サンプル・エクスポート・フォーマッターのカスタマイズについて

Manual Tester には、テスト・ログを CSV テキスト・ファイルにエクスポートするために使用できるエクスポート・フォーマッターが含まれています。また、テスト結果を別のフォーマットにエクスポートするフォーマッターを作成することもできます。例えば、テスト結果を簡単に共有したい場合は、HTML フォーマットにエクスポートするとよいでしょう。このトピックでは、必要なエクスポート・フォーマッターのタイプを決定する方法、およびそのフォーマッターをカスタマイズする方法を説明します。

カスタマイズ・エクスポート・フォーマッターの作成には、Java プログラミングの知識が必要です。

デフォルトのエクスポート・フォーマッターを使用しない場合は、以下のことを行えます。

デフォルトの HTML 出力を行うエクスポート・フォーマッター

サンプル・エクスポート・フォーマッターが、必要を満たすものかどうかは、それを変更せずにビルドし、テスト・ログをエクスポートすることによって判別できます。

結果の HTML フォーマットが希望どおりのものであれば、サンプル・エクスポート・フォーマッターの名前、および作成する .jar ファイルの名前を変更し、エクスポート・フォーマッターをビルドできます。エクスポート・フォーマッターを Manual Tester にコピーすれば、Manual Tester ユーザーがそれを使用できるようになります。

出力を変更したエクスポート・フォーマッター

サンプル・エクスポート・フォーマッターが必要を満たすものでない場合、別の HTML フォーマット、または別のフォーマットで出力を作成するように変更できます。例えば、テスト結果を格納するためにカスタマイズされたデータベースを使用している場合、Manual Tester ログをそのデータベースのフォーマットにエクスポートするエクスポート・フォーマッターを作成できます。そうすれば、Manual Tester テスト・ログを既存のテスト結果データと一緒に使用および保管できます。

サンプル・エクスポート・フォーマッターをカスタマイズするには、サンプル Java コードに対して行う変更を決定します。

メソッド 説明
run() 「完了」ボタンが押されると呼び出されます。エクスポートされるデータの出力フォーマットを定義します。
formatAndExportEvent() エクスポートされるプロパティーや添付ファイルを定義します。データをエクスポート・フォーマットにして出力します。このメソッドは各テスト結果イベントに対して呼び出されます。
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