実装要素は実装を構成する物理的部品であり、これにはファイルとディレクトリの両方が含まれます。また、ソフトウェア コード ファイル (ソース、バイナリ、実行可能形式)、データ ファイル、(オンライン ヘルプ ファイルなどの) 文書ファイルもこれに含まれます。
そのほかの関係:  一部実装モデル
拡張者:
役割:  実装担当者 
オプション度 / 使用時期:  ステレオタイプの使用はオプションです。 
テンプレートとレポート: 
 
例:   
UML の表現: 

«application»、«document»、«executable»、«file»、«library»、«page» などのように適宜ステレオタイプ化される成果物

ファイル フォルダ (ディレクトリ) はパッケージとして表される

モデリングの指針については「ガイドライン: 実装要素」を参照

詳細情報:   
成果物を入力とする作業:    成果物を出力とする作業:   

目的ページの先頭へ

実装要素は実装、特に物理構成、置換、バージョン管理、構成管理の最小レベルの単位の一部です。また、ソフトウェア コード ファイル (ソース、バイナリ、実行可能形式)、データ ファイル、(オンライン ヘルプ ファイルなどの) 文書ファイルもこれに含まれます。

プロパティ ページの先頭へ

タイミング ページの先頭へ

実装要素は、方向づけフェーズで概念検証プロトタイプの作成中に作成できます。アーキテクチャ上重要な実装要素は、推敲フェーズでアーキテクチャ プロトタイプを作成する過程で作成されます。それ以外の実装要素は、作成フェーズで作成されます。実装要素は、移行フェーズで障害の発見と修正が行われるのと並行して更新されます。

責務 ページの先頭へ

実装担当者は実装要素に責任を持ち、次のことを保証します。

  • ソース ファイルが設計要素を正しく実装しており、プロジェクトのコーディング ガイドラインに従っている
  • (実行可能ファイルなどの) 派生ファイルが、正しいバージョンのソース ファイルから派生したものである
  • ファイルとディレクトリの構造がプロジェクトのガイドラインに従って整理されている
  • 実装要素がプロジェクトのガイドラインに従ってバージョン管理され、配布される

カスタマイズ ページの先頭へ

各種の実装要素の例と、視覚的モデルにおける実装要素の使用形態のガイダンスについては、「ガイドライン: 実装要素」を参照してください。



Rational Unified Process   2003.06.15