自動プロビジョンされるフィーチャーの構成

他のフィーチャーまたはフィーチャー・セットがプロビジョンされたときに、それらのフィーチャーが自動的にプロビジョンされるようにすることができます。

このタスクについて

自動プロビジョンされるフィーチャーは、他のフィーチャーに対する依存関係を保持するフィーチャーです。この依存関係のために、自動プロビジョンされるフィーチャーのライフサイクルは次のようになります。
  • 必要なすべてのフィーチャーがプロビジョンされると、そのフィーチャーは自動的にプロビジョンされます。
  • 必要なフィーチャーのいずれかがプロビジョン解除されると、そのフィーチャーは自動的にプロビジョン解除されます。

手順

自動プロビジョンされるフィーチャーを構成するには、以下のステップを実行します。

  1. ランタイムがこのフィーチャーを自動的にプロビジョンする前にどのフィーチャーがプロビジョンされる必要があるのかを判別します。
  2. マニフェスト・ヘッダーに IBM-Provision-Capability を追加します。IBM-Provision-Capability ヘッダーのフォーマットは、標準 OSGi LDAP フィルターを使用します。
  3. フィーチャーをサーバーにデプロイします。

タスクの結果

必要なフィーチャーがプロビジョンされると、このフィーチャーは自動的にプロビジョンされます。

以下の例では、フィーチャー requiredFeature1-1.0 および requiredFeature2-1.0 がプロビジョンされている場合、このフィーチャーが自動的にプロビジョンされます。これらの必要なフィーチャーのいずれかが server.xml ファイルから削除されると、 このフィーチャーは自動的にプロビジョン解除されます。

IBM-Provision-Capability: osgi.identity; filter:="(&(type=osgi.subsystem.feature)(osgi.identity=requiredFeature1-1.0))", osgi.identity; filter:="(&(type=osgi.subsystem.feature)(osgi.identity=requiredFeature2-1.0))"

自動プロビジョンされるフィーチャーの自動インストール

すべての必要なフィーチャーもインストールされた場合に、自動プロビジョンされるフィーチャーが自動インストールされるようにできます。

自動インストールされるようにフィーチャーを構成するには、 そのフィーチャーのマニフェストに IBM-Install-Policy ヘッダーを追加する必要があります。このヘッダーはオプションです。IBM-Install-Policy ヘッダーが指定される場合、以下の値が有効です。
  • manual: フィーチャーは自動インストールされません。
  • when-satisfied:: すべての必要なフィーチャーがインストールされると、フィーチャーは自動インストールされます。

このヘッダーが設定されていない場合、 フィーチャーは自動インストールされません。これは IBM-Install-Policy ヘッダーを manual に設定することと等価です。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_auto_provision_feature.html