Fabric ツールでは、ユーザーを特定のロールにマップすることによってセキュリティーが高められています。
次の表に、Fabric ツールの現在のロール・マッピングのプロファイルを示します。
J2EE ロール |
Business Services Repository |
Subscriber Manager |
Performance Manager |
Governance Manager – 編集/インポート/エクスポート |
Governance Manager - 表示 |
Composition Studio |
FabricAdministrator |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
FabricBasicUser |
X |
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X |
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FabricStudioUser |
X |
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X |
X |
FabricPerformanceUser |
X |
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X |
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X |
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FabricGovernanceAdministrator |
X |
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X |
X |
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FabricSubscriberManager |
X |
X |
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X |
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次のリストでは、各ユーザー・ロールと、それが Fabric ツールへどのように関与するかについての定義を示します。
- Fabric Administrator (全アクセス権限) - システム管理者はその他のすべてのロールに勝る権限を持ち、システム内のすべてのものにアクセスできます。デフォルト UTE 構成では、システム管理者権限を持つ admin ユーザーがセットアップされています。これにより、コラボレーションまたは実動で使用するための安全な Foundation Pack のインストールが設定されます。
- Fabric Basic User (読み取り専用の Web 表示のみ) - このロールでは、Business Service Repository および Governance Manager への読み取り専用アクセスが可能です。
ブラウザーを使用して Fabric Web ツールにログオンする必要があるユーザーに、適切なアクセス権レベルを設定します。
- Fabric Governance Administrator (Governance Manager および
Fabric Basic User への全アクセス権限) - Fabric Governance Administrator ロールは、Business Services Repository に格納されたデータに加えられたすべての変更を制御します。そのデータには以下のようなものがあります。
- チームへのユーザーの割り当て
- プロジェクトおよび名前空間の定義
Composition Studio ユーザーは、自分が制御しやすいローカル環境でプロジェクトおよび名前空間を作成し、その内容を含む Fabric Content Archive をインポートするようにガバナンス管理者に依頼することができます。
- Fabric Studio User (Composition Studio および Fabric Basic User) -
Fabric Studio User ロールには、複製、変更リストの実行依頼、およびガバナンス状況のセキュアなサービスを使用するための Composition Studio の全アクセス権限があり、自由に BSR Viewer を使用してリポジトリー・メタデータを参照することができなければなりません。Fabric Studio User ロールには、ガバナンス・モデルとの対話に必要な「環境」、「リポジトリー」、「名前空間」、「プロジェクト」、「チーム」、「変更リスト」などのガバナンス・ビューへの読み取り専用アクセス権もあります。
- Fabric Subscriber Manager (Subscriber Manager および Fabric Basic
User) -
このロールには、Subscriber Manager に対する全アクセス権限があり、必要なすべてのサブスクライバー管理機能を実行できます。
- Fabric Performance User (Performance Manager および Fabric Basic
User) -
このロールは、ユーザーが Performance Manager のすべての機能を表示および使用できるようにします。