PeopleSoft データ・ソース用の WebSphere Portal の構成

以下の説明は、PeopleSoft SDO を使用するポートレットに合うように WebSphere® Portal サーバーを構成する際に役立ちます。

次の手順を使用して、JCA アダプターをインストールします。
  1. PeopleSoft_lib_dir という名前の空の新規ディレクトリーをハード・ディスクに作成する。
  2. PeopleSoft サーバーから PeopleSoft_lib_dirpsjoa.jar をコピーする。
  3. WebSphere Portal サーバーのルート・インストール・ディレクトリーに、PeopleSoft JCA アダプターをデプロイする。
    1. 管理コンソール用のアプリケーション・サーバーが実行していることを確認する。
    2. Web ブラウザーから管理コンソールの URL にアクセスし、ログインする。
    3. ナビゲーション・ツリーを使用して管理コンソールをブラウズする。 ナビゲーション・ツリーの「リソース」タブを展開し、「リソース・アダプター」をクリックする。
    4. コンソールのワークスペース・エリアで、「RAR のインストール」をクリックする。
    5. 次のどちらかの手順を実行して、RAR ファイルのパスおよびファイル名を指定する。
      • <rad_root>/portal/eclipse/plugins/com.ibm.etools.webtools.eis.peoplesoft_6.0.0.1/lib に 置かれている wpai.psft8.rar のパスおよびファイル名を入力する。 ここで、rad_root は、Rational® Developer のインストール・ ディレクトリーです。
      • ブラウズ」をクリックして、ローカル・ファイルを見付ける。
    6. RAR ファイルをインストールする先のノードを選択する。「次へ」をクリックする。
    7. リソース・アダプターの名前を入力する。 リソース・アダプターを WPAI メディエーターと正しく連動させるには、リソース・アダプターの名前が、EIS タイプと同じ (つまり「PeopleSoftl」) でなければなりません。「OK」をクリックする。
    8. 構成変更を保管する。
  4. PeopleSoft アプリケーションごとに、PeopleSoft JCA アダプターの接続ファクトリーを定義する。
    1. ナビゲーション・ツリーで「リソース・アダプター」をクリックする。
    2. ステップ 4 でデプロイしたリソース・アダプター (例: PeopleSoft) をクリックする。
    3. 「追加プロパティー」の下で、「J2C 接続ファクトリー」をクリックする。 PeopleSoft サーバーとの接続に使用される接続ごとに、1 つずつの J2C 接続 ファクトリーが作成されなければなりません。
    4. 新規」をクリックする。
    5. 次の項目を入力する。
      • PeopleSoft アプリケーションを参照する接続ファクトリーの名前 (例: PeopleSoftServer)。 接続ファクトリーの名前は、PeopleSoft ウィザードで定義された接続名と同じでなければなりません。
      • JNDI バインディング・パス。 この値の規則は、PeopleSoft ウィザードによって定義された接続名に基づきます。 この名前は、接頭部「eis/PeopleSoft/」および接続名で構成されます (例: eis/PeopleSoft/myPSConnection1)。しかし、別の JNDI パス名と競合しない限り、任意の JNDI バインディング・パスを指定できます。 JNDI バインディング・パス名が命名規則に従っていない場合、PeopleSoft ポートレットが使用する内部 JNDI 名にそれらのパス名をマップしなければなりません。 Web アプリケーション用のリソース参照のマッピングについての追加情報は、ヘルプの関連情報を参照してください。
      • OK」をクリックする。
      • 作成した接続ファクトリーをクリックする。
      • 「追加プロパティー」の下で、「カスタム・プロパティー」をクリックする。
      • リストからプロパティーを選択し、入力フィールドに値を入力して、接続したい PeopleSoft システムのプロパティーを指定する。
        • connectionString: PeopleSoft サーバーとの連絡に使用される接続ストリング。 「タイプ」は java.lang.string です。

          この値の一般的な形式は //[host name]:[port number] です。接続ストリング形式について詳しくは、PeopleSoft の資料を参照してください。

        • jarPath: PeopleSoft ライブラリーを置いたディレクトリー、 PeopleSoft_lib_dir を値として入力する。「タイプ」は java.lang.string です。
        • traceLevel: トレース・レベルを入力する (有効な値は 1、2、3)。 デフォルト値は 1 です。「タイプ」は java.lang.Integer です。
      • OK」をクリックする。
      • 上記のステップを繰り返して、残りの PeopleSoft アプリケーションの接続ファクトリーを作成する。

JCA リソース・アダプターを構成した後、WebSphere Portal Server を再始動する必要があります。

関連概念
SAP データ・アクセス
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関連タスク
EIS データ・アクセス・ポートレットの手動デプロイ

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