BIP2045

重大度

20 : エラー

メッセージ

WebSphere キュー・マネージャー <挿入_3> で実行中のブローカー <挿入_1> がデプロイメント・メッセージを処理しませんでした。 これはデプロイメント・メッセージが異なる ID を持つブローカー宛てであったことが原因です。

説明

このメッセージは通常、2 番目の (または再初期化された) 構成マネージャーにブローカーを割り当てようとしたことを 意味します。
各ブローカーは、Message Brokers Toolkit または構成マネージャー・プロキシーがブローカーの定義を作成するときに割り振られる 汎用固有 ID (UUID) によって識別されます。 デプロイメントが行なわれるとき、構成マネージャーの制御下にないブローカーに対して不測のデプロイメント変更が行なわれない ようにするために、UUID 検査が行なわれます。 この場合、デプロイメント・メッセージは UUID <挿入_4> のブローカー宛てでしたが、この ID は実行中のブローカー (<挿入_2>) の UUID に 一致しません。

応答

可能であれば、このブローカーを管理する構成マネージャーを使用してデプロイメント要求を再発行してください。 これが可能でない場合は、構成マネージャー・プロキシー API BrokerProxy.setUUID() メソッドを使用して、ブローカー <挿入_1> の UUID を <挿入_2> に設定してください。 こうすれば構成マネージャーがブローカーに対してデプロイすることができますが、その後、 ブローカーに対して Remove Deployed Children を発行し、実行グループの再作成およびアプリケーションの再デプロイを行って、 作業環境を復元する必要があります。
どれも失敗した場合は、以下のタスクを順番に実行してください。(1) mqsideletebroker を使用して、ブローカー・コンポーネントを 停止および削除する。(2) Message Brokers Toolkit または構成マネージャー・プロキシーを使用して、ブローカー定義をドメインから除去する。 (3) mqsicreatebroker を使用して、ブローカー・コンポーネントを再作成する。 (4) Message Brokers Toolkit または構成マネージャー・プロキシーを使用して、ブローカー定義をドメインに追加する。 (5) メッセージ・フローおよび関連する成果物をブローカーに再デプロイする。 タスク (1) と (2) の順番は、ブローカーを削除する時の通常の操作の 順番とは逆であることに注意してください。
ブローカーの削除時または再作成時にこの問題の再発を防ぐためには、実行中のブローカー・コンポーネントを停止して削除する前に、 必ずブローカー定義をドメインから除去してください。 詳しくは、WebSphere Message Broker オンライン資料の『障害後の回復』の節を参照してください。