課題 2.1: ポートレット・アプリケーションを表示するための新規ポータルの作成

この課題を始める前に、 『課題 1.5: オークション・サイト・リストの検索と詳細情報のリストの提供を行うポートレットの追加』を完了していなければなりません。

この課題では、この時点までに作成したポートレットを収納するページを持つ新規ポータル・アプリケーションを作成します。

ポータル・プロジェクトを作成する

オークション・ポータル・プロジェクトを作成する方法は、以下のとおりです。

  1. ワークスペース・メニューから「ファイル」 > 「新規」 > 「ポータル・プロジェクト」の順に選択する。
  2. 「新規ポータル・プロジェクト」ウィザードの初期ページで、 「名前」フィールドに「AuctionPortal」と入力する。
  3. WebSphere Portal バージョン」のデフォルト設定が 5.1 であることを確認する。「次へ」をクリックする。
  4. サイト用のデフォルト・テーマを選択する。 このチュートリアルの目的に合うように、「WebSphere テーマ」を選択する。
  5. WebSphere テーマに関連付けるデフォルト・スキンを選択する。 ポータル・サイト用のデフォルト・スキンは、必ずデフォルト・テーマと関連付けますので注意してください。 このチュートリアルの目的に合うように、「アウトライン・スキン」を選択する。

    デフォルト・スキンには 2 つのタイプがあります。 その 1 つは全体ポータル・サイト用であり、もう 1 つはテーマ用です。 このウィザードでは、選択デフォルト・テーマ用のデフォルト・スキンのみ指定します。 (ポータル・サイトのデフォルト・スキンには、1 つのスキンのみ指定できます。) 通常、それぞれのテーマは 1 つの定義済みデフォルト・スキンを持っていますので、 ポータル・サイトのデフォルト・スキンはほとんど使用されません。

  6. 完了」をクリックする。 Web パースペクティブへ切り替えるプロンプトが出されたら、「OK」をクリックする。

Portal Designer にはプロジェクトのポータル構成ファイルが表示されます。 このファイルは 1 つのラベルと 1 つの子ページを持つデフォルト・ナビゲーション構造を表しています。
ポータル構成ファイル
Portal Designer は数多くの見慣れたポータル・エレメントを使用して作業する特殊なエディターであり、 このエレメントにはラベル、ページ、ナビゲーション、およびテーマとスキンが含まれていて、 Cascading Style Sheet と同様に、ポータル・サイトの外観をコントロールできます。

ポートレット・アプリケーションを収納するラベルとページを作成する

Portal Designer を使用して、作成済みのポートレットにポータル・レイアウト・エレメントを作成します。

  1. Label1」を選択し、続いて「プロパティー」ビュー・タブを選択する。 「プロパティー」ビューで「タイトル」タブをクリックして、 Label1 を「Auction」に変更する。Enter (キー) を押す。
  2. Page1」を選択し、続いて「プロパティー」ビュー・タブを選択する。 「プロパティー」ビューで「タイトル」タブをクリックして、 Page1 を「登録」に変更する。Enter (キー) を押す。
  3. ページ・コンポーネントをパレットのポータル・ドロワーから 「Auction」ラベルにドラッグする。 これにより、「登録」ページの隣に新規ページが追加されます。 前のステップと同様に、新規ページのタイトルを「リスト作成」に変更します。

行と列を追加してポータル・ページをレイアウトする

このポータル・ページはコンテンツを自分のポータル・サイトに追加するためのフレームワークを提供します。 このコンテンツは、既に、前の課題で定義されたポートレットの書式で作成されています。 複数ポートレットを個々のページに追加するために、 行と列の組み合わせで、論理的な方法でポートレットを配置することができる空間レイアウトを定義する必要があります。

作成するそれぞれのページには、デフォルトで単一列と単一行が組み込まれます。 Web アプリケーションの「テーブル」のような列と行を簡単に追加できます。 (「テーブル」 という表現は標準ポータル用語ではありません--これは説明のためだけに使用しています。) 2 つのポートレットが「リスト作成」ページに追加されますので、「リスト作成」ページのレイアウトにもう 1 つ別の「セル」(この場合、1 つの列) を追加できます。 以下の 2 つの内のいずれかを使用して追加できます。

いずれのケースも追加の列が作成され、ListingDetail ポートレットを後で挿入できます。 ポータル構成には空の列が表示されます。
ポータル構成ファイル

ポートレットをポータル・ページに追加する

現時点で、Auction ラベルの下にレイアウト・エレメントを持つ新規ページがあり、 以下の方法でこれまでの課題で作成したポートレットを追加できます。

  1. 「登録」ページを選択する。
  2. パレットのポートレット項目をパレットから「登録」ページの列にドラッグする。 「ポートレットの挿入」ダイアログで、オプションからユーザー管理ポートレットを選択して、「OK」をクリックする。

    同じことを、「アウトライン」ビューを使用して行うこともできます。 「アウトライン」ビューで、レイアウト・ノードを展開し、続いて、登録ノードを展開する。 この列の下でユーザー管理ポートレット・アイコンを確認できます。 この列を選択して右クリックし、ポップアップ・メニューを開く。 追加のポートレットをページに追加するためのカスケード・メニューかありますので、よく見てください。
    「アウトライン」ビューのポートレット

  3. ナビゲーション領域で「リスト作成」をクリックして、「リスト作成」ページを選択する。 これで、連携リスト作成ポートレットを「リスト作成」ページに追加する準備が完了しました。
    1. 前のステップで説明された方法の 1 つを使用して、ListingSearch ポートレットを「リスト作成」ページの先頭列に挿入する。
    2. ListingSearch ポートレットの右側の列を選択して、ListingDetail ポートレットを挿入する。
  4. このファイルを保管する。

    次の画像は、更新された「リスト作成」ページの外観です。
    「リスト作成」ページ

ポータル・サイトは、ほぼ完了です。 この後に続く課題で、ポータル・サイトの外観のカスタマイズ方法について、 Portal Designer と連動して、いくつかの特殊なエディターを使用して作業することを学習します。

これで、『課題 2.2: ポータル・サイトのカスタマイズ』を始める準備が完了しました。

フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.