プロファイル・セットを指定して、プロファイル・フィルターを作成すると、 分析する情報のサブセットを指定できるようになります。プロファイル・セット で収集するデータのタイプを指定し、フィルターで関連する詳細のみがビューに表示されるよう 絞り込みます。フィルターの使用は、速度および効率性が重要視される場合には特に効 果的です。 データの数が少ないほど、システムに与える影響は少なく、収集速度も向上します。
前提条件:
アプリケーションのプロファイル基準の構成は、以下のセクションに分かれています。
プロファイル・タイプ | 選択済みのオプション | 使用可能なビュー | 適用 |
---|---|---|---|
メモリー分析 | N/A | 「メモリー統計」ビュー (パッケージ、クラス、メソッド)、 「オブジェクト参照」ビュー* | メモリー・リーク分析、メモリー集中クラスの識別 |
メモリー分析 | 「拡張」>「インスタンス・レベル情報」チェック・ボックスが選択済み | 「メモリー統計」ビュー (パッケージ、クラス、メソッド、インスタンス)、 「オブジェクト参照」ビュー* | メモリー・リーク分析、ガーベッジ・コレクションの学習 |
時間分析 | 「実行統計の表示」(圧縮データ) | 「実行統計」ビュー (パッケージ、クラス、メソッド)、「カバレッジ統計」ビュー | メソッドの呼び出しの表示 |
時間分析 | 「実行統計の表示」(圧縮データ)、「拡張」>「インスタンス・レベル情報の収集 (Collect instance level information)」 | 「実行統計」ビュー ( パッケージ、クラス、メソッド、インスタンス)、「カバレッジ統計」ビュー | 各インスタンスのパッケージ、クラス、およびメソッド統計の表示、メソッドの呼び出しの表示 |
時間分析 | 「実行のグラフィック詳細の表示 (Show execution graphical details)」 | 「実行統計」ビュー (パッケージ、クラス、メソッド)、 「カバレッジ統計」ビュー、 「実行フロー」ビュー、 「UML2 シーケンス図」ビュー (オブジェクト、クラス、スレッド) | アクティブ・スレッドの識別、プログラム実行のフェーズの識別 |
時間分析 | 「実行のグラフィック詳細の表示 (Show execution graphical details)」、「拡張」>「インスタンス・レベル情報の収集 (Collect instance level information)」 | 「実行統計」ビュー (パッケージ、クラス、メソッド、インスタンス)、 「カバレッジ統計」ビュー、 「オブジェクト参照」ビュー*、 「実行フロー」ビュー、 「UML2 シーケンス図」ビュー (オブジェクト、クラス、スレッド) | アクティブ・スレッドの識別、プログラム実行のフェーズの識別 |
コード・カバレッジ | N/A | 「カバレッジ統計」ビュー (パッケージ、クラス、メソッド) | コード・カバレッジの表示 |
* 注:「オブジェクト参照」ビューについては、「オブジェクト参照」ビューを使用してプロファイル・データを参照するには、「オブジェクト参照の収集」アクションを起動して、オブジェクト参照を収集する必要があります。「オブジェクト参照の収集」を起動するには、「プロファイル・モニター」ビューのツールバーを使用するか、「プロファイル・モニター」ビューのエージェントを右クリックします。
メソッド呼び出しで制限を指定する、または時間で制限することにより、 収集されるデータの量を指定できます。
プロファイル・セッションで使用するプロジェクトやモニターを指定できます。 また、ファイルにプロファイル・データを書き込むこともできます。
関連概念
プロファイル・ツールの概説
関連タスク
アプリケーションのプロファイル作成
プロファイルの設定
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