HTTP コンジット・クライアント・プロパティーおよびユーザー・カスタム・プロパティーの使用可能化
Liberty で JAX-WS アプリケーションの ibm-ws-bnd.xml ファイルを使用して、HTTP クライアント・プロパティーおよびユーザー・カスタム・プロパティーを定義できます。
始める前に
ibm-ws-bnd.xml ファイルは、Web ベースの Web サービス・アプリケーション (WAR ファイル) の /WEB-INF ディレクトリー内、または EJB ベースの Web サービス・アプリケーション (JAR ファイル) の /META-INF ディレクトリー内になければなりません。クライアントが clientContainer で実行されている場合、ibm-ws-bnd.xml ファイルは、クライアント EAR 内の JAR ファイルの /META-INF ディレクトリーになければなりません。
このタスクについて
HTTP クライアント・プロパティーおよびユーザー・カスタム・プロパティーは、@WebServiceRef アノテーションによって注入された特定のサービス・クライアントまたはサービス・ポートに関し、ibm-ws-bnd.xmlファイル内の service-ref および port エレメントを使用して定義できます。
port エレメント内のプロパティーは、service-ref エレメント内の同一プロパティーをオーバーライドします。
- HTTP クライアント・プロパティー
- 以下の HTTP クライアント・プロパティーは Liberty でサポートされます。これらのプロパティーは接頭部 http.conduit.client. を持つ必要があります。例: http.conduit.client.ConnectionTimeout。
これらの HTTP クライアント・プロパティーは、SOAP メッセージの送受信の際にのみ有効で、WSDL URL への接続時には適用されません。
- ConnectionTimeout
- ReceiveTimeout
- AsyncExecuteTimeout
- AsyncExecuteTimeoutRejection
- AutoRedirect
- MaxRetransmits
- AllowChunking
- ChunkingThreshold
- Connection
- DecoupledEndpoint
- ProxyServer
- ProxyServerPort
- ProxyServerType
- NonProxyHosts
- これらのプロパティーの詳細については、『Apache CXF での HTTP 構成スキーマ』および 『クライアント HTTP トランスポート (SSL サポートを含む)』を参照してください。
- ユーザー・カスタム・プロパティー
- Liberty 内のサポートされている HTTP クライアント・プロパティーに加え、ご使用のアプリケーションで使用する可能性のあるユーザー・カスタム・プロパティーを定義し、それらのプロパティーをクライアント要求コンテキストから取得することができます。properties エレメントで定義されたすべての属性が、サービス・クライアント要求コンテキストに追加されます。
ibm-ws-bnd.xml ファイル 内で構成できるすべての使用可能なエレメントについては、『ibm-ws-bnd.xml ファイル』を参照してください。