データベース・アクセスのための DB Bean

DB Bean は、アプリケーションが直接 JDBC インターフェースを使用せずに、 データベース情報に容易にアクセスできるようにします。

この DB Bean クラスは、com.ibm.db.beans パッケージで提供されています。 このクラスでは、データベース・アクセスのための JDBC インターフェースを直接使用して、 容易な代替手段をアプリケーションに提供します。 これらの Bean は JDBC を使用します。したがって、JDBC ドライバーを持ついずれのデータベースにもアクセスすることができます。 この Bean は、メモリー内の結果セットの行のキャッシュ、結果セットの更新、削除など、 それぞれの JDBC アプリケーションごとに、別々に実装する必要のある機能を持っています。

以下の表は、最も重要な DB Bean クラスの要約です。

表 1. DB Bean メイン・クラス
クラス 説明
DBSelect 結果セットの照会とプロセスを実行します。
DBProcedureCall 入力パラメーター、出力パラメーター、 および出力結果セットのストアード・プロシージャーとプロセスを呼び出します。
DBModify 結果セットを生成しない INSERT、UPDATE、DELETE などの SQL ステートメントを実行します。

com.ibm.db.beans パッケージには、メタデータと接続情報を取得するために使用すること、 および DB Bean を GUI クラスの javax.swing.JTable に接続するために使用できる、 いくつかの補助クラスもインクルードされます。

表 2. DB Bean 補助クラス
クラス 説明
DBSelectMetaData 結果セットを説明します。
DBParameterMetaData ステートメントのパラメーターを説明します。
DBConnectionSpec Bean 間の接続指定情報を共用します。
DBTableModel JTable のモデルとして使用する DBSelect または DBProcedureCall オブジェクトを有効にします。

多くの DBSelect クラスの機能は、JDBC 2.0 RowSet クラスに定義されます。 DBSelect は、データベースがスクロール可能で更新可能な結果セットを提供しなくても、 基礎データベースの上の層に、スクロール可能で更新可能な結果セットを提供する RowSet クラスのラッパーです。

関連タスク
SQL ステートメントを発行する Java Bean の作成
ストアード・プロシージャーを呼び出す Java Bean の作成
関連資料
DB Bean のための JavaDoc
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2004. All Rights Reserved. (C) Copyright IBM Japan 2005