EAR ファイルへのエンタープライズ・アプリケーションのエクスポート

エンタープライズ・アプリケーションは EAR ファイルの形式でデプロイされます。エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトをデプロイメント用の EAR ファイルにエクスポートするには、「エクスポート」ウィザードを使用します。

この EAR ファイルへのエクスポート・プロセスは、 プロジェクトを共用する手段にはなりません。プロジェクトを共用したい場合は、 『プロジェクトの共用』を参照してください。

エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを EAR ファイルにエクスポートする方法は、次のとおりです。

  1. J2EE パースペクティブの「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、 エクスポートしたいプロジェクトを右クリックする。
  2. ポップアップ・メニューから、 「エクスポート」 > 「EAR ファイル」を選択する。 「エクスポート」ウィザードが開きます。
  3. 宛先」フィールドに、「EAR プロジェクト」フィールドで選択したエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトのエクスポート先となる EAR ファイル名を含む絶対パスを入力する。
  4. 任意: ソース・ファイルをエクスポートするには、 「ソース・ファイルのエクスポート (Export source files」チェック・ボックスを選択する。
  5. 任意: 既存の EAR ファイルへエクスポート中に上書きの警告を出されたくない場合は、「警告なしに既存ファイルを上書き」を選択する。
  6. 任意: プロジェクト・ビルド・パスおよびメタデータ・ファイルをインクルード」を選択する。 これにより、別のワークスペースに EAR を再インポートできるように、アプリケーション・プロジェクトに含まれている、またはアプリケーション・プロジェクトから参照されているプロジェクトの元の名前を保存することができます。

    複数のモジュールを使用した大きな EAR ファイルを開発している場合、このオプションによって開発プロセスのパフォーマンスを改善できる場合があります。 モジュールは、インポートされたときにバイナリー・プロジェクトとして最適化されます。 そこで、リポジトリーからのプロジェクトによって 1 つ以上のバイナリー・プロジェクトを置換し、開発およびテストを継続することができます。 これにより、ワークスペース内に保持するソース・プロジェクトの数を少なくすることができ、ワークベンチのパフォーマンスを最適化できます。

  7. 終了」をクリックする。
ウィザードが EAR プロジェクト・コンテンツを指定の EAR ファイルにエクスポートします。 さらに、アプリケーションのモジュールまたはユーティリティー JAR に対応する各プロジェクトごとに、プロジェクト・コンテンツが EAR ファイル内のネスト・モジュール・ファイルまたは JAR ファイルにエクスポートされます。 参照するプロジェクトのファイルのいずれかに保管されていない変更がある場合は、エクスポートする前にこれらのファイルを保管することを促すプロンプトが出されます。
関連概念
J2EE アーキテクチャー
エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト
アプリケーション・デプロイメント記述子エディター
関連タスク
エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの作成
エンタープライズ・アプリケーション EAR ファイルのインポート
プロジェクト交換機能を使用したプロジェクトの共用
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