考慮時間の振る舞いの設定

考慮時間の延長、短縮、ランダム化、または記録されたとおりの再生が可能です。

考慮時間は、前のユーザー・アクションによってブラウザーに表示されたデータをユーザーが読んで吟味するために必要な時間を複製する HTTP 要求の処理の遅延です。要求を受け取った (つまりモニターに画面が完全に表示された) 時点から、ユーザーがキーまたはリンクをクリックしてアクションを実行した時点までが考慮時間として計算されます。

考慮時間の振る舞いを設定するには:

  1. テスト・ナビゲーターでプロジェクトを展開して、スケジュールの場所を探索します。
  2. スケジュールを右クリックして、「開く」をクリックします。
  3. 「スケジュール・コンテンツ」セクションで、スケジュールの名前をクリックします。
  4. 「考慮時間」セクションで、「考慮時間の遅延期間を変更」を以下のいずれかに設定します。
    オプション 説明
    記録された考慮時間を使用 この設定は考慮時間に影響を与えません。テストの再生に要する時間は、テストの記録に要する時間と同じです。したがって、例えば、記録中に 5 分間中断された場合、テスト実行時にも 5 分間の考慮時間が発生します。
    固定の考慮時間を指定 各仮想ユーザーの考慮時間は、入力した値と同じ値になります。この設定はユーザーを正確にエミュレートしませんが、もう一度テストをすばやく繰り返す場合に有効です。
    パーセントによって考慮時間を増減 考慮時間スケールを入力すると、各仮想ユーザーの考慮時間がパーセントによって計算されます。100 の値は、考慮時間に変更がないことを示します。200 の値は、考慮時間を 2 倍に変更するため、スケジュールは記録された時間の半分の速度で再生します。50 の値は考慮時間を半分に減らすため、スケジュールは 2 倍の速度で再生します。0 の値は、遅延がないことを示します。
    ランダムなパーセントによって考慮時間を変化 各仮想ユーザーの考慮時間は、指定したパーセントの上限および下限の範囲内でランダムに生成されます。パーセントは記録された考慮時間に基づきます。例えば、下限に 10、上限に 90 を選択した場合、考慮時間は記録されたオリジナルの考慮時間の 10 パーセントから 90 パーセントの範囲でランダムに生成されます。ランダムな時間はこの範囲内で均一に分散されます。
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