1.0 既知の問題と制限
1.1 汎用ログ・アダプター
1.1.1 IBM の Java ランタイム環境 (JRE) v1.4.1 を使用して汎用ログ・アダプターの規則を実行する際の問題
1.1.2 リモートの z/OS システムからログ・ファイルのインポートを行うと不完全なデータとなる
1.1.3 フッター付きのログ・ファイルの構文解析を連続して行うとレコードが欠落する
1.1.4 GLA 構成エディターの問題ビューでエラー・メッセージが重複することがある
1.1.5 汎用ログ・アダプターが、複数のタイム・スタンプ・フォーマットを構文解析するための規則の作成をサポートしていない
1.1.6 新規の GLA アダプター・ファイルが「汎用ログ・アダプター」パースペクティブで実行される際に、問題ビューでフォーマッター・エラーが発生する
1.1.7 HTTP Server のアクセス・ログ規則のパーサーで正しく構文解析されないレコードがある
1.2 Agent Controller
1.2.1 DBCS システムで Java アプリケーションのプロファイルを作成すると、コンソールのテキストが文字化けする
1.2.2 HP 11i で Agent Controller の file copy が機能しない
1.2.3 Agent Controller が Solaris 上で「sh: sysdef: 未検出」エラーを報告する
1.2.4 Linux 上で Sun JVM を使用して実行される Agent Controller が無限ループに入る
1.2.5 1 つのマシンで Agent Controller の複数インスタンスが許可されない
1.2.6 リモート・サーバーのファイルが見つからない時に、ファイル転送エンジンによって FileNotFoundExceptions が報告されない
1.2.7 iSeries 上で保護されたモードでの Agent Controller の実行
1.2.8 複数のエージェントを同時にモニター中にデータが収集されない
1.2.9 Agent Controller のシャットダウン時のセグメンテーション違反
1.2.10 アプリケーションのプロファイル作成時の「メモリー不足」エラー
1.2.11 エージェントによって収集済みのデータがクライアントへ到達しない
1.2.12 複数のエージェントをもつプロセス内で実行中のエージェントの終了に失敗する
1.2.13 EBCDIC プラットフォームでピア・モニターの要求が機能しない
1.3 ログおよびトレース・アナライザー
1.3.1 ローカル・ホストに対して、連続的なログ・モニターがサポートされない
1.3.2 ロギング・サンプルの README が開かない
1.3.3 Agent Controller が不正に開始されている時に、フィルター付きのリモート・ログ・インポート (Remote Log Import) が機能しない
1.3.4 Agent Controller が開始されていない時に、リモート・ログ・インポートのプロセスが「ライブ (live)」状態のままになる
1.3.5 HTTP Server のアクセス・ログをインポートすると、「ストリング・インデックス範囲外 (String index out of range)」エラーになることがある
1.3.6 DBCS システムで記録された Microsoft Windows System イベントのインポート中に、いくつかのイベントで読めないデータがある
1.3.7 空のログをインポート中の NullPointerException
1.3.8 Windows アプリケーションのイベント・ログをインポートすると、共通ベース・イベント・フォーマットのエラーが生成される
1.3.9 無効なログ・ファイル名が指定されると、リモートの HP-UX システムからのログのインポートがハングする
1.4 Probekit
1.5 プロファイル・ツール
1.5.1 IBM JDK 1.4.1 を使用する際のガーベッジ・コレクションの問題
1.5.2 Sun JVM で、一部のメソッド呼び出しがトレースされない
1.5.3 Sun JDK 1.4.x を使用して Solaris 上でプロファイルを作成すると、JVM が破損することがある
1.5.4 Solaris 上で STACK_INFORMATION=contiguous を指定してスタンドアロン・モードで実行すると、破損が起こる可能性がある
1.5.5 WAIT および WAITED イベントの負のタイムアウト値
1.5.6 IBM JDK 1.4.2 での誤ったモニター・ダンプ
1.5.7 JIT インライン化でのメソッド・カウントの誤り
1.5.8 AIX および Solaris 上におけるメソッド・レベルの CPU 時間統計の制限
1.5.9 Linux における既存のプロファイル・ファイルへのプロファイル作成時の障害
1.5.10 ヘッドレス・プロファイルから生成されたプロファイル・ファイルのインポート
1.5.11 ワークベンチが異常終了した後に、重複したフィルター・ビューが表示される
1.5.12 通知なしでメモリーの解放アクションが失敗することがある
1.5.13 「実行ヒストリー」 > 「全グラフィック詳細 (Full Graphical Details)」 が編集せずに選択された場合、誤ったエージェント・オプションが設定される
1.5.14 パッケージ・レベルのフィルタリングを使用してプロファイル・ファイルをインポートすると、空のビューが表示される
1.5.15 プロファイル・モードで、予想されるよりも多くのデータが表示される
1.6 統計コンソール
1.7 テスト
1.7.1 共通のテスト問題
1.7.1.1 iSeries 上で、JUnit、Manual、および URL テストが機能しない
1.7.1.2 データ・プール・アクセス
1.7.2 URL テスト
1.7.2.1 URL テストを JUnit テストとして実行する
1.7.2.2 URL テスト・サンプルを実行する
2003 年に出荷された IBM JDK 1.4.1 は、ルール・ベースの Apache アクセス・ログ・パーサーが原因で問題が発生します。
IBM の Java ランタイム環境 (JRE) v1.4.1 を実行して、ルール・ベースのログ・ファイル・パーサーを使用し、汎用ログ・アダプターを使用するかログ・ファイルのインポートを行う場合、あるいはその両方を行う場合には、Service Release (SR2) 以上が必要です。
Bugzilla 障害: 80730
リモートの z/OS システムからログおよびトレース・アナライザーを使用してログ・ファイルのインポートを行うと、ログ・ビューに不完全なデータが表示されます。インポート操作は途中で停止し、ログ・ビューにはすべてのログ・レコードが表示されない場合があります。この問題は、以下の IBM JDK バージョンのうちのいずれかが z/OS システムにインストールされている場合に発生します。
この問題は、PTF UK00802 が付属する IBM JDK 1.4.2 で修正されています。 JDK をそのバージョンまたはそれ以降のバージョンにアップグレードしてください。 JDK のバージョンをアップグレードできない場合は、問題を回避するために、以下のステップを実行して z/OS システムの Agent Controller の構成を変更します。
<Parameter position="prepend" value="-Djava.version=1.4"/> <Parameter position="prepend" value="-Djava.compiler=NONE"/> <Parameter position="append" value=""config_path=%GLA_CONFIG_PATH%""/>
Bugzilla 障害: 97974
フッター・セクションを含むログ・ファイルの構文解析を連続して行うと、解析済みの出力からレコードが欠落することがあります。特に、ログ・ファイルに新規のレコードが追加されている場合、追加されたレコードのうち最初のレコードが構文解析されずに、解析済みの出力に含まれません。この問題は、コンテキスト・インスタンスがアダプター構成ファイル中で continuousOperation="true" と指定されて構成され、ログ・ファイルがフッター・セクションを含む場合に発生します。この問題を回避するには、一度 continuousOperation="false" と指定してコンテキスト・インスタンスの構成を行ってから、ログ・ファイルを構文解析してください。
Bugzilla 障害: 101184
GLA 構成エディターの問題ビューで、同じエラー・メッセージが何度も表示されることがあります。問題ビューは、「アダプターの再実行...」ボタンをクリックしてアダプター構成ファイルが実行される前に、既存のメッセージを常にクリアするわけではありません。ファイルを変更および保管すると、問題ビューはクリアされ、アダプター構成の検証エラーを表示します。
汎用ログ・アダプターは、単一の規則を基にしたアダプター構成ファイルで、ロケールに依存したタイム・スタンプ・フォーマットをもつログ・ファイルの構文解析をサポートしていません。アプリケーションが生成するログ・ファイルが、生成されるロケールに依存したフォーマットのタイム・スタンプを含む場合、それらのログは、単一の規則に基づいたアダプター構成では構文解析されません。例えば、日付形式が、en_US システムで生成されたログ・ファイル中では MM/dd/yy であり、ja_JP システムで生成されたログ・ファイル中では yy/MM/dd であり、de_DE システムで生成されたログ・ファイル中では dd.MM.yy であるような場合、それぞれのログ・ファイルを構文解析するには、別々のアダプター構成ファイルが必要です。それぞれの構成ファイルには、ロケールに対する正しいタイム・スタンプ・フォーマットをもつ構文解析規則が含まれています。
The Problems view in the Generic Log Adapter perspective returns the following error when trying to execute a new GLA adapter file by clicking the Rerun adapter ..." button:
IWAT0438E 共通ベース・イベント・フォーマッター N76D20B0042411D98000E0362B33D6F0 は、必須プロパティ sourceComponentId が欠落しているために CommonBaseEvent を作成できません。(IWAT0438E Common Base Event formatter N76D20B0042411D98000E0362B33D6F0 cannot create a CommonBaseEvent because required property sourceComponentId is missing.)
このメッセージは、GLA のフォーマッター・コンポーネントが共通ベース・イベントを作成できないことを示しています。これは、sourceComponentId が共通ベース・イベントの必須プロパティーであるのに、それが欠落しているためです。この問題を回避するには、sourceComponentId 属性のためのアダプター・ファイルに、パーサー規則を追加します。また、状態プロパティーも、共通ベース・イベントの必須プロパティーであることに注意してください。同様のエラーを回避するには、状態プロパティーのためのアダプター・ファイルにパーサー規則を追加します。GLA では、必須プロパティーすべてを含む CommonBaseEvents のみが作成されます。
Bugzilla 障害: 101545
HTTP Server のアクセス・ログ規則のパーサーは、次のようなレコードを正しく構文解析しません。
9.26.5.6 - - [09/Feb/2005:17:07:53 -0500] "VERSION" 501 - 9.26.5.6 - - [09/Feb/2005:17:14:52 -0500] "GET_CONFIG¥r" 501 - 9.26.5.6 - - [09/Feb/2005:17:15:00 -0500] "< NSP/0.2 >" 400 299 9.26.5.6 - - [09/Feb/2005:17:22:40 -0500] "¥x16¥x03¥x01" 501 -
重大な点は、最初の 2 レコードおよび最終レコードが正しく構文解析されないことです。他のレコード・データの中にも、拡張データ・エレメント内で正しく収集されないものがあります。
DBCS (例: 中国語 (繁体字)、中国語 (簡体字)、日本語、韓国語) システム上の Eclipse 内でリモート Java アプリケーションのプロファイルを作成すると、コンソール出力が文字化けしたテキストで表示されます。この問題は、どのプラットフォームでも発生する可能性があります。
この問題を回避するには、リモートの Java アプリケーションを起動する時に、Java VM の引数である -Dconsole.encoding=<ネイティブ・エンコード> を追加してください。これにより、コンソール出力をリモート側から Eclipse ワークベンチに転送するときに、正しいエンコードが確実に使用されます。Windows の <ネイティブ・エンコード> を判別するには、コマンド・プロンプトを開いて chcp コマンドを実行します。例えば、コマンドを実行して 950 という結果を得たら、<ネイティブ・エンコード> の値は MS950 となります。したがって、Java VM の引数は -Dconsole.encoding=MS950 となります。有効なエンコードのリストについては、Sun の Java ドキュメンテーションの『国際化対応 (Internationalization)』セクションの「サポートされるエンコード (Supported Encodings)」を参照してください。
ファイル・サーバーが始動しないため、file copy は機能しません。これは、 JVM ライブラリー libjvm.sl が実行時にロードされないため、ファイル・サーバーが稼働しないことが原因です。
この問題を回避するには、リンカーのパッチのバージョン PHSS_30049 以上が必要です。パッチ 30049 からのリンカーのバージョンは以下の通りです。
/bin/ld: $Revision: 1.1 $ HP aC++ B3910B X.03.37.01 Classic Iostream Library HP aC++ B3910B X.03.37.01 Language Support Library ld_msgs.cat: $Revision: 1.1 $ 92453-07 linker command s800.sgs ld PA64 B.11.38 REL 031217
バージョン番号を確認するには、次のように入力してください: what /bin/ld
インストール済みパッチをリストするには、次のように入力してください: swlist -l fileset
累積の ld およびリンカー・ツールのパッチのバージョン番号を表示するには、 "ld" を Grep 検索してください。Agent Controller は、sysdef コマンドを使用して、システム上の共用メモリー・バッファーの最大サイズを取得します。Agent Controller が sysdef を実行できない場合、<RAServer>/plugins/org.eclipse.hyades.datacollection/pluginconfig.xml ファイルに指定された dataChannelSize="30M" を使用します。RAServer.exe が起動されたコンソールで以下のエラーが報告されます。
sh: sysdef: 未検出この問題を回避するには、sysdef を含む /usr/sbin ディレクトリーを PATH 変数に追加してください。
<SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="INFORMATION" text="Service starting"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="INFORMATION" text="Successfully loaded plugin: org.eclipse.hyades.datacollection"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="INFORMATION" text="Successfully loaded plugin: org.eclipse.hyades.logging.parsers"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="INFORMATION" text="Successfully loaded plugin: org.eclipse.hyades.test"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="INFORMATION" text="Active configuration set to: default"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="INFORMATION" text="Loaded configuration: default"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="INFORMATION" text="Service started successfully"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="WARNING" text="Server stopping"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="WARNING" text="Internal server closed"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="WARNING" text="External server closed"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="WARNING" text="Server stopping"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="WARNING" text="Internal server closed"/> <SERVER_MSG time="2004:6:3:17:42:49" severity="WARNING" text="External server closed"/>この問題を回避するには、Agent Controller を開始する前に、すべての .so ファイルを指す LD_LIBRARY_PATH を設定してください。例えば、 RAServer を実行する前に、以下のコマンドを発行してください。
export LD_LIBRARY_PATH=/opt/j2sdk1.4.2_04/jre/lib/i386/server:/opt/j2sdk1.4.2_04/jre/lib/i386
1 つのマシン上には Agent Controller の 1 つのインスタンスしかインストールできません。つまりエンジンをインストールしている場合や、別の製品と共にエンジンの拡張バージョンをインストールしている場合は、新規インスタンスが正しく機能するためにはそのインスタンスをアンインストールしなければなりません。例えば、いくつかの IBM WebSphere Studio または IBM Rational 製品、あるいは developerWorks のオートノミック・コンピューティング・ツールキットには、Agent Controller という名前の下に Agent Controller のオプション・インストールが含まれています。
ファイル転送プロトコルは、リモート・ファイル・サーバーに存在しないファイルの GET 操作を試行した際に、FileNotFoundException を報告しません。代わりに、サイズがゼロのファイル転送に成功したことが通知されます。サイズがゼロのファイルが GET 操作の後に得られたものである場合、それは、ファイルがリモート・サーバーに存在しないか、あるいは存在するがそのサイズがゼロであるかのどちらかです。現在、転送プロトコルはこれらの 2 つの可能性を区別しません。
単一のプロセスに関連した 2 つあるいはそれ以上のエージェントを同時にモニターすると、エージェントのうちの 1 つに対するデータが収集されないことがあります。エージェントのうちの 1 つに対するデータ・チャネルが正しく初期化されず、そのエージェントからクライアントへデータが返されないためです。
この問題を回避するには、あるプロセスに対して一度に 1 つのエージェントのみをモニターしてください。
Bugzilla 障害: 99788
Agent Controller をシャットダウンする際にセグメンテーション違反が報告されます。表示が一時的に中断される以外には、何の影響もありません。アクションは不要です。このセグメンテーション違反は、Red Hat Enterprise Linux 3.0 update 4 上で報告されました。
Bugzilla 障害: 57786
アプリケーションの起動時に、JVM の引数 -Xmxnnn および -XrunpiAgent が指定されており、アプリケーションが TPTP の「プロファイルおよびロギング」パースペクティブに接続されてモニターされている場合、JVM により「メモリー不足」エラーが発行される可能性があります。Agent Controller 構成の Java プロファイル・エージェントに対する dataChannelSize 属性の設定が、JVM が使用可能なメモリーの量に影響し、「メモリー不足」エラーの原因となることがあります。この問題を回避するには、Java プロファイル・エージェントの -Xmx 値または dataChannelSize 値、あるいはその両方の値を削減してください。
Bugzilla 障害: 73668
エージェントがデータを収集する際に、エージェントをモニターしているクライアントへデータが送信されない場合があります。Agent Controller の servicelog.log ファイル中で、次の CommonBaseEvent メッセージが、問題の原因を表示します。
msg="Shared memory allocation failure: -518"
エージェントから Agent Controller へデータを送信するためのデータ・チャネルとして使用される、共用メモリー・バッファーが割り振られていません。共用メモリー・バッファーの名前は、Agent Controller が再開する際に再利用されます。前回の使用後に、共用メモリー・バッファーはシステムによって完全にクリーンアップされないことがあります。あらかじめクリーンアップされていない名前のバッファーを割り振ろうとすると、その割り振りは失敗します。この問題を回避するには、モニター操作を再度実行して、別の共用メモリー・バッファー名を使用してください。
Bugzilla 障害: 100870
複数のエージェントをもつプロセス内で実行中のエージェントを終了しようとする場合、プロセスは正常に終了されますが、プロセスの状況は未終了のままとなります。この場合、エージェントを繰り返し終了させようとしても、不成功に終わります。
この問題を回避するには、エージェント・レベルではなくプロセス・レベルでエージェント・プロセスを終了してください。
EBCDIC プラットフォームでは、ピア・モニターの要求は機能しません。現在のところ、TPTP 3.3 における予備手段はありません。この制限は、TPTP 4.0 で取り除かれました。
ログおよびトレース・アナライザーでは、ローカル・ホストを介した連続的なログ・モニターをサポートしていません。しかし、ローカルのログ・ファイルを連続的にモニターしたい場合は、ループバック・インターフェース (127.0.0.1) を経由する、つまりローカルのログ・ファイルをリモートからインポートするようシミュレートすることで可能になります。この場合、ロギング・エージェントはいつでも終了させることができ、UI のハングを回避できます。
ループバック経由でのインポートや連続的なモニターを行うには、Agent Controller が開始済みである必要があります (ローカル・ホストからのインポートでは必要ありません)。
ロギング・サンプルのプロジェクトを作成する際には (「ファイル」 > 「新規 (New)」 > 「サンプル (Example)」)、ご使用のシステムにあるブラウザーで README ファイルが開きます。しかし、ワークベンチのファイルの関連付けの設定が正しくなされていない場合、ファイルが開かないことがあります。
この問題を修正するには、「ウィンドウ」 > 「設定」を選択して「ファイルの関連付け」設定ページを開き、次に「ワークベンチ」 > 「ファイルの関連付け」を選択します。「ファイル・タイプ」リストで「.html」を選択します。「関連付けられたエディター」リストで、「追加」をクリックします。「外部プログラム」ボタンを選択し、次にご使用のデフォルト・ブラウザーを選択します。「OK」をクリックします。「OK」をクリックすると新規設定が適用されます。
Bugzilla 障害: 95615
Windows システム以外で、フィルターを指定したログ・ファイルのインポートを要求すると、Agent Controller が不正に開始されている場合、次のメッセージが表示されます。
ログ・ファイル /home/user/app.log のインポート試行中にエラーが発生しました。("An error occurred while attempting to import the log file /home/user/app.log.) 理由: [Ljava.lang.StackTraceElement;@538c718"
このエラーの結果、次の例外がスローされ、.log ファイルに記録されます。.log ファイル中にこの例外があると、Agent Controller が不正に起動していることを示すことにもなります。
org.eclipse.hyades.internal.execution.core.file.ServerNotAvailableException: java.net.ConnectException: 接続が拒否されました: 接続
Agent Controller を開始する前に、libjvm.so のような実行可能ライブラリーを含む JRE のディレクトリーが、システムの適切なライブラリー PATH 環境変数に追加されていることを確認してください。 詳細については、Agent Controller のインストール・ディレクトリー内にある getting_started.html ファイルを参照してください。
Bugzilla 障害: 100084
When attempting to import a remote log when Agent Controller is not running on the remote system, a "Connection failed ..." error message is displayed but the log import process listed under Logs in the Log Navigator pane is still marked as "live" when in fact the process has completed. この問題を回避するには、リモート・システム上で Agent Controller を開始して、同じ宛先構成で、同じログを再度インポートしてください。今回は、プロセスが正しい状態を表示します。
Bugzilla 障害: 100979
静的パーサーを使用して、HTTP Server のアクセス・ログをインポートすると、すべてのレコードが構文解析される前にインポートが停止し、以下の例と似たメッセージが表示されることがあります。
IWAT0030E An error occurred during the execution of the remote log parser "org.eclipse.hyades.logging.adapter.config.StaticParserWrapper": IWAT0412E Errors occurred parsing the log file /home/userId/logs/access.log. IWAT0357E Exception parsing file /home/userId/logs/access.log: org.eclipse.hyades.logging.parsers.LogParserException: IWAT0054E Error parsing access log. IWAT0306E Error while parsing line number 1535: 9.26.5.6 - - [09/Feb/2005:17:07:53 -0500] "VERSION" 501 - String index out of range: -2. The HTTP Server access log static parser cannot parse log records that do not include a file name. An example of such a records is: 9.26.5.6 - - [09/Feb/2005:17:07:53 -0500] "VERSION" 501 -
この問題を回避するには、規則を基にしたパーサーを使用してログ・ファイルをインポートしてください。
Bugzilla 障害: 95077
Microsoft Windows System のイベント・ログを、2 バイト文字セットのシステムからインポートすると、いくつかの共通ベース・イベントで、欠落した、または読めない msg 値がログ・ビューに表示されることがあります。
Bugzilla 障害: 100743
空のログをインポートするか、すべてのログ・イベントを除外するようなインポート・フィルターを使用すると、ログ・ビューの表示が空になり、NullPointerException (XMLLoader.endElement 中) がスローされることがあります。ログ・ファイルを確認するか、いくつかのイベントの読み込みを許可する別のフィルターを試してください。
Bugzilla 障害: 101718
Microsoft Windows アプリケーションのイベント・ログをインポートすると、次のメッセージが表示されることがあります。
IWAT0027E Error importing the specified log file(s). IWAT0412E Errors occurred parsing the log file null. IWAT0438E Common Base Event formatter N6B1EE3005B511D880008CD5D1F4FA98 cannot create a CommonBaseEvent because required property creationTime is missing.
ログ・パーサーが、いくつかのログ・レコードで適切な構文解析に失敗しています。しかし、ほとんどのログ・レコードはインポートされ、ログ・ビューに表示されます。
Bugzilla 障害: 101491
リモートの HP-UX システムからログをインポートする際に、無効なログ・ファイル名が指定されると、インポート操作が終了しないことがあります。ジョブのステータス・バーには、「ログ・ファイルのインポート中です... (Importing log file...)」と表示され、進行標識はスクロールし続けたままになり、エラー・メッセージは表示されません。この状態では、ログのインポート・ジョブはキャンセルすることができません。ログのインポート・ジョブを停止するには、Eclipse ワークベンチを停止します。この問題を回避するには、指定したログ・ファイル名が正しいことを確認してください。
N/A
Bugzilla 障害: 56182
ユーザーのアプリケーションが非常に大量のヒープ・スペースを使用している場合、「オブジェクト参照の収集」または「GC の実行 (Run GC)」を要求すると、JVM が破損して以下のエラー・メッセージを表示する可能性があります。
**メモリー不足、中断します**
*** panic: JVMCI023: jvmpi_heap_dump でヒープ・ダンプを収集するためのメモリーを割り振れません
プログラムの異常終了
現在 -Xmx パラメーターを指定して実行している場合は、そのパラメーターを指定しないで実行することにより、この問題を回避できる場合があります。
Bugzilla 障害: 69051
Windows で Sun JDK を使用した場合、Java プログラムの特定のメソッド呼び出しが JVMPI によってトレースされません。
既知の予備手段はありません。
Bugzilla 障害: 56404
Solaris 上で Sun JDK 1.4.x を使用、あるいは HP 上で HP JDK 1.4.x を使用してプロファイルを作成すると、JVM が破損することがあります。
Sun における問題は、Sun JVM のバグが原因です。この問題を回避するには、次のいずれかのプロファイル・セットを使用してください。
これらのプロファイル・セットを組み合わせて使用したり、「インスタンス・レベルの表示」情報がオンになっている場合は問題が発生します。代替策として、問題が修正された Sun JDK 1.4.2_08-b03 ビルドにアップグレードすることもできます。
HP JDK のバグは、JDK 1.4.2_04 以降で修正されています。HP における唯一の解決策は、JDK をこのバージョン以降のバージョンにアップグレードすることです。
Bugzilla 障害: 50090
Solaris でプロファイルを作成している場合、スタンドアロンのプロファイル作成で問題が発生することがあります。この問題は、STACK_INFORMATION=contiguous
(または boundaryAndContiguous) で TRACE_MODE=full の場合にのみ発生します。この問題により、ご使用の JVM が破損することがあります。
この STACK_INFORMATION=contiguous の問題を回避するには、 TRACE_MODE=noObjectCorrelation を設定してください。STACK_INFORMATION=none または STACK_INFORMATION=normal に設定されていると、問題は起こりません。
Bugzilla 障害: 63969
IBM 1.4.2 JDK で、jvmpi プロファイル・オプションの「MONITOR_MODE=all」(スタンドアロン・モード) を指定して実行している場合、monitorWait および monitorWaited エレメントのトレース時に、負のタイムアウト属性が表示されることがあります。これらは実際には、正の 64 ビット整数としてキャストされた非常に大きなタイムアウト値です。このバグは JDK のバグによるものです。
JDK のバグは、IBM JDK 1.4.2 SR1a 以降で修正されています。JDK をこのバージョン以降のレベルにアップグレードすることで、問題が解決されます。
JDK のバグが原因で、jvmpi プロファイル・オプション「MONITOR_MODE=all」を指定して、テストおよびパフォーマンス・プラットフォーム (Test and Performance Platform) をスタンドアロン・モードで実行すると、誤ったモニター・ダンプを取得することがあります。特にバグ 65193 の場合、これは「-Xj9」VM 引数が使用される場合に起こります。
Bugzilla 障害: 70660 (「修正しない」としてクローズ)
分析ツールに表示されているメソッド・カウントが低すぎるのではないかと疑いをもった場合、JIT インライン化を使用していたらそれをオフにしてください。この問題は、IBM Java 2 ランタイム環境 v.1.4.2 を使用しており、さらに JIT が使用可能になっている場合にのみ発生します。
この問題を回避するには、インライン化をオフにするしかありません。これを行うには、以下の環境変数を設定します。
JITC_COMPILEOPT=NINLINING
TPTP 3.0 および 4.0 では、メソッド・レベルの CPU 時間統計がコレクションに対して使用可能です。オプションで、「メソッド統計」ビューまたは「メソッド呼び出し」テーブルの追加の列にメソッド・レベルの CPU 時間統計を表示させることができます。この機能のプラットフォームによる制限は次のとおりです。
AIX 4.3 では、メソッド・レベルの CPU 時間統計のレポート作成をサポートしていません。
AIX バージョン 5.1 では、メソッド・レベルの CPU 時間統計のレポート作成には、環境変数「AIXTHREAD_ENRUSG=ON」がエクスポート済みである必要があります。
Solaris では、メソッド・レベルの CPU 時間統計の機能は、現在のところサポートされていません。
Bugzilla 障害: 95803
Linux プラットフォームでは、既存のプロファイル・ファイルへのプロファイル作成は失敗します。コード中に無効なパス・セパレーターが使用されており、それが FileNotFoundException を引き起こすためです。
この問題を回避するには、既存のプロファイル・ファイルの代わりに新規ファイルへプロファイルを作成してください。
この問題を回避するには、Eclipse ワークベンチへインポートする前に、手動でプロファイル・ファイルを編集して、文字列 <TRACE> をプロファイル・ファイルの先頭に、</TRACE> を末尾に追加してください。
Bugzilla 障害: 97894
ワークベンチが破損または異常終了すると、トレースおよびログ・フィルターが正常に保管されないことがあり、その場合、ワークベンチが再起動された時にフィルターの再作成が行われます。その結果、重複したフィルターがフィルター・リストに表示されます。重複したフィルターを除去するには、「フィルターの管理 (Manage Filter)」ウィザードを使用してフィルターを削除します。このウィザードは、「表示 (view)」ドロップダウン・メニューからアクセスできます。
「メモリーの解放」アクションが通知なしで失敗することがあります。障害が発生した場合、「プロファイルおよびロギング」パースペクティブをいったん閉じて再度開く操作が必要になる場合があります。
Bugzilla 障害: 99492
内容をまったく編集せずに、「プロファイル」タブにある「プロファイル起動構成 (Profile Launch configuration)」ウィザードで、「実行ヒストリー - 全グラフィック詳細 (Execution History - Full Graphical Details)」プロファイル・セットを選択すると、必要以上のプロファイル・データが収集されます。収集される余分なプロファイル・データには、オブジェクト割り振りデータなどがあります。
この問題を回避するには、「実行ヒストリー - 全グラフィック詳細 (Execution History - Full Graphical Details)」プロファイル・セットを選択後に「編集」をクリックし、各ページの「次へ」をクリックして、ウィザード・ページを順に進みます。ウィザードの最後のページにきたら、「終了」をクリックしてプロファイル・セットの設定を更新します。
Bugzilla 障害: 100334
メモリー分析 (プロファイル・タイプ) を使用してプロファイル・ファイルが生成されると、イベントは発生順にプロファイル・ファイルに保管されません。これにより、その後にパッケージ・レベルでフィルタリングを使用してプロファイル・ファイルがインポートされると、パッケージの破損などの障害を引き起こします。
この問題を回避するには、パッケージ・レベルでのフィルタリングを一切おこなわずに、プロファイル・ファイルをインポートして、インポートが完了した後に統計ビューでデータのフィルター操作を行ってください。
基本メモリー分析 (インスタンス・レベル情報なし)、および実行時間分析 (実行フローのグラフィカル詳細あり、インスタンス・レベル情報なし) のプロファイル・タイプを使用してアプリケーションのプロファイルを作成する際に、「インスタンス・レベル情報 (Instance Level Information)」ツールバー・ボタンが選択されていると、「実行統計 (Execution Statistics)」ビューにインスタンス・レベル情報が表示されます。
N/A
Bugzilla 障害: 68899
Bugzilla 障害: 68911
テストからデータ・プールへのアクセスを記述したドキュメンテーションでは、ステップが 1 つ抜けており、完全に機能しないコード・サンプルが含まれています。
以下の jar を Java のビルド・パスに追加する必要があります。
[ECLIPSE_HOME] は Eclipse がインストールされているディレクトリーです。
[ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.hyades.models.common_3.0.0/common_model.jar [ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.hyades.test.datapool_3.0.0/datapool_api.jar [ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.emf.ecore_2.0.0/runtime/ecore.jar [ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.emf.common_2.0.0/runtime/common.jar
以下のコードの断片は、データ・プールへのアクセス方法と情報を正しく抽出する方法を示したものです。
IDatapoolFactory dpFactory = new Common_DatapoolFactoryImpl(); IDatapool datapool = dpFactory.load(new File("d:¥¥hyades3.0¥¥workspace¥¥testproj¥¥dpoo1.datapool"), false); IDatapoolIterator iter = dpFactory.open(datapool, "org.eclipse.hyades.datapool.DatapoolIteratorSequentialPrivate"); iter.dpInitialize(datapool, -1); while (!iter.dpDone()) { String firstName = iter.dpCurrent().getCell("First Name").getStringValue(); // your code here iter.dpNext(); }
URL テストは、JUnit テストとして実行できます。そのためには、 URL テストを含むプロジェクトの Java ビルド・パスに以下のエントリーを追加する必要があります。
[ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.hyades.logging.core_3.3.0/hlcore.jar [ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.hyades.logging.core_3.3.0/hlcbe101.jar [ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.emf.ecore_2.0.2/runtime/ecore.jar [ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.hyades.logging.java14_3.3.0/hl14.jar [ECLIPSE_HOME]/plugins/org.eclipse.emf.common_2.0.1/runtime/common.jar
クラスと Java ファイルは、コンパイルの問題を避けるために、URL テスト・サンプルから除去されました。 これは、実行されることを意図していません。