データベースからターゲットを取り込むためのメッセージ・フローの作成

始める前に
これは、複雑なメッセージのエンリッチメントを実行するシナリオの第 7 段階です。このトピックでは、データベースからターゲットを取り込むためのメッセージ・フローを作成する方法について説明します。また、対応するメッセージ・モデルおよびインスタンス文書の作成についても説明します。
  1. MAPDB というデータベース、および以下の列を含む TRANSACTION という表を作成します。
    ACCOUNT        VARCHAR(12)
    TDATE                DATE
    VALUE               DECIMAL(8,2)
  2. データベースに以下の値を取り込みます。
    '12345678901', '2005-04-25', -14.25
    '12345678901', '2005-04-25', 100.00
    '12345678901','2005-05-15', 2891.30
    '12345678901','2005-06-11', -215.28
  3. データベース用の Windows® ODBC データ・ソース名を作成し、次いで「ファイル」 > 「新規」 > 「データベース定義ファイル」をクリックして、データベースの定義をワークベンチに追加します。
  4. COMPLEX メッセージ定義のネーム・スペース www.complex.net に、以下の構造を持つ addev4in というメッセージを作成します。
    addev4in
       account             (xsd:string) local element
       tdate                 (xsd:date) local element
  5. COMP2 メッセージ定義のネーム・スペース www.comp2.net に、以下の構造を持つ addev4out というメッセージを作成します。
    addev4out
       account             (xsd:string) local element
       tdate                 (xsd:date) local element
       value                 (xsd:decimal) local element, minOcc=0, maxOcc=-1
  6. MQInput > Mapping > MQOutput というマッピングを含む addev4 というメッセージ・フローを作成します。
  7. マップを開き、addev4in をソース、addev4out をターゲットとして選択します。
  8. 以下のように、入力を出力にマップします。
    account --- account
    tdate --- tdate
  9. 「スプレッドシート」ペインで、ターゲットの値を右クリックして、「データ・ソースの選択」をクリックします。
  10. ダイアログ・ボックスから MAPDB を選択して、「終了」をクリックします。
  11. 上部ペインで、MAPDB ツリーを展開し、以下のように値を接続します。
    VALUE  --- value
  12. 「スプレッドシート」ペインで、ターゲット $db:select を選択し、fn:true() を $db:select.MAPDB.SCHEMA.TRANSACTION.ACCOUNT=$source/comp:addev4in/account および $db:select.MAPDB.SCHEMA.TRANSACTION.TDATE=$source/comp:addev4in/tdate に変更します。
  13. 「プロパティー」ツリーを展開し、以下の値を設定します。
    MessageType     |    'addev4out'
  14. Mapping ノードのデータ・ソース・プロパティーを MAPDB に設定します。
  15. 適切な RFH2 ヘッダーを持つ、以下のインスタンス・メッセージを作成します。
    <comp:addev4in xmlns:comp="http://www.complex.net">
    <account>12345678901</account>
    <tdate>2005-05-15</tdate>
    </comp:addev4in>
    <comp:addev4in xmlns:comp="http://www.complex.net">
    <account>12345678901</account>
    <tdate>2005-04-25</tdate>
    </comp:addev4in>
以下のリソースが作成されました。
メッセージ・セットおよびメッセージ・フローをデプロイします。

メッセージ・セットおよびメッセージ・フローのデプロイ

これは、複雑なメッセージのエンリッチメントを実行するシナリオの第 8 段階です。このトピックでは、メッセージ・セットおよびメッセージ・フローをデプロイし、ブローカーを使用してインスタンス・メッセージを実行する方法について説明します。
  1. addev4 という BAR ファイルを作成します。
  2. メッセージ・セット MAPPING3_COMPLEX_messages およびメッセージ・フロー addev4 を BAR ファイルに追加します。
  3. BAR ファイルをブローカーにデプロイします。
  4. インスタンス文書を入力キューに入れます。
出力メッセージは、以下のようになります。
<c2:addev4out xmlns:c2="http://www.comp2.net" xmlns:comp="http://www.complex.net" >
<account>12345678901</account>
<tdate>2005-05-15</tdate>
<value>2891.3</value>
</c2:addev4out>
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最終更新 : 2009-02-20 12:44:30

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