ルール・ベース・パーサーのアウトプッター・コンポーネントの構成

アウトプッターは、フォーマッターから提供された共通ベース・イベント・レコードを外部の 宛先に書き込みます。フォーマッターは、パーサーから提供された出力を取得し、 適正な Java オブジェクト・インスタンスをビルドするコンポーネントです。 アダプター・ランタイムには、共通ベース・イベント・オブジェクトを作成する事前構成済みフォーマッターは 1 つしか入っていません。

前提条件:

アウトプッターを構成するには、以下のステップに従ってください。

  1. アダプター構成エディターの左側のペインで、 「構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「アウトプッター」と選択します。 右側のペインに、アウトプッターの情報が表示されます。
  2. アウトプッター・タイプ」リストからアウトプッター・タイプを選択します。 下記の例では、「LoggingAgentOutputter」が選択されています。 このアウトプッターは、受け取った共通ベース・イベント・レコードをロギング・エージェントに書き込むので、 ログ・データが表示される「プロファイルおよびロギング」パースペクティブでそのロギング・エージェントをモニターすることができます。

    出力元の構成

  3. 新規プロパティーを追加するには、以下のステップに従ってください。
    1. 構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「アウトプッター」と選択します。
    2. ポップアップ・メニューを右マウス・ボタン・クリックして立ち上げ、 「追加」>「プロパティー」と選択します。 右側のペインがリフレッシュされ、プロパティー名と値を入力するフィールドが表示されます。
    3. プロパティーの名前と値を入力します。
    4. アダプター構成ファイルを保管して変更内容を適用します。
    各アウトプッター・タイプの必須プロパティーについては、 アウトプッター・タイプと必須プロパティーを参照してください。
  4. 構成コンテキスト・インスタンスでアウトプッター・タイプが変更された場合は、 コンテキスト・ノード内のアウトプッター・コンポーネントも同じように更新する必要があります。  「コンテキスト」>「コンテキストの基本コンテキスト実装 (Context Basic Context Implementation)」 >「コンポーネント Hyades ロギング・エージェント・アウトプッター (Component Hyades Logging Agent Outputter)」 と選択します。 アウトプッター・コンポーネントの詳細が右側のペインに表示されます。

    コンテキストの出力元コンポーネントが右側のペインに開く

  5. アウトプッターの「名前」、「説明」、および「実行可能クラス」を更新します。
    使用するアウトプッター・クラスの正しい名前については、 構成ファイルの構造を参照してください。
  6. アダプター構成ファイルの変更内容を保管します。
    注: ログおよびトレース・アナライザー の「ログのインポート (Log Import)」ウィザードに対するログ・パーサー拡張機能としてこのパーサーを 使用する場合、アウトプッター・インスタンスを非宣言アウトプッター・タイプとして構成し、 出力コンポーネント実行クラスを org.eclipse.hyades.logging.adapter.config.outputters.StaticParserOutputter と 指定する必要があります。

アウトプッターを構成したら、次にログ・パーサーのプラグイン・マニフェスト・ファイルを構成する必要があります。

関連概念
Hyades 汎用ログ・アダプターの概説
共通ベース・イベント・フォーマットの仕様

関連タスク
プラグイン・マニフェスト・ファイルの構成
ログ・パーサーの作成
ルール・ベース・アダプターの作成

関連参照
アダプター構成ファイルの構造
アダプター構成エディター
正規表現グラマー