「MVS スタック・データ要約」のヘルプ

このヘルプ・ページでは、この TCP/IP スタックのシステム MIB オブジェクトおよび IBM エンタープライズ MIB オブジェクトについて説明します。 このページに表示されている幾つかのデータは、 このスタックの TCP/IP プロファイル定義内の情報に対応するオブジェクトを表します。 データ・フィールドには新しい情報を上書き入力することにより変更できるものもあります。 コミュニティー名フィールドを使用すると、 SNMP Set コマンドを使用してオブジェクトを設定できるようにする、 このリソースの書き込みパスワードを入力できるようになります。

MVS スタック

このフィールドには、要求されたりソースの名前が示されます。

PROC 名

スタックの TCP/IP の開始に使用する MVS プロシージャー名。

ASID

スタックが稼動しているアドレス・スペースの MVS アドレス・スペース ID。

プライマリー IP アドレス

プライマリー・インターフェース・フィールドに定義されているインターフェースに関連付けられている IP アドレス。

プライマリー IF インデックス

指定された基本インターフェースの IF インデックス。 値ゼロは、このオプションが構成されなかったことを暗黙指定します。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

システム名

この管理対象ノードの管理上割り当てられた名前。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

UP 時刻

システムのネットワーク管理部分が最後に再初期化された日時。 このフィールドは、SNMP 日時のテキスト規則を使用します。 基本形式は、次のとおりです。年-月-日,時:分:秒.10 分の 1 秒 規則の完全な説明については、RFC1903 を参照してください。

システム・サービス

このエンティティーが主として提供する、OSI レイヤーに基づく一連のサービス。 サービスがアクティブの場合に表示されます。 サービスがアクティブでない場合は、「なし」 と表示されます。 OSI レイヤーは、次のとおりです。

説明

エンティティーのテキスト形式の説明。 この値には、システムのハードウェア・タイプ、ソフトウェア・オペレーティング・システム、 およびネットワーキング・ソフトウェアの完全名およびバージョン識別が含まれていなければ なりません。 これは、印刷可能な ASCII 文字のみで記述されていることが必要です。

ロケーション

このノードの物理的な位置 (例えば、「電話室、3 階」)。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

連絡先

この管理対象ノードの責任者のテキスト形式の ID。 この責任者に連絡する方法も含まれます。この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

オブジェクト ID

エンティティーに含まれているネットワーク管理サブシステムの、ベンダーの正式な ID。 この値は、SMI エンタープライズ・サブツリー (1.3.6.1.4.1) 内に割り振られており、 管理されているボックスのタイプの判別に容易で明白な方法を提供します。 例えば、ベンダー「Flintstones, Inc.」がサブツリー 1.3.6.1.4.1.4242 に割り当てられていた場合、 ID 1.3.6.1.4.1.4242.1.1 をその「Fred Router」に割り当てることができます。

ソース仮想 IP Addr (VIPA) 使用可能

true に設定されている場合は、SOURCEVIPA サポートが使用可能であることを表します。 このオブジェクトは、ASSORTEDPARMS TCP/IP PROFILE ステートメントで変更することができます。 このフィールドの有効な値は、「No, not enabled」または「Yes, enabled」にすることができます。

TCP 統計使用可能

true に設定されている場合は、TCP/IP 統計の生成が使用可能であることを示します。 使用可能になっている場合は、統計は SMF レコード・サブタイプ 5 に SMF 間隔で記録されます。 このフィールドの値は、「No, not enabled」または「Yes, enabled」にすることができます。

ファイアウォール使用可能

true に設定されている場合は、ファイアウォール・サポートが使用可能であることを示します。 このオブジェクトは、IPCONFIG TCP/IP PROFILE ステートメントで変更することができます。 このフィールドの有効な値は、使用不可能には「No」、または使用可能には「Yes」にすることができます。

ラウンドトリップの獲得

パケットを再送するまでの確認通知の待ち時間を決定するための TCP/IP 再伝送タイムアウト計算に使用されます。 .0001 単位の整数で表されます。

最大再送時間

パケットを再送するまでの確認通知の待ち時間を決定するための TCP/IP 再伝送タイムアウト計算に使用されます。 100 分の 1 秒単位の整数で表されます。

差異の獲得

パケットを再送するまでの確認通知の待ち時間を決定するための TCP/IP 再伝送タイムアウト計算に使用されます。 .0001 単位の整数で表されます。

最小再送時間

パケットを再送するまでの確認通知の待ち時間を決定するための TCP/IP 再伝送タイムアウト計算に使用されます。 100 分の 1 秒単位の整数で表されます。

差異の乗数

パケットを再送するまでの確認通知の待ち時間を決定するための TCP/IP 再伝送タイムアウト計算に使用されます。 .0001 単位の整数で表されます。

ガーベッジ送信可能

true の場合は、TCP オプション SENDGARBAGE が使用可能であることを示します。 このフィールドの有効な値は、使用不可能には「No」、または使用可能には「Yes」にすることができます。

最大 IP 再アセンブル・サイズ

オクテット単位での最大 IP 再アセンブル・サイズ。

DEV 再試行継続時間

障害のある装置の再試行期間の継続時間 (秒単位) を指定します。 TCP/IP は、この再試行期間中、30 秒間隔で再活動化の試みを実行します。 装置再試行継続時間のデフォルトは、90 秒です。 0 を指定すると、無限のリカバリー期間が生成されます。 これは、再活動化の試みが、装置が正常に再活動化されるか、 または手作業で停止される (VTCPIP、STOP または OBEYFILE 経由) まで実行されることを意味します。 指定可能な最大値は、4294967296 です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。
注: 下記は、装置再試行継続時間を設定するためのガイドラインです。 デフォルトの 90 秒の再試行継続時間は、 多くのタイプの装置またはチャネル・エラー後の透過的リカバリーには十分です。 しかし、特定の ESCON が接続されたルーターは、90 秒ではマイクロコード・ロードを完了できません。 また、インストール・システムが、 これらの長い障害後の装置の自動リカバリーのために、DEVRETRYDURation の増加を必要とする場合があります。 一方、SNMP 状況および警報において構築された広範囲な自動化を実行しているインストール・システムでは、 TCP/IP 自体の機能ではなく、外部の自動ソフトウェアに装置リカバリーを任せるなど、 装置再試行継続時間内の小さい (ゼロ以外の) 値をコード化する方を選択する場合があります。

キープアライブ・タイマー

TCP キープアライブ・タイマー (分単位で表されます)。 値は、0 から 35891 までの範囲内です。 値 0 は、タイマーを非活動化します。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

UDP チェックサム

UDP チェックサムの値は、「off, checksum off」または「on, checksum on」にすることができます。 現行値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。

最大ソケット接続数

ソケット接続の最大数。 値は、1 から 2147483647 までの範囲内です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

リダイレクト

これは、リダイレクト・プロセスのデフォルトを表示する IP レイヤー属性です。 現在のスタックは、ASSORTEDPARMS ステートメントでの IGNOREREDIRECT パラメーターです。 リダイレクト値は、オブジェクトを処理するように設定するには「process」またはオブジェクトを無視するように設定するには 「ignore 」のいずれかにすることができます。 現行値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。

UDP キュー制限

ソケット当たりの UDP データの 163,840 バイトという UDP キュー制限が有効か否かを示します。 163,840 は、8K と 20 データグラムを乗算した値です。 この制限は、データグラムではなく総バイト数に基づいています。 UDP キュー制限は、はい、キュー制限またはいいえ、キュー制限なし、のいずれかが可能です。 現行値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。

IP 転送

このエンティティーによってデータグラムの転送が受信されても、 アドレッシングされないという点で、 このエンティティーが IP ルーターとして機能しているかどうかを示します。 このエンティティーがルーターとして振る舞っている場合は、 このオブジェクトは、どのタイプの転送が有効になっているかも示します。 このオブジェクトの値は、 はじめは TCP/IP プロファイル ASSORTEDPARMS または IPCONFIG ステートメントによって判別されます。 値 notForwarding は、このエンティティーがデータグラムを転送していないことを示します。 値 forwardingNoMultipath は、 このエンティティーは最初に使用可能な経路を使用してデータグラムを転送していることを示します。 値 forwardingMultipathPkt は、このエンティティーが、データグラムの転送時に、 マルチパス経路リストからラウンドロビン・ベースで経路を選択していることを示します。 現行値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。

SubAgent キャッシュ・タイムアウト

ターゲットからの特定の MIB データを再検索する場合の待ち時間を指定します。 値 0 は、すべての GET または GET-NEXT 要求が必要なデータの再検索を行う結果となることを 暗黙指定します。 最大キャッシュ時間は、1 時間 (3600 秒) です。 値は、0 から 3600 までの範囲内です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

ARP キャッシュ・タイムアウト

ARP テーブル・エントリーの作成または再妥当性検査から削除までの間の秒数を指定するには、 ARP キャッシュ・タイムアウトを使用します。 ARP キャッシュ・タイムアウトのデフォルトは、20 分、1200 秒です。 このオブジェクトの値は、秒で表されます。 値は、60 から 86400 までの範囲内です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

最小 TCP ポート数の制限

TCP 最小ポート数が許可サーバー / ソケット・アプリケーションに制限されているかどうかを示します。 この値は、制限しないようにするには「no」または制限するには「yes」のいずれかにすることができます。 現行値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。

最小 UDP ポート数の制限

UDP 最小ポート数が許可サーバー / ソケット・アプリケーションに制限されているかどうかを示します。 この値は、制限しないようにするには「no」または制限するには「yes」のいずれかにすることができます。 現行値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。

マルチパス検出

この値が true の場合は、PATHMTUDISCOVERY IP オプションが使用可能です。 false の場合は、PATHMTUDISCOVERY IP オプションは使用不可です。 この値は、「Disabled」または 「Enabled」のいずれかにすることができます。 現行値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。

マルチパス・タイプ

マルチパス処理のタイプは、現在アクティブです。 タイプは、IPCONFIG プロファイル・ステートメントの MULTIPATH パラメーターで定義されます。 この値は、NO MULTIPATH (オブジェクトをマルチパスなしに設定する)、 PER CONNECTION (オブジェクトを接続当たりに設定する)、 または PER PACKET (オブジェクトをパケット当たりに設定する) のいずれかが可能です。 現行値を変更するには、ドロップダウン・リストをクリックしてください。

TCP バッファー・サイズ

送信  TCP 送信バッファーのサイズ (バイト単位)。 値は、256 から 262144 までの範囲内です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。
受信   TCP 受信バッファーのサイズ (バイト単位)。 値は、256 から 262144 までの範囲内です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

UDP バッファー・サイズ

送信  UDP 送信バッファーのサイズ (バイト単位)。 値は、1 から 65535 までの範囲内です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。
受信   UDP 受信バッファーのサイズ (バイト単位)。 値は、1 から 65535 までの範囲内です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

TCP 最大受信バッファー・サイズ

TCP 最大受信バッファー・サイズ (バイト単位)。 値は、256 から 524288 までの範囲内です。 この値を変更するには、データ・フィールド内をクリックします。

コミュニティー名

コミュニティー名フィールドを使用すると、 SNMP Set コマンドを使用してオブジェクトを 設定できるようにする、このリソースの書き込みパスワードを入力できるようになります。 入力 された名前は、画面上に表示されません。

インターフェース・リスト

このリソースに関連付けられているインターフェースを表示するには、 このボタンをクリックします。

ポート・リスト

TCP/IP プロファイルに予約済みと定義されている現在のポートを表示するには、 このボタンをクリックします。

TCP/UDP/ICMP/IP データ

TCP、UDP、ICMP ネットワーク、およびインターフェース固有のオブジェクトを除くこのリソースの IP 状況を表示するには、このボタンをクリックします。

フィールドの更新

データ・フィールドに対して行った変更を更新するには、このボタンをクリックします。