演習 1.5: 検査ポイントとオブジェクト・マップ

始める前に、「演習 1.4 スクリプトの再生」を完了してください。

検査ポイント

検査ポイント内のデータの確認や変更ができます。

  1. 機能テストで、スクリプト Classics.java が Java エディターでアクティブなスクリプトになっていることを確認します。
  2. スクリプト・エクスプローラーに表示されているスクリプトの右側に、記録した 2 つの検査ポイントがリストされているはずです。 必要に応じて、「検査ポイント」の横にある正符号 (+) をクリックしてフォルダーを展開します。

  3. 「Classics_tree」をダブルクリックします。

これは作曲家のリストで記録した最初の検査ポイントです。 検査ポイント・エディターが開始するので、将来の再生に向けて検査ポイントのデータを更新できます。

データ検査ポイントには、6 つの有効な表示タイプがあります。 これは、データ (ツリー) 検査ポイントです。 オブジェクト・タイプはツリーであり、この場合は javax.swing.JTree になります。 このツリーのデータを編集するには、ツリー内のサブ項目のいずれかをダブルクリックして小さな編集ボックスを開き、そのボックスで変更を行います。 各項目の横にあるチェック・ボックスを使用して、この項目を将来の再生時にテストするかどうかを指定します。 チェックした項目がテストの対象になります。 検査ポイント・エディターの使用法の詳細については、機能テストのヘルプを参照してください。
  1. 検査ポイント・エディター閉じます

オブジェクト・マップ

オブジェクト・マップ内のデータの確認や変更もできます。

  1. スクリプト・エクスプローラーで、「テスト・オブジェクト」フォルダーを展開します。

最初の項目である「専用テスト・オブジェクト・マップ」が、このスクリプトのオブジェクト・マップです。 「専用テスト・オブジェクト・マップ」の下にリストされているそれぞれのオブジェクトは、記録中にアクションの対象になったオブジェクトへの参照です。

  1. 「専用テスト・オブジェクト・マップ」(専用テスト・オブジェクト・マップ) をダブルクリックして、開きます。
  2. スクリプトの記録時に、機能テストは、テスト対象のアプリケーションのオブジェクト・マップを作成します。 各スクリプトは、オブジェクト・マップ・ファイルに関連付けられています。 マップ・ファイルは、1 つのスクリプトだけに関連付けて専用にすることも、多くのスクリプトで共用することもできます。 スクリプトを記録したとき、機能テストは、「新規の機能テスト・スクリプトの記録」ダイアログ・ボックスの 2 番目のページのデフォルト設定 (専用マップ) を使用しました。 オブジェクト・マップには、各オブジェクトのプロパティーが含まれ、情報の更新を一元的に行えるようになっています。 情報を更新したオブジェクトを参照するすべてのスクリプトも、その更新後の情報を共有します。

    オブジェクト・マップでは、フレームの最上位のオブジェクトに、フレーム・オブジェクトの下にあるフレーム内のすべてのオブジェクトがリストされます。

  3. 「Java: Frame: logFrame1: javax.swing.JFrame」というトップレベル・オブジェクトを展開します。

フレーム・オブジェクトには、「ログオン」ダイアログ・ボックスが含まれています。 フレーム・オブジェクトの下には、ラジオ・ボタン、パスワード・フィールド、アクション・ボタンがリストされます。

  1. オブジェクトの 1 つをクリックします。

認識プロパティーが、オブジェクト・ツリーの下のグリッドに表示されていることを確認します。

オブジェクト・マップでは、スクリプトにオブジェクト参照を手早く追加することもできます。 オブジェクトを追加するには、「オブジェクト・マップ」メニューで、「テスト・オブジェクト」>「オブジェクトの挿入」をクリックします。 オブジェクトを追加するための詳細については、機能テストのヘルプを参照してください。

オブジェクト・マップでは、認識プロパティーの重みの変更や、認識プロパティーと値の編集などの操作を行うこともできます。 オブジェクト・マップを使用した幾つかの上級手順については、後ほど実行してみましょう。
  1. 「オブジェクト・マップ」メニューで、「設定」>「クローズ時に状態をクリア」をクリックします。

「クローズ時に状態をクリア」コマンドはトグル・メニュー項目であり、デフォルトで選択されているはずなので、クリアする必要があります。 そのままの状態にしておくと、マップを閉じるときにすべてのオブジェクトが受け入れられます。 その作業については、後ほどオブジェクト・マップを変更するときに実際に行ってみましょう。

  1. オブジェクト・マップを閉じます。 変更内容は保存しないでください。

次に、「演習 1.6: レグレッション・テスト」に進んでください。

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