Windows 上でのサービスのインストール

メンテナンス更新およびプログラム修正をランタイム・コンポーネントに適用します。

メンテナンスを WebSphere® Message Broker に適用するためには、ランタイム・コンポーネントへのサービスの適用で説明されているように、まず更新 (通常はフィックスパック) をダウンロードする必要があります。
フィックスパックは、自己解凍の実行可能プログラムとして提供されます。 ダウンロードした更新をインストールするには、以下のようにします。
  1. ログオンに使用するユーザー ID が、ローカル・セキュリティー・ドメインで Windows® Administrator グループのメンバーであることを確認します。 可能であれば、WebSphere Message Broker のインストールに使用した ID と同じユーザー ID を使用してください。
  2. 以下のようにして、すべての WebSphere Message Broker 機能が停止していることを確認します。
    1. mqsistop コマンド を使用するか、「スタート」 > 「設定」 > 「コントロール パネル」 > 「管理ツール」 > 「サービス」でこれらのコンポーネントの Windows サービスを停止することにより、構成マネージャーユーザー・ネーム・サーバー、およびこのコンピューター上のすべてのブローカーを停止します。
    2. ワークベンチのすべてのインスタンスを閉じます。
    3. オープンされているWebSphere Message Broker ファイルがないことを確認します。
  3. メンテナンスを WebSphere Message Broker に適用する前にすべての Windows プログラムを閉じて、 データが失われないようにしてください。
  4. 変更の始まりフィックスパックの自己解凍プログラムを、Windows Explorer またはコマンド行のどちらかから実行します。

    プログラムは FixPackLauncher と呼ばれ、 その名前は V.R.M-prod-platform-fixpack.exe の形式になります。V.R.M-prod は製品のバージョン、リリース、および修正レベルを表し、 -platform はプラットフォームを示し、 -fixpack はフィックスパックを示します。

    例えば、ファイル名 6.0.0-WS-MB-WIN32-FP0006.exe は、Windows 上の WebSphere Message Broker バージョン 6.0.0 に対する Fix Pack 6 のファイルを示します。
    • このプログラムを Windows Explorer から開始する場合、またはコマンド行からオプションを指定しないで開始する場合は、FixPackLauncher がデフォルト・オプションで実行します。 これは更新情報をフィックスパック・ファイルから抽出して、WebSphere Message Broker インストール・プログラムをグラフィカル・モードで開始します。
    • コマンド行からオプションを指定してプログラムを実行する場合、実行するモードと、WebSphere Message Broker インストール・プログラムの実行方法を選択できます。

      インストール方法、および指定可能な他のオプションの詳細については、インストールおよびアンインストールのモードを参照してください。

      ファイルが保存された場所以外のディレクトリーからこのプログラムを開始する場合、 ファイルの完全修飾パスとその名前を含める必要があります。

      グラフィカル・モード
      以下のコマンド・フォーマットを使用します。
      FixPackLauncher -a -gui

      -gui は、インストール・プログラムをグラフィカル・モードで実行するように指定します。 グラフィカルは、FixPackLauncher だけを指定した場合のデフォルト・モードです。

      例えば、以下のいずれかのコマンドを使用します。

      6.0.0-WS-MB-WIN32-FP0006.exe
      6.0.0-WS-MB-WIN32-FP0006.exe -a -gui
      コンソール・モード
      以下のコマンド・フォーマットを使用します。
      FixPackLauncher -a -console

      -console は、インストール・プログラムをコンソール・モードで実行するように指定します。 インストール済み環境がこのモードで実行するようにするためには、このオプションを指定する必要があります。

      以下に例を示します。

      6.0.0-WS-MB-WIN32-FP0006.exe -a -console
      サイレント・モード
      以下のコマンド・フォーマットを使用します。
      FixPackLauncher -s -a -options "path" -silent

      -s は、抽出をサイレント・モードで実行するように指定します。 抽出がこのモードで完了するようにするためには、このオプションを指定する必要があります。

      -a は、ユーザーがインストール・プログラムにオプションを渡すように指定します。

      -options "path" は、サイレント・インストールの応答ファイルへのパスを指定します。

      -silent は、インストール・プログラムをサイレント・モードで実行するように指定します。

      応答ファイルを指定しない場合、提供された応答ファイルにあるデフォルト・オプションが使用されます。 オプションがインストール要件に適するように調整するには、独自の応答ファイルを作成して、コマンドでその場所を指定します。

      例えば、抽出プログラムと WebSphere Message Broker インストール・プログラムの両方を、応答ファイルを使用してサイレントで実行するには、次のコマンドを入力します。

      FixPackLauncher -s -a -options "C:¥response1.txt" -silent
    変更の終わり
  5. WebSphere Message Broker インストール・プログラムをグラフィカル・モードまたはコンソール・モードで実行する場合は、示されるプロンプトに従い、インストールを完了するために必要なすべての入力を行います。
  6. フィックスパックのインストール・プログラムまたは WebSphere Message Broker インストール・プログラムをサイレントで実行する場合、インストール・ログを調べて処理が正常に完了したことを確認してください。 ファイル mqsi6_install.log は、ホーム・ディレクトリーに格納されます。

    変更の始まりホーム・ディレクトリーの場所は通常、Windows XP および Windows Server 2003 では C:¥Documents and Settings¥UserID。 ホーム・ディレクトリーが不明な場合、コマンド行に echo %HOMEPATH% と入力してください。ホーム・ディレクトリーが表示されます。変更の終わり

  7. インストールが正常に完了したら、 ディレクトリー readmes 内に提供されているリリース情報を検討して、 必要な手作業のポストインストール作業を完了してください。
  8. 変更の始まりmqsistart コマンドを使用してコンポーネントを再始動します。変更の終わり
関連タスク
Message Brokers Toolkit へのサービスの適用
ランタイム・コンポーネントのサービスのアンインストール
最新情報の検索
関連資料
インストールおよびアンインストールのモード
応答ファイルの使用
mqsistart コマンド
mqsistop コマンド
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:43:49

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