For distributed platformsFor IBM i platforms

Liberty のインストール済み環境へのライセンス適用

自己解凍型 Java アーカイブ (JAR) ファイルを使用して、Liberty のエディションまたはライセンスをアップグレードできます。バージョン 17.0.0.2 以降では、Liberty のインストール済み環境にライセンス・アーカイブを適用することもできます。ライセンス・アーカイブは、8.5.5.8 以降ならどのバージョンにでも適用できます。

始める前に

IBM® Fix Central またはパスポート・アドバンテージからライセンス・アーカイブをダウンロードするには、顧客としての登録が必要です。

ご使用のシステムが、Liberty を使用するためのオペレーティング・システム要件および Java™ 要件を満たしている必要があります。WebSphere Application Server detailed system requirements を 参照してください。

For IBM i platformsIBM i プラットフォームの場合、 以下のいずれかのロケーションに最小限のサポートされる Java レベルがインストールされます。
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk_version/32bit
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk_version/64bit

このタスクについて

IBM Installation Manager を使用する代わりに、ZIP アーカイブ・ファイルまたは自己解凍型 Java アーカイブ (JAR) ファイルから Liberty をインストールできます。これらのアーカイブ・ファイルのいずれかを使用して Liberty をインストールした場合、IBM Fix Central またはパスポート・アドバンテージ Web サイトから入手可能な実行可能 JAR ファイルを適用することによって、製品ライセンスを適用できます。

Liberty のアップグレードは、次の例のようなシナリオで行われます。
  • サポート対象外 ILAN エディションまたは他のサポート対象外エディションを、サポート対象の実動版にアップグレードする。
  • 高機能フィーチャーにアクセスできるように基本版を上級版にアップグレードする。
[17.0.0.2 and later]ライセンス・アーカイブの Liberty への適用は、次の例のようなシナリオで行われます。
  • Liberty Network Deployment から Liberty ベースへ。
  • Liberty ベースから Liberty Core へ。
注: 上級エディションから基本エディションにライセンス・アーカイブを適用することで、一部の拡張フィーチャーを失います。ライセンス・アーカイブの適用先のエディションには適用されていない特定のフィーチャーを含むエディションからライセンス・アーカイブを適用する場合、ライセンス・アーカイブを適用する前にそのフィーチャーをアンインストールする必要が生じる場合があります。
ライセンス・アーカイブの WebSphere® Application Server Liberty オファリングへの適用は、次のパスで行えます。
表 1. Liberty オファリングのライセンス・アーカイブ・パス
ライセンス JAR ファイル ソース・エディション ターゲット・エディション
wlp-core-license.jar   WebSphere Application Server Liberty Core
WebSphere Application Server Liberty (ILAN) - サポート対象外 ZIP または JAR ファイルでのインストール
wlp-base-license.jar   WebSphere Application Server Liberty
WebSphere Application Server Liberty (ILAN) - サポート対象外 ZIP または JAR ファイルでのインストール
WebSphere Application Server Liberty Core
WebSphere Application Server Network Deployment Liberty
WebSphere Application Server Liberty
wlp-nd-license.jar   WebSphere Application Server Network Deployment Liberty
WebSphere Application Server Liberty (ILAN) - サポート対象外 ZIP または JAR ファイルでのインストール
WebSphere Application Server Liberty Core
WebSphere Application Server Liberty

例えば、WebSphere Application Server Liberty Core のインストール済み環境で、WebSphere Application Server Network Deployment Liberty からのフィーチャーも必要な場合があります。必要な資格を持っている場合、wlp-nd-license.jar ライセンス・ファイルをダウンロードし、それを Liberty インストール済み環境に適用できます。そうすると、ライセンスは WebSphere Application Server Liberty Core から WebSphere Application Server Network Deployment Liberty へとアップグレードされます。ライセンスのアップグレードによって WebSphere Application Server Network Deployment Liberty からフィーチャーがインストールされることはありませんが、必要であれば、エディションのフィーチャーを Liberty インストール済み環境にインストールできるようになります。

手順

  1. 目的のエディションに対するライセンス・アーカイブは、IBM パスポート・アドバンテージ Web サイトからダウンロードしてください。

    IBM Fix Central にあるライセンス・アーカイブ JAR ファイルのリストについては、Fix Central Web サイトを参照してください。

    ライセンス・アーカイブ JAR ファイルのパスポート・アドバンテージのパーツ番号のリストについては、『Download WebSphere Application Server from Passport Advantage Online』を参照してください。

  2. ライセンス・アーカイブを既存の Liberty インストール済み環境に適用します。 例えば、インストール・ウィザードおよび wlp-nd-license.jar ファイルを使用してライセンスを適用するには、 以下のコマンドを実行します。
    java -jar wlp-nd-license.jar

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_ins_upgrade_archive.html