Solution ID:161037083
Type: External

表題: UNIX: Purifyインストゥルメンテーションエラー "Waitpid returned
error (No child processes) " について

製品:		Purify
バージョン:	2003.06.00
OS:		Solaris 2.x
DEFECT #:	PSIps46255
PATCH #:	
参照事項:		

作成年月日: 	12-Feb-2003
改訂年月日: 	


現象: 
Purify 適用の際に、Oracle ライブラリをリンクしているアプリケーショ
ンのビルド時に下記のエラーが発生します:

purify /usr/local/bin/gcc create.o  -mt -L/export/home/cinet/storage/ope/lib
-lcdscom -lcdsctl -lthread -o table
Purify 2003.06.00 Solaris 2 (32-bit) Copyright (C) 1992-2002 Rational Software
Corp.  All rights reserved.
Instrumenting: create.o libclntsh.so.8.0
Purify engine: While processing file
/export/home/Ora01/app/oracle/product/8.1.7/lib/libclntsh.so.8.0:
Error: Waitpid returned error (No child processes) when waiting for process
(/bin/ldd)

System error code: No child processes
*** Error code 1
make: Fatal error: Command failed for target `table'


原因:
Oracle ライブラリのリンク時に /bin/ldd にて共有ライブラリの依存関
係のリストを取得できないため、'no child process' エラーが発生して
います。


解決策: 
Purify の2003.06.00からの新しいオプション -enable-new-cache-scheme
をリンクラインに追加します。

%purify  -enable-new-cache-scheme cc -g <お客様のリンクライン>

-enable-new-cache-scheme オプションはインストゥルメントしたライ
ブラリから、そのライブラリが依存しているファイルへのフルパスでの
ldd による参照を削除し、多くのキャッシュに関連したコードのクリーン
アップを行います。通常、Purify は ldd を使用して共有ライブラリの依
存リストを取得していますが、このオプションを使用すると、lddを使わ
ずにビルドタイムを最適化します。

本オプションに関するドキュメントは次期リリースにて追加される予定
です。

ご不明な点等ありましたら、ラショナルカスタマサービスへお問い合わせ下さい。