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メッセージ・カタログの作成

独自のメッセージ・カタログを作成して、ローカル・エラー・ログに調整された項目を書き込みます。

何らかのエラーその他の状態のとき、 エラー・ログに情報を書き込んで、メッセージ・フロー内で生じている事柄を追跡できるようにすることを選択できます。 Throw および Trace 組み込みノードを使用してログ内に項目を生成するか、 または独自のノードとユーザー出口を作成して、独自のユーザー定義拡張機能から項目をログに書き込むことができます。

以下のメッセージのセットのどちらか、または両方を書き込むことができます。

変更の始まりこのトピックにある指示は、C プログラム用にメッセージ・カタログを作成する方法を説明しています。 Java リソース・バンドルを作成する場合は、Java 2 Platform、Standard Edition の文書を参照してください。変更の終わり

使用しているブローカーの作動プラットフォームに適したセクションを参照してください。

Windows メッセージ・ソースのビルドおよびインストール

Windows® では、 追加のメッセージ・カタログを DLL ファイルとして作成する必要があります。 その DLL ファイルには、ご使用のアプリケーションが書き込むイベント・メッセージに基づき、イベント・ビューアーが読み取り可能な形式で表示できるイベント・メッセージの定義が含まれます。 メッセージ・カタログをコンパイルすると、作成した各イベント・メッセージ番号のシンボル値を定義するヘッダー・ファイルが作成されます。 ご使用のアプリケーションに、そのヘッダー・ファイルを含める必要があります。

Windows イベント・ログ・サービスのイベント・ソースを作成するには、次のようにします。

  1. ご使用のイベント・メッセージのソースを使用して、 メッセージ・コンパイラー入力 (.mc) ファイルを作成します。 Microsoft® Developer Network Web サイトを参照し、この入力ファイルのフォーマットの詳細について .mc file を検索してください。
  2. このメッセージ・ファイルをコンパイルして、リソース・コンパイラー入力ファイルを作成します。
    mc -v -w -s -h c:¥mymessages -r c:¥mymessages mymsg.mc

    ここで、c:¥mymessages は出力ファイルの場所で、mymsg.mc は入力ファイルの名前です。

    メッセージ・コンパイラーは出力ヘッダー (.h) ファイルを作成します。 このファイルには、入力 .mc ファイルにコード化された各メッセージ番号にマップされる #defines というシンボルが含まれます。 定義済みのイベント・メッセージに書き込むため、 ユーティリティー関数 (CciLog など) を使用するユーザー定義拡張機能のソース・ファイルをコンパイルする場合には、このヘッダー・ファイルを含めます。 ユーティリティー関数での messageNumber 引数は、 出力ヘッダー・ファイルにハッシュ定義された適切な値を使用しなければなりません。

  3. メッセージ・コンパイラーから出力ファイル (.rc) をコンパイルし、 次のコマンドを発行してリソース・ファイル (.res) を作成します。
    RC /v output_file.rc
  4. .res ファイルからリソース DLL ファイルを作成します。
    LINK /DLL /NOENTRY resource_file.res
  5. 変更の始まり次の例に示すように、リソース DLL ファイルの場所を MQSI_CONSOLE_NLSPATH 環境変数に追加します。
    set MQSI_CONSOLE_NLSPATH=%MQSI_CONSOLE_NSPATH%;c:¥messages
    これを行うには、作業ディレクトリーでカスタム環境スクリプトを作成してください。デフォルト位置は、%ALLUSERSPROFILE%¥Application Data¥IBM¥MQSI¥common¥profiles です。%ALLUSERSPROFILE% は、システム作業ディレクトリーを定義する環境変数です。 デフォルト値は、C:¥Documents and Settings¥All Users です。 実際の値は、コンピューターによって異なる場合があります。変更の終わり
  6. 次のようにして、Windows イベント・ログ・サービスにイベント・ソースをインストールします。
    1. 次のようにして、Windows レジストリー・エディターを開始します。
      regedit
    2. 次のようにして、既存の構造の下に、ご使用のユーザー定義拡張機能用の新規レジストリー・サブキーを作成します。
      HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥EventLog¥Application

      「Application」を右クリックして、「新規」 > 「キー」を選択します。 新規キーが、Application キー (WebSphere Message Broker キーの下ではない) の下に直ちに作成されます。キーの名前は、 ユーザー定義拡張機能でユーティリティー関数の messageSource に指定した名前 (CciLog など) とするか、 またはメッセージ・フローに含めた組み込みノードのプロパティーとして指定した名前としなければなりません。

      このエントリーに次の値を作成します。

      EventMessageFile
      メッセージを含めるために作成した DLL ファイルの完全修飾パスが含まれるように、このストリングの値を設定してください。 このエントリーは、メッセージ・カタログを表しています。
      TypesSupported
      DWORD 値を "7" に設定します。

LinuxUNIX、 および z/OS のための XPG/4 カタログの作成

変更の始まり

Linux® システム、UNIX® システム、 および z/OS® システムでは、メッセージは SYSLOG 機能に書き込まれます。 独自のメッセージ・カタログを使用する場合は、XPG/4 メッセージ・カタログを作成する必要があります。

メッセージ・カタログ (.cat ファイル) を作成するプロセスは、 それを作成するときのオペレーティング・システムによって異なります。 通常使用するコマンドは、gencat (メッセージ・カタログの作成または変更) および dspcat (メッセージ・カタログの全部または一部の表示) です。 gencat コマンドは、メッセージ・テキストを含むテキスト・ファイルをマージして、フォーマット済みカタログを作成または変更します。 テキスト・ファイルのファイル拡張子は、通常は .msg です。

メッセージ・カタログの場所を NLSPATH 環境変数に追加する必要があります。 次の例に示すように、%L および %N を使用してロケールおよびカタログ名を表すことができます。
export NLSPATH=${NLSPATH}:${MY_INST_PATH}/messages/%L/%N:${MY_INST_PATH}/messages/En_US/%N
この例では、英語バージョンが検索パスの後方にハードコーディングされるので、 .cat ファイルが存在しないロケールであってもメッセージが表示されることが保証されます。
.msg ファイルで定義するメッセージには、 実行時に置換される変数を組み込むことができます。 そのような変数の形式は、{number} でなければなりません。 {number} は、中括弧で囲まれたメッセージ挿入番号です。 最初のメッセージ挿入の番号は 0 となります。次に例を示します。
1234 "MSG1234E: \ 
構文エラー。
\n 
値 '{0}' は、プロパティー '{1}' に対して無効です。\n
訂正してからコマンドを再発行してください。\n

カタログはバイナリーでエンコードされているために、 1 つのオペレーティング・システム上でメッセージ・カタログを作成した場合、それを別のオペレーティング・システムに移植することはできません。 ただし、同じ .msg ファイルを別のシステム上の gencat コマンドの入力として使用することはできます。

該当するオペレーティング・システムの資料で、関連する情報を参照してください。 以下に例を示します。

  • AIX platform AIX® の場合は、インフォメーション・センターの「コマンド解説書」を参照してください。
  • z/OS platform z/OS の場合は、LibraryCenter の「UNIX System Services Command Reference」を参照してください。

メッセージを米国英語以外のロケールで使用する場合、サポートされる追加の言語に関する情報を調べる必要もあります。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:44:33

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