ユーザー出口の開発

ユーザー出口は、それを宣言し、その動作をインプリメントし、コンパイルすることによって開発します。

ユーザー出口を開発するには、以下のステップを行います。

  1. ユーザー出口の宣言

    bipInitializeUserExits 関数を使用して以下のプロパティーを指定し、ユーザー出口を宣言します。

    1. 名前 (出口のアクティブ状態を登録および制御するために使用します)
    2. ユーザー・コンテキスト・ストレージ
    3. 呼び出す関数 (1 つ以上のイベント・タイプの場合)
  2. ユーザー出口の動作のインプリメント

    ユーザー出口を宣言すると、 一連の関数が登録され、特定のイベントが発生したときに それらの関数が呼び出されるようになります。ユーザー出口の動作は、これらの関数を インプリメントすることによって実現します。以下の表に、イベントと 関連した関数をリストします。

    イベント 機能
    メッセージが入力ソースからデキューされる cciInputMessageCallback
    メッセージが処理用にノードに伝搬される cciPropagatedMessageCallback
    ノードが処理を完了する cciNodeCompletionCallback
    トランザクションが終了する cciTransactionEventCallback
  3. ユーザー出口コードは、必ずクリーンアップ関数をインプリメントする必要がある

    ユーザー出口ライブラリーは、必ず bipTerminateUserExits 関数を インプリメントする必要があります。 この関数は ExecutionGroup の処理が終了するときに呼び出され、ユーザー出口は、bipInitializeUserExits 関数の実行中に割り当てられたリソースをすべて消去する必要があります。

  4. コンパイル

    使用中の環境用の既存の処理を使用して、ユーザー出口をコンパイルします。サポートされる C コンパイラーについては、オプションのソフトウェア・サポートに説明があります。詳細については、C ユーザー定義拡張機能のコンパイルを参照してください。

  5. 変更の始まりコンパイルされたコードを、.lel という拡張子を持つライブラリーにリンクさせると、bipInitializeUserExits および bipTerminateUserExits 関数がエクスポートされます。変更の終わり
関連概念
ユーザー出口
関連タスク
ユーザー出口のデプロイ
ユーザー出口の活用
関連資料
mqsicreatebroker コマンド
mqsichangebroker コマンド
mqsireportflowuserexits コマンド
mqsichangeflowuserexits コマンド
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:42:39

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