テキストの検査

アプリケーションに表示されると期待されるテキストを、スクリプトの作成時に検査ポイントまたは報告ポイントに関連付けることができます。スクリプト実行時には、アプリケーション内の実際のテキストをクリップボードにコピーします。Manual Tester は、実際のテキストを、ステートメントに関連付けられた期待されるテキストと比較します。 相違があれば、Manual Tester は「テキストの差分」ダイアログ・ボックスで相違部分の先頭文字を強調表示します。

アプリケーションでテキストを検証するには、以下のようにします。
  1. テスト中のアプリケーションで、そのアプリケーションの実行時にそのアプリケーション中にあると期待されるテストを入力します。
  2. そのテキストを強調表示し、Ctrl + C を押して、そのテキストをクリップボードにコピーします。
  3. Manual Tester で、「キャプチャー」>「比較するデータ」をクリックして、期待されるテキストをテキスト・エディター内の現在のステートメントと関連付けます。

    Manual Tester の「比較するデータのキャプチャー」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 「クリップボードからデータを取得」をクリックします。

    Manual Tester は、ステップ 2 でコピーしたテキストを、「ステートメントが実行されたときに比較するデータ」ウィンドウに貼り付けます。

  5. 「OK」をクリックします。

    Manual Tester はダイアログ・ボックスを閉じ、キャプチャーされたテキストを現在のステートメントと関連付けます。

  6. 期待されるテキストがキャプチャーされていることを示すステートメントを作成します。例えば、「スプレッドシートで、セル B2 から F7 をクリックします。Ctrl+C を押して、比較のためにグリッドをコピーします。Manual Tester で、『コピーされたテキストを、期待されるテキストと比較』ボタンをクリックします」のようにします。

    Manual Tester スクリプトの実行中にそのステートメントに到達すると、期待されるテキストが自動的にクリップボードに入れられます。Manual Tester は 「結果」セクションにデータ利用可能アイコン データ利用可能アイコン を表示して、アプリケーション中の実際のテキストと比較するためにテキストがキャプチャーされたことを示します。以下に例を示します。

    データ利用可能アイコンが表示された「結果」セクション

    Manual Tester は、期待されるテキストを、「プロパティー」ビュー内の「データの比較」プロパティーにも表示します。

  7. スクリプト実行時には、Ctrl + C を押して、アプリケーション内の実際のテキストをクリップボードにコピーします。
  8. 実行ビューアーで、「コピーされたテキストを、期待されるテキストと比較」ボタン 「コピーされたテキストを、期待されるテキストと比較」ボタン をクリックします。

    実際のテキストと期待されるテキストが同じである場合は、Manual Tester はメッセージを表示します。

    ステートメントに関連付けられたテキストとアプリケーション中にある実際のテキストとの間に相違がある場合は、Manual Tester は「テキストの差分」ダイアログ・ボックスを開き、相違部分の先頭文字を強調表示します。

関連資料
「テキストの差分」ダイアログ・ボックス
「プロパティー」ビュー
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