これらの関数を使用すると、数値計算を行うことができます。
数学関数の場合の NLS の考慮事項: Net.Data は、Net.Data の実行環境下で Web サーバーで指定されている地域設定値に基づいて、 数値内の小数点を表示します。 たとえば、Web サーバーで小数点がコンマ (,) として指定されている場合、 Net.Data はコンマを使用して 10 進データを形式設定します。 Net.Data は、以下の設定を使用して、 小数点を指定するために使用する文字を判別します。
数値計算には、以下の関数を利用することができます。
AIX | HP-UX | Linux | OS/2 | OS/390 | OS/400 | SCO | SUN | Win NT |
X | X | X | X | X | X | X | X | X |
目的
2 つの数を追加します。
構文
@DTW_ADD(number1, number2, precision, result)
@DTW_ADD(number1, number2, result)
@DTW_rADD(number1, number2, precision)
@DTW_rADD(number1, number2)
値
データ型 | パラメーター | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
浮動 | number1 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
浮動 | number2 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
整数 | precision | IN | 結果の精度を指定する正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。デフォルトは 9 です。 |
浮動 | result | OUT | number1 と number2 の合計値が含まれている変数。 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
-1001 | サーバーがメモリーを割り当てるための Net.Data 要求を処理できませんでした。 |
1001 | 入力パラメーターにヌル値が含まれています。 |
1002 | 入力パラメーターに、 ヌルで終わる文字からなるストリング値が含まれています。 |
1003 | 関数呼び出しで渡されたパラメーターの数が、 許可される最大数を超えた、 または関数が必要とする最小数より少ない。 |
1005 | 関数呼び出しで渡されたパラメーター (ストリング変数とするために必須) が異なる変数型です。 |
1006 | 関数呼び出しにおいて、出力パラメーターとするために必須であるパラメーターにリテラル・ストリングが渡されました。 |
4000 | パラメーターに無効な整数値が含まれています。 |
4001 | パラメーターに無効な値が含まれています。 |
4002 | 算術演算の結果に、 サポートされる -999,999,999 から +999,999,999 の範囲外の指数が含まれています。 |
例
例 1:
@DTW_ADD(NUM1, NUM2, "2", result)
例 2:
@DTW_rADD("12", NUM2, "5")
AIX | HP-UX | Linux | OS/2 | OS/390 | OS/400 | SCO | SUN | Win NT |
X | X | X | X | X | X | X | X | X |
目的
ある数を他の数で除算します。
構文
@DTW_DIVIDE(number1, number2, precision, result)
@DTW_DIVIDE(number1, number2, result)
@DTW_rDIVIDE(number1, number2, precision)
@DTW_rDIVIDE(number1, number2)
値
データ型 | パラメーター | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
浮動 | number1 | IN | 除算する数を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
浮動 | number2 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
整数 | precision | IN | 結果の精度を指定する正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。デフォルトは 9 です。 |
浮動 | result | OUT | number1 を number2 で割った結果が含まれている変数。 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
-1001 | サーバーがメモリーを割り当てるための Net.Data 要求を処理できませんでした。 |
1001 | 入力パラメーターにヌル値が含まれています。 |
1002 | 入力パラメーターに、 ヌルで終わる文字からなるストリング値が含まれています。 |
1003 | 関数呼び出しで渡されたパラメーターの数が、 許可される最大数を超えた、 または関数が必要とする最小数より少ない。 |
1005 | 関数呼び出しで渡されたパラメーター (ストリング変数とするために必須) が異なる変数型です。 |
1006 | 関数呼び出しにおいて、出力パラメーターとするために必須であるパラメーターにリテラル・ストリングが渡されました。 |
4000 | パラメーターに無効な整数値が含まれています。 |
4001 | パラメーターに無効な値が含まれています。 |
4002 | 算術演算の結果に、 サポートされる -999,999,999 から +999,999,999 の範囲外の指数が含まれています。 |
例
例 1:
@DTW_DIVIDE("8.0", NUM2, result)
例 2:
@DTW_rDIVIDE("1", NUM2, "5")
例 3:
@DTW_rDIVIDE(NUM1, "2", "5")
AIX | HP-UX | Linux | OS/2 | OS/390 | OS/400 | SCO | SUN | Win NT |
X | X | X | X | X | X | X | X | X |
目的
ある数を他の数で除算し、剰余を戻します。
構文
@DTW_DIVREM(number1, number2, precision, result)
@DTW_DIVREM(number1, number2, result)
@DTW_rDIVREM(number1, number2, precision)
@DTW_rDIVREM(number1, number2)
値
データ型 | パラメーター | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
浮動 | number1 | IN | 除算する数を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
浮動 | number2 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
整数 | precision | IN | 結果の精度を指定する正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。デフォルトは 9 です。 |
浮動 | result | OUT | number1 を number2 で割ったときの剰余が含まれている変数。 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
-1001 | サーバーがメモリーを割り当てるための Net.Data 要求を処理できませんでした。 |
1001 | 入力パラメーターにヌル値が含まれています。 |
1002 | 入力パラメーターに、 ヌルで終わる文字からなるストリング値が含まれています。 |
1003 | 関数呼び出しで渡されたパラメーターの数が、 許可される最大数を超えた、 または関数が必要とする最小数より少ない。 |
1005 | 関数呼び出しで渡されたパラメーター (ストリング変数とするために必須) が異なる変数型です。 |
1006 | 関数呼び出しにおいて、出力パラメーターとするために必須であるパラメーターにリテラル・ストリングが渡されました。 |
4000 | パラメーターに無効な整数値が含まれています。 |
4001 | パラメーターに無効な値が含まれています。 |
4002 | 算術演算の結果に、 サポートされる -999,999,999 から +999,999,999 の範囲外の指数が含まれています。 |
使用上の注意
剰余が非ゼロであれば、その符号は、 最初のパラメーターの符号と同じです。
例
例 1:
@DTW_DIVREM(NUM1, NUM2, result)
例 2:
@DTW_rDIVREM("10", NUM2)
例 3:
@DTW_rDIVREM("3.6", "1.3")
例 4:
@DTW_rDIVREM("-10", "3")
AIX | HP-UX | Linux | OS/2 | OS/390 | OS/400 | SCO | SUN | Win NT |
X | X | X | X | X | X | X | X | X |
目的
数値の形式化をカスタマイズします。
構文
@DTW_FORMAT(number, before, after, expp, expt, precision, result)
@DTW_FORMAT(number, before, after, expp, expt, result)
@DTW_FORMAT(number, before, after, expp, result)
@DTW_FORMAT(number, before, after, result)
@DTW_FORMAT(number, before, result)
@DTW_FORMAT(number, result)
@DTW_rFORMAT(number, before, after, expp, expt, precision)
@DTW_rFORMAT(number, before, after, expp, expt)
@DTW_rFORMAT(number, before, after, expp)
@DTW_rFORMAT(number, before, after)
@DTW_rFORMAT(number, before)
@DTW_rFORMAT(number)
値
データ型 | パラメーター | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
浮動 | number | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
整数 | before | IN | 正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。 これはオプション・パラメーターです。 ヌル・ストリング ("") を入力して追加のパラメーターを指定する必要があります。 |
整数 | after | IN | 正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。 これはオプション・パラメーターです。 ヌル・ストリング ("") を入力して追加のパラメーターを指定する必要があります。 |
整数 | expp | IN | 正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。 ヌル・ストリング ("") を入力して追加のパラメーターを指定する必要があります。 |
整数 | expt | IN | 正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。 ヌル・ストリング ("") を入力して追加のパラメーターを指定する必要があります。 |
整数 | precision | IN | 結果の精度を指定する正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。デフォルトは 9 です。 |
浮動 | result | OUT | 丸めと形式化が指定された数値が含まれている変数。 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
-1001 | サーバーがメモリーを割り当てるための Net.Data 要求を処理できませんでした。 |
1001 | 入力パラメーターにヌル値が含まれています。 |
1002 | 入力パラメーターに、 ヌルで終わる文字からなるストリング値が含まれています。 |
1003 | 関数呼び出しで渡されたパラメーターの数が、 許可される最大数を超えた、 または関数が必要とする最小数より少ない。 |
1005 | 関数呼び出しで渡されたパラメーター (ストリング変数とするために必須) が異なる変数型です。 |
1006 | 関数呼び出しにおいて、出力パラメーターとするために必須であるパラメーターにリテラル・ストリングが渡されました。 |
4000 | パラメーターに無効な整数値が含まれています。 |
4001 | パラメーターに無効な値が含まれています。 |
使用上の注意
例
例 1:
@DTW_FORMAT(NUM, BEFORE, result)
例 2:
@DTW_FORMAT("1.73", "4", "0", result)
例 3:
@DTW_FORMAT("1.73", "4", "3", result)
例 4:
@DTW_FORMAT(" - 12.73", "", "4", result)
例 5:
@DTW_FORMAT("12345.73", "", "", "2", "2", result)
例 6:
@DTW_FORMAT("1.234573", "", "3", "", "0", result)
例 7:
@DTW_rFORMAT(" - 12.73")
例 8:
@DTW_rFORMAT("0.000")
例 9:
@DTW_rFORMAT("12345.73", "", "", "3", "6")
例 10:
@DTW_rFORMAT("1234567e5", "", "3", "0")
例 11:
@DTW_rFORMAT("12345.73", "", "3", "", "0")
AIX | HP-UX | Linux | OS/2 | OS/390 | OS/400 | SCO | SUN | Win NT |
X | X | X | X | X | X | X | X | X |
目的
ある数を他の数で除算し、結果の整数部分を戻します。
構文
@DTW_INTDIV(number1, number2, precision, result)
@DTW_INTDIV(number1, number2, result)
@DTW_rINTDIV(number1, number2, precision)
@DTW_rINTDIV(number1, number2)
値
データ型 | パラメーター | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
浮動 | number1 | IN | 除算する数を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
浮動 | number2 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
整数 | precision | IN | 結果の精度を指定する正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。デフォルトは 9 です。 |
浮動 | result | OUT | number1 を number2 で割った結果の整数部分が含まれている変数。 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
-1001 | サーバーがメモリーを割り当てるための Net.Data 要求を処理できませんでした。 |
1001 | 入力パラメーターにヌル値が含まれています。 |
1003 | 関数呼び出しで渡されたパラメーターの数が、 許可される最大数を超えた、 または関数が必要とする最小数より少ない。 |
1005 | 関数呼び出しで渡されたパラメーター (ストリング変数とするために必須) が異なる変数型です。 |
1006 | 関数呼び出しにおいて、出力パラメーターとするために必須であるパラメーターにリテラル・ストリングが渡されました。 |
4000 | パラメーターに無効な整数値が含まれています。 |
4001 | パラメーターに無効な値が含まれています。 |
4002 | 算術演算の結果に、 サポートされる -999,999,999 から +999,999,999 の範囲外の指数が含まれています。 |
例
例 1:
@DTW_INTDIV(NUM1, NUM2, result)
例 2:
@DTW_rINTDIV("2", NUM2)
AIX | HP-UX | Linux | OS/2 | OS/390 | OS/400 | SCO | SUN | Win NT |
X | X | X | X | X | X | X | X | X |
目的
2 つの数を乗算します。
構文
@DTW_MULTIPLY(number1, number2, precision, result)
@DTW_MULTIPLY(number1, number2, result)
@DTW_rMULTIPLY(number1, number2, precision)
@DTW_rMULTIPLY(number1, number2)
値
データ型 | パラメーター | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
浮動 | number1 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
浮動 | number2 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
整数 | precision | IN | 結果の精度を指定する正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。デフォルトは 9 です。 |
浮動 | result | OUT | number1 と number2 の積が含まれている変数。 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
-1001 | サーバーがメモリーを割り当てるための Net.Data 要求を処理できませんでした。 |
1001 | 入力パラメーターにヌル値が含まれています。 |
1002 | 入力パラメーターに、 ヌルで終わる文字からなるストリング値が含まれています。 |
1003 | 関数呼び出しで渡されたパラメーターの数が、 許可される最大数を超えた、 または関数が必要とする最小数より少ない。 |
1005 | 関数呼び出しで渡されたパラメーター (ストリング変数とするために必須) が異なる変数型です。 |
1006 | 関数呼び出しにおいて、出力パラメーターとするために必須であるパラメーターにリテラル・ストリングが渡されました。 |
4000 | パラメーターに無効な整数値が含まれています。 |
4001 | パラメーターに無効な値が含まれています。 |
4002 | 算術演算の結果に、 サポートされる -999,999,999 から +999,999,999 の範囲外の指数が含まれています。 |
例
例 1:
@DTW_MULTIPLY(NUM1, NUM2, result)
例 2:
@DTW_rMULTIPLY("0.9", NUM2)
AIX | HP-UX | Linux | OS/2 | OS/390 | OS/400 | SCO | SUN | Win NT |
X | X | X | X | X | X | X | X | X |
目的
整数をその累乗にします。
構文
@DTW_POWER(number1, number2, precision, result)
@DTW_POWER(number1, number2, result)
@DTW_rPOWER(number1, number2, precision)
@DTW_rPOWER(number1, number2)
値
データ型 | パラメーター | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
浮動 | number1 | IN | 累乗する数を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
浮動 | number2 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
整数 | precision | IN | 結果の精度を指定する正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。デフォルトは 9 です。 |
浮動 | result | OUT | number1 を number2 乗した結果が含まれている変数。 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
-1001 | サーバーがメモリーを割り当てるための Net.Data 要求を処理できませんでした。 |
1001 | 入力パラメーターにヌル値が含まれています。 |
1003 | 関数呼び出しで渡されたパラメーターの数が、 許可される最大数を超えた、 または関数が必要とする最小数より少ない。 |
1005 | 関数呼び出しで渡されたパラメーター (ストリング変数とするために必須) が異なる変数型です。 |
1006 | 関数呼び出しにおいて、出力パラメーターとするために必須であるパラメーターにリテラル・ストリングが渡されました。 |
4000 | パラメーターに無効な整数値が含まれています。 |
4001 | パラメーターに無効な値が含まれています。 |
4002 | 算術演算の結果に、 サポートされる -999,999,999 から +999,999,999 の範囲外の指数が含まれています。 |
例
例 1:
@DTW_POWER(NUM1, NUM2, result)
例 2:
@DTW_rPOWER("1.7", NUM2, precision)
AIX | HP-UX | Linux | OS/2 | OS/390 | OS/400 | SCO | SUN | Win NT |
X | X | X | X | X | X | X | X | X |
目的
ある数を他の数から減算します。
構文
@DTW_SUBTRACT(number1, number2, precision, result)
@DTW_SUBTRACT(number1, number2, result)
@DTW_rSUBTRACT(number1, number2, precision)
@DTW_rSUBTRACT(number1, number2)
値
データ型 | パラメーター | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
浮動 | number1 | IN | 減算の対象とする数を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
浮動 | number2 | IN | 数値を表す変数またはリテラル・ストリング。 |
整数 | precision | IN | 結果の精度を指定する正の整数を表す変数またはリテラル・ストリング。デフォルトは 9 です。 |
浮動 | result | OUT | number1 と number2 の差が含まれている変数。 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
-1001 | サーバーがメモリーを割り当てるための Net.Data 要求を処理できませんでした。 |
1001 | 入力パラメーターにヌル値が含まれています。 |
1002 | 入力パラメーターに、 ヌルで終わる文字からなるストリング値が含まれています。 |
1003 | 関数呼び出しで渡されたパラメーターの数が、 許可される最大数を超えた、 または関数が必要とする最小数より少ない。 |
1005 | 関数呼び出しで渡されたパラメーター (ストリング変数とするために必須) が異なる変数型です。 |
1006 | 関数呼び出しにおいて、出力パラメーターとするために必須であるパラメーターにリテラル・ストリングが渡されました。 |
4000 | パラメーターに無効な整数値が含まれています。 |
4001 | パラメーターに無効な値が含まれています。 |
4002 | 算術演算の結果に、 サポートされる -999,999,999 から +999,999,999 の範囲外の指数が含まれています。 |
例
例 1:
@DTW_SUBTRACT(NUM1, NUM2, comp) %IF(comp > "0") <P>$(NUM1) is larger than $(NUM2). %ENDIF
この例は、Net.Data のストリングである数値の比較方法を示しています。
例 2:
@DTW_SUBTRACT(NUM1, NUM2, result)
例 3:
@DTW_rSUBTRACT("1.3", NUM2)