メモリー割り当ての増加

Web サーバーにアクセスする仮想ユーザーは、要求の作成および送信、応答の受信にメモリーを必要とします。メモリー不足によるエラーを受信した場合、デフォルトで割り当てられているメモリー量をオーバーライドする必要があります。

Windows XP、Windows 2003 Server、Red Hat Enterprise、または SuSE を実行しているリモート・コンピューターでは、プロパティー RPT_DEFAULT_MEMORY_SIZE は、最初のスケジュール実行後では全メモリー・サイズの 75% に自動設定されています。 この値は任意に設定できますが、ご使用のコンピューターにとって最適な実行環境になる値に設定されています。

その他のリモート・コンピューターでは、このプロパティーは自動的に設定されません。したがって、メモリー不足によるエラーを受信しやすい環境です。

テストまたはスケジュールを実行するとき、メモリー不足によるエラーを受信した場合は、リモート・コンピューターのメモリー割り当てを増やします。これを行うには、RPT_DEFAULT_MEMORY_SIZE をオーバーライドする RPT_VMARGS プロパティーを設定します。

リモート・コンピューターでメモリー割り当てを増やすには、次のようにします。

  1. (ローカル・コンピューターの) テスト・ナビゲーターでプロジェクトを展開して、変更したいデプロイメント・ロケーションを探索します。 デプロイメント・ロケーションが、「3 つの小さなミラーのようなロケーション・アイコン」 によって表示されます。
  2. デプロイメント・ロケーションを右クリックして、「開く」をクリックします。
  3. デプロイメント・ロケーションで、「属性」タブをクリックし、「追加」をクリックします。
  4. 「新規プロパティー」ウィンドウで、
    1. 「プロパティー名」フィールドに、RPT_VMARGS と入力します。
    2. 「演算子」フィールドで、演算子が = であることを確認します。
    3. 「プロパティー値」フィールドで、-Xmxnnnnm と入力します。この nnnn はメモリー容量 (MB) を表します。次に「OK」をクリックします。
    次の「新規プロパティー」ウィンドウで、最大ヒープを 2000 MB に設定します。
    プロパティー名が RTP_VMARGS、演算子が等号、プロパティー値が -Xmx2000m に設定されていることを表示する「新規プロパティー」ウィンドウ
注: 使用可能なメモリーを増やした後でもメモリー不足によるエラーを受け取った場合は、ご使用のユーザー・グループのリモート・コンピューターを追加してください。この実施方法について詳しくは、『リモート・ロケーションでのユーザー・グループの実行』を参照してください。
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