ダウンロードしたアーカイブを使用した Liberty のインストール

z/OS® を除くサポートされるすべてのプラットフォームで、アーカイブ・ファイルを解凍することで、Liberty を迅速にインストールできます。For distributed platformsWindows、Linux、および Mac OS では、WebSphere® Application Server Developer Tools for Eclipse をインストールしてから、ツールを使用して Liberty をインストールすることも可能です。

始める前に

ご使用のシステムが、Liberty を使用するためのオペレーティング・システム要件および Java™ 要件を満たしている必要があります。WebSphere Application Server detailed system requirements を 参照してください。

For IBM i platformsIBM® i プラットフォームの場合、以下のいずれかの場所に最小限のサポートされる Java レベルをインストールします。
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk_version/32bit
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk_version/64bit

このタスクについて

For distributed platformsFor IBM i platforms

Liberty を試し、Liberty を使って WebSphere Application Server traditional または Liberty 上で稼働するアプリケーションを開発する場合は、 WASdev ダウンロード・ページから、無料のサポート対象外エディションをダウンロードできます。

保証付きのサービス・レベルと IBM サポートを享受しながら Liberty を実稼働環境で使用するには、WebSphere Application Server (基本)WebSphere Application Server Network Deployment、または WebSphere Application Server Liberty Core のいずれかを購入する必要があります。Liberty はこれらのエディションに含まれています。また、各エディション固有のアーカイブ・ファイルとして別途Passport Advantage®・オンラインからダウンロードすることもできます。関連するサービスは、Fix Central から入手可能です。サポート対象外 JAR ファイルまたは ZIP ファイルをダウンロードして Liberty をインストールした場合、後でサポート対象エディションを購入して、既存のインストール済み環境のライセンスをアップグレードすることができます。

以下の表に、各タイプのインストール・アーカイブ・ファイルをダウンロードできる場所を示します。
表 1. インストール・アーカイブ・ファイルのロケーション
ファイル 内容 パスポート・アドバンテージ・オンライン IBM Fix Central WASdev Web サイト
サポートされるエディション固有の Liberty ランタイム環境をインストールするための JAR ファイル

例: wlp-nd-all-16.0.0.x.jar

ランタイム
エディション固有。フィックスパック 8.5.5.8 以降
フィーチャー
そのエディションに適用されるすべてのフィーチャー
 
サポートされない Liberty ランタイム環境をリミテッド・プロダクション・ライセンスでインストールするための zip ファイル

ライセンス・アップグレード JAR ファイルを使用して、サポートされるエディションにアップグレードできます。

例: wlp-webProfile7-16.0.0.x.zip

ランタイム
フィックスパック 8.5.5.6 以降
フィーチャー
オプションの Java EE 7 フィーチャー・セット
SDK
オプションの IBM Java 8 SDK
 
エディション固有の Liberty ランタイム環境をインストールするための JAR ファイル

ライセンス・アップグレード JAR ファイルを使用して、サポートされない JAR ファイルをサポートされるエディションにアップグレードできます。

例: wlp-nd-runtime-16.0.0.x.jar

注: 16.0.0.2 フィックスパックで、この JAR の削除予告が出されました。18.0.0.2 フィックスパック以降、このファイルは削除されます。
ランタイム
エディション固有。フィックスパック 8.5.5.1 以降
フィーチャー
最新レベルの 8.5.5.2 フィーチャー・セットにいたるまで
  完全サポート対象の JAR ファイル サポート対象外 JAR ファイルのみ
ライセンス・アップグレードの JAR ファイル:
  • 試行版またはサポート対象外エディションをサポート対象エディションにアップグレードする
  • サポート対象エディションを、より機能の豊富な別のサポート対象エディションにアップグレードする

例: wlp-nd-license.jar

ランタイム環境およびフィーチャーはありません  

手順

  1. アーカイブを次のいずれかのサイトからダウンロードします。
  2. アーカイブを任意のディレクトリーに解凍します。 アプリケーション・サーバー・ファイルはすべて、wlp ディレクトリーのサブディレクトリーに格納されています。
  3. オプション: ご使用の環境に JAVA_HOME プロパティーを設定します。

    Liberty では、実行するための Java ランタイム環境 (JRE) または Java SDK が必要です。WebSphere Application Server traditional が使用する Java SDK または JRE は共有されません。Liberty 環境のカスタマイズの説明に従って、server.env ファイル内の JAVA_HOME プロパティーを使用して Java SDK または JRE の場所を指定できます。server.env ファイル内に JAVA_HOME プロパティーを設定すると、Liberty は、Liberty サーバーの実行に使用されるユーザー・プロファイルに関係なく、同じ Java ランタイム・ロケーションを使用します。

    For IBM i platformsIBM i プラットフォームでは、 JAVA_HOME プロパティーをシステム・レベルの環境変数として設定することは推奨されていません。 IBM i プラットフォームは共有環境であるため、 システム・レベルの環境変数が変更されると他のアプリケーションに影響する可能性があります。

    For distributed platformsLinux システムまたは UNIX システムでは、代わりに、ユーザーの .bashrc ファイル内の JAVA_HOME を設定するか、PATH 環境変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。Windows システムでは、代わりに、JAVA_HOME をシステム環境変数として設定するか、PATH システム変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。例えば、Windows システムでは、以下のコマンドを使用して、JAVA_HOME プロパティーを設定し、パスに Java /bin ディレクトリーを追加することができます。
    set JAVA_HOME=C:¥Progra~1¥Java¥JDK8
    set PATH=%JAVA_HOME%¥bin;%PATH%
    注: Liberty のランタイム環境は、JAVA_HOME プロパティー、JRE_HOME プロパティー、システム PATH プロパティーの順に java コマンドを検索します。

    サポートされる Java 環境とその入手先について詳しくは、『Java の最小サポート・レベル』を参照してください。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_inst.html