Rational Agent Controller のインストール

Rational® Agent Controller (RAC) は、クライアント・アプリケーションが新規ホスト・プロセスを起動したり、既存のホスト・プロセス内に共存するエージェントに接続したりするための機構を提供するデーモン・プロセスです。WebSphere Message Broker は、実行中のブローカーにデプロイされるメッセージ・フローにデバッグ機能を提供する RAC を使用します。その他の IBM 製品も保守のために RAC を使用することができます。

実行グループをローカルでデバッグする場合は、ローカル・システムに RAC をインストールしてから、フロー・デバッガーを使用する必要があります。実行グループをリモートでデバッグする場合は、ブローカーが実行されているリモート・システムに RAC をインストールする必要があります。また、ブローカー上にインストールされる RAC コンポーネントは、Message Brokers Toolkit に組み込まれている RAC クライアントとの通信を可能にする、Message Brokers Toolkit が実行しているシステムへの TCP/IP 接続を持っている必要があります。

Rational Agent Controller バージョン 6.0.1 および 5.0.2.1 は WebSphere Message Broker バージョン 6.0 で使用するためにサポートされています。

以下の表は、バージョン 5 のブローカーで使用されるプラットフォームごとのサポート状況を示しています。
  バージョン 5 フィックスパック 3 ブローカー以降 (RAC 5.0.2)1 バージョン 5 フィックスパック 2 ブローカー以前 (RAC 5.0.2) バージョン 5 フィックスパック 2 ブローカー以前 (RAC 5.0.1)
Windows
AIX
Solaris
HP-UX
z/OS
Linux
注:
  1. フィックスパック 3 以降のブローカーでは、特定の Agent Controller ビルドが必要です。正しく機能するのは、バージョン 5.0.2 ビルド 20040205_1459 だけです。

    このビルドは、すべてのブローカー・オペレーティング・システムに適用されます。別のバージョンの Agent Controller をインストールしてある場合 (より新しいバージョンであっても)、それをアンインストールし、このビルドをインストールする必要があります。

RAC を WebSphere Message Broker ブローカーと一緒に使用するには、以下のステップを完了します。
  1. WebSphere Message Broker で提供される補足 CD または DVD から RAC をインストールします (CD または DVD の RAC コンポーネントのルート・ディレクトリーにあるファイル install.html で提供される説明全体を使用)。

    変更の始まりブローカーを使用して正常に作動させるには、インストール時にセキュリティー・オプションを使用不可に設定する必要があります。詳しくは、install.html ファイル、および次のリストからご使用のオペレーティング・システムに該当するトピックを参照してください。変更の終わり

    RAC は、ファイアウォールの後ろにインストールし、フロー・デバッガーを使用しない場合は RAC サービスを停止することを強くお勧めします。
  2. フロー・デバッグのプリファレンスの設定の説明に従い、ワークベンチで、ご使用のブローカー構成に対応する「デバッグ」プリファレンス・ページでオプションを選択します。
関連タスク
インストール
同梱製品のインストール
関連資料
ソフトウェア要件
ハードウェア要件
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 Last updated: 5 01, 2006
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