DICTIONARY EDITOR オンラインマニュアル - IBM Content Analyzer
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この文書では、DICTIONARY EDITOR の操作方法について解説します。
1 初めに
1.1 機能概要
DICTIONARY EDITOR は、以下の編集を行うためのツールです。 「カテゴリ」、「キーワード」、「同義語」といった用語については、概要(別マニュアル) をご参照ください。
  • カテゴリツリーの編集:
    カテゴリの追加、削除を行います。

  • キーワードの編集:
    キーワードの追加、削除、カテゴリへの登録を行います。

  • 同義語の編集:
    キーワードへの同義語の追加、削除、および、同義語のうちのどの語をキーワードとするかの設定を行います。

DICTIONARY EDITOR での辞書編集と MINER での分析の関係:

1.2 辞書リソースのファイル
DICTIONARY EDITOR は複数人による編集をサポートするツールですが、競合する編集を防ぐため、編集の対象となるファイルをロックし、他のユーザーに編集をさせない仕組みを持っています。 ユーザー側も、どのファイルの編集が競合するかということを意識して利用することで、スムーズな運用が可能です。 以下に各ファイルについて記します。
  • カテゴリツリーファイル:
    カテゴリツリーは、ツリー全体で1つのファイルとして保存されており、カテゴリツリー編集画面で編集します。 カテゴリツリーとキーワードの編集は競合するため、カテゴリツリーを編集している間は、他のユーザーはキーワード編集をできません。 逆に、他のユーザーがキーワードを編集している時は、カテゴリツリーを編集できません。

  • キーワードファイル:
    キーワードファイルは、キーワードと同義語のリストを、それらの属するカテゴリ情報と共に保存しておくファイルです。 各キーワードファイルごとに同時に1ユーザーのみ編集することができます。 従ってキーワードファイルは、編集が競合しないように、担当者ごとに編集するキーワードファイルが分かれるように作ることが推奨されます。 通常は、商品名の辞書、サービス名の辞書、のようにカテゴリごとにキーワードファイルを用意し、編集担当者もカテゴリごとに分けることになります。 また、カテゴリツリーの編集とキーワード編集は競合するので、同時に行うことはできません。

  • 候補語ファイル:
    候補語ファイルは、高頻度で出現する文字列を抽出したものや、社内のデータベースから取得した商品名やサービス名等のリストをまとめて IBM Content Analyzer の辞書に取り込むためのファイルです。 候補語ファイルは読み込み専用なので、複数のユーザーで同時に使用できます。
1.3 画面遷移
DICTIONARY EDITOR は、カテゴリツリー、キーワード、同義語の編集を行うための画面として、下記を提供します。

  • データベース選択画面では、編集作業を行うデータベースを選択します。

  • メニューは常に画面左側のフレームに表示されてますが、データベースを選択するまでは編集系メニューは有効になりません。

  • 設定画面ではキーワード編集時のパラメタを設定します。

  • カテゴリツリー編集画面ではカテゴリの追加と削除を行います。

  • キーワードファイル選択ダイアログでは、編集するキーワードファイルを指定します。 候補語ファイルが存在する場合は、候補語ファイルも指定できます。

  • キーワード編集画面候補語モードではキーワードの追加と削除を行います。 候補語表示モードでは、新規キーワードを入力して追加するだけでなく、候補語ファイルの候補語をキーワードとして追加することもできます。

  • キーワード編集画面カテゴリツリーモードでは、キーワードの追加と削除に加えて、キーワードのカテゴリへの登録、カテゴリからの削除を行います。 カテゴリツリーモードではカテゴリツリーが表示されており、現在登録されているカテゴリ別にキーワードを検索することもできます。

  • 同義語編集画面ではキーワードの同義語を追加、削除できます。 また既に同義語が設定されている場合に、同義語の方をキーワードとし、現在のキーワードを同義語とする操作も可能です。

2.2 データベース選択後
データベースの選択後は以下のような画面になります。

データベース選択後:

  1. データベースがロードされたという旨のメッセージが表示されます。
  2. 選択されたデータベース名が表示されます。
  3. メニューの「設定」、「カテゴリツリー編集」、「キーワード編集」が有効になります。
2.3 設定編集
キーワード編集の設定を変更する場合は、メニューから「設定」をクリックして設定編集を行います。

設定画面:

  1. メニューから「設定」をクリックして、設定画面を表示します。
  2. セレクトボックスでページ内のキーワード表示数を指定します。
  3. [保存]ボタンをクリックして設定を保存します。
  • ここでの設定値は、キーワード編集画面の4.4 候補語表示モード における候補語リスト、採用キーワードリストのテーブルの最大行数に反映されます。
2.4 設定編集後
設定編集後は以下のような画面になります。

設定編集後:


編集を保存したというメッセージが表示されます。

3 カテゴリツリー編集
3.1 カテゴリ編集の開始
カテゴリツリー編集を開始するには、メニューから「カテゴリツリー編集」をクリックします。

カテゴリツリー編集の開始:


①メニューの「カテゴリツリー編集」をクリックします。

②登録されているカテゴリが表示されます。

3.2 編集開始時の警告
複数のユーザーで辞書編集を行う運用をしている場合、カテゴリツリー編集を開始する際に、他のユーザーがDICTIONARY EDITORを使用していないことを確認する必要があります。 別のユーザーがカテゴリツリー編集、又は、キーワード編集を行っている時に、カテゴリツリーの編集を開始しようとすると下記のような警告が表示されます。

カテゴリツリー編集の割り込み警告:


[OK]ボタンをクリックすると、割り込み編集を行います。 その際、現在編集を行っている他のユーザーの保存していない編集情報は破棄されます。 直前にカテゴリツリー編集、キーワード編集を行ったユーザー(自分自身の場合もある)が、編集を終了しないままウィンドウを閉じた場合も同様のメッセージが表示されます。 その場合は、[OK]ボタンをクリックして編集を開始しても、既に編集を終えたユーザーには影響ありません。

3.3 カテゴリの追加
カテゴリの追加:

  1. カテゴリを追加する場合は1つ上の階層で「サブカテゴリ追加」をクリックします。
  2. ダイアログでカテゴリ名を入力します。
  3. [OK]をクリックします。
  • 親を持たないカテゴリ(ルートカテゴリ)を作成する場合は、一番上の「ルートカテゴリ追加」をクリックします。
  • ダイアログで「キャンセル」をクリックすると、カテゴリは追加されません。
3.4 カテゴリ名の変更
カテゴリ名の変更:

  1. カテゴリ名を変更するカテゴリの右の「名前変更」をクリックします。
  2. ダイアログでカテゴリ名を入力します。
  3. [OK]をクリックします。
  • ダイアログで「キャンセル」をクリックすると、カテゴリ名は変更されません。
3.5 カテゴリの削除
カテゴリの削除:

  1. 削除するカテゴリの右側の「削除」をクリックします。
  2. 確認ダイアログで「OK」をクリックします。
  • ダイアログで「キャンセル」をクリックすると、カテゴリは削除されません。
  • カテゴリを削除すると、そのカテゴリに登録されていたキーワード情報も全て失われます(キーワードそのものは削除されません)。 削除後にカテゴリを再度作成しても、登録されていたキーワード情報は復元されないため、カテゴリ削除は慎重に行う必要があります。

3.6 編集の保存と終了
カテゴリツリーの編集後は、カテゴリの追加や削除等の変更を実際に行ったかどうか、編集を保存するか破棄するか、によらず、終了処理を行う必要があります。 編集の途中で画面を閉じてしまうと、カテゴリツリーファイル(1.2 辞書リソースのファイル 参照)がロックされてしまい、他のユーザーがカテゴリツリーやキーワードの編集を行う際に割り込み編集を行わなければならなくなります。

カテゴリの保存/終了用メニュー:

  1. 現在の編集を保存して編集を続行します。ファイルはロックされたままです。
  2. 編集内容を保存してカテゴリツリー編集を終了します。ファイルは開放されます。
  3. 編集内容を破棄してカテゴリツリー編集を終了します。ファイルは開放されます。
保存して終了した場合の画面:

  1. 終了メッセージが表示されます。
  2. ファイルが開放され、再びカテゴリツリー編集、キーワード編集メニューが有効になります。
3.7 自動生成される係り受けカテゴリ
カテゴリツリーを編集すると、係り受けキーワードが入るカテゴリが自動的に生成されます。 これらのカテゴリは DICTIONARY EDITOR からは不可視ですが、MINER 上では使用可能です。

DICTIONARY EDITOR カテゴリツリー
商品
     ハードウェア
     ソフトウェア

    ↓

MINER カテゴリツリー
商品
     ハードウェア
         基本係受
             ハードウェア..形容詞類
             ハードウェア..形容詞類
             ハードウェア..名詞述語
             ハードウェア..動詞
     ソフトウェア
         基本係受
             ソフトウェア..形容詞類
             ソフトウェア..形容詞類
             ソフトウェア..名詞述語
             ソフトウェア..動詞
     基本係受
         商品..形容詞類
         商品..形容詞類
         商品..名詞述語
         商品..動詞

上の例では、「商品」、「ハードウェア」、「ソフトウェア」、の直下に「係受」カテゴリが追加され、その下に各種類の用言との係り受けを表すカテゴリが追加されています。 ここでの係り受けカテゴリに入る係り受け表現は、3. システム定義カテゴリ の基本係り受けカテゴリと同様に、各カテゴリに登録したキーワードと用言との係り受けになります。 ただし、「商品」の直下の「係受」カテゴリは、「商品」カテゴリに属するキーワードと各用言との係り受けで、「ハードウェア」「ソフトウェア」との係り受けは含みません。
4 キーワード編集
4.1 キーワード編集の開始
キーワード編集を開始するには、メニューから「キーワード編集」をクリックします。

キーワード編集の開始:


「キーワード編集」をクリックするとキーワードファイル選択ダイアログが表示されます。


  1. 候補語ファイル(1.2 辞書リソースのファイル 参照)を使う場合は、チェックボックスで指定します。
  2. 編集するキーワードファイル(1.2 辞書リソースのファイル 参照)を指定します。
  3. [OK]をクリックします。ダイアログが閉じ、キーワード編集画面候補語モードに遷移します。
  • 新しくキーワードファイルを作成する場合は、「新規」を選択し、テキストフィールドに拡張子無しのファイル名を入力して、「OK」をクリックします。
4.2 編集開始時の警告
カテゴリツリーが他のユーザーによって編集されている場合、警告のポップアップが表示されます。

キーワード編集の割り込み警告:


[OK]ボタンをクリックすると、割り込み編集を行います。 その際、現在カテゴリツリー編集を行っている他のユーザーの保存していない編集情報は破棄されます。 直前にカテゴリツリー編集を行ったユーザー(自分自身の場合もある)が、編集を終了しないままウィンドウを閉じた場合も同様のメッセージが表示されます。 その場合は、[OK]ボタンをクリックして編集を開始しても、既に編集を終えたユーザーには影響ありません。

4.3 編集中のキーワードファイル
キーワードファイル選択ダイアログでキーワードファイルを選択する際、他のユーザーがキーワードファイルを編集している場合、編集中のファイル名の右側に「別ユーザーが編集中」という注意書きが表示されます。

キーワードファイルが編集中の場合のキーワードファイル選択ダイアログ:


編集中のキーワードファイルを選択して「OK」をクリックすると、割り込み編集をするか確認するダイアログが表示されます。 更に「OK」をクリックすると割り込み編集を行います。 その際、別のユーザーの未保存の編集情報は破棄されます。

4.4 候補語表示モード
キーワード編集画面候補語モードは下記のような構成になっています。

キーワード編集画面候補語モード:

  1. 検索/表示順序設定用メニュー:3,4に表示される候補語、キーワードのリストの絞り込み、並べ替えに使用します。操作は両方のリストに同時に反映されます。
  2. 表示モード切り替えセレクトボックス:候補語表示モードとカテゴリツリー表示モードを切り替えます。
  3. 候補語リスト:キーワードファイル選択ダイアログ(1.2 辞書リソースのファイル 参照)で候補語ファイルを1つ以上指定した場合、候補語のリストが表示されます。
  4. 採用キーワードリスト:実際にキーワードファイル(1.2 辞書リソースのファイル 参照)に登録されているキーワードのリストです。キーワード登録操作は候補語リストと採用キーワードリストを比較しながら行うことが可能です。
  5. 追加・削除ボタン:キーワードの追加と削除を行うためのボタンです。右向き矢印が追加、左向き矢印が削除です。
  6. 保存・終了メニュー:キーワード編集を保存、終了する際に使用するボタンです。
4.5 検索と表示順序
候補語リストと採用キーワードリストは、単語属性フィルタ(検索)、文字列マッチ(検索)、表示順序設定を用いて、絞込み、並べ替えが可能です。

検索/表示順序設定用メニュー:


  • 単語フィルタ:候補語、キーワードをその種別によって絞り込みます。
    • 解除:単語フィルタを解除します。
    • 平仮名:平仮名のみからなる候補語、キーワードをリストします。
    • カタカナ:カタカナのみからなる候補語、キーワードをリストします。
    • 英数字:英数字のみからなる候補語、キーワードをリストします。
  • 文字列マッチ:テキストフィールドに文字列を入力し、[検索]ボタンをクリックすると入力された文字列で、候補語、キーワードを検索します。
    • 解除:検索を解除します。
    • 部分一致:検索文字列を含む候補語、キーワードを検索します。
    • 完全一致:検索文字列と全く同じ表記の候補語、キーワードを検索します。 特定のキーワードが既に登録されているかを調べたい時に使用します。
    • 前方一致:検索文字列から始まる候補語、キーワードを検索します。
    • 後方一致:検索文字列で終わる候補語、キーワードを検索します。
  • 表示順序設定:候補語、キーワードの表示順序を指定します。
    • 頻度順:候補語ファイル作成時に候補語の文書中での出現回数が付与されている場合、出現回数が多い順に表示します。 出現回数の多い文字列は、キーワードに採用することによる効果が大きいと考えられます。
    • 確信度順:候補語ファイル作成時に確信度(キーワードとして有用である可能性のスコア)が付与されている場合、スコアが高い順に表示します。
    • アルファベット順:ユニコードと呼ばれる世界標準の文字コードの順に表示します。 ユニコード順では平仮名、カタカナ、漢字、数字、英語大文字、英語小文字の順で並びます。 平仮名、カタカナはそれぞれ「あいうえお」順ですが、小文字(「ぁ」など)は普通の文字の前に、濁点は後ろに並びます。 漢字は、ほぼ漢和辞典と同様に部首順に並びます。
    • 更新日時順:キーワードへの追加、削除、カテゴリ付与の編集、同義語編集を行った日時の新しいものから順に表示します。 最近作業したキーワードが上位に表示されるので、作業が行いやすくなります。
4.6 候補語からのキーワード追加
候補語をキーワードとして採用する場合、以下の手順になります。

候補語からのキーワード追加:

  1. 追加する候補語のチェックボックスをチェックします。複数同時に選択することも可能です。
  2. 候補語追加矢印ボタンをクリックします。

    追加後は、追加されたキーワードが採用キーワードリストの一番上に表示され、ハイライトされます。
候補語からのキーワード追加後:


  • 候補語リストの[ページ内を全て選択]ボタンをクリックすると表示されているチェックボックスを全てチェックできます。多くのキーワードをまとめて追加したい場合に使います。[ページ内を全て選択]ボタンをクリックするとボタンは[ページ内を全て解除]ボタンに変わり、再びクリックすることでチェックボックスを全てチェックされていない状態に戻すことができます。

4.7 文字列入力による新規キーワードの追加
候補語リストからではなく、直接文字列を入力してキーワード追加する場合、以下の手順になります。

文字列入力による新規キーワードの追加:

  1. 採用キーワードリストの[新規]ボタンをクリックします。
  2. キーワードを入力するダイアログが表示されるので、キーワードを入力します。
  3. [OK]ボタンをクリックします。
  • 追加操作後は、追加したキーワードが採用キーワードリストの一番上に表示され、ハイライトされます。
  • ダイアログで、既に登録されているキーワードを入力した場合、キーワードは追加されず、入力したものと同じキーワードが採用キーワードリストの一番上に表示され、ハイライトされます。
  • ダイアログで、既に登録されているキーワードの同義語を入力した場合、別途キーワードが追加されます。
  • ダイアログで、「キャンセル」をクリックした場合、キーワードは追加されません。
4.8 キーワードの削除
キーワード削除する場合、以下の手順になります。

候補語からのキーワード追加:

  1. 採用キーワードリストで、削除したいキーワードのチェックボックスをチェックします。複数選択することも可能です。
  2. キーワード削除矢印ボタンをクリックします。
  • 削除されたキーワードが他のキーワードの同義語と同じ表記でない場合、削除された後は、候補語リストの一番上に表示され、ハイライトされます。
  • 削除されたキーワードと同じ表記が他のキーワードの同義語として存在する場合、削除された後でも、候補語リストには表示されません。
  • 採用キーワードリストの[ページ内を全て選択]ボタンをクリックすると表示されているチェックボックスを全てチェックできます。 [ページ内を全て選択]ボタンをクリックすると、ボタンは[ページ内を全て解除]ボタンに変わり、再びクリックすることでチェックボックスを全てチェックされていない状態に戻すことができます。
4.9 同義語編集
キーワード編集からキーワードの同義語を編集する場合、採用キーワードリストで、編集するキーワードの右側の[編集]ボタンをクリックします。

同義語編集の開始:


[編集]ボタンをクリックすると同義語編集画面が表示されます。

同義語編集画面:


1.同義語のうちキーワード(正規形)とするものを選択するためのラジオボタンです。 同じ表記の文字列が別のキーワードの同義語として登録されている場合、別の行にも同じ文字列(同義語候補)が表示され、ラジオボタンが連動します。これは、既に別のキーワードの同義語として登録されているものが、別途キーワードとして登録されるケースをユーザーが認識するようにするための仕様です。

2.同義語とするものを指定するためのチェックボックスです。キーワードのラジオボタンにチェックが入っているものは自動的にチェックされます。

3.キーワード、同義語の選択対象(同義語候補)を表示します。

4.同義語候補の種別を表示します。各種別の意味は以下のとおりです。
種別 意味
「現在のキーワード」 キーワード編集画面で[編集]ボタンを押した行のキーワード。
「現在の同義語」 「現在のキーワード」の同義語として現時点で登録されている同義語。
「同義語候補(別キーワードとして登録済み)」 「現在のキーワード」と「現在の同義語」の同義語候補のうち、現在別のキーワードとして登録されている単語、または別の同義語として登録されている単語の属するキーワード。
「上記の同義語」 候補語ファイルで同義語候補として登録されているもの、又は、新規追加した同義語で、現在別のキーワードの同義語として登録されている単語。
「未登録の同義語」 候補語ファイルで同義語候補として登録されているもの、又は、新規追加した同義語で、現時点でキーワードとしても同義語としても登録されていない単語。

5.同義語設定をキーワード編集に反映するためのボタンです。このボタンをクリックした段階では、キーワードファイルはまだ保存されません。キーワードファイルを保存するには、キーワード編集画面の保存メニューから保存する必要があります。

同義語編集後のキーワード編集画面:


キーワード編集画面では、同義語は「=」記号の右側に並べて表示されます。
4.10 新規同義語登録
同義語編集で新規同義語を文字列で登録する場合、以下の手順になります。

新規同義語の追加:

  • [新規同義語]ボタンをクリックすると同義語入力用のダイアログが表示されます。
  • ダイアログに同義語を入力します。
  • [OK]ボタンをクリックします。

新規同義語の追加後:


入力した文字列が「同義語」にチェックされた状態で同義語候補として追加されます。 画面下側の[OK]ボタンをクリックすることで、同義語として追加されます。 この時点ではキーワードファイルは保存されていないので、保存は別途キーワード編集画面で行う必要があります。
4.11 カテゴリツリー表示モード
キーワード編集画面カテゴリツリーモードは下記のような画面になっています。

キーワード編集画面カテゴリツリーモード:


4.4 候補語表示モード との相違は、候補語リストの代わりに、カテゴリツリーが表示されている点です。
4.12 カテゴリ検索
キーワード編集画面カテゴリツリーモードでは、カテゴリを指定して登録されているキーワードを検索することができます。

カテゴリ検索:


  1. カテゴリ名をクリックすると、カテゴリが「選択中」と表示されます。
  2. 採用キーワードリストが指定したカテゴリに登録されているキーワードのみに絞り込まれます。他の検索、表示順序設定と組み合わせて使用することが可能です。
  3. [カテゴリ検索解除]ボタンで絞込みを解除できます。
4.13 キーワードのカテゴリ登録
キーワードをカテゴリを登録する場合は、以下の手順になります。

カテゴリ登録:

  1. 採用キーワードリストで、カテゴリに登録したいキーワードのチェックボックスをチェックします。複数選択することも可能です。
  2. 登録先のカテゴリの右側の[登録]ボタンをクリックして、カテゴリに登録します。カテゴリに登録すると、採用キーワードテーブルの「カテゴリ」欄にカテゴリ名が表示されます。

カテゴリ登録後:


カテゴリ名の右(下)の[削除]ボタンをクリックするとカテゴリ登録が解除されます。
4.14 編集の保存と終了
キーワードの編集後は、キーワードの追加や削除等の変更を実際に行ったかどうか、編集を保存するか破棄するか、によらず、終了処理を行う必要があります。 編集の途中で画面を閉じてしまうと、キーワードファイル(1.2 辞書リソースのファイル 参照)がロックされてしまい、他のユーザーがカテゴリツリーやキーワードの編集を行う際に割り込み編集を行わなければならなくなります。

キーワードファイルの保存/終了用メニュー:

  1. 現在の編集を保存して、編集を続行します。ファイルはロックされたままで、別途②か③の終了処理を行う必要があります。
  2. 編集内容を保存して、キーワード編集を終了します。ファイルは開放されます。
  3. 編集内容を破棄して、キーワード編集を終了します。ファイルは開放されます。
保存して終了した場合の画面:
  1. 終了メッセージが表示されます。
  2. ファイルが開放され、再びカテゴリツリー編集、キーワード編集メニューが有効になります。
5 付録
商標

ここでは、IBM の商標と、特定のIBM 以外の商標をリストします。 IBM の商標について詳しくは、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml を参照して下さい。 以下は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

Java およびすべてのJava 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 Microsoft、Windows、Windows NT およびWindows ロゴは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標です。 Intel、Intel Inside (ロゴ)、およびPentium は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。 UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。 Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。

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特記事項

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IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権(特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。 本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。

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