サフィックス DN

サフィックスは、ローカルに保留されるディレクトリー階層内の最上部の項目を識別する DN です。LDAP で使用される相対命名スキーマのために、この DN は、そのディレクトリー階層内のその他すべての 項目のサフィックスともなります。ディレクトリー・サーバーには、それぞれがローカルに保留されるディレクトリー階層を識別する複数のサフィックスを含めることができます。たとえば、"o=ibm,c=us" です。

: サフィックスに一致する特定の項目をディレクトリーに追加しなければなりません。たとえば、サフィックスとして o=ibm,c=us を追加する場合は、以下の項目をデータベースに追加しなければ、そのサフィックスのデータをデータベースにロードできません。

dn: o=ibm,c=us
objectclass: top
objectclass: organization
o: ibm

ディレクトリーに追加する項目は、ou=Marketing,o=ibm,c=us などの DN 値に一致するサフィックスを持たなければなりません。照会がローカル・データベース用に構成されたいずれのサフィックスにも一致しない場合は、その照会は、デフォルト参照によって識別される LDAP サーバーを対象とします。LDAP デフォルト参照が指定されていない場合は、「オブジェクトは存在していません」という結果が戻されます。