始める前に、「演習 1.6: レグレッション・テスト」を完了してください。
検査ポイントでは、オブジェクトのプロパティーまたはデータのベースラインを指定します。 アプリケーションの後続ビルドで検査ポイントが失敗すれば、アプリケーションの障害や意図的な変更が見つかったことになります。 変更が意図的なものであれば、検査ポイントの情報を更新して、将来のビルドのためにテストの有効性を保持できます。
「機能テストの検査ポイント・コンパレーター」には、検査ポイントのデータが表示されます。 コンパレーターのバナーに検査ポイント名が表示されていることを確認してください。 (注: エラー・メッセージが表示されて、コンパレーターが開かない場合は、ブラウザーの Java プラグインを有効にする必要があります。 その手順については、機能テストのヘルプの「Before You Record」セクションの中の「Enabling the Java Plug-in of a Browser」のトピックを参照してください。 そのセクションを表示するには、機能テストの「ヘルプ」メニューでヘルプの目次を使用してください。)
検査ポイントが失敗すると、コンパレーターに予想の値と実際の値が表示されるので、その違いを分析できます。 その後、ベースライン・ファイルをロードし、実際のファイルの値に合わせて編集や更新を行えます。
障害は赤色で表示されます。
ClassicsA で検査ポイントを作成した場合、バナーのタイトルは「Order for Trent Culpito」です。 ClassicsB に対してそのスクリプトを再生した場合、バナーのタイトルは「Orders for Trent Culpito」です。 「Orders」ダイアログ・ボックスでは顧客が複数の注文をすることが可能なので、「Orders」のほうが正しいと言えます。 それで、ベースライン・ファイルを更新して、ClassicsB に合わせてテキストを変更する必要があります。
ベースライン・ファイルのみ編集できます。
左の「値」列に「ベースライン値」が表示されていることを確認します。
ベースライン・ファイルを更新する方法は 2 つあります。 1 つは、グリッドのセルを編集して、「Order」という語に「s」という文字を追加する方法です。もう 1 つは、 「ベースラインを置換する」コマンドを使用する方法です。 ベースラインの置換操作では、ベースライン・ファイルのすべての値が実際のファイルの値に置換されます。 一般に、編集する必要のある値が 1 つであったり、ごく少数であったりする場合は、個々の数を編集するべきです。
これで、「text」プロパティーの両方の値が一致し、このプロパティーが赤色で表示されることはなくなります。コンパレーターを使用するための詳細については、機能テストのヘルプを参照してください。
まだ認識の問題を修正していないので、機能テストは、「 Member Logon」ダイアログ・ボックスで休止します。 再生が終了すると、機能テストはログを表示します。 今回は、検査ポイントが合格になっています。
次に、「演習 1.8: オブジェクト・マップの更新」に進んでください。