Session ID Manager は、以下の 2 タイプの固有 ID を生成する EGL コンポーネントです。
- session ID。Web アプリケーション・サーバー・セッションを識別します。この ID は、システム変数 sysVar.sessionID に保管されます。
- 1 つ以上の conversation IDs。それぞれ、特定の Web アプリケーション・サーバー・セッション内のプログラム・プロキシーのシーケンスを実行する、実行スレッドで固有です。会話 ID は、Web アプリケーション内のプログラムが converse 文によって、または戻り文節のある forward 文によって呼び出された場合、変更されません。ただし、戻り文節がない forward 文に応答してユーザーがプログラムを呼び出すと、新規の会話 ID が割り当てられます。
会話 ID は、sysVar.conversationID に保管されます。
Session ID Manager は、Web アプリケーション・サーバーとは別のマシンで実行される場合があります。さらに、Session ID Manager は、複数の Web アプリケーション・サーバーに、それぞれ同じプログラムにアクセスできる ID を提供する場合があります。
Session ID Manager によって生成された ID は、これを使用するすべての Web アプリケーション・サーバー全体で固有のものです。
COBOL プログラムを使用している場合は、以下の記述が適用されます。
- セッション ID および会話 ID の主な目的は、2 層および 3 層で情報を同期化することです。
- セッション ID を使用するのは、プログラム状態を作業データベースに保管するためのキーとしてです。
上記の ID のいずれかまたは両方を、アプリケーション・データを保管するためのキーとして使用することができます。