トップダウン・マッピングの生成

トップダウン・マッピング・アプローチでは、1 つ以上の既存エンタープライズ Bean に基づいて、デフォルトのデータベース・スキーマおよびマッピングを生成します。

EJB 2.x では、マッピング・ファイルとスキーマ・ファイルが EJB 2.x プロジェクトのバックエンド を形成します。プロジェクトごとに複数のバックエンド・フォルダー (例えば、1 つの DB2R バックエンドと 1 つの Oracle バックエンド)を持つことができます。デフォルトとして使用されるデータベース・バックエンドは 1 つだけですが、必要な数のバックエンドを定義することができます。そこで、EJB 2.x マッピング・ウィザードの最初のページでは、 新規バックエンドを作成するかどうか質問されます。新規作成する場合は、以下の概要に従って進めてください。 また、バックエンドにスキーマだけ存在する (マップ・ファイルが存在しない) Meet-in-the-Middle またはボトムアップ1 以前にマッピングを生成してある場合は、非マップ・エレメントの作成およびマップを選択するか、 マッピング・エディターを開いて手操作で変更を行うことができます。

トップダウン・マッピング・アプローチを使用して既存 エンタープライズ Bean からスキーマとマップを生成するには、 次のようにします。

  1. J2EE パースペクティブで、EJB プロジェクトを右クリックし、 「EJB から RDB へのマッピング」 > 「マップの生成」を選択する。マッピング・エディターを開いている場合は、このオプションを選択できません。
  2. EJB 2.x プロジェクトについて、 「新規バックエンド・フォルダーの作成」または「既存のバックエンド・フォルダーを使用」を選択する。以前にマッピングを生成してあって、既存バックエンドの使用を選択する場合は、 この時点で次のオプションの 1 つを選択する必要があります。
    • 「非マップ・エレメントの作成およびマップ」: バックエンドまたはエンタープライズ Bean に変更を行った場合に、 それに対応して新規エレメントを作成しマップを更新するには、このオプションを使用します。
    • 「選択されたバックエンド・マップでマッピング・エディターを開く」: マッピング・エディターを開いてマッピングの手動更新を行うには、 このオプションを使用します。
    「終了」をクリックして、アクションを実行し、ウィザードを終了する。
  3. バックエンド・フォルダーの新規作成を選択した場合は、 「次へ」をクリックして、初期トップダウン・マッピングの作成を継続する。
  4. 「トップダウン」を選択して、「次へ」をクリックする。
  5. ターゲット・データベースを選択する。
  6. データベース名とスキーマ名を入力する。
  7. 任意: 次のチェック・ボックスの 1 つまたは両方を選択することができます。
    • DDL の生成
    • 衝突検出の列の追加: この EJB 2.x CMP Bean 用のオプションは、リレーショナル表に列を追加するために使用します。この列は、レコードが更新されたかどうかを判別するために予約されています。この衝突検出の列について詳しくは、衝突検出の列の追加に関連したトピックを参照してください。
    • WebSphere 3.x 互換 - このオプションは、WebSphere Application Server 3.x デプロイメントからマイグレーションする場合にのみ選択します。
  8. 「終了」をクリックしてトップダウン・マッピングを作成するか、 「次へ」をクリックして継承をさらに定義する。
  9. 継承が存在する場合は、リストから追加のエンタープライズ Bean を選択して、 チェックされた Bean ごとにリーフ表を追加し (リーフ表は親表に結合されます)、 続いて「終了」をクリックする。
EJB マッピング・ツールにより、表、列、CMP Bean およびそのフィールドに関連した制約、および列への各 CMP フィールドのマップが作成されます。次に、マッピング・エディターを使用して、これらのマップに必要な変更を行うことができます。表および列を変更するには、リレーショナル・データベース・ツールを使用します。
関連タスク
トップダウン・マッピングを生成する際の衝突検出の列の追加
1 ボトムアップ・マッピングは WebSphereR Application Server ツールキットまたは RationalR Rational Web Developer では使用できません。
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