レコード タイプ

レコード タイプは、特定の種類の変更依頼のレイアウト (形式) です。レコード タイプには、レコードに関連付けられたアクション、フィールド、フォーム、動作、状態 (ある場合) の情報が定義されます。各レコード タイプは専用の状態モデル、フォーム、フックに関連付けられており、そのタイプの変更依頼で使用するデータの収集と表示を制御します。

状態ありレコード タイプと状態なしレコード タイプ

Rational® ClearQuest® ソフトウェアは、 状態ありと状態なしのレコード タイプをサポートします。

状態あり レコード タイプは、プロジェクトの進行に従ってユーザーが実行するアクションの結果として、 一連の状態 (たとえば、登録済み、 割り当て済み、アクティブ、解決済みなど) を遷移します。スキーマの定義方法に応じて、 状態ありレコードには登録、変更、状態の変更、重複、重複の取り消し、削除の アクションを実行できます。

状態なしレコード タイプはデータを保有しますが、状態は変化しません。状態なしレコード タイプの 例としては、ユーザー レコード、プロジェクト レコード、顧客レコードがあります。状態なしレコード タイプに実行できる アクションは登録、変更、削除のみです。

状態ありレコードは、1 つ以上の状態なしレコードを参照できます。 たとえば、Rational ClearQuest のユーザーが障害 (状態ありレコード タイプ) をプロジェクト (状態なしレコード タイプ) にアサインしたとします。

スーパー ユーザー権限を持つユーザーであれば、Designer を使用して、フィールドをレコード タイプに追加したり、レコード タイプから削除したりできます。

履歴、添付ファイル、 グループ、ユーザーの 4 つの状態なしシステム レコード タイプが あります。

状態ありレコードと状態なしレコードの両方に対して、 [お気に入りに追加 (ブックマーク)]、[リンクを電子メールで送信]、 [印刷用を作成 ] のアクションを実行できます。

スキーマには複数のレコード タイプを格納することができます。 たとえば、1 つのスキーマにソフトウェア機能拡張のレコード タイプとハードウェア機能拡張のレコード タイプが 格納されているという例が考えられます。 あるいは、1 つのスキーマに、問題点、問題報告書、変更依頼、障害、機能拡張依頼といったさまざまなレコード タイプが 格納されているという例も考えられます。

スキーマの開発者は、サイトに対してカスタム レコードのセットを 作成できます。障害などの 1 つのレコード タイプを、すべての変更依頼に使用することができます。 また、複数のレコード タイプを異なる目的に使用することもできます。

スキーマ デザイナは、 レコード フォームにフィールド レベル ヘルプを組み込んで、フィールドまたはコントロールが必要とする 情報の種類を説明することができます。フィールド レベル ヘルプが定義されているかどうかを判別するには、フィールドまたはコントロール ラベルに マウス カーソルを合わせます。? が表示されたら、ラベルをクリックします。



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