Rational® ClearQuest® 環境の管理者は通常、ソフトウェアのインストール、リリース領域の作成およびフィックスパックのインストール、スキーマ リポジトリおよびユーザー データベースの作成および管理、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ユーザー認証の構成、ユーザー アカウントの管理、Rational ClearQuest Web のセットアップの責任を持ちます。
Rational ClearQuest ソフトウェアをインストールする前に、管理者は、Rational ClearQuest データベース サーバーとして機能する専用コンピュータにリレーショナル データベース管理システムをインストールして構成します。Rational ClearQuest では、リレーショナル データベースを使用してプロセスおよびフォーム (メタデータ) に関するデータと、Rational ClearQuest ユーザーによって入力されたデータ (レコード) を保存します。
管理者は、複数のデータベース管理システムから選択できます。 プラットフォームに応じて、このシステムには、Microsoft Access、Microsoft SQL Server、Oracle RDBMS、IBM DB2、または Rational の IBM DB2 UDB コンポーネントの一部として使用可能な DB2 機能セットが含まれます。
システム要件と製造元データベースの構成の詳細については、『IBM Rational ClearQuest と ClearQuest MultiSite インストールおよびアップグレード ガイド』を参照してください。
管理者は、IBM Rational ライセンス サーバーをセットアップして Rational ClearQuest ソフトウェアのライセンス キーを取得してから、ユーザーのサポートに必要なため、クライアント システムおよびサーバー システムにこのソフトウェアをインストールします。
このタスクには IBM Rational ライセンス サーバーと IBM Rational セットアップ ウィザードが必要です。セットアップ ウィザードでは、Rational ClearQuestインストール中にプロンプトが出されます。 ウィザードはまた、複数の展開方法をサポートします。
詳しくは、『IBM Rational ClearQuest と ClearQuest MultiSite インストールおよびアップグレード ガイド』を参照してください。
管理者は、メンテナンス ツールを使用して新規スキーマ リポジトリを作成します。スキーマ リポジトリを作成する前に、管理者は、スキーマ リポジトリを収容する空の製造元データベース コンテナを作成する必要があります。
新規スキーマ リポジトリを作成するときに、ユーザーがスキーマ リポジトリとその関連ユーザー データベースにアクセス可能になる接続を作成します。この接続を変更するには、メンテナンス ツールを使用します。
管理者はまたメンテナンス ツールを使用して、サンプル ユーザー データベースを作成し、Rational ClearQuest データベースを他の製造元データベースに移動して、これらを新規機能レベルまたはメタスキーマ バージョンにアップグレードします。
詳しくは、「データベースの管理」を参照してください。
Rational ClearQuest データベースにアクセスする各クライアントは、ローカル文字セット (オペレーティング システム コード ページとも呼ばれる) を使用します。コード ページで、Rational ClearQuest 環境で有効な文字のセットを指定します。 複数言語環境では、Rational ClearQuest クライアントは、異なるローカル文字セットを使用する、言語ベースが異なるオペレーティング システムを実行できます。ユーザー データベースとスキーマ リポジトリもまた、複数のローカル文字セットを使用するサーバーで稼働できます。
この複数言語環境を保護し、データベース間でデータ保全性を確実にするために、管理者は、スキーマ リポジトリとユーザー データベースの Rational ClearQuest データ コード ページ値を設定できます。CharacterSetValidation パッケージを使用すると、旧バージョンの Rational ClearQuest ソフトウェアのクライアントを含む環境を構成できます。 管理者はまた、この機能を利用するように環境を構成できます。
詳細については、「コード ページと各国語サポート」を参照してください。
管理者は、Designer を使用すると、ユーザー データベースを作成して、事前定義されたスキーマに関連付けできます。管理者はまた、ユーザー データベースの管理およびアップグレードに Designer を使用することもできます。 ユーザー データベースを作成する前に、管理者は、ユーザー データベースを収容する空の製造元データベース コンテナを作成する必要があります。
詳しくは、「データベースの管理」を参照してください。
管理者は、Rational ClearQuest Web アプリケーションと Rational ClearQuest サーバーを Web サーバー上にセットアップできます。ユーザーは、インターネット ブラウザを使用して、Rational ClearQuest Web で使用できる多くの機能を実行できます。
詳しくは、『IBM Rational ClearQuest と ClearQuest MultiSite インストールおよびアップグレード ガイド』、 および Rational ClearQuest オンライン ヘルプ の「Rational ClearQuest Web の管理」を参照してください。
管理者は、ユーザー アカウントの作成、データベースへのユーザーの登録、グループの作成、データベースへグループの登録、LDAP 互換ディレクトリおよびユーザー データベースからのユーザー認証の設定を行ないます。これらのタスクは、ユーザー管理ツール、installutil コマンド ユーティリティ、および IBM GSkit ユーティリティを使用して実行します。
詳しくは、『IBM Rational ClearQuest と ClearQuest MultiSite インストールおよびアップグレード ガイド』および「ユーザーの管理」を参照してください。
管理者には、Rational ClearQuest ツールで使用できるすべての管理機能を実行できる権限があります。
管理者のワークロードを管理可能にして、開発チームのボトルネックとなることを避けるために、管理者は一部の管理機能を委任できます。
詳しくは、 「ユーザーの管理」を参照してください。
管理者は、Rational ClearQuest MultiSite ソフトウェアをインストールおよび構成できます。このソフトウェアは、複数のロケーションにデータを複製します。この機能により、さまざまなビル、都市、および国の開発者が同じプロジェクトを作業できるようになります。
管理者は、Rational ClearQuest クライアントを使用しないで、電子メールによって変更依頼を送信または変更するように Rational E-Mail Reader をセットアップできます。
RationalE-Mail Reader は、電子メール サーバーで Windows® Service として稼働します。 これを構成するには、管理者が少なくとも 1 つの専用電子メール アカウントをセットアップする必要があります。
詳しくは、「E-Mail Reader の管理」を参照してください。