z/OS Connect データ形式変更のための変換
z/OS® Connect フィーチャーは、WebSphere® Application Server for z/OSの Liberty 環境で稼働します。BBGLS2JS および BBGJS2LS ジョブ制御言語 (JCL) ツールを使用して、データ変換を容易にするために必要な z/OS Connect 成果物を生成できます。
BBGLS2JS: z/OS Connect データ形式変更のための高水準言語からバインディングおよびスキーマ・ファイルへの変換
BBGLS2JS ジョブ制御言語プロシージャーは、高水準データ構造から JavaScript Object Notation (JSON) スキーマおよびバインディング・ファイルを生成します。 生成されたファイルは、z/OS Connect データ形式変更プロセスで使用されます。これは、Customer Information Control Center (CICS®) Transaction Server Mobile Extensions フィーチャー・パックの DFHLS2JS に基づいています。
BBGLS2JS ツールの使用に関する使用法情報および例についての資料を参照してください。資料で DFHLS2JS と記述されているところでは、BBGLS2JS を使用します。https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSGMCP_5.1.0/com.ibm.cics.ts51.home.doc/library/library_pdf_collections.html
BBGLS2JS では、以下のシンボリック・パラメーターが定義されます。
WLPDIR=path UNIX System Services ファイル・システム内の WebSphere Application Server Liberty ディレクトリーの名前を指定する必須パラメーター。
TMPDIR=tmpdir BBGLS2JS が一時ワークスペースとして使用する IBM® z/OS Unix System Services 内のディレクトリーの場所を指定します。ジョブの実行に使用されるユーザー ID には、このディレクトリーへの読み取りおよび書き込み権限が必要です。これはオプション・パラメーターであり、指定されていない場合は、デフォルト値の /tmp になります。
java.io.tmpdir カスタム・プロパティーをコーディングする場合、Java API が新しい一時ワークスペースを使用するための絶対パスを指定します。 スクリプトの場合、この新しい一時ディレクトリーを指すように環境変数 TMPDIR を指定します。
TMPFILE=tmpprefix BBGLS2JS が一時ワークスペース・ファイルの名前を構成するために使用する接頭部を指定します。これはオプション・パラメーターであり、指定されていない場合は、デフォルト値の LS2JS になります。
DFHLS2JS 用に記述されている入力パラメーターは、BBGLS2JS にも適用可能です。PGMNAME パラメーターに指定されている値は、生成された JSON スキーマで使用されます。
以下の例では、BBGLS2JS ツールを実行するための JCL を作成する方法を示します。
//LS2JS JOB 'accounting information',name,MSGCLASS=A
//JCLLIB JCLLIB ORDER=EXAMPLE.DSNAME
//JAVAPROG EXEC BBGLS2JS,
// WLPDIR='/opt/IBM/wlp'
//INPUT.SYSUT1 DD *
PDSLIB=TEST.DSNAME
REQMEM=CDATA2
RESPMEM=CDATA2
MAPPING-LEVEL=3.0
MINIMUM-RUNTIME-LEVEL=3.0
CHAR-VARYING=COLLAPSE
STRUCTURE=(requestData,requestData)
JSON-SCHEMA-REQUEST=/u/user1/json/getcustc_request.json
JSON-SCHEMA-RESPONSE=/u/user1/json/getcustc_response.json
LANG=C
LOGFILE=/u/user1/wsbind/getcustc.log
URI=http://myserver.example.org:8080/exampleApp/example
PGMINT=COMMAREA
PGMNAME=GETCUSTC
WSBIND=/u/user1/getcustc.wsbind
/*
BBGJS2LS: z/OS Connect データ形式変更のための JSON スキーマから高水準言語への変換
BBGJS2LS JCL プロシージャーは、JSON スキーマから高水準言語データ構造およびバインディング・ファイルを生成します。生成されたファイルは、z/OS Connect データ形式変更プロセスで使用されます。これは、CICS Transaction Server Mobile Extensions フィーチャー・パックの DFHJS2LS に基づいています。
BBGJS2LS ツールの使用に関する使用法情報および例についての資料を参照してください。資料で DFHJS2LS と記述されているところでは、BBGJS2LS を使用します。https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSGMCP_5.1.0/com.ibm.cics.ts51.home.doc/library/library_pdf_collections.html
BBGJS2LS では、以下のシンボリック・パラメーターが定義されます。
WLPDIR=path UNIX System Services ファイル・システム内の WebSphere Application Server Liberty ディレクトリーの名前を指定する必須パラメーター。
TMPDIR=tmpdir BBGJS2LS が一時ワークスペースとして使用する z/OS UNIX のディレクトリーの場所を指定します。ジョブの実行に使用されるユーザー ID には、このディレクトリーへの読み取りおよび書き込み権限が必要です。これはオプション・パラメーターであり、指定されていない場合は、デフォルト値の /tmp になります。
TMPFILE=tmpprefix BBGJS2LS が一時ワークスペース・ファイルの名前を構成するために使用する接頭部を指定します。これはオプション・パラメーターであり、指定されていない場合は、デフォルト値の JS2JS になります。
DFHJS2LS 用に記述されている入力パラメーターは、BBGJS2LS にも適用可能です。PGMNAME パラメーターに指定されている値は、生成された高水準言語構造の名前で使用されます。
以下の例では、BBGJS2LS ツールを実行するための JCL を作成する方法を示します。
//JS2LS JOB 'accounting information',name,MSGCLASS=A
// SET QT=''''
//JCLLIB JCLLIB ORDER= EXAMPLE.DSNAME
//JAVAPROG EXEC BBGJS2LS,
// WLPDIR='/opt/IBM/wlp'
//INPUT.SYSUT1 DD *
PDSLIB=TEST.DSNAME
REQMEM=CPYBK1
RESPMEM=CPYBK2
JSON-SCHEMA-REQUEST=example.json
JSON-SCHEMA-RESPONSE=example.json
LANG=COBOL
LOGFILE=/u/exampleapp/wsbind/example.log
MAPPING-LEVEL=3.0
CHAR-VARYING=NULL
INLINE-MAXOCCURS-LIMIT=2
PGMNAME=DFH0XCMN
URI=exampleApp/example
PGMINT=COMMAREA
SYNCONRETURN=YES
WSBIND=/u/exampleapp/wsbind/example.wsbind
/*