Rational XDE サンプル・モデルで焦点を当てているのは、「概要」図から利用できる 6 つのダイアグラムです。 このモデルにはその他にもダイアグラムがありますが、このダイアグラムは開始点として機能します。 また、このサンプル・モデルの主要なダイアグラムの全体目次 (TOC) として機能します。 「概要」図にある各ノートに、対応するダイアグラムへのハイパーリンクがあります。 任意のノートをダブルクリックするだけで、自動的にそのダイアグラムに移動します。
以下のセクションでは、提供されている各ダイアグラムの名前 (ダイアグラム・タイプを含む) のほか、各ダイアグラムに表示される内容の相違について簡単な要約も示します。
UML 1.4 と UML 2.0 の間、および XDE と Rational UML モデリング製品の間の UML 表記の相違点についてさらに学習するには、製品のインフォメーション・センターの XDE モデルの インポートに関するヘルプ・トピックを参照してください。
インポートされたダイアグラムでは、ダイアグラム・エディター内のコンポーネントに、 XDE でのようなクラシック・コンポーネント図形はありません。
2 つのノード間の関連は、UML 2.0 コミュニケーション・パスとしてインポートされます。 これは、特殊な形式の関連であり、XDE では利用不可であったものです。
インポートされたダイアグラムには、構造化されたアクティビティー・ノードがあります。 これを見ると、UML の以前のバージョンとは異なっていることが分かります。 アクティビティー図は、UML 2.0 において完全に変更されました。
インポート・プロセス時、アクティビティー間の遷移は、UML 2.0 コントロール・フローとしてインポートされます。 ダイアグラム・エディターでは、長いダイアグラム要素名は ダイアグラム要素内に収まるように切り捨てられます。
インポートされたバージョンで、「モデル・エクスプローラー」ビューにある赤色の正方形 (プロパティー・オブジェクト) に注目してください。 この新しい UML 2.0 構成は、属性および関連の端の両方についてのジョブを実行するもので、これらの間で特に必要とされる 二重性を提供しています。 詳細は、XDE モデル・インポートのヘルプ・トピックを参照してください。
UML 2.0 では、ステートチャート図は、状態マシン図という名前に変更されました。
「モデル・エクスプローラー」ビューで、このダイアグラムに表示されるすべてのモデル要素がどのように 領域によって所有されているかに注目してください。
オリジナルのダイアグラムとインポートされたダイアグラムは非常によく似ています。 ただし、このシーケンス図を所有する相互作用がダイアグラム・エディターで可視になっていることに注目してください。