スタイル・シートおよび XML ファイルのマイグレーション

新しいデプロイメント機能を使用せず、XMLTransformation ノードが部分修飾パス (相対参照) を使用してスタイル・シートを参照する場合、メッセージ・フローとスタイル・シートの両方をマイグレーションしなければならないかもしれません。 XMLTransformation ノードが完全修飾パス (絶対参照) を使用してスタイル・シートを参照する場合、マイグレーションは必須です。

引き続き、スタイル・シートおよび XML ファイルをブローカー・ファイル・システムに手動でデプロイできますが、相対的に参照されるスタイル・シートおよび XML ファイル (およびその依存ファイル) を <broker work path>/{XSL,XML}/external ディレクトリーに保管する必要があります。

バージョン 2.1 およびバージョン 5.0 では、手動でデプロイされたスタイル・シートへの相対参照は、メッセージ・ブローカーを開始するファイル・ディレクトリーの場所と相対関係にあります。 バージョン 6.0 では、手動でデプロイされたスタイル・シートへの相対参照は、ブローカー・ファイル・システム上のディレクトリー <broker work path>/{XSL,XML}/external と相対関係にあります。 つまり、以下の操作を行う必要があります。
  1. 相対的に参照されるスタイル・シート (およびその子孫) を <broker work path>/{XSL}/external の下の正しいディレクトリー構造に移動する。
  2. すべての依存 XML ファイルを <broker work path>/{XML}/external の下の正しいディレクトリー構造に移動する。
たとえば、相対的に参照される基本スタイル・シート a/b.xsl は、ブローカー・ファイル・システム上に <broker work path>/{XSL}/external/a/b.xsl として保管されなければなりません。 c/d.xml として a/b.xsl によって参照されるXML ファイルは、<broker work path>/{XML}/external/a/c/d.xml として保管されなければなりません。

バージョン 6.0 は、組み込みスタイル・シートを、ブローカーのデプロイ済みストレージのルートからロードされるファイルと同じ方法で扱うため、組み込みスタイル・シートの子孫スタイル・シートまたは XML ファイルを <broker work path>/{XSL,XML}/external ツリーに移動する必要があります。 これができない場合は、完全修飾パスを使用してそれらを参照できます (絶対参照)。

関連タスク
ブローカー・アーカイブへのファイルの追加
実行グループにデプロイされたオブジェクトの名前変更
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Copyright IBM Corporation 1999, 2005 Last updated: 11/07/2005
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