テスト・エディターはタイトル順にテストの HTTP ページをリストし、展開すると、各ページに要求データおよび応答データを表示します。
テスト・エディターによって、ユーザーは手動で Web アプリケーション用のテストを書くことができます。 しかし、より一般的な使い方としては、ブラウザーから開始したアプリケーションに関する記録済みセッションから自動生成したテストを、エディターを使用して検査またはカスタマイズします。以下の図はテスト、visitIBM を表示しています。このテストは、URL に http://www.ibm.com と入力し、「Shop for」の下の「Software」を選択して記録を停止するというテスターのアクションの記録から生成されています。
テスト・エディターのペインには 2 つの主要な領域があります。左側の領域、「テスト・コンテンツ」には、テストの HTTP ページ階層が表示されます。右側の領域、「テスト・エレメント詳細」には、テスト階層で現在選択されている項目 (テスト、ページ、ページ要求、ページ応答、接続) に関する詳細が表示されます。上の図では、「テスト・コンテンツ」でテスト名である visitIBM が選択されているので、テストに関する情報は、「テスト・エレメント詳細」に表示されます。テストでは「タイムアウト・アクション」および「タイムアウト値」設定は、各ページにグローバルに適用されます。
テスト・ページを展開すると、別のフォルダーにページ要求のリストが表示されます。それらの名前は URL 要求文字列全体から先頭の http:// を除去したものになります。 例えば以下の図は、「テスト・コンテンツ」で選択したページを持つ visitIBM テストの展開した最初のページを表示しています。ここでは、「テスト・エレメント詳細」に表示された設定が選択したページに適用されます。
ページ・タイトルは、太字でリスト表示された基本要求 から設定されます。基本要求は、テスターがブラウザーに入力した URL やクリックするハイパーリンク、他のページ要求からテスターがリダイレクトされた URL などがあります。この図における基本要求は最後のケースで、ユーザーは最初のページ要求 (www.ibm.com) から www.ibm.com/us/ へリダイレクトされました。基本要求がページ・タイトルを戻さない場合、テスト・ジェネレーターは URL の最初のノードから固有の名前を作成します。
パフォーマンス・テストの説明図を色付きで表示するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「テスト」 > 「Performance Test エディター」にジャンプし、「色と フォント」タブをクリックします。
要求を展開すると、要求の「応答」データが表示されます。 また以下の図のとおり、要求には「接続」データが含まれている場合もあります。 応答が「テスト・コンテンツ」で選択されているため、「テスト・エレメント詳細」にこの要求の応答データが表示されます。
各要求内の「応答」データには、要求に基づいて Web サーバーがブラウザーに戻したデータが表示されます。総合的には、ページ内にリストされた要求は、そのページに関して Web サーバーが戻したすべてのデータに関与します。C
選択したテスト・エレメントにエレメントを追加するには、「追加」ボタンを使用します。または別の方法として、テスト・エレメントを右クリックして、コンテキスト・メニューからアクションを選択することもできます。
表示される選択項目は、現在の選択によって決まります。このように、選択したテストで、新規ページ、カスタム・コードのブロック、または if 条件を追加できます。また選択したページで、要求または if 条件を追加できます。 「挿入」ボタンも同様の働きをします。選択したエレメントの前にエレメントを挿入するには、このボタンを使用します。他のボタン (「除去」、「上へ」、「下へ」)、および選択項目である「追加」 (「HTTP ページ」、「HTTP 要求」、「基本認証」) は、実質上、または完全に手動で書いたテストで主に使用します。これらのアクションまたは選択項目は生成されたテストを破壊する可能性があるからです。生成されたテストで一般的に使用されることが予期される構造のタイプは、『検査ポイントの追加』および『テストへのエレメントの追加』で説明しています。
ユーザーが操作する必要のあるエディターの領域が見えにくい状態になっている場合があります。例えば、以下の図では、URL フィールドが部分的に見えにくく、「応答ヘッダー」テーブルが小さすぎて操作できません。
カーソルを形状が変わるまで (上端が上向きの矢印、下端が下向きの矢印の垂直線に変わる) 青い線をまたいで動かし、左マウス・ボタンを押したまま上下にドラッグすることで、領域を拡大できます。例えば、この段落の上の画面では、「データ」の上まで青い線を下げ、「要求ヘッダー」の上まで青い線を上げれば、URL フィールドおよび「要求ヘッダー」テーブルの操作が可能になります。