この節では、既知のサーバー・ツールの制限と問題、および解決策について説明します。
ご使用の システム・ポートへのアクセスをブロックするデスクトップ・ファイアウォールを実行中の場合、サーバー始動時に警告を受けたり、始動が失敗したりすることがあります。この問題を処理するには、TCP/IP ポートが、サーバー・プロセスにアクセスできるようにしなければなりません。
Java 仮想マシン (JVM) は、ホストの IP アドレスをキャッシュに入れて、 同じノードに対して、DNS ルックアップを複数回行う必要がないようにします。この IP アドレスの キャッシング機能により、何らかの理由、例えば、仮想マシンが現行のネットワークから切断され、 他のネットワークに接続されているというような理由で、IP アドレスを自己変更したすべてのホストが、 開発環境で誤って識別されることになります。
ドル記号 ($)、あるいは #、%、+、または * など、通常ディレクトリー名には使用されない文字が名前に含まれるディレクトリーにこの製品をインストールした場合、サーバーが正常に作成または開始されない可能性があります。
長いパスを持つ ディレクトリー内のワークスペースを使用する場合、あるいはエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトまたは Web プロジェクトに長い名前を選択した場合、サーバーを始動するときまたはサーバーでファイルをテストするときにエラーが発生する可能性があります。
WebSphere Application Server には、WebSphere サーバー上で実行されているエンタープライズ Bean に接続するために WebSphere クライアントを使用するすべての Java アプリケーションは、WebSphere クライアントの作成時に使用されたものと同じレベルの IBM® Java ORB を使用しなければならないという制限があります。
WebSphere サーバーは、¥workspacea や ¥myworkspaces¥work1 など、円記号で始まるワークスペースを使用すると開始しない場合があります。
WebSphere テスト環境において 単一のクラス・ローダー・モードでサーブレットを実行しており、 サーブレットに変更を加える場合、その変更が再ロードされない場合があります。これは設計通りの動作であり、単一のクラス・ローダー・モードの使用 は、推奨される J2EE の手法ではありません。
プロジェクトのターゲットを 何らかのサーバー型に指定して、別のサーバー型で実行する場合 (これらのサーバー型の間には互換性がなくても構いません)、 公開中または始動中はエラーが通知されません。
「サーバー」ビューは、最初は状況または状態を表示しません。
WebSphere v6.0 サーバー・ツールを Linux で使用する場合、製品の起動に使用されたコンソール・ウィンドウに何らかのトレース出力が表示されることがあります。
Java 2 ポリシー・セキュリティー・ファイル内の ${application} ポリシー (たとえば、was.policy) は、EAR プロジェクトのみに適用され、EAR に含まれているモジュールには影響しません。
「コンソール」ビューに、WebSphere Application Sever V6.0 の前の実行で生成された古いコンソール出力が表示されていることがあります。
Windows では、制限付きユーザーや標準ユーザーは、サーバーを始動することも、始動されたサーバーに伴うタスクを実行することもできません。