演習 1.4: スクリプトの再生

始める前に、「演習 1.3: 検査ポイントの作成」を完了してください。

スクリプトの再生後、「機能テスト」ウィンドウに戻り、その各セクションを見ていきます。 先ほど記録したスクリプトがアクティブなスクリプト (Java エディターのタブでは Classics.java) になっているので、「再生」ボタンをクリックすると、そのスクリプトが再生されます。

  1. スクリプトを再生するには、「機能テスト」ツールバーの「機能テスト・スクリプトの実行」ボタン (実行) をクリックするか、「スクリプト」>「実行」をクリックします。
  2. 「ログの選択」ダイアログ・ボックスで、デフォルトのログ名「Classics」をそのまま受け入れて、「完了」をクリックします。

    機能テストが最小化され、画面の右上に再生モニターが表示されます。 スクリプトの再生中に、再生モニターにさまざまなメッセージが表示されます。 機能テストは、記録されているすべてのアクション (アプリケーションの開始、アプリケーションで実行したアクション、検査ポイントなど) を再生します。

    再生が完了すると、別のウィンドウに実行結果の HTML ログが表示されます。 ログにリストされているすべてのイベントの見出しには、 緑色で Pass と表示されているはずです。 記録した 2 つの検査ポイントがリストされていることを確認してください。

  3. ログを閉じます

これで、スクリプトの記録と再生を正常に実行できたので、次に「機能テスト」のパースペクティブを詳しく見ていきましょう。

  1. 「機能テスト」ウィンドウが最小化されている場合は、元のサイズに戻してください。
  2. 複数のスクリプトがある場合、機能テストは、プロジェクト内で開いているすべてのスクリプトを Java エディター (「スクリプト」ウィンドウ) に表示します。 ウィンドウのバナーには各スクリプトのタブがあり、アクティブなスクリプトのタブには色が付いています。 スクリプトに対して実行するすべてのアクション (再生など) は、アクティブなスクリプトに対して実行されます。

    最上部に明るい青色で表示され、先頭にアスタリスクが付いているスクリプトの情報を確認してください。 この情報はスクリプト・テンプレートに基づくものですが、変更できます。 スクリプト・テンプレートを変更するための詳細については、機能テストのヘルプを参照してください。

    また、機能テストによって、後続の行の参照先のオブジェクトを示すために、スクリプトに短いコメントが緑色の文字で追加されていることも確認してください。 この情報によって、スクリプトのナビゲートが容易になります。 記録中に引き数としてメソッドに渡されるストリング (ユーザー入力など) は、明るい青色になっています。

    スクリプトの特定の領域にカーソルを移動すると、機能テストによってポップアップ・テキスト・ボックスに有用な情報が表示されます。 たとえば、ヘルパー・メソッドについては、オブジェクト・マップ内の記述プロパティーと、そのオブジェクトの認識プロパティーが表示されます。 この吹き出しヘルプ機能は、「設定」で制御します。 これをオフにしたり表示内容を変更するには、「ウィンドウ」>「設定」をクリックしてから、「エディター」を選択し、「吹き出し」タブをクリックします。 吹き出しヘルプ機能は、デフォルトでオンになっています。

    Java エディター (「スクリプト」ウィンドウ) の左側には「機能テスト・プロジェクト」ビューがあり、現在接続している機能テスト・プロジェクトがすべてリストされています。 各プロジェクト内のすべてのスクリプトがプロジェクト名の下にリストされています。 この「プロジェクト」ビューを使用して別のスクリプトにナビゲートすることも可能です。 「プロジェクト」ビューでスクリプトをダブルクリックすると、そのスクリプトが「スクリプト」ウィンドウに表示され、アクティブなスクリプトになります。

    Java エディターの右側にはスクリプト・エクスプローラーがあり、アクティブなスクリプトの検査ポイントとオブジェクト・マップのリストがリストされています。 スクリプト・エクスプローラーから、検査ポイント・エディターを開始して、検査ポイントの表示や編集を行ったり、オブジェクト・マップ・エディターを開始して、オブジェクト・マップの表示や編集を行うことができます。 スクリプト・エクスプローラーの詳細や、「機能テスト」パースペクティブのその他の部分 (「タスク」ビュー、「コンソール」ビューなど) の詳細については、機能テストのヘルプを参照してください。

次に、「演習 1.5: 検査ポイントとオブジェクト・マップ」に進んでください。

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