プローブの作成

プローブを作成するには、 まず最初に、Probekit プロジェクト内に Probekit ソース・ファイル (probe ファイル) を作成します。 次に、その Probekit ソース・ファイル内にプローブを作成して、 そのプローブがどのように処理を行うかを定義した内容を追加します。

前提条件: Probekit プロジェクトの作成
Probekit ソース・ファイルを作成するには、「Probekit ソース・ファイル」ウィザードを使用しなければなりません。 このウィザードを続けて使用してプローブを作成し、そのプローブ定義の大部分を書き込むか、 あるいは直接 Probekit エディターに進むことができます。 どちらの場合も、Probekit エディターを使用して、コードの Java™ コード・フラグメントを作成する必要があります。

プローブのパーツについて詳しくは、『プローブ定義』を参照してください。

  1. Probekit ソース・ファイルを作成するには、以下のようにします。
    1. 「ナビゲーター」または「パッケージ・エクスプローラー」ビューで、 ソース・ファイルを含める Probekit プロジェクトを右クリックし、 「新規」 > 「その他」の順にクリックします。
    2. ウィザードを選択」ページで「プロファイルおよびロギング」を展開し、 「Probekit ソース・ファイル」を選択します。
    3. 次へ」をクリックします。
    4. 「新規プローブ・ファイルの作成」ウィザードで、「ファイル名」フィールドに 新規プローブ・ソース・ファイルの名前を入力します。 Probekit ソース・ファイルのファイル名拡張子は .probe でなければなりません。
    5. ソース・フォルダー」フィールドに、プロジェクト・ソース・フォルダーを入力し、新規 Probekit ソース・ファイルを含めます。
      注: Probekit ソース・ファイルは、プロジェクト・ソース・フォルダーの トップレベルになければなりません。サブフォルダーに含めることはできません。
  2. ここでウィザードを終了し、Probekit エディターを使用してプローブとその定義を作成する場合は、 以下のようにします。
    1. コンテンツなし」を選択します。
    2. 終了 (Finish)」をクリックします。 プロジェクト・ソース・フォルダーに新規 Probekit ソース・ファイルが追加され、 デフォルトで自動的に Probekit エディターで開かれます。
    3. ステップ 4 に進みます。
  3. 続けてウィザードを使用して、プローブ定義の作成を行いたい場合は、以下のようにします。
    1. メソッド・プローブ (Method Probe)」または 「呼び出しサイト・プローブ (Callsite Probe)」を選択します。
    2. ウィザードに作成させたいフラグメントの「フラグメント型」の値を選択します。
    3. 次へ」をクリックします。
    4. 追加」および「編集」を使用して、 プローブの内容を必要なだけ定義します。 項目を追加または選択すると、ウィザードはその詳細を表示します。
      注: 元に戻って、作成中のプローブの型または挿入するフラグメント型を変更する場合、 エディターによって、これ以上適用しない項目を廃棄するようプロンプトが出されます。
    5. 終了 (Finish)」をクリックします。 プロジェクト・ソース・フォルダーに新規 Probekit ソース・ファイルが追加され、 デフォルトで自動的に Probekit エディターで開かれます。
  4. 任意: Probekit エディターの「一般」ページで、 「ID」フィールドにプローブ固有の ID ストリングを入力し、 「バージョン」フィールドにバージョン番号をラベルの値と共に入力します。 このデータは、プローブを識別するためにユーザーが使用するためだけのものです。
  5. プローブ」タブをクリックします。
  6. プローブの作成にウィザードを使用しなかった場合、「プローブの追加 (Add Probe)」を クリックします。 ページの左側のツリー・ペインに、新規プローブがリストされます。
  7. ツリー・ペインでプローブを右クリックし、「新規」 > 「フラグメント」の順にクリックします。 ツリー・ペインにプローブの子として新しいフラグメントが表示され、 ページの右側の編集ペインにフラグメントのプロパティー・フィールドが表示されます。
  8. 編集ペインで「フラグメント型」の値を選択し、 プローブ・フラグメントのための Java コードを入力します。 特定の情報については、『プローブ・フラグメント型』を参照してください。
  9. ツリー内の項目を右クリックしてプローブの定義を続け、 ポップアップ・メニューを使用して子項目を追加し、新規項目の値を編集ペインに入力します。 ポップアップ・メニューでは、ツリー内で選択されたロケーションで有効な項目だけがリストされます。 項目が有効であるが、選択されたロケーションではその項目を追加できない場合、その項目はメニューで無効になっています。
    注: インポート・ディレクティブ」プロパティー・フィールドに値を入力するときは、 インポートするパッケージまたはクラスの名前のみを入力します。 import キーワードや最後のセミコロン (;) は入力しないでください。
  10. プローブの定義が完了したら、「ファイル」 > 「保管」の順にクリックします。
    注: Probekit ソース・ファイルを保管するとき、Probekit エディターが ファイル内のすべての Java エレメントの構文を検査して、javac の問題をすべて報告します。 エントリーに関してエラーまたは警告があると、「ツリー」内の対応するアイコンがエラーまたは警告のアイコンに変わります。 Javac の問題は、「プローブ」ページの下端の表に表示されます。 この表の中の項目をダブルクリックし、その項目をフォーカスして編集を加えます。
関連概念
Probekit 参照
関連タスク
プローブの変更
Probekit プロジェクトの作成
Probekit レジストリーの管理
関連資料
Probekit エディター
Probekit の例
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