
Liberty プロファイルでの最適化されたローカル・アダプターの接続ファクトリー・プロパティー
Liberty サーバーで WebSphere® Optimized Local Adapters (WOLA) を使用可能にする場合、WOLA のプロパティーを使用して接続ファクトリーを構成します。
z/OS® 上でインバウンドおよびアウトバウンド・サポート用に最適化ローカル・アダプターを使用可能にするには、接続ファクトリーをアウトバウンド用にのみ直接使用する場合でも、1 つ以上の接続ファクトリーを構成する必要があります。接続ファクトリーの構成については、Optimized Local Adapters を使用するための Liberty サーバー環境の使用可能化を参照してください。
プロパティー | 値 | 説明 |
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RegisterName | 1 から 12 文字の任意の英数字ストリング | このプロパティーは、この接続ファクトリーから得られる接続に使用する WOLA 登録名を定義します。 |
Username | ストリング (関連ユーザー・レジストリーによっては、サポートされる値がさらに制限されます) | このプロパティーは、接続ファクトリーから送信されるユーザー ID をオーバーライドするユーザー ID を定義します。Username プロパティーは、ユーザーを認証して、対応する MVS™ ユーザー ID を取得するために、Password プロパティーとともに使用されます。 |
Password | 任意のストリング | このプロパティーは、ユーザーを認証するために Username プロパティーとともに使用されるパスワードを定義します。 |
LinkTaskTranID | 任意の 4 文字のストリング | 顧客情報管理システム (CICS®) のリンク・サーバーを使用している場合、このプロパティーは、接続ファクトリーから発行された要求を処理するリンク・タスクを開始する CICS トランザクションの名前を定義します。このプロパティーは、CICS リンク・サーバーの始動時に制御トランザクション (BBOC) によって指定されたリンク・タスク・トランザクション ID をオーバーライドします。 |
UseCICSContainer | true、false | CICS リンク・サーバーを使用している場合、このプロパティーは、入出力メッセージをターゲット CICS プログラムに渡す際に COMMAREA オブジェクトと CONTAINER オブジェクトのいずれを使用するのかを定義します。
このプロパティーを true に設定した場合、メッセージは、CONTAINER オブジェクトで渡されます。このプロパティーを false に設定した場合、メッセージは、COMMAREA オブジェクトで渡されます。 注: javax.resource.cci.MappedRecord インターフェースを使用して入出力メッセージを指定した場合、メッセージは常に CONTAINER オブジェクトで渡されます。
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LinkTaskReqContID | CICS に定義されたコンテナー名と一致する 1 から 16 文字のストリング | CICS リンク・サーバーを使用している場合、このプロパティーは、CICS プログラムに送信された入力メッセージが入っている CONTAINER オブジェクトの名前を定義します。 注: このプロパティーを使用するには、UseCICSContainer プロパティーを true に設定する必要があります。
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LinkTaskReqContType | 0、1 | CICS リンク・サーバーを使用している場合、このプロパティーは、入力 CONTAINER オブジェクトが CHAR コンテナーまたは BIT コンテナーのどちらとして定義されているかを定義します。このプロパティーを 0 に設定した場合、ターゲット・プログラムは CHAR コンテナーを予期します。このプロパティーを 1 に設定した場合、ターゲット・プログラムは BIT コンテナーを予期します。CHAR コンテナーが要求されると、入力データは ASCII コード・ページであると見なされ、データは、コンテナーの作成時に EBCDIC に変換されます。 |
LinkTaskRspContID | CICS に定義されたコンテナー名と一致する 1 から 16 文字のストリング | CICS リンク・サーバーを使用している場合、このプロパティーは、CICS プログラムからの出力メッセージが入っている CONTAINER の名前を定義します。 注: このプロパティーを使用するには、UseCICSContainer プロパティーを true に設定する必要があります。
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LinkTaskRspContType | 0、1 | CICS リンク・サーバーを使用している場合、このプロパティーは、出力 CONTAINER が CHAR コンテナーまたは BIT コンテナーのどちらとして定義されているかを定義します。このプロパティーを 0 に設定した場合、ターゲット・プログラムは CHAR CONTAINER を送信します。このプロパティーを 1 に設定した場合、ターゲット・プログラムは BIT CONTAINER を送信します。CHAR CONTAINER が要求されると、CICS プログラムからのデータは EBCDIC コード・ページであると見なされ、データは、CONTAINER からの取得時に ASCII に変換されます。 |
LinkTaskChanID | CICS に定義されたチャネル名と一致する 1 から 16 文字のストリング | CICS リンク・サーバーを使用している場合、このプロパティーは、入力および出力の CONTAINER オブジェクトが入っている CHANNEL の名前を定義します。 注: このプロパティーを使用するには、UseCICSContainer プロパティーを true に設定する必要があります。
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LinkTaskChanType | 0、1 | CICS リンク・サーバーを使用している場合、このプロパティーは、入力および出力の CONTAINER オブジェクトが CHAR コンテナーまたは BIT コンテナーのどちらとして定義されているかを定義します。このプロパティーを 0 に設定した場合、ターゲット・プログラムは、CHAR コンテナーを送受信します。このプロパティーを 1 に設定した場合、ターゲット・プログラムは、BIT コンテナーを送受信します。CHAR コンテナーが要求されると、入力データは ASCII コード・ページであると見なされ、データは、コンテナーの作成時に EBCDIC に変換されます。同様に、CICS プログラムからのデータは EBCDIC コード・ページであると見なされ、データは、コンテナーからのデータの取得時に ASCII に変換されます。 注: このプロパティーを使用するのは、入出力メッセージが javax.resource.cci.MappedRecord インターフェースを使用して指定されている場合のみにしてください。
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ConnectionWaitTimeout | 0 から 2147483647 までの任意の整数 | このプロパティーは、サービス名が使用可能になるのを要求が待機する最大秒数を定義します。サービス名は、接続ファクトリーから取得される接続の Interaction オブジェクトで指定されます。指定した秒数の経過後にサービス名が使用可能になっていない場合、javax.resource.ResourceException がスローされます。 このプロパティーを 0 に設定すると、タイマーは使用不可になります。このプロパティーのデフォルト値は 30 です。 |
OTMAGroupID | IMS に定義されている IMS XCF グループ名に一致する 1 から 8 文字のストリング。 | IBM 情報管理システム (IMS) を使用する場合、このプロパティーは、IMS 領域がシステム間カップリング・ファシリティー (XCF) への接続に使用するグループ名を定義します。値は、IMSPBxxx PROCLIB メンバー内の GRNAME という名前のパラメーターで宣言されているものに一致している必要があります。 |
OTMAServerName | IMS に定義されている IMS XCF システム名に一致する 1 から 16 文字のストリング。 | IBM 情報管理システム (IMS) を使用する場合、このプロパティーは、IMS 領域がシステム間カップリング・ファシリティー (XCF) への接続に使用するシステム名を定義します。値は、IMSPBxxx PROCLIB メンバー内の OTMANM という名前のパラメーターで宣言されているものに一致している必要があります。 |
OTMAClientName | 1 から 16 文字の英数字 (国別文字を含む) のストリング。デフォルトでストリング DEFAULT になります。 | IBM 情報管理システム (IMS) を使用する場合、このプロパティーは、Liberty サーバーがシステム間カップリング・ファシリティー (XCF) への接続に使用するシステム名を定義します。値は、接続先の IMS 領域によって使用されている XCF グループ内で固有でなければなりません。 |
OTMASyncLevel | 0、1 | IBM 情報管理システム (IMS) を使用する場合、このプロパティーは、IMS との間でのメッセージの送信に使用される同期レベルを制御します。値 0 の場合、同期レベル NONE が使用されます。値 1 の場合、同期レベル CONFIRM が使用されます。 |
OTMAMaxSegments | 0 から 2147483647 までの任意の整数 | IBM 情報管理システム (IMS) を使用する場合、このプロパティーは、応答メッセージに含めることができるセグメントの最大数を制御します。デフォルト値は 1 です。 |
OTMAMaxRecvSize | 0 から 2147483647 までの任意の整数 | IBM 情報管理システム (IMS) を使用する場合、このプロパティーは、応答メッセージに含めることができるバイトの最大数を制御します。デフォルト値は 32768 です。 |
OTMARequestLLZZ | 0、1 | IBM 情報管理システム (IMS) を使用する場合、このプロパティーは、IMS に送信される要求メッセージのフォーマットを制御します。値 1 (デフォルト) は、要求が LLZZ フォーマット・ヘッダーで開始することを示します。値 0 は、要求が LLLLZZ ヘッダーで開始することを示します。 |
OTMAResponseLLZZ | 0、1 | IBM 情報管理システム (IMS) を使用する場合、このプロパティーは、IMS から受信される応答メッセージのフォーマットを制御します。値 1 は、応答が LLZZ フォーマット・ヘッダーで開始することを示します。値 0 (デフォルト) は、要求が LLLLZZ ヘッダーで開始することを示します。 |