課題 1.2: WS-I 準拠のレベルの設定

始める前に、『課題 1.1: Web プロジェクトの作成』を完了させておく必要があります。

WS-I は、プラットフォーム間、オペレーティング・システム間、 およびプログラム言語間にわたって、Web サービスのインターオペラビリティーをプロモートする組織です。 WS-I の詳細については、その Web サイト『http://www.ws-i.org/』を参照してください。

Web サービス WS-I 検証ツールは、WS-I Simple SOAP Binding プロファイル 1.0 に概要が示されている WS-I 準拠のレベルをサポートします。 ユーザーは、必要に応じて、ご使用の Web サービスを準拠にするか非準拠にするかを選択することができます。 たとえば、エンコード・スタイル (エンコードされた rpc)、JMS 上の SOAP プロトコルおよび保護された Web サービスは WS-I Simple SOAP Binding プロファイルに準拠しません。

ユーザーは、WS-I 準拠のレベルを、 ワークスペース・レベルに、またはプロジェクト・レベルに設定することができます。 デフォルトで、WS-I 準拠のレベルは推奨 (Suggest) に設定されます。 これは、選択されたすべての非準拠の選択項目は、警告ダイアログ・ボックスを生成させるが、 ユーザーは継続することが可能であることを意味します。 この準拠レベルは、Web サービス・ウィザードおよび WSDL 検証ツールによって使用されます。

ユーザーの Web プロジェクト用に、WS-I 準拠のレベルを変更します。

このチュートリアルは、WS-I 準拠の Web サービスを生成するので、ユーザーは、WS-I Simple SOAP Binding プロファイルの準拠のレベルを、プロジェクト・レベルで 必要 (Require) に設定する必要があります。 このように設定すると、WS-I 準拠の規則が、ユーザーが作成している WSDL および Web サービスに強制され、それと同時に、ユーザーは同じワークスペースに非 WS-I 準拠のプロジェクトをもつことが可能です。

  1. プロジェクト・エクスプローラーで、ユーザーの Web プロジェクトを選択し、 右クリックして、「プロパティー (Properties)」を選択する。
  2. パネルの左側のコンポーネント・ツリーから「WS-I 準拠 (WS-I Compliance)」を選択する。
  3. 「WS-I 準拠 (WS-I compliance)」の下で、 必要な準拠のレベルの横のチェック・ボックスを選択するか、 または、プロジェクトに、ワークスペースと同じ WS-I 準拠のレベルを共用させるように選択する。
  4. 適用 (Apply)」をクリックし、次に「OK」をクリックする。

これで、『課題 1.3: WSDL ファイルの作成』を開始する準備が完了しました。

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