IBM Communications Server for Windows バージョン 6.4 は、バージョン 6.1.3 のアップグレード・バージョンであり、プログレッシブ ARB の新機能、パス・スイッチ遅延、TN3270E および SNA API Client の IPv6 サポート、Java 1.6 の CPI-C サポートを提供します。また、バージョン 6.1.2 & 6.1.3 からの最新保守アップデートも提供します。バージョン 6.4 はフルインストールであり、6.1.3 より前のバージョンがインストールされている場合は、 バージョン 6.4 をインストールする前に、前のバージョンをアンインストールする必要があります。
本書はオンライン・ヘルプおよび資料の補足となる情報です。 本書では新規に追加された機能、ヒント、制約事項、および訂正などについて説明します。
IBM Communications Server をご利用いただき、ありがとうございます。
ディスク・スペースは、開始ドライブに 5 MB、そして永続使用として任意のハード・ディスクに 175 MB 必要です。
SNA API Client は、Windows XP、Windows Server 2003 (Standard Edition または Enterprise Edition)、Windows Vista または Windows Server 2008 に必要な任意のハードウェアで 32 ビット・モードで稼働します。SNA API Client は、永続使用として任意のハード・ディスク・ドライブに 25 MB 必要です。
Remote Administration Client は、Windows XP、Windows Server 2003 (Standard Edition または Enterprise Edition)、Windows Vista または Windows Server 2008 用の 32 ビットのオペレーティング・システムに必要な任意のハードウェアで稼働します。
さらに、
ランチパッドを使用して Communications Server をインストールするには、以下のいずれかのブラウザーが必要です。
SNA API Client には、以下のいずれかが必要です。
また、この資料 (「概説およびインストール」) はインストール・パッケージにも組み込まれています。
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この Communications Server 6.4 はフルインストールであり、このインストール後は、6.4 の CSD のみインストールすることができます。
IBM は、以下を準備して修理保守を提供します。
Communications Server for Windows の最新修正パッケージおよび CSD は、Fix Central にある Websphere 製品の下から入手できます:
http://www.ibm.com/support/fixcentral/
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Windows Vista 以降の Windows インストーラ 4.0 の場合、Communications Server 製品で、インストール/アンインストールの冗長ロギングがデフォルトで使用可能になっています。 ただし、Vista より前の Windows システムの場合、「プログラムの追加と削除」から開始されたアンインストールはデフォルトでログに記録されません。
前のシステムの場合、「プログラムの追加と削除」からのアンインストールをログに記録するためには、次の項目をマシンのレジストリーに追加する必要があります。
アンインストールをログに記録するには、3 つの Communications Server 製品のいずれかをアンインストールする前に、Communications Server のメイン・インストール・ディレクトリーの下の Tools の下にインストールされている msilogging_add.reg を実行してレジストリーを更新してください。
注: Windows インストーラのロギングは、システム上でインストール/アンインストールされるすべての製品に適用されるので、このロギング機能を使用可能にしたままにすると、パフォーマンスとディスク・スペースに影響することがあります。
アンインストールの後、msilogging_remove.reg を実行して項目を除去します。製品がアンインストールされても、msilogging ファイルは Communications Server のメイン・インストール・ディレクトリーの下の Tools の下にまだあります。これらのファイルは製品とともにアンインストールされません。
インストール・ログは、製品のインストール時に指定されたログ・ディレクトリーにあります。 「プログラムの追加と削除」を使用して製品がアンインストールされた場合、アンインストール・ログはマシンの TEMP ディレクトリーの下に入ります。ログ・ファイル名は、MSI***.log (ここで、*** は数値) の形式になります。どのファイルが Communications Server のアンインストールに対応しているかを判別するには、日付スタンプを使用してください。
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Communications Server の旧バージョンの除去
Communications Server version 6.1.2 APAR JR21456 は、6.1.2 および前のレベルの Communications Server コードとレジストリー情報を除去するクリーンアップ・パッケージを提供します。 前の Communications Server 製品を完全にアンインストールする場合は、クリーンアップ・パッケージ (JR21546) を http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=2262&uid=swg24009834 からダウンロードします。
アンインストール手順は、http://www.ibm.com/software/network/commserver/windows/library/index.html から入手できる資料「概説およびインストール」にあります。
また、この資料 (「概説およびインストール」) はインストール・メディアにも組み込まれています。
パーソナル・コミュニケーションズが Communications Server と同じマシン上にインストールされている場合は、 Communications Server をアンインストールする前に、 パーソナル・コミュニケーションズをアンインストールする必要があります。
パーソナル・コミュニケーションズを正常にアンインストールできない場合は、
以下の Communications Server サポート・ページへ進んで、追加情報として必要な技術情報を検索してください。
http://www.ibm.com/support/search.wss?tc=SSHQNF&rs=2262&rank=8&dc=DB520+D800+D900+DA900+DA800+DB560&dtm
Communications Server を使用するすべてのアプリケーションは、 Communications Server をアンインストールする前に終了させる必要があります。 APING あるいはパーソナル・コミュニケーションズなどのアプリケーションの実行中に Communications Server をアンインストールしようとすると、そのアプリケーションが終了するまで、アンインストールがハングする原因となります。
クライアント・アクセス版 Communications Server の旧バージョンの除去
バージョン 6.1.2 またはこれ以前のバージョンを除去するには、cwbzzodb.dll および cwbzzidx.dll を起動するための regsvr32.exe を実行してください。 詳しくは、 『クライアント・アクセスのインストールまたはアンインストール後の修復』を参照してください。
バージョン 6.1.3 を除去する場合は、「アプリケーションの追加と削除」に進み、このプログラムを選択して除去します。
http://www.ibm.com/software/network/commserver の Communications Server Web サイトをご覧ください。
この Web サイトは、見出し情報、仕様書、よくある質問、教育およびその他の多くの情報とリンクを提供します。
http://www.ibm.com/software/network/commserver/support をご覧ください。
この Web サイトは、コード修正、ヒント、ニュースグループ、保守情報、およびその他の多くの情報またはリンクを提供します。
注:AnyNet SNA over IP では、IPV6 アドレッシングがサポートされていません。Communications Server for Windows の AnyNet 機能は、次リリースでは終了する予定です。この機能を Enterprise Extender または SNA API Client インプリメンテーションを使用するように置き換える必要があります。
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CANCEL_CONVERSATION verb の VCB 構造の定義は、次のようになります。
typedef struct cancel_conversation { unsigned short opcode; /* verb operation code */ unsigned char opext; /* verb extension code */ unsigned char format; /* format */ unsigned short primary_rc; /* primary return code */ unsigned long secondary_rc; /* secondary return code */ unsigned char tp_id[8]; /* TP identifier */ unsigned long conv_id; /* conversation identifier */ } CANCEL_CONVERSATION;この verb の使用方法については、クライアント/サーバーのプログラミング・ガイドを参照してください。 [サブセクションの先頭に戻る] [本書の先頭に戻る] [目次]
必須同期レベルは、トランザクション・プログラムをノード構成アプリケーションの基本パネルから定義するときに選択できます。
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このパラメーターは、.ACG ファイルと同様に、ノード定義拡張パネル配下の構成 GUI でも設定/設定解除することができます。
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RTP 操作をカスタマイズするには、NODE セクションの ARB_SUPPORT キーワードに対して次の値のいずれかを指定します:
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このパラメーターのデフォルト値は 0 で、これはパス・スイッチが必要であることをプロトコルが示すと、すぐにパス・スイッチが発生することを示します。
詳細については、構成ファイル・リファレンス・マニュアルの第 23 章「RTP_TUNNING」セクションを参照してください。
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.ACG ファイルに指定された DISABLE_REMOTE_ACT は LINK_STATION 定義の一部です。 このパラメーターは、再活動化パネルのリンク・ステーション定義で設定/設定解除することができます。
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これが起きた場合は、SNA API Client 実行可能プログラムを、手動で終了させる必要があります。 コマンド行ユーティリティー resetapi.exe が、Windows クライアント API とともにインストールされています。 このユーティリティーは、クライアントをリブートさせることなく SNA API Client 実行可能プログラムを終了させます。
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リモート・デスクトップ・クライアント <====> パーソナル・コミュニケーションズおよび SNA API Client を使用する WTS <====> CS/Windows <====> z/OS ホスト
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WTS 上の構成は次のように行います。
例えば、ユーザー 1 構成がファイル C:\user1\user1.ini にあり、 ユーザー 2 構成が C:\user2\user2.ini にある場合、構成は次のようになります。
他に構成手順に対する変更点はありません。 LUA セッション、トランザクション・プログラムなどは変更しないままにします。 パーソナル・コミュニケーションズ構成を変更する必要はありません。 パーソナル・コミュニケーションズまたは LU アプリケーションを構成するステップは同じままです。
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デフォルト値 (ファイル・サイズおよびファイルの最大数) はコマンドの tracedg /s FileSize /n MaxNum で変更できます。 この値はグローバルです。1 ユーザーによって設定された値は、すべてのユーザーが使用できます。
例えば、tracedg /s 92160 /n 20 は、それぞれのサイズが 90k の pcatrace ファイルを作成し、 作成されるファイルの最大数は 20 です。 20 個のファイル作成されると、次に最初のファイルが上書きされます。
C:>INFOB
一連の 13 ステップが完了すると、最終的に情報 (下記の 11 資料) は cspd.exe に収集されます。 cspd.exe はインストール・ディレクトリー (デフォルトは C:\Program Files\IBM\CS SNA API Client) に配置されています。
何らかの問題が報告された場合は、infobundler を実行して cspd.exe ファイルを IBM サポートにお送りください。
SNA API Client 版 infobundler フィーチャーの要約は、以下のとおりです。
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Netscape Directory Server ではスキーマ拡張が提供され、SNA API Client を構成する前に、 サーバー構成にスキーマ拡張を追加する必要があります。 その他のサポートされるディレクトリー・サーバーは既に必要なスキーマ定義が含まれています。 項目および属性へのアクセス制御は、ディレクトリー・サーバーの管理ユーティリティーを使用して制御される必要があります。
SNA API LDAP 構成ユーティリティーにより、拡張項目を変更することができます。 このユーティリティーで使用されるユーザー ID は、ディレクトリーの中に項目を書き込めるアクセス権を持つ必要があります。 ユーザーは、クライアント構成ユーティリティーの実行時にディレクトリー管理者 ID (これらの許可を持つ) を使用することができます。
スキーマ拡張を Netscape サーバーに追加するには、 Netscape ディレクトリー・サーバーの \config ディレクトリーにある slapd.conf ファイルに、以下の行を追加します。
include ibmcs-oc-ns.conf
include ibmcs-at-ns.conf
このディレクトリーへの正確なパス名は、 ディレクトリー・サーバーがインストールされている場所とディレクトリー・サーバーの名前によって決まります。 次の例を参照してください。
drive_letter:\netscape\suitespot\slapd-hostname\config
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PATHNAME=C:\IBMCS\apingd.exe を PATHNAME=C:\Program Files\IBM\Communications Server\apingd.exe
これは .acg 構成ファイルを編集するか、構成 GUI で「CPIC および APPC (CPIC and APPC)」->「Transaction Programs」を選択して変更することができます。
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Communications Server for Windows では、 TN3270(E) ポート定義または TN5250 ポート定義に、 ユーザーがさまざまなレベルの暗号化 (高、中、認証のみ (Authenticate Only)) を構成することができます。 これらの暗号化レベルは、 「Define TN3270 Port Definitions (TN3270 ポート定義の定義)」ダイアログの「Security (セキュリティー)」パネルにあります。
一部の TN3270 クライアントまたは TN5250 クライアント (Host On-Demand バージョン 5 など) は、 SLP パケットにおいて Communications Server が公示している SSLv3 情報を完全には使用しません。 これらのクライアントは、暗号化レベルに関係なく、自分が要求する SSL レベル、スコープ、プール、 およびロードを使用して、最初のポートに接続します。 結果の接続は、意図したものとは異なる暗号化レベルでのポートへのセッション接続となることがあります。
この状態を回避するには、各マシンまたはスコープに対して 1 つの暗号化レベルのみ (高、中、認証のみ (Authenticate Only)) を使用します。 所定のサーバー上のポートは、 セキュリティーおよびクライアント認証を使用可能にしたり使用不可にしたりすることにより、 一意的にターゲットとすることができます。
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Microsoft、Windows、Windows NT、Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、および Windows Server 2008 は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。