行およびメソッドのカバレッジ・データ用の「カバレッジ統計」ビュー

カバレッジ統計」ビューは、プロファイル・リソースの各パッケージ、 クラス、およびメソッドごとに、カバレッジ・データを表形式で表示します。コードの各行のカバレッジ・データも表示できますが、表示できるのは、「メソッドおよび行のコード・カバレッジ (Method and Line Code Coverage)」プロファイル・タイプを含んだプロファイル・セットを使用してデータが収集された場合に限ります。

「カバレッジ統計」ビューを表示するには、「プロファイル・モニター」のプロファイル・リソース・エントリーを右クリックし、次に「アプリケーションから開く」 > 「カバレッジ統計」とクリックします。リソースのデータは、 「メソッド・コード・カバレッジ」または「メソッドおよび行のコード・カバレッジ (Method and Line Code Coverage)」プロファイル・タイプのいずれかを含んだプロファイル・セットで収集されている必要があります。

「カバレッジ統計」ビューのデータ・テーブルには、以下のような情報が表示されます。
説明
項目名

特定行のカバレッジ・データが適用される項目 (パッケージ、クラス、またはメソッド、またはそれらの要約)。

クラス名

「項目名」列に指定されたメソッドまたはクラスを組み込んでいるクラス。 この列は、データをクラスまたはメソッドごとにグループ化すると表示されます。

パッケージ

「項目名」列に名前が指定されたメソッドを組み込んでいるパッケージ。 この列は、データをクラスまたはメソッドごとにグループ化すると表示されます。

呼び出し数 (Calls)
データ収集の実行時の項目への呼び出しの数。
注: この列のデータに意味があるのは、「メソッド・コード・カバレッジ」 プロファイル・タイプを含んだプロファイル・セットでデータを収集した場合に限定されます。
見つからないメソッド

項目に含まれる、実行されなかったメソッドの数。その項目が、実行されなかったメソッドである場合、 欠落とマークされます。

ヒットしたメソッド

項目に含まれる、実行されたメソッドの数。その項目が、実行されたメソッドである場合、ヒットとマークされます。

ヒットしたメソッドのパーセンテージ (% Methods Hit)

項目に含まれる、実行されたメソッドのパーセンテージ。

ヒットしたユニット (Units Hit)

項目に含まれる、実行されたユニットの数。ユニット はコードの実行可能セグメントで、行または、行の一部分です。

合計ユニット数 (Total Units)

項目に含まれるユニットの総数。

ヒットしたユニットのパーセンテージ (% Units Hit)

項目に含まれる、実行されたユニットのパーセンテージ。

注: カバレッジ・ナビゲーター (Coverage Navigator)」ビューおよび「注釈付きのソース (Annotated Source)」ビューが開かれている場合、それらのビューを同期化するためには、 テーブル内のエントリーをクリックします。
「カバレッジ統計」ビューでは、以下のツールバー・ボタンおよびメニュー・コマンドが使用可能です。
ツールバー・ボタン コマンド 説明

「パッケージ・レベルの情報 (Package-level information)」ボタン

パッケージ・レベル情報

表示内の項目を、パッケージ別、およびパッケージ内でクラス別に、グループ化します。これは「カバレッジ統計」ビューのデフォルトです。

「クラス・レベルの情報 (Class-level information)」ボタン

クラス・レベル情報

表示内の項目を、クラス別にグループ化します。

「メソッド・レベルの情報 (Method-level information)」ボタン

メソッド・レベル情報

表示内の項目を、メソッド別にグループ化します。

「ソースを開く」ボタン

編集のためにソースを開く (Open Source for Editing)

選択した項目について、使用可能な場合、ソース・コードを開きます。ソース・コードが編集用に使用可能なのは、現在 Java パースペクティブで開かれている Java プロジェクトをプロファイルする場合のみです。

ポップアップ・メニュー

ビューの更新

表示を更新し、実行に応じて収集されたデータの現在の状態を反映します。

ポップアップ・メニュー

列の選択

ビューに表示される列を選択し、配置できるようにします。パッケージ、クラス、およびメソッドの表示には、独立した設定があります。

ポップアップ・メニュー

編集のためにソースを開く (Open Source for Editing)

選択した項目について、使用可能な場合、ソース・コードを開きます。ソース・コードが編集用に使用可能なのは、現在 Java パースペクティブで開かれている Java プロジェクトをプロファイルする場合のみです。

以下の追加コントロールも使用可能です。
コントロール 説明

「フィルター」フィールド

表示内の項目をどのようにグループ化したかに応じて、パッケージ、クラス、 またはメソッドを基にした表示のフィルター処理を行うためのストリングを入力できるようにします。ワイルドカード文字には、アスタリスク (*) を使用してください。

「大/小文字の区別」チェック・ボックス

データをフィルター処理する際に大文字と小文字を区別するかどうかを指定できます。

関連タスク
行およびメソッドのカバレッジ・データの収集
行およびメソッドのカバレッジ・データの表示および分析
「カバレッジ統計」ビューにおけるデータの管理
フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.