IBM Books

言語環境解説書

指定すべき言語環境インターフェース

言語環境を作成するときは、指定するインターフェースを決めなければなりません。 言語環境に行わせたい内容によって、何を選択するかが決まります。 たとえば、言語環境がデータベース・データにアクセスする場合には、 スクリプト言語の場合とは異なる選択になります。 以下の節では、Net.Data 言語環境インターフェースについて説明します。

dtw_execute()
dtw_execute() インターフェースは、 マクロから入力パラメーターを渡すために指定しなければなりません。 これは、言語環境ごとに必要となる唯一のインターフェースです。 Net.Data は、すべての入力パラメーターを、言語環境通信構造体 dtw_lei_t を介して dtw_execute() に渡します。

dtw_initialize()
dtw_initialize() インターフェースは、データを割り当てる場合または初期化する場合に指定します。 Net.Data がこのインターフェースを呼び出すのは各マクロ起動につき 1 回だけで、 言語環境への最初の関数呼び出しの前に行われます。 言語環境への関数呼び出しがなければ、Net.Data は dtw_initialize() インターフェースを呼び出しません。

dtw_cleanup()

dtw_cleanup() インターフェースは、dtw_initialize() インターフェースを指定して、 資源を解放したい場合に指定します。

dtw_getNextRow()
dtw_getNextRow() インターフェースは、データベース言語環境、 もしくは一度に 1 行ずつデータを処理できる言語環境の一部として指定します。 このインターフェースが呼び出されるのは、Net.Data が OS/400(R) または OS/390 オペレーティング・システム上で実行されている場合です。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]