Rational ClearCase® ビューは、ClearCase リポジトリ内のリソースにアクセスする手段になります。
Rational ClearCase リポジトリ (VOB) に保管されているリソースへのアクセスや、ClearCase ソース管理への既存のリソースの追加を行うときは、事前に Rational ClearCase ビューを作成する必要があります。ClearCase ビューは、1 つ以上の VOB から特定のバージョンの一連のファイルとディレクトリを選択して、それらを通常のファイルとフォルダとしてコンピュータ上のディレクトリにロードできるようにします。そのディレクトリをビューのコピー領域と呼びます。
使用しているコンピュータ上のすべての ClearCase ビューが、ClearCase サーバーでサポートされます。 1 台の ClearCase サーバーは多数の ClearCase ビューとクライアント ホストをサポートしますが、各ビューは、ただ 1 台の ClearCase サーバーでサポートされます。 ClearCase ビューでの大半の操作において、そのビューをサポートする ClearCase サーバーに接続する必要があります。
IBM Rational® ClearTeam Explorer™ で、以下の 2 つのタイプの ClearCase ビューを使用できます。
Web ビューは、コピーをベースにした ClearCase ビューであり、CCRC WAN サーバーへの接続の待ち時間が長くても対応できます。Web ビューは、ワイド エリア ネットワーク (WAN) 環境とローカル エリア ネットワーク (LAN) 環境の両方で使用できます。Web ビューで実行できる ClearCase 操作の中には、CCRC WAN サーバーへの明示的な接続を必要とする操作が多くあります。
動的ビューは、MVFS ファイル システムを使用して、VOB のさまざまなバージョンのエレメントにアクセスする ClearCase ビューです。Rational ClearTeam Explorer で動的ビューを使用するには、ClearCase ネイティブ クライアントをマシンにインストールしておくことも必要です。
ビューにおいてファイル バージョンを修正するには、以下の 2 とおりの方法があります。
修正し終わったらそのファイルをチェックインして、VOB に対して変更内容をコミットし、他のチーム メンバーからアクセスできる新バージョンを作成します。 (ハイジャック中に修正したファイルをチェックインする場合、そのファイルの修正を知らないユーザーが加えた変更と自分が加えた変更をマージするよう指示されることがあります。)