mqsicreatebar コマンド

mqsicreatebar コマンドを使用して、メッセージ・フローとディクショナリーを含むデプロイ可能なブローカー・アーカイブ・ファイルを作成します。

サポートされるプラットフォーム

  • Windows®
  • Linux®(x86)

目的

メッセージ・フローやディクショナリーを保管するためにリポジトリーを使用することを選択した場合、mqsicreatebar コマンドおよびリポジトリーのコマンド行ツールを使用して、メッセージ・フロー・アプリケーションをデプロイするスクリプトを記述できます。

構文

パラメーター

-data WorkSpace
(必須) プロジェクトを作成するワークスペースのパス。

ワークスペースの位置は、プロジェクトのデフォルトの位置でもあります。 相対パスは、コマンドが開始されたディレクトリーに対して相対であると解釈されます。

-b BarName
(必須) 結果が保管される BAR (圧縮ファイル形式) アーカイブ・ファイルの名前。 BAR がすでに存在する場合、ファイルは置き換えられ、 META-INF/broker.xml ファイルが作成されます。
-cleanBuild
(オプション) ブローカー・アーカイブに新しい項目を追加する前に、ワークスペース中のプロジェクトをリフレッシュしてから、クリーン・ビルドを呼び出します。
外部ツールを使用してブローカー・アーカイブ・リソースに対して改訂を行った場合には、-cleanBuild パラメーターを使用してブローカー・アーカイブ内のすべてのプロジェクトをリフレッシュし、クリーン・ビルドを起動します。
-version VersionString
(オプション) bar に追加するオブジェクトの名前のファイル拡張子の前に _ (下線) 文字と VersionString の値を付加します。
-Esql21
(オプション) ブローカー用の ESQL を製品のバージョン 2.1 でコンパイルします。
-p ProjectName
(オプション) BAR ファイルに含めるファイルが入っているプロジェクト。 複数のプロジェクトを指定できます。これには、メッセージ・フロー・プロジェクト、メッセージ・セット・プロジェクト、またはメッセージ・フロー・ユーザー定義ノード・プロジェクトを含めることができます。

指定したプロジェクトが現在ワークスペースの一部ではない場合、このコマンドはプロジェクトをワークスペースにリンクするため、プロジェクト内のファイルを BAR ファイルに含めることができるようになります。 このコマンドは、ファイルをワークスペース・ディレクトリーにコピーすることはありません。

指定したプロジェクトがワークスペースの一部であっても、現在クローズされている場合、このコマンドはプロジェクトをオープンして構築するため、プロジェクト内のファイルを BAR ファイルに含めることができるようになります。

-o FilePath
(必須)ブローカー・アーカイブ・ファイルに追加する msgflow またはmessageSet.mset のワークスペース相対パス (プロジェクトを含む)。

次の形式を使用すると、このコマンドに複数のデプロイ可能なファイルを追加できます。 -o FilePath1 FilePath2 .... FilePath'n'

許可

Linux(x86) では、ユーザー ID に -data (ワークスペース) と -b (BAR ファイルの場所) ディレクトリーへの書き込み権限がなければなりません。

Windows では、このコマンドの呼び出しに使用するユーザー ID は、ローカル・システムの Administrator 権限を持っている必要があります。

応答

このコマンドは、以下の応答を戻します。
  • BIP0956 mqsicreatebar を開始できません
  • BIP0957 mqsicreatebar に指定されている引数が正しくありません
  • BIP0958 mqsicreatebar の実行内容が指定されていません
  • BIP0959 mqsicreatebar (プロジェクト名) に指定されている引数が正しくありません
  • BIP0960 mqsicreatebar (プロジェクト・ディレクトリー) に指定されている引数が正しくありません
  • BIP0961 mqsicreatebar でワークスペースをオープンするときにエラーが発生しました (プロジェクトを作成できませんでした)
  • BIP0962 mqsicreatebar でワークスペースをオープンするときにエラーが発生しました (プロジェクトをオープンできませんでした)
  • BIP0963 mqsicreatebar でファイルを保管するときにエラーが発生しました
  • BIP0964 mqsicreatebar に指定されている "-o" 引数が正しくありません
  • BIP0965 mqsicreatebar でファイルをコンパイルするときにエラーが発生しました

変更の始まりこのコマンドは、eclipse ディレクトリーから実行しなければなりません。eclipse ディレクトリーのデフォルトの場所は、C:¥Program Files¥IBM¥MessageBrokersToolkit¥6.0¥ibtoolkit¥eclipse (WindowsLinux(x86) の場合は、/opt/IBM/wmbt_prod/eclipse です。変更の終わり

以下の例は、C:¥Workspace のワークスペースに、myflow.bar という BAR ファイルを作成します。 Test.msgflow メッセージ・フローが TestFlowProject からこの BAR ファイルに追加されます。
mqsicreatebar -data C:¥Workspace -b myflow.bar -p TestFlowProject -o TestFlowProject¥TestFlow¥Test.msgflow
以下の例は、C:¥Workspace のワークスペースに、mySet.bar という BAR ファイルを作成します。messageSet.mset メッセージ・セットが TestSetProject からこの BAR ファイルに追加されます。
mqsicreatebar -data C:¥Workspace -b mySet.bar -o TestSetProject¥TestSet¥messageSet.mset
以下の例は、C:¥Workspace のワークスペースに、mySet.bar という BAR ファイルを作成します。messageSet.msetメッセージ・セットが TestSetProject から、そして Test.msgflow メッセージ・フローが TestFlowProject からこの BAR ファイルに追加されます。
mqsicreatebar -data C:¥Workspace -b mySet.bar -o TestFlowProject¥TestFlow¥Test.msgflow
TestSetProject¥TestSet¥messageSet.mset 
関連タスク
ブローカーの作成
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:44:14

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