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言語環境解説書

dtw_getNextRow()

dtw_getNextRow() インターフェース関数は、Net.Data 表を一度に 1 行処理するための入力データを検索します。 この関数は、この表には別の行のデータを処理する必要があることを示す、 DTW_LE_CONTINUE フラグが設定されるたびに呼び出されます。 dtw_getNextRow() はデータベース言語環境に使用します。

制約事項: このインターフェース関数が呼び出されるのは、 Net.Data が OS/400 または OS/390 オペレーティング・システム上で稼働している場合に限られます。

Net.Data は、以下の条件が満たされると dtw_getNextRow() を呼び出します。

dtw_execute() 関数が DTW_LE_CONTINUE フラグをオンに設定すると、 Net.Data は以下のステップを実行します。

  1. dtw_execute() インターフェース関数の戻り値のメッセージ・ブロックを処理します。

  2. 言語環境の dtw_getNextRow() インターフェース関数を呼び出し、一度に 1 行処理を始めます。

  3. レポート・ブロックを処理します。

  4. dtw_getNextRow() インターフェース関数の戻り値のメッセージ・ブロックを処理します。

  5. dtw_getNextRow() が DTW_LE_CONTINUE フラグをオンにしているかどうかを判別します。

dtw_getNextRow() が呼び出されると、dtw_lei_t 構造体の row フィールドは、 行オブジェクトを指すように設定されます。 行オブジェクトを操作するには、 Net.Data ユーティリティー関数の dtw_row_SetCols() および dtw_row_SetV() を使用します。Net.Data は、dtw_getNextRow() インターフェース関数を最初に呼び出した後は、 行オブジェクトにその表の列見出しが入っているものと見なします。 後続の呼び出しでは、実際の表データが入ります。

dtw_getNextRow() 関数の呼び出しは、 (メッセージ・ブロック処理でほかの指示が行われない限り) DTW_LE_CONTINUE フラグが設定されている間続けられます。


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