Citrix テストの記録

Citrix Presentation Server クライアントで Citrix セッションを記録できます。記録時に、記録ウィザードにより Citrix Presentation Server クライアントが自動的に開始され、記録用に構成されます。セッションの記録を完了すると、ウィザードは Citrix Performance Test を生成します。

記録ウィザードの動作は、レコーダーの設定によって管理されます。現在の設定を調べるには、 「ウィンドウ」 > 「設定」をクリックし、「テスト」を展開し、「Citrix レコーダー」をクリックします。この手順は、デフォルト値が設定されていることを前提としています。

開始前に、Agent Controller がローカル・コンピューターで実行中であることを確認してください。Agent Controller の開始方法については、『Agent Controller の管理 (Administering the Agent Controller)』を参照してください。

テストは、Performance Test プロジェクト (ソース・フォルダーを含む Java™ プロジェクト) 内に保管されます。 Performance Test プロジェクトの作成方法に関する説明は、『 Performance Test プロジェクトの作成』を参照してください。

テストを記録するには以下のようにします。
  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「Performance Test の記録」をクリックし、「Citrix Performance Test」を選択します。「次へ」をクリックします。
  2. 「Citrix 記録」ページで、プロジェクトを選択します。 「記録ファイル名」フィールドでテストの名前を入力し、 「次へ」をクリックします。 入力した名前は記録、テスト、およびその他の必要ファイルの基本名になります。これらのファイルは標準ナビゲーター、または Java パッケージ・エクスプローラーでは明確なサフィックスが付いて表示されますが、テスト・ナビゲーターでは簡易名 (テスト名) のみが表示されます。
  3. 「Citrix 接続設定」ページで、Citrix サーバーへの接続方法を指定します。
    • 指定する Citrix サーバーへ直接接続するには、「サーバー上」を選択します。サーバーの名前または IP アドレスを指定するか、または「参照」をクリックして、ローカル・ネットワーク上でサーバーを見つけます。Citrix 管理者が公開済みアプリケーションを定義している場合は、「参照」をクリックして、サーバー上の公開済みアプリケーションのリストからアプリケーションを選択します。Citrix デスクトップ・セッションを記録するには、このフィールドをブランクにします。「次へ」をクリックして先に進みます。
    • Citrix サーバー管理者から提供される事前定義 ICA ファイルを使用して接続するには、「ICA ファイルを使用」を選択します。「参照」をクリックしてシステムから ICA ファイルを見つけて選択し、「次へ」をクリックして先に進みます。
  4. 「Citrix セッション設定」ページでは、セッションの説明を入力し、Citrix Presentation Server クライアントのビデオ設定を変更することができます。「次へ」をクリックして先に進みます。 Citrix Performance Test はサーバーとの低レベル対話に基づいているため、Citrix デスクトップ (マウス座標およびウィンドウ座標を含む) は、すべてのアクションを実行できる十分な大きさである必要があります。
  5. 初めて Citrix Performance Test を記録する場合は、「プライバシーに関する警告」を読み、「同意する」を選択して続行します。
  6. 記録を開始するには、「完了」をクリックします。 Citrix Presentation Server クライアントが開始され、「Citrix レコーダー・コントロール」ウィンドウが開いている間、進行状況ウィンドウが表示されます。
  7. Citrix サーバーにログインし、テストするタスクを実行します。 「Citrix レコーダー・コントロール」ウィンドウを使用して、コメントを追加したり、記録セッション中に画面キャプチャーを実行したりできます。
    1. 記録済みテストにユーザー・コメントを追加するには、「ユーザー・コメントの挿入 「ユーザー・コメントの挿入」アイコンボタンをクリックします。 Citrix テストは長く、テストの内容を読み取ることが困難なことがあるため、重要なエレメントを見分けることができるように、分かりやすいコメントを追加すると便利です。
    2. 記録済みテストにイメージ同期を追加するには、 「イメージ同期の挿入「イメージ同期の挿入」ボタンをクリックし、 同期に使用される画面のエリアを選択し、「イメージ同期の挿入」ボタンを再度選択します。 イメージ同期によって、テストは、ウィンドウ・イベントのみに集中するのではなく、再生中に画面区域の内容を追跡することができます。これを使用することによって、多くのウィンドウの作成や変更はしないがウィンドウの内容を定期的に更新するアプリケーションで、テストの同期を保つことができます。イメージの内容は、ビットマップ・ハッシュ・コードとしても、光学式文字認識によって取得されたテキスト値としても評価することができます。テスト・エディターで、イメージ同期に検査ポイントを追加することもできます。
    3. 記録済みテストに画面キャプチャーを追加するには、「画面のキャプチャー 「画面のキャプチャー」アイコンボタンをクリックします。 画面キャプチャーによりテストが読みやすくなり、記録したテストを容易に理解できるようになります。画面キャプチャーの設定を変更するには、「画面キャプチャーの設定 「画面キャプチャーの設定」アイコンをクリックし、以下のいずれかのオプションを選択します。
      自動画面キャプチャーなし
      テスト・レコーダーで画面キャプチャーを自動的に記録しないようにするには、このオプションを選択します。このオプションを選択しても、画面キャプチャーを手動で記録できます。デフォルトではこのオプションが選択されています。
      画面をキャプチャーする頻度 (毎)
      定期的な画面キャプチャーを自動的に記録し、キャプチャー間の遅延を指定するには、このオプションを選択します。
      ウィンドウ作成時に画面をキャプチャー
      Citrix でウィンドウ・オブジェクトが作成されるたびに画面キャプチャーを記録するには、このオプションを選択します。
  8. テスト対象のアクションのシーケンスを完了したら、確実にセッションを閉じ、Citrix Presentation Server クライアントを閉じることによってレコーダーを停止します。 テストの生成と共に、「進行状況」ウィンドウが開きます。完了すると、「レコーダー・コントロール」ビューに、テスト生成が完了しました というメッセージが表示され、テスト・ナビゲーターがテストをリスト表示して、テスト・エディター内でそのテストが開きます。
関連概念
Citrix Performance Test のガイドライン
関連タスク
テストへの新規記録済みシーケンスの挿入
Citrix 記録設定の変更
Citrix テスト生成設定の変更
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