手動テスト・スクリプトでの保管済みコンテンツの再利用

このチュートリアルでは、既存のテスト・スクリプト内の保管済みコンテンツ (単一のステートメント、または複数ステートメントからなるグループ) を再利用して新しい手動テスト・スクリプトを作成します。

  1. Classics Java アプリケーションがまだ実行中でなければ、以下のようにしてこれを開始します

    「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational Software Development Platform」>「IBM Rational Manual Tester 6.1」>「ClassicsJavaA」をクリックします。

  2. IBM(R) Rational(R) 手動テストがまだ実行中でなければ、以下のようにしてこれを開始します

    「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational Software Development Platform」>「IBM Rational Manual Tester 6.1」>「IBM Rational Manual Tester」をクリックします。

  3. 以下のようにして、他のスクリプトの中で再利用したい対象のスクリプトを開きます。

    最初のチュートリアルで作成したスクリプトがまだ表示されていなければ、「最近使用したファイル」タブをクリックして、Scripts フォルダーの下の CreateTutorial.rmt をダブルクリックします。

  4. 概要ビューで「Start the Classics Java application」というステップを選択して、再利用ビューの「再使用可能なステートメント」の下にドラッグします。

    手動テストの再利用ビューにそのステップが組み込まれます。 こうするだけで、このステップを他のスクリプトで再利用できるようになります。 次に、複数ステップからなるグループを保管して、このコンテンツ (内容) を新しい手動テスト・スクリプトで再利用しましょう。

  5. 概要ビューで、「既存の顧客としてログイン (Log In as Existing Customer)」グループを選択します。 このとき、グループ内のステップではなく、グループ・フォルダーを選択してください。 次に、グループを再利用ビューにドラッグします。

    手動テストの再利用ビューに、グループ全体が組み込まれます。 手動テストを開始したときには常に再利用ビューが自動的に表示され、保管済みのコンテンツがすべてのスクリプトで使用可能になります。

    次に、保管済みのコンテンツを再利用してみましょう。

  6. 新規スクリプトを作成するために、手動テスト・メニューの「ファイル」>「新規」を選択します。

    手動テストのテキスト・エディターに、新しい無題のスクリプトが作成されます。

  7. 再利用ビューで「Start the Classics Java application」というステップを選択して、概要ビューの「ルート (Root)」のすぐ下にそれをドラッグします。 すると、このステップがスクリプトの第 1 行から開始します。

    手動テストの概要ビューおよびテキスト・エディターにそのステップが追加されます。 手動テストのテキスト・エディターではステップがグレー色のボックスに表示され、それが保管済みコンテンツへの参照であることを示します。 さらに、再利用ステップ・アイコン 「再利用ステップ (Reused Step)」アイコン もまた、そのステートメントが参照であることを示します。

  8. スクリプトを保管します。

    手動テスト・ツールバーの「ファイル」>「保管」をクリックして、スクリプトに ReuseTutorial という名前を付けます。

    ヒント: このチュートリアルの実行中には、頻繁に保管を実行してください。
  9. 次のステップ・アイコン ステップ・アイコン の右側の「ここでテスト・ステートメントを入力し始めてください」というテキストを強調表示して、以下を入力します。

    Expand the Haydn folder. (ハイドンのフォルダーを拡張してください。)

    Enter を押します。

    ヒント: タスクバーの ClassicsCD ボタンまたは 「手動テスト」 ボタンをクリックすると、これら 2 つのプログラムの間を切り替えることができます。 こうすれば、アプリケーション内のステップを検査した後、スクリプトの作成に戻ることができます。

    手動テストの強調表示されたテキストが、入力したテキストに置換されます。

  10. スクリプト内の次のステップ・アイコン ステップ・アイコン で、以下のように入力します。

    Under Haydn, click Violin Concertos. (ハイドンの下のバイオリン協奏曲をクリックしてください。)

    Enter を押します。

  11. スクリプト内の次のステップ・アイコン ステップ・アイコン で、以下のように入力します。

    Click the Place Order button. (「オーダーの発行」ボタンをクリックしてください。)

    Enter を押します。

    次のステップはログインです。 ログインに関するステートメントはすでに保管済みであるため、ステップをもう一度入力する代わりに、その保管済みコンテンツを再利用できます。

  12. 再利用ビューで「Log In As Existing Customer (既存の顧客としてログイン)」というグループ・フォルダーを選択して、概要ビュー内の最後に入力したステップのすぐ下にそれをドラッグします。 すると、このグループ・フォルダーがスクリプトの 5 番目のステートメントになります。

    手動テストの概要ビューおよびテキスト・エディターにそのグループ全体が追加されます。 手動テストのテキスト・エディターではグループがグレー色のボックスに表示され、それが保管済みコンテンツへの参照であることを示します。 さらに、再利用グループ・アイコン 「再利用グループ (Reused Group)」アイコン もまた、そのステートメントが参照であることを示します。

  13. 次のステップ・アイコン ステップ・アイコン の右側をクリックして、以下の 3 つのステップを入力します。 各ステップを入力するたびに Enter を押してください。

    In the Card Number field of the Place an Order dialog box, type 555 1212 555 1212. (「オーダーの発行」ダイアログ・ボックスの「カード番号」フィールドに 555 1212 555 1212 と入力してください。)

    In the Expiration Date field, type 10/06. (有効期限フィールドに 10/06 と入力してください。)

    Click the Place Order button. (「オーダーの発行」ボタンをクリックしてください。)

  14. スクリプト内の次のステップ・アイコン ステップ・アイコン で、以下のように入力します。

    Was the Message Box displayed that indicates your order has been received? (オーダーが受信されたことを示すメッセージ・ボックスが表示されましたか ?)

    Enter を押した後、このステートメントを検査ポイントに設定します。

  15. 次のステップ・アイコン ステップ・アイコン の右側をクリックして、以下のように入力します。

    Click OK to close the message box. (「OK」をクリックしてメッセージ・ボックスを閉じてください。)

  16. スクリプトを保管すると、完了です。
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