WebSphere インターロック

IBM® Business Process Management (BPM) プラットフォームを使用することにより、ビジネス・プロセスによる変化の力を利用できるようになります。BPM は、変化を受け入れるのに役立ちます。ビジネス・プロセスを継続的に最適化したり、ビジネスと IT の整合性を継続的に維持したりすることが可能になります。 主要な機能は、以下のとおりです。

WebSphere® Business Modeler は、組織がビジネス・プロセスを十分に視覚化し、理解し、文書化し、分析するのに役立ちます。WebSphere Business Modeler の使いやすいドラッグ・アンド・ドロップ方式のインターフェースを利用して、プロセス・フローを作成したり、Visio または他の設計ツール (Aris など) からプロセス・フローをインポートしたりすることができます。「what-if」シミュレーション・シナリオを実行することによって、プロセスがどのように流れるのか、どこにボトルネックがあるのか、予定したコスト削減がどのようになるのかを、インプリメンテーション作業を開始する前に 正確に予測できます。 WebSphere Business Modeler の拡張機能には、BPM プロジェクト資産の高度ライフ・サイクル管理と、プロセス・モデルや他の成果物の簡便な再利用および追跡可能性が含まれています。WebSphere Business Modeler は、ビジネス・プロセスと BPM およびカスタム・グラフィカル・イメージとの通信を単純化し、 ヒューマン・ワークフローのモデリングを促進し、Linux® 用の拡張されたプラットフォーム・サポートを提供します。

WebSphere Business Modeler Publishing Server では、社内の他の関係者やサブジェクト・マター・エキスパートとプロセス・モデル設計を共用することができます。これは、他のユーザーがコメントを付けたり、確認したり、新しいプロセスについてのフィードバックを提供したりすることができるように Web ベースのブラウザーで作業を公開することによって実現できます。

事前ビルド業界プロセス・モデルおよび資産を使用することにより、価値実現までの時間 (Time to Value) を短縮し、BPM デプロイメントのベスト・プラクティスを利用できるようになります。

WebSphere Process Server は、新しいビジネス・プロセスを作成およびデプロイできるようにする 高性能プロセス・エンジンです。これにより、ビジネス資産 (人員、プロセス、および情報サービス) を調整することが可能となり、単一の Service Oriented Architecture (SOA) 環境での高度に最適化された効果的なプロセスを形成するのに役立ちます。WebSphere Process Server の拡張機能には、すぐに使用可能な新しい Web 2.0 BPM クライアントを使用するビジネス・ユーザーのサポートが含まれています。Microsoft® Windows® 2008 Server および IBM i5/OS® V6R1 のプラットフォームもサポートされるようになりました。

WebSphere Integration Developer には、 WebSphere Process Server、WebSphere ESB、および WebSphere Adapter で SOA ベースの統合ソリューションを作成するための共通ツールが用意されています。 これにより、統合開発者は、Java™ の実用的な知識がなくても、ドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用して、複雑なビジネス・ソリューション・プロセス、メディエーション、アダプター、またはコード・コンポーネントを組み立てることができるようになります。 WebSphere Integration Developer の拡張機能には、BPM 製品の強固なライフ・サイクル管理が含まれているため、反復型開発や、ヒューマン・タスクおよびビジネス・ルールの追跡可能性の向上に役立ちます。

WebSphere Services Registry and Repository を使用すると、SOA 内のサービスおよびポリシーの公開、検索、拡充、管理、およびガバナンスを実行できるようになります。また、サービスのライフ・サイクルを通じて サービスの SOA ガバナンスが可能となり、再利用が促進され、サービス、アプリケーション、およびプロセスの可視性を高めることによって冗長度が低くなります。

WebSphere Business Monitor によって、ビジネス・プロセスをリアルタイムにモニターすることが可能となり、可視性が高まり、プロセスのパフォーマンスや運用メトリックを洞察できるようになるため、プロセスの継続的な改善がサポートされます。ビジネス・ユーザーのためのアラートや通知と共に、ビジネス・プロセスの状況が視覚的に表示されます。プロセス・パフォーマンス・データが WebSphere Business Modeler にエクスポートされるため、ビジネス・プロセスの継続的な改善が促進されます。

関連概念
ビジネス・サービス
製品の概要
WebSphere Business Services Fabric アセンブリー・プロセス
関連資料
ご利用条件
特記事項および商標