J2EE Request Profiler プローブ

概要

このサンプルには、J2EE アプリケーションからデータを収集するために使用する J2EE Request Profiler プローブが含まれています。下記の説明に従って、J2EE アプリケーションにプローブを入れることができます。Hyades Probekit について詳しくは、ヘルプ・ファイルを参考にしてください。J2EE Request Profiler について詳しくは、「新規」 > 「」の順に移動して、readme.html ファイルの『J2EE Request Profiler サンプル』を参照してください。

内容

JAR ファイル 説明
j2rp_probe.probe これは、J2EE アプリケーションからのデータの収集に使用する J2EE Request Profiler プローブです。
sdrt.jar コラボレーターが使用不可になっている J2EE Request Profiler が含まれています。コラボレーターのジョブの実行には、上記のプローブを使用します。

要件

このサンプルの実行には、WebSphere Application Server (バージョン 5.0 以上) が必要です。
注:
このアプリケーションは、提供されていません。

前提事項

ワークベンチを使用して J2EE Request Profiler に接続するときは、Agent Controller がインストールされ、稼働していることが前提です。

実行ステップ

以下の説明に従って、J2EE アプリケーションにプローブを適用し、プロファイル作成を開始します。

  1. WebSphere Application Server (バージョン 5.0 以上) を停止する。
  2. このサンプルの sdrt.jar ファイルを WebSphere Application Server の lib ディレクトリーに追加する。例えば、Windows では、x:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer¥lib、UNIX では、/opt/WebSphere/AppServer/lib となります。
  3. 「j2rp_probe.probe」>「probekit」>「コンパイル」の順に右クリックする。
  4. プローブをコンパイルすることにより、java クラスと probescript ファイルが生成される。 「自動的にビルド」オプションが選択されている場合は、java クラスがコンパイルされ、いくつかのビルド・パス・エラーが表示されます。ご使用のプロジェクトを右クリックして、「プロパティー」>「Java ビルド・パス」>「ライブラリー」>「外部 JAR の追加」を右クリックし、このサンプルに含まれている sdrt.jar ファイルの場所を選択します。このファイルを右クリックするとファイルの場所を見ることができるので「プロパティー」を選択してください。また、WebSphere の lib ディレクトリーから j2ee.jar ファイルを追加します (つまり、<WAS_HOME>¥lib¥j2ee.jar)。これでビルド・パス・エラーがすべて解決されます。
  5. プロジェクトがビルドされると、4 つの .class ファイルがプロジェクトの bin ディレクトリーの下に生成される (つまり、<Workbench_Home>¥<Workspace>¥<Project_Name>¥bin)。これら 4 つのファイルは、j2rp_probe_probe.class、 j2rp_probe_probe$Probe_0.class、j2rp_probe_probe$Probe_1.class、j2rp_probe_probe$Probe_2.class です。 これらのクラスを ご使用の J2EE アプリケーションと同じクラスにコピーします。
  6. CLASSPATH 環境変数に、probekit.jar ファイルの絶対パスとファイル名が含まれていることを確認する。probekit.jar ファイルは、Eclipse プラグイン・フォルダーの org.eclipse.hyades.probekit サブフォルダーの中にあります。 PATH 環境変数に、ご使用のプラットフォームに適した org.eclipse.hyades.probekit サブフォルダーへの絶対パスが含まれていることを確認してください。
         Windows の場合、os¥win32¥x86
         Solaris の場合、os/solaris/sparc
         Linux の場合、os/linux/x86
    他のプラットフォームには、独自のサブディレクトリーがあります。
  7. <Workbench_Home>¥<Workspace>¥<Project_Name>¥bin ディレクトリーに切り替える。
    次のコマンドを使用して J2EE アプリケーションにプローブを適用します。java ProbeInstrumenter j2rp_probe.probescript "C:¥myservlet¥myclass.class" ディレクトリーまたは JAR ファイルを上記のコマンドに指定することによって、クラスのグループにプローブを適用することもできます。 上記のコマンドに関して詳しくは、probekit ヘルプ・ファイルを参照してください。
    すでに、計測済みのクラスにプローブを適用することはできません。クラスにプローブを適用し、後で変更されたバージョンのプローブを同じクラスのセットに適用したい場合は、そのプローブを適用する前にすべての *.class.bak ファイルを *.class に名前変更する必要があります。
  8. WebSphere Application Server を始動する。
  9. 次のように、ワークベンチの「プロファイルおよびロギング」設定でプロファイル作成を使用可能に設定する。
    1. ツールバーで、「ウィンドウ」>「設定」を選択する。
    2. プロファイルおよびロギング」を選択する。
    3. 「プロファイルおよびロギング」ペインで「プロファイル作成を使用可能にする」を選択する。
    4. OK」を選択して変更を適用する。
  10. 次のように、ワークベンチの「プロファイルおよびロギング」パースペクティブを開く。
    1. ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他」を選択する。
    2. プロファイルおよびロギング」を選択する。
    3. OK」を選択する。
  11. 次のように、J2EE Request Profiler プロファイル・エージェントに接続する。
    1. ツールバーで「プロファイル」を選択する。起動構成ウィンドウが開きます。
    2. 構成」リストから「接続 - Java プロセス」を選択する。
    3. 新規」をクリックして、新規の構成を作成する。
    4. 新規構成ペインで、「名前」フィールドにプロファイル構成の名前を指定する。
    5. エージェント」タブを選択する。
    6. エージェント」リストで矢印キーを使用して「J2EE Request Profiler」を選択する。
    7. プロファイル」をクリックして、アプリケーションのプロファイル作成を開始する。
  12. 「プロファイルのモニター」ビューで、プロファイル・エージェントを右クリックして、「モニターの開始」を選択する。 これでデータが収集されます。
  13. J2EE アプリケーションを実行する。
  14. 「プロファイルおよびロギング」パースペクティブのプロファイル・ビューの 1 つを開いて、収集されたプロファイル・データを表示させる。次のようにして、ビューを開きます。
    1. 「プロファイルのモニター」ビューで、プロファイル・エージェントを右クリックして「アプリケーションから開く」を選択する。
    2. リストされたビューから 1 つを選択する。
    注: アプリケーションのプロファイル作成およびプロファイル・パースペクティブのプロファイル・ビューについて詳しくは、オンライン資料で検索することができます (「ヘルプ」>「ヘルプ目次」>「検索」>「'アプリケーション・プロファイル・パースペクティブ'」>「GO」)。
  15. 「プロファイルのモニター」で、「ビューの最新表示」ボタンを選択してビューを最新表示する。
  16. プローブは、必要に応じて変更し、クラスに再適用することができる。例えば、以下のように、<target> ステートメントを使用して、プローブのターゲットを、特定のクラスまたはメソッドにすることができます。
                         <target type='exclude' package='*' method='myMethod'/>
    ニーズに最も適したプローブ・ファイルの変更方法を判別するために、probekit ヘルプ・ファイルを参照することを強くお勧めします。



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