リリース・ノート - IBM Rational Method Composer バージョン 7.5.0.1


概要

IBM® Rational® Method Composer V7.5.0.1 は、IBM Rational Method Composer V7.5 の更新です。したがって、この更新をインストールするには、IBM Rational Method Composer V7.5 が必要です。 本書には、このリリースで修正された障害 (APAR) の要約が含まれています。

Rational Method Composer V7.5 のインストール方法については、「IBM Rational Method Composer インストール・ガイド」を参照してください。 「インストール・ガイド」(install.html) は、[INSTALLDIR]/rmc/readme フォルダーにあります。

更新のインストール

Rational Method Composer V7.5.0.1 にアップグレードする場合に使用できる方法は 2 つあります。

I. オンライン更新

  1. Rational Method Composer を閉じます。
  2. 「スタート」>「すべてのプログラム」>「IBM Installation Manager」>「IBM Installation Manager」と選択して、IBM Installation Manager を開始します。
  3. 更新」をクリックします。 Installation Manager が更新を検査します。 Installation Manager の最新版が使用可能な場合は、それをインストールしてから、Rational Method Composer のインストールに進みます。 Installation Manager を更新するかどうかのプロンプトが出されたら、「はい」をクリックします。 Installation Manager が現行の場合は、ステップ 5 に進みます。
  4. Installation Manager を再始動するかどうかのプロンプトが出されたら、「OK」をクリックします。 「更新」をクリックします。
  5. 「パッケージの更新 (Update Packages)」ページで、「IBM Rational Method Composer 7.5」を選択します。「次へ」をクリックします。
  6. 「インストールするフィックスの更新の選択 (Select the updates for fixes to install)」ページで、「バージョン 7.5.0.1 (Version 7.5.0.1)」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。 「次へ」をクリックします。
  7. ご使用条件に同意し、「次へ」をクリックします。
  8. 「インストールするフィーチャーの選択 (Select features you want to install)」ページで、「次へ」をクリックします。
  9. 「要約情報の確認 (Review summary information)」ページで、「更新」をクリックします。
  10. 更新が完了し、パッケージが正常にインストールされたことが通知されたら、「終了」をクリックして「パッケージの更新 (Update Packages)」ウィンドウを閉じます。
  11. IBM Installation Manager を終了します。
  12. Rational Method Composer の「ヘルプ」メニューで、「IBM Rational Method Composer の製品情報 (About IBM Rational Method Composer)」を選択して、更新が成功したことを確認します。 「バージョン: 7.5.0.1 (Version: 7.5.0.1)」と表示されるはずです。

II. 代替更新

  1. http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=2360&uid=swg24024483 にアクセスし、「Download package」セクションから rmc7501.update.zip をダウンロードします。
  2. フォルダー <TARGET_DIR>rmc7501.update.zip を解凍します。
  3. IBM Installation Manager を起動します。
  4. 「ファイル」>「設定」を選択し、「リポジトリーの追加 (Add Repository)」をクリックします。
  5. 「リポジトリーの追加 (Add Repository)」ウィンドウで、場所 <TARGET_DIR>¥disk1 を入力し、diskTag.inf を選択して、「OK」をクリックします。
  6. OK」をクリックして「設定」ウィンドウを閉じます。
  7. Installation Manager のメイン画面で「更新」をクリックし、「オンライン更新」の手順のステップ 4 に従って、Rational Method Composer V7.5.0 を更新します。

更新の除去

更新を除去するには、以下の手順を実行します。

  1. Rational Method Composer を閉じます。
  2. 「スタート」>「すべてのプログラム」>「IBM Installation Manager」を選択して、IBM Installation Manager を開始します。
  3. ロールバック (Roll Back)」をクリックして、「パッケージのロールバック (Roll Back Packages)」ウィンドウを表示します。
  4. 「ロールバック先のパッケージの選択 (Select the packages you want to roll back to)」ページで、マシンに既にインストールされているロールバック対象のバージョンを選択して、「次へ」をクリックします。
  5. 「ロールバック情報の確認 (Review rollback information)」ページで、「ロールバック (Roll Back)」をクリックします。 進行状況表示バーが表示されます。
  6. 更新が完了し、パッケージが正常にロールバックされたことが通知されたら、「終了」をクリックして「パッケージの更新 (Update Packages)」ウィンドウを閉じます。
  7. IBM Installation Manager を終了します。

このリリースで修正された障害 (APAR)

以下の表に、このリリースで修正された障害 (APAR) を示します。

APAR 説明/コメント
PK95081 「アウトライン」ビューの一部のセクションを開くと、エラーが発生する。
PK94603 エディターで特定のタスクを開くと、エラーが発生する。
PK93997 既存のプラグインから新しいメソッド・プラグインを作成すると、誤った名前が生成される。
PK93960 ワーク・プロダクト納入物のリンクを公開できず、HTML ファイルが生成されない。
PK93228 「ファイルは読み取り専用です」というメッセージのプロンプトが出されずに、チェックイン済みファイルの編集が可能になる。
PK93029 オンライン・ヘルプの「特定のファイルへの共通アクションの影響 (Common actions impact on specific files)」セクションにエラーが表示される。
PK92901 公開されたサイト内の再利用可能な資産のアイコンにタイプミスがある (Linux)。
PK91185 公開されたサイト内のいくつかのケーパビリティー・パターンに対する「チームの割り振り」タブが空である。
PK89951 ナビゲーション・ツリーに、不適切な余分な正符号 (+) と負符号 (-) が表示される。
PK88733 Rational Method Composer を初めて開いたときに、「ライブラリーのコピー」のプロンプトで誤ったメッセージが表示される。
PK88251 WAR デプロイメントの親フォルダー名にターゲット・フォルダー名があると、要素の検索が失敗して 404 エラーが発生する。
PK88090 リッチ・テキスト・エディターで URL を参照すると、スペース分離文字が失われる。
PK87239 インストール時に、エラー「「zip com.ibm.rmc.lum 7.5.0.v20080730_1332」の検索に失敗しました。ネイティブのショート・ネームが見つかりません (Failed to locate 'zip com.ibm.rmc.lum 7.5.0.v20080730_1332' No short name found for native)」が発生する。
PK86768 URL 文字が保存後に文字化けする。
PK86435 アクティビティー・パーティションを塗りつぶす色を選択しても何も実行されない。
PK85817 ポート 80 で、公開された Web サイトの検索機能を実行しても、結果が返されない。
PK85711 JRE 1.6.0_10 またはそれ以上で Web サイトの検索を実行しても、結果が返されない。
PK85469 公開後に納入物がリンク切れになる。
PK85423 リッチ・テキスト・エディターで URL エンコードを保存すると、変更が発生する。
PK85136 寄与するタスクのステップの順序が保存されない。
PK84604 ソース管理下にあるガイダンス要素のタイプを変更すると、リッチ・テキスト・フィールド内の組み込み添付ファイルへのリンクが切れる。Changing the type of a guidance element that is under source control breaks the links to the embedded attachments in the Rich Text Fields.
PK82978 eclipse.ini から -Xmx 値を除去すると、Rational Method Composer の開始時に jvm 終了エラーが解消される。
PK82588 ケーパビリティー・パターンに拡張先行タスクが設定されると、Rational Method Composer が異常終了する。
PK81776 公開された Web サイトの最終ページの最後のリンクが、非アクティブになる。
PK76506 ケーパビリティー・パターンのアクティビティー図がデリバリー・プロセスに 2 回拡張されると、エディターで図が破壊される。
PK76064 WebSphere Business Modeler からのインポートで要素が抜け落ちる。WebSphere Business Modeler 6.1.2 との統合を追加する。
PK96028 getPresentationName の誤った API がプレビューで使用される。

既知の問題

次に、Rational Method Composer のこのリリースでの既知の問題と、有効な回避策 (ある場合) について説明します。

PHP/Zend ベースの RSS フィード

Web サイトを公開するときに PHP/Zend ベースの RSS フィードを使用すると、表示されるレコードの数が、必要な数よりも少なくなります。 Rational Method Composer のこのリリースでは、この問題の回避策はありません。 サーブレット・ベースの RSS フィードを使用すれば、この問題は発生しません。

Linux Red Hat Enterprise 5 Update 3 での Rational Method Composer の実行

Rational Method Composer を Linux Red Hat Enterprise 5 Update 3 で始動すると、Rational Method Composer は異常終了します。 これは、Rational Method Composer のベースである Eclipse 3.3.2 が、mozilla-xulrunner 1.9 以上をサポートしていないためです。 Linux Red Hat Enterprise 5 Update 3 には、mozilla-xulrunner 1.9 がデフォルトでインストールされています。

この問題を修正するには、以下の手順を実行します。

  1. http://releases.mozilla.org/pub/mozilla.org/xulrunner/releases/ にアクセスし、Linux 用の xulrunner 1.8.1.3 をダウンロードしてインストールします。
  2. Rational Method Composer のインストール・ディレクトリーから rmc.ini を開きます。
  3. 以下の行を追加します。
    -Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath={path to your xulrunner installed directory}
  4. rmc.ini を保存して閉じます。

Linux プラットフォームでの PHP/Lucene 検索

Linux プラットフォームで、PHP/Lucene ベースの検索機能を使用した、公開された Web サイトの検索機能を使用すると、致命的エラーが発生します。 この問題の根本原因は、Zend Lucene 検索では、公開された Web サイトの検索時に "read.lock.file を索引フォルダー (usr/local/apache/htdocs/<site_name>/search/index) に書き込むことにあります。 デフォルトでは、このフォルダーの書き込み権限は、すべてのユーザーには付与されません。

このフォルダーの書き込み権限を全ユーザーに付与するには、以下のコマンドを実行します。
chmod 777 -R index

ケーパビリティー・パターンおよびデリバリー・プロセスの各子ノードに対するブランクの名前フィールド

ケーパビリティー・パターンおよびデリバリー・プロセスの子ノードを作成するときに、Enter キーを押して名前を登録しないと、 2 つ目の子ノードを作成するときに、警告メッセージが表示されずに 1 つ目の子ノードの名前が消去されます。

この問題を修正するには、子ノードの名前を入力した後で Enter キーを押してください。

ポーランド語の翻訳

Rational Method Composer のこのリリースには、RUP ライブラリーおよびプラクティスのポーランド語の翻訳が用意されていません。 IBM Install Manager V1.3.1 を使用して製品をインストールした場合は、ポーランド語を選択項目として選択することができます。 ポーランド語を選択すると、Rational Method Composer の UI はポーランド語で表示され、RUP ライブラリー、プラクティス、およびオンライン文書は英語で表示されます。

英語以外のコンテンツを含む公開された Web サイト

英語以外のコンテンツを含む公開された Web サイトが Tomcat で正しく表示されない場合は、 [TomcatDir]/conf/server.xml ファイルでコネクター設定に [URIEncoding="UTF8" useBodyEncodingForURI="true"] が追加されていることを確認してください。

server.xml の例:

<Connector port="9080" maxHttpHeaderSize="8192"
maxThreads="150" minSpareThreads="25" maxSpareThreads="75"
enableLookups="false" redirectPort="9443" acceptCount="100"
connectionTimeout="20000" disableUploadTimeout="true"
URIEncoding="UTF8" useBodyEncodingForURI="true"/>

Windows 解像度と生成されたアクティビティー図

アクティビティー図は、生成したときと同じ Windows 解像度 (96 または 120 DPI) で開く必要があります。 96 DPI の Windows 解像度で生成したアクティビティー図を 120 DPI で (またはその逆で) 開くと、コンテンツを読み取れなくなります。

BIRT レポート・エラー

「アウトライン」ビューにマスター・ページのセクションを開くと、BIRT エラー・メッセージが表示されます。 この問題の回避策は、「マスター・ページ」タブに手動で切り替えることです。

構成エディターの「プラグインおよびパッケージ選択 (Plug-in and Package Selection)」タブの最新表示問題

構成エディターの「プラグインおよびパッケージ選択 (Plug-in and Package Selection)」タブが開いているときに、新しいライブラリーを作成したり開いたりしようとして、 メソッド・プラグインの表示レイアウトをフラットから階層 (またはその逆) に変更するか、または「要素の表示/非表示 (Show/Hide elements)」をクリックしても、ビューは最新表示されません。 これらの選択は適用されず、要素はグレー表示された状態になります。

最新表示するには、構成エディター・ビューを閉じてから再オープンしてください。

Rational Method Composer ソフトウェア更新から Rational ClearCase Remote Client (CCRC) をインストールまたはアップグレードするときの競合の警告メッセージ
CCRC 7.1 プラグインを Rational Method Composer 7.5.0.1 にインストールするときに、「Rational 共通」プラグインに関するいくつかの競合の警告メッセージが表示されます。 これらの警告メッセージは、無害であり、CCRC 統合機能に影響しないので、無視して構いません。

ソース管理ライブラリーへの XML ファイルのインポート
Rational Method Composer ライブラリーに XML ファイルをインポートするときに、Rational Method Composer 7.5.0.1 と CCRC 7.1 との統合下では、ソース管理にいくつかの新しいファイルが追加されます。 この場合、UI 競合状態が発生することがあり、いくつかのエラー・メッセージが表示されます。 この問題を回避するには、「ウィンドウ」>「設定」>「チーム」>「ClearCase Client (ClearCase クライアント)」>「ワークスペース」に移動し、「新規ソースを追加する時期 (When new source are added)」設定オプションの値を「ソース管理に追加するかどうかプロンプトを出す (Prompt to add to source control)」から「ソース管理に自動的に追加する (Automatically add to source control)」に変更します。 インポート後、オプションの値を「ソース管理に追加するかどうかプロンプトを出す (Prompt to add to source control)」に戻します。

Rational Asset Manager との統合のサポート

Rational Method Composer のこのリリースでは、Rational Asset Manager V7.1.1 との統合がサポートされています。

ローカリゼーション

Rational Method Composer のこのリリースでは、ユーザー・インターフェースが以下の言語に翻訳されます。

Rational Method Composer のこのリリースでは、オンライン文書が以下の言語に翻訳されます。

Rational Method Composer のこのリリースでは、プラクティス・ライブラリーが以下の言語に翻訳されます。

所定の言語の最新のプラクティス・ライブラリーをダウンロードするには、以下の手順を実行します。

  1. http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=2360&uid=swg24024483 にアクセスして、「Download package」セクションから、希望する言語のライブラリーをダウンロードします。 ライブラリー・ファイルの名前は lib.7.5.0.1_XX.prac.zip です (ここで、XX は言語を示します)。
  2. zip ファイルの内容をハード・ディスク上の任意の場所に解凍します (ファイルは、"C:¥Program Files¥IBM¥RMC75¥rmc¥lib.7.5.0.1_XX.prac" など、Rational Method Composer インストール・フォルダーの標準ライブラリーの場所に解凍することを検討してください)。
  3. Rational Method Composer を開始します。
  4. 「ファイル」>「開く」>「メソッド・ライブラリー」と選択します。
  5. ライブラリー・ファイルを解凍した場所を参照して、ディレクトリーを選択し、「OK」をクリックして、「終了」をクリックします。
  6. 変更を加える前にライブラリーのバックアップを作成しておくことを検討してください。

特記事項

IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corp. の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。


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