PeopleSoft サービス・データ・オブジェクトの追加

PeopleSoft メディエーターは、メディエーター・メタデータの 作成時に、コンポーネント・インターフェースの変換テーブル値を自動的に 検索します。この値は、ポートレット・プロジェクトのフォルダー WebContent/WEB-INF/wdo に保管されているメディエーター・ メタデータに保管されます。ただし、メディエーターが変換テーブル値を正常に 検索するには、PeopleSoft サーバーで特殊なコンポーネント・インターフェースを 作成する必要があります。これは、Rational® Developer を使用して PeopleSoft メディエーター・インスタンスを構成する前に行う必要があります。

PeopleTools を使用して変換テーブル・インターフェースまたはコンポーネント・インターフェース WPS_CI_LIST を作成する詳しい手順については、それぞれ、変換テーブル・インターフェース WPS_XLATTABLE の作成および使用可能化 (Creating and enabling the translate table interface, WPS_XLATTABLE) または PeopleSoft メディエーター・ツールで使用するコンポーネント・インターフェース "WPS_CI_LIST" の作成 (Creating the component interface "WPS_CI_LIST" for using PeopleSoft mediator tools) を参照してください。

以下の手順は、PeopleSoft ソースに接続し、アプリケーションで使用するデータ・オブジェクト を指定するプロセスを説明しています。 1 つのレコードを追加する場合と、レコード・リストを追加する場合の選択項目に注目してください。

 
  1. Faces JSP ファイルを開く。
  2. 「データ」パレットから、「PeopleSoft レコード」または「PeopleSoft レコード・リスト」 のどちらかをクリックし、JSP ファイルにドラッグする。 「EIS SDO オブジェクトの作成」ウィザードが開きます。
  3. 「名前」フィールドに SDO の名前を入力する。既存のメディエーター またはメタデータ情報を再利用したい場合は、次のサブステップに 従います。
    1. スコープからの既存のレコードの検索 (Retrieve and existing record from scope)」 というラベルのボックスにチェック・マークを付けると、このウィザードを使用して、 いずれかのスコープから既存の PeopleSoft オブジェクトを検索することができます。 検索するキー名とスコープの両方を指定する必要があります。また、 「既存のレコードまたはレコード・リストからのメタデータ定義を再利用 (Reuse metadata definition from an existing record or record list)」という ラベルの付いたボックスにチェック・マークを付けて、メディエーター・ メタデータ・ファイルを指定する必要があります。 この情報を 入力して「次へ」をクリックしたら、メディエーター・メタデータを 解釈した結果であるデータ・グラフのスキーマが示されたページが表示されます。 そのページで、SDO オブジェクトのルート機能を選択する必要があります。
    2. あらかじめ作成されているオブジェクトからの情報のみを 再利用したい場合は、「既存のレコードまたはレコード・リストからのメタデータ定義を再利用 (Reuse metadata definition from an existing record or record list)」 というラベルの付いたボックスにチェック・マークを付けます。 これによって、ターゲット・コンポーネントのインスタンス、選択された フィールドなどの、メタデータ・ファイルから収集した情報が、残りのウィザード・ ページに取り込まれます。: 既存のメタデータ・ファイルをウィザードで選択する前に、 そのファイルをプロジェクトにインポートしておく必要があります。
  4. このレコードの初期化に使用したいアクションを選択してから、「次へ」をクリックする。 フィールドのタイプに応じて、各選択項目は次のアクションをもたらします。
    ラジオ・ボタン 説明
    データベースからの既存のデータをレコードに入力する ターゲット PeopleSoft レコードが、PeopleSoft サーバー内の単一の既存レコードであるか、 既存レコードのリストである場合、このオプションを選択して、メディエーターがまず既存のレコードを検索し、 検索されたデータを SDO データ・オブジェクトに取り込むようにします。
    データベースに新しい行を作成するために空のレコードを作成する このオプションは、単一の PeopleSoft レコードをターゲットにする場合のみ選択可能です。 SDO データ・オブジェクトが PeopleSoft レコード・リストをターゲットにする場合は、使用不可として表示されます。 SDO データ・オブジェクトの目的が、単一の新規 PeopleSoft レコードの作成である場合、このオプションを選択してください。
  5. 「サーバー接続の選択」ページで、ドロップダウン・メニューから接続を選択する。 既存の接続がない場合は、以下の手順を実行します。
    1. ブラウズ」をクリックする。
    2. 「接続の参照」ダイアログ・ボックスで、「追加」をクリックする。
    3. 「接続の作成または編集」ダイアログ・ボックスに、PeopleSoft データベース・サーバーへの接続に必要な値を入力する。 「詳細」フィールドに必要な PeopleSoft ホスト情報を入力するには、「アセンブル」をクリックする。
    4. PeopleSoft ライブラリーへのディレクトリー・パスを設定するには、「ブラウズ」をクリックする。
    5. OK」をクリックする。
    6. 「接続の参照」ダイアログ・ボックスで、新規接続が強調表示されていることを確認してから、 「OK」をクリックして、「PeopleSoft サーバー接続の選択」ページに戻る。
  6. 接続を選択すると、ウィザードは、定義されているすべてのコンポーネントの PeopleSoft サーバーからの検索を自動的に開始する。 コンポーネント・インターフェースのリストから、使用したいインターフェースを 選択します。次に「使用可能なアクションの検査 (Verify Available Actions)」 をクリックします。
  7. 数秒後、「使用可能なアクション」ウィンドウに、PeopleSoft サーバーで このコンポーネント・インターフェースに対してサポートされるアクションが表示される。 これらのアクションを検証するには、「OK」をクリックしてから「次へ」をクリックする。
  8. 「フィールドの選択」ページで、このコンポーネントに必要なフィールドを選択する。 選択したアクションが、既存の値の検索であった場合は、「フィルター」をクリックして、 特定レコードを突き止めるための検索条件を指定する。 「完了」をクリックする。

最後のステップでは、ウィザードが変換テーブルの値を取り出してメディエーター・メタデータに入れるため、時間がかかります。

構成済みの PeopleSoft メディエーターを表すノードが、「ページ・データ」ビューに 表示されます。ターゲット・コンポーネント・インターフェースの特定の フィールドで、変換テーブルまたはプロンプト・テーブルからの値が必要な場合は、 新規メディエーターを手動で構成する必要があります。変換テーブルまたは プロンプト・テーブルのいずれかの値を検索するための自動構成は、 サポートされていません。

PeopleSoft SDO の編集

作成したばかりの PeopleSoft メディエーターのメタデータに変更を加えるには、次のステップを実行します。
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