基本ポートレット・モデルと Faces ポートレット・モデルでは、ビジネス・プロセス・ポートレットのコード生成がサポートされています。
ビジネス・プロセスのタスク・ポートレットを作成する場合は、
事前に次のステップを実行しておく必要があります。
- WebSphere® Studio
Application Developer Integration Edition を使用して作成したビジネス・プロセスを識別または開発する。
これには、プロセス全体の入力メッセージと出力メッセージ、およびスタッフ・アクティビティー (すなわちタスク) が入ります。
各タスクは、入力メッセージと出力メッセージで定義されます。
- Faces ベース のビジネス・プロセス・ポートレットのビジュアル開発に、WSDL または XSD (スキーマ) ファイルを使用する計画がある場合は、ワークスペースにシンプルなプロジェクトを作成します。作成したプロジェクトに WSDL または XSD ファイルをインポートしてください。WSDL および XSD ファイルを、ユーザーが作成するビジネス・プロセス・ポートレット・プロジェクトにインポートすることもできます。
注: ビジネス・プロセス・ポートレットのビジュアル開発は、基本ポートレット・モデルの使用時にはサポートされません。
ビジネス・プロセス・ポートレット・プロジェクトを作成する手順は、次のとおりです。
- JSR 168 API ポートレットを含むポートレット・プロジェクトを作成するには、メニュー・バーからを選択する。IBM® API ポートレットを含むポートレット・プロジェクトを作成するには、メニュー・バーからを選択する。 該当のポートレット・プロジェクト・タイプ用のウィザードが開きます。
注: 「新規ポートレット・プロジェクト」ウィザードで使用可能なビジネス・プロセス・ポートレットのオプションは、「新規ポートレット」ウィザードでも使用可能です。
- 必要に応じて、次のフィールドに値を入力する。
- プロジェクト名
- 新規ポートレット・プロジェクトの名前
- プロジェクト・ロケーション
- プロジェクトが作成されるファイル・システムのロケーション。
ファイル・システムのロケーションは、「ブラウズ」を使用して変更できます。
- WebSphere Portal バージョン
- 5.1 が選択されていることを確認します。選択によって、ご使用の開発環境に適切なサーブレットおよび対応するターゲット・
サーバーが設定されます。
- ポートレットの作成
- プロジェクトで初期ポートレット定義を作成したくない場合は、このチェック・ボックスをクリアしてください。
ただし、ポートレットには少なくとも表示モードは作成する必要があるので、このチェック・ボックスは選択しておくことをお勧めします。
- 適切な API に対し「Faces ポートレット」または「基本ポートレット」のいずれかのオプションを選択する。 Faces ポートレットまたは基本ポートレットのいずれかのモデルを指定すると、
このウィザードを使用して後でプロセス開始またはタスク処理用のコードを生成することができます。
ただし、基本ポートレットの場合は、ウィザードを使用して基本コードを生成した後で、
プロセス開始ポートレットとタスク処理ポートレットを使用可能にするために追加ステップを実行する必要があります。
詳細は、基本ポートレット・モデルを使用するビジネス・プロセス・ポートレットの使用可能化を参照してください。
- 「Faces ポートレット」を選択して、Faces ポートレット・クラスとして JSR 168 API 用の FacesGenericPortlet および IBM ポートレット API 用の WPFacesGenericPortlet を使用するポートレットを作成します。この選択には、Faces ポートレット・クラスのサブクラスを生成するサブオプションがあります。
- 「基本ポートレット」を選択して、基本ポートレット・クラスとして JSR 168 API 用の GenericPortlet および IBM ポートレット API 用の PortletAdapter を使用するポートレットを作成します。
- 次ページ以降で適切な値を変更し、「拡張オプション」ページが表示されるまで「次へ」をクリックする。
- 「ビジネス・プロセス統合を使用可能にする (Enable business process integration)」チェック・ボックスを選択する。
これで、「タスク処理を追加 (Add task processing)」ラジオ・ボタンと
「プロセス開始を追加 (Add process initiation)」ラジオ・ボタンが使用可能になります。
適切な統合タイプ (プロジェクトと一緒に作成しているポートレットに合ったタイプ) を選択してください。プロセス開始オプションが選択されると、WebSphere Studio
Application Developer Integration Edition を使用して BPEL で定義されたプロセス・テンプレートに対する「テンプレート名」を指定する必要があります。「完了」をクリックする。 ビジネス・プロセスのヘルパー・クラスが、Faces ポートレットまたは基本ポートレットのサブクラス、およびその JSP ファイルと共に生成されます。
- ビジネス・プロセス・ポートレットが使用する入力または出力メッセージ・クラス用の JAR ファイルを、ポートレット・プロジェクトの /WEB-INF/lib フォルダーにインポートする。
デフォルトの表示ページが生成されて、編集ペインに表示されます。
これで、入力メッセージと出力メッセージにデータ・アクセスを追加することができます。