使用しているオペレーティング・システムに対応した Net.Data を、 製品に付属する README ファイルの説明に従ってインストールします。 オペレーティング・システムによって異なりますが、 大部分の構成ステップはインストール時に完了します。
ユーザーのオペレーティング・システムに対応したNet.Data を、 インストールした後、 Net.Data を構成し、Web サーバーのための構成を変更しなければなりません。 構成のステップは以下のとおりです。
以下のツールを使用して、Net.Data を構成します。
テキスト・エディターを使用して、 すべてのオペレーティング・システムの初期設定ファイルおよび Live Connection の構成ファイルを編集します。 テキスト・エディターを使用して、任意の Web サーバーの構成ファイルも編集します。変更を加える前に、それらのファイルのバックアップを取っておくことをお勧めします。
管理ツールは、初期設定ファイルおよび Live Connection の構成ファイルのカスタマイズのためのグラフィカル・インターフェースを提供しています。 管理ツールを使用して、OS/2、Windows NT、および AIX の各オペレーティング・システム上で Net.Data を構成することができます。
使用方法は、表 1 で説明されているように、構成に必要なコンポーネントおよび Net.Data が実行されるオペレーティング・システムに依存します。
構成のための作業を、ある特定の方法を使用して開始した場合は、最良の結果を得るためには、その方法を続けて使用しなければなりません。
表 1. 構成方法と、タスクおよびオペレーティング・システムとの比較。A - 管理ツールあるいは手動で構成することができます M - 手動でしか構成することができません。
本章では、Net.Data の構成方法、Net.Data と一緒に使用するための Web サーバーの構成方法について説明します。 さらに、任意選択のコンポーネントの構成方法についても説明しています。
Net.Data は、その初期設定ファイルを使用して、さまざまな構成変数の設定を確立し、言語環境と検索パスを構成します。 構成変数の設定によって、以下のような Net.Data オペレーションのさまざまな局面を制御することができます。
言語環境のステートメントは、使用可能な Net.Data の言語環境を定義し、言語環境に入出力する特殊な入力および出力パラメーター値を識別します。 言語環境によって、Net.Data は、 DB2 データベースやシステム・サービスなどの異なるデータ・ソースにアクセスすることができます。 パス・ステートメントは、 Net.Data が使用する、マクロ、REXX プログラム、 および Perl のスクリプトなどの ファイルのディレクトリー・パスを指定します。
Net.Data 初期設定ファイル db2www.ini は、Web サーバーの資料ディレクトリーにあります。 詳しくは、ご使用のオペレーティング・システムの README ファイルを参照してください。
許可のためのヒント : Web サーバーが、確実に、 このファイルへのアクセス権限を持つようにします。 詳しくは、Net.Data がアクセスするファイルへのアクセス権の授与を参照してください。
以下のセクションでは、Net.Data の任意選択コンポーネントの構成ファイルについて説明します。
Live Connection は、Windows NT、OS/2、AIX、 および Sun Solaris のオペレーティング・システムで接続を管理し、 開始オーバーヘッドを除去することによってパフォーマンスを改善します。Net.Data Live Connection の構成ファイルには、 1 つまたは複数の名前付クライエットに関する情報が含まれています。 クライエットは、長期にわたって実行されるプロセスであり、 データベースまたは Java アプリケーションとの接続を保守し、 複数のユーザーからの Net.Data マクロの起動を許可します。 クライエットの開始後、Net.Data Live Connection が終了するまで存続します。 複数のクライエットが、単一のデータベースに接続することができます。
構成ファイルのクライエット情報のパーツとして、クライエット名、固有のポート、 およびプロセスの最少数と最大数を指定します。 データベース・クライエットの場合、各クライエット記入項目ごとに、 データベース名、ログイン、およびパスワードも指定することができます。AIX では、パスワードを暗号化することができます。
許可のためのヒント: 接続管理プログラムを開始するユーザー ID が、 必ずこのファイルへのアクセス権限を持つようにしてください。 詳しくは、Net.Data がアクセスするファイルへのアクセス権の授与を参照してください。
キャッシュ管理プログラムの構成ファイルには、 キャッシュ管理プログラムと各キャッシュの定義が含まれます。Net.Data キャッシングについては、Net.Data のキャッシングで説明しています。キャッシュ管理プログラムの構成については、 キャッシュ管理プログラムおよび Net.Data のキャッシュの構成で説明しています。 ファイルの構造は、一連のセクション、またはスタンザです。
キャッシュ管理プログラムの構成ファイルは、管理ツールでは管理できません。 テキスト編集プログラムで更新することができます。 このファイルの定義方法については、Net.Data のキャッシングを参照してください。
許可のためのヒント: キャッシュ管理プログラムを開始するユーザー ID が、 必ずこのファイルへのアクセス権を持つようにしてください。 詳しくは、Net.Data がアクセスするファイルへのアクセス権の授与を参照してください。
Net.Data が完全なものとして機能するには、
Net.Data 初期設定ファイル、構成ファイルおよびマクロ・ファイルの特定の部分が、
すべてのコンポーネントについて一貫していなければなりません。
以下の表は、これらの各ファイルで一致しなければならないエリアをまとめたものです。
表 2. Net.Data 構成ファイルおよびマクロの整合性要件
ファイル | 共通セクション | 注 |
---|---|---|
Net.Data INI ファイル | 環境ステートメント | Live Connection を使用する言語環境では、 その環境ステートメント内のデータベース・クライエット名を指定しなければなりません。 |
Live Connection 構成変数 | Net.Data の Live Connection を使用するときには、 Live Connection ポート DTW_CM_PORT を指定します。 この可変値は、Live Connection の構成ファイルの MAIN_PORT 値と一致しなければなりません。 | |
キャッシュ構成変数 | Net.Data のキャッシングを使用する場合は、 任意選択でポート番号とマシン名変数を組み込みます。 これらの値 (使用する場合) は、 キャッシュ管理プログラムの構成ファイルで使用している値と一致しなければなりません。 | |
Live Connection の構成ファイル | クライエット定義 | 各クライエット定義は、INI ファイルの対応する定義と一致しなければなりません。 さらに、MAIN_PORT 値は、INI ファイルの DTW_CM_PORT 可変値と一致しなければなりません。 |
キャッシュ管理プログラムの構成ファイル | キャッシュ管理プログラムの構成変数 | Net.Data のキャッシングを使用する場合は、 任意選択でポート番号とマシン名変数を組み込むことができます。 これらの値 (使用する場合) は、 INI ファイル で使用している値と一致しなければなりません。 |
以下の断片は、マクロ、Net.Data の初期設定ファイル、 および Live Connection の構成ファイルの関係を示しています。2 つのクライエット (DTW_SQL:SAMPLE、DTW_SQL:CELDIAL) がマクロで使用されており、それらのクライエットは、 SAMPLE および CELDIAL という 2 つの DB2 データベースにアクセスします。 Live Connection の構成ファイルには、クライエット名と定義が含まれます。 Net.Data の初期設定ファイル内の ENVIRONMENT ステートメントは、クライエット名を参照します。 LOGIN 値と PASSWORD 値は、Live Connection の構成ファイルで指定されます。
図 2 は、 データベースにアクセスするためにどのクライエットを使用するかを定義する @DTW_ASSIGN ステートメントを含む、 マクロの断片を示しています。
<³*********************************************> <³** This is an HTML comment **> <³** Access the SAMPLE database using **> <³** cliette DTW_SQL:SAMPLE **> <³*********************************************> @DTW_ASSIGN (DATABASE, " SAMPLE ") @insert_customer (customer_name, customer_street, customer_city, customer_state, customer_country, customer_zip, customer_credit, customer_expiry) <³*********************************************> <³** This is an HTML comment **> <³** Process the CELDIAL database using **> <³** the cliette DTW_SQL:CELDIAL **> <³*********************************************> @DTW_ASSIGN (DATABASE, " CELDIAL ") @insert_customer (customer_name, customer_street, customer_city, customer_state, customer_country, customer_zip, customer_credit, customer_expiry) |
DATABASE 構成変数は、初期設定ファイルの ENVIRONMENT ステートメントで置換され、 クライエット名が生成されることに注意してください。 これにより、同じマクロから複数のデータベースにアクセスすることができます。
図 3 では、 ENVIRONMENT ステートメントおよび関連するクライエット型を含む Net.Data の初期設定ファイルの断片を示しています。 初期設定ファイルには、クライエットごとに 1 つの ENVIRONMENT ステートメントがあります。 それぞれのデータベース・クライエット・タイプごとに、 ENVIRONMENT ステートメントでクライエット名を指定しています。 その名前は、クライエット型と変数参照 $(DATABASE) で構成され、実行時に解決されます。 Live Connection を使用する各言語環境の ENVIRONMENT ステートメントには、 クライエット定義がなければなりません。
ENVIRONMENT (DTW_SQL) (IN DATABASE, LOGIN, PASSWORD, TRANSACTION_SCOPE, SHOWSQL, ALIGN, START_ROW_NUM, DTW_SET_TOTAL_ROWS) CLIETTE "DTW_SQL:$(DATABASE)" |
図 4 では、 Live Connection の構成ファイルの断片を示しています。 これには、DTW_SQL:SAMPLE と DTW_SQL:CELDIAL のクライエット定義が含まれます。
図 4. Live Connection の構成ファイルの断片
CONNECTION_MANAGER{ MAIN_PORT=7128 ADMIN_PORT1=7131 ADMIN_PORT2=7133 ENCRYPTION=OFF } ############################################################### # This is a comment in a Live Connection configuration file. # Comments start with a pound (hash) character. # Comments terminate at the end of the line and do not continue to # the next line unless another pound (hash) character is specified. # You can include comments at the end of lines containing Live # Connection keywords except on password lines. # You cannot include comments anywhere on lines containing the # password keyword. # You cannot include spaces and pound (hash) characters within any # name, such as cliette name or in database cliette passwords. ############################################################### CLIETTE DTW_SQL:SAMPLE{ MIN_PROCESS=1 MAX_PROCESS=3 START_PRIVATE_PORT=7100 START_PUBLIC_PORT=7300 EXEC_NAME=dtwcdb2.exe DATABASE=SAMPLE LOGIN=USER1 PASSWORD=HAMLET } CLIETTE DTW_SQL:CELDIAL{ MIN_PROCESS=1 MAX_PROCESS=5 START_PRIVATE_PORT=7500 START_PUBLIC_PORT=7700 EXEC_NAME=dtwcdb2.exe DATABASE=CELDIAL LOGIN=USER2 PASSWORD=OPHELIA } |
初期設定ファイルに含まれている情報は、以下の節で説明する、 3 つのタイプの構成ステートメントを使用して指定されます。
図 5 に 示されている例の初期設定ファイルには、以下のステートメントの例が含まれ、 OS/2 と Windows NT に有効です。
個々の構成ステートメントのテキストは、すべて 1 行に入っていなければなりません。 (ENVIRONMENT ステートメントは、読みやすくするために複数の行で示されています。) マクロから呼び出す言語環境の初期設定ファイルごとに、 ENVIRONMENT ステートメントが含まれていることを確認してください。 マクロ内でファイルへのすべての参照を完全に修飾する場合は、 どのパス構成ステートメントも指定する必要がありません。
|
以下のセクションでは、 初期設定ファイルの構成ステートメントのカスタマイズ方法について説明します。
Net.Data の構成変数ステートメントは、構成変数の値を設定します。構成変数は、さまざまな目的に使用されます。 変数の中には、適切な動作、あるいは代替モードでの動作のために、言語環境が必要とするものがあります。 また変数によっては、文字の符号化や、構成中の Web ページの内容を制御するものもあります。 さらに、構成変数ステートメントを使用して、アプリケーションに固有の変数を定義することもできます。
使用する構成変数は、 使用している言語環境およびデータベースによって異なります。 また、その他、アプリケーション固有の要因によっても異なります。
構成変数ステートメントを更新するには、以下のようにします。
アプリケーションで必要な構成変数を使って、 初期設定ファイルをカスタマイズします。 構成変数は、以下の構文を持ちます。
NAME[=]value-string
等号は、オプションです。大括弧で示されます。
以下のサブセクションでは、初期設定ファイルで指定できる構成変更ステートメントについて説明します。
キャッシュ管理プログラムが Net.Data のマクロを実行しているマシンとは異なるマシン上で実行される場合は、次の 2 つのオプションの構成変数が使用されます。
キャッシュ管理プログラムがローカル・マシンで実行されている場合、UNIX ドメインのソケットあるいは名前付きパイプは、通信のために使用され、構成は不必要です。
キャッシュ管理プログラムは、 AIX マシンおよび Windows NT マシンでのみ実行することができます。 Net.Data のキャッシングについてお知りになりたい場合は、Net.Data のキャッシングを参照してください。
構文 :
DTW_CACHE_PORT=port_number
パラメーター :
表 3 は、マシン ID および、これらの変数のポート番号を指定するオプションについて説明しています。
表 3. キャッシュ管理プログラムの構成変数 : 構成オプション
デフォルトのコネクション・マネージャーの値 | キャッシュ・マシンが指定されている場合 ... | キャッシュ・マシンが指定されていない場合 ... |
キャッシュのポートが指定されている場合 .. | Net.Data は、指定されたポートを使用して、指定されたマシン上のキャッシュ管理プログラムに接続します。 | Net.Data は、指定されたポートを使用して、ローカル・マシンの上のキャッシュ管理プログラムに接続します。 |
キャッシュ・ポートが指定されていない場合 ... | Net.Data は、デフォルトのポート 7175 を使用して、指定されたマシン上のキャッシュ管理プログラムに接続します。 | Net.Data は、デフォルトのポート 7175 を使用して、ローカル・マシン上のキャッシュ管理プログラムに接続します。 |
構文 :
DTW_CACHE_HOST=host_name
パラメーター :
SQL の言語環境で使用される DB2 のインスタンスを指定します。 この可変値が必要なのは、Windows NT、OS/2、 および UNIX のオペレーティング・システムで実行されている DB2 に Net.Data が接続するときです。
OS/2、Windows NT、および UNIX オペレーティング・システムの DB2 では、 DB2INSTANCE が環境変数として定義されている必要があります。Net.Data は、 DB2INSTANCE が環境変数として定義されていないことを検出した場合、DB2 への接続を試みる前に、 DB2INSTANCE 環境変数に初期設定ファイルで検出した DB2INSTANCE の値を設定します。
構文 :
DB2INSTANCE instance_name
Net.Data が Live Connection のために使用する固有のポート番号を指定します。
構文 :
DTW_CM_PORT port_number
ただし、port_number は Live Connection のために使用する固有のポート番号を指定します。
Net.Data の直接要求起動を使用可能にします。デフォルトでは、直接要求は使用不可になっています。
直接要求方式で Net.Data を起動することにより、ユーザーは、 SQL ステートメントや Perl、REXX、または C プログラムの実行を URL 内に直接指定することができます。 直接要求を使用不可にした場合、ユーザーは、 マクロ要求方式を使用して Net.Data を起動しなければならず、マクロの中に定義されているか、 マクロの中で呼び出される SQL ステートメントと関数だけを実行することができます。 DTW_DIRECT_REQUEST を使用する場合の機密保護に関連した推奨事項については、Net.Data のメカニズムを使用するを参照してください。
構文 :
DTW_DIRECT_REQUEST YES|NO
変数:
Net.Data 実行中に特定のファイルを配置します。インストール時にこの変数を設定して、 Net.Data がインストールされるホーム・ディレクトリー <inst_dir> を指定します。 インストール後は、この値を変更しないでください。
エラー・ログを格納するディレクトリーを指定します。ログ記録が、 マクロの DTW_LOG_LEVEL 変数で使用可能になっている場合は、 ログ・ファイルは、DTW_LOG_DIR 変数のパス・ステートメントで指定されるディレクトリーに格納されます。 デフォルトは、\inst_dir\logs\netdata.logs です。 Net.Data によるエラー・メッセージのログ記録と DTW_LOG_LEVEL 変数については、 Net.Data エラー・メッセージのログを収集するを参照してください。
要件 : Net.Data がファイルのログ記録を取るためには、DTW_LOG_DIR 変数を定義しなければなりません。 定義されていない場合は、たとえマクロで DTW_LOG_LEVEL を ERROR あるいは WARNING に設定していたとしても、ログ記録は発生しません。
構文 :
DTW_LOG_DIR \inst_dir\path
例 : 初期設定ファイルの構成
DTW_LOG_DIR \inst_dir\mylogfiles\
ワードおよびストリング関数の各国語サポートをアクティブにします。 この変数の値が YES の場合、すべてのストリングおよびワード関数は、ストリングを混合データとして (すなわち、1 バイト文字集合および 2 バイト文字集合の両者の文字を含む可能性のあるストリングとして) 扱うことにより、ストリング内の DBCS 文字を正しく処理します。 デフォルト値は、NO です。Net.Data のマクロで DTW_MBMODE 変数を設定することにより、 初期設定ファイルで設定されている値を上書きすることができます。
この構成変数は、DTW_UNICODE 構成変数と一緒に機能します。 DTW_UNICODE がデフォルト値の NO を使用している場合は、DTW_MBMODE の値が使用されます。DTW_UNICODE が NO 以外の値に設定されている場合は、 その値が使用されます。表 4 は、この 2 つの変数の設定によって、 組み込み関数がストリングを処理する方法がどのように決定されるかを示しています。
表 4. DTW_UNICODE と DTW_MBMODE の設定の関係
DTW_UNICODE の設定 | DTW_MBMODE=YES の場合 | DTW_MBMODE=NO の場合 |
---|---|---|
NO | SBCS 混合の DBCS をサポートする | SBCS のみをサポートする |
UTF8 | UTF-8 をサポートする | UTF-8 をサポートする |
構文 :
DTW_MBMODE [=] NO|YES
Net.Data マクロ内の SHOWSQL の設定の効果を上書きします。
構文 :
DTW_SHOWSQL YES|NO
変数:
表 5 では、
特定のマクロについて SHOWSQL 変数を使用可能にするか使用不可にするかが、
Net.Data の初期設定ファイルとマクロの設定によってどのように決定されるかを示しています。
表 5. Net.Data の初期設定ファイルとマクロの SHOWSQL に関する設定の関係
DTW_SHOWSQL の設定 | SHOWSQL の設定 | SQL ステートメントの表示 |
---|---|---|
NO | NO | NO |
NO | YES | NO |
YES | NO | NO |
YES | YES | YES |
SMTP サーバーを指定して、 DTW_SENDMAIL 組み込み関数を使用する電子メール・メッセージを送信します。 この変数の値は、 ホスト名または IP アドレスのいずれかにすることができます。 この変数が設定されていない場合、 Net.Data はローカル・ホストを SMTP サーバーとして使用します。
構文 :
DTW_SMTP_SERVER server_name
ここで、server_name は、 電子メール・メッセージの送信に使用する SMTP サーバーのホスト名または IP アドレスです。
パフォーマンスのためにヒント: この値に IP アドレスを指定して、 指定された SMTP サーバーの IP アドレスを検索するときに、 Net.Data がドメイン名サーバーに接続しないようにします。
例 :
DTW_SMTP_SERVER us.ibm.com
Net.Data が Unicode を以下でサポートするかどうかを指定します。
Net.Data は、マクロ、フォームのデータ、および組み込み関数の UTF-8 Unicode 形式をサポートし、 その出力はいつでも UTF-8 になります。 Net.Data は、UTF-16 データを含み、 そのデータを UTF-8 に変換するデータベースにアクセスすることができます。
UTF8 に設定すると、DTW_UNICODE は、Net.Data に Unicode 環境で実行するように指示します。 これは、マクロ・ファイル・データ、ブラウザーからのフォームのデータ入力、 および UTF-8 にある DB2 データベースから出されるデータを除外することを示しています。 この変数を設定することによって、 マクロの入出力は UTF-8 にあることを Net.Data に知らせます。 その結果、Net.Data は UTF-8 で Web ページを生成します。
この構成変数は、DTW_MBMODE 構成変数と一緒に機能します。
DTW_UNICODE 構成変数の値は、
ワードとストリングの組み込み関数を処理するときに、
DTW_MBMODE 変数の設定値をオーバーライドします。
DTW_UNICODE がデフォルト値の NO を使用している場合は、DTW_MBMODE の値が使用されます。DTW_UNICODE が NO 以外の値に設定されている場合は、
その値が使用されます。表 6 は、この 2 つの変数によって、
組み込み関数がストリングを処理する方法がどのように決定されるかを示しています。
表 6. DTW_UNICODE と DTW_MBMODE の設定の関係
DTW_UNICODE の設定 | DTW_MBMODE=YES の場合 | DTW_MBMODE=NO の場合 |
---|---|---|
NO | SBCS 混合の DBCS をサポートする | SBCS のみをサポートする |
UTF8 | UTF-8 をサポートする | UTF-8 をサポートする |
構文 :
DTW_UNICODE NO|UTF8|UTF16
変数:
Net.Data がローカル変数の効力範囲をどのように扱うかを指定します。 すなわち、ローカル変数がローカルのままであるか、 またはローカル変数を作成した関数ブロックの外側でそのローカル変数を使用できるかどうかを指定します。 この変数は、Net.Data の前のバージョンとの下位互換性のために提供されています。
構文 :
DTW_VARIABLE_SCOPE = LOCAL|GLOBAL
変数:
Net.Data は、Net.Data のマクロが使用するファイルと実行可能プログラムの位置を、 パス構成ステートメントの設定から決定します。パス・ステートメントは以下の通りです。
これらのパス・ステートメントは、マクロ、実行可能ファイル、 テキスト・ファイル、 LOB ファイル、および組み込みファイルを配置しようとしたときに、 Net.Data が検索する 1 つ以上のディレクトリーを識別します。必要とするパス・ステートメントは、マクロが使用する Net.Data の能力に依存します。
更新のガイドライン :
幾つかの一般的なガイドラインは、パス・ステートメントに適用されます。 例外は、各パス・ステートメントの説明で注釈が付けられています。
以下のセクションでは、各パス・ステートメントの目的と構文を説明し、有効なパス・ステートメントの例を提供します。 例は、ユーザーのオペレーティング・システムおよび構成に依存するため、 ユーザーのアプリケーションとは異なることがあります。
MACRO_PATH 構成ステートメントは、 Net.Data が Net.Data マクロを検索するディレクトリーを識別します。たとえば、 以下の URL 指定は、パスおよびファイル名 /macro/sqlm.d2w を持つ Net.Data のマクロを要求します。
http://server/cgi-bin/db2www/macro/sqlm.d2w/report
構文 :
MACRO_PATH [=] path1;path2;...;pathn
等号 (=) は、オプションで、大括弧で示されます。
Net.Data は、パス /macro/sqlm.d2w を、MACRO_PATH 構成ステートメントのパスに、 Net.Data がマクロを検出するまで、またはすべてのパスを検索するまで、左から右へ、追加していきます。 Net.Data のマクロの起動に関する情報については、Net.Data を起動するを参照してください。
例 : 以下の例は、初期設定ファイルの MACRO PATH ステートメントと、Net.Data を起動する関連リンクを示しています。
Net.Data の初期設定ファイル :
MACRO_PATH /u/user1/macros;/usr/lpp/netdata/macros;
HTML リンク:
<A HREF="http://server/cgi-bin/db2www/query.d2w/input">Submit another query.</A>
ファイル query.d2w がディレクトリー /u/user1/macros で検出された場合、 完全修飾のパスは /u/user1/macros/query.d2w です。
MACRO_PATH ステートメントで指定されたディレクトリーでファイルが検出されない場合は、 以下のように処理されます。
http://server/cgi-bin/db2www/u/user1/macros/myfile.txt/report
Net.Data は /u/user1/macros/myfile.txt ディレクトリー・パスでファイルを検索します。
http://server/cgi-bin/db2www/myfile.txt/report
MACRO_PATH で指定されたどのディレクトリーでもファイル myfile.txt が検出されなかった場合、 Net.Data はルート・ディレクトリー (/) でファイルを検索します。/myfile.txt
EXEC_PATH 構成ステートメントは、1 つ以上のディレクトリーを識別します。 これは、EXEC ステートメントまたは実行可能変数により起動される外部プログラムを Net.Data が検索するディレクトリーです。 パス・ステートメントのディレクトリーの順序は、Net.Data がディレクトリーを検索する順序を決定します。 プログラムが検出されれば、外部プログラム名がパス指定に追加され、実行のために言語環境に渡される完全修飾ファイル名になります。
構文 :
EXEC_PATH [=] path1;path2;...;pathn
例: 以下の例は、初期設定ファイルの EXEC PATH ステートメントと、 外部プログラムを起動するマクロの EXEC ステートメントを示しています。
Net.Data の初期設定ファイル :
EXEC_PATH /u/user1/prgms;/usr/lpp/netdata/prgms;
Net.Data のマクロ
%FUNCTION(DTW_REXX) myFunction() { %EXEC{ myFunction.cmd %} %}
ファイル myFunction.cmd が /usr/lpp/netdata/prgms ディレクトリーで検出された場合、 プログラムの修飾名は /usr/lpp/netdata/prgms/myFunction.cmd です。
EXEC_PATH ステートメントで指定されたディレクトリーでファイルが検出されない場合は、 以下のように処理されます。
http://myserver/cgi-bin/db2www/usr/user1/prgms/myFunction.cmd
Net.Data は、/u/user1/prgms/myFunction.cmd ディレクトリー・パスでファイルを検索します。
http://myserver/cgi-bin/db2www/myFunction.cmd/report
このとき、EXEC_PATH で指定されたどのディレクトリーでもファイル myFunction.cmd が検出されなかった場合、 Net.Data は現行作業ディレクトリーでファイルを検索します。
INCLUDE_PATH 構成ステートメントは、Net.Data が検索する 1 つ以上のディレクトリーを、ディレクトリーの指定順に識別し、Net.Data のマクロの INCLUDE ステートメントで指定されたファイルを検出します 。 ファイルを検出すると、Net.Data は、組み込みファイル名を、パス指定に追加し、修飾された組み込みファイル名を作成します。
構文 :
INCLUDE_PATH [=] path1;path2;...;pathn
ヒント: ローカルな Web サーバーから HTML ファイルを組み込む場合、 Net.Data 解説書 の INCLUDE_URL のローカル Web サーバーの例に示されているように、 INCLUDE_URL 構成要素を使用します。 例示された構文を使用することにより、INCLUDE_PATH を更新して、Web サーバーにとっては既知のディレクトリーを指定する必要がなくなります。
例 1: 以下の例は、初期設定ファイルの INCLUDE_PATH ステートメントと、 組み込みファイルを指定する INCLUDE ステートメントの両方を示しています。
Net.Data の初期設定ファイル :
INCLUDE_PATH /u/user1/includes;/usr/lpp/netdata/includes;
Net.Data のマクロ
%INCLUDE "myInclude.txt"
ファイル myInclude.txt が /u/user1/includes ディレクトリーで検出された場合、 組み込みファイルの完全修飾名は /u/user1/includes/myInclude.txt です。
例 2: 以下の例は、INCLUDE_PATH ステートメントと、 サブディレクトリー名を指定した INCLUDE ファイルを示しています。
Net.Data の初期設定ファイル :
INCLUDE_PATH /u/user1/includes;/usr/lpp/netdata/includes;
Net.Data のマクロ
%INCLUDE "OE/oeheader.inc"
組み込みファイルは、ディレクトリー /u/user1/includes/OE、および /usr/lpp/netdata/includes/OE で検出されます。ファイルが、 /usr/lpp/netdata/includes/OE で検出される場合、組み込みファイルの完全修飾名は、/usr/lpp/netdata/includes/OE/oeheader.inc になります。
INCLUDE_PATH ステートメントで指定されたディレクトリーでファイルが検出されない場合は、 以下のように処理されます。
http://myserver/cgi-bin/db2www/u/user1/includes/oeheader.inc
Net.Data は、/u/user1/includes/oeheader.inc ディレクトリー・パスでファイルを検索します。
http://myserver/cgi-bin/db2www/my.cmd/report
このとき、INCLUDE_PATH で指定されたどのディレクトリーでもファイル myFunction.cmd が検出されなかった場合、 Net.Data は現行作業ディレクトリーでファイルを検索します。
FFI_PATH 構成ステートメントは、Net.Data が、ディレクトリーの指定順に、フラット・ファイル・インターフェース (FFI) 関数で参照される フラット・ファイルを検索する 1 つ以上のディレクトリーを識別します。
構文 :
FFI_PATH [=] path1;path2;...;pathn
例: 以下の例は、初期設定ファイルの FFI_PATH ステートメントを示しています。
Net.Data の初期設定ファイル :
FFI_PATH /u/user1/ffi;/usr/lpp/netdata/ffi;
FFI 言語環境が呼び出されると、Net.Data は、FFI_PATH ステートメントで指定されたパス内を調べます。
FFI_PATH ステートメントは、 パス・ステートメントのディレクトリーにないファイルに対する機密保護を提供するために使用されるので、 検出されない FFI ファイルに対して特別に提供されるものはありません。 Net.Data 解説書 の FFI 組み込み関数のセクションを参照してください。
HTML_PATH 構成ステートメントは、Net.Data がラージ・オブジェクト (LOB) を書き込むディレクトリーを指定します。このパス・ステートメントは、1 つのディレクトリー・パスしか受け取りません。
インストール時に、Net.Data は、HTML_PATH パス構成変数で指定されたディレクトリーの下に、 tmplobs というサブディレクトリーを作成します。 Net.Data は、このディレクトリーにすべての LOB ファイルを保管します。 HTML_PATH の値を変更する場合は、 新規のディレクトリーの下に新規のサブディレクトリーを作成します。
構文 :
HTML_PATH [=] path
例 : 以下の例は、初期設定ファイルの HTML PATH ステートメントを示しています。
Net.Data の初期設定ファイル :
HTML_PATH /db2/lobs
照会が LOB を戻すと、Net.Data はそれを、HTML_PATH 構成ステートメントで指定されたディレクトリーに格納します。
パフォーマンスのためのヒント : LOB を使用する場合、システムの制限を考慮してください。その理由は、システムの制限は、すぐにリソースを消費してしまうからです。 詳しくは、ラージ・オブジェクトを使用するを参照してください。
ENVIRONMENT ステートメントは、言語環境を構成します。 言語環境とは、Net.Data の構成要素です。Net.Data は、この構成要素を使用して、DB2 データベースのような データ・ソースにアクセスしたり、あるいは、REXX のような言語で書かれたプログラムを実行します。 Net.Data は、言語環境のセットと、 ユーザー自身の言語環境の作成を可能にするインターフェースを提供します。 これらの言語環境については 言語環境の使用で、 言語環境インターフェースについては Net.Data 言語環境解説書 で説明しています。
Net.Data では、特定の言語環境を起動する前に、その言語環境のための ENVIRONMENTステートメントが存在していることが必要です。
ENVIRONMENT ステートメントのパラメーターとして変数を指定することによって、 その変数を言語環境と関連付けることができます。 Net.Data は、ENVIRONMENT ステートメントで指定されるパラメーターを、 暗黙的にマクロ変数として言語環境に渡します。 マクロの ENVIRONMENT ステートメントで指定されるパラメーターの値を変更するには、 DTW_ASSIGN() 関数を使用する変数に値を割り当てるか、 あるいは、DEFINE セクションで変数を定義します。 重要 : マクロ変数がマクロでは定義されているが、 ENVIRONMENT ステートメントでは指定されていない場合は、 そのマクロ変数は言語環境には渡されません。
たとえば、マクロは、DTW_SQL 関数内の SQL ステートメントを実行する データベースの名前を指定する DATABASE 変数を定義することができます。 DATABASE の値は、 SQL の言語環境 (DTW_SQL) に渡さなければなりません。 これにより、SQL の言語環境は、 指定されたデータベースに接続することができます。 変数を言語環境に渡すには、 DATABASE 変数を、 DTW_SQL の環境ステートメントのパラメーター・リストに追加しなければなりません。
Net.Data のサンプルの初期設定ファイルは、Net.Data の環境構成ステートメントの設定のカスタマイズについて、幾つかの前提事項を設けます。 これらの前提事項は、使用する環境では正しくないこともあります。ステートメントを使用環境に合わせて適切に変更します。
ENVIRONMENT の追加と更新を行うには、以下のようにします。
ENVIRONMENT ステートメントは以下の構文を持っています。
ENVIRONMENT(type) library_name (parameter_list, ...) [CLIETTE "cliette_name"]
パラメーター:
Net.Data が、Net.Data のマクロで定義された FUNCTION ブロックと、この言語環境とを関連付けるための名前です。 FUNCTION ブロックの定義で、言語環境のタイプを指定し、Net.Data が関数を実行するために使用しなければならない言語環境を識別しなければなりません。
Net.Data が呼び出す言語環境インターフェースを含む DLL または共用ライブラリーの名前。
FUNCTION ブロック定義で指定されたパラメーターに加えて、関数呼び出しごとに言語環境に渡されるパラメーターのリスト。
パラメーター・リストで変数を設定して渡すには、マクロ内で変数を定義します。
言語環境で処理される関数を実行する前に、これらのパラメーターを、 ユーザーのマクロで、構成変数、あるいは変数として定義しなければなりません。関数が、その出力パラメーターのどれかを変更すると、パラメーターは、関数が完了後も、それらパラメーターの値を保持します。 以下のリストは、 ENVIRONMENT ステートメントが渡すことのできる変数を指定しています。
クライエットの名前。 cliette_ name は、Java アプリケーション言語環境のクライエットを参照するか、 データベースのクライエットにすることができます。 cliette_name パラメーターは、CLIETTE キーワードとともに使用し、 そのどちらも Live Connection としか使用することができません。CLIETTE および cliette_name は任意選択で、 データベースと Java アプリケーション言語環境にだけと、 これらのためにクライエットに書き込ませるユーザー定義の言語環境に指定することができます。
構文 :
CLIETTE "DTW_JAVAPPS"
構文 :
CLIETTE "type:db_name"
パラメーター:
db_name は、Oracle 言語環境を使用する場合は、任意選択です。
Net.Data が初期設定ファイルを処理する場合、Net.Data は、 言語環境の DLL または共用ライブラリー をロードしません。 Net.Data が言語環境の DLL または共用ライブラリーをロードするのは、 その言語環境を識別する関数を最初に実行するときです。DLL または共用ライブラリー は、 Net.Data がロードされている限り、ロードされた状態を続けます。
例: Net.Data 提供の言語環境の ENVIRONMENT ステートメント
アプリケーションの ENVIRONMENT ステートメントをカスタマイズする場合、 ユーザーの初期設定ファイルから言語環境に渡す必要のある変数、 あるいは Net.Data のマクロ記述者が、 自分のマクロを設定したり上書きしたりする必要のある変数を、ENVIRONMENT ステートメントに追加します。
ENVIRONMENT (DTW_SQL) DTWSQL (IN DATABASE, LOGIN, PASSWORD, TRANSACTION_SCOPE, SHOWSQL, ALIGN, START_ROW_NUM, DTW_SET_TOTAL_ROWS) CLIETTE "DTW_SQL:MYDBASE" ENVIRONMENT (DTW_SYB) DTWSYB ( IN DATABASE, LOGIN, PASSWORD, TRANSACTION_SCOPE, SHOWSQL, ALIGN, START_ROW_NUM, DTW_SET_TOTAL_ROWS) ENVIRONMENT (DTW_ORA) DTWORA (IN DATABASE, LOGIN, PASSWORD, TRANSACTION_SCOPE, SHOWSQL, ALIGN, START_ROW_NUM, DTW_SET_TOTAL_ROWS) ENVIRONMENT (DTW_ODBC) DTWODBC ( IN DATABASE, LOGIN, PASSWORD, TRANSACTION_SCOPE, SHOWSQL, ALIGN, DTW_SET_TOTAL_ROWS) ENVIRONMENT (DTW_APPLET) DTWJAVA ( ) ENVIRONMENT (DTW_JAVAPPS) DTWJAVAPPS ( OUT RETURN_CODE ) CLIETTE "DTW_JAVAPPS" ENVIRONMENT (DTW_PERL) DTWPERL ( OUT RETURN_CODE ) ENVIRONMENT (DTW_REXX) DTWREXX ( OUT RETURN_CODE ) ENVIRONMENT (DTW_SYSTEM) DTWSYS ( OUT RETURN_CODE ) ENVIRONMENT (HWS_LE) DTWHWS ( OUT RETURN_CODE )
必要事項: 各 ENVIRONMENT ステートメントは、途中に改行を入れず単一の行にしなければなりません。
Net.Data の言語環境の構成変数および ENVIRONMENT 構成ステートメントを変更した後、 以下の言語環境が適切に機能するようになるには、さらにいくつかのセットアップが必要です。 以下のセクションでは、言語環境をセットアップするために必要なステップについて説明します。
IMS Web の言語環境を使用するには、以下のステップを完了しなければなりません。
http://www.software.ibm.com/data/ims/about/imsweb/document/
IMS Web 実行時 DLL は、要求メッセージをフォーマットし、 IMS TOC から OTMA へ送信します。それによって、適切なトランザクションが待ち行列に入れられます。 トランザクションの出力は、OTMA によって IMS TOC を介して IMS Web に戻されます。その後、 トランザクションは IMS Web の言語環境を通して Net.Data に戻され、Web ブラウザーに表示されます。
Java の言語環境では、マクロから関数を呼び出す前に、追加のセットアップがいくつか必要です。
java -classpath %CLASSPATH%;C:\DB2WWW\Javaclas dtw_samp %1 %2 %3 %4 %5 %6
CLIETTE DTW_JAVAPPS{ MIN_PROCESS=1 <= Required: this value must be 1 because the JAVAPPS cliette is multi-threaded. MAX_PROCESS=1 <= Required: this value must be 1 because the JAVAPPS cliette is multi-threaded. START_PRIVATE_PORT=5100 <= Must be a unique port number START_PUBLIC_PORT=5300 <= Must be a unique port number EXEC_NAME=launchjv.bat <= The name of the batch file that includes the classpath statements }
Net.Data 接続管理プログラムを開始すると、Net.Data は、構成ファイルに指定されている Java クライエットを開始します。 開始されたクライエットは、 Net.Data マクロ・アプリケーションからの Java 言語環境要求を処理するために使用可能になります。
ENVIRONMENT DTW_JAVAPPS ( OUT RETURN_CODE ) CLIETTE "DTW_JAVAPPS"
Net.Data マクロから Oracle データベースにアクセスする場合は、以下のステップに従います。
http://www.oracle.com/products/networking/html/stnd_sqlnet.html
tnsping oracle-instance-name
ここで、oracle-instance-name は、Net.Data マクロがアクセスする Oracle システムの名前です。
Windows NT では、Web サーバーがシステム権限で実行されている場合、 tnsping 関数を検証できないことがあります。その場合は、このステップをスキップしてください。
SELECT * FROM tablename
Windows NT では、Web サーバーがシステム権限で実行されている場合、表アクセスを検証できないことがあります。その場合は、このステップをスキップしてください。
ORACLE_SID=oracle-instance-name ORACLE_HOME=oracle-runtime-library-directory
ORACLE_SID=oracle-instance-name ORACLE_HOME=oracle-runtime-library-directory
%DEFINE LOGIN=user_ID@remote-oracle-instance-name %DEFINE PASSWORD=password
ローカルな Oracle インスタンス:
ローカルな Oracle インスタンスにだけアクセスする場合は、 remote-oracle-instance 名をログイン・ユーザー ID の一部として指定しないでください。 以下に例を示します。
%DEFINE LOGIN=user_ID %DEFINE PASSWORD=passwordLive Connection:
Live Connection を使用する場合は、機密保護の目的ではお勧めできませんが、 LOGIN および PASSWORD を Live Connection の構成ファイルに指定することができます。 たとえば、以下のような場合です。
LOGIN=user_ID PASSWORD=passwordヒント: Oracle に DATABASE 変数は指定しないでください。
#! /bin/sh echo "content-type; text/html echo echo "< html>< pre>" set echo "</pre>< p>< pre>" tnsping oracle-instance-name echo
あるいは、以下の例のように、Net.Data マクロから直接 tnsping を実行することもできます。
%DEFINE testora = %exec "tnsping oracle-instance-name" %HTML(report){ < P>About to test Oracle access with tnsping. < hr> $(testora) < hr> < P>The Oracle test is complete. %}
トラブルシューティング:
検証ステップが失敗した場合は、以下の項目を検証することによって、 それまでのすべてのステップが正常に終了したことを確認します。
例 :
検査のステップへのアクセスが完了した後、以下の例のように、 マクロ内で関数を使用して Oracle の言語環境を呼び出すことができます。
%FUNCTION(DTW_ORA) STL1() { insert into $(tablename) (int1,int2) values (111,NULL) %}
Net.Data から Sybase にアクセスするには、以下のようにします。
ping sybase-instance-name
ここで、sybase-instance-name は、Net.Data マクロがアクセスする Sybase システムの名前です。
Web サーバーが Windows NT サービスとして実行されている場合、 ping 関数を検証できないことがあります。その場合は、このステップをスキップしてください。
SELECT * FROM tablename
Web サーバーが Windows NT サービスとして実行されている場合、表アクセスを検証できないことがあります。その場合は、このステップをスキップしてください。
DSQUERY=sybase-instance-name SYBASE=sybase-runtime-library-directory
DSQUERY=sybase-instance-name SYBASE=sybase-runtime-library-directory
%DEFINE DATABASE=database-name %DEFINE LOGIN=user_ID@remote-sybase-instance-name %DEFINE PASSWORD=password
Live Connection: Live Connection を使用する場合は、機密保護の目的ではお勧めできませんが、 LOGIN および PASSWORD を Live Connection の構成ファイルに指定することができます。 たとえば、以下のような場合です。
DATABASE=database-name LOGIN=user_ID PASSWORD=password
#! /bin/sh echo "content-type; text/html echo echo "< html>< pre>" set echo "</pre>< p>< pre>" isql -u user_ID -p password << EOFF SELECT * FROM tablename EOFF echo
トラブルシューティング:
検証ステップが失敗した場合は、以下の項目を検証することによって、 それまでのすべてのステップが正常に終了したことを確認します。
例 :
検査のステップへのアクセスが完了したら、以下の例のように、 マクロ内で関数を使用して Sybase の言語環境を呼び出すことができます。
%function(DTW_SYB) STL1() { insert into $(tablename) (int1,int2) values (111,NULL) %}
Live Connection はデータベースおよび Java アプリケーション接続を管理し、 Windows NT、OS/2、AIX、 および Sun Solaris のオペレーティング・システム上の Net.Data のパフォーマンスを改善します。 接続管理プログラムおよびクライエット、 すなわちオープン・コネクションを保守するプロセスの使用により、Live Connection は、 データベースへの接続または Java 仮想マシンの開始時のオーバーヘッドを除去します。
Live Connection は、構成ファイル dtwcm.cnf を使用して、 開始すべきクライエットを決定します。 このファイルは、Live Connection とともに使用されるクライエットごとの管理情報および定義を含んでいます。 Live Connection に関してさらに詳しく知りたい場合は、 接続管理を参照してください。
図 6 で示したサンプルの構成ファイルは、以下のタイプの情報を含んでいます。
|
事前準備 : Live Connection の構成をカスタマイズする前に、 以下のステップの後のヒントを読んでおいてください。
Live Connection のポートの構成 :
データベースのクライエットの構成するには、以下を行います。
CLIETTE type:db_name
パラメーター:
db_name は、Oracle 言語環境を使用する場合は、任意選択です。
MIN_PROCESS および MAX_PROCESS ステートメントを入力します。
MIN_PROCESS=min_num MAX_PROCESS=max_num
パラメーター :
START_PUBLIC_PORT=1000 START_PRIVATE_PORT=1010 MAX_PROCESS=5
この例は、以下のポートを使用しています。
| 1000 | 1010 |
| 1001 | 1011 |
| 1002 | 1012 |
| 1003 | 1013 |
| 1004 | 1014 |
よくある誤りは、使用するポート番号を 2 組のクライエットの間でオーバーラップさせたり、キャッシュ管理プログラムのポート番号とオーバーラップさせることです。システム管理者に相談して、使用を計画しているポート番号を必ず使用可能にしてください。 ご使用のオペレーティング・システムの README ファイルには、 使用しているオペレーティング・システムで有効なポート番号はどれかについての一般的なガイドラインがあります。
EXEC_NAME=./dtwcxxx
ここで、xxx はデータベースの型識別子です。
以下の有効な実行可能ファイル名については、表 7 を参照してください。
クライエットの説明 | クライエットのタイプ | 名前 | 使用可能なプラットフォーム | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
UNIX | Windows NT または OS/2 | AIX | NT | OS/2 | HP | SUN | SCO | ||
DB2 プロセスのクライエット | DTW_SQL | dtwcdb2 | dtwcdb2.exe | Y | Y | Y | Y | Y | N |
ODBC プロセスのクライエット | DTW_ODBC | dtwcodbc | dtwcodbc.exe | Y | Y | N | N | N | N |
Sybase プロセスのクライエット | DTW_SYB | dtwcsyb | dtwcsyb.exe | Y | Y | N | N | N | N |
Oracle プロセスのクライエット | DTW_ORA | dtwcora | dtwcora.exe | Y | Y | N | N | N | N |
DATABASE=db_name
LOGIN=*USE_DEFAULT PASSWORD=*USE_DEFAULTヒント: 構成ファイルで複数のクライエット記入項目を定義すると、 さまざまなデータベース・ログインと特定のデータベースのパスワードを指定することができます。
Java アプリケーションのクライエットを構成するには、以下のようにします。
CLIETTE DTW_JAVAPPS
MIN_PROCESS および MAX_PROCESS ステートメントを入力します。
MIN_PROCESS=min_num MAX_PROCESS=max_num
パラメーター:
START_PUBLIC_PORT=1000 START_PRIVATE_PORT=1010 MAX_PROCESS=5
この例は、以下のポートを使用しています。
| 1000 | 1010 |
| 1001 | 1011 |
| 1002 | 1012 |
| 1003 | 1013 |
| 1004 | 1014 |
よくある誤りは、使用するポート番号を 2 組のクライエットの間でオーバーラップさせたり、キャッシュ管理プログラムのポート番号とオーバーラップさせることです。システム管理者に相談して、使用を計画しているポート番号を必ず使用可能にしてください。 ご使用のオペレーティング・システムの README ファイルには、 使用しているオペレーティング・システムで有効なポート番号はどれかについての一般的なガイドラインがあります。
Live Connection の構成のためのヒント :
DATABASE 変数は、Net.Data マクロで定義されます。 マクロで SQL ステートメントが現れた場合、Net.Data の初期設定ファイルの $(DATABASE) 変数参照は、DATABASE の現行値で置き換えられます。
この方法を使用して、複数のデータベースにアクセスすることができます。Net.Data のマクロに、アクセスを希望していた 3 つのデータベース (たとえば、D1、D2、および D3) があり、初期設定ファイルに標準の CLIETTE "DTW_SQL:$(DATABASE)" 行がある場合は、構成ファイルには、次のような 3 つのセクションが必要になります。
CLIETTE DTW_SQL:D1{ ...} CLIETTE DTW_SQL:D2{....} CLIETTE DTW_SQL:D3{....}
推奨 : MIN_PROCESS および MAX_PROCESS には異なる値を使用するようにし、システムにとってどの作業がベストかを調べてみてください。 接続管理システムが、指定した最大値よりも多くの要求を受け取る場合は、クライエットが処理を終えるまで、最後の要求は待機しています。 クライエットが使用可能になると、待機中の要求が処理されます。 待機している要求のこのプロセスは、アプリケーションのユーザーから見ることができます。
CGI を使用していて、いくつかのデータベースだけに Live Connection を使用させたい場合、 単に、構成ファイルに、希望するデータベースをリストします。Net.Data が Net.Data のマクロを処理していて、SQL セクションに出会った場合、Net.Data は、接続管理プログラムに、特定のクライエットを要求します。 接続管理プログラムが、そのタイプのクライエットを持っていない場合、接続管理プログラムは、NO_CLIETTE_AVAIL メッセージで応えます。 Net.Data は、その代わりに、DLL バージョンでその要求を処理します。
接続管理プログラムを、Windows NT のサービスとして、自動的に開始するには、以下のようにします。
Windows NT 上では、接続管理プログラムを、コマンド行からではなく、Windows NT のサービスとして開始させるよう指定することができます。 接続管理プログラムを Windows NT のサービスとして実行すると、マシンを開始するたびに、接続管理プログラムを自動的に開始させることができます。
ヒント : 自動的に接続管理プログラムを開始するようにセットアップする前に、 接続管理プログラムをコマンド行から開始し、 Live Connection の構成ファイルが正しいことを確認します。
コモン・ゲートウェイ・インターフェース (CGI) は、Net.Data のようなアプリケーション・プログラムを、Web サーバーから起動することができるようにする業界標準のインターフェースです。 Net.Data の CGI サポートにより、 Net.Data を使い慣れた Web サーバーと一緒に使用することができます。
Net.Data が起動されるように Map、Exec、 および Pass のディレクティブを HTTP 構成ファイルに追加することによって、 Net.Data を起動するように Web サーバーを構成します。
勧告 : HTTP 構成ファイル内でディレクティブを Map、Exec、 Pass の順序で編成し、ディレクティブが無視されないようにします。 たとえば、以下の Pass ディレクティブが Map または Exec のディレクティブより先になると、 Map と Exec のディレクティブは無視されます。
Pass /*
Net.Data は Pass ディレクティブを使用しません。 URL を単純化したい場合は、MACRO_PATH で説明するように、 Net.Data 初期設定ファイルの MACRO_PATH ステートメントを使用します。
Net.Data は、Apache Web サーバーおよび Lotus Domino Go Webserver 上で、 FastCGI プロセスとして実行することができます。 FastCGI は、CGI の信頼度で、他の Web API プログラムと同様のパフォーマンスを提供します。 FastCGI は、AIX および Sun Solaris のオペレーティング・システムでサポートされます。
事前準備 :
FastCGI を使用する前に、前提条件となっている以下の製品のインストールを必ず完了しているようにしてください。
http://www.ics.raleigh.ibm.com/dominowebserver
Net.Data for FastCGI を構成するには、以下を行います。
AppClass inst_dir -processes proc_num -initial-env LIBPATH=libpath -initial-env ORACLE_HOME=oracle_path -initial-env ORACLE_SID=oracle_instance -initial-env SYBASE=sybase_path -initial-env DSQUERY=sybase_instance -initial-env DB2INSTANCE=db2_instance -initial-env RXQUEUE_OWNER_PID=REXX_perf_var -initial-env LANG=locale
<location /fcgi-bin> SetHandler fastcgi-script </location>
ServerInit /u/mydir/http/fcgi-bin/fcgi.o:FCGIInit /u/mydir/http/fcgi.conf service/fcgi-bin/* /u/mydir/http/fcgi-bin/fcgi.o:FCGIDispatcher*ServerTerm /u/mydir/http/fcgi-bin/fcgi.o:FCGIStop
Local { Exec inst_dir Role Responder URL /fcgi-bin/db2www BindPath /tmp/db2www.ibm NumProcesses proc_num Environ LIBPATH=libpath Environ ORACLE_HOME=oracle_path Environ ORACLE_SID=oracle_instance Environ SYBASE=sybase_path Environ DSQUERY=sybase_instance Environ DB2INSTANCE=db2_instance Environ RXQUEUE_OWNER_PID=REXX_perf_var Environ LANG=locale }
Apache の場合 :
AppClass /u/mydir/apache/fcgi-bin/db2www
Domino Go Webserver の場合 :
Exec /u/mydir/http/fcgi-bin/db2www
Apache の場合 :
-processes 7
ICS あるいは Domino Go Webserver の場合 :
NumProcesses 7
/usr/lpp/db2_05_00/lib
Apache の場合 :
-initial-env LIBPATH=/u/mydir/apache/lib:/u/mydir/apache:/usr/lib
Domino Go Webserver の場合 :
Environ LIBPATH=/u/mydir/http/lib:/u/mydir/http:/usr/lib
Apache の場合 :
-initial-env ORACLE_HOME=/home.native/oracle/product/7.2
Domino Go Webserver の場合 :
Environ ORACLE_HOME=/home.native/oracle/product/7.2
Apache の場合 :
-initial-env ORACLE_SID=mvpdb2
Domino Go Webserver の場合 :
Environ ORACLE_SID=mvpdb2
Apache の場合 :
-initial-env SYBASE=/home.native/sybase/product
Domino Go Webserver の場合 :
Environ SYBASE=/home.native/sybase/product
Apache の場合 :
-initial-env DSQUERY=SybaseAIX
Domino Go Webserver の場合 :
Environ DSQUERY=SybaseAIX
Apache の場合 :
-initial-env DB2INSTANCE=wwwinst
Domino Go Webserver の場合 :
Environ DB2INSTANCE=wwwinst
Apache の場合 :
-initial-env RXQUEUE_OWNER_PID=0
Domino Go Webserver の場合 :
Environ RXQUEUE_OWNER_PID=0
Apache の場合 :
-initial-env LANG=En_US
Domino Go Webserver の場合 :
Environ LANG=En_US
<A HREF="http://server/fcgi-bin/db2www/filename.ext/block/ [?name=val&...]">any text</A>
http://server/fcgi-bin/db2www/filename.ext/block/[?name=val&...]
サーブレットの命令、登録および使用については、ご使用の Web サーバー・ドキュメンテーションを参照してください。 Net.Data のサーブレットは、NetDataServlets.jar ファイルに含まれています。 ご使用の Web サーバーでは、 inst_dir/servlet-lib/NetDataServlets.jar および inst_dir/servlet-lib を、 ユーザーの CLASSPATH に追加する必要があります。
Web サーバーのインストールと Web サーバーの構成ファイルのディレクティブの詳細については、 ご使用の Web サーバーの資料を参照してください。
CGI ではなく、Web サーバーのアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を使用することにより、Net.Data のパフォーマンスを大きく改善することができます。 Net.Data は以下のサーバー API をサポートしています。
各 API の詳細については、 Web サーバー API の使い方および使用している Net.Data のバージョンの README ファイルを参照してください。
要件 : Net.Data を ICAPI、GWAPI、ISAPI、 または NSAPI モードで実行するには、 Net.Data の DLL または共用ライブラリーをサービス・ディレクティブとして使用するように、 Web サーバーを再構成しなければなりません。 再構成の後、Net.Data の初期設定ファイルに加えた変更が有効になるように、 Web サーバーを再始動しなければなりません。 デフォルトでは、Net.Data は CGI モードで実行されます。
以下のセクションでは、 Web サーバー API モードを実行するように Net.Data と Web サーバーを構成する方法について説明します。 一般的なステップと例が示されていますが、 それらは、ユーザーのオペレーティング・システムでは異なる場合があります。 特定の指示については、 ご使用のオペレーティング・システムの Net.Data の README ファイルを参照してください。
ICAPI および GWAPI を構成するには、以下を行います。
Lotus Domino Go Webserverは、IBM Internet Connection Secure Server に続く製品です。 アップグレードしている場合には、 新しい Lotus Domino Go Webserver を使用したいかもしれません。 GWAPI と ICAPI は同じ製品であり、 どちらの Web サーバーを使用しているかを区別するために名前が変更されているだけであることに注意してください。
固有のファイルおよびディレクトリー名については、ご使用のオペレーティング・システムの Net.Data の README ファイルあるいはプログラム・ディレクトリーを参照してください。
たとえば、以下のような場合です。
Service /cgi-bin/db2www* /usr/lpp/internet/server_root/cgi-bin/dtwicapi.o:dtw_icapi*
固有のファイルおよびディレクトリー名については、ご使用のオペレーティング・システムの Net.Data の README ファイルを参照してください。
ICAPI および GWAPI は、既存のアプリケーションをサポートする完全互換性を持っています。 CGI に対して使用するのと同じ方法を使用して、URL、フォーム、あるいは、ICAPI や GWAPI とのリンクを呼び出します。 CGI を使用して実行に成功するマクロならどれでも、ICAPI または GWAPI、あるいはその両方を使用しても実行に成功します。 これらのマクロに対して変更を加える必要はありません。
/inetsrv/scripts/dtwisapi.filetype
ここで、filetype は Window NT および OS/2 用の .dll であり、 .o は UNIX オペレーティング・システム用です。
固有のファイルおよびディレクトリー名については、ご使用のオペレーティング・システムの Net.Data の README ファイルを参照してください。
http://server1.stl.ibm.com/cgi-bin/db2www/test1.d2w/report
次に、以下の URL を使用して Net.Data を ISAPI プラグインとして起動する必要があります。
http://server1.stl.ibm.com/scripts/dtwisapi.dll/test1.d2w/report
http://server1.stl.ibm.com/cgi-bin/db2www/orders/test1.d2w/report
次に、Net.Data を ISAPI モードで起動するための同等の URL は、以下のとおりです。
http://server1.stl.ibm.com/scripts/dtwisapi.dll/orders/test1.d2w/report
/netscape/server/bin/httpd/dtwnsapi.filetype
ここで、filetype は Window NT および OS/2 用の .dll であり、 .o は UNIX オペレーティング・システム用です。
固有のファイルおよびディレクトリー名については、ご使用のオペレーティング・システムの Net.Data の README ファイルを参照してください。
obj.conf | ファイルの最初に以下を追加します。
Init fn="load-modules" shlib="<path>dtwnsapi.dll" funcs=dtw_nsapi |
obj.conf | Services ディレクティブに、以下を追加します。
Service fn="dtw_nsapi" method=(GET|HEAD|POST) type="magnus-internal/d2w" |
mime.types | このタイプ (d2w はマクロのデフォルト拡張子) を追加します。
任意の 2 文字を組み合わせて指定できます。
type=magnum-internal/d2w exts=d2w |
/netscape/server/docs/
http://server1.stl.ibm.com/cgi-bin/db2www/test1.d2w/report
以下の URL は、Net.Data を NSAPI プラグインとして起動します。
http://server1.stl.ibm.com/test1.d2w/report
Net.Data のマクロをいくつものディレクトリーに保持している場合は、最後の 3 つのステップ が次のように変わります。
http://server1.stl.ibm.com/cgi-bin/db2www/orders/test1.d2w/report
更新された URL は、NSAPI モードで Net.Data を起動するために使用され、 以下のように短くなりますが、ディレクトリー名は保持します。
http://server1.stl.ibm.com/orders/test1.d2w/report
Net.Data の管理ツールは、Net.Data の初期設定ファイル (DB2WWW.INI)、 および Windows NT、AIX、 そして OS/2 オペレーティング・システム上の Live Connection (dtwcm.cnf) の構成ファイルの構成および管理を支援してくれます。 このツールを使用すると、以下のタスクを完成させることができます。
管理ツールのセットアップとソフトウェア前提条件を満たしていることの確認についてには、 事前準備を参照してください。
JDK をインストールした後、 CLASSPATH に classes.zip があることを確認してください。
使用するオペレーティング・システムによって、管理ツールの開始方法が異なります。
OS/2 および Windows NT の場合:
IBM Net.Data バージョン 2 のフォルダーから、 「Net.Data の管理ツール (Net.Data Admin Tool)」アイコンを選択します。
AIX の場合:
Net.Data のインストール・ディレクトリー (inst_dir) に変更します。 コマンド行から、ndadmin を入力し、ツールを開始します。
管理ツールが立ち上げられ、 「Net.Data の管理 (Net.Data Administration)」ノートブックが表示されます。
「パス (Path)」ページを使用して、Net.Data が、Net.Data のマクロの処理に必要なファイルを見つけるためのパス・ステートメントを追加、変更、あるいは削除します。 これらのステートメントは、パス構成ステートメントで説明されています。図 7 は、「パス (Path)」ページを示しています。
図 7. Net.Data の管理ツールの「パス (Path)」ページ
構成のヒント : HTML ファイルのタイプは、1 つのパスしか持つことができません。
パス・ステートメントを追加するには、以下を行います。
指定されたパスが存在しない場合は、警告ウィンドウがオープンします。 ディレクトリーが選択されていない場合は、新規のディレクトリーが、リストの最後の項目として追加されます。
パス・ステートメントを変更するには、以下を行います。
パス・ステートメントを削除するには、以下を行います。
「ポート (Port)」ページを使用して、Net.Data が使用する TCP/IP のポート番号を指定します。 図 8 は、「ポート (Port)」ページを示しています。
TCP/IP のポート番号を指定するには、以下のようにします。
「クライエット (Cliette)」ページを使用して、 Live Connection のデータベースのクライエットを追加、変更、あるいは削除します。 また、データベースおよびデータベースのクライエットの管理者のユーザー ID とパスワードを管理することもできます。クライエットについての詳細は、接続管理で提供されています。図 9 は、「クライエット (Cliette)」ページを示しています。
図 9. Net.Data の管理ツールのクライエットのページ
クライエットを追加するには、以下のように行います。
図 10. Net.Data の管理ツールの「クライエットの追加 (Add a Cliette)」ウィンドウ
暗号化が使用可能になっている場合には、 初めてクライエットを作成したり変更したときに、 暗号化パスワードの入力をプロンプト指示されます。このパスワードは保管されるので、その後は再入力する必要はありません。
新規クライエットが作成され、クライエット・リストの一番下に追加されます。 さらに、新規の名前が強調表示され、そのクライエットのデフォルトのプロパティーが、「プロパティー (Properties)」グループ・ボックスに表示されます。これらの値を変更して、ユーザーの構成に適合させることができます。
クライエットを変更するには、以下のように行います。
DB2 データベースのログオンと接続をテストするには、以下を行います。
クライエットを削除するには、以下を行います。
クライエットのユーザー ID およびパスワードの暗号化をオンにするには、以下を行います。
暗号化は、データベースとクライエットとの接続のための機密保護を提供します。 暗号化をオンにすると、 Live Connection の構成ファイルのデータベースのすべてのパスワードが暗号化され、 アクセスと復号のための暗号が必要になります。
要件 : 暗号化を使用するには、Net.Data バージョン 2 の Live Connection の構成ファイルを使用しなければなりません。
クライエットのユーザー ID およびパスワードをオフにするには、以下を行います。
暗号化のためのパスワードを変更するには、以下を行います。
データベースのパスワードを変更するには、以下を行います。
「言語環境 (Language Environment)」ページを使用して、Net.Data 言語環境の追加、変更、あるいは削除を行うことができます。 言語環境については、環境構成ステートメントで議論されています。図 11 は、「言語環境 (Language Environment)」ページを示しています。
図 11. Net.Data 管理ツールの「言語環境 (Language Environment)」ページ
言語環境を追加するには、以下を行います。
図 12. Net.Data の管理ツールの「言語環境の追加 (Add a Language Environment)」ウィンドウ
新規の言語環境が作成され、その名前が、言語環境のリストの一番下に追加されます。 さらに、新規の名前が強調表示され、その言語環境のデフォルトのプロパティーが、「プロパティー (Properties)」グループ・ボックスに表示されます。 これらの値を変更して、ユーザーの構成に適合させることができます。
言語環境を変更するには、以下を行います。
図 13. Net.Data の管理ツールの「DB2 の情報 (DB2 Information)」ウィンドウ
DB2 の環境変数の値を以下のようにして指定します。
ヒント : ユーザー自身の言語環境の定義中でない場合は、これらのフィールドを更新しないでください。
データベースの構文 :
type:name
変数:
Java アプリケーションの構文 :
DTW_JAVAPPS
言語環境を削除するには、以下を行います。
制約事項 : ユーザーが定義した言語環境しか削除できません。Net.Data に添付されているデフォルトの言語環境は削除できません。
「変数 (Variables)」ページを使用して、Net.Data のホーム・ディレクトリーを指定し、エラー・メッセージのログ記録のレベルを選択します。図 14 は、「変数 (Variables)」ページを示しています。
図 14. Net.Data 管理ツールの「変数 (Variables)」ページ
Net.Data のホーム・ディレクトリーを指定するには、以下を行います。
この変数は、初期設定ディレクトリー変数としても知られています。
Net.Data のエラー・メッセージのログ記録のレベルを指定するには、以下のように行います。
Net.Data を使用する前に、Net.Data が実行されるユーザー ID が、必ず、 Net.Data のマクロで参照されているファイルと、 URL が参照するマクロへの適切なアクセス権を持つようにしてください。この意味は、これらのファイルは、 ユーザー ID が明示的なアクセス権を持つ ディレクトリーあるいは Webサーバーが接続可能なライブラリーになければならない、 ということです。
さらに具体的にいえば、Net.Data を実行するユーザー ID に以下の許可を与えてください。
これらのファイルにアクセスを許可するための方法は、Net.Data が実行されるオペレーティング・システムに依存します。