演習 1.4: データ・プール参照を使用した検査ポイントの作成
始める前に、「演習 1.3: データに対する記述見出しの追加」を完了してください。
この演習では、「Classics CD」アプリケーションに注文の合計請求額が正しく表示されるかどうかをチェックするために、データ・プール参照を使用して検査ポイントを作成します。
検査ポイントでは、テスト対象のアプリケーションからオブジェクト情報とリテラル値を取り込み、その情報を再生時の比較のためのベースラインとして保管します。
スクリプトの再生時に、検査ポイントは、オブジェクト情報を再び取り込み、その情報をベースラインと比較して、意図的な変更であれ、意図的でない変更であれ、いずれにしても変更があるかどうかを確認します。
スクリプト内の実際のオブジェクト情報をベースラインと比較することは、潜在的な問題点を見つけ出すために役立ちます。
検査ポイントでは、テスト対象の値のリテラル値ではなく、データ・プール参照を使用します。
検査ポイントでデータ・プール参照を使用すると、テスト・スクリプトで実際のデータをテストするときの柔軟性が高まります。
データ・プール参照を使用した検査ポイントの作成
- 「記録」ツールバーで、「検査ポイント・コマンドまたはアクション・コマンドの挿入」
(
) をクリックします。
検査ポイントおよびアクション・ウィザードが開きます。
- 検査ポイントおよびアクション・ウィザードから、マウスを使用して「オブジェクト・ファインダー」 (
) を「Classics CD」アプリケーションの「Total」の横にある「$19.99」にドラッグします。
機能テストは、「$19.99」を赤の枠で縁取ります。
- マウス・ボタンを放します。
- 必要に応じて、「アクションの選択」ページで、「データ検査ポイントの実行」をクリックし、合計額が予想金額と等しいかどうかをテストしてください。
- 「次へ」をクリックします。
- もう一度「次へ」をクリックします。
- 「検査ポイント・データ」ページのツールバーで、「データ・プール参照への値の変換」
(
) をクリックし、検査ポイントでリテラル値の代わりにデータ・プール参照を使用するようにします。
(ツールバーに「データ・プール参照への値の変換」ボタンが表示されていない場合は、ページの隅をドラッグしてページを大きくしてください。 )
「データ・プール参照コンバーター」ダイアログ・ボックスが開きます。
- 「データ・プール変数」ボックスで、データ・プールの見出しとして「newvariable」の代わりに「Total」と入力します。
- 必要に応じて、「データ・プール内の新規レコードに値を追加する」チェック・ボックスを選択して、前の演習で作成した既存のデータ・プール・レコードに「Total」が追加されるようにします。
- 「OK」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
注文を行い、「ClassicsCD」アプリケーションを閉じる
- 「ClassicsCD」アプリケーションで、「Place Order」をクリックして注文を行ってから、「OK」をクリックして注文確認のメッセージを閉じます。
- 「Classics CD」アプリケーションの右上隅の「X」をクリックして、アプリケーションを閉じます。
記録の停止
- 「記録」ツールバーで、「記録の停止」 (
) をクリックして、記録された情報をすべてテスト・スクリプトに書き出します。
テスト・スクリプトがエディター・ウィンドウに表示されます。
次に、「演習 1.5: データ・プールに対するデータの追加」に進んでください。