スタンドアロン・モードでの Probekit の使用 (Linux)

「Linux プラットフォーム」アイコン このセクションでは、 Linux™ システム上で スタンドアロン・モードで Probekit を使用するための手順を、ステップバイステップで説明します。

Probekit をスタンドアロン・モードで使用するには、ターゲット・システム に Agent Controller がインストールされていなければなりません。 Agent Controller と一緒に、Probekit 用の拡張ライブラリーおよびデータ収集エージェントが自動的にインストールされます。

Probekit をスタンドアロン・モードで使用してアプリケーションを実行するには、 以下のステップに従ってください。

  1. プローブをインポートするか、あるいはプローブをワークベンチでビルドします。
  2. スタンドアロン Probekit のためのプローブでのターゲットの指定』で説明されているように、 プローブ定義に特殊なターゲット指定を組み込みます。
  3. すべてのプローブ・ファイルを、ターゲット・マシン上のフォルダーにコピーします。 複数のプローブを使用している場合は、probescript ファイルの内容をまとめて連結して、1 つ の probescript ファイルにします。
  4. プローブ・ファイルを含んでいるフォルダーを、ターゲット・マシンのクラスパスに追加します。
  5. RAC ライブラリー・フォルダーおよび Probekit プラグイン・フォルダーを、ターゲット・マシンの LD_LIBRARY_PATH 環境変数:
    <racInstallDir>/lib
    <racInstallDir>/plugins/com.ibm.rational.pd.probekit/lib
  6. プログラムを起動するコマンド行に、以下のオプション・ストリングを追加します。
    -XrunpiAgent:server=standalone,
    mode=none,
    extensionLibrary=ProbeAgentExtension.so,
    ext-pk-BCILibraryName=BCIEngProbe.so,
    ext-pk-probescript=<myProbe>.probescript
    ここで <myProbe> は、ご使用のプローブの .probescript ファイルの 名前です。
    注: 上記のオプション・ストリングは、 読みやすくするために複数行に分けて記載してあります。 しかし、このオプション・ストリングをコマンド行に組み込む際には、 すべての指定を 1 行に入れなければなりません。また、スペースを入れないでください。
    Probekit エージェントにログ・メッセージを書き込ませるには、コマンド行に以下のオプションを追加します。
    オプション 説明
    ext-pk-logFile=<file> Probekit エージェントにログ・メッセージを書き込ませたいファイルの名前を指定します。 <file> は、絶対パスとファイル名で指定できます。 ファイル名の代わりに stderr を指定すると、ログ出力は標準エラー・チャネルに書き込まれます。 このオプションを指定しない場合、ログ出力は書き込まれません。
    ext-pk-logLevel=<level> 使用するロギング・レベルを指定します。 ロギング・レベルとそれらの説明については、下記の表を参照してください。
    以下のロギング・レベルを指定できます。
    レベル 説明
    none ログ出力を生成しません。
    severe ライブラリーをロードできないなど、重大エラーのみをログに記録します。
    warning 警告メッセージをログに記録します。 このレベルがデフォルトです。
    info 「初期化中」などの、状況メッセージをログに記録します。
    config .probescript ファイルの内容などの、構成に関するイベントおよび情報をログに記録します。
    finest 最大のログを出力します。Probekit エージェントによって計測する 各クラスの名前を、ログ・ファイルに含めます。
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