オプティミスティック・ロックを使用可能にする

CMP Entity 1.x Bean のオプティミスティック並行性制御体系を使用可能にすることができます。

並行性制御とは、 データ・リソースに対する競合を管理することです。データ・アクセス・トランザクションの早い段階であるリソースがロックされ、 そのトランザクションがクローズされるまでリリースされないとき、並行性制御体系はペシミスティックと見なされます。ロックがかかり、あるトランザクションの終了時点から短時間後にそのロックがリリースされるとき、並行性制御体系はオプティミスティックと見なされます。

オプティミスティック並行性の目標は、あるリソースが、その他のトランザクションから使用できなくなる時間を最小化することにあります。これは、時間が長くかかるトランザクションの場合にとくに重要で、 ペシミスティック体系のもとでは、許容できないほどの長い時間、リソースをロックすることになります。

オプティミスティック体系のもとでは、読み取り操作の直前にロックがかかり、 読み取り操作の直後にロックがリリースされます。更新ロックは更新操作の直前にかかり、トランザクションの終了までロックが保持されます。

オプティミスティック・ロックおよび並行性制御について詳しくは、 WebSphere® Application Server の文書を参照してください。

CMP Entity 1.x Bean 用にオプティミスティック・ロックを使用可能にするには、 以下のようにします。

  1. J2EE パースペクティブに切り替えます。
  2. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、必要な EJB モジュールを右クリックし、次に、ポップアップ・メニューで「アプリケーションから開く」 > 「デプロイメント記述子エディター」の順に選択します。
  3. エディターの「Bean」ページで、「並行性制御」セクションまでスクロールします。
  4. オプティミスティック・ロックを使用可能にする」チェック・ボックスを選択します。
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