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管理およびプログラミングの手引き OS/2 版、Windows NT 版、Unix 版


付録 E. Net.Data サーブレットと NetObjects Fusion NOF プラグインを使用する

Net.Data は、Net.Data のサーブレット用の NetObjects Fusion プラグインを提供しています。 Net.Data サーブレットは、Net.Data サーブレット に記述されています。

NetObjects Fusion (NOF) を使用すると、既存の Net.Data マクロを統合できます。これによって、Web サイト管理機能と使いやすいグラフィカル・ユーザー・インターフェースとを持つ優れた統合化を実現できます。

この付録では、以下のトピックを説明しています。


NetObjects Fusion プラグインについて

NetDataServlet.NFX プラグインは Net.Data サーブレット と一緒に機能します。この NOF プラグインは、既存の Net.Data マクロ、あるいは単一の Net.Data 関数の呼び出しをサポートします。 このプラグインは、 Net.Data をサーブレットまたはサーバー・サイド・インクルード (SSI) として起動するための HTML を生成します。 Web サーバーが Net.Data を起動すると、Net.Data マクロあるいは関数が実行されます。 Net.Data サーブレット プラグインを使用して、マクロおよび関数サーブレット のどちらかを NOF 管理の Web サイトに組み込みます。これについては、図 27 で説明しています。 このプラグインは、マクロの構築を自動化するために選択されたデフォルト値を、多数の基本マクロあるいは関数のパラメーターに提供します。 プラグインを使用するには、 NOF とプラグイン・ファイルをインストールして構成しなければなりません。

図 27. Net.Data サーブレット・プラグイン
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NetObjects Fusion プラグインのインストール

ソフトウェアおよびハードウェア要件:

NOF プラグインは、NetObjects Fusion Version 2.0 またはそれ以降のバージョンが必要です。

インストール方法:<inst_dir>\fx\ NetDataServlet.nfx と <inst_dir>\fx\NetDataServlet.gif を <NetObjects Fusion>\components \ ディレクトリーにコピーします。


NetObjects Fusion 用 Net.Data プラグインのセットアップ

NOF を使用して操作しているサーブレットのプロパティーを変更することができます。

  1. NetObjects Fusion をオープンします。

  2. 以下のように、NetObjects Fusion (NOF) の「ツール (Tools)」 パレットから、「NetObjects 構成要素 (NetObjects Components)」ボタン 「構成要素 (Components)」ボタンのアイコン: NFX ラベルの付いたギア・ホイール。 を選択します。 「プラグイン (plug-in)」ボタンが、 「ツール (Tools)」パレットの下部に表示されます。

  3. これら 6 つの「ツール (Tools)」パレットのボタンから、 以下の「NetObjects 構成要素 (NetObjects Components)」ボタン 「ツール (Tools)」 ボタンのアイコン; ラベルの付いていないギア・ホイール。 を選択します。

  4. NOF キャンバス上に、エリアをマークして、選択したプラグインを置く場所を指定します。 この場所にサーブレットの結果が表示されます。 「インストールされている構成要素 (Installed Components)」ウィンドウが開き、プラグインの選択肢リストが表示されます。 サーブレットのプラグインがリストにない場合は、パスおよびファイル名フィールドを使用して、 マクロまたは関数サーブレットと一緒に使用するプラグイン・ファイル名 NetDataServlet.NFX を指定します。

  5. リストからサーブレット・プラグインを選択し、 「了解 (OK)」押しボタンをクリックします。

    プラグインは NOF キャンバス上のオブジェクトになります。


プラグイン・プロパティーを変更する

Net.Data サーブレットのプラグインを使用して、マクロおよび関数サーブレットを変更することができます。

NOF で Net.Data サーブレット を変更するには、

  1. NOF キャンバス上に、エリアをマークして、選択したプラグインを置く場所を指定します。 この場所にサーブレットの結果が表示されます。 「インストールされている構成要素 (Installed Components)」ウィンドウが開き、プラグインの選択肢リストが表示されます。 サーブレット・プラグインがリストされていなければ、パスおよびファイル名フィールドを使用して、 プラグイン・ファイル名、NetDataServlet.NFX を指定します。 このファイルは、マクロまたは関数サーブレットと一緒に使用します。

  2. リストから Net.Data サーブレット プラグインを選択し、「了解 (OK)」押しボタンをクリックします。

    プラグインは NOF キャンバス上のオブジェクトになります。

  3. Net.Data サーブレット プラグインのプロパティーを、以下のように選択し、カスタマイズします。

    1. NOF キャンバス上の Net.Data サーブレット プラグインを選択します。「プロパティー (Properties)」パレットがオープンし、図 28 に示すようにプラグイン・プロパティーが表示されます。

      図 28. Net.Data サーブレット プロパティー・パレット
      Net.Data サーブレット プロパティー・パレット

      Net.Data サーブレット 用のプロパティー:

      カスタマイズできるのは、以下のプロパティーです。

      サーブレット名
      起動するサーブレット名、Function または Macro を選択します。 どちらのサーブレット名を選択したかによって、異なるプロパティーが表示されます。

      サーブレット・タイプ
      希望するサーブレット・タイプ、「SSI 実行 (SSI Submit)」、 「HREF 実行 (HREF Submit)」、または「FORM 実行 (FORM Submit)」ボタンを選択します。 どちらのサーブレット・タイプを希望するかによって、異なるプロパティーが表示されます。

      実行依頼ラベル
      FORM 実行ボタン・タイプを選択する場合には、実行依頼ラベルのテキストを指定します。 選択しない場合は、このプロパティーは表示されません。

      サーバー URL
      HREF サーブレット・タイプを選択する場合には、サーバー URL を、 サーブレット対応の Web サーバーに指定します。 SSI を選択する場合には、このプロパティーは表示されません。

      マクロ名
      マクロ・サーブレット 名を選択する場合には、既存の Net.Data マクロを指定して実行します。選択しない場合は、このプロパティーは表示されません。

      HTML ブロック名
      マクロ・サーブレット 名を選択する場合には、Net.Data マクロで HTML ブロックの名前を指定し、実行します。選択しない場合は、このプロパティーは表示されません。

      関数タイプ
      関数サーブレット 名を選択する場合には、関数タイプ、Function または SQL を選択して実行します。 選択しない場合は、このプロパティーは表示されません。

      言語環境
      関数サーブレット 名を選択する場合には、Net.Data 言語環境を指定して使用します。 選択しない場合は、このプロパティーは表示されません。

      ステートメント
      関数サーブレット 名を選択する場合には、ステートメントを指定して実行します。 選択しない場合は、このプロパティーは表示されません。

      データベース
      関数のサーブレット名を選択する場合は、使用するデータベースの名前を指定します。選択しない場合は、このプロパティーは表示されません。

      その他のパラメーターの数
      Net.Data へ渡すその他のパラメーターの数を指定します (最大 25 )。 それぞれのパラメーターに対して、パラメーターの名前とその値 (オプション) を入力します。

      HREF 前テキスト
      HREF サーブレット・タイプを選択する場合には、 <A HREF> HTML タグの前のテキストが表示される前に表示されるテキストを指定します。この指定をしない場合には、 このプロパティーは表示されません。(オプション)。

      HREF 内部テキスト
      HREF サーブレット・タイプを選択する場合には、 <A HREF> HTML タグの内部に表示するテキストを指定します。この指定をしない場合には、 このプロパティーは表示されません。(オプション)。

      HREF 後テキスト
      HREF サーブレット・タイプを選択する場合には、 <A HREF> HTML タグの後ろのテキストが表示された後で表示されるテキストを指定します。この指定をしない場合には、 このプロパティーは表示されません。(オプション)。

      SQL 確認事項!
      HREF サーブレット・タイプを選択して SQL 関数タイプを指定する場合には、 HREF SQL ステートメントではスペース ( ) 文字の代わりにプラス (+) 文字を使用します、 という確認メッセージが表示されます。 このテキストは変更できないか、 ページが生成された後に表示されることはありません。 選択しない場合は、このプロパティーは表示されません。

    2. ユーザーのページにプロパティーを定義した後で、 「パブリッシュ (Publish)」押しボタンをクリックすると、Net.Data サーブレット NOF プラグインを使用して、 Web ページが生成され、表示されます。

      注:SSI サーブレット・タイプを選択すると、 Web ページ・ファイルの拡張子は .shtml でなければなりません。 NOF の「プロパティー (Properties)」パレットから、デフォルトのページを設定することができます。 このページから、Page ノートブック・タブを選択し、 「カスタム名 (Custom names)」押しボタンをクリックし、 Extension Type フィールドに .shtml と入力します。


NOF プラグイン付きサーブレットの表示

ユーザーのページにプロパティーを設定した後で、 「パブリッシュ (Publish)」押しボタンをクリックすると、プラグインを使用して、 Web ページが生成され、表示されます。


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