リリース情報 - IBM Rational DOORS バージョン 9.2.0.2
IBM® Rational® DOORS® バージョン 9.2.0.2 が使用可能になりました。互換性、インストール、その他の基本操作に関する問題点に対処しています。
目次
Rational DOORS に関する最新ニュースおよび情報に関しては、Rational Software Support サイト を参照してください。
システム要件
Rational DOORS v9.2 データベース・サーバーをインストールする前に、ご使用のシステムが以下の要件を満たしている必要があります。
- ご使用のコンピューター上に、以下のオペレーティング・システムのいずれか 1 つがインストールされている必要があります。
- Windows® 2003 Server Standard Edition SP1。
- Windows 2003 Server Enterprise Edition SP1。クラスタリングはサポートされていません。
- Windows 2003 Server R2 32 ビット/64 ビット。
- Windows XP Professional SP3 32 ビット/64 ビット。
- Windows Vista Business Edition SP1 32 ビット/64 ビット。
- Windows Vista Enterprise Edition SP1 32 ビット。
- Solaris 9 32 ビット/64 ビット。
- Solaris 10 32 ビット/64 ビット (Solaris 10 リリース 08/07 以前)。
- HP-UX 11i 64 ビット。
- Red Hat Enterprise Linux® 5 32 ビット。
- 64 ビット・システム上の Red Hat Enterprise Linux 5 (AS、ES および WS) (32 ビット実行時サポート・ライブラリーが使用可能であること)。
- SUSE Linux Enterprise 10 SP2。
- Windows 2003 Server R2 (Standard/Enterprise Edition) を実行している VMWARE ESX Server v3.5。
- Windows 2003 Server R2 x64 (Standard/Enterprise Edition) を実行している VMWARE ESX Server v3.5。
- Windows XP Professional SP3 を実行している VMWARE Workstation v6.0。
- Windows Vista SP1 (Enterprise/Business Edition) を実行している VMWARE Workstation v6.0。
- Solaris の場合、SPARC アーキテクチャーのみがサポートされます。
- Windows の最小システム要件は次のとおりです。
- 特定の Windows システム用の推奨 RAM + 128 MB 以上
- 最低 100 MB の空きディスク・スペース (インストールおよび使用時)
- 最低 400 MHz のプロセッサー
- TCP/IP
- UNIX®、Linux、Solaris および HP-UX の最小システム要件は次のとおりです。
- RAM に関しては、製造メーカーの推奨に従う
- 最低 100 MB の空きディスク・スペース (インストールおよび使用時)
- TCP/IP
Rational DOORS v9.2 クライアントをインストールする前に、ご使用のシステムが以下の要件を満たしている必要があります。
- ご使用のコンピューター上に、以下のオペレーティング・システムのいずれか 1 つがインストールされている必要があります。
- Windows 2003 Server (Standard/Enterprise
Edition) 上の Windows Terminal Server
- Windows 2003 Server x64 (Standard/Enterprise
Edition) 上の Windows Terminal Server
- Windows XP Professional SP3 32 ビット/64 ビット
- Windows Vista Business Edition SP1 32 ビット/64 ビット
- Windows Vista Enterprise Edition SP1 32 ビット
- Windows 2003 Server R2 (Standard および Enterprise) 上の Citrix XenApp 5.0 (Advanced)
- Windows 2003 Server R2 x64 (Standard および Enterprise) 上の Citrix XenApp 5.0 (Advanced)
- Windows XP SP3 を実行している VMWARE Workstation v6.0
- Windows Vista SP1 (Enterprise/Business Edition) を実行している VMWARE Workstation v6.0
- 最小システム要件は次のとおりです。
- 128 MB 以上の RAM および 350 MHz のプロセッサー
- 最低 200 MB の空きディスク・スペース
- TCP/IP
ご使用のシステムについて、以下の要件を検討する必要もあります。
- Rational DOORS v9.2 をダウンロードおよびインストールするには、お客様の企業が、有効な保守契約を含むライセンスを所有し、Rational License Server TL のバージョン 1.3、1.4、1.5、または 2.0 を実行している必要があります。
ライセンス取得について、および Rational
License Server TL について詳しくは、製品の関連資料を参照してください。
- Rational Directory Server を実行している場合、バージョン 5.0 および 5.1 を実行していなければなりません。Rational Directory Server について詳しくは、
製品に付属している関連資料を参照してください。
- Rational DOORS データベース・サーバーをインストールするコンピューターが TCP/IP を実行している必要があります。
- FLEXnet ライセンスを使用する場合は、FLEXnet ライセンス・サーバーをインストールするコンピューターが TCP/IP を実行している必要があります。
- モニター解像度は、少なくとも 800 × 600 ピクセルである必要があります。推奨は 1024 × 768 ピクセル以上です。
- 使用しているディスプレイ・カードが 256 色しかサポートしていない場合、色の表示が見にくくなることがあります。データには影響しませんが、256 色よりも多い表示色をサポートするディスプレイの使用を推奨します。
本 README 執筆時点では、以下の各製品について Rational DOORS v9.2 によるテストが済んでいます。
- SunOne Directory Server 5.2
- Microsoft® Active Directory for Windows 2003
- Office 2002 (Windows XP 対応 PowerPoint を含む)
- Office 2003 SP1 (Windows XP 対応 PowerPoint を含む)
- Office XP SP2/SP3
- Office 2007
- FrameMaker 7.2
推奨される構成などシステム要件に関して詳しくは、サポート Web サイトを参照してください。
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Rational DOORS v9.2 でサポートされるオペレーティング・システムのロケール
すべての Windows ロケール。
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互換性のある製品
- IBM Rational DOORS Web Access 1.3
- IBM Rational DOORS for ClearCase Interface 2.1.1
- IBM Rational DOORS for ClearQuest Interface 2.2.1
- IBM Rational DOORS for Rational Rose Interface 2.10.1
- IBM Rational DOORS for Serena PVCS Version Manager Interface 1.4.1
- IBM Rational DOORS for HP Quality Center Interface 3.4
- IBM Rational DOORS for Rational Quality Manager Interface 1.0 および 1.02
- IBM Rational DOORS Analyst Add On 9.2
- IBM Rational Change for DOORS Interface 5.7
- IBM Rational Rhapsody for DOORS Interface 7.5
- IBM Rational Statemate for DOORS Interface 4.6
- IBM Rational Synchronization Server 1.3
- IBM Rational System Architect for DOORS Interface 11.3
- IBM Rational Systems Tester for DOORS Interface 3.3
- IBM Rational Tau for DOORS Interface 4.3
- IBM Rational Publishing Engine 1.1
- IBM Rational Directory Server 5.0 および 5.1
- IBM Rational License Server TL 1.3、1.4、1.5、および 2.0
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Rational DOORS v9.2 のインストール
Rational DOORS を既に所有している場合は、所有するバージョンによって (パッチ処理済みまたはパッチ未処理に関わらず)、Rational DOORS v9.2 がインストールされる方法に影響はありません。いずれの場合でも、Rational DOORS v9.2 はデフォルトで、Program Files\IBM\Rational\DOORS\9.2 という名前の新規ディレクトリーにインストールされます。インストールが正常に完了した後、ご使用の Rational DOORS の現行バージョンがバージョン 9.0 またはそれ以上の場合、そのバージョンはシステムから除去されます。現行バージョンがバージョン 9.0 より前の場合、そのバージョンはシステムに残ります。
注: 日本で Rational DOORS クライアントをインストールする場合、デフォルトの場所を受け入れる必要があります。
現行の Rational DOORS インストール済み環境と同じディレクトリーに Rational DOORS v9.2 をインストールすることはできません。
これを試みると、インストールは失敗します。
Rational DOORS v9.2 のインストールについて詳しくは、「Rational DOORS インストール・ガイド」を参照してください。
これは、PDF フォーマットで Rational Solutions for Enterprise Lifecycle Management DVD から入手できます。または、IBM Rational インフォメーション・センター (IBM Rational Information Center) から入手することもできます。
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Rational DOORS v9.2 サンプル・データのインストール
前のバージョンの Rational DOORS 用に、既に Rational DOORS Training Database をマシンにインストールしている場合は、Rational DOORS v9.2 サンプル・データをインストールする前に、Rational DOORS Training Database を除去してください。
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Rational Directory Server のインストール
Rational Directory Server のインストールについて詳しくは、「Rational Directory Server インストール・ガイド」を参照してください。
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Rational DOORS のライセンスの取得
Rational DOORS を初めてインストールするときは、IBM からライセンスを取得する必要があります。また、Rational License Server TL のバージョン 1.3、1.4、1.5、または 2.0 をインストールする必要もあります。
IBM からライセンスを取得する方法、および Rational License Server TL をインストールする方法について詳しくは、該当する関連資料を参照してください。
Rational DOORS を既に実行している場合は、実行している Rational DOORS のバージョンによって、および有効な保守契約を結んでいるかどうかによって、必要な作業は異なります。
- Rational DOORS v8.2 または v8.3 を実行しており、有効な保守契約を結んでいる場合は、Rational DOORS v9.2 をインストールおよび実行するために、新しいライセンスは必要ありません。
- Rational DOORS v8.2 または v8.3 を実行しており、有効な保守契約を結んでいない場合は、以下のメッセージが表示されます。
バージョン 2009.0602 の FEATURE 名 Rational DOORS が見つかりません。
ライセンス・サーバーは、このバージョンのフィーチャーをサポートしていません。
このメッセージが表示された場合は、新しいライセンスを入手する必要があります。
- Rational DOORS バージョン v8.2 よりも前のバージョンを実行している場合は、Rational DOORS を実行するための新しいライセンスが必要です。また、Rational License Server TL のバージョン 1.3、1.4、1.5、または 2.0 をインストールする必要もあります。
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バージョン 9.2 の新機能
- Telelogic の商標変更
Telelogic は IBM の一部となりました。現在、Rational DOORS を商標変更して IBM Rational ファミリーに組み込む作業を行っています。大部分の変更を「水面下で」行っているため、Rational DOORS のルック・アンド・フィールの多くはそのまま継承され、大幅に変更されることはありません。
商標変更の作業は段階的に行われる作業であり、Rational DOORS の将来のリリースにおいても継続されます。
- RIF 標準のサポート
多くの企業では、一部のパートナーが異なる要件管理ツールを使用していることもある、複数のパートナーとの間で要件データを共用できることが必要です。この必要性に対応して、IBM Rational では、要件交換フォーマット (RIF) のサポートを Rational DOORS に統合する処理を開始しています。RIF は、HIS initiative によって XML スキーマを使用して定義されている、標準化されたフォーマットおよびデータのモデルです。
Rational DOORS v9.2 を使用することにより、企業は、パートナーとのプロジェクトのコラボレーションを単純化することができ、また、データの交換時に重要な要件情報が紛失しないようにすることができます。
機能性には、供給業者間で要件の作成作業を分散する手段が含まれています。
供給業者は、主要な要件に由来するすべての文書または文書の一部を提供することができ、さらには特定の要件の属性でも提供することができます。
Rational DOORS の今回のバージョンには、以下の新機能があります。
- RIF 標準 に基づいた XML データでのエクスポートおよびインポートのサポート。
- モジュール、オブジェクト、リンクなどの Rational DOORS データの交換。
- モジュール、タイプ、属性、ビューなどのメタデータの構築のサポート (既存のメタデータの変更はサポートしませんが、新しいメタデータが確認された場合は、そのメタデータを構築します)。
- ローカライズされた、履歴のサポート。
- DXL 属性をプレーン・テキストとして転送する処理のサポート。
- OLE オブジェクトのサポート。
RIF の適応範囲を広げるために、Rational DOORS v9.2 に対するパッチが 2009 年第 3 四半期に予定されています。
予想される機能は以下のとおりです。
- モジュール選択の分散 - 関係するプロジェクト内の任意のフォルダーから選択されるモジュールをサポートします。
- ベースラインを新規モジュールへインポートする、ベースライン・サポート。
- 以下の分散データ制御。
- 要件に関する活動の代行。
- パートナーは、モジュール内の定義済みの属性を変更できます。
- パートナーは、モジュール内の定義済みのオブジェクト階層を変更できます。
- パートナーは、リンクを操作できます。
-
- データを元のモジュール位置にマージし戻します。
- レイアウト DXL およびトレーサビリティー・カラムをプレーン・テキストとして転送する処理のサポート。
未解決パッチ (上記) に起因する RIF の既知の制限
- 単一のフォルダー位置からのモジュールに制限される RIF パッケージの定義
- レイアウト DXL から属性 DXL への変換を通してのみのレイアウト DXL のサポート
- 以下のダイアログ・コンポーネントの一部が使用できません。
- 「プロジェクト・プロパティー」の「RIF 定義」タブにおける、「リカバリー」および「インポート」ボタン
- 「RIF 定義の編集」ダイアログにおける、「モジュール・バージョン」、「代行データ制御モード」、
および「代行データ制御ビュー」の各フィールド
- 「RIF パッケージのインポート」ダイアログにおける、「既存の RIF 定義の使用」チェック・ボックス、および「RIF 定義名」、「RIF 定義の説明」、および「RIF インポート・パッケージの説明」の各フィールド
- 2 因子認証および PKI
企業内でのセキュリティーの需要が高まっており、それに応えて Rational DOORS は、2 因子認証をサポートするように拡張されています。Rational DOORS では、ユーザーが 自分の Rational DOORS データにアクセスできるようになるまでの認証において、複数のレベルをサポートするようになりました。
2 因子認証には、以下の 2 つの形式があります。
- ユーザーが Rational DOORS にログインする場合は、定義済みのアカウントを使用して、ローカル・オペレーティング・システムにログインしておくことも必要です。ローカル・ユーザー名は、Rational DOORS 資格情報の一部として保管されます。
- ユーザーがより高度なセキュリティーを必要とする場合は (例えば、デジパスを使用してリモートでログインするときなど)、Radius サーバーの機能を使用して、さらなる認証を行うことも必要です。
2 因子認証では、Rational Directory Server の機能を使用します。
2 因子認証をこのように実施することで、Public Key Infrastructure (PKI) をサポートする環境の要件も満たされます。
- ライセンス交付
IBM は、Rational DOORS のライセンス・ポリシーが変更されたことをお知らせします。
単一のマシンで稼働する Rational DOORS のインスタンスごとに、独自の Rational DOORS ライセンスを使用するようになります。
- Rational DOORS の日本語翻訳版
企業は、開発戦略の目標を達成するために、世界各地に分散したプロジェクト・チームを連携させる必要があります。多くの企業で、意思の疎通や解釈の問題のために、プロジェクトの大部分が失敗に終わった経験があります。世界的なプロジェクトでは、地理的に分散した開発チームがより効率的に作業できるようにするために、現地語のサポートが必要です。
日本のビジネスおよび IT の業界では、Rational DOORS および Rational DOORS Web Access の日本語版の必要性が高まっていました。これに応えるために、IBM Rational ではオファリングを拡張して、日本語に翻訳した要件管理ツールの総合的なパッケージを提供しています。
- Rational DOORS for Rational Quality Manager インターフェース
Rational DOORS v9.2 は、他の Rational 製品と統合され、保護された協調的な環境において全ライフサイクルのトレーサビリティーを実現します。これは、Rational DOORS を Jazz テクノロジー・プラットフォームと統合するための第一歩です。この初回リリースでは、Rational DOORS を Rational Quality Manager と統合しています。2009 年 9 月には、Rational Requirements Composer と統合したものが使用可能になると見込まれています。
品質を評価する方法の定義は数多くあり、その 1 つとして「品質は要件への適合性の尺度である」という定義があります。Rational DOORS と Rational Quality Manager が統合されたことにより、各チームは、テスト結果の測定基準ではなく要件のビジネス上の重要度に照らしてソフトウェアやシステムのパフォーマンスを評価するために、その要件をテスト・ケースと関連付けることができます。Rational DOORS および Rational Quality Manager は、正確な要件の把握、全ライフサイクルにおける意思の疎通、および全テストの網羅により、プロジェクト・チームが要件の全体的な品質を改善し、作業を削減するのに役立ちます。プロジェクト管理者は、テスト・サイクルの早期に問題点を発見することにより、デプロイメントまでの時間を改善できます。また、アプリケーションやシステムがリリースするのに十分な品質を備える時期を、より正確に予測できます。
役割ベースの統合として、機能性においては、ユーザーが優先する環境内で、データおよび機能をユーザーに提供することに重点を置いています。Rational Quality Manager を使用するテスト・エンジニアは、検討およびテストの対象である Rational DOORS 内の要件に対して全アクセス権限を持ちます。Rational DOORS を使用するビジネス・アナリストは、定義済みの要件セットに対するテストの進捗をモニターすることができます。既知の要件に対してテストを開発するようにし、その後で、そのテストを成功裏に完了するようにすることで、テスト対象の要件から品質尺度を取得できるようになりました。
Rational Quality Manager および Rational Composer は、Jazz テクノロジー・プラットフォームに基づいています。Jazz テクノロジー・プラットフォームについて詳しくは、Jazz の Web サイトにアクセスしてください。
- インストーラー
Rational DOORS クライアントのインストーラーが修正され、ユーザーは、Rational DOORS クライアントのみをインストールするのか、または Rational DOORS for Rational Quality Manager Interface のクライアントとサーバーの両方またはいずれか一方とともに、Rational DOORS クライアントをインストールするのかを選択できるようになりました。
Rational DOORS データベース・サーバーのインストーラーも修正されました。Rational DOORS データベース・サーバーのみをインストールするのか、または Rational DOORS サーバー・インターフェース・サービスとともに Rational DOORS データベース・サーバーをインストールするのかを選択できるようになりました。これにより、Rational DOORS は、将来統合を選択した場合に連動できるようになります。
- モジュールまたはオブジェクトに HTTP URL で直接アクセスする方法を使用した情報の共用および分散
要件の量が増えるにつれて、特定の要件を識別してチームのメンバーに伝達できるようにすることが重要になります。Web ベースのテクノロジーを使用することにより、URL の標準テクノロジーが使用されることが見込まれています。
Rational DOORS v9.2 および Rational DOORS Web Access v1.2 のリリースにより、プロジェクト・チームは、Rational DOORS の情報に HTTP URL で直接アクセスする方法を使用して、情報を分散できるようになりました。チームのメンバーは、URL を選択し、Rational DOORS を使用するか Rational DOORS Web Access を使用するかを選択することにより、Rational DOORS 内の要件に直接アクセスすることができます。新しい利害関係者が要件にアクセスするのに、ローカル・ソフトウェアは必要ありません。
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Rational DOORS v9.2 のパッチについて
パッチ番号 |
クライアント/サーバー |
一般/限定利用 |
累積 |
パッチの取り込み |
9.2.0.1 |
Windows クライアント、すべてのサーバー・プラットフォーム |
一般 |
適用外 |
適用外 |
9.2.0.2 |
Windows クライアント、すべてのサーバー・プラットフォーム |
一般 |
はい |
9.2.0.1 |
パッチがインストールされると、後でマスター CD を使用して別の Rational 製品をインストールする場合に、Rational DOORS とその製品の間での情報の転送を有効にする統合は、自動的にはインストールされません。別の Rational 製品との統合を使用する場合は、その統合を手動でインストールする必要があります。統合は CD または DVD から個別にインストールすることも、IBM の Web サイトからダウンロードすることもできます。
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サポート対象のリリース
このパッチは Rational DOORS v9.2 またはバージョン 9.1 あるいは 9.0 に適用できます。また、このパッチは Rational DOORS を以前にインストールしていないマシンにインストールできます。
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パッチ・バージョン 9.2.0.1 で修正された問題点
RIF の問題点
Rational DOORS v9.2.0.1 では、Rational DOORS v9.2.0.0 で RIF の実装に影響していた問題点を以下のように修正しています。
- RIF パッケージの定義は、単一のフォルダー位置からのモジュールに制限されなくなりました。
- レイアウト DXL は読み取り専用テキストとして転送されます。
- ベースラインがサポートされるようになりました。
- エクスポートしたデータの制御が以下のように強化されました。
- 要件に関する活動を代行できるようになりました。
- パートナーは、モジュール内の定義済みのオブジェクト階層を変更できるようになりました。
- パートナーは、リンクを操作できるようになりました。
- パートナーは、モジュール内の定義済みの属性を変更できるようになりました。
- データを元のモジュール位置にマージし戻すことができるようになりました。
- 以下のダイアログ・コンポーネントが使用不可ではなくなりました。
- 「プロジェクト・プロパティー」の「RIF 定義」タブにおける、「リカバリー」および「インポート」ボタン
- 「RIF 定義の編集」ダイアログが設計し直されました。
- 「RIF パッケージのインポート」ダイアログにおける、「既存の RIF 定義の使用」チェック・ボックス、および「RIF 定義名」、「RIF 定義の説明」、および「RIF インポート・パッケージの説明」の各フィールド
Rational DOORS v9.2.0.1 で修正された他のすべての問題点について詳しくは、IBM Rational インフォメーション・センター (IBM Rational Information Center) を参照してください。
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バージョン 9.2.0.2 のパッチで修正された問題点
Rational DOORS v9.2.0.2 で修正された問題点の一覧について詳しくは、
IBM Rational インフォメーション・センター (IBM Rational Information Center) を参照してください。
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Rational DOORS v9.2.0.2 と中国語 (簡体字)
Rational DOORS インターフェースの中国語 (簡体字) の完全翻訳バージョンが入手可能になりました。
Rational DOORS 資料の一部でも中国語 (簡体字) 版が使用できます。
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Rational DOORS v9.2.0.2 と Rational Requirements Composer
Rational DOORS サーバー・インターフェース・サービスと Rational Requirements Composer を併用することができるようになりました。
Rational DOORS サーバー・インターフェース・サービスのインストールについて詳しくは、IBM Rational インフォメーション・センター (IBM Rational Information Center) で入手可能な「Rational DOORS インストール・ガイド」を参照してください。
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Rational DOORS v9.2.0.2 と RDS
Rational Directory Server 5.1 には Rational DOORS v9.2.0.2 との互換性があります。
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バージョン 9.2.0.2 のパッチのインストール
パッチ 9.2.0.2 は、Windows における Rational DOORS v9.2 用クライアント・パッチであり、また、すべてのプラットフォームにおける Rational DOORS v9.2 用サーバー・パッチです。
以前にバージョン 9.0 または 9.1 をインストールしていた場合でも、以前に Rational DOORS をコンピューターにインストールしていない場合でも、このパッチを適用することができます。
パッチ番号 |
ビルド番号 |
9.2 |
92163 |
9.2.0.1 |
92263 |
9.2.0.2 |
92313/92323 |
クライアント・パッチのインストール
このパッチをインストールするには、以下のようにします。
- Rational DOORS クライアント・マシンに実行可能ファイルをダウンロードして実行します。
「ようこそ」画面が表示されます。
- 「次へ」をクリックします。
「ご使用条件 (License Agreement)」画面が表示されます。
- 「同意する (I accept)」を選択して「次へ」をクリックします。
「プログラムのインストールの準備ができました (Ready to Install the Program)」画面が表示されます。
- 「インストール (Install)」をクリックします。
進行状況表示バーが表示されます。すべてのファイルがインストールされると、「完了」画面が表示されます。
- 「完了」をクリックします。
サーバー・パッチのインストール
Rational DOORS のサーバー・パッチをインストールするには、「Rational DOORS インストール・ガイド」の該当するセクションの説明に従ってください。
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既知の問題
Rational DOORS v9.2 での既知の問題について詳しくは、IBM Rational インフォメーション・センター (IBM Rational Information Center) を参照してください。
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制限
スペル・チェッカー
一部の言語はスペル・チェッカー付きで提供されることがありますが、例えばロシア語では、スペル・チェックの実行中にエラーが検出された場合、代替テキストは提供されません。
特定の言語でスペルをチェックするためのオプションを設定すると、「オプション」ダイアログ・ボックスに「モード」パネルが表示されます。一部の言語では、表示されるモードは意味を成しません。例えば、ロシア語を選択した場合、Je および Jo のモードが表示されます。
これらの問題は、スペル・チェッカー機能を提供するために Rational DOORS で使用されるサード・パーティー・ソフトウェアにおける制限が原因で生じます。
隠し文字
Rational DOORS では、隠し文字はサポートされません。例えば、隠し文字を含むテキストを Microsoft Word からコピーし、それを Rational DOORS モジュールに貼り付けると、モジュール・エクスプローラーで表示されるテキストとオブジェクトで表示されるテキストは異なります。
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サポートへの問い合わせ
Rational ソフトウェア・サポート・サイトの Telelogic のサポート概要 (http://www.ibm.com/software/rational/support/telelogic/) にアクセスしてください。
お客様の地域での最適なサポート問い合わせ方法についての 1 ページにまとめたリファレンス・ガイドがあります。
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