システム変数 sysVar.remoteSystemID は、プログラム、VSAM ファイル、CICS® トランザクション、または一時データ・キューなどのリモート・エンティティーのロケーションを表すシステム名を含んでいます。 この変数では、ファイルやプログラムの動的な定義はサポートされませんが、事前定義されたロケーション・セットからの動的な選択はサポートされます。例えば、CICS では、適切な CICS テーブルでプログラムまたはファイルを定義する必要があります。
システム変数 sysVar.remoteSystemID は、リモート・プログラムのロケーションを表すシステム名を含んでいます。この変数では、プログラムの動的な定義はサポートされませんが、事前定義されたロケーション・セットからの動的な選択はサポートされます。
sysVar.remoteSystemID は、初期設定ではブランクになっているため、この変数の使用を必要とする何らかの呼び出しやファイル入出力関数を実行する場合は、事前に設定する必要があります。
sysVar.remoteSystemID = "myWin"; // 結果は偽 if (sysVar.remoteSystemID == "MYWIN") record1.resourceAssociation = "myCorp.txt"; end
項目が許可されているほとんどの場所で、sysVar.remoteSystemID を、assignment 文内のターゲットまたはソース、システム関数に渡される値、論理式内の項目、または return 文内の引き数として使用することができます。
sysVar.remoteSystemID の値は、リンケージ・オプション・パーツ、callLink 応訴、プロパティー location が PROGRAMCONTROLLED に設定されている場合にのみ、リモート・プログラムのアクセスを提供します。リモート・プログラムの sysVar.remoteSystemID の意味の詳細については、『callLink エレメントの location』のシステム名 の説明を参照してください。
リモート・ファイルの場合、システム名は CICS システム ID になります。
リモート・トランザクションの場合、システム名は CICS システム ID になります。
プラットフォーム | 互換性に関する考慮事項 |
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CICS for z/OS® | なし |
z/OS バッチ | 非サポート |
プラットフォーム | 互換性に関する考慮事項 |
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iSeries™ COBOL | 非サポート |
sysVar.remoteSystemID = "myCICS"; // COBOL の場合、値が大文字に変換されても // 結果は常に真 if (sysVar.remoteSystemID == "myCICS") record1.resourceAssociation = "MYCORP.MYDATA"; end
sysVar.remoteSystemID = "myWIN"; // 結果は真 if (sysVar.remoteSystemID == "myWIN") record1.resourceAssociation = "myCorp.txt"; end
関連する概念
リンケージ・オプション・パーツ