シーケンス図モデル要素の表記差

シーケンス図モデル要素のマッピング・テーブルを使用して、UML 1.4 と UML 2.0 の間の差を理解することができます。

UML 1.4 UML 2.0
破壊マーカー 停止ノード

Rose と異なり、破壊マーカーはモデル要素およびダイアグラム要素の両方としてインポートされます。Rose では、ダイアグラムでのみ表示されます。

制御フォーカス 実行オカレンス

UML2.0 では、実行オカレンスはダイアグラム・エディターに加えて「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビュー内にあります。

周波数: 非周期的または周期的 周波数値セットは、メッセージ用の Rose ステレオタイプ上に (非周期的または周期的) として設定されます。
オブジェクト・インスタンス コラボレーション内のプロパティーおよび相互作用内のライフライン。

ライフラインは UML 2.0 内でプロパティーを表します。

Synchronization Simple (Message Kind) での生成メッセージ Rose のステレオタイプ・プロパティー Synchronization が「Simple」に設定され、UML のプロパティー Message Kind が「Complete」に設定され、Message Sort が「synchSignal」に設定されます。
制約事項: UML 2.0 Message もまた「キーワードの作成 (Create keyword)」を取得します。このキーワードを削除すると、ダイアグラム・エディター内の幾つかのダイアグラム要素が正しく表示されない場合があります。例えば、ダイアグラムを再オープンすると、メッセージが破線の代わりに実線として表示されます。
スクリプト (メッセージと関連したテキスト・ボックス) メッセージに付加されたノート
注: シーケンス図の外観はインポート後わずかに変更される場合があります。ノートは Rose 内で使用された元のテキスト・ボックスよりも大きくなっています。
Synchronization Asynchronous: (Message Kind) Rose のステレオタイプ・プロパティー Synchronization が「Asynchronous」に設定され、UML のプロパティー Message Kind が「Complete」に設定され、Message Sort が「asynchCall」に設定されます。
Synchronization Balking: (Message Kind) Rose のステレオタイプ・プロパティー Synchronization が「Balking」に設定され、UML のプロパティー Message Kind が「Complete」に設定され、Message Sort が「asynchCall」に設定されます。
Synchronization Procedure_Call: (Message Kind) Rose のステレオタイプ・プロパティー Synchronization が「Procedure_Call」に設定され、UML のプロパティー Message Kind が「Complete」に設定され、Message Sort が「synchCall」に設定されます。
Synchronization Return: (Message Kind) Rose のステレオタイプ・プロパティー Synchronization が「Return」に設定され、UML のプロパティー Message Kind が「Complete」に設定され、Message Sort が「synchSignal」に設定されます。
制約事項: UML 2.0 メッセージもまた「キーワードを戻す (Return keyword)」を取得します。 このキーワードを削除すると、ダイアグラム・エディター内の幾つかのダイアグラム要素が正しく表示されない場合があります。
Synchronization Simple: (Message Kind) Rose のステレオタイプ・プロパティー Synchronization が「Simple」に設定され、UML のプロパティー Message Kind が「Complete」に設定され、Message Sort が「synchCall」に設定されます。
Synchronization synchronous: (Message Kind) Rose のステレオタイプ・プロパティー Synchronization が「Synchronous」に設定され、UML のプロパティー Message Kind が「Complete」に設定され、Message Sort が「synchCall」に設定されます。
Synchronization Timeout: (Message Kind) Rose のステレオタイプ・プロパティー Synchronization が「Timeout」に設定され、UML のプロパティー Message Kind が「Complete」に設定され、Message Sort が「asynchCall」に設定されます。
複数インスタンス (オブジェクトのみ) 「True に等しい (equal to True)」が (*) プロパティーの多重度になる場合、プロパティーが所有する上位値 (-1) および下位値 (0) の要素のペアとして設定されます。
関連資料
アクティビティー図モデル要素の UML 表記差
クラス図モデル要素の UML 表記差
コラボレーション図モデル要素の表記差
コンポーネント図モデル要素の表記差
配置図モデル要素の表記差
ステートチャート図モデル要素の表記マッピング
ユースケース図モデル要素の表記差
多重度の表現での表記の差
特定の UML 2.0 セマンティック・マッピング
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