Web サービス・テスト・パターン

テスト・パターンは、テストするものに応じて Web サービス・コンポーネント用のテストを作成するのに役立ちます。テスト・パターンを選択して、 「Web サービス・コンポーネント・テストの作成」ウィザードの一部として使用します。これらのパターンを基にしたすべてのテストは、テスト・データ・テーブルからのデータを使用します。

標準 Web サービス・コンポーネントをテストするための、以下のテスト・パターンが 含まれています。

メソッド・レベル・テスト

メソッド・レベル・テスト では、メソッド・コード内に定義されているさまざまな条件を、他のメソッドから分離して実際に試してみます。これにより、個々のメソッドを単体で個別にテストできます。通常は、考えられるすべての入力をメソッドが正しく処理するかどうかを確認することに焦点が置かれます。メソッド・レベル・テストは、多くの場合、後のクラス・レベル・テストに向けて必要とされる最初のステップです。

メソッド・レベル・テスト・パターンにより、1 つ以上の public クラス (抽象クラスでないもの) の 1 つ以上の public メソッドをテストするための、関連したテスト・データ・テーブルを使用するテスト振る舞いスクリプトが作成されます。これにより、個々のメソッドを単体で個別にテストできます。メソッド・レベル・テストを作成すると、選択したメソッドごとにテスト・ケースが 1 つずつ作成されます。

シナリオ・ベースのテスト

シナリオ・ベースのテスト では、1 つの Web サービス内のメソッド間で、相互作用を実際に行わせてみます。焦点は、その Web サービスが、利用者が必要とするユース・ケースを すべてサポートしており、予期しないメソッド・シーケンスを処理できる十分な堅固さを備えているかどうかを検査することです。例えば、ポート・ロケーターと、その Web サービスの場合の最も一般的なフローを表現する一連の操作を呼び出します。

シナリオ・ベースのパターンにより、1 つ以上の public クラス (抽象クラスでないもの) の public メソッドのシーケンスをテスト するための、関連したテスト・データ・テーブルを使用するテスト振る舞いスクリプトが 作成されます。シナリオ・ベースのテストを作成すると、シナリオ全体を対象とするテスト・ケースが 1 つ作成されます。

関連タスク
メソッド・レベルの Web サービス・コンポーネント・テストの作成
シナリオ・ベースの Web サービス・コンポーネント・テストの作成
Web サービス・スタブの作成
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