HTML だけでは、静的な Web ページだけしか作成できません。これは、 ページを編集しないかぎり、ページが変わらないことを意味します。 生きたデータとアプリケーションを Web に書き込むには、 通常、CGI プログラムを作成して、現行の売上げ統計などの Web ページを動的に構築します。 このようなタイプのプログラムを作成することは容易ではありません。
Net.Data は、マクロ を使用してロジック、 変数、プログラム呼出し、およびレポートを HTML に追加することによって、 Web アプリケーションの作成を簡略化します。マクロは、 SQL や PERL などのデータで作業するために必要な、 Net.Data マクロ言語、HTML、およびステートメントを含むテキスト・ファイルです。 これらのマクロは、HTML の平易さを Web サーバー・プログラムの動的な機能性と組み合わせて、 ローカル・データベースまたはリモート・データベース、 フラット・ファイル、アプリケーション、 およびシステム・サービスの生きたデータを静的 Web ページに追加しやすくします。
Web サーバーは、Net.Data マクロを参照する URL を受信すると、 Net.Data を DLL または共用ライブラリーとして呼び出して、 Net.Data を、共通ゲートウェイ・インターフェース (CGI) プロセスとして、 あるいは Web サーバー・アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) スレッドとして、 開始します。 URL には、どのマクロ・ファイルを処理するかを含む、 Net.Data についての情報が含まれます。 Net.Data は、マクロ・ファイルの処理を完了すると、 その結果得られた HTML を Web サーバーに送信します。次にサーバーは、 HTML がブラウザーで表示されることになる Web クライアントにそれを渡します。
Net.Data のマクロ言語は Web サーバー・プログラミングよりも単純であり、 ユーザーがすでに知っている HTML、SQL、PERL、 および JavaScript などの言語を組み込むことができるので、 Net.Data は動的 Web ページ作成のための優れた手段となります。
もう一つの重要な利点として挙げられるのは、 Net.Data では多くのデータベース・フォーマットがサポートされるため、 ほとんどのプラットフォームで、DB2、Oracle、および Sybase のデータベースを含む、 多様なデータ・ソースからのデータを処理できるということです。詳細については、 Net.Data 言語環境ガイド を参照してください。
Net.Data マクロ言語は解釈言語です。マクロを処理するために Net.Data が起動されると、 Net.Data は、ファイルの先頭から開始して順次に、 それぞれの言語ステートメントを直接解釈します。 解釈されない言語は、実行のまえに、 プログラム・オブジェクトにコンパイルしなければなりません。 そのため、再コンパイルを行わずに、マクロを処理する URL を指定するだけで、 マクロに加えた変更を即時に見ることができます。
Net.Data には、プログラミング形式についてごく少ない規則しかありません。 これによって、プログラム形式での自在さと柔軟性が可能になります。 単一の命令を複数の行にまたがらせることも、 複数の命令を単一行に入力することもできます。 命令は任意の列から開始することができます。 スペースまたは行全体をスキップできます。
Net.Data は、すべてのデータを文字ストリングと見なします。 Net.Data は、指数形式のものを含む有効な数値を表すストリングで、 Net.Data 関数を使用して算術計算を実行します。マクロ言語の変数については、 "Net.Data マクロ変数" で説明しています。
Net.Data には、テキストと数値の両方について、各種の処理、検索、 および比較の操作を実行する組込み関数を提供しています。 その他の組込み関数は、形式設定の機能と算術計算を提供します。
Net.Data マクロにエラーが含まれていると、説明を伴ったメッセージが、 クライアント側に返されます。 ユーザーが必要な任意の HTML でエラー・メッセージをカスタマイズすることができます。 詳細については、 Net.Data リファレンス・ガイド を参照してください。