言語環境解説書
言語環境を作成するときは、指定するインターフェースを決めなければなりません。
言語環境に行わせたい内容によって、何を選択するかが決まります。
たとえば、言語環境がデータベース・データにアクセスする場合には、
スクリプト言語の場合とは異なる選択になります。
以下の節では、Net.Data 言語環境インターフェースについて説明します。
- dtw_execute()
- dtw_execute() インターフェースは、
マクロから入力パラメーターを渡すために指定しなければなりません。
これは、言語環境ごとに必要となる唯一のインターフェースです。
Net.Data は、すべての入力パラメーターを、言語環境通信構造体 dtw_lei_t を介して dtw_execute() に渡します。
- dtw_initialize()
- dtw_initialize() インターフェースは、データを割り当てる場合または初期化する場合に指定します。
Net.Data がこのインターフェースを呼び出すのは各マクロ起動につき 1 回だけで、
言語環境への最初の関数呼び出しの前に行われます。
言語環境への関数呼び出しがなければ、Net.Data は dtw_initialize() インターフェースを呼び出しません。
- dtw_cleanup()
-
dtw_cleanup() インターフェースは、dtw_initialize() インターフェースを指定して、
資源を解放したい場合に指定します。
- dtw_getNextRow()
- dtw_getNextRow() インターフェースは、データベース言語環境、
もしくは一度に 1 行ずつデータを処理できる言語環境の一部として指定します。
このインターフェースが呼び出されるのは、Net.Data が OS/400(R) または OS/390 オペレーティング・システム上で実行されている場合です。
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