ダウンロード可能な OpenShift カートリッジにより、Liberty サーバーを OpenShift で使用可能にすることができます。
始める前に
- Ruby バージョン 1.9.3 以降がインストールされていなければなりません。
- この文書では、OpenShift カートリッジを
Linux コマンド行でダウンロードする方法を詳しく説明します。
このタスクについて
OpenShift はオープン・ソース・プラットフォームの 1 つで、これを使用して、開発者は、
Linux のコンテナー化されたサービスおよびアプリケーションをクラウド環境で迅速に開発、ビルド、デプロイ、および管理できます。
Liberty の OpenShift カートリッジをインストールすると、Liberty と JRE バイナリー・ファイルの両方が各アプリケーションごとにダウンロードされます。
OpenShift カートリッジは、
https://github.com/WASdev/cloud.openshift.cartridge.wlp でも入手可能です。
ここには、追加の資料があります。
OpenShift およびその利点について詳しくは、「OpenShift」を参照してください。
注: OpenShift バージョン 2 のみをこのカートリッジで使用できます。
手順
OpenShift 環境へのカートリッジのインストール
- カートリッジの圧縮ファイルを IBM® Fix Central からダウンロードします。
- unzip コマンドを実行して、カートリッジの
ibm-websphere-liberty-cartridge-v*.zip ファイルの内容をカートリッジ・ディレクトリー
cloud.openshift.cartridge.wlp に解凍します。
- OpenShift カートリッジは、
開発のみを目的としてデフォルトの Liberty および IBM JRE バイナリー・ファイルをダウンロードします。 使用したい他のバイナリー・ファイルのライセンスを所有している場合は、それらが HTTP でアクセス可能でなければなりません。
- JRE バイナリーを指すように、ibm-websphere-liberty-buildpack/config/ibmjdk.yml ファイルを更新します。
- Liberty バイナリーを指すように、ibm-websphere-liberty-buildpack/config/liberty.yml ファイルを更新します。
- chmod u+x
ibm-websphere-liberty-buildpack/resources/download_buildpack_cache.rb コマンドを実行し、ステップ 3
のバイナリー・ファイルをカートリッジ・キャッシュに追加します。
ibm-websphere-liberty-buildpack/resources/download_buildpack_cache.rb
ibm-websphere-liberty-buildpack/admin_cache を実行します。
- カートリッジを環境にデプロイするライセンスを所有している場合は、パッケージングの前に、承認されたライセンス番号が入った
ibm-websphere-liberty-buildpack/config/licenses.yml ファイルを作成できます。
IBM_JVM_LICENSE: <jvm license code>
IBM_LIBERTY_LICENSE: <liberty license code>
注: カートリッジは、インストールされるとすべてのユーザーから利用可能にすることができます。
管理者であるか、または OpenShift インストール済み環境を所有している場合は、これらのシチュエーションでのカートリッジの動作をより詳細に制御することができます。
カートリッジ・パッケージにライセンスを追加したら、個々のアプリケーションが環境変数でライセンス条項に同意する必要はありません。
- 元のディレクトリーに戻り、OpenShift マシン上の各ノード・ホストにカートリッジ・ディレクトリーをコピーします。
- 各ノード・ホストで、以下を実行します。
oo-admin-cartridge --action install --source cloud.openshift.cartridge.wlp/
service ruby193-mcollective restart
- ブローカー・ホストで、以下を実行します。
oo-admin-broker-cache --clear --console
oo-admin-ctl-cartridge -c import-node --activate
oo-admin-console-cache --clear
- rhc cartridges コマンドを実行して、カートリッジがインストールされていることを確認します。
OpenShift 環境からのカートリッジのアンインストール
- ブローカー・ホストで、以下を実行します。
oo-admin-ctl-cartridge -c deactivate --name ibm-liberty-8.5.5
- 各ノード・ホストで、以下を実行します。
oo-admin-cartridge --action erase --name liberty --version 8.5.5 --cartridge_version <Cart_Version_Number>
- ブローカー・ホストで、以下を実行します。
oo-admin-broker-cache --clear --console
oo-admin-console-cache --clear
- rhc cartridges コマンドを実行して、カートリッジがアンインストールされていることを確認します。
タスクの結果
OpenShift カートリッジがインストールされました。