開発者ツールを使用して Liberty サーバーを作成したり開始したりすることができます。Liberty がまだインストールされていない場合、サーバーの初回作成時に開発者ツールから Liberty をインストールできます。
始める前に
Liberty 開発者ツールおよび Liberty (オプション) のインストール で説明されているように、
開発者ツールをインストールします。
サーバーの作成は、このトピックまたは『手動による Liberty サーバーの作成』のどちらの説明に従って行っても構いません。
ツールを使用して新規サーバーを作成する場合、使用する Liberty ランタイムのインストール済み環境を指定します。次の 3 つの選択肢が提供されます。- 「既存のインストールを選択する」。
- 「前にダウンロードしたアーカイブ・ファイルからインストールする」。
- 無償の開発者版の場合、「ダウンロードしてインストールする」。
ツールを使用してアーカイブ・ファイルから (無料の開発者エディション以外の)
Liberty エディションをインストールする場合は、アーカイブ・ファイルを必ずダウンロードしておいてください。
プロキシー・サーバーを使用して Liberty リポジトリーに接続する必要がある場合は、まず、
Eclipse のメインメニューからと選択して、プロキシー設定を構成します。
ここで情報を入力します。
このタスクについて
以下のステップを実行して、
Liberty サーバーを作成し、開始します。
これらのステップを実行していくと、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトから Liberty リポジトリーのアドオンをダウンロードすることができます。
手順
- ワークベンチで、「サーバー」タブをクリックして「サーバー」ビューを開きます。
ヒント: 「サーバー」ビューが表示されない場合は、とナビゲートし、
フィルター・テキストに Server と入力します。その後、「サーバー」を選択します。
- 「サーバー」ビューを右クリックしてからを選択します。
- サーバー・タイプのリストで、「IBM」を展開してから「Liberty Server」サーバー・タイプを選択します。 WebSphere Application Server
Liberty サーバー・タイプは、古い WebSphere Application V8.5 Liberty サーバー・タイプを置き換え、WebSphere Application Server
Liberty サーバーのすべてのバージョンをサポートします。古いサーバー・タイプで作成された、ワークスペース内の既存サーバーは、引き続き動作します。
- 「次へ」をクリックします。 「Liberty ランタイム環境」ページが表示されます。
ヒント: インストールされた Liberty ランタイムが既にある場合は、「新規 Liberty サーバー」ページに直接移動するため、ステップ 6 にスキップします。
インストール済み環境を選択するか、Liberty をアーカイブ・ファイルからインストールするか、(無料の開発者エディションの場合) Liberty をダウンロードしてインストールします。 Liberty が既にインストール済みの場合は、以下のステップを実行します。
- 「既存インストールの選択 (Choose an existing installation)」を選択します。
- 「パス」フィールドで、Liberty ランタイム環境をインストールしたディレクトリーを入力するか、参照して選択します。
- 「Liberty ランタイム環境」ページで「次へ」をクリックします。
アプリケーション・サービス環境が選択されているため、ステップ 6 にスキップできます。
以前にダウンロードしたアーカイブ・ファイルから Liberty をインストールする場合、以下のステップを実行してください。
- 「アーカイブまたはリポジトリーからインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「宛先」フィールドで、Liberty ランタイム環境をインストールするディレクトリーを入力するか、参照して選択します。
存在しないパスを入力すると、ステップ 10 の終了時に、そのパスのフォルダーが自動的に作成されます。
- 「アーカイブからの新規ランタイム環境のインストール」を選択します。
- 「パス」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアーカイブ・ファイルを入力するか、参照して選択し、「次へ」をクリックします。
- 「アドオンのインストール」ページで、「インストール」または「インストール保留」をクリックして、Liberty ランタイム環境にインストールするアドオン・アーカイブ・ファイルを選択します。
アドオン・アーカイブ・ファイルは、ダウンロードすることも、ローカル・ファイル・システムからインストールすることも、また、複数のアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合はそれらを組み合わせて使用することもできます。ワークベンチがインターネットに接続されている場合、「アドオンのインストール」ページに、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトからダウンロード可能なアドオン・アーカイブ・ファイルが取り込まれます。
このダウンロード・サイトには、ランタイム・フィーチャー、サンプル、またはオープン・ソース統合などの、Liberty リポジトリー から選択できるアドオンが含まれています。
ローカル・ファイル・システムからアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、「アーカイブの追加」をクリックします。「アドオン・アーカイブ」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアドオン・アーカイブ・ファイルを入力するか参照して、「OK」をクリックします。
ローカル・ファイル・システムからインストールする追加のアドオン・アーカイブ・ファイルがある場合、完了するまでこのステップを繰り返します。
アドオン・ファイルをカスタム・リポジトリーからインストールしたい場合、
まず最初に、「リポジトリーの構成」をクリックしてそのリポジトリーを追加してください。
リポジトリーを追加するため、「新規...」をクリックします。そうすると、ファイルがアドオン・ファイルのリストに追加されます。
「アドオンのインストール」ページの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス同意」ページで、ライセンス条項に同意する場合は、「使用条件のすべての条項に同意する (I accept the terms of all the license agreements)」を選択してから「次へ」をクリックします。
これで、ステップ 6 にスキップできます。
Liberty の無料の開発者エディションをダウンロードしてインストールする場合は、以下のステップを実行してください。
- 「アーカイブまたはリポジトリーからインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「宛先」フィールドで、Liberty ランタイム環境をインストールするディレクトリーを入力するか、参照して選択します。
存在しないパスを入力すると、ステップ 10 の終了時に、そのパスのフォルダーが自動的に作成されます。
- 「ibm.com から新規ランタイム環境をダウンロードしてインストール (Download and install a new runtime environment from ibm.com)」を選択し、ランタイム環境のバージョンを選択してから、「次へ」をクリックします。
- 「アドオンのインストール」ページで、「インストール」または「インストール保留」をクリックして、Liberty ランタイム環境にインストールするアドオン・アーカイブ・ファイルを選択します。
アドオン・アーカイブ・ファイルは、以下のいずれかの方法でインストールできます。
- ローカル・ファイル・システムから
- ファイルをダウンロードすることによって
- 複数のアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、両方を組み合わせて使用することによって
ワークベンチがインターネットに接続されている場合、
「アドオンのインストール」ページに、
WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトからダウンロード可能なアドオン・アーカイブ・ファイルが取り込まれます。
このダウンロード・サイトには、ランタイム・フィーチャー、サンプル、またはオープン・ソース統合などの、Liberty リポジトリー から選択できるアドオンが含まれています。
ローカル・ファイル・システムからアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、以下のステップを行います。
- 「アーカイブの追加」をクリックします。
- 「アドオン・アーカイブ」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアドオン・アーカイブ・ファイルを入力するか参照して選択します。
- 「OK」をクリックします。
ローカル・ファイル・システムからさらにアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、完了するまでこの手順を繰り返してください。
カスタム・リポジトリーからアドオン・ファイルをインストールする場合は、以下のステップを行います。
- リポジトリーを追加するため、「リポジトリーの構成」をクリックします。
- 「新規...」をクリックします。
そうすると、ファイルがアドオン・ファイルのリストに追加されます。
「アドオンのインストール」ページの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス同意」ページで、ライセンス条項に同意する場合は、「使用条件のすべての条項に同意する (I accept the terms of all the license agreements)」を選択してから「次へ」をクリックします。
これで、ステップ 6 にスキップできます。
- ツールで「サーバー・タイプ」オプションが表示された場合は、「スタンドアロン・サーバー (Stand-alone server)」を選択します。
- 「Liberty サーバー」ページが表示されたら、「Liberty サーバー」フィールドで、ドロップダウン・リストを使用して既存のサーバーを選択します。または、新規サーバーを作成する場合は「新規」をクリックします。
注: 選択対象となる定義済みの Liberty サーバーがない場合、このステップはスキップされ、「新規 Liberty サーバー」ダイアログが直接表示されます。
- 新規サーバーを作成する場合は、「新規 Liberty サーバー」ページの「サーバー名」フィールドに任意の名前を入力するか、デフォルトのサーバー名 defaultServer を使用します。次に、「次へ」が使用可能な場合はこのボタンをクリックし、そうでなければ「終了」をクリックします。
- 「Liberty サーバー」で、「次へ」をクリックします。
- オプション: アプリケーションのプロジェクトをサーバーに追加します。「追加および削除」ページの「使用可能」リストで、サーバーに追加するプロジェクトを選択し、「追加」をクリックします。プロジェクトが「構成済み」リストに表示されます。
- 「終了」をクリックします。
タスクの結果
WebSphere Application Server
Liberty サーバーが作成されました。
- 「サーバー」ビューをクリックし、作成したサーバーとそのサーバー構成を確認します。
- 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューをクリックして、
プロジェクト、サーバー・フォルダー、サーバー構成ファイルを確認します。