「実行統計」ビューには、アプリケーションの実行時間に関する統計が表示されます。 また、呼び出されたメソッド数やすべてのメソッドを実行するための所要時間などのデータも表示されます。 実行統計は、パッケージ、クラス、メソッド、およびインスタンス・レベルで使用できます。
前提条件:
「実行統計」ビューには、ビューに表示された情報を操作できるコントロールがいくつか配置されています。
表示されるデータは、選択したオブジェクト・タイプによって異なります。以下のテーブルに、各表示モードで使用可能なデータをまとめます。
列見出し | パッケージ統計 ![]() |
クラス統計![]() |
メソッド統計![]() |
インスタンス統計![]() |
---|---|---|---|---|
基本時間: どの呼び出しの場合も、呼び出しにかかった時間から、その呼び出しの間に呼び出された別のメソッドにかかった時間を引いたものが基本時間になります。 | パッケージ内のクラスの合計基本時間 | クラス内のメソッドの合計基本時間 | 指定されたメソッドの実行にかかった時間 | 時間 |
平均基本時間: 基本時間を呼び出し数で割った値。 | 使用可能 | 使用可能 | 使用可能 | 利用不能 |
継承された基本時間: 選択されたパッケージまたはクラスに要した基本時間と同様。 ただし、その呼び出しの間に呼び出されたその他の継承されたメソッ ドに要した時間も含まれます。 | パッケージ内のクラスの合計基本時間 | クラス内のメソッドの合計基本時間 | 利用不能 | 時間 |
累積時間: どの呼び出しの場合も、呼び出しによって呼び出されたメソッドを 実行するためにかかった時間が累積時間になります。 呼び出し中に追加のメソッド呼び出しがない場合、累積時間は基本時間と同じになります。 | パッケージ内のクラスの合計累積時間 | クラス内のメソッドの実行にかかった時間 | 指定されたメソッドの実行にかかった時間 | 時間 |
継承された累積時間: 選択されたパッケージまたはクラスに要した基本時間と同様。 ただし、その呼び出しの間に呼び出されたその他の継承されたメソッドに要した時間も含まれます。 | パッケージ内のクラスの合計累積時間 | クラス内のメソッドの実行にかかった時間 | 利用不能 | 時間 |
呼び出し: 選択したメソッドで行われる呼び出しの回数。 | 利用不能 | クラス別の累算 | カウント | 利用不能 |
継承された呼び出し: メソッドおよびその継承されたメソッドで行われる呼び出しの回数。 | パッケージ別の累算 | クラス別の累算 | 利用不能 | カウント |
累積の CPU 時間: メソッドにかかった CPU 時間。 | パッケージ別の累算 | クラス別の累算 | メソッド別の累積 | 利用不能 |
このビューに表示される列を操作できるさまざまなコントロールが配置されています。
プロファイル・フィルターを「実行統計」ビューに適用すると、ビューに表示されるデータ量を削減できます。 プロファイル・フィルターは、さまざまなプロファイル・ビューで使用できます (各ビューがフィルターをサポートしている必要があります)。 詳しくは、『プロファイル・フィルターの適用』に関するトピックを参照してください。
その他のプロファイル・ビューおよびソース・コード・ビューは、「実行統計」ビューから開くことができます。
「実行統計」ビュー内のデータは、HTML 文書形式でエクスポートできます。
「実行統計」ビューを更新するには、ツールバーの「更新」 ボタンを使用します。
ビューが更新されると、変更箇所にデルタ・アイコンが表示されます。
関連概念
プロファイル・ツールの概説
プロファイル・リソース
関連タスク
アプリケーションのプロファイル作成
メソッドの呼び出しおよび呼び出し元の表示
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.