MQMD ヘッダーへのアクセス

MQMD ヘッダーのフィールドにアクセスするための ESQL ステートメントをコーディングします。

WebSphere® MQ、WebSphere MQ Everyplace®、および SCADA メッセージには、MQMD ヘッダーが組み込まれています。 MQMD 内のフィールドの参照や、Compute ノードでその更新を行うことができます。

例えば、MQMD のメッセージ ID MSGID をご使用の出力メッセージの別のフィールドにコピーしたい場合もあります。 そのためには、次のようにコーディングします。
SET OutputRoot.MRM.Identifier = InputRoot.MQMD.MsgId;
メッセージを分散システムから EBCDIC システムに送信する場合には、メッセージを互換性のある CodedCharSetId および Encoding に変換する必要があるかもしれません。 そのような変換を行うには、Compute ノードで次の ESQL をコーディングします。
SET OutputRoot.MQMD.CodedCharSetId = 500;
SET OutputRoot.MQMD.Encoding = 785;

CodedCharSetId および Encoding の MQMD プロパティーは、コード・ページおよび後続のメッセージのセクション (通常は、MQRFH2 ヘッダーまたはメッセージ本体) のエンコード方式を定義します。

同一フィールドの場合にどちらのフォルダーが優先されるかという点で、Properties フォルダーと MQMD フォルダーの取り扱い方には相違があります。 詳しくは、さまざまなトランスポートの場合の、MQMD フォルダーと比較した Properties フォルダーの振る舞いを参照してください。

関連概念
メッセージ・フローの概要
ESQL の概要
メッセージ・ツリーの移植方法
関連タスク
メッセージ・フローの設計
メッセージ・フローの内容の定義
ESQL ファイルの管理
関連資料
Compute ノード
ESQL 参照
SET ステートメント
MQMD パーサー
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:42:53

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