このトピックでは、IMS リソース・アダプターを使用するための前提条件とサポートされるソフトウェア構成について説明します。
オプションの J2EE Connector Architecture (JCA) 機能を
備えた Rational Application Developer には、次の 2 つのバージョンの IMS リソース・アダプターが組み込まれています。
- IMS Connector for Java バージョン 9.1.0.2
このバージョンの
IMS リソース・アダプターは、バージョン 1.5 の J2EE Connector Architecture
(JCA 1.5) を基にしています。
IMS Connector for Java バージョン 9.1.0.2 は、WebSphere Studio
Application Developer 統合版には組み込まれていません。IMS Connector for
Java バージョン 9.1.0.2 は JCA 1.5 リソース・アダプターであるため、
分散プラットフォームおよび z/OS プラットフォーム用の JCA 1.5 アプリケーション・
サーバーまたは WebSphere Application Server バージョンでのみ実行されます。
将来、IMS Connector for Java の機能拡張は、JCA 1.5 バージョンのみに
行われます。
- IMS Connector for Java バージョン 9.1.0.1.1
このバージョンの
IMS リソース・アダプターは、バージョン 1.0 の J2EE Connector Architecture
(JCA 1.0) を基にしています。このバージョンの IMS Connector for Java は、分散プラットフォームおよび
z/OS プラットフォーム用の WebSphere Application Server バージョン 5.0.2 以降で実行されます。
IFix to WebSphere Studio Application Developer Integration Edition バージョン 5.1.1 にも、次の 2 つのバージョンの IMS リソース・アダプターが
組み込まれています。
- IMS Connector for Java バージョン 2.2.3
このバージョンの
IMS リソース・アダプターは、バージョン 1.0 の J2EE Connector Architecture
(JCA 1.0) を基にしています。このバージョンの IMS Connector for Java は、分散プラットフォームおよび
z/OS プラットフォーム用の WebSphere Application Server バージョン 5.0.2 以降で実行されます。
- IMS Connector for Java バージョン 9.1.0.1.1
このバージョンの
IMS リソース・アダプターは、バージョン 1.0 の J2EE Connector Architecture
(JCA 1.0) を基にしています。これは、IMS Connector for Java バージョン 2.2.3 と同等の機能を備えています。このバージョンの IMS Connector for Java は、分散プラットフォームおよび
z/OS プラットフォーム用の WebSphere Application Server バージョン 5.0.2 以降で実行されます。
次の新機能が、バージョン 2.2.3、9.1.0.1.1、および 9.1.0.2 の
IMS リソース・アダプターに組み込まれています。
- 共用可能な永続的ソケット接続でコミット・モード 0 対話を行っていたときに配信されなかった出力をキューに入れるか、廃棄するかの制御。
この機能は、purgeAsyncOutput プロパティーによって制御されます。
- 共用可能な永続的ソケット接続でコミット・モード 0 対話を行っていたときに配信されなかった出力の宛先の名前を指定するためのオプション。
この機能は、reRoute フラグおよび reRouteName プロパティーによって
制御されます。
- 新しい 2 つの対話 verb (SYNC_RECEIVE_ASYNCOUTPUT_SINGLE_WAIT および
SYNC_RECEIVE_ASYNCOUTPUT_SINGLE_NOWAIT) を導入することで拡張された、配信されなかった出力の検索に対する制御。
- RACF 鍵リングを SSL 鍵ストアおよびトラストストアとして使用するための
サポート。
また、IMS Connector for Java バージョン 9.1.0.2 では、次の JCA 1.5 の
パフォーマンスが強化されています。
- トランザクションの参加の遅延最適化
- 接続関連の遅延最適化
注: IMS Connector for Java バージョン 9.1.0.2 では、次の
JCA 1.5 インプリメンテーションは提供されません。
- インバウンド・メッセージング、トランザクション、および EJB 呼び出し処理
- Work Management 規約のインプリメンテーション
- Kerberos サポート
IMS Connector for Java でサポートされる構成
IC4J
2.2.3 は、次のものをサポートします。
- IMS Connect V2.2 と IMS V8 および APAR、または IMS V9 および APAR
IC4J 9.1.0.1.1 および 9.1.0.2 は、次のものをサポートします。
- IMS Connect V2.2 と IMS V8 および APAR、または IMS V9 および APAR
- IMS Connect V9.1 と IMS V9 および APAR
APAR および IFix 番号については、IMS の Web サイト (www.ibm.com/software/data/ims) および IMS Connector for Java の Web ページを参照してください。