「リアルタイム・ポーラー」のヘルプ
リアルタイム・ポーラー機能は、以下で構成されます。
「リアルタイム・ポーラー」ウィンドウ
「リアルタイム・ポーラー」ウィンドウを使用すると、指定したホスト内のポーリング・オブジェクトのパフォーマンス・データをリアルタイムでグラフ表示することができます。複数のホストからの、複数ポーリング・オブジェクトのデータを、単一のグラフに結合できます。ポーリング・オブジェクトのポーリング間隔も指定でき、かつグラフ上に表示される最大ポイント数も指定できます。
注: |
- 「リモート Ping」ダイアログ・ボックスを開き、
z/OS UNIX システム・サービスからそのノードをポーリングしてから、
リアルタイム・ポーラーでそのノードをポーリングします。
これにより、ノードの状況を把握することができます。
- ランタイム中、リアルタイム・ポーラーは以下の構成ディレクトリーを作成します。
%bindir%\..\generic_unix\TDS\client\bin\config 。config ディレクトリーからは、リアルタイム・ポーラーでポーリングされているノードと同一名の追加ディレクトリーが作成されます。したがって、config ディレクトリーおよびそのすべてのサブディレクトリーは、リアルタイム・ポーラーが実行中でないときには削除できます。
defaultRTP.properties ファイルには、さらに Java(tm) オプションもあります。
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このウィンドウは、以下の対話式の領域で構成されています。
- 「表示」ボタン
- 「リアルタイム・ポーラー」ウィンドウの左上部のボタンには、以下の機能があります。
- 「新規ホスト」ボタン
- ポーリング・オブジェクトを表示するホストを指定します。このボタンをクリックすると、
「新規ホストを追加する」ダイアログ・ボックスがオープンし、追加するホストを指定し、かつ関連したポーリング・オブジェクトを表示することができます。
- 「最大ポイント」ボタン
- ポーリング・ポイントを表示できなくなる前に、
グラフ表示領域上に表示されるポーリング・ポイント数を指定します。このボタンをクリックすると、
「ポイント数を変更する」ダイアログ・ボックスがオープンし、表示する最大ポイント数を指定できます。
この機能により、グラフ表示領域上のすべての活動状態のポーリング・オブジェクトの最大ポイント数が
変更されます。
注: |
- 最大ポイント数のデフォルトは 15 ポイントです。
- 最大ポイント数の値を変更すると、
表示されているすべてのポーリング・オブジェクト、
およびグラフに追加した任意のポーリング・オブジェクトの、
グラフ上に表示される最大ポイント数が変更されます。
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- 「追加」ボタン
- ポーリング・オブジェクト・リストに、
指定したポーリング・オブジェクトを追加します。
- 「選択」フィールド
- ナビゲーション・ツリーから選択した、
ポーリング・オブジェクトを表示します。ナビゲーション・ツリー内のポーリング・オブジェクトを選択すると、選択したオブジェクトをポーリング・オブジェクト・リストに追加するまで、そのオブジェクトは「選択」フィールドに表示されます。
- ナビゲーション・ツリー
- 指定したそれぞれのホスト、およびそのホストに関連付けられたすべてのポーリング・オブジェクトを表示する階層構造です。ポーリング・オブジェクトをクリックすると、
「選択」フィールドにナビゲーション・ツリーが表示されます。
- グラフ表示領域
- 指定したポーリング・オブジェクトのパフォーマンス・データを表示します。この領域では、複数の
ポーリング・オブジェクトおよび複数のホストのパフォーマンス・データをグラフ表示でき、パフォーマンスを
比較できます。それぞれのポーリング・オブジェクトのグラフ行ごとに、その色が異なります。この領域に
グラフ表示されているポーリング・オブジェクトの行の色は、ポーリング・オブジェクト・リストに
リストしたポーリング・オブジェクトの色に対応します。
- ポーリング・オブジェクト・リスト
- それぞれのポーリング・オブジェクトごとに、その名前および状況を表示します。たとえば、
ポーリング・オブジェクトの状況は「
実行中...
」または「停止済み
」というように
表示されます。複数のポーリング・オブジェクトのモニターを補助するために、
この領域のポーリング・オブジェクトの色は、グラフ表示領域にグラフ表示されたときの
ポーリング・オブジェクトの色と対応しています。
- 状況ボタン
- 「リアルタイム・ポーラー」ウィンドウの下部にあるボタンにより、
グラフ表示領域に表示するポーリング・オブジェクト、
およびポーリング・オブジェクト・リスト内のポーリング・オブジェクトが管理されます。
詳細は以下の通りです。
- 「開始」ボタン
- 「停止済み」であるポーリング・オブジェクトのポーリングを開始します。その
ポーリング・オブジェクトの状態を、グラフ表示領域にグラフ表示し、
またその状況はポーリング・オブジェクト・リストに「
実行中...
」として
表示されます。
- 「停止」ボタン
- オブジェクトのポーリングを停止します。グラフ表示領域での
そのポーリング・オブジェクトのグラフ表示を停止し、そのポーリング・オブジェクトの状況は、
ポーリング・オブジェクト・リストに「
停止済み
」として表示されます。
オブジェクトのポーリングを停止するには、ポーリング・オブジェクト・リストで
そのオブジェクトを選択し、次に「停止」ボタンをクリックします。この
ポーリング・オブジェクトはポーリング・オブジェクト・リスト上に残るので、除去しない限り再始動できます。
- 「除去」ボタン
- グラフ表示領域、およびポーリング・オブジェクト・リストから、
停止済みのポーリング・オブジェクトを除去します。停止済みのポーリング・オブジェクトを除去するには、
ポーリング・オブジェクト・リストでそのオブジェクトを選択し、次に「除去」ボタンを
クリックします。
- 間隔
- 「ポーリング間隔を変更する」ダイアログ・ボックスをオープンします。
これにより、
選択したポーリング・オブジェクトのポーリング間隔を秒単位で設定できるようになります。
- 「グラフをクリアする」ボタン
- グラフ表示領域をクリアします。(ポーリング・オブジェクト・リストに表示される) まだ「
実行中...
」のポーリング・オブジェクトは、
指定したポーリング間隔で、再度グラフ表示を開始します。
注: |
- リアルタイム・ポーラーのセキュリティーの設定に関する情報は、
Tivoli NetView for z/OS セキュリティー・リファレンス の
『保護可能な NetView コマンド、キーワード、および値』の章を参照してください。
- リアルタイム・ポーラーのインストールの詳細については、
Tivoli NetView for z/OS インストール: グラフィカル・コンポーネントの構成 を参照してください。
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「新規ホストを追加する」ダイアログ・ボックス
「新規ホストを追加する」ダイアログ・ボックスを使用すると、
モニターしたいホストを指定でき、
そのホストをリアルタイム・ポーラーのナビゲーション・ツリーに追加できます。
このダイアログ・ボックスを使用して、以下を指定できます。
- 「ホスト名 (IP アドレス)」入力フィールド
- このフィールドには、ホスト名、または完全修飾 IP アドレスのいずれかを指定します。
- 「コミュニティー名」入力フィールド
- この入力フィールドには、ホストのコミュニティー名を指定します。コミュニティー名のデフォルトは
public
です。
- 「ポーリング間隔 (秒)」入力フィールド
- 状況を照会するため、ポーリングの間に待機する秒数を指定します。デフォルトは 10 秒です。
注: | 新規ホストを追加し、他のホストですでにポーリングされているオブジェクトのポーリングを開始する場合、新規ポーリング・オブジェクトは、既存のポーリング・オブジェクトのポーリング間隔を継承します。たとえば、ホスト OldHost の IP_Packet をポーリングしていて、NewHost を追加し、NewHost で同様に IP_Packet をポーリングしたい場合、NewHost での IP_Packet のポーリング間隔は OldHost の IP_Packet を継承します。この場合、NewHost の IP_Packet に割り当てたポーリング間隔には関係なく継承します。 |
以下のボタンのうち 1 つをクリックします。
- 追加
- 指定したホストのリアルタイム・ポーラーをオープンします。
- 取り消し
- リアルタイム・ポーラーをオープンせずに、ダイアログ・ボックスをクローズします。
「ポーリング間隔を変更する」ダイアログ・ボックス
「ポーリング間隔を変更する」ダイアログ・ボックスを使用すると、
「リアルタイム・ポーラー」ウィンドウ内の
任意のポーリング・オブジェクトのポーリング間隔を変更できます。
このダイアログ・ボックスを使用して、以下を指定できます。
- ポーリング間隔 (秒単位)
- 状況を照会するため、オブジェクトをポーリングする間の時間間隔 (秒単位で) を指定します。
注: |
- ポーリング間隔のデフォルトは 10 (秒) です。
- 「間隔」ボタンを使用すると、
1 回につき 1 つの選択したポーリング・オブジェクトのポーリング間隔を変更することができます。
- オブジェクトのポーリング間隔を変更すると、表示画面が再描画され、
その表示画面上でのグラフ表示が再度開始されます。
- Ctrl キーを押しながら右マウス・ボタンをクリックして、
オブジェクトを選択解除します (すなわち、どのオブジェクトも選択しない)。
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以下のボタンのうち 1 つをクリックします。
- 変更
- リアルタイム・ポーラーでのポーリング・オブジェクトのポーリング間隔を変更します。
- 取り消し
- ポーリング間隔を変更せずに、ダイアログ・ボックスをクローズします。
「ポイント数を変更する」ダイアログ・ボックス
「ポイント数を変更する」ダイアログ・ボックスを使用すると、
「リアルタイム・ポーラー」ウィンドウのグラフ表示領域上に表示されるすべてのポーリング・オブジェクトの、表示するポイント数を変更できます。
このダイアログ・ボックスを使用して、以下を指定できます。
- ポイント数
- モニターしているポーリング・オブジェクトの、
「リアルタイム・ポーラー」ウィンドウのグラフ表示領域上に表示されるポイント数を指定します。デフォルトは 15 ポイントです。
注: | 最大ポイント数の値を変更すると、
表示されているすべてのポーリング・オブジェクト、
およびグラフに追加した任意のポーリング・オブジェクトの、
グラフ上に表示される最大ポイント数が変更されます。 |
以下のボタンのうち 1 つをクリックします。
- 変更
- リアルタイム・ポーラーで、ポーリング・オブジェクトの表示されるポイント数を変更します。
- 取り消し
- ポイント数を変更せずに、ダイアログ・ボックスをクローズします。