ポータルは、1 つ以上のページで多数のポートレット・アプリケーション用のフレームワークを提供する、Java 2 Enterprise Edition (J2EE) Web アプリケーションです。ポートレットは、ポータル・サイトで要求を処理して動的コンテンツを生成する、Java ベースの Web コンポーネントです。ポータル内で、ポートレットはさまざまな情報を一覧表示でき、次に示すように情報を転送することもできます。
ポータルの作成とカスタマイズは、Portal Designer で行われます。プロジェクト・エクスプローラーで、ポータル構成を編集します。ポータルの外観、ページ構成、およびポートレットのレイアウトを設定したりカスタマイズしたりできます。ここでは、前に実行中の様子を紹介した「リスト検索 (Listing Search)」ポートレットおよび「詳細リスト (Listing Detail)」ポートレットが、オークション・ポータルの「リスト (Listing)」ページに追加されています。
テーマとスキンによってポータルのルック・アンド・フィールを簡単に変更できます。テーマは、ポータルの全体的な外観に影響します。スキンは、ポートレットを変更します。提供されたテーマまたはスキンのいずれかのエレメントをカスタマイズしたり、お客様独自に作成したりすることができます。
また、CSS Designer でポータルのスタイル・エレメントも変更できます。ポータルのすべてのスタイルは、Styles.css ファイル内に定義されます。
別個にポータル・テスト環境がインストールされている場合は、お客様のコンピューター上でポータルとポートレットの動作と外観をテストできます。ここでは、WebSphere Portal V5.0 テスト環境内でポータルが起動され、動作がテストされています。
Web パースペクティブには、ポートレット作成のための新しいウィザードとツールが組み込まれています。ポートレット・プロジェクト・ウィザードは、基本ポートレット、JavaServer Faces (JSF) ポートレット、または Struts ポートレットを作成します。
ポートレットは Page Designer で作成します。ここでは、クリック・ツー・アクション機能が「リスト検索 (Listing Search)」ポートレットに追加されています。これは、itemid データ型を「詳細リスト (Listing Detail)」ポートレットに伝達する手段です。
ポータルまたはポートレットの開発プロセスをガイドするその他の支援機能も利用できます。このツアーで紹介したポータルおよびポートレットを作成するには、「ポータル・アプリケーションの作成 (Create a portal application)」というチュートリアルを参照してください。「サンプル・ギャラリー (Samples Gallery)」にいくつかの作業サンプルがあります。資料が必要な方は、「インフォメーション・センター (Information Center)」にアクセスしてください。
これで、「ポータルおよびポートレット」ツアーは終了です。