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メッセージおよびコード


戻りコード: 説明および回復情報

Net.Data は、異常な条件を検出すると、以下の戻りコード・メッセージを表示します。

-1002

説明: 内部関数呼び出しが失敗しました。これは Net.Data の内部エラーです。

ユーザーの応答: ソフトウェアのサービス技術員に問題を報告してください。

-1001

説明: サーバーが Net.Data メモリー割り当て要求を処理できませんでした。

ユーザーの応答: サーバーに十分なメモリーを用意してください。

1000

説明: 関数呼び出しで要求された関数は、サポートされた Net.Data 組み込み関数ではありません。

ユーザーの応答: 組み込み関数に対して指定した呼び出しに、入力ミスがないようにしてください。 サポートされている組み込み関数のリストについては、 Net.Data 解説書 を参照してください。

1001

説明: 入力パラメーターに NULL 値が含まれていました。

ユーザーの応答: 関数に渡す前にパラメーターを定義して、NULL でないことを確認してください。

1002

説明: 入力パラメーターに、NULL で終わる文字から構成されるストリング値が含まれていました。

ユーザーの応答: 指定したパラメーターに NULL 値が含まれていないようにしてください。

1003

説明: 関数呼び出しで渡されるパラメーターの数が、許可された最大数を超えているか、関数の呼び出しに必要な最小数より少なくなっています。

ユーザーの応答: 関数の構文をチェックして、必須パラメーターをすべて渡すようにし、かつ指定最大数を超えないようにしてください。

1004

説明: 関数呼び出しで渡されたパラメーターは Net.Data のマクロ表変数でなければなりませんが、異なる変数型でした。

ユーザーの応答: 変数を、DEFINE ステートメントまたはブロックに TABLE 変数として定義してください。

1005

説明: 関数呼び出しで渡されたパラメーターはストリング変数でなければなりませんが、異なる変数型でした。

ユーザーの応答: 変数を、DEFINE ステートメントまたはブロックにストリング変数として定義してください。

1006

説明: 関数呼び出しでリテラル・ストリングが渡されましたが、これは出力パラメーターでなければなりません。

ユーザーの応答: 出力パラメーターに入力値を指定しないでください。 パラメーター・タイプを INOUT に変更する必要がある場合があります。

1007

説明: パラメーターに無効な値が含まれています。 以下のいずれかの条件が存在します。

ユーザーの応答: 値が範囲外であったり無効であったりしないようにしてください。

1008

説明: パラメーターが表の範囲外の値を示しています。 以下のいずれかの条件が存在します。

ユーザーの応答: 上述の値が 0 より小さかったり、表の現在の行数より大きかったりしないようにしてください。

1009

説明: システム・プログラムあるいは Perl プログラムによって戻されるデータの構文が、 正しい Net.Data ストリング形式ではありません。以下のいずれかの条件が存在します。

ユーザーの応答: 関数が戻すデータで構文エラーがないかチェックし、スクリプトを変更してください。

1010

説明: 要求データの一部を戻すことができませんでした。表が出力パラメーターとして指定されましたが、 言語環境によって戻されたデータの行数が表で許可された行の最大数より大きいものでした。 データは、表がいっぱいになるまで書き込まれ、残りのデータは廃棄されました。

ユーザーの応答: 廃棄されたデータを無視することもできますし、表のサイズを大きくして再度関数を実行することもできます。

2000

説明: フラット・ファイル・インターフェースの組み込み関数が、指定されたファイルを検出できませんでした。

ユーザーの応答: ファイルが、初期設定ファイルの FFI_PATH ステートメントによって指定されたパスにあるようにしてください。

2001

説明: 上述のファイルが現行の処理あるいは別の処理で使用中であったために、 フラット・ファイル・インターフェースの組み込み関数がそれをオープンできず、指定のモードで共用できませんでした。

ユーザーの応答: 別の処理がファイルをロックしないようにしてください。

2002

説明: 上述のファイルがこのマクロ起動によってオープンされなかったために、 フラット・ファイル・インターフェースの組み込み関数が、そのファイルをクローズできませんでした。

ユーザーの応答: ファイルは、それをオープンしたマクロによってクローズしなければなりません。 行った変更は失われることがあります。

2003

説明: フラット・ファイル・インターフェースの組み込み関数は、 サポートされる最大バイト数を行のバイト数が超えたために、データ行を表変数に読み取ることができませんでした。

ユーザーの応答: この表は Net.Data で処理するには大きすぎます。

2004

説明: フラット・ファイル・インターフェースの組み込み関数がファイルを見つけようとしましたが、 FFI_PATH 構成ファイル変数で、サポートされる最大バイト数の 4095 より長いパスを検出しました。

ユーザーの応答: FFI_PATH ステートメントを、Net.Data が現在のアプリケーションで必要とするディレクトリーだけにして短くしてください。

2005

説明: システム関数への呼び出しが失敗しました。 これは Net.Data へ報告される内部エラーで、ユーザーの対応を必要とする場合があります。 あるいは、Net.Data で処理するのは不適切な一時的なシステム・エラーである可能性もあります。 この問題が続く場合、ソフトウェアのサービス技術員に報告してください。

ユーザーの応答: 構成をチェックして再試行してください。問題が続く場合、ソフトウェアのサービス技術員に報告してください。

2006

説明: 上述のファイルが現行の処理あるいは別の処理で使用中であったために、 フラット・ファイル・インターフェースの組み込み関数がそれにアクセスできず、指定のモードで共用できませんでした。

ユーザーの応答: ファイルを使用している処理を終了し、再試行してください。 関数を呼び出した際にファイルが使用中である場合、自動的に再試行する RETRY 値を指定する方法もあります。

3001

説明: 上述の登録が既に存在しているために、Web 登録の組み込み関数が Web 登録を作成できませんでした。

ユーザーの応答: 別の Web 登録名を使用してください。

3002

説明: Web 登録の組み込み関数が上述の登録を削除できませんでした。以下のいずれかの条件が存在します。

ユーザーの応答: 登録が別の処理で使用中である場合、その処理がクローズした後で試行してください。

3003

説明: 上述の項目が既に存在しているために、Web 登録の組み込み関数が指定の登録に項目を追加できませんでした。

ユーザーの応答: Web 登録では、重複した項目を作成することはできません。 項目を変更して関数を再実行依頼するか、既存の項目を使用してください。

3004

説明: 上述の項目が存在していないために、Web 登録の組み込み関数が指定の登録から項目を削除または検索することができませんでした。

ユーザーの応答: Net.Data は要求された登録項目を検出できません。

3005

説明: 上述の登録が見つからないために、Web 登録の組み込み関数が指定の登録を使用できませんでした。

ユーザーの応答: 登録が既に存在しない場合には、作成してください。

3006

説明: 登録名にあるパスが存在しないために、Web 登録の組み込み関数が指定の登録を作成できませんでした。

ユーザーの応答: 登録を作成する際には、パスを指定してください。

3007

説明: 要求発行者に指定の登録への適切な権限がないために、Web 登録の組み込み関数が指定の操作を完了できませんでした。

ユーザーの応答: Web 登録の関数にある機密保護パラメーターを変更して、操作を許可してください。

3008

説明: 未知の原因により、Web 登録の組み込み関数が上述の登録を作成できませんでした。

ユーザーの応答: 構成をチェックして再試行してください。

4000

説明: パラメーターに無効な整数値が含まれています。以下のいずれかの条件が存在します。

ユーザーの応答: 値が範囲外であったり無効であったりしないようにしてください。

4001

説明: パラメーターに無効な数値が含まれています。以下のいずれかの条件が存在します。

ユーザーの応答: 値が範囲外であったり無効であったりしないようにしてください。

4002

説明: 算術演算の結果、-999,999,999 から +999,999,999 までのサポート範囲から外れる指数が算出されました。

ユーザーの応答: 値はサポート範囲内にしてください。

5000

説明: 関数ブロックの EXEC ステートメントに指定したストリングに、スペース文字しか含まれていませんでした。

ユーザーの応答: 全桁スペース以外のストリングを指定してください。

6000

説明: 呼び出された関数の関数ブロックで EXEC ステートメントが指定されていませんでした。

ユーザーの応答: FUNCTION ブロックに EXEC ステートメントを追加してください。

6100

説明: EXEC ブロック内のパスが無効であるか EXEC ブロックが脱落しています。

ユーザーの応答: EXEC ブロックが指定されていて、EXEC ブロック内で指定したパスがプログラム・オブジェクトを参照しているようにしてください。

6101

説明: データ・タイプに誤った属性が指定されているか、Net.Data がデータ・タイプをサポートしていません。

ユーザーの応答: 以下の方法のいずれかを行って、エラーのパラメーターを訂正してください。

6102

説明: データを表示可能形式から内部形式に変換中、 もしくは、内部形式から表示可能形式に変換中に、データ変換エラーが発生しました。

ユーザーの応答: 指定したデータがパラメーターのデータ・タイプと互換性があるようにしてください。

7000

説明: Net.Data は、指定された SMTP サーバーに接続できません。

ユーザーの応答: ホスト名または IP 番号を正しく指定しているか確認してください。 SMTP サーバーは、指定されたホストのポート 25 で実行していなければなりません。

7001

説明: Net.Data が電子メール・メッセージを指定された SMTP サーバーへ中継する間に、SMTP エラーが発生しました。

ユーザーの応答: DTW_SENDMAIL を有効なパラメーターで呼び出しているか確認してください。

7002

説明: 指定された SMTP サーバーは拡張シンプル・メール転送プロトコル (ESMTP) をサポートしていません。 Net.Data は 8 ビットの文字列 (たとえば、U.S. ASCII 文字以外) を含む電子メール・メッセージを、7 ビットの文字列 (たとえば、U.S. ASCII 文字) のみをサポートしている SMTP サーバーに中継することはできません。

ユーザーの応答: ESMTP (8BITMIME) をサポートする SMTP サーバーを使用するか、 あるいは、電子メール・メッセージに非米国 ASCII 文字を使用しないようにしてください。

8000

説明: Cookie が見つかりません。 以下の条件の 1 つが当てはまります。

ユーザーの応答: Cookie が検出されない理由を判別し、訂正してください。

8201

説明: 永続的組み込み関数がシーケンスをはずれて呼び出されました。

ユーザーの応答: 永続的組み込み関数が正しく、シーケンスに入っているようにしてください。 たとえば、DTW_TERMINATE() に対する呼び出しの前に、DTW_ACCEPT() に対する呼び出しを行うことはできません。 永続的組み込み関数の適切なシーケンスについて学ぶには、Net.Data 管理およびプログラミングの手引き OS/400 版 の永続的マクロの章を参照してください。

8202

説明: 永続的にすることはできません。 変数を定義する前にテキストが標準出力されたため、静的変数の定義に失敗しました。

ユーザーの応答: テキストを書き込む前に静的変数を定義することによって、永続的にしてください。

8200

説明: マクロを永続的にすることはできません。 マクロを永続的にするように要求する組み込み関数が呼び出されました。

ユーザーの応答: マクロ内で永続的にするか、関数呼び出しを削除してください。 永続的マクロを使用可能にすることについての情報は、Net.Data 管理およびプログラミングの手引き OS/400 版を参照してください。


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