修正したリソースをチェックインする場合、その変更内容を、別のチーム メンバーが同じリソースに対して加えた変更と比較して、競合があった場合にそれを解決する方法を決めなければなりません。形式的なマージと呼ばれる、ある特定のタイプの非競合マージが自動的に処理されます。自分で競合を解決する必要のあるマージを対象として、以下のタイプのリソース用に比較およびマージ機能をタイプ別に提供するツールが ClearCase Remote Client に備えられています。
使用可能なツールには、ネイティブの ClearCase クライアントに含まれているプログラムに基づく外部ツールも含まれます。また、ClearCase Remote Client 統合 (UTF-8) ツール、Eclipse ツール、および Rational Software Architect ツール (インストールされている場合) が含まれている内部ツールがあります。ディレクトリ比較が実行されるのは、ClearCase ツールまたは ClearCase Remote Client 統合 (UTF-8) ツールだけです。
ClearCase Remote Client では、このツールは必要に応じて
[先行バージョンと比較] 操作または [別の ClearCase バージョンとの比較] 操作によって呼び出されたり、ストリームのリベース、ストリームからのデリバー、ClearCase マージ マネージャ、ClearCase バージョン ツリーによって呼び出されたりします。またマージ ツールは、マージを必要とするチェックインを実行する際に呼び出すこともできます。
こうしたツールの設定は、[比較/マージのプリファレンス] ページ () を使用するとカスタマイズできます。
選択したリソースがファイルの場合、前のバージョンがサーバーから取り出されて、一時ファイル内に置かれます。 そのファイル タイプに適した比較またはマージのツールが開始されて、現在ロードされているバージョンのリソースがその先行バージョンと比較されます。 (選択したファイルのどのバージョンもロードされていない場合、選択したバージョンのファイルとその先行バージョンがサーバーから取り出されて一時ファイルに入れられてから、比較が行われます。)
選択したリソースがフォルダの場合、現在のバージョンとフォルダ内の他のバージョンに関する情報がサーバーから取り出されて、一時ファイル内に置かれます。 ClearCase のディレクトリ比較ユーティリティは、現在ロードされているバージョンのリソースと、その他のバージョンを比較します。