フィールド フックは、
レコード内の特定のフィールドに影響を及ぼすイベントで使用すると役立ちます。
フィールド フックを使用すると、初期値を設定したり、フィールド値が変更されたときにイベントに応答できます。
また、指定のユーザー グループだけがフィールド値を変更できるようにアクセス権限を管理したり、
ユーザーが指定した値を確認できます。
フィールド フックの適用範囲は、
現在のレコード内の現在のフィールドです。次のタイプのフィールド フックがサポートされます。
- フィールド フック
- 説明
- Choice List
- 有効な値の
セットを戻します。このフックは、リスト形式のコントロール (リスト ボックスやコンボ ボックスなど) を使用して表示されるフィールドと共に使用します。
定数または動的リストを使用すると、スクリプトで記述しなくても値を表示できます。
「フィールドの選択リストの作成」を参照してください。
- Default Value
- フィールドの初期値を設定します。
このフックは、Submit アクションの開始時に呼び出されます。
スクリプト サブルーチンを使用してデフォルト値フックを作成できます。
デフォルト値として定数値を割り当てることもできます。
- Permission
- フィールドへの
ユーザーのアクセス権を示す BehaviorType 定数を 1 つ戻します。
このフックを使用して、ワークフローまたはセキュリティ (あるいはその両方) を設定します。(列挙型定数については、『IBM Rational ClearQuest API リファレンス』を
参照してください。) フィールドに Permission フックを追加する場合には、
動作グリッドを修正して、フィールドの動作の少なくとも 1 つを USE_HOOK に設定する必要があります。
このように設定しないと、確認エラーが発生します。
- Validation
- フィールドの内容を確認します。
このフックは、値が変更されると呼び出され、レコードをデータベースにコミットする前に、
フィールドの内容の妥当性に関するフィードバックをユーザーに直ちに返します。
- Value Changed
- フィールドでの値の変更に応答します。
このフックを使用して、ほかのフィールド (依存先リストなど) を更新します。このフックが実行された後は、
スクリプトによって修正されたフィールドの確認が、そのフィールドの Validation フックを
呼び出して実行されます (フィールドに設定されている場合)。
フックは、「フィールド フックとアクション フックの実行順序」で
指定されたルールに基づいて実行されます。