始める前に
アプリケーションをデプロイするマシンに、Helm クライアントと同様に kubectl クライアントもインストールし、構成する必要があります。kubectl クライアントのインストールについて詳しくは、IBM Cloud Private 資料を参照してください。クライアントをインストールした後、リポジトリーを追加することによって Helm クライアントを構成する必要があります。
以下に例を示します。
helm repo add ibm-charts https://raw.githubusercontent.com/IBM/charts/master/repo/stable/
手順
コマンド・ラインを介してアプリケーションをデプロイするには、次のタスクを実行します。
- Liberty アプリケーションの Docker イメージを作成し、それをリポジトリーにプッシュします。 docker コンテナーを作成し、それを、IBM Cloud Private によって参照されるレジストリーにプッシュする必要があります。
- helm install コマンドで --set option コマンドを実行して、Liberty Helm chart の値をオーバーライドします。 オーバーライドできる Liberty Helm chart 構成値を参照してください。
値をオーバーライドするには、2 つの方法があります。
helm install コマンドで
--set flag を使用するか、または、オーバーライドする値を YAML ファイル内に指定します。
image.repository 値は、リポジトリーおよび Docker イメージを指定するためによくオーバーライドされます。他の値もオーバーライドできます。以下の
--set
option の使用例を参照してください。
helm install ibm-charts/ibm-websphere-liberty --name my-liberty-app --set image.repository=myrepo/myapp --set ingress.enabled=true --set ingress.path="/myapp"
以下の例では、同じ値をオーバーライドするために YAML ファイルを使用しています。この例ではこのファイルの名前は
overridesLiberty.yaml です。
helm install ibm-charts/ibm-websphere-liberty --name my-liberty-app -f overridesLiberty.yaml
overridesLiberty.yaml ファイルには、以下のコード・スタンザが含まれています。
image:
repository: "myrepo/myapp"
ingress:
enabled: true
path: "/myapp"