ビューアに単独で(レポート ページのほかの部分とは別に)表示されるレポート オブジェクトを、“レポート パーツ”と呼びます。ただし、より正確には、ハイパーリンクを使用してホームのレポート オブジェクトからリンク先のオブジェクトを指すオブジェクトのことです。
レポート パーツは、DHML ビューアと連係して、レポート内やレポート間でのナビゲーション機能を拡張します。レポート パーツのハイパーリンクは、現在のレポート内の別のオブジェクトや別のレポート内のオブジェクトにリンクできます。このリンクにより、レポートを表示する際にデータの特定部分だけを提供するようなレポートを作成できます。
レポート パーツ ビューアでは、レポート ページからレポート パーツだけを取り出して表示することができます。このビューアを Web アプリケーションに統合することによって、ユーザーはレポートのほかの部分を表示せずに特定のレポート オブジェクトだけを表示できるようになります。
レポート パーツのハイパーリンクを設定するためには、Crystal Report ActiveX デザイナまたはコードの作成が必要ですが、その機能はレポート ビューアから利用できます。
DHTML ページ ビューアおよびレポート パーツ ビューアでのハイパーリンクの動作
機能 | DHTML ページ ビューア | レポート パーツ ビューア |
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レポート パーツまたはレポート オブジェクトへのハイパーリンク |
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特定オブジェクトへのドリルダウン |
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デフォルトのドリルダウン(特定オブジェクトの指定なし) | ドリルダウンはデフォルトの動作です。 | 目的のレポート オブジェクトが指定されない限り、ドリルダウンは不可。 |
レポート パーツのドリルダウンの実装 | ハイパーリンク ナビゲーションの概要 | レポート パーツ固有のナビゲーション