実行ビューアー

マニュアル・テスト・スクリプトを実行する際に、Manual Tester の実行ビューアーを使用して、ステートメントを 1 つずつ移動していきます。ステップの実行とともにチェックを進めていき、特定の条件に合格したか失敗したかを確認します。

実行ビューアーのウィンドウには、実行中のスクリプトが数行表示されます。明るい青色の強調表示バーがあり、一度に 1 つのステートメントずつスクリプト中を移動していきます。1 つのステートメントを完了すると、強調表示バーはスクリプト中の次のステートメントへ移動します。

実行ビューアーには、以下のコントロールがあります。

「結果」セクション:
  • 「適用」- ステップを完了したことを示す場合にクリックします。 Manual Tester のステップの左側に小さなチェック・マーク 小さなチェック・マーク が表示され、そのステップが完了したことが示されます。ステートメントが検査ポイントか報告ポイントの場合は、「適用」をクリックして、リスト内で選択した結果を適用します。Manual Tester はその結果をこのステートメントの左側に表示します。標準的な結果は「解決不能」「合格」「失敗」、および「エラー」の 4 つです。「設定」ダイアログ・ボックスの「実行結果」ページで、カスタム実行結果を作成できます。
  • 「使用可能データ (Data available)」アイコン「使用可能データ (Data available)」- テキストが保管され、現在のステートメントと関連付けられていることを示します。 テキストの保管方法に応じて、テスト中のアプリケーションにテキストを挿入するか、またはアプリケーション中の実際のテキストと比較するのに使用できます。
「% の透過性 (% Transparent)」- 実行ビューアーの透過性をコントロールすることができます。 このスライダーを左に移動させると、実行ビューアーの透過性は低くなり、右に移動させると透過性は高くなります。 現在の設定をデフォルトとして設定するには、「% の透過性 (% Transparent)」をダブルクリックします。
注:
  • デフォルトでは、実行ビューアーは透過的なので、ビューアーの表示中にテストしているアプリケーションを参照できます。透過性の度合いは、「設定」ダイアログ・ボックスの「主な設定」ページでも調整可能です。「実行ウィンドウの透過性のパーセント」を 0 に設定すると透過性はなくなり、実行ビューアーは完全に不透明のウィンドウで表示されます。 実行ビューアーで「% の透過性 (% Transparent)」スライダーを使用すると、「主な設定」ページの設定が変更されます。
  • 実行ビューアーを表示するには、NetMeeting または他のリモート会議ソフトウェアで、「主な設定」ページの「実行ウィンドウの透過性のパーセント」フィールドを 0 に設定します。

「現在のステートメントに関連付けるイメージのキャプチャー (Capture an image to associate with the current statement)」「現在のステートメントに関連付けるイメージのキャプチャー (Capture an image to associate with the current statement)」ボタン -「イメージのキャプチャー」ダイアログ・ボックスを表示します。このダイアログ・ボックスを使用して、画面上の領域、ウィンドウ、またはダイアログ・ボックス、あるいは画面全体のピクチャーのイメージを実行中にキャプチャーすることができます。

「コメント・ダイアログの表示の切り替え (Toggle display of the comments dialog)」「コメント・ダイアログの表示の切り替え (Toggle display of the comments dialog)」ボタン -「実行コメント」ダイアログ・ボックスを表示するかまたは表示を終了します。このダイアログを使用して、実行中の個々のステートメントについてのコメントを入力します。

「テストの結果を保管し、テストを終了」ボタン「テストの結果を保管し、テストを終了」ボタン - テストの結果をテスト・ログに書き込み、実行ビューアーを閉じ、Manual Tester ウィンドウを再表示します。

「次の検査ポイントまたは報告ポイントにスキップ」「次の検査ポイントまたは報告ポイントにスキップ」ボタン - 強調表示バーを、次の検査ポイントまたは報告ポイントへ移動します。

「コピーされたテキストを、期待されるテキストと比較」ボタン「コピーされたテキストを、期待されるテキストと比較」ボタン - アプリケーションからクリップボードにコピーされたテキストを、ステートメントに関連付けられた期待されるテキストと比較します。実際のテキストと期待されるテキストが同じである場合は、Manual Tester はメッセージを表示します。両者の間に相違があれば、Manual Tester は「テキストの差分」ダイアログ・ボックスを表示します。

「ドロップダウン・メニュー」アイコン- 以下のオプションがあるリストを表示します。
  • 「イメージのキャプチャー」-「イメージのキャプチャー」ダイアログ・ボックスを表示します。このダイアログ・ボックスを使用して、画面上の領域、ウィンドウ、またはダイアログ・ボックス、あるいは画面全体のピクチャーのイメージを実行中にキャプチャーすることができます。
  • 「コメントの表示」ダイアログ -「実行コメント」ダイアログ・ボックスを表示するかまたは表示を終了します。このダイアログを使用して、実行中の個々のステートメントについてのコメントを入力します。
  • 「実行依頼」- テストの結果をテスト・ログに書き込み、実行ビューアーを閉じ、Manual Tester ウィンドウを再表示します。
  • 「次の結果」- 強調表示バーを、次の検査ポイントまたは報告ポイントへ移動します。
  • 「キャプチャーされたテキストと比較」- アプリケーションからクリップボードにコピーされたテキストを、ステートメントに関連付けられた期待されるテキストと比較します。実際のテキストと期待されるテキストが同じである場合は、Manual Tester はメッセージを表示します。両者の間に相違があれば、Manual Tester は「テキストの差分」ダイアログ・ボックスを表示します。
  • 「テキストをクリップボードにコピー」モード- チェック・マークを外すと、テキストをアプリケーションに入力したりアプリケーション中のテキストを検証したりする機能を使用不可にします。
「プロパティー」ビューは、実行ビューアーの右下隅にあります。実行ビューアーの「プロパティー」ビューは浮動状態にすることができます。つまり、「プロパティー」ビューを画面のどこにでも移動して大きくすることができます。「プロパティー」ビューのタブをクリックしてドラッグします。マウス・ボタンを放すと、Manual Tester は「プロパティー」ビューを画面上の実行ビューアーの外部に移動します。

実行ビューアーのメニューには、以下のオプションがあります。

「ファイル」>「終了」- 実行ビューアーを閉じて Manual Tester ウィンドウを再表示します。

「実行」>「停止してスクリプトに戻る」- 実行ビューアーを閉じて Manual Tester ウィンドウを再表示します。

「実行」>「一時停止/スクリプトに戻る (Pause/Return to Script)」-「別名保管」ダイアログ・ボックスが表示されます。このボックスを使用して、一時停止したテスト・ログの名前を指定できます。

「ウィンドウ」>「常に前面に」- 選択すると、テストしているアプリケーションとの対話中に実行ビューアーが最前面に表示されるようにします。

「ウィンドウ」>「ビューの表示」- 実行ビューアーまたは「プロパティー」ビューを閉じている場合に再度開きます。

「ウィンドウ」>「ビューの切り替え」- すべての開いているコンポーネントのリストを表示します。例えば、テキスト・エディター、実行ビューアー、「プロパティー」ビューが含まれます。このリストの中からコンポーネントを 1 つ選ぶと、そのコンポーネントにフォーカスが移動します。

Manual Tester の実行ビューアーを開くには、Manual Tester メニューで、「実行」>「スクリプトの実行」をクリックします。

関連概念
テスト・ログ内の結果の表示について
関連タスク
マニュアル・テスト・スクリプトの実行
実行ビューアーの結果のカスタマイズ
アプリケーションへのテキストの入力
テキストの検査
関連資料
「プロパティー」ビュー
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