これらのプロパティーを変更するには、ブローカー名および -b httplistener を指定する必要があります。
httplistener コンポーネントは、すべての HTTP ノード用の単一リスナーを含む、
ブローカーにデプロイしたすべての HTTPInput および HTTPReply ノード用に使用されるブローカーのプロパティーを定義します。
ObjectName を、以下のオプションの中から選択します。
- HTTPListener プロセスを制御する場合は HTTPListener。
- HTTP 通信を制御する場合は HTTPConnector。
- HTTPS 通信を制御する場合は HTTPSConnector。
httplistener コンポーネントでは、以下の組み合わせが有効です。
- -o HTTPListener
- 以下のプロパティーおよび値が有効です。
- httpDispatchThreads
- この値は、ブローカーが HTTP トンネリング・クライアントの管理専用に使うスレッドの数です。
- httpProtocolTimeout
- この値は、HTTP プロトコルのタイムアウト間隔をミリ秒で示した数値です。
この値を変更して、HTTP トンネリング・プロトコルの任意の段階で、ブローカーが次のイベントを待機する時間を更新することができます。
値を 0 にすると、ブローカーは無制限に待機します。
- -n maxKeepAliveRequests
- この値は、サーバーによって接続がクローズされるまでにパイプライン可能な HTTP 要求の最大数です。
この属性を 1 に設定すると、HTTP/1.0 キープアライブと、HTTP/1.1 キープアライブおよびパイプラインが無効になります。
この値を -1 に設定すると、パイプラインまたはキープアライブ HTTP 要求の数を無制限にできます。
- -n maxThreads
- この値は、このコネクターによって作成される要求処理スレッドの最大数です。
したがって、この値は処理可能な同時要求の最大数を決定します。
- enableSSLConnector
- HTTPS (SSL) コネクターを使用可能または使用不可にするのに使用できるブール値。
HTTP リスナーが着信 SSL 接続の listen を開始するようにするには、この値を TRUE に設定する必要があります。
- -o HTTPConnector
- 以下のプロパティーおよび値が有効です。
- address
- 複数の IP アドレスがあるサーバーの場合に、この値は指定されたポートでの listen に使用するアドレスを指定します。デフォルトでは、このポートはサーバーに関連したすべての IP アドレスで使用されます。これを指定した場合は 1 つのアドレスだけを使用できます。
- port
- この HTTPConnector がサーバー・ソケットを作成し、着信接続を待機する TCP ポート番号。
- -o HTTPSConnector
- オブジェクト名 HTTPConnector に対してリストされたプロパティーは、このオブジェクト名に対しても有効です。
さらに、以下のプロパティーおよび値が有効です。
- algorithm
- 使用される証明書のエンコード・アルゴリズム。
- 値タイプ - ストリング
- 初期値 -

Solaris および HP-UX 上での SunX509



その他のシステム (AIX®、Linux®、Windows®、z/OS®) 上での IbmX509
- clientAuth
- 接続を受け入れる前に SSL スタックがクライアントからの有効な証明書チェーンを必要とする場合は、true に設定します。false 値 (デフォルト) の場合、証明書チェーンは必要ありません。ただし、クライアントが、CLIENT-CERT 認証を使用するセキュリティー制約で保護されているリソースを要求する場合は除きます。
- keystoreFile
- ロードされるサーバー証明書が保管されている鍵ストア・ファイルへのパス。デフォルトでは、HTTP リスナーは、ブローカーを開始したユーザーのホーム・ディレクトリーに .keystore というファイルがあるものと予期します。
- 値タイプ - ストリング
- 初期値 - デフォルト値 (前述の説明を参照)
- keystorePass
- 指定された鍵ストア・ファイルのサーバー証明書にアクセスするのに使用するパスワード。
- 値タイプ - ストリング
- 初期値 - changeit
- keystoreType
- サーバー証明書のために使用される鍵ストア・ファイルのタイプ。
- sslProtocol
- 使用する SSL プロトコルのバージョン。
- ciphers
- 使用可能な、コンマ区切りの暗号を解く鍵のリスト。
指定しない (デフォルト) と、使用可能な任意の暗号が使用される可能性があります。
オブジェクト名 HTTPConnector に対してリストされたプロパティーは、このオブジェクト名に対しても有効です。
keystoreType、sslProtocol、および ciphers の有効な値は JSSE インプリメンテーションごとに固有なので、これらの値は JSSE プロバイダーの資料に記載されています。
httplistener コンポーネントのパラメーターを変更する方法の例については、mqsichangeproperties コマンドを参照してください。
他の例は、以下の特定のタスク向けに提供されています。