Performance Tester は、パフォーマンス・テストを、テストの作成、テストの編集、スケジュールのワークロード・エミュレーション、スケジュールの実行、結果の評価という、相互に関連する 5 つのタスク・カテゴリーに分けます。
2 番目の質問に対する答えに基づいて、Performance Tester から実際にそれらのタスクをそれぞれ実行します。Performance Tester は、ご使用のブラウザーのトランザクションを記録し、その記録を元にしてパフォーマンス・テストを生成します。テストの記録、および関連タスクについては、『テストの作成』 > 『テストの記録』で説明しています。
最初の質問に対する答えに基づいて、パフォーマンス・テストのスケジュール を作成し、各アプリケーション使用カテゴリー (登録、買い物など) のスケジュールの中にユーザー・グループ を作成します。次に各グループに適切なテストを追加し、その使用カテゴリーをエミュレートします。スケジュールにおけるワークロード・エミュレーションについては『ワークロードの表現』で説明しています。
テストを作成したら、テストを個々に実行して結果を調べて、テストが期待したとおりに行われていることを確認したいと考えるでしょう。 テストに何らかの変更を加えたい場合もあります。テストの編集タスクについては、『テストの編集』で説明しています。 テストまたはスケジュールの実行については、『スケジュールの実行』で説明しています。テストまたはスケジュールの実行結果の評価については、『結果の評価』で説明しています。
おそらく、記録済みのテストに対してユーザーが行う最も一般的な変更は、記録済みのテスト値の変数テスト・データへの置換でしょう。例えば、従業員データベース検索機能のパフォーマンスをテストするように設計されたテストで、「Doe, John」を検索したとします。テストを変更せずに、このテストの大量のインスタンス (Performance Tester では、これらを仮想ユーザー と呼びます) を実行した場合、各仮想ユーザーは同じ従業員を検索します。 そこで、より現実的なテストを作成するために、記録済みのテストの値をデータ・プール の中の値と置換することができます。従業員名を含むデータ・プールを使用するように従業員データベース検索テストを変更し、テストを実行した場合は、各仮想ユーザーは異なる従業員を検索します。データ・プール置換については、『テストの編集』 > 『テストに変数データを提供』というセクションで説明しています。また、データ・プールの作成と編集については、『テスト・データの作成』で説明しています。
Performance Tester によって生成されたテストは、自動データ相関 (ときに動的データ )と言われます) を提供します。従業員データベース検索テストの例を使用してこの概念を説明すると、再生時に記録済みテストの従業員名をデータ・プール中の従業員名と置換した場合、各検索要求は指定された従業員に適合した情報を戻します。 データ相関がない場合は、各従業員に対して同じデータを戻します。 ただし、この例ではデータ相関は自動化されていますが、あらゆる状況でデータ相関が常に自動化されるとは限りません。テスト値を手動で相関させる方法など、データ相関については、『テストの編集』 > 『テストにおける応答データと要求データの相関』で説明しています。
3 番目に一般的なテスト変更は、テスト結果で期待したとおりの動作が発生しているかどうかを検査できるように、検査ポイントを使用可能にすることです。検査ポイントについては、『テストの編集』 > 『テストへの検査ポイントの追加』で説明しています。