ルール・ベース・パーサーのセンサー・コンポーネントの構成

センサーの役割は、処理するためにログの内容を読み取ることです。

前提条件:

ルール・ベース・パーサーのセンサーを構成するには、以下のステップに従ってください。

  1. アダプター構成エディターの左側のペインで、 「構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「センサー」と選択します。 右側のペインにセンサーの情報が表示されます。
  2. センサー・タイプ」リストで、SingleFileSensor を選択します。
  3. 説明」フィールドにセンサーの説明を入力します。
  4. 最大ブロック化」フィールドに、 センサーが情報を抽出に渡すまで処理する行数を入力します。
  5. ログ・ファイルの中には、ログ・ファイルの終わりにフッターが付加されているものもあります。 ログ・ファイルのこのフッター部分はログ・データとは見なされないので、 ログ・ファイルの変更をモニターする場合はその部分を除外する必要があります。 「ファイル・フッター・サイズ (File Footer Size)」フィールドに、 ログ・ファイルのフッター・サイズをバイト単位で指定します。 デフォルトのサイズは 90 バイトです。
  6. ログ・ファイルを連続稼働でモニターしている場合は、 ログ・ファイルの最後の n バイトがメモリーに保管されます。 この保管データのことを信頼性バッファーと言い、 モニターしているログ・ファイルの最後の n バイトと比較することで、 ログ・ファイルに変更があったかどうかを検査します。 信頼性バッファーのサイズは「信頼性バッファー・サイズ」フィールドに指定できます。 デフォルトのサイズは 1024 バイトです。
  7. directory」プロパティーを使用すると、アプリケーション・ログ・ファイル を置くディレクトリーの名前を指定できます。 プロパティーの値を更新するには、以下のステップに従います。
    1. 構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「センサー」 >「プロパティー directory (Property directory)」と選択します。
    2. プロパティー値を編集します。
    3. アダプター構成ファイルを保管して変更内容を適用します。
  8. fileName」プロパティーを使用すると、アプリケーション・ログ・ファイルの名前を指定 できます。ログ・ファイルを生成するアプリケーションがログ・ファイル・ローテーションを 使用する場合、正規表現を使用してログ・ファイル名を指定できます。例えば、アプリケーションが 次のログ・ファイルを順に繰り返して生成するとします。
    myapp.log
    myapp_1.log
    myapp_2.log
    このファイル名を、myapp(_¥d)?.log と指定できます。 センサーは、そのパターンに一致する すべてのファイルを単一ファイルとして読み取ります。
  9. 追加することができる 2 つのオプション・プロパティーは convertershell です。 これらのプロパティーを構成するには、以下のステップに従ってください。
    1. 構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「センサー」と選択します。
    2. センサーを右マウス・ボタン・クリックしてポップアップ・メニューを立ち上げます。 「追加」>「プロパティー」と選択します。 右側のペインがリフレッシュされ、プロパティー名と値を入力するフィールドが表示されます。
    3. プロパティーの名前と値を入力します。
    4. アダプター構成ファイルを保管して変更内容を適用します。
    ルール・ベース・パーサーのセンサー・コンポーネントに必要なプロパティーの説明については、 センサー・プロパティーの表を参照してください。
  10. ログ・ファイルをセンサーがロードしていることをテストするには、 「アダプターの再実行」  「アダプターの再実行」アイコンのピクチャー アイコンをクリックしてアダプターを実行します。
  11. 「ログの表示」「ログの表示」アダプター・アイコンのピクチャー を クリックして結果を「Sensor Results (センサー結果)」ビューに表示します。

センサーを構成したら、抽出コンポーネントの構成に進むことができます。

関連概念
Hyades 汎用ログ・アダプターの概説

関連タスク
抽出コンポーネントの構成

関連参照
アダプター構成ファイルの構造
アダプター構成エディター
正規表現グラマー