「Rational Rose モデルのインポート」 ウィザードの「Rose サブユニットの独立モデルとしてのインポート (Import Rose Subunits as Independent Models)」 ページを使用して、.cat や .sub ファイル
などの Rose サブユニットから独立の UML 2.0 モデルを作成できます。既存の UML 2.0 モデルに Rose サブユニットをマップするためにもこのページを使用できます。
どのサブユニットを別のモデルとしてインポートするかを指定する前に、
「Rose サブユニットからの独立モデルの作成 (Create Independent Models From Rose Subunits)」チェック・ボックスを選択する必要があります。このチェック・ボックスを選択せず、またインポートしている Rose モデルがサブユニットを参照する場合、サブユニットのコンテンツすべてがインポート済みモデル内のパッケージにコピーされます。
Rose サブユニットを独立モデルとしてインポートするには、以下のようにします。
- 「Rose サブユニットからの独立モデルの作成 (Create independent models from rose subunits)」 チェック・ボックスをクリックします。
- 以下のステップの 1 つを実行して、新規プロジェクト選択するか、または既存のプロジェクトを参照します。
- 「既存のプロジェクト」をクリックし、「参照」ボタンを
使用して定義済みのプロジェクトにナビゲートし、指定します。
- 「新規プロジェクト」をクリックしてプロジェクト名を入力し、
場所を指定します。
注: 新規プロジェクトをデフォルトの場所以外に作成する場合は、
「デフォルトを使用 (Use default)」チェック・ボックスのチェックを外してください。
- インポートの後、以下のステップの 1 つを実行することによって、どのようにサブユニット・モデルの
ディレクトリー構造が表示されるのかを指定します。
- 「サブユニットのディレクトリー構造を使用 (With subunit directory structure)」をクリックして、
同じ階層の Rose ディレクトリー構造のサブユニット・モデルを保持します。
- 「1 つのディレクトリー内 (In one directory)」をクリックして、Rose にどのように構造化されているかにか
かわらず、フラットなディレクトリー構造のサブユニット・モデルをインポートします。
- 以下のステップの 1 つを実行して、サブユニット・モデルの命名規則を指定します。
- 「サブユニットのファイル名の使用 (Use subunit file names)」をクリックして、
インポート済みサブユニット・モデルが実際のサブユニットのファイル名を使用できるようにします。例えば、Rose サブユニットのファイルが Analysis_Classes.cat という名前を持っている場合、インポート後のサブユニット・モデルには Analysis_Classes.emx という名前が付けられます。
- 「サブユニットのパッケージ名の使用 (Use subunit package names)」をクリックして、
インポート済みサブユニット・モデルが Rose サブユニットを含んでいるパッケージの名前を使用できるようにします。例えば、Rose サブユニットが Analysis_Artifacts と呼ばれるパッケージ内にある場合、インポート後のサブユニットのモデル名は、オリジナルのサブユニットのファイル名にかかわらず Analysis_Artifacts.emx です。
重要: モデルが同一の名前で宛先のプロジェクトに既に存在している場合、モデル名の競合が起こります。競合が発生した場合、サブユニット・モデル名は、
_1 ストリングをサフィックスとして付け、
サブユニット・モデルに固有の名前を付与します。さらに、
「問題」ビューに警告メッセージが表示されます。
モデル名の競合を避けるには、
サブユニットを参照する Rose モデルをインポートするときに
「
サブユニットのディレクトリー構造を使用 (With subunit directory structure)
」 および
「サブユニットのファイル名の使用 (Use
subunit file names)」 チェック・ボックスをクリックします。名前の競合が発生した場合、最良の結果を得るために、発生した名前の競合すべてを解決し、モデルを再インポートします。それにより、同じサブユニットのファイルでのその後のモデルのインポートの際に作成されたサブユニット・モデルを正しく共有することができます。
- 以下のステップのいずれかを実行します。
- 「既存のモデルにサブユニットをマップする (Map subunits to existing models)」 を
クリックして、Rational UML モデリング製品内に既にインポートまたは作成したモデルにサブユニットをインポートします。
- 「次へ」 をクリックして、「Rose モデ
ルのインポート」ウィザードの「プロパティー・セットのマップ」ページに進みます。
Rose モデルをインポートし、Rose サブユニットを独立モデルとしてインポートすることを指定した後、
Rose モデルおよびサブユニット・モデルは「モデル・エクスプローラー」ビューに表示されます。また、インポート済みのサブユニット・モデルへのショートカットも
「モデル・エクスプローラー」ビューにクイック・ナビゲーション用に表示されます。
Rose サブユニット・モデルを含むすべての Rose モデルは、インポート処理の間、.emx ファイル拡張子でモデル・ファイルに変換されます。