ポータル・ツール - リリース情報


1.0 制限
   1.1 JSR 168 ポートレットには ID 属性が必要
   1.2 WSRP ポートレットに対して編集機能を使用することができない
   1.3 関連レコードと Portal V5.1
   1.4 「問題」ビューにリンク切れに関する警告メッセージが表示される
   1.5 Portal Designer のマークアップ・サポート
2.0 既知の問題
   2.1 テスト環境でポートレット・プロジェクトを実行しようとすると、前に実行したポータル・プロジェクトが代わりに実行される
   2.2 サーバーまたはテスト環境で 5.1 ポータル・プロジェクトのデフォルト・テーマへの変更が反映されない
   2.3 (ポータルのカスタマイズ) インポートされたポータル・プロジェクトまたはテスト環境から新規に作成されたポータル・プロジェクトで license.html ファイルおよび privacy.html ファイルを開くことができない (PQ93681)
   2.4 「クリックしてアクション」ポートレットに誤ったメニュー・キャプションが表示される
   2.5 (ポートレット・デプロイメント記述子) JSR 168 ポートレット・デプロイメント記述子エディターによる編集
   2.6 (ポートレットのマイグレーション) Portal V4.2 ポートレットの V5.0 へのマイグレーションが失敗
   2.7 (ポータルのインポート/作成) インポートされたポータル・プロジェクトまたはテスト環境から新規に作成されたポータル・プロジェクトの「問題」ビューに WSRP 関連のエラーが表示される (PQ95638)
   2.8 CONFIG モードで作成された Struts JSR168 ポートレットで、実行時に CONFIG モードが使用可能にならない。

1.0 制限

1.1 JSR 168 ポートレットには ID 属性が必要

「新規ポートレット (New Portlet)」ウィザードを使用して JSR 168 API ポートレットを作成するとき、Rational Software Development Platform は ID 属性を自動的に割り当てます。サーバーに対してポートレットを一意的に識別するためには、 portlet.xml ファイルの <portlet-app/> エレメントに ID 属性を含める必要があります。(この属性は IBM ポートレット API ポートレットが使用する UID 属性に対応します。)

portlet.xml ファイルの <portlet-app/> エレメントに ID 属性を持たない JSR 168 API ポートレットがある場合 は、ポートレットを Rational ツールのワークスペースにインポートした後、すぐに ID 属性をその固有値と一緒に追加してください。ID 属性を追加するには、ポートレット・デプロイメント記述子を開き、「ソース」ビューを使用して編集します。 JSR 168 API ポートレットをポータル・サーバーにデプロイした後、またはポータル・プロジェクトで JSR 168 API ポート レット・プロジェクトを使用した後は、ID 値を変更しないでください。

ID 属性のない JSR 168 API ポートレットには次の制限があります。

1.2 WSRP ポートレットに対して編集機能を使用することができない

Portal Designer は WSRP ポートレットをサポートしていないため、WSRP ポートレットでは、コピーや移動などの関連する編集機能を使用することができません。 ただし、WSRP ポートレットを WebSphere Portal からインポートして再度デプロイすることはできます。

1.3 関連レコードと Portal V5.1

関連レコード・リストまたは関連レコード (SDO) のいずれかを含むポートレットを実行すると、サーバー・ログに次のエラーが記録されることがあります。

[date and time] 4942fbd0 SystemOut O java.lang.LinkageError: クラス org/eclipse/emf/ecore/EClass がローダー制約に違反: 親ローダーと子ローダー間の定義不一致 (4942fbd0 SystemOut O java.lang.LinkageError: Class org/eclipse/emf/ecore/EClass violates loader constraints: definition mismatch between parent and child loaders)

このエラーは無視できます。

1.4 「問題」ビューにリンク切れに関する警告メッセージが表示される

「新規ポータル・プロジェクト」ウィザードを使用してポータル・プロジェクトを作成するか、またはサンプル・ギャラリーからサンプルのポータル・プロジェクトをインポートすると、「問題」ビューにリンク切れに関する警告メッセージが表示されます。

1.5 Portal Designer のマークアップ・サポート

Portal Designer は、サポートされるマークアップとして HTML、cHTML、および WML のみを表示します。インポートするプロジェクト内のページまたはラベル用に、 サポートされるその他のマークアップを指定した場合、それらのマークアップもサポートされます。 ただし、それらのマークアップを変更することはできず、「プロパティー」ビューにも表示されません。

2.0 既知の問題

2.1 テスト環境でポートレット・プロジェクトを実行しようとすると、前に実行したポータル・プロジェクトが代わりに実行される

Websphere Portal テスト環境で実行する場合、ポートレット・プロジェクトよりもポータル ・プロジェクトが優先されます。テスト環境でポータル・プロジェクトを実行する場合は、ポータル・プロジェクトとサーバー構成が関連付けられます。同じサーバー構成を使用してポートレット・プロジェクトを実行する場合は、最初にこの関連付けを解除する必要があります。

この関連付けの問題を修正するには、以下のステップに従ってください。

  1. 「サーバー」ビューで、サーバーのコンテキスト・メニューから「プロジェクトの追加および削除」を選択します。
  2. wps プロジェクト、あらゆるポータル EAR プロジェクト、およびそれらのポータル・プロジェクトに関連付けられているあらゆるポートレット EAR プロジェクト (それらがサーバー構成に関連付けられている場合) を削除します。

2.2 サーバーまたはテスト環境で 5.1 ポータル・プロジェクトのデフォルト・テーマへの変更が反映されない

WebSphere Portal 5.1 では、以前にポータルを Web ブラウザーで表示済みで、その後、本製品を使用し てそのポータルのデフォルト・テーマを変更する場合は、サーバーを再始動して新しいデフォルト・テーマが完全に適用されるようにする必要があります。

WebSphere Portal テスト環境では、ポータル構成を再公開するという方法でデフォルト・テーマを変更することはできません。テスト環境を再始動する必要があります。

この問題は WebSphere Portal 5.1 に PK00826 を適用することによって修正されます。このフィックスは、今後のバージョンの WebSphere Portal に組み込まれる予定です。

2.3 (ポータルのカスタマイズ) インポートされたポータル・プロジェクトまたはテスト環境から新規に作成されたポータル・プロジェクトで license.html ファイルおよび privacy.html ファイルを開くことができない (PQ93681)

問題: エンコードの誤りのため、インポートされたポータル・プロジェクトまたはテスト環境から新規に作 成されたポータル・プロジェクト内の license.html ファイルまたは privacy.html ファイルを Page Designer を使用して開くことができません。

解決策: ポータル・サーバーに APAR PQ93681 を適用してから、ポータル・サーバーからプロジェクトを再インポートするか、テスト環境からプロジェクトを再作成します。

注: この問題は、WebSphere Portal 5.1 および WebSphere Portal 5.0.2.3 では修正済みですが、WebSphere Portal 5.0.2.2 では修正されていません。

2.4 「クリックしてアクション」ポートレットに誤ったメニュー・キャプションが表示される

「クリックしてアクション」が使用可能になっているポートレット・プロジェクトを実行またはデプロイした場合、「クリックしてアクション」メニューにキャプションが表示されません。代わりに、アクション名が表示されます。メニュー・キャプションが正しく表示されるようにする必要がある場合は、本製品を使用してポートレッ ト・プロジェクトを WAR ファイルとしてエクスポートしてから、「Web モジュールの管理 (Manage Web Modules)」 ポートレットを使用して、それを WebSphere Portal にインストールしてください。


これは、WebSphere Portal 5.1.0.0 のみの問題であり、 WebSphere Portal 5.1.0.1 に更新することで修正できます。

2.5 (ポートレット・デプロイメント記述子) JSR 168 ポートレット・デプロイメント記述子エディターによる編集

問題: JSR 168 ポートレット・デプロイメント記述子では、「ポートレット・コレクション」エリアでポートレット名を編集できません。

解決策: ソース・ページでポートレット名を編集します。

2.6 (ポートレットのマイグレーション) Portal V4.2 ポートレットの V5.0 へのマイグレーションが失敗

問題: クラスパスの長さが長いと、ポートレットの API レベルの変更が失敗します。

解決策: マイグレーションされたポートレット・プロジェクトの Java のビルド・パスを訂正する必要があります。必要な Java ビルド・パスについては、「新規ポートレット・プロジェクト」ウィザードにより生成される基本ポートレット・プロジェクトを参照してください。マイグレーションするポートレット・プロジェクトの Java のビルド・パスに、欠落している必須 Jar ファイルを追加します。

2.7 (ポータルのインポート/作成) インポートされたポータル・プロジェクトまたはテスト環境から新規に作成されたポータル・プロジェクトの「問題」ビューに WSRP 関連のエラーが表示される (PQ95638)

問題: WebSphere Portal から既存のポータル・サイトをインポートするとき、またはテスト環境から新規ポータルを作成するとき、「問題」ビューに、インポートされたまたは作成されたポータル・プロジェクトに対する WSRP 関連の検証エラーが表示されます。

解決策: ポータル・サイトのインポート、または新規ポータル・プロジェクトの作成を行う前に、WebSphere Portal または WebSphere Portal テスト環境に APAR PQ95638 をそれぞれ適用します。

注: この問題は WebSphere Portal 5.1 および WebSphere Portal 5.0.2.3 では修正済みですが、WebSphere Portal 5.0.2.2 では修正されていません。

2.8 CONFIG モードで作成された Struts JSR168 ポートレットで、実行時に CONFIG モードが使用可能にならない。

Struts JSR168 ポートレットを CONFIG モードを選択して作成し、そのポートレットをポータル・サーバ ーまたはテスト環境で実行する場合に、ポートレット・スキンで CONFIG モードを選択するオプション (ポートレット・スキン上のレンチのアイコン) が表示されません。

この問題は、ポートレットの CONFIG モードが正しく設定されていないことを示しています。この問題を回避するには、以下を行ってください。
  1. ポートレット・プロジェクトの ¥WebContent¥WEB-INF¥ ディレクトリー内の portlet.xml ファイルを開く。 
  2. Struts ポートレットを探す。ポートレット・クラスは com.ibm.portal.struts.portlet.StrutsPortlet です。
  3. Struts ポートレットのサポート・セクションを、<supports>
    <supports>
    <mime-type>text/html</mime-type>
    <portlet-mode>view</portlet-mode>
    <portlet-mode>edit</portlet-mode>
    <portlet-mode>help</portlet-mode>
    <portlet-mode>configure</portlet-mode>
    </supports>
    から次のように変更します。
    <supports>
    <mime-type>text/html</mime-type>
    <portlet-mode>view</portlet-mode>
    <portlet-mode>edit</portlet-mode>
    <portlet-mode>help</portlet-mode>
    <portlet-mode>config</portlet-mode>
    </supports>
    ポートレット・モードが "configure" から "config" に変更されていることに注意してください。
  4. さらに、カスタム・ポートレット・モードを
    <custom-portlet-mode>
    <portlet-mode>configure</portlet-mode>
    </custom-portlet-mode> から次のように更新する必要があります。
    <custom-portlet-mode>
    <portlet-mode>config</portlet-mode>
    </custom-portlet-mode>

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