課題 1.5: EJB 作成プロセスを完了する
事前に、『課題 1.4: エンティティー Bean をリレーショナル・データベースにマップする』の学習を済ませてください。
課題 1.5 では、これ以降のステップについて説明します。このモジュールでは、その概略を紹介します。
- エンタープライズ・アプリケーションをデプロイする
- EAR ファイルをエクスポートする
- データベース・テーブルを作成する
- エンタープライズ・アプリケーションをテストする
- エンタープライズ・アプリケーションをインストールする
これ以降のステップ
このチュートリアルで、これまで UML クラス・ダイアグラムを使用して、単純な CMP エンティティー Bean を作成するための技法をご案内してきました。しかし、作成されたファイルだけでは完全なエンタープライズ・アプリケーションにはなりません。幾つかのエンタープライズ・アプリケーション例が、サンプル・ギャラリーにあります
(「ヘルプ」 > 「サンプル・ギャラリー」)。実アプリケーションには、以下のエレメントも必要です。
- クラスのスケルトン・メソッドに追加されるビジネス・ロジック
- プログラム・ロジック全体を実行する セッション Bean またはメッセージ駆動型 Bean
- オプションですが、関連 HTML ファイル、サーブレットおよび JSP が入った Web モジュール
この検討では、エンタープライズ・アプリケーションは完成しているものと想定しています。
プロセスにおける次のステップは、以下のとおりです。
- エンタープライズ・アプリケーションをデプロイする。デプロイメント・ステップにより、プロジェクトは、J2EE 仕様によって定義された JAR、WAR、および EAR ファイルにパッケージされます。 エンタープライズ・アプリケーションのデプロイ手順は、次のとおりです。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、
UML EJB tutorial EJB プロジェクトを強調表示する。
- 右クリックして、「デプロイ」を選択する。
- 以下のステップに従って、EAR ファイルをエクスポートする。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、
UML EJB tutorialEAR エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを強調表示する。
- 右クリックして、「エクスポート」 > 「EAR ファイル」の順に選択する。
- 宛先ディレクトリーと EAR ファイル名を指定する。
- EAR ファイルに含める Java ソース・ファイルが必要な場合は、「ソース・ファイルのエクスポート」を選択する。
- 「終了」を選択する。
- .ddl ファイルを使用して、テスト・サーバー用のデータベース・テーブルを作成する。実行 .ddl ファイルに対して、それぞれのデータベース・タイプは異なるプロセスを使用します。
手順については、使用しているデータベース・タイプの文書で確認してください。
- ワークベンチのテスト・サーバーでエンタープライズ・アプリケーションをテストする。詳細は、ヘルプ・トピック『Universal Test Client 内のエンタープライズ Bean のテスト』をご覧下さい。
- .ddl ファイルを使用して、実動サーバー用のデータベース・テーブルを作成する。実行 .ddl ファイルに対して、それぞれのデータベース・タイプは異なるプロセスを使用します。
手順については、使用しているデータベース・タイプの文書で確認してください。
- WebSphere 管理コンソールを使用して、EAR ファイルを実動 EJB サーバーをインストールする。使用する WebSphere のバージョンについては、『WebSphere Application Server インフォメーション・センター』で確認してください。
『要約』にリストされている内容をもう一度復習して、チュートリアルを終了してください。