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言語環境解説書

エラー条件の伝達

関数呼び出しの成否は、暗黙 Net.Data マクロ変数 RETURN_CODE を介して伝達することができます。 この変数は、dtw_execute() インターフェースへの呼び出しから戻った後で、 Net.Data によって設定されます。 変数の値は、dtw_execute() 呼び出し自体の戻り値に設定されます。 この値は、その後、 Net.Data マクロの MESSAGE ブロックを処理するために Net.Data によって使用されます (この関数呼び出しについてブロックが指定された場合)。

MESSAGE ブロックを指定しない、 または指定された MESSAGE ブロックの中に dtw_execute() からの戻りコードを処理するための項目がない場合、 Net.Data は、dtw_lei_t 構造体の default_error_message フィールドの内容を表示します。 このフィールドは、言語環境によって dtw_execute() ルーチンの中でいつでも設定できます。 付録 B. 言語環境のテンプレート のプログラム・テンプレートの setErrorMessage() ルーチンで、 default_error_message フィールドを設定する方法の例を示します。


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