実行中に収集した実行ヒストリーの設定

実行ヒストリーは、スケジュールまたはテストの実行中に発生したすべてのイベントを示す、単一のテキスト・ファイルです。設定したヒストリー・レベルによって、百分位数レポートの個別の応答時間統計および検査ポイントに関する情報が表示されるかどうかが決定します。

ヒストリー・レベルと、ヒストリーを全ユーザーから収集するか、ユーザーのサンプリングから収集するかを設定できます。サンプリング率を設定すると、ログ・サイズを小さくすることができます。実行ヒストリーとサンプリング率を設定するには:
  1. テスト・ナビゲーターでプロジェクトを展開して、スケジュールの場所を探索します。
  2. スケジュールを右クリックして、「開く」をクリックします。
  3. 「スケジュール・コンテンツ」セクションで、スケジュールの名前をクリックして、「実行ヒストリー」セクションまでスクロールダウンします。
  4. 「実行ヒストリー・ログ・レベル」を以下のいずれかに設定します。
    オプション 説明
    なし 実行ヒストリーを収集しません。
    スケジュール スケジュール内で実行されたアクションに対応するイベントを収集します。
    ページ 通常は、ヒストリーをページ・レベルに設定します。スケジュール項目と、ページ開始イベントおよびページ停止イベントを収集します。百分位数レポートを作成したり、設定したページ・タイトル検査ポイントを参照するには、実行ヒストリーの詳細のレベルをこれ以上に設定します。
    要求 ページ情報および要求レベルのイベントを収集します。応答コードまたは設定した応答サイズ検査ポイントに関する情報を収集するには、実行ヒストリーの詳細のレベルをこれ以上に設定します。
    All 要求情報と実際の要求および応答データを収集します。このオプションを設定すると、長時間のテストや大量のユーザーを実行する場合は特に、作成されるヒストリー・ファイルが大きくなります。ヒストリー・ファイルが大きくなり過ぎないようにするには、すべてのユーザーからあらゆる情報を収集せずに、サンプリング率を設定してください。
  5. サンプリング率を設定するには、「ユーザーのサブセットからのサンプル実行ヒストリーのみ (Only sample execution history from a subset of users)」を選択します。 選択した数値またはパーセントが各ユーザー・グループに適用されます。ユーザー・グループをリモート・ロケーションで実行する場合、選択した数値またはパーセントがリモート・ロケーション間で均等に分散されます。
    オプション 説明
    固定数のユーザー この数値が各ユーザー・グループに適用されます。スケジュールに 2 つのユーザー・グループが含まれると仮定します。1 つのグループには 4 ユーザーが含まれ、もう 1 つのグループには 1000 ユーザーが含まれます。2 ユーザーをサンプリングする場合、各グループからサンプリングされます。
    ユーザーのパーセント パーセントが各ユーザー・グループに適用されますが、各グループから少なくとも 1 ユーザーがサンプリングされます。スケジュールに 2 つのユーザー・グループが含まれると仮定します。1 つのグループには 4 ユーザーが含まれ、もう 1 つのグループには 1000 ユーザーが含まれます。サンプリング率が 10% の場合、最初のグループから 1 ユーザーが、2 番目のグループから 100 ユーザーがサンプリングされます。サンプリング率が 25% の場合、最初のグループから 1 ユーザーが、2 番目のグループから 250 ユーザーがサンプリングされます。
以下の情報がスケジュールレベルで収集されます。

以下の追加情報がページレベルで収集されます。

以下の追加情報が要求レベルで収集されます。

以下の追加情報が All レベルで収集されます。

この統計を CSV ファイルにエクスポートして、より詳しく分析することができます。エクスポートするには、「ファイル」 > 「エクスポート」をクリックして、「テスト実行ヒストリー」を選択します。

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