JavaServer Faces コントロールを使用して、SAP SDO をバインドし、ヘルプ値を取り込みます。
Faces JSP ページに対して SDO データ・オブジェクトが作成された後、いつでも JSF コントロールを使用してバインドできます。
UI を作成する最も簡単な方法は、SDO データ・オブジェクトを「ページ・データ」ビューからドラッグ・アンド・ドロップすることです。
異なるタイプのメディエーター用に作成される SDO データ・オブジェクト
WPAI メディエーターごとに、1 つまたは 2 つの SDO データ・オブジェクトが作成されます。
以下の表を参照すると、作成される SDO データ・オブジェクトの数がわかります。
SDO メディエーター・タイプ |
アクション |
作成される SDO データ・オブジェクトの数 |
SAP 関数 |
実行 |
2 |
SAP ヘルプ値 |
選択基準で検索 |
2 |
選択基準なしで検索 |
1 |
2 つの SDO データ・オブジェクトがある場合、1 つはパラメーター用であり、もう 1 つは結果用です。
UI コントロールを作成し、バインドするには、「ページ・データ」ビューから Faces JSP ページにすべてのオブジェクトをドラッグ・アンド・ドロップする必要があります。
SAP 関数メディエーターの場合、関数への入力パラメーターを表す SDO オブジェクトは、当初常に空であり、パラメーター・データを取り込むために JSF UI コントロールにバインドする必要があります。
SDO データ・オブジェクトのドラッグ・アンド・ドロップによる JSF UI の作成
- 「ページ・データ」ビューで、SDO メディエーターに対応するトップレベルのデータ・ノードを展開して、SDO データ・オブジェクトを表示する。
- SDO データ・オブジェクトを Faces JSP ページにドラッグ・アンド・ドロップし、目的の場所でリリースする。
次のものを選択できるダイアログ・ボックスが表示されます。
- 関数への入力パラメーターを表す SDO をドロップした場合は、「新規レコードの作成」というラベルの付いたラジオ・ボタンを選択する。
- 関数からの出力パラメーターを表す SDO をドロップした場合は、「既存レコードの表示」というラベルの付いたラジオ・ボタンをクリックする。
- 対応する SDO データ・オブジェクト・フィールドのデータ型に基づいて、どのタイプのコントロールを作成するかを決定する。
たとえば、ブール・タイプの場合、テキスト入力フィールドよりもチェック・ボックス・コントロールの方が適しています。
- 「OK」をクリックして、UI 作成を確認する。
UI コントロールの変更
JSF UI コントロールの作成後、別のタイプのコントロールの作成、バインディングの変更などの変更を、コントロールに加えることができます。
これは、ヘルプ値を必要とする関数パラメーター・フィールドに特に必要です。
これらのフィールドは、サーバーによって事前定義された値のリストのみを取ります。値のリストは、ヘルプ値メディエーターからの結果 SDO データ・オブジェクトで利用可能です。
ヘルプ値を必要とするパラメーター・フィールドのバインディングを変更するには、次の手順を実行します。
- Faces JSP ページで、パラメーター・フィールドに対して作成されたコントロールが、コンボ・ボックスでない場合、そのコントロールをいったん削除し、パレットからコンボ・ボックス・コントロールをドラッグ・アンド・ドロップする。
- 新規コンボ・ボックス・コントロールを選択する。
そのバインディングを変更するには、「プロパティー」ビューを使用します。
- 「h:selectOneMenu」タブで、「選択項目のセットを追加」ボタンをクリックする。
- 新規行がテーブルに追加された後、「値」列のセルをクリックして、このセルの編集をアクティブにする。
ターゲット・データ・オブジェクトを選択するためのダイアログを起動するには、ボタンをクリックしてください。
- ツリーをナビゲートして、ヘルプ値のメディエーターの項目を検出し、「値」項目が表示されるまで展開する。
- 「値」項目を選択し、「OK」をクリックする。
- セルの内部でもう一度クリックして、セグメント「.value.value」を「.help.value」に変更する。
「Enter」キーを押して変更を確認します。
- Faces JSP ページを保管する。