テストへの新規記録済みシーケンスの挿入

新しく記録したシーケンスをパフォーマンス・テストに挿入することができます。 この機能を使用して、記録済みのセッションの一部を追加または置換します。

テストに新規のシーケンスを挿入するには、Citrix セッションが、新規シーケンスを挿入するポイントで予期される状態と同じ状態になる必要があります。例えば、テストにおいて新規シーケンスと既に作成されている特定のウィンドウで対話する必要がある場合、記録を開始する前に、そのウィンドウが予期される状態になるポイントまで進めておく必要があります。これを実行するには、Citrix テスト・レコーダーによって自動的に既存のシナリオを挿入ポイントまで再生するか、ユーザーが手動で予期される状態までセッションを進めます。

テストに新規シーケンスを挿入する場合、再生中にテストが正しく同期するように、ユーザー・アクションのコンテキストを保存することが重要です。その結果生成されるテストには、テストをスムーズに再生できるよう、手動による編集が必要な場合があります。

注: Citrix Performance Test の性質上、ユーザー・アクションが常に正しいコンテキストにあるようにイベントのシーケンスを保つことが重要です。Citrix Performance Test を手動で編集すると、ユーザー・アクションのコンテキストを壊し、同期タイムアウトおよび実行エラーを発生させる可能性があります。
テストに記録を挿入するには以下のようにします。
  1. テスト・エディターで、直前に新規の記録を挿入するエレメントを選択します。 挿入ポイントが、テストのウィンドウ・イベント・レベルにある場合、新規テスト・シーケンスの管理が容易になります。
  2. 「挿入」および「シナリオの記録」を選択します。
  3. 「記録の更新」ウィンドウで、セッションが挿入ポイントで予期される状態に達する方法を指定し、「OK」をクリックします。
    • 「シナリオを自動再生する」を選択し、挿入ポイントまでテストを再生します。このオプションを指定すると、テストを再生し、挿入ポイントに到達した時点で停止します。再生が同期できなかった場合、手動でセッションを予期される挿入ポイントの状態にするように求められます。
    • 「予期される状態まで手動で進む」を選択して、手動で Citrix セッションを挿入ポイントで予期される状態にします。
  4. Citrix セッションが予期される状態になり、新規の記録を開始する準備ができたら、「Citrix レコーダー・コントロール」ウィンドウの「記録の使用可能化/使用不可化 「記録の使用可能化/使用不可化」アイコンボタンをクリックします。 自動再生オプションを選択した場合、記録は自動的に使用可能になります。
  5. 既存のテストに追加するアクションのシーケンスを実行します。実行を完了したら、「記録の使用可能化/使用不可化 「記録の使用可能化/使用不可化」アイコンを再度クリックして、記録を停止します。
    注: 記録は何度か再始動できますが、 Citrix セッションの状態が、停止した箇所からのテストの再開を許容するかどうか確認する必要があります。 記録済みのシーケンスにアクションがない場合、再生中にテストが正しく同期しない可能性が高くなります。
  6. テストに挿入されるアクションのシーケンスを完了したら、確実にセッションを終了し、Citrix Presentation Server クライアントを閉じることによってレコーダーを停止します。 テストの生成と共に、「進行状況」ウィンドウが開きます。完了すると、「レコーダー・コントロール」ビューに、テスト生成が完了しました というメッセージが表示され、テスト・エディター内の新規の内容でテストが更新されます。
  7. テスト・ナビゲーターでテストを更新したら、新規テストを保管する前に、新規のシーケンスがテストに正しく挿入されたことを確認します。 Citrix セッションのコンテキストが、挿入されたシーケンスの先頭および末尾のユーザー・アクションと互換性があることを確認します。挿入した結果が予期したものでない場合は、「ファイル」 > 「戻す」をクリックして前に保管したバージョンのテストに戻すか、手動で問題を訂正してください。
関連概念
Citrix Performance Test のガイドライン
関連タスク
Citrix テストの記録
Citrix 記録設定の変更
Citrix テスト生成設定の変更
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2006. All Rights Reserved.
(C) Copyright IBM Japan 2006