Liberty における featureManager コマンドでのプロキシー・サーバーのサポートの構成

Liberty リポジトリーにプロキシー・サーバーを使用してアクセスできます。

始める前に

必要なディレクトリー構造が作成されていることを確認してください。 Liberty インストール・ディレクトリー内に etc ディレクトリーがない場合、作成する必要があります。
IBM® WebSphere® Liberty Repository にアクセスするときに、 インターネット・アクセスに制限があるか、またはファイアウォールが介在する場合は、次のホストおよびポートにアクセスできることを確認してください。
  • ポート 443 の public.dhe.ibm.com
  • ポート 443 の asset-websphere.ibm.com

このタスクについて

featureManager コマンドを実行することによって、ユーザー定義のプロキシー・サーバーを介して Liberty リポジトリーに接続できます。

注:
  • featureManager コマンドは、HTTP/HTTPS プロトコルのプロキシー・サーバーのみをサポートします。
  • プロキシー・サーバーは、featureManager コマンドの install オプションと find オプションにのみサポートされます。

featureManager コマンドと installUtility の両方が、 同じ構成プロパティー・ファイル repositories.properties を使用します。 プロキシー設定は共有されますが、リポジトリー設定は installUtility コマンドでのみ使用されます。より多くのアセット・タイプを複数のリポジトリーから処理できるため、 installUtility コマンドを使用することのほうが featureManager コマンドよりも推奨されます。 詳しくは、『installUtility コマンドのリポジトリーおよびプロキシー設定の構成』を参照してください。

featureManager コマンドでのプロキシー・サーバーのサポートを構成するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. <Liberty_installation_dir>/etc ディレクトリー内に ASCII プロパティー・ファイルを作成し、repositories.properties という名前を付けます。
  2. repositories.properties ファイルに、プロキシー・サーバー構成の以下のプロパティーを指定します。
    1. プロキシー・サーバーのホスト名をプロトコル情報を含めずに指定します。
      proxyHost=proxy.xyz.com
    2. プロキシー・サーバーのポート番号を指定します。
      proxyPort=8080
    3. プロキシー・サーバーのユーザー名および暗号化されたパスワードを指定します。 プロキシー・サーバーのパスワードは securityUtility コマンド (<Liberty_installation_dir>/bin/ ディレクトリー内にあります) を使用して暗号化する必要があります。

      エンコードのオプションについて詳しくは、『securityUtility コマンド』を参照してください。

      プロキシー・サーバーが認証を必要としない場合、proxyUser プロパティーと proxyUserPassword プロパティーは不要です。
      proxyUser=user
      proxyUserPassword={aes}Ly0wJyYPKDs=
  3. repositories.properties ファイルを保存します。

次のタスク

featureManager install name コマンドまたは featureManager find searchString --viewInfo コマンドを実行して、指定されたプロキシー・サーバーを介して Liberty リポジトリーから適切な Liberty フィーチャーをインストールまたは照会します。詳しくは、featureManager コマンドを参照してください。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_featuremanager_proxy.html