ローカル・サーバーでのポートレットのデバッグ

ローカル・サーバー上でポートレット・プロジェクトをデバッグするには、 ポータル・テスト環境サーバーを使用します。 リモート・サーバーではなくローカル・サーバーでポートレットのデバッグを行うことをお勧めします。

ポートレット・アプリケーションのデバッグのプロセスは、Web アプリケーションの場合とまったく同じです。 ポートレットの実行を制御し、トレースすることができます。Java™ ソース・コードと JSP ファイルにブレークポイントを設定できます。

デバッグ・フェーズ中、ポートレットへの多くの変更は自動的にテスト環境に再公開されます。 しかし、ポートレット名およびサポートされるマークアップやモードの変更などの一部の変更では、 サーバーを再始動して、ポートレット・プロジェクトに対するリソース変更の確認が必要になる場合があります。

ローカル・テスト環境サーバーでポートレットをデバッグする場合は、デフォルトのテーマとスキンを使用します。 カスタマイズされたテーマまたはスキンを使用するには、ポータルのテストおよびデバッグを参照してください。

ポートレットを テスト環境サーバーに公開すると、「テスト環境」ページが 作成されます。各ポートレットは、「テスト環境」ページの下の独自のページに 置かれます。各ポートレット・ページの名前は、関連するポートレット・プロジェクト の名前と同じです。

テスト環境でポートレット・アプリケーションを デバッグする手順は、次のとおりです。

  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、ポートレット・プロジェクトを右クリックし、 「デバッグ」 > 「サーバーでデバッグ」と選択する。 「サーバーの選択」パネルが表示されます。
  2. ローカル・ホストの下で既存のサーバーを選択するか、または新規サーバーを作成する。 サーバーの作成方法については、ポートレットのテスト用のローカル・サーバーの定義を参照してください。
  3. 「完了」をクリックする。 プロジェクトは、WebSphere® Portal テスト環境に公開され、サーバーは デバッグ・モードで始動します。 Web ブラウザーが自動的に立ち上がります。

    コードでブレークポイントを設定した場合、いずれかのブレークポイントがヒットすると、デバッグ・パースペクティブを開くかどうかをたずねられます。

    デバッグ・パースペクティブ始動の動作を変更して、ブレークポイントのヒット時に常にデバッグ・パースペクティブを開くか、ブレークポイントのヒット時にデバッグ・パースペクティブを開かないようにするには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「実行/デバッグ」ページで設定を変更してください。

制限事項: 次のような種類のポートレット・アプリケーションをデバッグする場合は、 オプションはリモート・デバッグだけです。
  • パーソナライズされたポートレット・アプリケーション。詳しい情報は、トラブルシューティングを 参照してください。
  • 必要とするコンポーネントが、ワークベンチでサポートされているランタイム環境に含まれていないで、WebSphere Application Server にインストールされなければならないポートレット・アプリケーション。
関連タスク
ポートレットのテスト用のローカル・サーバーの定義
Web ブラウザーとデバイス・エミュレーターの定義
リモート・サーバーでのポートレットのデバッグ
ポートレット・プロジェクトのデプロイ
WebSphere Portal 5.1 テスト環境の構成

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