浮動小数点レジスターの内容のビュー
Intel ベースのアプリケーションをデバッグしていて、浮動小数点演算を含んでいるソース行にステップオーバーする場合、「レジスター (Registers)」ビューの中の浮動小数点レジスターの値は表示されません。
その代わりに、各レジスターの横に「使用されていない」が表示されます。
実際は、ソース行の実行の間にこれらのレジスターの 1 つ以上が使用されているが、ソース行をいったんステップオーバーすると、レジスターの内容は変数に書き込まれてしまい、レジスターは使用されなくなります。
浮動小数点ステートメントにステップオーバーし、浮動小数点レジスターの値が変数に書き込まれる前にそれを見たい場合、次のようにします。
- エディターを「ソース」ビューから「混合 (Mixed)」ビューに変更します (エディター内で右マウス・ボタンでクリックし、
ポップアップ・メニューから「ビューの切り替え (Switch View)」>「混合の表示 (Show Mixed)」を選択します)。
- 浮動小数点命令を含んでいるソース行を探し出します。
このソース行と浮動小数点保管命令 (例えば FSTP) を含んでいる次のソース行との間で、逆アセンブリー命令をさがします。
そして、ブレークポイントをその行に入れます。
- ソース・ビューに戻します。
- 次に、浮動小数点演算を含んでいるソース行にステップオーバーする場合、その行に対して 1 つではなくて、2 つの Step Over コマンドを発行する必要があります (理由は、最初の Step Over コマンドは、混合ビューの中に設定したブレークポイントで停止するからです)。
2 番目の Step Over コマンドを発行した後に、保管される前の状態の浮動小数点レジスターの値が見えるはずです。
関連タスク
レジスターの内容の変更