データ駆動型のテストの作成

このチュートリアルでは、機能テストのデータ・ドライバー・ウィザードを使用してデータ駆動型のテストを行う方法を学習します。 データ駆動型のスクリプトでは、 アプリケーションの主な入力フィールドやプログラムの選択項目に対応する変数を使用します。 スクリプトで変数を使用することによって、リテラル値の代わりに外部のデータを使用してアプリケーションを実行することが可能になります。 データ駆動型のテストでは、データ・プールと呼ばれる外部ファイルのデータをテスト用の入力データとして使用します。 データ・プールとは、関連するデータ・レコードのコレクションです。 テスト・スクリプトの再生時には、テスト・スクリプト内の変数にデータ・プールからデータ値が渡されます。

データ駆動型のテストでは、データとテスト・スクリプトの間に抽象層を置いて、テスト・スクリプトの中にリテラル値を入れないようにします。 データとテスト・スクリプトを分離することによって、以下のことが可能になります。

  • テスト・スクリプトに影響を与えずにテスト・データを変更すること
  • テスト・スクリプトではなくデータを変更することによって、新しいテスト・ケースを追加すること
  • 多数のテスト・スクリプトでテスト・データを共有すること

左側の図のテスト・スクリプトは、テスト・スクリプト内にリテラル参照をハードコーディングするという形でデータを使用します。 右側の図は、データ・プールという外部ファイルのデータを使用するデータ駆動型のテスト・スクリプトです。

ハードコーディング型のテスト・スクリプト                                            データ駆動型のテスト・スクリプト

ハードコーディング型のテスト・スクリプト                                                                       データ駆動型のテスト・スクリプト

    90 分
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