コンポーネント・テストのヘッドレス実行

Java コンポーネント・テストは、コマンド行から、「ヘッドレス」ワークベンチ (開発環境用のユーザー・インターフェースなし) で実行できます。 これは、 無人で定期的にコンポーネント・テストを実行する場合、またはコンポーネント・テストを Ant スクリプトに含める場合に役立ちます。

コンポーネント・テストをヘッドレス・モードで実行する場合は、その前に、1 つ以上のコンポーネント・テスト起動構成が含まれているワークスペースがなければなりません。 起動構成は、テストの 1 回目の実行時に作成できます。開発環境が実行中である必要はありません。ヘッドレス実行は、Java コンポーネント・テスト のみを実行できます。EJB および Web サービス・コンポーネント・テストは、ヘッドレス・モードでは 実行できません。

コマンド行インターフェースでは、使用するワークスペースとオプショナル・パラメーターを 指定できます。コマンド行により、ヘッドレス Eclipse 環境が起動されます。この環境はコンポーネント・テストを実行するのに必要な中核機能を備えていますが、ユーザー・インターフェースはありません。デフォルトでは、次に、ワークスペースに存在するすべてのコンポーネント・テスト起動構成が実行されます。

関連付けられたプロファイルを使用したコンポーネント・テストを実行する、特定の起動構成のみを起動する、またはレポート出力フォーマットを指定するためのオプションが用意されています。すべてのコマンド行パラメーターについては、参照セクションで説明しています。

複数のヘッドレス・ワークベンチを同じワークスペース上で同時に実行したり、Eclipse グラフィカル・ユーザー ・インターフェースによりワークスペースがロックされているときにヘッドレス・ワークベンチを使用したりすること はできません。

次のコマンド行により、Windows オペレーティング・システム上のワークスペース D:¥workspace から、 コンポーネント・テスト起動構成 Config1 および Config2 が実行されます。プロファイルが関連付けられます。複数ファイルから作成される HTML レポートが、D:¥workspace¥report 内に生成されます。
D:¥eclipse¥jre¥bin¥java -Xj9 -Dorg.eclipse.emf.ecore.EPackage.Registry.INSTANCE=org.eclipse.emf.ecore.impl.EPackageRegistryImpl -cp D:¥eclipse¥startup.jar org.eclipse.core.launcher.Main -application com.ibm.r2a.command.line.mode.CommandLineModeApplication -onlyClient ComponentTest -data "D:¥¥workspace" -profile -launch Config1 Config2 -reportDirectory "D:¥¥workspace¥¥report"
注: ご使用のオペレーティング・システムによっては、追加のパラメーターを付加する必要のある場合があります。ご使用の環境でワークベンチを起動するためのパラメーターは、「ヘルプ (Help)」 > 「バージョン情報 (About)」 > 「構成の詳細 (Configuration Details)」にある「システム・プロパティー (System Properties)」の下のシステム構成の詳細にあります。
関連タスク
コマンド行からのコンポーネント・テストの実行
Ant スクリプトからのコンポーネント・テストの実行
関連資料
コンポーネント・テストのヘッドレス・モードに関する参照
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