「サービス・ポイント・パケット・トレース要約」のヘルプ

このヘルプ・ページでは、 延期されたパケット・トレースの開始、停止、または取り消しの方法について説明します。 また、トレースの即時開始または開始の延期に関するトレース・オプション、 外部書き出しプログラム、継続時間などの指定方法についても説明します。 すべての定義済み装置リンクをデフォルト値と共にリストしてありますので、 参考にしてください。 リンク装置の更新または追加のための拡張ビューが提供されています。

サービス・ポイント / スタック

トレースされるサービス・ポイント / スタック。 これは、 DSIPARM メンバー FKXCFG01 構成ファイル内の TCP390 定義ステートメントで定義されています。 スタックが定義されていない場合は、「ローカルの」TCP/IP スタックが想定されます。

プロシージャー

TCPIP アドレス・スペースの開始に使用される、カタログ化されたプロシージャーのメンバー名。 これは、構成ファイルに定義されています。

ドメイン

サービス・ポイントが常駐する NetView ドメイン。

トレース開始の延期時刻 / トレース開始時刻 / トレース延期後の開始時刻

トレース開始の延期時刻 これは、トレースが非アクティブの場合にのみ表示されます。 もっと後にトレースを開始する場合は、このフィールドにトレース開始の延期時刻を指定します。 このフィールドが省略されている場合は、トレースは即時に開始されます。 時刻形式は、YYYY-MM-DD-HH.MM.SS (年-月-日-時.分.秒) です。 入力された日時が現在時刻よりも前の場合は、エラーが戻されます。 日付部分の YYYY-MM-DD が省略されており、HH.MM.SS の入力が現在時刻よりも前の場合は、 トレースは次の日のこの入力時刻に開始されます。 使用する時刻の値は、CHRON 標準に準拠していなければなりません。
トレース開始時刻 これは、トレースがアクティブの場合にのみ表示されます。 このフィールドは、トレースが開始された時刻を表示します。
トレース延期後の開始時刻 これは、トレースが延期された場合にのみ表示されます。 このフィールドは、トレースの延期が終了する時刻を表示します。

トレース所有者

パケット・トレースの開始、または延期されたトレースのスケジュールを行うオペレーター ID。 延期されたトレースの場合にこのオプションを使用すると、ユーザーは指定された時刻に アクティブになる ID の名前を指定でき、タイマーが正常に実行されるようになります。 その場合でも、トレース所有者は、元の要求者です。 延期されたタイマーが、 要求側のオペレーター ID が NetView にログインしていない時刻に設定された場合は、 そのタイマーは失敗します。 トレース所有者を指定するには、「トレース所有者」フィールドをクリックします。

注: トレース所有者はターゲット・ホストの DSIPARM メンバー DSIOPF で定義されている 「オペレーター ID (OPID)」と一致していなければなりません。 パケット・トレースが開始されている、または延期されている場合は、 このフィールドを変更することはできません。

タイマーの設定

トレースの継続時間。 ある一定の時間トレースを実行する場合は、 このフィールドに HH.MM.SS (時.分.秒) の形式で継続時間を指定します。 使用する時刻の値は、CHRON 標準に準拠していなければなりません。 パケット・トレースが開始されている場合は、このフィールドを変更することはできません。 タイマーをブランクのままにすると、トレースは手作業で停止するまで実行されます。

書き出し機能

これは必須フィールドです。トレース・データを保管する、 外部書き出しプログラムのソース JCL を指定します。 外部書き出しプログラムの ソース JCL の作成についての詳細は、 「z/OS MVS 診断: ツールと保守援助プログラム」を参照してください。 パケット・トレースが開始されている場合は、このフィールドを変更することはできません。

タイマー・タスク ID

この要求の延期されたトレース・タイマーがスケジュールされているオペレーター・タスク。 これは、延期されたトレース用にのみ表示されます。

リンク装置

トレースを行うサービス・ポイント上の装置。 装置リンクは、「装置の追加」ボタンを選択することにより定義されます。

長さ

IP パケットの切り捨てられた部分をトレースするよう指定します。 長さを 1 から 65535 までの範囲内で指定するか、 またはパケット全体を取り込むデフォルトの「全体」を使用することができます。

プロトコル

トレースするプロトコル・タイプを指定します。 これは、TCP=6、UDP=17、ICMP=1、および RAW=255 というリテラルのいずれかか、 または 0 から 255 まで範囲の数値で指定できます。 PROT パラメーターが省略されているか、またはアスタリスク (*) が指定されている場合は、 すべてのプロトコルのパケットがトレースされます。 デフォルト値は、* です。

IP アドレス

インバウンド・パケットおよびアウトバウンド・パケットの送信元アドレス および宛先アドレスの両方と比較する IP アドレスを指定します。 パケットの送信元アドレスまたは宛先アドレスのどちらかが、 指定された IP アドレスと一致する場合、そのパケットはトレースされます。 IP アドレスは、小数点付き 10 進表記で指定しなければなりません。 IP オプションが省略されているか、またはアスタリスク (*) が指定されている場合は、 すべての IP アドレスがトレースされます。 デフォルト値は、* です。

サブネット・マスク

付随する IP パラメーターに指定されている IP アドレスのホスト およびネットワーク部分に適用されるサブネット・マスクを指定します。 サブネット・マスクは、小数点付き 10 進表記で指定されなければならず、 また、IP パラメーターと共に指定する必要があります。 デフォルト値は、255.255.255.255 です。

ソース・ポート

インバウンド・パケットおよびアウトバウンド・パケットの ソース・ポートと比較するポート番号を指定します。 ポート番号は、1 から 65535 までの範囲内の整数です。 パケットのソース・ポートが指定されたポート番号と同じ場合は、そのパケットはトレースされます。 この比較は、 TCP プロトコルまたは UDP プロトコルのどちらかを使用しているパケットに対してのみ実行されます。 他のプロトコルを使用しているパケットはトレースされません。 ソース・ポート・パラメーターが省略されている場合は、パケットのソース・ポートは検査されません。 アスタリスク (*) が指定されている場合は、 すべてのプロトコルおよびすべてのソース・ポートのパケットがトレースされます。 デフォルト値は、* です。

宛先ポート

インバウンド・パケットおよびアウトバウンド・パケットの 宛先ポートと比較するポート番号を指定します。 ポート番号は、1 から 65535 までの範囲内の整数です。 パケットの宛先ポートが指定されたポート番号と同じ場合は、 そのパケットはトレースされます。 この比較は、 TCP プロトコルまたは UDP プロトコルのどちらかを使用しているパケットに対してのみ実行されます。 他のプロトコルを使用しているパケットはトレースされません。 宛先ポート・パラメーターが省略されている場合は、 パケットの宛先ポートは検査されません。 アスタリスク (*) が指定されている場合は、 すべてのプロトコルおよびすべてのソース・ポートのパケットがトレースされます。 デフォルト値は、* です。

トレース開始の延期の開始 / 停止 / 取り消し

トレース開始の延期を開始、停止、または取り消す場合は、 システム処理のためアクションが応答するのに数分かかる場合があります。 アクションが実行される場合、 ユーザーは、更新された状況で「サービス・ポイント IP トレース要約」ページへ戻されます。

開始 パケット・トレースを開始するには、「トレースの開始」ボタンをクリックします。 「トレース開始の延期時刻」が指定されている場合は、 指定された所有者 ID がアクティブであれば、トレースは指定されている時刻に開始されます。 このボタンは、トレースがアクティブか、または延期されている場合は表示されません。
停止 パケット・トレースを停止するには、「トレースの停止」ボタンをクリックします。 このボタンは、トレースが非アクティブか、または延期されている場合は表示されません。
トレース開始の延期の取り消し トレース開始の延期を取り消すには、「トレース開始の延期」ボタンをクリックします。 このボタンは、トレースがアクティブか、または停止されている場合は表示されません。

装置の更新

リンク装置のトレース・オプションを更新するには、 更新するリンク装置に対応するラジオ・ボタンを選択することにより、 リンク装置を選択します。 そして、「装置の更新」ボタンをクリックします。 リンク装置の設定を更新できる新規のページが表示されます。 トレースがアクティブか、または延期されている場合は、このボタンは表示されません。

装置の削除

装置を削除するには、「装置の削除」ボタンをクリックします。 トレースがアクティブか、または延期されている場合は、このボタンは表示されません。

装置の追加

新規の装置を追加するには、「装置の追加」ボタンをクリックします。 トレースがアクティブか、または延期されている場合は、このボタンは表示されません。

トレース要約へ戻る

「サービス・ポイント IP トレース要約」ページへ戻る場合にクリックします。 ブラウザーの「戻る」および「進む」ボタンを使用せずに、こちらを使用してください。

注: トレース・オプションに関する詳細については、 「z/OS Comm Server IP: Diagnosis」を参照してください。
注: 直前のパネルに戻るには、「戻る」ボタンを選択してください。