プロジェクト ウィザードの使用

ClearQuest Web で使用可能なプロジェクト ウィザードにより、 既存プロジェクトのコピーを作成するか、新規プロジェクトを作成することで、 新しい ALMProject を作成できます。
ウィザードを使用できるのは、ALMProject タイプ レコードを登録する権限を持つ ユーザーです。ウィザードには 2 つのオプションがあります。

プロジェクトのコピー

[プロジェクトのコピー] オプションは、 プロジェクトをコピーする Perl レコード スクリプトを使用します。このスクリプトは ALMProject レコード タイプに 定義されています。このスクリプトは、選択されたプロジェクトに基づいて新規 ALMProject を 作成します。

[ALM プロジェクトのセットアップ (ALM Project Setup)] ウィンドウは、新規プロジェクト用に コピーできるプロジェクト (すなわち、ALMProject レコード) を一覧表示します。プロジェクト ID で検索して、 プロジェクトを選択することもできます。

プロジェクトを選択し、[次へ] をクリックすると、 新規プロジェクトのプロジェクト名、カテゴリ、リリース ラベルを指定するための ウィンドウが表示されます。プロジェクト名は一意でなければなりません。カテゴリと リリースは、既存のものを選択しても、新しく作成してもかまいません。

プロジェクトのコピー操作が 成功すると、新規 ALMProject レコードのフォームが開き、そこで 修正を行います。

注: ALMProject の [プロジェクトのコピー] ボタンもあり、それを使用して プロジェクトをコピーすることもできます。

プロジェクトの作成

新規プロジェクトの作成を 選択した場合、[ALM プロジェクトのセットアップ (ALM Project Setup)] ウィンドウは、 作成する必要があるレコード タイプを一覧表示します。レコードは表示された順番どおりに作成しなければなりません。 ウィンドウは、次の列がある表形式でレコードのリストを表示します。
  • レコード タイプ名。
  • レコード タイプ作成完了のマークを付けるチェック ボックス。
  • レコード タイプ作成用のウィンドウを開くボタン。
レコード タイプとその順番は次のとおりです。
  • ALMSecurityPolicy: 必須。ALMSecurityPolicy レコードは、ClearQuest のセキュリティ コンテキスト機能を使用して、 レコードの可視性を制御します。これは、レコード非表示としても知られています。プロジェクトを作成するときは、 どのユーザーにプロジェクトの表示を許可するかを指定するセキュリティ ポリシーを 選択する必要があります。
  • ALMCategory: 必須。プロジェクトを分類するカテゴリ。カテゴリの例は、ProductA、ProductB、FeatureA、FeatureB、ComponentA などです。プロジェクトを作成するときは、 ドロップダウン リストからカテゴリを選択する必要があります。カテゴリはプロジェクト間で再利用できます。
  • ALMProject: ALMProject レコードは、プロジェクトで何らかの作業成果物を作成するための チームの作業を調整および制御するために使用されます。
  • ALMRole: 必須。役割は、プロジェクトで指定された作業を実行するために必要な 権限を表します。ALMRole レコードは、関連するプロジェクトに関連付けられた役割を実行できるユーザーのセットがリストされ、それらのユーザーが実行することが許可されたアクションのセットについて説明します。

    役割を作成し、役割の名前を選択し、役割を実行するユーザーを割り当て、 役割で許可されるアクションを定義することにより、プロジェクトへの役割ベースの アクセス権限を定義します。役割は、プロジェクトの必要に応じていくつでも作成できます。

  • ALMPhase: オプション。フェーズは、プロジェクトをより小さい時間単位に 分割するために使用できます。例えば、「方向付け」、「推敲」、「構成」、「遷移」などが あります。フェーズは、プロジェクトの必要に応じていくつでも作成できます。
  • ALMIteration: オプション。反復は、フェーズをより小さい時間単位に 分割するために使用できます。反復は、プロジェクトの必要に応じていくつでも作成できます。
  • ALMType: 必須。タイプは、作業の性質を定義するために使用され、ALMRequest、ALMTask、ALMActivity、BTBuild のレコード タイプに 適用でき、異なる種類の作業を区分けしたり分類したりするのに役立ちます。タイプはプロジェクト間で再利用できます。
  • ALMWorkConfiguration: 必須。ALMType を関連作業アクティビティのグループでプロジェクトに バインドすることで、カスタマイズされた作業管理プロセスを設定します。ALMRequest は特定タイプの ALMTask を 作成できます。タスクは特定タイプの ALMActivity を作成できます。まず、各 ALMActivity タイプの ALMWorkConfiguration を作成することから開始します。次に、各 ALMTask タイプの ALMWorkConfiguration を作成し、最後に ALMRequest を作成します。
注: すべてのラベル レコード タイプは、対応するレコード タイプのウィンドウから作成できます。

フィードバック