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管理およびプログラミングの手引き OS/2 版、Windows NT 版、Unix 版


付録 C. Net.Data SmartGuides

Net.Data SmartGuides は、カスタマイズされた Net.Data アプリケーションを作成する、 迅速で、簡単な方法をユーザーに提供するように設計されています。 まず SmartGuide を選択して、わずかな質問に答えると、 Net.Data はカスタマイズされたアプリケーションをそのユーザー用に作成します。

Net.Data は、マクロの作成方法および Net.Data 機能の使用方法の学習中に使用する、以下の SmartGuides を提供します。

ドリルダウン
この SmartGuide は、ユーザーの既存データベース・テーブルを取り込み、 Web で使用可能なドリルダウン・アプリケーションを作成するため、 ユーザーは詳細データをいろいろなレベルから詳細にアクセスできるようになります。 オプションで、ドリルダウン SmartGuide は、データベースに接続して、 データベースの情報を収集することができます。 5 つの Web レポートまでカスタマイズすることが可能です。 生成されたマクロは、Web レポートを自動的にリンクするために、 データベースに保管されたプライマリー・キーの情報と外部キーの情報を使用します。

ストアード・プロシージャー
この SmartGuide は、ユーザーのデータベースに接続して、 データベースに登録されているすべてのストアード・プロシージャーのリストを検索します。 ストアード・プロシージャーを選択します。 SmartGuide は、ユーザーのストアード・プロシージャーを呼び出す Net.Data マクロを生成します。 マクロが生成されたら、そのマクロを変更したり、 既存の Net.Data アプリケーションに統合したりすることができます。

連絡先
この SmartGuide は、名前、住所、電話番号、 およびその他の重要な連絡先情報を保管するための、Web で使用可能な住所録を生成します。 この住所録は、即時に連絡先にアクセスするための検索関数が備えられています。 生成される連絡先アプリケーションには、概要報告書または明細報告書のいずれかを組み込むことができます。 さらに、 カスタマイズされたレポートを組み込みこともできます。

Net.Data SmartGuide パッケージの最新バージョンについては、 http://www.software.ibm.com/data/net.data で Net.Data Web サイトをチェックしてください。

この付録では、以下のトピックを説明しています。


事前準備

SmartGuides を実行して、Net.Data マクロを生成するには、 以下のソフトウェアがインストールされていなければなりません。


SmartGuides を実行する

Net.Data SmartGuides は、コマンド行で開始するもので、ファイル NetDataSmartGuides.jar に含まれています。

Java 開発キット (JDK) を使用して SmartGuide を開始するには

  1. 以下の行を CLASSPATH 環境変数に追加します。

    [Path]NetDataSmartGuides.jar
    
    ここで [Path] は、 NetDataSmartGuides.jar ファイルへのパスで、オプションです。

  2. ドリルダウン、およびストアード・プロシージャーの SmartGuide の、 データベース接続フィーチャーを使用する場合は、 UDB JDBC ドライバーを CLASSPATH 環境変数に追加します。

    Windows NT および OS/2 オペレーティング・システムの場合は、 CLASSPATH 環境変数に次の行を追加します。

    [Path]NetDataSmartGuides.jar;[UDBInstallationPath]\java\db2java.zip
    

    UNIX オペレーティング・システムの場合は、 CLASSPATH 環境変数に次の行を追加します。

    [Path]NetDataSmartGuides.jar:[UDBInstallationPath]\java\db2java.zip
    

    ここで、[Path] は NetDataSmartGuides.jar ファイルへのパスで、オプションです。 [UDBInstallationPath] は、C:\SQLLIB などの、ユーザー UDB インストールへのパスです。

  3. SmartGuide を開始します。

    launchpad は、図 26 で示されているように、 使用可能な SmartGuides のリストをオープンします。

    図 26. SmartGuide ランチパッド
    SmartGuide Lauchpad

  4. 実行する SmartGuide の名前をクリックします。

Java 実行時環境 (JRE) を使用して SmartGuide を開始するには

  1. Windows NT オペレーティング・システムの場合は、 「開始 (Start) -> プログラム (Programs) -> Net.Data -> SmartGuides」を選択します。 これにより、SMARTGUIDES.BAT と呼ばれるバッチ・ファイルを実行します。 ほかのオペレーティング・システムの場合は、 以下のコマンドを入力して SmartGuides を実行します。

    jre -cp [Path]NetDataSmartGuides.jar TaskGuide LaunchPad.class
    
    ここで [Path] は、 NetDataSmartGuides.jar ファイルへのパスで、オプションです。

    ランチパッドは、図 26 で示されているように、 使用可能な SmartGuides のリストをオープンします。

  2. SmartGuide のドリルダウンおよびストアード・プロシージャーのデータベース接続フィーチャーを使用する場合は、 以下のコマンドを入力します。

    Windows NT および OS/2 オペレーティング・システムの場合:

    jre -cp [Path]NetDataSmartGuides.jar;[UDBInstallationPath]
      \java\db2java.zip TaskGuide LaunchPad.class
    

    UNIX オペレーティング・システムの場合:

    jre -cp [Path]NetDataSmartGuides.jar:[UDBInstallationPath]
      \java\db2java.zip TaskGuide LaunchPad.class
    

    ここで、[Path] は NetDataSmartGuides.jar ファイルへのパスで、オプションです。 [UDBInstallationPath] は、C:\SQLLIB などの、ユーザー UDB インストールへのパスです。

  3. 実行する SmartGuide の名前をクリックします。


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