ルール・ベース・パーサーのアウトプッター・コンポーネントの構成
アウトプッターは、フォーマッターから提供された共通ベース・イベント・レコードを外部の
宛先に書き込みます。フォーマッターは、パーサーから提供された出力を取得し、
適正な Java オブジェクト・インスタンスをビルドするコンポーネントです。
アダプター・ランタイムには、共通ベース・イベント・オブジェクトを作成する事前構成済みフォーマッターは 1 つしか入っていません。
前提条件:
アウトプッターを構成するには、以下のステップに従ってください。
- アダプター構成エディターの左側のペインで、
「構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「アウトプッター」と選択します。
右側のペインに、アウトプッターの情報が表示されます。
- 「アウトプッター・タイプ」リストからアウトプッター・タイプを選択します。
下記の例では、「LoggingAgentOutputter」が選択されています。
このアウトプッターは、受け取った共通ベース・イベント・レコードをロギング・エージェントに書き込むので、
ログ・データが表示される「プロファイルおよびロギング」パースペクティブでそのロギング・エージェントをモニターすることができます。

- 新規プロパティーを追加するには、以下のステップに従ってください。
- 「構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「アウトプッター」と選択します。
- ポップアップ・メニューを右マウス・ボタン・クリックして立ち上げ、
「追加」>「プロパティー」と選択します。
右側のペインがリフレッシュされ、プロパティー名と値を入力するフィールドが表示されます。
- プロパティーの名前と値を入力します。
- アダプター構成ファイルを保管して変更内容を適用します。
各アウトプッター・タイプの必須プロパティーについては、
アウトプッター・タイプと必須プロパティーを参照してください。
- 構成コンテキスト・インスタンスでアウトプッター・タイプが変更された場合は、
コンテキスト・ノード内のアウトプッター・コンポーネントも同じように更新する必要があります。
「コンテキスト」>「コンテキストの基本コンテキスト実装 (Context Basic Context Implementation)」
>「コンポーネント Hyades ロギング・エージェント・アウトプッター (Component Hyades Logging Agent Outputter)」
と選択します。
アウトプッター・コンポーネントの詳細が右側のペインに表示されます。

- アウトプッターの「名前」、「説明」、および「実行可能クラス」を更新します。
使用するアウトプッター・クラスの正しい名前については、
構成ファイルの構造を参照してください。
- アダプター構成ファイルの変更内容を保管します。
注: ログおよびトレース・アナライザー
の「ログのインポート (Log Import)」ウィザードに対するログ・パーサー拡張機能としてこのパーサーを
使用する場合、アウトプッター・インスタンスを非宣言アウトプッター・タイプとして構成し、
出力コンポーネント実行クラスを org.eclipse.hyades.logging.adapter.config.outputters.StaticParserOutputter と
指定する必要があります。
アウトプッターを構成したら、次にログ・パーサーのプラグイン・マニフェスト・ファイルを構成する必要があります。
関連概念
Hyades 汎用ログ・アダプターの概説
共通ベース・イベント・フォーマットの仕様
関連タスク
プラグイン・マニフェスト・ファイルの構成
ログ・パーサーの作成
ルール・ベース・アダプターの作成
関連参照
アダプター構成ファイルの構造
アダプター構成エディター
正規表現グラマー
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.