「ポータルのデプロイ」ウィザードは、Rational® Software Development Platform からポータル・テスト、統合、またはステージング環境に直接、 ポータル・プロジェクトを公開するための推奨ツールです。
Portal Designer は、XML 構成インターフェースを使用してポータル構成を デプロイし、オプションとして、WebSphere_install_directory/installedApps/node/wps.ear ディレクトリーにファイルをデプロイします。 ファイルをデプロイするには、コピーまたは FTP を介した、このディレクトリーへの読み取り、書き込み、および削除アクセス権が必要です。 このアクセス方式は、サーバー設定で定義できます。 ポータル・デプロイメント用のサーバーの定義について詳しくは、ポータルの公開またはインポート用のサーバーの定義を参照してください。
注: デプロイメント中、ポートレット・プロジェクト内で参照されているポートレットで、 サーバー上に存在しないものがすべて、デプロイされます。 また、既存のポートレットをワークスペースからサーバーに更新することもできます。
実動サーバーに直接デプロイしないでください。 実稼働環境への公開については、ポータル・プロジェクトのエクスポートを参照してください。 デプロイメントを行う前に、ターゲット・サーバーをバックアップまたはイメージしておく必要があります。
ポータル・プロジェクトとその参照されているポートレットをデプロイするには、次のステップを実行します。
デプロイメント・プロセスを開始したら、そのプロセスを中断しないでください。 プロジェクトのエラーまたは不完全なデプロイメントによって、ポータル・サーバーが壊れる可能性があります。
ポータル・プロジェクトにはアクセス制御情報がないので、公開されたポータル・サイト内の管理ポートレットを使用して、適切なアクセス制御を設定してください。
「ポータルのデプロイ」 ウィザードが終了したら、以下に示すメッセージが表示されることがあります。 このメッセージを抑制するには、サーバー構成で「ライブラリー」ディレクトリーを 指定します。WebSphere® Portal v5.1 サーバーでは「ライブラリー」ディレクトリーを 指定する必要があります。これはオプションですが、WebSphere Portal v5.0 では 使用することをお勧めします。プロパティー・ファイルのライブラリー・ディレクトリーの定義を参照してください。
「ポータル・ プロジェクト内でのストリングの変更点がリモート・ポータル・サーバーで確実に正しく 使用されるようにするには、リモート・システム上で <was_home>/installedApps/<node>/wps.ear/wps.war/WEB-INF/classes/nls のコンテンツを <wps_home>/shared/app/nls に コピーしてください。または、このサーバーのサーバー構成でポータル・ ライブラリーのロケーションを指定してください。プロパティー・ファイルは 自動的にデプロイされます。」上記のメッセージでは、<was_home> および <wps_home> は、それぞれ WebSphere Application Server および WebSphere Portal サーバーがインストールされているロケーションで、node は サーバーのノード名です。
注意および制限事項
ファイアウォールと Linux® に関する制限事項については、ネットワークに関する考慮事項を参照してください。
ポータル・プロジェクトを外部テスト・サーバーに公開するためのツールとして 「ポータルのデプロイ」ウィザードを使用する場合、デプロイメントによりテスト・サーバー上の JSP ファイルが自動的に更新されるように設定することができます。 詳しくは、JSP ファイル・テストの最適化を参照してください。 ローカル側でポータル・プロジェクトをテストする際は、この設定値を指定する必要はありません。
デプロイにより、マイ・ポータル というラベルとその下にあるすべての構成と、ポータル・サーバー内のテーマとスキンのすべての定義の両方が置き換えられます。 ポータル構成の他にファイルのデプロイを選択する場合、デプロイ操作により、WebSphere_install_directory/installedApps/node/wps.ear ディレクトリーの下にあるすべてのファイルが置き換えられます。
「テーマとスキンのみをエクスポート」オプションを 使用する場合を除き、ポータル・プロジェクトをデプロイまたはエクスポートすると、 ターゲット・ポータル・サーバー上の「マイ・ポータル」の下にあるすべての ラベルおよびページが置き換えられます。 ポータル・プロジェクトにないラベルまたはページは、ターゲット・ポータル・サーバーから削除されます。
ワークベンチは、 ポータル・サーバーがサポートされる言語を定義するために使用するファイルである、 JavaSource/config/language.properties ファイルに対して加えられた変更は デプロイしません。ポータル・サーバーでサポートされる言語を 変更したい場合は、WebSphere Portal 製品資料で、 を 参照してください。
構成およびファイルをデプロイする場合は、 サーバー構成の「Web アプリケーション」および「ライブラリー」ディレクトリーで 定義したデプロイメント・ロケーションへの十分なアクセス権があることを 確認してください。読み取りおよび書き込みのアクセス権が必須です。ポータルの公開またはインポート用のサーバーの定義を参照してください。