z/OS

保存された多数のサブスクリプションまたはパブリケーションを処理するブローカーは、 DB2® ロック用にデフォルトで割り振られる IRLM ストレージをすべて使用できます。 IRLM ストレージすべてを使用すると、ブローカーの再始動時に、問題を引き起こすことがあります。

以下のアクションによってすべての IRLM ストレージを使用しないで済む場合があり、結果としてブローカーの再始動時に問題が生じるのを回避できる可能性があります。

  1. パブリッシュ/サブスクライブのトポロジーの調整:
    1. より多くのブローカー間で実行グループのバランスを取る。より多くのブローカー間で実行グループのバランスを取ると、同時に開始し、同じ DB2 サブシステムに対する並行ロックを持つ実行グループを少なくする必要が生じます。
    2. ブローカーをパブリッシュ/サブスクライブ集合内に配置する。集合内にブローカーを配置すると、単一ブローカー表内のサブスクリプション数が削減され、また DB2 への並行アクセス量も削減されます。 詳しくは、パブリッシュ/サブスクライブ・トポロジーを参照してください。
  2. 使用可能な IRLM ストレージを増やす:
    1. MAXCSA の値を高くして、IRLM の必要とする ECSA が決してこの値に到達しないようにします。 IRLM は必要時にのみストレージを取得するので、IRLM が必要とすると予想されるよりも高い値を選択してください。
    2. IRLM の必要とする ECSA が超えることのできないほど十分高い値を MAXCSA に選択できない場合には、START irlmproc コマンドでオプション PC=YES を使用してください。 このオプションを使用して、IRLM がその専用アドレス・スペース内に、ロックに関連した制御ブロック構造を置くようにします。 詳しくは、DB2 V7 ライブラリー (z/OS®) または DB2 インフォメーション・センター (z/OS) (バージョン 8) を参照してください。
注: START irlmproc コマンドで PC=YES オプションを指定して実行すると、性能が若干低下することがあります (約 1 から 2 %)。
関連タスク
パブリッシュ/サブスクライブ 使用時の問題の解決
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:44:29

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