For distributed platformsFor IBM i platforms

ZIP アーカイブ・ファイルの解凍による Liberty のインストール

ZIP アーカイブ・ファイルを解凍することによって、Liberty およびオプション・フィーチャーをインストールできます。これらの ZIP ファイルは、 Liberty の使用を素早く開始できるように設計されています。

始める前に

ご使用のシステムが、Liberty を使用するためのオペレーティング・システム要件および Java™ 要件を満たしている必要があります。WebSphere Application Server detailed system requirements を 参照してください。

For IBM i platformsIBM® i プラットフォームの場合、以下のいずれかの場所に最小限のサポートされる Java レベルをインストールします。
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk_version/32bit
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk_version/64bit

このタスクについて

ZIP ファイルから Liberty をインストールすると、開発環境では Liberty プロファイルを無料、サポートなし、無制限で使用することができ、 規模の小さいテスト環境および実稼働環境ではサポートなしの限定的な使用が可能です。詳しくは、wlp¥lafiles ディレクトリーにあるライセンス情報およびご使用条件についてのファイル、または「WASdev.net」を参照してください。IBM サポートにアクセスでき、テストおよび実動で無制限に使用できるように、 後でサポート対象エディションを購入し、既存のインストール済み環境からアップグレードできます。
必要に応じて、いくつかの ZIP ファイルから選択することができます。
  • Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) 7 テクノロジー: Liberty ランタイム環境に加えて、Java EE 7 フル・プラットフォーム、Web Profile、またはアプリケーション・クライアントをサポートするフィーチャーをインストールします。
  • IBM Java 8: Liberty ランタイム環境、Java EE 7 Web Profile をサポートするフィーチャー、および IBM SDK Java Technology Edition バージョン 8 をインストールします。
  • Liberty カーネルのみ: Liberty ランタイム環境のみをインストールします。
使用可能な ZIP アーカイブ・ファイルのリストについては、『インストール ZIP アーカイブ・ファイルのリスト』を参照してください。

マルチメディア ご覧ください: Video: Installing Liberty from a ZIP file では、ZIP アーカイブ・ファイルから Liberty を素早くインストールし、サーバーを始動し、アプリケーションを追加し、サポート対象のインストール済み環境にアップグレードする方法が説明されています [トランスクリプト]

手順

  1. Fix Central から、または WASdev.net の「製品アセット」ページから、配布イメージの ZIP ファイルをダウンロードします。
  2. 配布イメージを、希望するディレクトリーに解凍します。 アプリケーション・サーバー・ファイルはすべて、wlp ディレクトリーのサブディレクトリーに格納されています。
  3. オプション: ご使用の環境に JAVA_HOME プロパティーを設定します。

    Liberty では、実行するための Java ランタイム環境 (JRE) または Java SDK が必要です。WebSphere® Application Server traditional が使用する Java SDK または JRE は共有されません。Liberty 環境のカスタマイズの説明に従って、server.env ファイル内の JAVA_HOME プロパティーを使用して Java SDK または JRE の場所を指定できます。server.env ファイル内に JAVA_HOME プロパティーを設定すると、Liberty は、Liberty サーバーの実行に使用されるユーザー・プロファイルに関係なく、同じ Java ランタイム・ロケーションを使用します。IBM Java SDK をダウンロードするには、IBM Java SDKs for WebSphere Liberty を参照してください。

    For IBM i platformsIBM i プラットフォームでは、 JAVA_HOME プロパティーをシステム・レベルの環境変数として設定することは推奨されていません。 IBM i プラットフォームは共有環境であるため、 システム・レベルの環境変数が変更されると他のアプリケーションに影響する可能性があります。

    For distributed platformsLinux システムまたは UNIX システムでは、代わりに、ユーザーの .bashrc ファイル内の JAVA_HOME を設定するか、PATH 環境変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。Windows システムでは、代わりに、JAVA_HOME をシステム環境変数として設定するか、PATH システム変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。例えば、Windows システムでは、以下のコマンドを使用して、JAVA_HOME プロパティーを設定し、パスに Java /bin ディレクトリーを追加することができます。
    set JAVA_HOME=C:¥Progra~1¥Java¥JDK8
    set PATH=%JAVA_HOME%¥bin;%PATH%
    注: Liberty のランタイム環境は、JAVA_HOME プロパティー、JRE_HOME プロパティー、システム PATH プロパティーの順に java コマンドを検索します。

    サポートされる Java 環境とその入手先について詳しくは、『Java の最小サポート・レベル』を参照してください。

  4. オプション: インストール済み Liberty を、制限のない実動版にアップグレードします。 ライセンスをアップグレードすると、無制限のテスト環境または実稼働環境で IBM サポートへのフルアクセスが可能になります。詳しくは、Liberty のインストール済み環境へのライセンス適用を参照してください。

次のタスク

ZIP ファイルから Liberty をインストールした後、追加のアセットをインストールすることによって、環境をさらにカスタマイズできます。『Liberty リポジトリーのアセットのインストール』を参照してください。

For IBM i platformsIBM i プラットフォームでは、配布イメージを解凍した後、 すべてのサーバーを、製品で提供される QEJBSVR ユーザー・プロファイルの下でバッチ・サブシステムのジョブとして稼働するように構成できます。詳しくは、Liberty サーバーが IBM i の QWAS9 サブシステムのジョブとして始動するように構成を参照してください。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

ファイル名: twlp_inst_kernel_zip.html