練習 1.1: リソース・アダプターの選択
このチュートリアルでは、外部呼び出しインターフェース (ECI) を使用
して CICS トランザクションとのインターフェースを行う J2C アプリケーションを生成するための、詳細なステップを説明します。
このサービスは、CICS COBOL 関数 getCustomer を使用して作成されます。
この関数は、この図のように、カスタマー番号を受け入れてカスタマーの情報を戻します。
このチュートリアルを開始する前に、次の必須リソースを取得しておく必要があります。
- CICS ECI サーバーへの接続: このチュートリアルでは、アプリケーションは、
サーバー上の CICS プログラムと対話します。
具体的には、そのサーバーにアクセスするための CICS Transaction Gateway をマシン上にセットアップする必要があります。
また、CICS を実行させる CICS サーバー・マシン上でのセットアップ作業も必要です。
これらのステップについては、ここではカバーしていません。
- COBOL ファイル taderc99.cbl: このファイルは、製品のインストール・
ディレクトリー ¥rad¥eclipse¥plugins¥com.ibm.j2c.cheatsheet.content_6.0.0¥Samples¥CICS¥taderc99 にあります。
このファイルをローカルに保管する場合は、taderc99.cbl から
コードをコピーすることができます。
- クリーン・ワークスペース
J2C Java Bean ウィザードを使用したリソース・アダプターの選択
J2EE パースペクティブへの切り替え
J2EE アイコン (
) が
ワークスペースの右上部タブに表示されない場合は、J2EE パースペクティブに切り替える必要があります。
- メニュー・バーから、「ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他」を選択します。
「パースペクティブの選択」ウィンドウが開きます。
- 「J2EE」を選択します。
- 「OK」をクリックします。J2EE パースペクティブが開きます。
CICS ECI サーバーへの接続
- J2EE パースペクティブで、「ファイル」>「新規」>「その他」を選択します。
- 「新規」ページで、「J2C」>「J2C Java Bean」
を選択します。「次へ」をクリックします。
注: ウィザード・リストに J2C オプションが表示されていない場合には、
J2C 機能を使用可能にする必要があります。
- メニュー・バーから、「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
- 「設定」ウィンドウの左側で、ワークベンチを展開します。
- 「機能」をクリックします。
「機能」ペインが表示されます。機能の使用可能化を必要とするフィーチャーが
最初に使用されるときにプロンプトを受け取るようにした場合は、
「機能を使用可能にする際にプロンプトを出す」を選択します。
- 「エンタープライズ Java」を展開します。
- 「エンタープライズ Java」を選択します。これで、必要な J2C 機能が使用可能になります。
このほかに、エンタープライズ Java 機能フォルダーを選択することで、フォルダーが含むすべての機能を使用可能化することもできます。
使用可能化された機能のリストを、製品インストール時の状態に戻すには、
「デフォルトを復元する」をクリックします。
- 変更を保管するには、「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
エンタープライズ Java 機能を使用可能にす
ると、J2C アプリケーションの開発およびデバッグに必要なその
他の機能が、自動的に使用可能になります。
「リソース・アダプター」ページで、「表示基準」の下から、
「JCA のバージョン」を選択します。1.5 を展開し、
「ECIResourceAdapter (IBM:6.0.0)」を選択します。「次へ」をクリックします。
「接続プロパティー」ページで、「非管理対象の接続 (Nonmanaged connection)」チェック・ボックスを選択します。
(このチュートリアルでは、非管理対象の接続を
使用して CICS サーバーに直接アクセスするため、JNDI 名を入力する必要はありません)。
デフォルトの接続クラス名 com.ibm.connector2.cics.ECIManagedConnectionFactory を
受け入れます。ブランク・フィールドに、接続情報を入力してください。
必要フィールドは以下のとおりです。これらはアスタリスク (*) で表されています。
- サーバー名: (必須ではありません) CICS Transaction Gateway サーバーの名前。
- 接続 URL*: (必須) CICS ECI サーバーのサーバー・アドレス。
- ポート番号: (必須ではありません) CICS Transaction Gateway との
通信に使用するポートの番号。
デフォルトのポート番号は 2006 です。
- ユーザー名: (必須ではありません) 接続用のユーザー名。
- パスワード: (必須ではありません) 接続用のパスワード。
これらの接続情報は、CICS サーバーのシステム管理者から取得することができます。
必要な接続情報を指定したら、「次へ」をクリックしてください。
これで、「練習 1.2: Web プロジェクト
および Java インターフェースと Java 実装のセットアップ」に進むことができます。