「MVS スタック・インターフェース・データ要約」のヘルプ
このヘルプ・ページでは、選択したインターフェースの詳細情報の表示について説明します。 データ・フィールドによっては、非ブランク文字でデータを上書きすることにより変更できるものもあります。
このページには、選択したインターフェースに関する統計的な情報も表示されます。 収集された統計には、このインターフェースのトラフィックやエラーが含まれます。
関連する MIB オブジェクトと共にカウンターが表示されます。 これらは、標準容量オブジェクトと呼ばれています。 ほとんどのオブジェクトについて、大容量のものも存在します。 これらの違いは、カウンターのサイズと保持できるデータの量です。 大容量 MIB オブジェクトは、オブジェクトの記述で識別されます。
インターフェースに大容量オブジェクトを使用できる場合は、より正確な大容量データが使用されます。 大容量オブジェクトが使用されている場合は、 「大容量」という語が TRAFFIC ヘッダー行に組み込まれます。 表示されているパーセンテージは、 インターフェースの全トラフィック (受信または送信) に対する特定のカテゴリーのトラフィック (受信または送信) のパーセンテージを示しています。
インターフェースの詳細
これは、表示されている IP アドレスのインターフェースに関する詳細です。
インターフェース名
インターフェースのテキスト名。 このオブジェクトの値は、 ローカル装置によって割り当てられるインターフェースの名前でなければならず、 また、その装置のコンソールで入力されるコマンド内での使用に適していなければなりません。 これは、装置のインターフェース命名構文に従って、 「le0」などのテキスト名か、または「1」などの単純なポート番号にすることができます。 ifTable 内の幾つかの項目がまとまって、 装置によって指定された単一のインターフェースを表す場合は、 それぞれの項目が同じ値のインターフェース名を持つことになります。 他の (プロキシー経由の) 装置上のインターフェースに関する SNMP 照会に応答するエージェントの場合、 このようなインターフェースのインターフェース名の値は、 プロキシー経由の装置のローカル名になるので、注意してください。 ローカル名がない場合、またはこのオブジェクトが他の点で適当でない場合は、 このオブジェクトにヌル値が含まれます。
IP アドレス
これは、インターフェース名に関連付けられた IP アドレスです。
装置基本番号
これが CTC、HCH、または Vipa 装置用のエントリーである場合、 このオブジェクトは基本装置番号を表します。 LCS 装置の場合、このオブジェクトは lcs アドレスを表します。 通常の装置の場合、このオブジェクトは装置番号を表します。 値 0 は、このオブジェクトが、 関連した装置テーブル項目で無効であることを暗黙指定します。
インターフェース番号
これは、物理装置ベースが存在するインターフェースを指すポインターです。 装置タイプのインターフェースの場合、 これは DeviceBaseNumber オブジェクトです。 リンク・タイプのインターフェースの場合、 LinkDeviceIndex がこのインターフェースを指します。
説明
インターフェースの情報が含まれているテキスト・ストリング。 このストリングには、メーカー名、プロダクト名、 およびインターフェース・ハードウェア / ソフトウェアのバージョンが含まれています。
必要な状況
インターフェースの本来あるべき状態。 本来あるべき状態の値には、active、down、または test を指定できます。 テスト状態とは、動作中のどのパケットも渡すことができないことを示します。管理対象システムが初期化されると、 すべてのインターフェースは、down 状態の ifAdminStatus で開始されます。 明示的な管理アクションの結果として、あるいは管理対象システムによって保存されている構成情報 によって、ifAdminStatus は active または test に変わる場合があります。 別の状況を選択するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。
実際の状況
インターフェースの現在の動作状態。 テスト状態とは、動作中のどのパケットも渡すことができないことを示します。ifAdminStatus が down の場合は、ifOperStatus も down となります。 ifAdminStatus が active に変わった場合は、 インターフェースがネットワーク・トラフィックを送受信できる状態であれば、 ifOperStatus も active に変わります。 インターフェースが外部アクションを待機中である場合は、 dormant に変わります (着信接続を待機中のシリアル・ラインなど)。 障害が発生して、active に変更できない場合は、down 状態のままとなります。 インターフェースのコンポーネント (多くの場合、ハードウェア) が欠落している場合は、 not present 状態のままとなります。 別の状況を選択するには、ドロップダウン・リストをクリックします。 この値は、以下のいずれかになります。
インターフェースが稼働していて、パケットを渡せる状態です。 | |
インターフェースがダウンしています。 | |
インターフェースがテスト・モードです。 | |
インターフェースの状況が判別できません。 | |
インターフェースが休止しています。 | |
インターフェースのコンポーネントが欠落しています。 | |
下位層のインターフェース (複数の場合もある) の状態が原因で、 インターフェースがダウンしています。 |
インターフェース・タイプ
IANAifType テキスト規則の構文を更新することにより、Internet Assigned Numbers Authority (IANA) によって割り当てられたインターフェースのタイプ。 現行のタイプ・リストについては、IANAifType MIB を参照してください。
リンク・タイプ
この装置またはリンクに定義されているタイプ。値は、下記のいずれか 1 つが可能です。 unknown(0)、lcs(1)、ctc(2)、claw(3)、cdlc(4)、atm(5)、x25npsi(6)、vipa(7)、loopback(8)、 hch(9)、ethernet(10)、t8023(11)、etheror8023(12)、ibmtr(13)、fddi(14)、ip(15)、iucv(16)、 stack(17)、mpcptp(18)、snalu0(19)、snalu62(20)、mpcipa(21)、ipaqenet(22)、ipaqgnet(23)、 mpcosa(24)、osafddi(25)、または osaenet(26)。
IF 特定
インターフェースの認識に使用されている特定のメディアに固有の MIB 定義への参照。 この値は、 メディア特定 MIB の MIB オブジェクトのインスタンスを指すようにしてください。 例えば、オブジェクトは、RFC 1903 に定義されている InstancePointer テキスト規則に関連したセマンティクスを持っている必要があります。 メディア特定 MIB には、 特定のインターフェースが、 インターフェース・タイプの値として取る値を指定するようにしてください。 特定のメディアに固有の使用可能な MIB 定義がない場合は、 その値を OBJECT IDENTIFIER { 0 0 } に設定する必要があります。
最大データグラム・サイズ
インターフェース上で送受信できる最大パケット (オクテット単位で指定) のサイズ。 ネットワーク・データグラムの送信に使用されるインターフェースの場合は、 これはそのインターフェース上で送信可能な最大ネットワーク・データグラムのサイズとなります。
インターフェース速度
インターフェースの現行帯域幅の見積もり (ビット / 秒 (bps) 単位)。 帯域幅が変化しないインターフェースの場合、または、 正確な見積もりができないインターフェースの場合は、 このオブジェクトには名目だけの帯域幅が含まれます。インターフェースの帯域幅が、このオブジェクトが報告できる最大値より大きい場合は、 このオブジェクトは、その最大値 (4,294,967,295) を報告することになり、 インターフェースの速度の報告には ifHighSpeed を使用しなければなりません。 帯域幅の概念を持たないサブレイヤーの場合は、このオブジェクトはゼロになります。
最新状況変更
インターフェースが現在の動作状態に入った時点での sysUpTime の値。 ローカル・ネットワーク管理サブシステムの最新の再初期設定を行う前に、 現行状態に入った場合、値はゼロです。
TCP 接続数
これは、 この IP アドレスをローカル・ホスト・アドレスとして保持しているすべての TCP 接続状態エントリーのカウントです。 値 N/A は、接続が検出されなかったことを意味します。 インターフェースにゲートウェイがない場合、 このフィールドは表示されません。
ネットワーク・マスク
この項目の IP アドレスに関連付けられるサブネット・マスク。 マスクの値は、ネットワーク・ビットが 1 で、すべてのホスト・ビットが 0 に設定されている IP アドレスです。 インターフェースにゲートウェイがない場合、 このフィールドは表示されません。
再アセンブル最大サイズ
このインターフェース上で受信した着信 IP フラグメント・データグラムから、 このエンティティーが再アセンブルできる最大 IP データグラムのサイズ。 インターフェースにゲートウェイがない場合、 このフィールドは表示されません。
コネクターの存在
インターフェースのサブレイヤーが物理コネクターを持つ場合には、 このオブジェクトの値は true です。 そうでない場合は false となります。
リンク・トラップ使用可能
このインターフェース用に linkUp/linkDown トラップを生成する必要があるかどうかを示します。 この値は、使用可能または使用不可にすることができます。 デフォルトでは、 このオブジェクトの値は、(ifStackTable に定義されているように) 他のインターフェースの上では動作しないインターフェースについては enabled になり、 そうでないインターフェースについては disabled になります。 この値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックします。
高速
インターフェースの現行帯域幅の見積もりは 1,000,000 ビット / 秒 (bps) 単位です。 このオブジェクトが値「n」を報告すると、 インターフェース速度は、「n-500,000」〜「n+499,999」の範囲内にあります。 帯域幅が変化しないインターフェースの場合、または、 正確な見積もりができないインターフェースの場合は、 このオブジェクトには名目だけの帯域幅が含まれます。帯域幅の概念を持たないサブレイヤーの場合、このオブジェクトはゼロにする必要があります。
どのパケットも受け入れる
「すべてのパケットを受け入れる」には、true または false の値を指定できます。 このインターフェースがこのステーションにアドレス指定されている パケット / フレームのみを受け入れる場合は、このオブジェクトは、値 false(2) になります。 ステーションがメディア上に送信されたすべてのパケット / フレームを受け入れる場合は、 このオブジェクトは値 true(1) になります。 値 true は、特定のタイプのメディア上でのみ正当です。 正当な場合、このオブジェクトの値を true に設定し、設定を有効にするには、 インターフェースをリセットする必要がある場合があります。 値 ifPromiscuousMode は、 インターフェースによるブロードキャストおよびマルチキャスト・パケット / フレームの受信には影響しません。 この値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックします。
トラフィック | % | イン | % | アウト |
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オクテット | NA | インターフェース上で受信されたオクテットの合計数 (フレーム文字を含む)。 | NA | インターフェースから送信されたオクテットの合計数 (フレーム文字を含む)。 |
合計パケット | NA | インターフェース上のすべてのトラフィックの合計。 これには、ユニキャスト・トラフィック、 マルチキャストおよびブロードキャスト・トラフィックを含む非ユニキャスト・トラフィック、 およびすべてのエラー・トラフィックが含まれます。 | NA | インターフェースからのすべてのトラフィックの合計。 これには、ユニキャスト・トラフィック、 マルチキャストおよびブロードキャスト・トラフィックを含む非ユニキャスト・トラフィック、 およびすべてのエラー・トラフィックが含まれます。 |
ユニキャスト・パケット | インターフェースの全受信トラフィックに対する 受信非ユニキャスト・パケットのパーセンテージ。 | このサブレイヤーによって上位の (サブ) レイヤーに渡され、かつこのサブレイヤーでマルチキャストまたはブロードキャスト・アドレスへ アドレス指定されなかったパケットの数。 | インターフェースの全送信トラフィックに対する 送信ユニキャスト・パケットのパーセンテージ。 | 上位レベルのプロトコルが送信要求し、 このサブレイヤーのマルチキャスト・アドレスまたはブロードキャスト・アドレスにアドレス指定されなかった合計パケット数 (廃棄されたパケットまたは送信されなかったパケットも含む)。 |
非ユニキャスト・パケット | インターフェースの全受信トラフィックに対する 受信非ユニキャスト・パケットのパーセンテージ。 | このサブレイヤーによって上位の (サブ) レイヤーに渡され、かつこのサブレイヤーでマルチキャストまたはブロードキャスト・アドレスへ アドレス指定されたパケットの数。 | インターフェースの全送信トラフィックに対する送信オクテットのパーセンテージ。 | 上位レベルのプロトコルが送信要求し、 このサブレイヤーのマルチキャスト・アドレスまたはブロードキャスト・アドレスにアドレス指定された合計パケット数 (廃棄されたパケットまたは送信されなかったパケットも含む)。 |
マルチキャスト・パケット | インターフェースの全受信トラフィックに対する受信マルチキャスト・パケットのパーセンテージ。 | このサブレイヤーによって上位の (サブ) レイヤーに渡され、かつこのサブレイヤーでマルチキャスト・アドレスへ アドレス指定されたパケットの数。MAC 層プロトコルの場合は、これにグループおよび機能の両方のプロトコルと、 グループおよび機能の両方のアドレスが含まれます。 | インターフェースの全送信トラフィックに対する送信マルチキャスト・パケットのパーセンテージ。 | 上位レベルのプロトコルが送信要求し、 このサブレイヤーのマルチキャスト・アドレスにアドレス指定された合計パケット数 (廃棄されたパケットまたは送信されなかったパケットも含む)。 MAC 層プロトコルの場合は、グループおよび機能の両方のアドレスが含まれます。 |
ブロードキャスト・パケット | インターフェースの全受信トラフィックに対する受信ブロードキャスト・パケットのパーセンテージ。 | 上位レベルのプロトコルが送信要求し、 このサブレイヤーのマルチキャスト・アドレスにアドレス指定された合計パケット数 (廃棄されたパケットまたは送信されなかったパケットも含む)。 廃棄されたパケットまたは送信されなかったパケットも含みます。 MAC 層プロトコルの場合は、グループおよび機能の両方のアドレスが含まれます。 | インターフェースの全送信トラフィックに対する 送信ブロードキャスト・パケットのパーセンテージ。 | 上位レベルのプロトコルが送信要求し、 このサブレイヤーのブロードキャスト・アドレスにアドレス指定された合計パケット数 (廃棄されたパケットまたは送信されなかったパケットも含む)。 |
受信した廃棄 | インターフェースの全受信トラフィックに対する 受信された受信廃棄パケットのパーセンテージ。 | 上位層プロトコルに送信されるのを防ぐために、エラーが検出されていなくても廃棄するよう選択されたインバウンド・パケットの数。 このようなパケットを廃棄する理由の 1 つとしては、バッファー・スペースを解放することが考えられます。 | インターフェースの全送信トラフィックに対する 受信された送信廃棄パケットのパーセンテージ。 | 送信されるのを防ぐために、エラーが検出されていなくても廃棄するよう選択された アウトバウンド・パケットの数。 このようなパケットを廃棄する理由の 1 つとしては、バッファー・スペースを解放することが考えられます。 |
受信したエラー | インターフェースの全受信トラフィックに対する受信された受信エラーのパーセンテージ。 | パケット指向インターフェースの場合、 エラーが含まれていたため、 上位層プロトコルに渡すことができなかったインバウンド・パケット数。 文字指向または固定長インターフェースの場合、 エラーがあったために、 上位層プロトコルに渡すことができなかったインバウンド伝送単位数。 | インターフェースの全送信トラフィックに対する受信された送信エラーのパーセンテージ。 | パケット指向インターフェースの場合、 エラーがあったために送信できなかったアウトバウンド・パケット数。 文字指向または固定長インターフェースの場合、 エラーのために送信できなかったアウトバウンド伝送単位数。 |
不明プロトコル | インターフェースの全受信トラフィックに対する 受信不明プロトコルのパーセンテージ。 | パケット指向のインターフェースの場合、 不明またはサポートされていないプロトコルが原因で廃棄された、 インターフェース経由で受信されたパケットの数。 プロトコル多重方式をサポートしている文字指向または固定長のインターフェースの場合、 不明またはサポートされていないプロトコルが原因で廃棄された、 インターフェース経由で受信された伝送単位の数。 プロトコル多重方式をサポートしていないすべてのインターフェースの場合、 このカウンターは、常に 0 になります。 | NA | NA |
キューの長さ | NA | NA | NA | 出力パケット・キューの長さ (パケット単位)。 |
コミュニティー名
コミュニティー名フィールドにより、 このリソース用の書き込みパスワードが入力できるようになり、SNMP Set コマンドを使用してオブジェクトを設定することができます。 入力された名前は、画面上には表示されません。
接続リストの表示
このインターフェース上でアクティブな接続を表示するには、 「接続リストの表示」ボタンをクリックします。 インターフェースにゲートウェイがない場合、 このボタンは表示されません。
選択項目の更新
データ・フィールドに対して行った変更を受け入れるには、 「選択した項目の更新」ボタンをクリックします。
ゲートウェイ・リストの表示
このインターフェースに関するゲートウェイ情報を表示するには、 「ゲートウェイ・リストの表示」ボタンをクリックします。 インターフェースにゲートウェイがない場合、 このボタンは表示されません。