クライアント バージョンの確認

新しいバージョンでメソッドが使用可能になった場合、旧のクライアント アプリケーションですべてのメソッドが使用できるとは限りません。 バージョン情報は、サポートしているすべてのクライアントで使用可能なメソッドを判断するための情報を 提供します。この解説書の個々のメソッドのセクションに、 特定の Perl または COM API メソッドがどのバージョンで使用可能になったかを記載しています。

バージョン 7.0 以降、IBM Rational 製品のバージョン番号付け規則は、標準の IBM VRMF (バージョン、リリース、保守、フィックスパック) のバージョン管理モデルに従います。 リリース 7.0 より前のバージョン管理モデルは、年、メジャー バージョン、マイナー バージョン、 ビルド番号、個々の製品リリース番号 (例えば、2003.6.15.734.0) になっています。 この変更は、バージョン番号の確認や比較をする既存の Rational® ClearQuest® API コード (古いクライアント バージョンや特定のクライアント バージョンでレコードの変更をしないように使用される) に影響を与えることがあります。 例えば、Perl の le (より小さいまたは等しい) または ge (より大きいまたは等しい) の 比較演算子を使用して、バージョン番号を文字列値として確認する既存のコードでは、 新しいバージョン番号 (例 7.0.0.0 など) と古いバージョン番号 (例 2002.05.00 など) の間で比較が 行われて、想定の動作にならないことがあります。

次の表は、Rational ClearQuest API メソッドで 戻される製品バージョンと機能レベル番号をリストしています。
Rational ClearQuest 製品のバージョン 互換性のある機能レベル
2002.05.00 最小 =3、最大 =5
2003.06.00 最小 =3、最大 =5
2003.06.01 最小 =3、最大 =5
2003.06.12 最小 =3、最大 =5
2003.06.13 最小 =3、最大 =5
2003.06.14 最小 =3、最大 =5
2003.06.15 最小 =3、最大 =5
7.0.0 最小 =5、最大 =5
7.0.1 最小 =5、最大 =6
注: Database オブジェクトの GetDatabaseFeatureLevel メソッドを使用して、データベースで使用されている機能レベルを取得することができます。 クライアントがデータベースを操作するには、この値が MinCompatibleFeatureLevelMaxCompatibleFeatureLevel の間の範囲内にある必要があります。
次の表は、各製品バージョンごとに Rational ClearQuest API メソッドで戻される API バージョン情報をリストしています。
Rational ClearQuest 製品バージョン オブジェクト モデルのバージョン (Perl) ClearQuest API バージョン (VBScript)
2002.05.00 メジャー =1、マイナー =1  
2003.06.00 メジャー =1、マイナー =2  
2003.06.01 メジャー =1、マイナー =2  
2003.06.12 メジャー =1、マイナー =2  
2003.06.13 メジャー =1、マイナー =3  
2003.06.14 メジャー =1、マイナー =4  
2003.06.15 メジャー =1、マイナー =5  
7.0.0 メジャー =1、マイナー =6 メジャー =1、マイナー =1
7.0.1 メジャー =1、マイナー =7 メジャー =1、マイナー =2


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