コンパイル済み言語デバッガーの制限
その他
- 「コンパイル済み言語デバッグ (Compiled language debugging)」ビューは、デバッグ・セッションがデバッグ・パースペクティブの外で起動されたときは、自動的に開かない場合があります。 デバッグ・パースペクティブ内にないコンパイル済み言語デバッグ・セッションを起動すると、ビューによっては開かない場合があります。
これには、「レジスター」、「メモリー」、「メモリー・レンダリング」、「モニター (Monitors)」、および「モジュール」のビューがあります。
これらのビューは、ワークベンチ・メニュー・バーから「ウィンドウ (Window)」 > 「ビューの表示 (Show View)」 > 「その他 (Other)」を選択して手動で開くことができます。
「ビューの表示 (Show View)」ダイアログ・ボックスで、「デバッグ (Debug)」ノードを展開し、開くビューを選択します。
あるいは、すべてのデバッグ起動を終了し、「デバッグ・パースペクティブ」の間にアプリケーションを再起動して、この問題を訂正してもかまいません。
この問題の再発を避けるには、デバッグ・セッションを起動するときに「デバッグ・パースペクティブ」内にいないことです。
- 「DLL が見つかりません (Unable to find DLL)」エラー:
コンパイル済みデバッグ・セッションを開始して「DLL が
見つかりません (Unable to find DLL)」という Windows メッセージが表示された
場合は、LOCPATH 環境変数を除去します。
- 「メモリー・レンダリング」ビューが表示するのは
単一バイト・エンコードの文字のみ: 「メモリー・レンダリング」ビュー
は、マルチバイト・エンコードの文字を表示しません。
- 「メモリー」ビューは、Linux GTK では予定外の動作をする: Linux GTK では、スクロールおよびカーソル移動は適切に働きません。
このビューでは、デバッグ・セッションでのステップまたは実行の際に、予定外のスクロールを行うことがあります。
- Power アーキテクチャー上の GCC のバージョンによっては (例えば、3.4.2) 生成する .debug_frame セクションが誤っている場合があります: このため、デバッガーは呼び出しスタックを正しく表示できなくなります。
この問題が発生したら、次のデバッガー・エンジン環境変数を設定してください。
DER_DBG_DEBUG_FRAME=NO
.debug_frame セクションは、デバッガーがスレッド・スタックおよびローカル変数をさらに正確に判断できる情報を備えているので、この環境変数は、この問題が発生しない限り設定しないでください。
- 据え置き関数またはエントリー・ブレークポイントを設定する際のブレークポイント・ウィザードの振る舞いが矛盾します:
- 「ウィザード関数/エントリー、パーツ、およびモジュール (wizard function/entry, part, and module)」フィールドに入力され、ブレークポイントが据え置きに設定されている場合は、関数がパブリックかどうかに関係なく、関数ブレークポイントが設定されます。
- 「ウィザード関数/エントリーおよびモジュール (wizard function/entry and module)」フィールドに入力され、ブレークポイントが据え置きに設定されていても、「パーツ (part)」フィールドに入力がない場合に、関数ブレークポイントが設定されるのは、関数がパブリック関数の場合のみです。
- 復帰文字が入ったソース・ファイルは、Linux でのデバッグのときに誤って表示されることがあります: Linux では、コンパイラー・ソース・ファイルに復帰文字 (0x0d) が入っている場合、コンパイラーによっては、誤った行番号情報を生成することがあります。
このために、デバッガーはソースを誤って表示することになります。
各国語の制限
- 双方向 (BiDi) 制限: ネイティブ・コード・ページ以外のコード・ページでエンコードされた JSP ファイルをデバッグすると、デバッガー・エディターを使用できなくなります。
- コンパイル済み言語デバッガー:
- 1 バイト (SBCS) システム上では、コンパイル済み言語デバッガーは、0x7F を超える文字を含むプログラム名またはプログラム・パラメーターの引き渡しはサポートしません。
- デバッグ対象の名前およびデバッグ対象引き数での NL 文字の使用はサポートされていません。