120、サブタイプ 11、バージョン 2 レコード・マッピング』を参照してください。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_zosrequestlogging.html