Net.Data は、Net.Data のパフォーマンスのモニターとエラーのトラブルシューティングを行う際に使用するいくつかのログを提供しています。 Net.Data のログには以下のものがあります。
以下のセクションでは、Net.Data のログ記録について説明します。
Net.Data はエラー・メッセージを Net.Data エラー・ログ・ファイル netdata.log に書き込みます。エラー・ログの最大サイズは、Net.Data によって 500 KB に固定されています。 これはおよそ 3000 ログ・エントリーです。
エラー・ログ・ファイルやアーカイブされたコピーは、 Net.Data システムの問題の発生を判別するために、 定期的にブラウズすることができます。
Net.Data のエラー・ログの活動化方法:
DTW_LOG_DIR path
ここで、path はエラー・ログ・ファイルを保管するディレクトリーです。
@DTW_ASSIGN(DTW_LOG_LEVEL, "level")
ここで、level はログ記録のレベルです。指定できる値は以下のとおりです。
このセクションでは、以下のログ記録のトピックについて説明します。
エラーをログ記録する場合には、以下の項目について計画を立てる必要があります。
Net.Data システム全体に対してエラー・ログを制御する場合には、 Net.Data 初期設定ファイルの構成変数の 1 つ DTW_LOG_DIR を設定します。
この変数は、DTW_LOG_LEVEL 変数がマクロの中でエラーや警告に設定されている場合でも、 エラー・ログを収集するために必要です。 DTW_LOG_DIR: エラー・ログの位置変数を参照して、初期設定ファイルの更新方法を理解してください。
マクロで DTW_LOG_LEVEL キーワードを使用して、ログ記録のレベルを設定します。
エラーのログ記録を行っている場合には、Net.Data システムにエラーがないか、エラー・ログとアーカイブ・ファイルをチェックすることができます。
ログの収集はパフォーマンスに影響するため注意してください。パフォーマンスに関する情報は、エラー・ログ・レベルの設定 を参照してください。
DTW_LOG_LEVEL 変数を使用してログ記録のレベルを指定できます。このキーワードを Net.Data マクロで定義します。 この変数には以下の 3 つの設定値があります。
Net.Data は、マクロの MESSAGE セクションで明示的に処理されるエラーはログに記録しません。
ログ・ファイルの最大サイズは 500 KB です。このサイズで、およそ 3000 エントリーのログが保持できます。
ログ・ファイルが最大サイズに到達すると、ファイルは netdata.logMMMDDYYYY_nn にアーカイブされます。
変数:
ログの収集はオリジナルのファイルで継続されます。
ログ・ファイルのエントリーのフォーマットは以下の通りです。
[DD/MMM/YYYY:HH:MM:SS][MACRO][BLOCK][PID#][TID#]error_message
パラメーター:
Live Connection は、メッセージと、Live Connection、Net.Data、および DB2 データベースの間での通信を Live Connection のログ・ファイルに記録します。 ログ・ファイルの最大サイズは、Net.Data により、1 MB、およそ 1200 のログ項目に固定されています。
ログ・ファイルあるいはアーカイブされたログ・ファイルのコピーは、クライエットあるいは DB2 データベースに問題がないかを判別するために定期的にブラウズすることができます。
Live Connection のログを活動化する方法:
次のように -l 属性を指定して接続管理プログラムを開始します。
dtwcm -l [level]
ここで、level はログ記録のレベルです。指定できる値は以下のとおりです。
このセクションでは、以下のログ記録のトピックについて説明します。
メッセージをログに記録する場合は、以下の項目について計画を立てる必要があります。
ログ記録を活動化するには、dtwcm コマンドで属性を入力します。その構文については、Live Connection のクライエットとエラー・メッセージのログ記録 を参照してください。
ログ記録を取っている場合は、クライエットにエラーがないかログおよびアーカイブ・ファイルをチェックできます。
ログの収集はパフォーマンスに影響するため注意してください。パフォーマンス上の問題と Live Connection ログ収集レベルの制御 については エラー・ログ・レベルの設定 を参照してください。
接続管理プログラムの起動中に、dtwcm コマンドでログ記録のレベルを指定できます。 dtwcm コマンドの -l 属性には 2 つの設定値があります。
Live Connection は、Net.Data のエラー、あるいはマクロの MESSAGE セクションで明示的に処理されるエラーはログに記録しません。
Live Connection は、接続管理プログラムと各クライエット用のログ・ファイルを作成します。 以下に示したリストは、名前の形式を説明したものです。
conman-process_id-DDMMMYYYYHHMMSS.log
パラメーター:
例:
conman-513-01Feb1999095639.log
cliett-process_id-DDMMMYYYYHHMMSS.log
パラメーター:
例:
cliett-592-01Feb1999095647.log
ログ・ファイルの最大サイズは 1 MB です。 このサイズで、およそ 6000 のログ項目を収容できます。 ログ・ファイルが最大サイズに達すると、プロセスはオリジナル・ログ・ファイルをクローズし、 新規ログ・ファイルを作成し、その新規ファイルにログ収集を続けます。
ログ・ファイルは、dtwcm および dtwcdb2 と同じディレクトリーに配置されます。
ログ・ファイルのエントリーのフォーマットは以下の通りです。
--process_type-DD/MMM/YYYY:HH:MM:SS-PID#-- message_text
パラメーター:
例 1: 接続管理プログラムのログ記入項目。
--dtwcm-02/Mar/1999:13:43:07-330-- Creating connection manager ...successfully Reading configuration info ... Completing initialization ... Initializing cm server ... successfully Initializing NLS environment ... successfully Detecting cliette ./dtwcdb2 for DTW_SQL:CELDIAL: Min process(es) = 1, Priv Port = 7100. Starting 1 cliettes for DTW_SQL:CELDIAL. Started: ./dtwcdb2 7128 7100 7200 DTW_SQL:CELDIAL LOG_MAX , pid: 213 1 cliettes for DTW_SQL:CELDIAL started. ...
例 2: クライエットのログ記入項目。
--cliet-02/Mar/1999:13:43:08-335-- Cliette starting ... Cliette: DTW_SQL:SAMPLE, database: SAMPLE, user: *USE_DEFAULT Making a new connection to database: SAMPLE, user: *USE_DEFAULT. Calling SQLAllocHandle for environment ... Calling SQLAllocHandle for connection ... Calling SQLSetConnectAttr ... Calling SQLConnect ... Connecting to database: SAMPLE sucessfully. Telling CM the cliette is ready ... Ready and waiting for command from CM ...