Citrix Performance Test の概要

IBM® Rational® Performance Tester Extension for Citrix Presentation Server を使用して、HTTP アプリケーションのテストと同様の方法で Citrix アプリケーションをテストできます。

パフォーマンス・テストには、テストの作成、テストの編集、スケジュールを組み込んだワークロード・エミュレーション、スケジュールの実行、および結果の評価という 5 つの段階があります。

前提条件

Citrix アプリケーションのパフォーマンスをテストする前に、 IBM Rational Performance Tester と同じコンピューターに Citrix Presentation Server クライアントをインストールする必要があります。パフォーマンス・テストの記録と実行には Citrix Presentation Server クライアントが必要です。

リモート・ホストにテストをデプロイして多数の仮想ユーザーをエミュレートする場合は、各リモート・コンピューターに以下のソフトウェアがインストールされている必要があります。
  • Citrix Presentation Server クライアント
  • IBM Agent Controller

制限

Citrix Performance Test は、ウィンドウ作成、変更イベント、および必要であればイメージ認識技法を使用して、ユーザー入力をサーバー出力と同期させます。Citrix アプリケーションとのセッションを記録する前に、アプリケーションの振る舞いが完全に再現可能であることを確認してください。 特に、アプリケーションは常にウィンドウと GUI エレメントを同じ位置かつ同じ順序で作成する必要があります。マウス・イベントまたはキーボード・イベントでは、常に同じ出力が作成される必要があります。以下の例を検討してください。
  • アプリケーションに、特定のプログラムまたは機能を初めて実行したときにのみ表示されるダイアログ・ボックス (ヒントやセキュリティーの警告など) がある場合は、テスト記録時にこれらのダイアログ・ボックスが使用不可になっていることを確認してください。記録はされるが後続の実行では表示されないか、または画面上の異なる座標に表示されるウィンドウやダイアログ・ボックスがあると、テストが中断され、同期タイムアウトが発生します。
  • 記録セッション中にファイルを保管した場合、テストを再生すると、ファイル名がすでに存在しているという警告がアプリケーションから出されることがあります。記録したセッションでは警告が出されなかった場合、これが原因でテストが中断し、エラーが発生します。

Citrix Performance Test は、非常に低いレベル (マウスの動き、キー押下) で Citrix Presentation Server クライアントと対話するため、テスト・エレメントの移動、ループまたは条件の追加、新規シーケンスの挿入などの変更を、記録後にテストに加えると、エミュレート・ユーザーのアクションのコンテキストが中断され、同期タイムアウトが発生する可能性があります。テストを編集する場合は、ユーザー・アクションのコンテキストを認識している必要があります。

関連概念
Citrix Performance Test のガイドライン
Citrix 同期の概要
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