練習 1.1: リソース・アダプターの選択
このチュートリアルでは、「J2C」ウィザードを使用して、電話帳レコードを戻す IMS トランザクションの処理を行うシンプルな Web アプリケーションを作成する方法を説明します。
このチュートリアルを開始する前に、次の必須リソースを取得しておく必要があります。
- IMS サーバーへの接続: このチュートリアルでは、アプリケーションがサーバー上の IMS プログラムと対話します。具体的には、Phonebook IMS プログラムを実行させる IMS サーバー・マシンでセットアップ作業を実行する必要があります。これらのステップについては、ここではカバーしていません。セットアップ情報について IMS サーバーの管理者に連絡を取り、IMS サーバーの接続プロパティーを取得してください。
- COBOL コピーブック EX01.cbl: このファイルは、製品のインストール・ディレクトリー ¥rad¥eclipse¥plugins¥com.ibm.j2c.cheatsheet.content_6.0.0¥Samples¥IMS¥phonebook
にあります。このファイルをローカルに保管する場合は、EX01.cbl からコードをコピーすることができます。
- クリーン・ワークスペース
J2EE パースペクティブへの切り替え
J2EE アイコン (
) がワークスペースの右上部タブに表示されない場合は、J2EE パースペクティブに切り替える必要があります。
- メニュー・バーから、「ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他」を選択します。「パースペクティブの選択」ウィンドウが開きます。
- 「J2EE」を選択します。
- 「OK」をクリックします。 J2EE パースペクティブが開きます。
IMS リソース・アダプターの選択および IMS サーバーへの接続
- J2EE パースペクティブで、「ファイル」>「新規」>「その他」を選択します。
- 「新規」ページで、「J2C」>「J2C Java Bean」を選択します。「次へ」をクリックします。
注: ウィザード・リストに J2C オプションが表示されていない場合には、
J2C 機能を使用可能にする必要があります。
- メニュー・バーから、「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
- 「設定」ウィンドウの左側で、ワークベンチを展開します。
- 「機能」をクリックします。「機能」ペインが表示されます。機能の使用可能化を必要とするフィーチャーが最初に使用されるときにプロンプトを受け取るようにした場合は、「機能を使用可能にする際にプロンプトを出す」を選択します。
- 「エンタープライズ Java」を展開します。
- 「エンタープライズ Java」を選択します。これで、必要な J2C 機能が使用可能になります。このほかに、エンタープライズ Java 機能フォルダーを選択することで、フォルダーが含むすべての機能を使用可能化することもできます。使用可能化された機能のリストを、製品インストール時の状態に戻すには、「デフォルトを復元する」をクリックします。
- 変更を保管するには、「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。エンタープライズ Java 機能を使用可能にすると、J2C アプリケーションの開発およびデバッグに必要なその他の機能が、自動的に使用可能になります。
「リソース・アダプターの選択 (Resource Adapters Selection)」ページで、
J2C 1.0 リソース・アダプターまたは J2C 1.5 IMS リソース・アダプターのいずれかを選択します。このチュートリアルでは、「IMS Connector for Java (IBM: 9.1.0.1.2)」を選択します。 「次へ」をクリックします。
「接続プロパティー」ページで、「管理対象の接続 (Managed Connection)」チェック・ボックスを選択解除し、「非管理対象の接続 (Nonmanaged connection)」を選択します。(このチュートリアルでは、非管理対象の接続を使用して、IMS に直接アクセスします。)デフォルトの接続クラス名 com.ibm.connector2.ims.ico.IMSManagedConnectionFactory を受け入れます。ブランク・フィールドに、必要なすべての接続情報を入力してください。必要フィールドは以下のとおりです。これらはアスタリスク (*) で表されています。
TCP/IP 接続用:
- ホスト名: (必須) IMS 接続の IP アドレスまたはホスト名。
- ポート番号: (必須) ターゲット IMS 接続で使用するポートの番号。
ローカルのオプション接続用:
- IMS 接続名: (必須) ターゲット IMS 接続の名前。
両方の接続用:
- データ・ストア名: (必須) ターゲット IMS データ・ストアの名前。
これらの接続情報は、担当の IMS システム管理者から得ることができます。必要な接続情報を指定したら、「次へ」をクリックしてください。
これで、「練習 1.2: Web プロジェクトおよび Java インターフェースと Java 実装のセットアップ」に進むことができます。