パフォーマンス・テスト・サンプルの詳細

パフォーマンス・テスト・サンプルでは、パフォーマンス・テストで一般的に見ることのできる、「テスト・ナビゲーター」ビューと「Performance Test の実行」ビューの 2 つのビューを示します。

「テスト・ナビゲーター」ビューでは、Performance Tester として作成したファイルを表示します。例えば、パフォーマンス・テスト・プロジェクトは、テスト資産を含むプロジェクトです。このテスト資産には以下が含まれます。
  • 以下の 3 つのテスト。
    • ユーザーのアカウントの収支を検査する CheckBalTest
    • 株価を取得する GetQuoteTest
    • 株式を順番に配列する PlaceOrderTest
  • 以下の 2 つのデータ・プール。
    • CheckBalTest の 5 つのユーザー ID とパスワードを提供する AccountLoginDP
    • GetQuoteTestPlaceOrderTest の 200 個のユーザー IDを提供する TradeLoginDP
  • MaxCapacitySched と呼ばれるスケジュール。このスケジュールは、ユーザーの特性に従いテストをグループ化し、Trade アプリケーションにワークロードを追加します。このスケジュールに含まれる 2 つのユーザー・グループは、CheckBalGroupPlaceOrderGroup です。
  • RemoteLocation と呼ばれるロケーション。これには、リモート・コンピューターの属性が含まれ、いずれかのユーザー・グループをリモート・コンピューターで実行できます。

「Performance Test の実行」ビューには、実行後に見ることのできる以下の代表的な情報が表示されます。

  • MaxCapacitySched[date-time] と呼ばれる実行。このテスト実行のレポートを表示するには、この実行を右クリックして、該当するレポートを選択してください。
    • パフォーマンス・レポートは、重要なデータの要約、最も遅い 10 ページの応答傾向、および各ページの平均応答時間について、一定期間にわたるグラフを示します。
    • 検査ポイント・レポートは、各検査ポイントのタイトル、戻りコード、および応答のサイズが記録したものと一致することを示します。
    • トランザクション・レポート。サンプル・テストではトランザクションは含まれません。ただし、テストにトランザクションが含まれれば、このレポートはトランザクションの成功を要約し、各トランザクションの応答傾向を一定期間にわたるグラフで示し、トランザクション・スループットも示します。
    • ページ・エレメント・レポートは、実行において最も重要なページ・エレメント・データを要約します。
    • 百分位数レポート。実行後に生成されるこのレポートは、実行において最も遅いページの 85、90、および 95 百分位数の応答時間を示し、これらのページの詳細情報も示します。
  • 実行ヒストリー。これは、スケジュール実行時に発生したすべてのイベントを示すファイルです。実行ヒストリーを表示するには、「MaxCapacitySched[date-time]」を右クリックしてから、「実行ヒストリーの表示」をクリックします。