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1.0 このリリースについて
1.1 このリリースの新機能
1.1.1 データ・プール、信頼性、エラー処理、およびメモリー使用における機能拡張
1.1.2 IBM Rational Performance Tester
for z/OS の可用性
1.1.3 IBM Rational Performance Tester
Extension for Siebel Test Automation の可用性
1.2 製品修正の履歴
2.0 インストール情報
2.1 ハードウェア要件
2.2 ソフトウェア要件
2.3 IBM Rational Performance
Tester for z/OS の使用法
2.4 ライセンス交付
3.0 この Refresh Pack での問題の修正
3.1 問題の修正
3.2 問題と回避策
4.0 お客様サポート
5.0 特記事項および商標
この Refresh Pack は、Test and Performance Tools Platform (TPTP) 3.3 上に構築されています。これにより、IBM Rational Performance Tester® のデータ・プール編集、信頼性、エラー処理、およびメモリー使用効率を改善することができます。さらに、この Refresh Pack は、別製品として購入する z/OS をサポートし、セクション 3.0 に示す問題を修正します。
この Refresh Pack は TPTP 3.3 上に構築されており、 Rational Performance Tester で以下を可能にします。
この Refresh Pack は z/OS をサポートします。IBM Rational Performance Tester for z/OS を購入してこの Refresh Pack への更新を行うと、z/OS が稼働するリモート・コンピューターを使用して、スケジュール実行に仮想ユーザーを追加できるようになります。
この Refresh Pack には、別の拡張として、Siebel® 7.7 アプリケーションのテストのためのサポートが含まれます。Siebel データ相関ライブラリーは Windows® コンピューター上でのみ実行されるので、これは Windows 専用の機能となります。
IBM Rational Performance Tester Extension for Siebel Test Automation を購入してこの Refresh Pack への更新を行うと、Siebel 7.7 アプリケーションをテストすることができます。Siebel 拡張では、使用前に支払いが必要なライセンス料が別途必要です。この拡張を購入するには、パスポート・アドバンテージ・オンライン (http://www-306.ibm.com/software/howtobuy/passportadvantage/pao_customers.htm) にログインしてください。
Siebel 社からのみ入手可能な Siebel Test Automation (STA) フレームワークも必要です。STA の購入および製品についての質問は、Siebel 社の営業担当員にお問い合わせください。
以降のセクションでは、Siebel 拡張を使用可能に設定した場合の Performance Tester の相違点を示します。
テスト生成設定に、「Siebel サポート」 という新しいオプションがあります。「ウィンドウ」>「設定」 をクリックして、「テスト」を展開し、「Performance Test 生成」をクリックします。デフォルト設定は「自動」 です (Siebel サポートを自動的に検出して活動化します)。 設定を常に「オン」または常に 「オフ」に変更することもできます。
Test エディター設定に、新しいページ「HTTP」があります。 「ウィンドウ」> 「設定」をクリックして「テスト」を展開し、 「Performance Test エディター」をクリックして 「HTTP」タブをクリックします。「HTTP」ページには、次の設定があります。
「一般」ページは、製品のヘルプに記載されている内容から変更はありません。 「色とフォント」ページには、 組み込み変数から置換されたテキストの色分けが示されています (次のセクションの『Siebel テストの編集』を参照してください)。
Siebel テストと標準の HTTP テストの主な違いは、テスト実行時に動的データを保管および置換する方法にあります。
標準の HTTP テストでは、データ・ソース (データ・プール変数、カスタム・コード、または参照) は、 実行時にデータ・ソースが置き換わるテスト値にリンクされます。
Siebel テストには、組み込みデータ・ソースと呼ばれる追加タイプのデータ・ソースがあります。このデータ・ソースにはテスト値と置き換え可能な変数が含まれています。置換データは、星形配列と呼ばれる独自のデータ構造体に保管されます。星形配列には、ストリングとその長さの両方が 16 進数形式 (length_string) または整数形式 (length*string) で保管されます。Siebel の置換機能では、必要に応じてデータの置換方法および長さの再計算方法を取得します。星形配列の値から置換する場合 (length_string 形式の値または length*string 形式の値を強調表示し、右クリックして「置換」をクリック)、Siebel か標準 HTTP のどちらの置換を選択するのかを尋ねるプロンプトが表示されます。まれな例外を除いて、「Siebel」を選択してください。
Siebel を正常に再生するためには、いくつかの特殊なランタイム値も必要です。 自動相関では、ほとんどのケースに対処するために、これらの特殊な「組み込み変数」を使用する必要があります。ただし、さらに相関を実行することもできます。
ストリングを組み込み変数に相関させるには、以下の手順を実行します。
変数のタイプを選択し、 「次へ」または「完了」をクリックします。
コンテンツ検査ポイントでは、指定したテキスト・ストリングが要求の応答内に出現しているかどうかが検証されます。
コンテンツ検査ポイントをテストに追加するには、以下の手順を実行します。
ユーザー定義ストリングを作成するには、ステップ 3 を完了した後に以下の手順を実行します。
Siebel のテストだけでなく、すべてのテストでユーザー定義の VP を使用することができます。
この Refresh Pack には、以下の修正が含まれています。
IBM Rational Performance Studio Refresh Pack 6.1.1 のインストール、インストールの前提条件、コマンド行からのインストール、および更新サーバーのローカル・ミラーの設定については、 http://www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rpt/61/html/611/nl/install_local_ja_JP_611.html にあるインストールの手順を参照してください。
この Refresh Pack のインストールに必要な追加のハードウェア要件はありません。
この Refresh Pack は、IBM Rational Performance Tester 6.1 用にインストールすることができます。
この Refresh Pack をインストールする前に、IBM Rational Product Updater 6.0.1 をインストールする必要があります。
Siebel テスト・フィーチャーには、Siebel 提供のデータ相関ライブラリーが必要です。このライブラリーは、ファイル
ssdtcorr.dll によって実装されます (このファイルは Siebel Test Automation (STA) フレームワークにより提供されます)。このライブラリーを
Siebel から入手して、ローカル・コンピューター (Rational
Performance Tester 6.1 がインストールされているコンピューター) のパス ...\SDP\6.0\rpt_prod\external_files\deployable\siebel\ に手動でコピーする必要があります。
相関ライブラリーは、Siebel テストを実行するすべての コンピューターに存在している必要があります。ただし、ローカル・コンピューターに相関ライブラリーをインストールすると、相関ライブラリーは必要に応じて Siebel テストをデプロイしたすべてのリモート・コンピューターに自動的にコピーされるため、相関ライブラリーをリモート・コンピューターにコピーする必要はありません。
Siebel 提供の相関ライブラリーは、ファイル msvcr70.dll によって実装される Microsoft C++ ランタイム・ライブラリーに依存します。
Siebel テストを実行する Windows コンピューターに C++ ランタイム・ライブラリーが組み込まれていなかったり、
別のバージョンが組み込まれていたりすることもあります。 この場合は、Microsoft 社の Web サイトから msvcr70.dll を入手して、これを ssdtcorr.dll が配置されている siebel
フォルダーにコピーします。これにより、このファイルは、必要に応じて Siebel テストをデプロイしたすべてのリモート・コンピューターに自動的にコピーされます。一部のシステムではこの手順は必要ありませんが、
msvcr70.dll のコピーを siebel
フォルダーに配置しておくと、将来リモート・コンピューターを追加したときにこのファイルが欠落していないか心配しなくて済みます。
z/OS システムには、以下のソフトウェアをインストールする必要があります。
以降のセクションでは、Performance Tester for z/OS の使用法について説明します。以下の作業が必要です。
システム・プログラマーに、ASSIZEMAX を 2147483647 に設定するよう依頼します。
Performance Tester for z/OS を開始するユーザーの ID の .profile に以下のエクスポート・コマンドを指定します。
export RASERVER_HOME=install_dir/IBM/AgentController
export LIBPATH=$LIBPATH:install_dir/IBM/AgentController/lib:java_install_dir/bin:java_install_dir/bin/classic:xml_parser_dir/lib
export PATH=$PATH:install_dirIBM/AgentController/bin
_BPX_SHAREAS 環境変数を NO に設定します。
export _BPX_SHAREAS="NO"
ibmrac.os390.pax
tptpdc.os390.pax
pax -ppx -rf ibmrac.os390.pax
pax -ppx -rf ../../tptpdc.os390.pax
extattr +p install_dir/IBM/AgentController/lib/*.so
./SetConfig.sh -s ALLOW=ALL
./RAStart.sh
.
z/OS RAC を停止するには、次のコマンドを実行します。
install_dir/IBM/AgentController/bin/RAStop.sh
Siebel アプリケーションのパフォーマンス・テストには、 IBM Rational Performance Tester Extension for Siebel Test Automation 用のライセンスが必要です。この拡張は、IBM Rational Performance Tester および IBM Rational Performance Tester for z/OS がサポートする各種 Windows システムでのみ実行することができます。この拡張は Linux や z/OS では実行できません。
IBM Rational Performance Tester では、Windows、Linux、またはこの両方で、最大 5 人までの同時仮想ユーザーを稼働させることができます。ただし、ユーザー数を増やすには仮想テスター・パック・ライセンスが必要です。例えば、ライセンスなしでは Performance Tester で 5 人までの仮想ユーザーを稼働できますが、10 人の仮想ユーザーを稼働させる場合、5 人以上の追加仮想ユーザーをサポートする仮想テスター・パック用のライセンスを購入する必要があります。ライセンスは、ユーザー数が 5、50、100、250、500、1000、2500、5000、10,000、20,000、50,000、および 100,000 の仮想テスターに対応しています。
仮想テスター・パック・ライセンスを分割することはできません。特定の仮想テスター・パックを指定されたときに使用できるユーザーは 1 人のみです。例えば、ユーザー A とユーザー B が 50 の仮想テスター・パックを分割して、それぞれが 25 のユーザーのテストを実行することはできません。50 の仮想テスター・パック・ライセンスで、1 人のユーザーが最大 50 人の仮想ユーザーをエミュレートするテストを実行することができます。
仮想テスター・パック・ライセンスは追加ライセンスです。1 人のユーザーが複数の仮想テスター・パック・ライセンスを組み合わせて、そのライセンスの組み合わせでサポートされるテストを実行することができます。例えば、1 人のユーザーが 50 の仮想テスター・パック・ライセンスを 2 つ使用して、100 人までの仮想ユーザーをシミュレートするテストを実行することができます。
z/OS オペレーティング・システムで仮想ユーザーを稼働させるには、 IBM Rational Performance Tester for z/OS 用のライセンスが必要です。IBM Rational Performance Tester for z/OS では、このライセンスを購入した z/OS ホスト上で稼働できる仮想ユーザーの数に制限がありません。また、このライセンスでは、テスト資産開発の目的で Windows および Linux 上で 5 人までの同時仮想ユーザーを稼働させることができます。
このセクションでは、この Refresh Pack での注目すべき修正と、いくつかの問題に対する回避策をまとめます。
この Refresh Pack では、以下の問題を修正しています。問題に APAR 番号がある場合は、その番号を記載しています。
このセクションでは、いくつかの問題の回避策を示します。
一定の条件の下では (特に、スケジュールが一定の経過時間の後停止するように設定されている場合、または「Performance Test の実行」ビューで 「停止」をクリックすることによってスケジュールが停止された場合)、テストの完了後にユーザーがサマリー・レポートにアクティブ状態で表示されることがあります。
サマリー・レポートにアクティブ・ユーザーが表示されているが、テストは完了していると思われる場合、「全般」タブをチェックします。 「全般」タブにテストが完了したことが示されている場合は、サマリー・レポートに表示されているユーザーの状況は無視してください。
6.1 のインストール・マニュアル「IBM Rational Performance Tester のインストール」の『Linux へのライセンス・キーのインストール』のセクションに誤りがあります。このセクションの記述は、以下のようになります。
Linux クライアントにライセンス・キーをインストールするには、Rational ライセンス・サーバーのコンピューター名または IP アドレスを指定した行を含む $HOME/.flexlmrc
ファイルを作成してください。例えば、.flexlmrc ファイルに、RATIONAL_LICENSE_FILE=@server-name.com
または RATIONAL_LICENSE_FILE=@ip-address
の行を追加します。
.flexlmrc ファイルは、ユーザー数が 5 人を超える仮想テスターを実行するターゲット・システム上のすべてのユーザーのホーム・ディレクトリー内に作成する必要があります。
Linux 上で Performance Tester を 実行する場合、MOZILLA_FIVE_HOME 環境変数を設定して、Rational Product Updater に詳細情報を正しく表示させる必要があります。
この環境変数を設定するには、 shortcut_rpu (インストール・ディレクトリー内、デフォルトでは /opt/IBM/Rational/SPD/6.0) に以下の行を追加してください。
MOZILLA_FIVE_HOME=path to libxpcom.so
(usually/usr/lib/mozilla-1.4.3)
export MOZILLA_FIVE_HOME
この問題は、Rational Product Updater を使用して Linux にインストールされたその他の製品にも影響を与えます。
「ウィンドウ」>「設定」>「Performance Test ワークベンチ」を使用して「Java 仮想マシンのヒープ・サイズ」に値を入力して保存すると、Linux コンピューターではこの値が保存されませんでした。 rational.sdp.ini が読み取り専用であることを示すエラーが報告されるようになりました。設定を変更する前に、ファイルを書き込み可能に変更してください。
プロキシー・サーバーで記録する場合は、「ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない」ボックスをクリアする必要があります。ただし、ヘルプを使用している場合はこのボックスをチェックしてください。
このボックスの場所を探索するには、Internet Explorer を開き、「ツール」>「インターネット オプション」
>「接続」>「LAN の設定」をクリックします。
Rational Performance Tester の製品ホーム・ページは、 www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/index.html です。 FAQ、既知の問題と修正のリスト、およびその他のサポート情報については、製品ホーム・ページの 「Support」ページをご覧ください。
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20 Maguire Road
Lexington, MA
02421-3112
USA
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本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM
プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、
IBM より提供されます。
この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、
その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。
さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。
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