モデリング - リリース情報


1.0 既知の問題
   1.1 デフォルトでは、モデル・ファイルのファイル名に番号記号 (#) は許可されていない
   1.2 ステレオタイプ・プロパティー名に無効な文字が含まれている場合、モデルはオープンされない
   1.3 発行されたモデルで、コネクターがモデル要素に交差する場合がある
   1.4 モデル要素のタイトルのアイコンが正しく印刷されない
   1.5 印刷されたモデルで、依存および実現コネクターが見えない場合がある
   1.6 コンポジット構造図で、非コンポジット・プロパティーを視覚化できない
   1.7 ファイル・システムからのコピーおよび貼り付けによって、モデルが壊れる場合がある
   1.8 動作のパラメーターおよび戻りタイプを簡単に追加できない
   1.9 プロパティーが「プロパティー」ページですぐに更新されない場合がある
   1.10 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューにステレオタイプ名が表示されない場合がある
   1.11 ステレオタイプを複数の要素に一度に追加できない
   1.12 クラスが相互モデル参照として表示されない場合がある
   1.13 ダイアグラム・エディターで、モデル接続が正しく更新されない場合がある
   1.14 「関係する要素の表示」オプションを状態要素には使用できない
   1.15 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューに、保管されていない変更が正しく示されない場合がある
   1.16 特定のメニュー項目が「UML の追加」ポップアップ・メニューに表示されない
   1.17 「継承エクスプローラー (Inheritance Explorer)」ビューのデフォルト情報が誤っている
   1.18 「プロパティー」ページに無効な文字が表示される場合がある
   1.19 記述的ではなく、あまり意味のない検証エラー・メッセージが製品によって表示される場合がある

1.0 既知の問題

1.1 デフォルトでは、モデル・ファイルのファイル名に番号記号 (#) は許可されていない

デフォルトで、番号記号 (#) をモデル・ファイルのファイル名に使用することはできません。 モデル・ファイルはオープンしません。

番号記号をモデル・ファイル名に使用するには、<install_dir>\rationalsdp.ini ファイルをオープンし、以下の引き数を Settings セクションに追加してください。

VMArgs=-Dorg.eclipse.emf.common.util.URI.encodePlatformResourceURIs="true"

注: この引き数は、すでに存在する行には追加しないでください。 この引き数は、ファイル内で独自の行になければなりません。

1.2 ステレオタイプ・プロパティー名に無効な文字が含まれている場合、モデルはオープンされない

ステレオタイプをモデル内の要素に適用し、ステレオタイプを追加したプロパティーについてブランク・スペースを使用するように変更すると、モデルを保管してクローズした後、モデルをオープンすることができなくなります。 この問題を避けるには、ステレオタイプ・プロパティーの名前にスペースではなく下線文字 (_) を使用してください。

この問題を回避するには、テキスト・エディターを使用して、プロパティーに関連する名前と値のペアを除去してください。 例えば、次の例では "My Stereotype Property" プロパティーを除去します。

 <contents xmi:type="Profile_2:Profile__Stereotype1" xmi:id="_eVPvkCbPEdmF27ugxgyz4g" My Stereotype Property="New Value"/>

プロパティーを除去すると、結果は次のようになります。

 <contents xmi:type="Profile_2:Profile__Stereotype1" xmi:id="_eVPvkCbPEdmF27ugxgyz4g"/> 

1.3 発行されたモデルで、コネクターがモデル要素に交差する場合がある

UML モデルを操作しているとき、「障害物の回避」オプションを使用して、コネクターが モデル要素に交差しないよう指定することができます。 ただし、モデルを発行すると、コネクターはモデル要素に交差する場合があります。 この問題を回避するには、コネクターを選択し、「障害物の回避」チェック・ボックスをクリアして、 障害物を回避するようベンドポイントを手操作で調整してください。 次にモデルを発行するとき、コネクターは正しく表示されます。

1.4 モデル要素のタイトルのアイコンが正しく印刷されない

モデル要素 (例えば、クラスおよびパッケージ) のタイトルのアイコンが、白い枠が付いて印刷されます。 白い枠はタイトルにも重なるため、グラジエント・シェーディングとともに印刷されます。 グラジエント・シェーディングなしでモデルを印刷するには、グラジエント設定をオフにしてください。

グラジエント設定をオフにするには:

  1. 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
  2. 「モデリング」を展開し、「外観」をクリックします。
  3. 「全体的な外観」「グラジエントの表示」チェック・ボックスをクリアします。

1.5 印刷されたモデルで、依存および実現コネクターが見えない場合がある

印刷されたモデルで、依存および実現コネクターが見えない場合があります。 この問題を回避するには、コネクターの線の色を変更してください。

コネクターの線の色を変更するには:

  1. モデルを右クリックし、「選択」>「すべてのコネクター (All Connectors)」とクリックします。
  2. ツールバーで「線の色」ドロップダウン・メニューをクリックし、より暗い色を選択します。

1.6 コンポジット構造図で、非コンポジット・プロパティーを視覚化できない

クラスによって所有されているコンポジット構造図には、「UML 集合体 (UML Aggregation)」プロパティーが composite に設定されている特定のプロパティーのみを入れることができます。 これらのプロパティーは視覚化できます。 「UML 集合体 (UML Aggregation)」が composite に設定されていないプロパティーを 視覚化するには、コンパートメントの正規動作を false に設定する必要があります。 さらに、「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューからコンポジット構造図にドラッグすることに よって、非コンポジット・プロパティーを視覚化できます。

プロパティーの正規動作を設定するには:

  1. コンパートメントの背景を選択します。
  2. 「プロパティー」ビューで「詳細 (Advanced)」をクリックします。
  3. 「スタイル (Styles)」を展開し、「正規 (Canonical)」プロパティーを false に設定します。

1.7 ファイル・システムからのコピーおよび貼り付けによって、モデルが壊れる場合がある

ファイル・システムから直接、モデルをコピーして貼り付けないでください。 オリジナルとコピーを同じワークスペースで操作する場合、これを行うと、モデルが壊れる可能性があります。 モデル要素 ID が同じであることが原因で、モデルを比較またはマージするときにも問題が発生します。 この問題を回避するには、「テンプレートとしてエクスポート (Export as template)」オプションを 選択するか、手操作でルート要素をコピーして新しい空のモデルに貼り付けてください。

1.8 動作のパラメーターおよび戻りタイプを簡単に追加できない

パラメーターまたは戻りタイプを簡単に動作に追加する方法はありません。

パラメーターまたは戻りタイプを動作に追加するには:

  1. 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューで動作を 右クリックし、「プロパティー」をクリックします。
  2. プロパティーのリストで「パラメーター」をクリックします。
  3. ドロップダウン・リストで「パラメーター」または「結果タイプ」をクリックします。

1.9 プロパティーが「プロパティー」ページですぐに更新されない場合がある

図を「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューで名前変更すると、その名前は 「プロパティー」ページの「一般 (General)」ですぐに更新されない場合があります。 この問題を回避するには、別のダイアグラム要素を「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューで選択してください。 ダイアグラムにフォーカスを戻すと、ダイアグラム情報は更新されます。

1.10 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューにステレオタイプ名が表示されない場合がある

複数のステレオタイプをモデル要素に適用する場合、1 つ以上のステレオタイプにアイコンがあっても、 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューに表示されるステレオタイプ・アイコンは 1 つだけです。 この問題を回避するには、ステレオタイプのスタイルを「テキストのみ」に設定してください。

ステレオタイプのスタイルを「テキストのみ」に設定するには:

  1. 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
  2. 「モデリング」を展開し、「ビュー」をクリックします。
  3. 「ビュー」ページで、ステレオタイプのスタイルをテキストに設定します。
  4. 「適用」をクリックします。
  5. OK」をクリックする。

1.11 ステレオタイプを複数の要素に一度に追加できない

ステレオタイプを複数の要素に一度に追加することはできません。 これを行っても、ステレオタイプは最初に選択した要素に適用されるだけです。 この問題を回避するには、ステレオタイプを一度に 1 つのエレメントに適用してください。

1.12 クラスが相互モデル参照として表示されない場合がある

ダイアグラムをあるモデルから別のモデルに移動しても、クラスは相互モデル参照として表示されません。 この問題を回避するには、ダイアグラムをクローズしてからオープンしてください。 これで、相互モデル参照デコレーターは最新表示されます。

1.13 ダイアグラム・エディターで、モデル接続が正しく更新されない場合がある

接続を「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューで移動しても、ダイアグラム・エディターが 正しく更新されない場合があります。 この問題を回避するには、接続をダイアグラム・エディターから削除し、「関係の表示/非表示」 オプションを使用して接続を表示してください。

モデリング・ダイアグラムで接続を表示および非表示にするには:

  1. ダイアグラム・エディターでダイアグラム要素を右クリックし、 「フィルター」>「関係の表示/非表示」とクリックします。
  2. 「関係の表示/非表示」ウィンドウで、表示するか、非表示にするか、またはダイアグラムでそのままにしておきたい 関係をクリックし、さらに「OK」をクリックしてください。

1.14 「関係する要素の表示」オプションを状態要素には使用できない

特定のダイアグラム・タイプ (例えばアクティビティー、状態マシン、およびシーケンス図) を 操作しているとき、「関係する要素の表示」オプションを状態要素に使用できない場合があります。

1.15 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューに、保管されていない変更が正しく示されない場合がある

モデル・ファイルを変更し、UML モデル・エディターをクローズし、「リソースの保存 (Save Resource)」ウィンドウで 「いいえ」をクリックすると、モデル・ファイルへの変更が保管されていないことが 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューに示されます。 モデル・ファイルに、保管されていない変更はありません。 次にモデル・ファイルをオープンしたとき、「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューに 正しい情報が表示されます。

1.16 特定のメニュー項目が「UML の追加」ポップアップ・メニューに表示されない

コラボレーションまたはユース・ケースを「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューで 選択すると、特定の項目 (例えば相互作用、アクティビティー、および状態マシン) が「UML の追加」 ポップアップ・メニューに表示されません。 この問題を回避するには、「ダイアグラムの追加」ポップアップ・メニューを使用して、 必要な動作をモデル・ファイルに追加してください。

1.17 「継承エクスプローラー (Inheritance Explorer)」ビューのデフォルト情報が誤っている

「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「継承エクスプローラー (Inheritance Explorer)」コマンドで 「継承エクスプローラー (Inheritance Explorer)」ビューをオープンした場合、その「継承エクスプローラー (Inheritance Explorer)」ビューに表示されている情報が誤っている可能性があります。

要素の継承階層を「継承エクスプローラー (Inheritance Explorer)」ビューに表示するには:

  1. 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューまたはダイアグラム・エディターで 要素を選択します。
  2. 選択した項目を右クリックし、「ナビゲート (Navigate)」>「表示」>「継承エクスプローラー (Inheritance Explorer)」とクリックします。

また、モデル要素を「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューから直接 「継承エクスプローラー (Inheritance Explorer)」ビューにドラッグすることもできます。

1.18 「プロパティー」ページに無効な文字が表示される場合がある

日本語システム・ロケールの Windows 2000 オペレーティング・システムでは、関係を「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューまたはダイアグラム・エディターで選択したとき、「プロパティー」ページの 「一般 (General)」に無効な文字が表示される場合があります。

1.19 記述的ではなく、あまり意味のない検証エラー・メッセージが製品によって表示される場合がある

以下のアクションのいずれかを実行すると、記述的ではなく、あまり意味のない検証エラー・メッセージが製品によって 表示される場合があります。

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