リモート・ファイルの比較

リモート・システム上の 2 つのファイルを比較し、この 2 つのファイル間で変更をコピーすることができます。

「テキストの比較」エディターは、Eclipse テキスト・エディターを使用して 2 つのファイルを比較します。「比較/パッチ」設定を使用して、テキストの比較についての設定を行うことができます。この設定ページを開くには、「ウィンドウ」>「設定」をクリックし、「一般」リスト項目を展開して「比較/パッチ」をクリックします。このページの設定を使用して、例えば、「空白を無視」オプションを選択して、空白文字の変更を比較ビューアーに表示するかどうかを制御できます。テキストの比較の設定について詳しくは、関連トピックを参照してください。
変更の始まり「リモート・システム」ビューまたは「z/OS プロジェクト」ビューのリモート・ファイル同士を比較する場合、比較エディターは、以下に示すいくつかのファイル検査を行い、比較中のファイルに根本的に互換性があることを保証します。
  • 2 つのファイルのレコード・フォーマットおよびレコード長のパラメーターを検査して、これらのパラメーターに違いがあれば、警告を表示します。ユーザーは比較を続行するか、取り消すかを選択できます。
  • どちらかのファイルを編集する場合、比較エディターはそれぞれのレコードの長さを検査し、最大レコード長を超えるレコードを検出すると、ファイルの保存時に警告を表示します。
  • 最大レコード長を超えるレコードを含むファイルを保存しようとすると、それらのレコードが切り捨てられる旨の警告が出され、レコードを訂正する機会がユーザーに与えられます。警告メッセージには、最大レコード長を超える行の番号の詳細情報が含まれます。
変更の終わり
リモート・システム上の 2 つのファイルを比較するには、以下の手順を実行します。
  1. 「リモート・システム」ビューまたは「z/OS® プロジェクト」ビューから 2 つのファイルを選択し、「比較」>「相互」を選択します。 「テキストの比較」エディターに、これらのファイルが横並びで開きます。Rational® Developer for System z™ では、テキストの比較の編集セッション中は、両方のファイルがロックされます。どちらかのファイルでロックができない場合、警告メッセージが表示されます。比較要求は、取り消すことも、続行することもできます。続行することを選択した場合、ロックできないファイルは、読み取り専用モードで開かれます。変更の始まり2 つのファイルが、レコード・フォーマットまたはレコード長について異なる場合、相違があることを警告するウィンドウが開き、比較を続行するか取り消すかのプロンプトが出されます。ファイルのオープン時に、「テキストの比較」エディターには各ファイルについて行番号が表示されるため、ファイル内をナビゲートして、最大長を超える行を見つけることができます。変更の終わり
  2. ファイルに対して以下のアクションを実行できます。
    • 左から右にすべてコピー をクリックして、ファイルのすべての変更を左から右にコピーします。
    • 右から左にすべての競合しない変更をコピー をクリックして、すべての競合しない変更を右から左にコピーします。
    • 左から右へ現在の変更をコピーします をクリックして、現在の変更を左から右にコピーします。
    • 右から左へ現在の変更をコピーします をクリックして、現在の変更を右から左にコピーします。
    • 次の相違 をクリックして、次の相違を見つけます。
    • 前の相違 をクリックして、前の相違を見つけます。
    • 次の変更点 をクリックして、次の変更を見つけます。
      注: 「次の変更点」では、比較対象のファイル間で異なっているテキストのブロックを見つけ、「次の相違」では、変更ブロック内のストリングを見つけます。
    • 前の変更点 をクリックして、前の変更を見つけます。
    変更の始まり比較機能では、System z LPEX Editor ではなく Eclipse テキスト・エディターが使用されるため、System z LPEX Editor を使用してリモート・ファイルを編集する際に使用可能な機能、例えば仮想レコード境界の表示機能などは使用できません。変更の終わり
  3. 変更を保存するために、Ctrl+S を押します。 変更の始まり行った変更により最大長を超えたレコードがある場合、Rational Developer for System z では、ファイル切り捨て警告が表示されます。この警告表示上の「詳細」ボタンをクリックすると、特定の行番号と各行の長さのリストを見ることができます。変更の終わり
  4. ファイルを保存する場合は「はい」をクリックし、テキストの比較の編集セッションに戻る場合は「いいえ」をクリックします。 「いいえ」をクリックして編集セッションに戻った場合、エディターでは、このファイルでレコード長制限を超える最初の行が示されます。
関連タスク
ファイルの比較のための設定
関連資料
「比較/パッチ」設定
変更の始まり比較エディター変更の終わり