

開発者ツールを使用したトレース・ファイルおよびメッセージ・ログ・ファイルの表示
ローカル・サーバーまたはリモート・サーバーのトレース・ファイルおよびメッセージ・ログ・ファイルを WebSphere Developer Tools を使用して表示できます。
始める前に
- トレース・ファイルを表示するには、server.xml ファイルまたは bootstrap.properties ファイル内の traceformat 設定および tracespecification 設定を指定することによって、 トレースを有効にする必要があります。トレースの使用可能化について詳しくは、ロギングおよびトレースを参照してください。
- いずれかの構成ファイルを変更することによって、デフォルトのログ・ファイル名を messages.log および trace.log から変更し、デフォルトのディレクトリー名を WLP_OUTPUT_DIR/serverName/logs から変更することができます。
- 構成ファイルには、server.xml、bootstrap.properties、および server.properties があります。
- ローカル・サーバーに対するアクション:
- 指定したログ・ディレクトリー内にログ・ファイルがあることを確認してください。ファイルがない場合、ローカル・サーバーのメニュー・アクションは使用不可にされます。
- bootstrap.properties ファイルまたは server.env ファイルを変更した場合、変更を有効にするにはサーバーを再始動する必要があります。メニュー・アクションはサーバーが再始動されるまで一時的に使用不可にされます。
- 複数の構成ファイル内に同じ構成設定が指定された場合、server.xml ファイル内の設定が他の値に優先します。
- リモート・サーバーに対するアクション:
- サーバーが実行中であることを確認してください。実行中でない場合、メニュー・アクションは表示されません。
- ログ・ファイルのデフォルト・ロケーションを変更する場合、ReadDir または WriteDir 構成を server.xml ファイルに追加してログ・ロケーションを指定することによって、リモート・アクセスを含めてください。以下の例は、リモート・アクセスの追加方法を示しています。
<logging logDirectory="${server.output.dir}/log_a" maxFiles="10" traceFormat="BASIC" traceSpecification="com.ibm.ws.webcontainer*=all:com.ibm.wsspi.webcontainer*=all:HTTPChannel=all"/> <remoteFileAccess> <writeDir >${wlp.user.dir}</writeDir> <writeDir>${server.config.dir}</writeDir> <writeDir>${server.output.dir}</writeDir> <writeDir>${server.output.dir}/log_a</writeDir> </remoteFileAccess>
手順
タスクの結果
選択したログ・ファイルがデフォルトのエディターで表示されます。以下の例は、メッセージ・ログ・ファイルのレコードを示します。
[3/3/11 23:01:30:147 EST] 0000000f ApplicationMg Z WSVR0221I: Application started: DefaultApplication
このサンプルでは、[3/3/11 23:01:30:147 EST] がタイム・スタンプ、 0000000f がスレッド ID、ApplicationMg がロガー、 Z がレベル、WSVR0221I がメッセージ ID、Application started: DefaultApplication がメッセージです。