リレーショナル・データベースから XML ファイルへのマッピング

リレーショナル・データベース (RDB) から XML へのマッピング・エディターを使用することにより、 リレーショナル・データベースのデータを XML ファイルのエレメントおよび属性にマップすることができます。 このマッピングから、文書アクセス定義 (DAD) ファイルを生成し、これを IBM® DB2® XML エクステンダーで使用することにより、既存のリレーショナル・データから XML 文書を生成したり、あるいは XML 文書をリレーショナル・データに分解したりできます。このマッピングは、拡張子 .rmx を持つセッション・ファイルに保管されます。

RDB から XML へのマッピング・エディターを使用し、DAD ファイルを展開するには IBM DB2 Universal Database™ バージョン 8.1 以降 (バージョン 8.1 以降には IBM DB2 XML エクステンダー が含まれます) がインストールおよび構成されていなければなりません。 SQL ステートメントを DTD にマップする場合は、 ORDER BY 文節を含み、有効な SQL SELECT または FULLSELECT ステートメントがなければなりません。

次の説明は Resource パースペクティブを対象にしていますが、他のさまざまなパースペクティブでも使用できます。

データをマップして DAD ファイルを生成するために実行する通常のステップは、以下のとおりです。

  1. フォルダーを選択して、「RDB から XML へのマッピング (RDB to XML mapping)」ウィザードを 開始する (「ファイル > 新規 > その他 > XML > RDB から XML へのマッピング」)。 XML オプションが見えない場合は、「すべてのウィザードを表示 (Show All Wizards)」 チェック・ボックスを選択します。
  2. ウィザードで、作成したいマッピングのタイプを指定する。
    • RDB 表から XML へのマッピング。 このタイプは、リレーショナル・データベース・テーブル と XML 文書の間のマッピングを作成します。このタイプのマッピングから生成した DAD ファイルは、DB2 データベースにおいてデータを保管および検索するために使用できます。
    • SQL 照会から XML へのマッピング。 これは SELECT または FULLSELECT ステートメントと XML 文書間のマッピングを作成します。 このタイプのマッピングから生成した DAD ファイルを使用すると、SQL 照会から XML 文書を構成できます。
  3. マッピングを行うソース RDB 表または SQL 照会、 およびターゲット DTD ファイルを指定する。
  4. 表を DTD にマップする場合は、(必要に応じて) RDB 表間の結合条件の指定を 行い、RDB 表列、および XML エレメントと属性のマッピングを行う。
  5. SQL ステートメントを DTD にマップする場合は、SQL ステートメント列、 および XML エレメントと属性のマッピングを行う
  6. DAD ファイルの生成を行う

DAD ファイルを作成すると、DB2 XML エクステンダーを使用して DAD ファイルを実行できます。DADX」 ウィザードを使用して、DADX ファイルを DAD ファイルから生成することもできます。

ヒント: RMX セッション・ファイルを作成する際に、EJB プロジェクト内の セッションは、EJBProjectName/ejbmodule のサブディレクトリーの下にのみ作成できます。 また、Web プロジェクト内のセッションは、WebProjectName/Web Content の サブディレクトリーの下にのみ作成できます。RMX セッション・ファイルを無効なディレクトリー (たとえば、EJBProjectName または WebProjectName のすぐ下) に 手動で移動することもできますが、これを実行するプロダクトは RMX セッションを正しく解決できなくなります。

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