モデルの比較またはマージを行うときのデータ破壊を回避するために、モデル・ファイル拡張子と ASCII コンテンツを関連付けないでください。デフォルトで、モデル・ファイル拡張子はバイナリー・コンテンツと関連付けられています。このデフォルト値を保持する必要があります。
デフォルトのファイル拡張子と既知のコンテンツを表示するには、次のようにします。
- 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
- 「チーム」を展開し、「ファイル内容」をクリックします。
中国語のシステム・ロケールを使用する Windows® オペレーティング・システムでは、Rational® ClearCase® で作業時に、プロジェクト名に 4 バイト GB18030 文字を使用することはできません。ファイルをソース・コントロールに追加するときに、ClearCase はこれらの文字を認識しません。この問題を回避するには、1 バイト文字セット (SBCS) または 2 バイト文字セット (DBCS) の文字をプロジェクト名に使用します。
マージ済みの結果にモデルのバージョンの変更を受け入れると、拡張メタファイル (EMF) ツリー・ビューに変更内容が反映されないことがあります。この問題を回避するには、エクスプローラー・ビューまたはダイアグラム・ビューを使用して変更内容を表示します。
ClearCase 環境でモデルのバージョンを比較するとき、モデル・バージョンをゼロ・バージョンと比較できます。しかし、モデルのゼロ・バージョンは拡張メタファイル (EMF) でモデルとして読み取れない空ファイルです。モデルのバージョンをゼロ・バージョンと比較するとエラーで失敗するため、このような比較は行わないでください。
Rational ClearCase で作業し、モデルのバージョンの比較またはマージを行う場合、 ClearCase タイプ・マネージャーは Rational Software Modeler を開き、モデルの比較またはマージを完了します。 しかし、製品で、Compare Editor または Merge Editor にフォーカスがないことがあります。モデルの比較またはマージを行うには、「Compare Editor」または「Merge Editor」をクリックします。
デフォルトで、モデルの比較またはマージの ClearCase 要求により Rational Software Modeler が開きます。製品の代わりにバージョン・セレクター・ウィンドウが開くよう、デフォルトの振る舞いを変更することができます。ただし、次に Rational Software Modeler を開くときは、デフォルトの振る舞いが復元されます。この問題を回避するには、デフォルトの振る舞いを変更するたびに、サーバーの比較/マージの設定を更新します。
デフォルトの振る舞いを変更するには、次のようにします。
- 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
- 「ワークベンチ」を展開します。
- 「比較/パッチ」を展開します。
- 「比較/マージのモデリング」を展開します。
- 「サーバーの比較/マージ」をクリックします。
- 「Eclipse 自動起動構成」の下で「クリア」をクリックします。
- 「適用」をクリックします。
- 「OK」をクリックする。
モデルの比較またはマージでカスタム・プロファイル (.epx ファイル) が見つからない場合、カスタム・プロファイルを検索するために使用するリソース・パスをリストしたウィンドウが開きます。4 つの形式のパスがあり、それぞれ異なる予備手段を必要とします。
関連形式 - <file name>.epx
この場合、モデルの比較またはマージでは、.emx ファイルと同じディレクトリーにある .epx ファイルが検索されます。Concurrent Version System (CVS)、ベース ClearCase、または共用 Unified Change Management (UCM) ストリーム上のビューを使用してこの問題を回避するには、ビューを更新し、カスタム・プロファイルをリフレッシュします。専用 UCM ストリーム上のビューを使用してこの問題を回避するには、.epx ファイルを取得し、ご使用のワークスペースにコピーします。
プラットフォーム関連形式 - platform:/<resource>/<projectname>/<file name>.epx
この場合、モデルの比較またはマージを開始したワークスペースに、.epx ファイルを含むプロジェクトが含まれている必要があります。CVS、ベース ClearCase、または共用 UCM ストリーム上のビューを使用してこの問題を回避するには、ビューを更新し、カスタム・プロファイルを含むプロジェクトをリフレッシュまたはインポートします。専用 UCM ストリーム上のビューを使用してこの問題を回避するには、.epx ファイルまたはプロジェクトを取得し、ご使用のワークスペースにコピーします。
パス参照形式 - file://c:/<file path>/<file name>.epx
この場合、リソース・パスは .epx ファイルの具体的なディレクトリーを指します。この問題を回避するには、カスタム・プロファイルが指定されたディレクトリーに配置されていることを確認します。
パス・マップ形式 - pathmap://MAPVAR/<file name>.epx
この場合、パス・マップ変数 MAPVAR は .epx ファイルを含むディレクトリーを指している必要があります。MAPVAR 変数を設定するには、次のステップを完了します。
- 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
- 「モデリング」を展開し、「パス・マップ」をクリックします。
- 「新規」をクリックします。
- プロファイルを含むディレクトリーを指している MAPVAR という名前の変数を作成します。
バイナリー・ファイルの比較またはマージを行うときは、構成管理システムのファイルの状態が反映されないことがあります。どのバイナリー・ファイルを処理するかを決定するには、ファイル・ヘッダーのバージョン番号を使用します。ClearCase Version Tree Browser または Concurrent Version System (CVS) 用の同等のツールを使用して、ファイル・ヘッダーを調べることができます。
標準ディレクトリー階層が翻訳されている Windows オペレーティング・システム (例えば、Windows のフランス語バージョン、ドイツ語バージョンなど) では、ClearCase は自動的に Rational Software Modeler を開くことはできません。
この問題を回避するには、C:\Documents and Settings\<username>\Application Data\ (ここで、Application Data は翻訳されていない) にある翻訳されていない Rational ディレクトリーをコピーし、C:\Documents and Settings\<username>\ にある翻訳されている Application Data に貼り付けます。
翻訳されていない Rational ディレクトリーをコピーし、移動しないことに注意してください。また、次のいずれかを実行する場合も、このタスクを繰り返す必要があります。
- 製品を別の場所にインストールする
- プラグインを更新する
- 自動起動パスを変更する
モデルの比較またはマージの ClearCase 要求が Rational Software Modeler の外側で開始されると、自動的に Rational Software Modeler が開きます。しかし、Windows のヨーロッパ・バージョンでは自動開始が機能しません。
この問題を回避するには、次のいずれかのステップを完了してください。
- ClearCase 操作を実行する前に Rational Software Modeler を開始する。
- Rational Software Modeler の自動開始が機能しなかった場合、製品を開始し、失敗したウィンドウで「再試行」ボタンをクリックする。