ConnectionPool のモニター

Liberty での接続プールのモニターには、ConnectionPool MXBean を使用できます。

各接続プールに対してパフォーマンス・データを使用可能にします。接続プールは、データ・ソースおよび接続ファクトリーの接続を管理します。

接続プールのモニターを使用可能にするには、monitor-1.0 フィーチャーを有効にします。
<feature>monitor-1.0</feature>
各 ConnectionPool MXBean を識別する ObjectName は、以下のとおりです。
WebSphere:type=ConnectionPoolStats,name=<IDENTIFIER_OF_CONNECTION_MANAGER>
以下の例では、JNDI 名がない接続プール (データ・ソースまたは接続ファクトリー用) を示します。JNDI が指定されていない場合、データ・ソース名 [default-x] がデータ・ソース・オブジェクトと見なされます。
WebSphere:type=ConnectionPoolStats,name=transaction/dataSource[default-0]/connectionManager

<transaction enableLoggingForHeuristicReporting="true" transactionLogSize="2048">
	<dataSource transactional="false">
		<jdbcDriver libraryRef="DerbyLib"/>
		<properties.derby.embedded databaseName="<DIR Path>/<DatabaseName>" createDatabase="create"/>
	</dataSource>
</transaction> 
接続マネージャーが提供されている場合の構成例。
  • 明示的な ID が指定されていない場合、親に基づいて ID が生成されます
    WebSphere:type=ConnectionPoolStats,name=dataSource[MyDataSource]/connectionManager[default-0]
    
    <dataSource id="MyDataSource">
    	<connectionManager maxPoolSize="10"/>
    	<jdbcDriver libraryRef="DB2JCC4LIB"/>
    	<properties.db2.jcc .../>
    </dataSource>
  • ID が指定されている場合、その ID が識別子になります
    WebSphere:type=ConnectionPoolStats,name=connectionManager[Pool2]
    
    <dataSource id="DataSource2" jdbcDriverRef="DB2JCCDriver" connectionManagerRef="Pool2">
    	<properties.db2.jcc .../>
    </dataSource>
    <connectionManager id="Pool2" maxPoolSize="20"/> 
  • タイプ 2 ドライバー用接続プールの正しい ID の取得。
    • 当該プールを使用するアプリケーションが DB2 を呼び出すようにして、当該プールが初期化されるようにします。
    • REST インターフェースにナビゲートして、構成で使用する適切な ID を判別します。 以下に例を示します。
      host:443/IBMJMXConnectorREST/mbeans

    タイプ 2 ドライバー用接続プールの正しい ID の指定

    {"objectName":"WebSphere:type=ConnectionPoolStats,name=jdbc/acp01","     
        className":"com.ibm.ws.connectionpool.monitor.ConnectionPoolStats","     
        URL":"/IBMJMXConnectorREST/mbeans/WebSphere%3Aname%3Djdbc%2Facp01%       
        2Ctype%3DConnectionPoolStats"}                               
        

ConnectionPool MXBean は、単一接続マネージャーの ConnectionPool Stats の報告を担当します。 モニターが有効になると、次のカウンター属性が ConnectionPool MXBean について使用可能になります。

CreateCount
プールの作成以降に作成された管理接続の総数。
DestroyCount
プールの作成以降に破棄された管理接続の総数。
ManagedConnectionCount
空きプール、共有プール、および非共有プール内の管理接続の総数。
WaitTime
現在接続が使用可能でない場合の、接続が認可されるまでの平均待ち時間 (ミリ秒)。
ConnectionHandleCount
使用中の接続の数。この数には、単一の管理接続から共有される複数の接続も含まれる場合があります。
FreeConnectionCount
空きプール内の管理接続の数。
InUseTime
接続が使用される平均時間 (ミリ秒単位)。

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ファイル名: rwlp_mon_connectionpools.html