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言語環境解説書


言語環境インターフェース関数

Net.Data は 4 つのインターフェース関数を言語環境に使用します。 ユーザーはこれらの関数のうちの 1 つまたは複数を提供します。 これらの関数のうち 3 つは任意選択ですが、 それぞれの言語環境に dtw_execute() インターフェース関数がなければなりません。 Net.Data マクロが dtw_execute() インターフェース関数を持たない言語環境を参照すると、 Net.Data はエラー・メッセージを戻し、Net.Data マクロの処理を停止します。

言語環境を呼び出すには、それを Net.Data マクロの FUNCTION ブロックで参照します。 言語環境インターフェース関数は、以下の順序で呼び出されなければなりません。

  1. dtw_initialize()
  2. dtw_execute()
  3. dtw_getNextRow()
  4. dtw_cleanup()

dtw_execute() 関数は、言語環境で指定しなければならない唯一のインターフェース関数です。

Net.Data は、言語環境を使用する関数の呼び出しを検出すると、 以下のステップに従ってその言語環境を呼び出します。

  1. Net.Data は、dtw_initialize() がこの言語環境に定義されている場合はこれを呼び出します。この関数は、データベースへの接続や変数の割り当てなどの、 言語環境が必要とするすべての初期化タスクを実行します。

  2. Net.Data は、dtw_execute() を呼び出して、 言語環境が処理しなければならないステートメントが入ったマクロ FUNCTION ブロックを処理します。

  3. Net.Data は、dtw_execute() が、 正常に戻ったときに dtw_getNextRow() を呼び出す必要があることを示した場合は、dtw_getNextRow() を呼び出します。

  4. Net.Data マクロ処理が完了すると、この関数が言語環境に定義されている場合には、 Net.Data は dtw_cleanup() を呼び出して環境のクリーンアップ処理 (たとえば、データベースか らの切断や変数の解放) を行い、その後で Webサーバーに戻ります。

インターフェース関数は、以下の節で説明します。


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