IBM Cloud Cloudant サービスに関する Liberty の構成

IBM® Bluemix® ユーティリティー・コマンド行統合ツールを使用して、 IBM Cloud Cloudant® サービスを使用するように Liberty サーバーを構成します。

始める前に

IBM Cloud サービスを使用するように Liberty サーバーを構成する前に、 アカウントを作成する必要があります。 IBM Cloud に参加を参照して、IBM Cloud アカウントを作成してください。

このタスクについて

Cloudant サービスを使用するように Liberty サーバーを構成します。 Cloudant について詳しくは、Cloudant NoSQL DB の概要を参照してください。

手順

  1. bluemixUtility login コマンドを使用してログインします。 最初にログインした後は、このステップを再び実行する必要はありません。
  2. bluemixUtility marketplace コマンドを実行して、 コマンド・ライン・ユーティリティーで使用できるすべての IBM Cloud サービスに関する詳細をリストします。 以下の例を参照してください。
    サービス: cloudantNoSQLDB
    説明: Cloudant NoSQL DB は、最新の Web アプリケーションおよびモバイル・アプリケーション用に設計された、柔軟な JSON スキーマを活用する完全に管理されたデータ層です。
    Cloudant は、Apache CouchDB に基づいて構築され、Apache CouchDB と互換性があり、セキュアな HTTPS API を介してアクセス可能で、アプリケーションの進化とともに拡大します。
    Cloudant は ISO27001 および SOC2 Type 1 認証されており、すべてのデータが、データ・センター内部での HA/DR のため、クラスター内の別々の物理ノードで 3 重に保管されます。
    文書: https://console.ng.bluemix.net/docs/#services/Cloudant/index.html#Cloudant
    プラン: Standard、Lite
  3. 注: 既にインスタンスを作成済みの場合、次のステップに進みます。IBM Cloud ダッシュボードからインスタンスを作成することもできます。
    bluemixUtility createService [options] serviceType servicePlan serviceName コマンドを実行して、 使用する IBM Cloud サービスのインスタンスを作成します。 以下の例とリストされたサービスの説明を参照してください。
    $ bluemixUtility createService cloudantNoSQLDB Lite myCloudantService
  4. オプション: bluemixUtility listServices コマンドを実行して、作成したすべてのサービス・インスタンスの名前、タイプ、プランを表示します。 以下の例を参照してください。
    myCloudantService cloudantNoSQLDB Lite
  5. bluemixUtility import myCloudantService --pversion=v2 コマンドを実行して、構成をインポートします。
    重要: --pversion=v2 オプションは、cloudant-1.0 フィーチャーをインストールし、Java 用の正式な Cloudant ライブラリーをダウンロードします。API 情報については、公式の Cloudant Java ライブラリー API 資料 を参照してください。--pversion=v2 オプションが省略されている場合、couchdb-1.0 フィーチャーがインストールされ、Cloudant インスタンスとの通信には Ektorp ライブラリーが代わりに使用されます。
    1. サービスのアクセスに必要なライブラリーのライセンス条項に同意します。
    2. 構成が正常にインポートされたら、インポートされた構成をアプリケーションで使用するための追加のステップ (ライブラリーへのクラス・ローダー参照を追加する、など) を行います。 例えば、ダウンロードされたライブラリーを使用するには、以下のクラス・ローダー参照をアプリケーションに追加する必要があります。
      <application id="myCloudantApp">
               <classloader commonLibraryRef="cloudantNoSQLDB-library"/>
      </application>
  6. オプション: bluemixUtility listImports コマンドを実行して、インポートしたサービス構成を表示します。
    以下の IBM Bluemix サービス構成がインポート済みです。
    myCloudantService
  7. bluemixUtility bind [options] serverName serviceName を実行して、 Liberty サーバーに構成をバインドします。 要求されたら、ライセンス条項に同意します。 以下の例とリストされたサービスの説明を参照してください。
    bluemixUtility bind defaultServer myCloudantService
    myCloudantService に必要なフィーチャーがインストールされているかどうか調べています。
    必須のフィーチャーがすべてインストールされています。
    myCloudantService は現在 defaultServer サーバーにバインドされています。
    正式な Cloudant Java ライブラリーを使用するために --pversion=v2 オプションを指定してサービスをインポートした場合、 Cloudant データベースのデフォルト JNDI 名は cloudant/serviceName です。このオプションを指定しなかった場合、 デフォルト JNDI 名は couchdb/serviceName です。別の JNDI 名を使用してアプリケーションがデータベースを参照する場合、 --vjndiName オプションを使用してその JNDI 名を指定します。
    bluemixUtility bind defaultServer myCloudantService --vjndiName=couchdb/connector

タスクの結果

Liberty サーバーで Cloudant サービスを使用できるようになりました。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_config_blmx_cloudant.html