ワークスペース フォルダ権限の概要

ワークスペース フォルダ権限には、ClearQuest ワークスペースの 共用クエリー フォルダの可視性と変更すべてについて、高度な制御レベル が用意されています。個人用クエリー フォルダについては、 この製品の前のバージョンと同じように、 引き続きフォルダを作成したユーザーが制御します。

IBM Rational® ClearQuest® の V7.0.1 では、 ワークスペース フォルダ権限機能は、ClearQuest ワークスペースの 共用クエリー フォルダの可視性と変更について管理します。

フォルダ権限はフォルダにのみ適用されます。 フォルダ内にある個々のクエリーやレポートには適用されません。以前のバージョンと同様に、 ユーザーには個人用クエリー フォルダとサブフォルダに対するアクセス権限があります。

V7.0.1 より以前は、すべてのユーザーに、共用クエリー フォルダとそのサブフォルダ 内のすべてが常に表示されていました。また、「共用フォルダ管理者」特権により、このフォルダとサブフォルダすべてに、クエリーの追加、変更、削除 を行う機能が用意されていました。 共用クエリー フォルダには、さまざまなプロジェクトのサブフォルダがあるため、 大規模な ClearQuest インストール済み環境では、共用フォルダ管理者特権が 数多くのユーザーに必要でした。このような特権のあるユーザーが不注意で、担当していないプロジェクトの クエリーまたはレポートに対して、誤った変更を加えることもありました。

V7.0.1 では、ワークスペース フォルダ権限機能は、ワークスペース内の個々のフォルダに 関連する特定の権限をユーザー グループに許可することにより、フォルダ権限の使用法を 改善します。権限が定義されていないと、V7.0.1 以前の動作が 維持されます。

関連概念
ワークスペース フォルダ権限ポリシーの作成
ワークスペース フォルダ権限のシナリオ


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