同じコンピューター、または異なるコンピューター上で、Performance Test プロジェクトおよびそのコンテンツをワークスペースからエクスポートしたり、他のワークスペースへインポートしたりすることができます。これによってソース管理システムがなくても、テスター間の共同作業が可能になります。
次の説明では、ソース・ワークスペースは、エクスポートされた Performance Test プロジェクトを含む Eclipse ワークスペース です。また、ターゲット・ワークスペースは、プロジェクトをインポートする宛先です。
- ソース・ワークスペースで Performance Tester を開始します。
- プロジェクトを ZIP ファイルにエクスポートします。 詳しい説明は、『ZIP ファイルへのリソースのエクスポート (Exporting resources to a ZIP file)』を参照してください。注: データ・プールは、使用しているテストと同じプロジェクトにも、異なるプロジェクトにも配置できます。ただし、エクスポートされたテストが要求するソース・ワークスペースにデータ・プールをエクスポートする必要があります。
- ターゲット・ワークスペースが異なるコンピューター上にある場合は、そのコンピューターからアクセス可能なロケーションに ZIP ファイルを転送します。
- ターゲット・ワークスペースで Performance Tester を開始します。
- ソース・ワークスペースから ZIP したプロジェクトと同じ名前の Performance Test プロジェクトを作成します。詳しい説明は、『Performance Test プロジェクトの作成』を参照してください。
- ZIP されたソース・プロジェクトをターゲット・プロジェクトにインポートします。 詳しい説明は、『ZIP ファイルからのリソースのインポート (Importing resources from a ZIP file)』を参照してください。以下の図に示したとおり、「インポート」ダイアログ・ボックスで「宛先フォルダー」を / に変更します。

- (オプション) Java のビルド・パスを変更します。
インポートされたプロジェクトに実行されているカスタム・コードまたはテストが含まれている場合、以下のような多くのケースで Java のビルド・パスを変更する必要があります。
- エクスポート元のプロジェクトで、Java のビルド・パスを手動で変更していた場合。この場合、インポートされたプロジェクトでも同じ変更を行う必要があります。インポート中、.classpath ファイル (プロジェクトの Java のビルド・パスを保管しているファイル) を上書きするかどうか確認を求められます。「はい」と答えると、ビルド・パスを変更しなければならない可能性は少なくなります。
- プロジェクトが異なる Java インストール構成を備えた異なるコンピューターにインポートされた場合。この場合、ビルド・パスから欠落しているライブラリーを削除する必要があります。
- プロジェクトが異なるドライブ名のワークスペースにインポートされた場合。
.classpath ファイルを置換するかどうか確認を求められた際に「いいえ」と答えると、ビルド・パスを変更しなければならない可能性は少なくなります。
ビルド・パスの変更に関する詳細な説明は、『プロジェクトの Java ビルド・パスの表示および編集 (Viewing and editing a project's Java build path)』を参照してください。