ランタイム・コンポーネントへのサービスの適用

メンテナンス更新およびプログラム修正を製品コンポーネントに適用します。

コンポーネントにサービスを適用する前に、このコンピューター上のブローカーによって使用されるデータベースなど、関連したリソースをバックアップしたことを確認してください。 さらに、インストール・ディレクトリーおよび作業パス・ディレクトリーのバックアップを選択することもできます。 このタスクについての詳細は、リソースのバックアップを参照してください。

WebSphere® Message Broker 用のメンテナンス更新は、 プログラム一時修正 (PTF) (フィックスパックとも呼ぶ) の形で、Web サイトからのダウンロードにより入手可能です。 フィックスパックは累積的なものなので、複数のフィックスパックが使用可能な場合、使用可能な最新のものをインストールする前に以前のフィックスパックをインストールする必要はありません。 ただし、最初に GA コードをインストールして、ご使用条件に準拠していることを保証する必要があります。 入手可能なフィックスパックについての最新情報は、WebSphere Message Brokerサポート Web ページにあります。

変更の始まり場合によっては、フィックスパックはメディア・リフレッシュとして提供されることもあります。この場合、CD および DVD は再作成され、IBM® Passport Advantage®上の電子イメージは置き換えられます。 メディア・リフレッシュをご希望の場合は、IBM 担当員にお問い合わせください。変更の終わり

変更の始まりTrial Edition がインストールされている場合、90 日間の試用期間内であれば、このインストール済み環境にサービスを適用できます。変更の終わり

WebSphere Message Broker のフィックスパックは、GA リリースと同じテクノロジーを使ってインストールされます。 したがって、製品ファイルが常に追跡され、適切に更新されます。

既存のインストールに暫定修正が適用されている場合、インストールしようとしているフィックスパック・レベルのための指示と更新された暫定修正がないか、IBM 技術員に連絡をとってください。

変更の始まり複数のコピーの WebSphere Message Broker ランタイム・コンポーネントを単一のコンピューター上にインストールできるので、サービスを適用する方法を以下のように選択できます。変更の終わり

変更の始まり
  1. サービスを既存のインストールに適用します。

    フィックスパックを適用すると、新規レベルの製品により、既存のレベルのものが上書きされます。 サービスを適用する前に、すべてのコンポーネントを停止する必要があります。 定義したすべてのコンポーネントおよびリソースは保存されます。 フィックスパックが正常にインストールされたら、コンポーネントを再始動してください。

  2. フィックスパック・レベルの製品を新規ロケーションにインストールします。

    フィックスパックは、完全なインストールとして提供されます。 フィックスパック・パッケージを使用すれば、コンピューター上の新規ロケーションに製品をインストールできます。 これは以下のように、お持ちのライセンスの条件内でのみ実行できます。

    • GA レベルの製品がそのコンピューター上にインストールされている必要があります。
    • 単一のコンピューター上のインストールの数について、ライセンスの制約事項に準拠する必要があります。お持ちのライセンスでは、製品の複数のコピーのインストールが許可されても、一度に 1 つのインストールしか実行できない場合もあります。

    このオプションには、以下の利点があります。

    • インストールを完了するためにコンポーネントを停止する必要がありません。
    • コンポーネントを開始する前に適切な mqsiprofile を実行することで、どのコンポーネントをどのサービス・レベルで実行するかを選択できます。
    • 古いコード・レベルから mqsiprofile を使用してコンポーネントを再始動することで、コンポーネントを前のサービス・レベルにバックアウトすることができます。

    既にコンピューター上に複数のインストールがある場合は、複数のインストール済み環境があるコンピューターに対するサービスの適用にある追加情報をお読みください。

変更の終わり
適用したサービスを除去する場合は、ランタイム・コンポーネントのサービスのアンインストールを参照してください。

フィックスパックのダウンロード

以下のようにして、最新のフィックスパックをWebSphere Message Brokerサポート Web ページからダウンロードします。

  1. サポート・ページの「ダウンロード」セクションにある「推奨されるフィックス」をクリックします。
  2. 使用している WebSphere Message Broker 製品をクリックします。 使用可能なフィックスが表示されます。
  3. ダウンロードするフィックスをクリックします。 フィックスについての詳細情報、およびダウンロードとインストールのための指示が表示されます。
  4. 「修正された問題」をクリックすると、そのフィックスパックで修正されている PMR、APAR、および障害が何であるかが示されます。
  5. 「リリース情報」をクリックすると、フィックスパックの詳しい内容について読むことができます。
  6. 「パッケージのダウンロード」セクションの「HTTPS」をクリックして、ダウンロード処理を開始します。 ダウンロードの条件を受け入れ、お持ちの IBM ID を使用してダウンロード・サイトにサインインします。 ID をお持ちでない場合は、このページで登録できます。
  7. 使用するオペレーティング・システムを選択して、このフィックスに対するメンテナンス更新を適用するための指示に従います。 変更の始まり
    1. サービスを既存のインストールに適用する場合は、以下のようにします。
    2. 製品の追加コピーをインストールすることでサービスを適用する場合は、インストール・ガイドに記載されている指示に従い、新しいインストール場所を指定します。
    変更の終わり
変更の始まり

複数のインストール済み環境があるコンピューターに対するサービスの適用

WebSphere Message Broker ランタイム・コンポーネントを単一のコンピューター上に複数回インストールした場合、それらのインストール済み環境の 1 つ以上に対して任意の順序でサービスを適用するように選択できます。 そのため、最初に 1 つのインスタンスに対してサービス・レベルをインストールして、いくつかのテストを完了してから、その他のインストール済み環境に対してフィックスを適用するように選択できます。 また、コンポーネントの 1 つのサブセットをサービスの新規レベルで実行して、その他のものを元のレベルのままにしておくこともできます。

変更の始まりどの状況においても、お持ちのライセンスの条件には必ず従っていただく必要があります。変更の終わり

分散システム
ランタイム・コンポーネントがどのインストール済み環境を扱うかを指定するには、 そのインストール済み環境に関連付けられた mqsiprofile コマンドを実行します。 定義したリソースはすべて、mqsiprofile を実行したインストールに関連付けられます。 mqsiprofile コマンドが完了したら、コンポーネントを再始動してください。

前のレベルに戻ることに決めた場合、コンポーネントを停止し、以前のサービス・レベルでインストールに関連付けられた mqsiprofile コマンドを実行してから、コンポーネントを再始動します。

複数のインストール済み環境を扱う方法について詳しくは、 コマンド環境: Windows プラットフォームおよびコマンド環境: Linux および UNIX システムを参照してください。

z/OS システム
変更の始まり複数のインストール済み環境のうちのいずれか 1 つを操作するために、コンポーネント・プロファイルを作成できます。詳細は、z/OS 上でのサービスのインストールを参照してください。

コンポーネントについて詳しくは、z/OS のカスタマイズの概要を参照してください。

変更の終わり

コンピューター上に単一のインストール済み環境がある場合、サービスを適用するためには、すべてのランタイム・コンポーネントを停止して、サービスを適用し、その後にコンポーネントを再始動する必要があります。 サービスが製品コードに適用されるので、コンポーネントを即時に開始して新しいサービス・レベルで実行できます。

変更の終わり
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:43:49

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