モデルの比較とマージ - リリース情報


1.0 既知の問題
   1.1 モデル・ファイル拡張子と ASCII コンテンツの関連付けによるデータ破壊
   1.2 EMF ツリー・ビューに変更内容が反映されないことがある
   1.3 モデル・バージョンがゼロ・バージョンと比較されることがある
   1.4 モデルの比較またはマージにフォーカスがないことがある
   1.5 サーバーの比較/マージの設定にデフォルト値が保存される
   1.6 モデルの比較またはマージにフォーカスがないことがある
   1.7 構成管理システムのファイルの状態が反映されないことがある

1.0 既知の問題

1.1 モデル・ファイル拡張子と ASCII コンテンツの関連付けによるデータ破壊

モデルの比較またはマージを行うときのデータ破壊を回避するために、モデル・ファイル拡張子と ASCII コンテンツを関連付けないでください。 デフォルトで、モデル・ファイル拡張子はバイナリー・コンテンツと関連付けられています。このデフォルト値を保持する必要があります。

デフォルトのファイル拡張子と既知のコンテンツを表示するには、次のようにします。

  1. 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
  2. 「チーム」を展開し、「ファイル内容」をクリックします。

1.2 EMF ツリー・ビューに変更内容が反映されないことがある

マージ済みの結果にモデルのバージョンの変更を受け入れると、拡張メタファイル (EMF) ツリー・ビューに変更内容が反映されないことがあります。この問題を回避するには、エクスプローラー・ビューまたはダイアグラム・ビューを使用して変更内容を表示します。

1.3 モデル・バージョンがゼロ・バージョンと比較されることがある

ClearCase® 環境でモデルのバージョンを比較するとき、モデル・バージョンをゼロ・バージョンと比較できます。しかし、モデルのゼロ・バージョンは拡張メタファイル (EMF) でモデルとして読み取れない空ファイルです。モデルのバージョンをゼロ・バージョンと比較するとエラーで失敗するため、このような比較は行わないでください。

1.4 モデルの比較またはマージにフォーカスがないことがある

Rational® ClearCase で作業し、モデルのバージョンの比較またはマージを行う場合、 ClearCase タイプ・マネージャーは Rational Software Modeler を開き、モデルの比較またはマージを完了します。しかし、製品で、Compare Editor または Merge Editor にフォーカスがないことがあります。モデルの比較またはマージを行うには、「Compare Editor」または「Merge Editor」をクリックします。

1.5 サーバーの比較/マージの設定にデフォルト値が保存される

モデルの比較の ClearCase 要求により、デフォルトで Rational Software Modeler が開きます。このデフォルトの振る舞いを変更して、製品ではなくバージョン・セレクター・ウィンドウが開くようにすることができます。しかし、次回に Rational Software Modeler を開くと、デフォルトの振る舞いが復元されます。この問題の次善策として、デフォルトの振る舞いの変更が必要になるたびに、「サーバーの比較/マージ」の設定を更新します。

デフォルトの振る舞いを変更するには、次のようにします。

  1. 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
  2. ワークベンチ」を展開します。
  3. 「比較/パッチ」を展開します。
  4. 「比較/マージのモデリング」を展開します。
  5. サーバーの比較/マージ」をクリックします。
  6. 「Eclipse 自動起動構成」の下で「クリア」をクリックします。
  7. 「適用」をクリックします。
  8. OK」をクリックする。

1.6 モデルの比較またはマージにフォーカスがないことがある

モデルの比較またはマージでカスタム・プロファイル (.epx ファイル) が見つからない場合、カスタム・プロファイルを検索するために使用するリソース・パスをリストしたウィンドウが開きます。このパスは 4 つのフォームを持つことができ、それぞれのフォームに異なる次善策が必要です。

関連形式 - <file name>.epx

この場合、モデルの比較またはマージでは、.emx ファイルと同じディレクトリーにある .epx ファイルが検索されます。Concurrent Version System (CVS)、ベース ClearCase、または共用 Unified Change Management (UCM) ストリーム上のビューを使用してこの問題を回避するには、ビューを更新し、カスタム・プロファイルをリフレッシュします。専用 UCM ストリーム上のビューを使用してこの問題を回避するには、.epx ファイルを取得し、ご使用のワークスペースにコピーします。

プラットフォーム関連形式 - platform:/<resource>/<projectname>/<file name>.epx

この場合、モデルの比較またはマージを開始したワークスペースに、.epx ファイルを含むプロジェクトが含まれている必要があります。CVS、ベース ClearCase、または共用 UCM ストリーム上のビューを使用してこの問題を回避するには、ビューを更新し、カスタム・プロファイルを含むプロジェクトをリフレッシュまたはインポートします。専用 UCM ストリーム上のビューを使用してこの問題を回避するには、.epx ファイルまたはプロジェクトを取得し、ご使用のワークスペースにコピーします。

パス参照形式 - file://c:/<file path>/<file name>.epx

この場合、リソース・パスは .epx ファイルの具体的なディレクトリーを指します。この問題を回避するには、カスタム・プロファイルが指定されたディレクトリーに配置されていることを確認します。

パス・マップ形式 - pathmap://MAPVAR/<file name>.epx

この場合、パス・マップ変数 MAPVAR は .epx ファイルを含むディレクトリーを指している必要があります。MAPVAR 変数を設定するには、次のステップを完了します。

  1. 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
  2. 「モデリング」を展開し、「パス・マップ」をクリックします。
  3. 「新規」をクリックします。
  4. プロファイルを含むディレクトリーを指している MAPVAR という名前の変数を作成します。

1.7 構成管理システムのファイルの状態が反映されないことがある

バイナリー・ファイルの比較またはマージを行うときは、構成管理システムのファイルの状態が反映されないことがあります。どのバイナリー・ファイルを処理するかを決定するには、ファイル・ヘッダーのバージョン番号を使用します。ClearCase Version Tree Browser または Concurrent Version System (CVS) 用の同等のツールを使用して、ファイル・ヘッダーを調べることができます。

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