XML 間マッピング・エディターは、1 つ以上のソース XML 文書を、単一のターゲット XML 文書にマップするために使用するビジュアル・ツールです。 XML 間マッピングを定義した後には XSL 変換 (XSLT) スクリプトを生成できるようになり、ソース DTD または XSD ファイルに準拠しているどんな XML 文書でも、 結合および変換に使用することができます。
このツールは、以下の 3 つのタイプの入力ファイルを受け入れます。
DTD または XSD には、正しい XSLT を生成するために必要なタイプ情報が含まれています。 XML 文書そのものには、エレメントが反復可能か反復不可か、オプションか必須かを、 ツールが判別するのに必要な情報が含まれていません。 DTD または XSD には、変換が正常に行われるのに必要な情報が備わっています。
XML 間マッピング・エディターを使用して、有効な XML 文書に含まれる HTML または XHTML から、XSLT を生成できます。 XHTML および HTML には汎用タグが含まれているので、DTD はこれらを完全に記述できるわけではありませんが、 DTD はメタデータの提供だけに使用されるので、完全でなくてもよい、ということになります。 ユーザーがマッピングしたいと思う文書の一部を DTD が定義する限り、 XML 間マッピング・エディターにとってはこれで十分です。
XPath 式、グループ化、Java™ メソッド、Bean、 JavaScript™、または変換機能をマッピングに追加できます。 マッピングは、編集、削除、または後の使用のために保持することができます。
XML 間マッピング・エディターは、Xalan プロセッサーを使用して変換を行います。 Xalan は、XML 文書を、HTML、テキスト、またはその他 XML 文書タイプに変換する XSLT プロセッサーです。
生成済み XSLT スクリプトは、Xalan プロセッサーでテストされています。 Xalan プロセッサーについて詳しくは、 Apache Web サイト http://xml.apache.org/xalan-j/ を参照してください。