ビルド記述子オプション restartTransactionID は、CICS® for z/OS® 用に生成されたプログラムの再開で使用されるトランザクション ID を指定します。再開は、Web アプリケーションで稼動するプログラムか、またはテキスト・アプリケーションで 稼動してセグメント化されているプログラムで、converse 文の応答で ユーザーがデータを処理依頼する際に発生します。
restartTransactionID の値は、システム変数 sysVar.transactionID の値を初期設定します。 デフォルト値はブランクで、これにより EGL はプログラムの呼び出しで使用するトランザクション ID で sysVar.transactionID を初期設定します。
ビルド記述子オプション cicsEntries が NONE 以外の値に設定されている場合に restartTransactionID を指定すると、EGL は、トランザクション用に CICS 定義エントリーを生成し、cicsEntries はエントリーの形式を示します。
Web アプリケーションで稼動するプログラムの場合には、restartTransactionID の値は、catcher プログラム DFHMIRS のトランザクション ID です。 トランザクション ID が CPMI ではない場合に CPMI が開始されるのを避けるには、 トランザクション ID の前に tpn_ を付加します。 例えばトランザクション ID が WEBT の場合、tpn_WEBT を指定します。ただし、トランザクション ID が CPMI の場合には、CPMI のみ指定します。tpn_ を付加せずに WEBT を指定した場合には、CICS は CPMI を開始し、次に制御を WEBT に切り替えます。