このファイルの最新バージョンを表示するには、www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rsa/60/html/rmi/nl/readme_ja_JP_601.html のリリース情報を参照してください。
IBM® Rational Rose® モデルのインポート機能は、ユーザーの既存の Rational® Rose モデルおよび関連成果物を IBM Rational Software Modeler または IBM Rational Software Architect のいずれかに、高い精度でマイグレーションする機能を提供します。IBM Rational RequisitePro® プロジェクトにリンクされた Rose モデルをインポートした後、RequisitePro 要求のリンクを再設定することができます。
このリリースの Rational Rose モデルのインポート機能には、以下の修正が組み込まれています。
問題点 | 説明 |
469581/APAR PK07043 | エラーが含まれているインポート済みの Rose モデルを開こうとすると、「パーツを作成できません (Unable to Create Part)」というエラー・メッセージが表示されることがあります。 現在は、モデルのエラーが関連するクラスを見つけることができないといった不完全な関連によるものである場合は、詳細なメッセージが表示されるようになりました。例えば、「関連名は不完全です。関連クラス名は見つかりません。」のようなメッセージです。 |
534669 | IBM Rational Rose モデルのインポート機能についてのリリース情報が、Rational Product Updater で利用できるようになりました。 |
Rational Rose モデルのインポート機能のインストール、インストールの前提条件、コマンド行からのインストール、および更新サーバーのローカル・ミラーのセットアップの詳細については、http://www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rsa/60/html/rmi/nl/install_ja_JP_601.html のインストール手順を参照してください。
この機能をインストールするために必要な追加のハードウェア要件はありません。
この機能は、IBM Rational Software Architect バージョン 6.0 または IBM Rational Software Modeler バージョン 6.0 で使用する目的でインストールすることができます。この機能をインストールする前に、IBM Rational Software Architect Refresh Pack 6.0.1 または IBM Rational Software Modeler Refresh Pack 6.0.1 をインストールしておく必要があります。
この機能は、Rational Rose バージョン 2003.06.00 以降で使用される Rational Rose モデルのインポートに対するサポートを提供します。これは、バージョン 8.0 または 8.1 Rose モデル、および Petal バージョン 47 以降に対応します。詳しくは、製品のインフォメーション・センターでヘルプ・トピック「サポートされる Rose Petal のバージョン」を参照してください。
このリリース情報には、製品資料の作成前に処理できなかった問題や制限などのリリース固有の情報が含まれています。
問題点 | 説明 |
142504 | インポート前の Rose モデルの確認 Rational Rose モデルのインポートを試みる前に、元のモデルが Rose でエラーなしで開くことを確認してください。 |
530367 | 関連とロールのラベルに同じフォントが使用される
Rational Rose では、関連にある名前のラベルをロールのラベルとは異なるフォントにすることができます。デフォルトでは、Rose 関連名のラベルはイタリックで、ロールのラベルは Roman です。新規の UML モデリング製品では、関連にはすべてのラベルに適用される単一のフォント設定しかありません。 |
530860 | Swimlane (現在のパーティション) の色がマイグレーションされず、割り当てることができない Swimlane (図形区画) はデフォルトでは透明で、それらに色を割り当てることはできません。ほとんどの場合、これらはそのコンテナーの色を継承します。 |
530923 | 関連ロールの制約のラベルがモデルのインポート後になくなる Rational Rose モデルにダイアグラム上に定義されたロールの制約を含む関連がある場合、制約はマイグレーションされますが、ダイアグラム上の表記は表示されません。現在のところ、関連コネクターに接続されたラベルとしての関連ロールの制約の表記はサポートされていません。 |
531155 | 状態および疑似状態要素にステレオタイプのアイコンが表示されない デフォルトのアイコンは基本的には図形イメージと同じであるため、状態または疑似状態要素ではステレオタイプのアイコンは現在のところサポートされていません。 |
531520 | コネクター・ラベル上の複数行のテキストが単一行に折りたたまれる Rose モデルに複数行のテキストを含むコネクター・ラベルがある場合、複数行のコネクター・ラベルは現時点ではサポートされていないため、そのテキストは単一行のテキストとしてインポートされます。 一部のラベルではダイアグラム・エディターで他の項目と重なり合い、ダイアグラムが読み取りにくくなることがあります。長い名前のラベルに合わせるには、図形とコネクターのビューを手動で整列させなければならない場合があります。 |
531357 | ライフラインにステレオタイプのアイコンまたは装飾が表示されない ステレオタイプ・クラスを持つライフラインを含む Rose シーケンス図、および関連するイメージ (装飾) を含む Rose シーケンス図は、インポート後に変更され、ライフラインがステレオタイプのイメージなしで表示されるようになります。ライフラインのクラスはステレオタイプ化されたままですが、これがそのケースであることを示すライフラインの装飾はなくなります。Rational Software Architect および Rational Software Modeler は、ライフラインのステレオタイプのイメージや装飾アイコンをサポートしていません。 |
531683 | 複数の Rose 管理ユニットがインポート時に単一のモデル・ファイル内にコピーされる
Rose モデルをインポートすると、すべての管理ユニットの内容が自動的にインポートするモデル内にコピーされます。管理ユニットは別のファイルとしては常駐しなくなり、Software Architect または Software Modeler の標準のモノリシック・モデル内に組み込まれます。 これは選択できません。また、単一の大容量のファイルがあると、インポート・プロセス中にパフォーマンス上の問題が発生することがあります。 Rose モデルをインポートした後で、モデルを別の物理モデルに分割することができます。各サブシステムからモデルを作成すれば、そのサブシステムが Rose の管理ユニットであったときと同様に制御することができます。 詳しくは、オンライン・ヘルプ・トピック「複数モデルのアプローチと Rose 管理ユニット (Multiple model approach versus Rose controlled units)」を参照してください。 |
531873 | ステレオタイプのアイコンがオブジェクトのタイプであるクラスを反映しない Rose では、シーケンス図、コラボレーション図、またはアクティビティー図のオブジェクトが、オブジェクトのタイプであるクラスに適用されるステレオタイプのアイコン (存在する場合) を示します。これは、Software Architect または Software Modeler では現在のところサポートされていません。 |
問題点 | 説明 |
142159 | モデルのインポートの進行中にインポート・ウィザードを使用するとエラーが発生する インポート操作が開始され、「進行情報 (Progress Information)」ウィンドウが開いた後で「Rational Rose Model Import」ウィザードのボタンをクリックすると、エラーが発生します。ウィザードを閉じてから再始動する必要があります。 「進行情報 (Progress Information)」ウィンドウが開いているときにインポート操作を停止するには、このウィンドウの「キャンセル」ボタンをクリックします。 回避方法: モデルのインポート中で「進行情報 (Progress Information)」ウィンドウが開いている間は、「Rational Rose Model Import」ウィザードのボタンを選択しないでください。 |
246473 | ノート添付コネクターがインポートされない
Rational Rose モデルにノート添付を使用してテキスト要素に接続されたノートがある場合、そのノート添付はインポートされません。サポートされているのは、ノートから UML 要素へのノート添付のみです。 |
529643 | Rose Classic 外観スタイルのノード要素の近くに白い点が表示される Software Modeler または Software Architect で Rose Classic 外観スタイルを使用すると、ノード要素の右側に白い点が表示されます。外観の設定は「ウィンドウ」>「設定」をクリックし、「ワークベンチ」を展開して、「外観」をクリックすることによって設定されることに注意してください。 |
530615 | インポートしたステートチャート図に予期しない変更がある Rational Rose では、ステートチャートおよびアクティビティー図は単一の状態/アクティビティー・モデルに実装されます。アクティビティー図で使用可能な要素は、ステートチャート図のスーパーセットです。状態/アクティビティー・モデルをインポートするとき、Software Architect または Software Modeler、Rose のアクティビティー図でのみ可視化できるアクティビティー図または要素が含まれているかどうかをチェックします。含まれている場合は、すべてのステートチャート図が新規 UML モデリング製品モデルの UML アクティビティー図に変換され、状態は構造化アクティビティー・ノードに変換され、遷移は制御フローに変換されます。 回避方法: ステートチャート図から UML アクティビティーのセマンティクスへの変換が問題である場合は、インポートする前に、ステートチャート図とアクティビティー図を Rose モデルの別の状態/アクティビティー・モデルに分離することができます。パッケージは単一の状態/アクティビティー・モデルしか所有できないため、これには追加のパッケージの作成が必要な場合があります。ステートチャート要素のみを含む状態/アクティビティー・モデルは、UML 状態マシンとしてインポートされます。 |
530785 | インポート時に UML 2.0 準拠が報告されない UML 2.0 に準拠しないモデルをインポートするとき、「Rose モデルのインポート」ウィザードはエラー・メッセージを表示しません。 回避方法: UML 2.0 準拠エラーは、検証が行われるときに報告されます。 |
531158 | 開始状態、開始ノード、終了状態、および終了ノードに対する予期しない色の設定 ステートチャートの開始状態とアクティビティーの開始ノードは、色として「線の色」属性を使用し、「塗りつぶしの色」属性値を無視します。ステートチャートの終了状態とアクティビティーのアクティビティー終了ノード (どちらも標的の形状のアイコン) は、外側の円の色を「塗りつぶしの色」属性に設定し、内側の円の色を「線の色」属性に設定します。 |
531394 | Rose がインストールされていない場合、インポートしたダイアグラムにステレオタイプのアイコンが表示されない Rational Rose がインストールされていないコンピューター上に「Rational Rose Model Import」ウィザードをインストールして使用すると、インポートされたダイアグラムに、インポートされたモデルのステレオタイプのアイコンが予想通りに組み込まれません。また、ウィザードの「ステレオタイプのマップ」ページにあるステレオタイプ構成のリストが空になります。 注: 以下の回避方法は、Rose と新規 UML モデリング製品 (Software Modeler または Software Architect) 用に同じオペレーティング・システムを使用していることを前提としています。 回避方法: ダイアグラムにステレオタイプのアイコンを保存するには、Rose と Software Modeler または Software Architect 用に同じコンピューターを使用するか、以下の手順に従いステレオタイプ成果物をインポート中に使用できるようにします。
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531683 | 大きいモデルをインポートするときにメモリー不足になる
大きい Rose モデルをロードするときにメモリー不足エラーが発生した場合は、ワークベンチ JVM のヒープ・サイズを大きくする必要があります。 回避方法: ワークベンチのコマンド行で "-vmargs -Xmx<size>" 引数を渡すことによって、メモリーを大きくします。例えば、標準的な製品インストールの場所を想定した場合、1 GB のヒープを指定するには次のようにします。
サイズが 50 MB までの Rose モデル (すべての CAT ファイルを含む) の場合、通常はデフォルトの JVM 設定で十分です。より大きいモデルの場合は、ヒープ・サイズを大きくすることを検討してください。 50 MB 以上の Rose モデルの場合は、インポート後にモデルをより小さい単位にリファクタリングすることを検討してください。ポップアップ・メニューで「パッケージからモデルを作成」コマンドを使用して、パッケージを別個のモデルに抽出することができます。これにより、メモリーに一度にロードされるモデル・データの量を削減しやすくなります。 |
531826 | 動的 ClearCase® ビューのプロジェクト内へのインポートが不完全である Rational Rose モデルをインポートするとき、UML モデルとプロファイルを Rational ClearCase バージョン 6.13 の動的ビューの新規プロジェクトに作成すると、モデル・ファイルはインポートされますが、プロパティー・セットとステレオタイプは UML プロファイルに変換できない場合があります。プロファイルが生成される予定だったプロジェクトを作成できなかったことを示すエラーが表示されることがあります。例えば、「書き込み不可能な場所にはプロジェクトを作成できません (Cannot create project in non-writable location): test1project_profiles」です。 回避方法: インポートするモデルの ClearCase 動的ビューを使用するには、次のようにします。
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531872 | 関連クラスおよび汎化のインポート時の変更
関連クラスおよび汎化のインポート時は、以下の問題に注意してください。
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533301 | Linux 上でインポート済み Rose モデルを開く際の問題 Linux 上で Rational Rose モデルをインポートして開いた後、以下の問題が発生することがあります。
回避方法: Rational モデリング製品を終了し、新規のワークスペースで再始動してください。 また、Rational Application Developer バージョン 6.0 の README に記載されている以下の情報が役に立つ可能性があります。
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537439 | ダイアグラム・リンクがインポートされない ダイアグラム・リンクを含む Rational Rose ノートは、リンクとして正しくインポートされません。Rose では、ノートをダイアグラム上に作成してから、そのノート上に別のダイアグラムをドラッグして、そのダイアグラムへのリンクを作成することができます。 ノートをダブルクリックすると、該当のリンクされたダイアグラムが表示されます。このようなリンクはインポートで保持され、同じ機能が可能になるべきです。 回避方法: インポート後にこの機能を手動で実行するか、または特定のダイアグラム・リンクを作成してください。 |
960282 | Rose モデルからアクターをインポートしたときに、一貫性が保たれていないように見えることがある 「Rational Rose Model Import」ウィザードを使用するとき、「Rational Rose Model Import Preferences」ページの「Interpret UML 2.0 conventions in the Rose model」チェック・ボックスにチェックをすると以下のような影響があります。
整合性を維持するため、このチェック・ボックスは選択しないでください。その場合、すべてのアクターはクラスとしてインポートされます。 |
Rational Software Architect の製品ホーム・ページは www.ibm.com/software/awdtools/architect/swarchitect/ です。 よくある質問 (FAQ)、既知の問題と修正のリスト、およびその他のサポート情報については、サポート・ページ (www.ibm.com/software/awdtools/architect/swarchitect/support/index.html) を参照してください。
Rational Software Modeler の製品ホーム・ページは www.ibm.com/software/awdtools/modeler/swmodeler/です。 よくある質問 (FAQ)、既知の問題と修正のリスト、およびその他のサポート情報については、サポート・ページ (www.ibm.com/software/awdtools/modeler/swmodeler/support/index.html) を参照してください。
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