完了アクション・クラスは、インポート・データを Manual
Tester のテスト・スクリプトに変換します。
完了アクション・クラスは完了ボタンが押されたときに呼び出されます。 これは 構成 ページから収集された情報を入力とします。
完了アクション・クラスは一度に 1 つのステートメントに対し、インポート・データを要求されます。
インポート完了アクションは IMTAImportSource インターフェースを実装する必要があります。
このインターフェースは、初期化、ステートメントの要求、インポート操作のクリーンアップを行うメソッドを指定します。
完了アクションは plugin.xml で指定されます。 完了アクションがどのように入力フォーマッターと連携するかについて説明します。
サンプル・インポート・フォーマッターの完了アクションについては ExampleImport.java を参照してください。 これは、インポートの実際の例であり、どのような仕組みで行われるかについて理解する助けになります。
IMTAImportSource クラスには次のメソッドが含まれています:
- initialize( IMTAImportSourceConfigSettings ) は、完了アクションで最初に呼び出されるメソッドです。
これは、完了アクションが、渡される情報を取得する場所であり、getConfigSettings() にセットされます。
- destroy() は、完了アクションで最後に呼び出されるメソッドです。
割り当てられていたすべてのリソースはここで解放されます。
- getCurrentDocumentPath() は、インポートされているファイルを戻します。
- getStatements() は、Java イテレーターを戻します。
イテレーターは一度に 1 つのトップレベル・ステートメントを戻します。 各 Iterator.next() 呼び出しは 1 つの IMTAImportNode を戻します。
- getLastError() は、最後のエラーを戻して、ユーザーにレポートできるようにします。
IMTAImportNode インターフェースは Manual Test ステートメントを定義します。 このステートメントが getStatements() メソッドによって戻されるものです。
IMTAImportNode インターフェースには次のメソッドが含まれます:
- getType() は、ステートメント・タイプを戻します。
タイプは次のいずれかです:
- IMTAImportNode.TYPE_STEP
- ステップ
- IMTAImportNode.TYPE_BLOCK
- グループ
- IMTAImportNode.TYPE_VP
- 検査ポイント
- IMTAImportNode.TYPE_TESTCASE
- 報告ポイント
- getName() は、ステートメント名を戻します。
これは「アウトライン」ビューに表示されます。 これは NULL を戻します。 これが NULL を戻す場合は、「アウトライン」ビューには説明の最初の 32 文字が表示されます。
- getDescription() はステートメントの説明を戻します。
これは「エディター」ビューに表示されます。 これは NULL を戻します。
- getAttachments() は、ストリングの配列を戻します。
各ストリングは添付ファイルの絶対パスのファイル名です。 これは NULL を戻します。 テスト・スクリプトが保管されると、添付ファイルはスクリプトとともにコピーおよび保管されます。 その後、添付ファイルの元のバージョンは削除または変更可能になります。スクリプトとともに保管されている添付ファイルには影響を与えません。
- getChildren() は、Java イテレーターまたは NULL を戻します。
ステートメント・タイプがブロックで、そのブロックが子を持つ場合、これは Java イテレーターを戻します。そうでない場合は NULL を戻します。 イテレーターは一度に 1 つのステートメントを戻します。つまり、各 Iterator.next() 呼び出しは、 1 つの IMTAImportNode を戻します。
- destroy() は、すべての情報が抽出された後に呼び出されます。 これにより、このステートメントによって割り当てられていたすべてのリソースが解放されます。