バージョン 2.1 では、メッセージ・セット中のすべてのオブジェクトに記述名がある。この名前は、ESQL ステートメント中のオブジェクトの識別には使用しない。
代わりにオブジェクトの ID を使用する。
バージョン 6.0 では、オブジェクトの識別に使用する名前。有効な XML スキーマ ID でなければならない。メッセージ・セットをマイグレーションする際には、
オブジェクトの名前は バージョン 2.1 の ID から形成される。
バージョン 2.1 では、接頭部を含む ID で、
メッセージ・セット中でその ID が固有であることが保証される。同じ名前のエレメントが複数ある状態では、接頭部付きの ID を使用しなければならない。
なぜなら、エレメントは、
そのエレメントがメンバーになっている複合タイプに対してローカルと見なされる場合でも、
グローバルに定義されるからである。
バージョン 6.0 では、エレメントをローカルに定義できるので、接頭部付きの ID は必要なくなった。メッセージ・セットをマイグレーションする際には、接頭部付きの ID のあるエレメントはローカル・エレメントになり、ID を使用してバージョン 6.0 名を形成する際に接頭部は廃棄される。