失敗アクションおよびエラー・アクションの挿入

テストの振る舞い内に、コードの複雑な部分を作成して、 特定の条件で失敗またはエラーのテスト判断を強制にすることができます。例えば、 プログラムによって、実行してはいけないコードのある部分が入力されると、失敗状況が生成されるようにすることができます。

失敗アクションまたはエラー・アクションを挿入するには、次のようにします。
  1. Java エディターで、テストの振る舞いのソース・コードを開く。 (ソース・コードを見つけるには、「パッケージ・エクスプローラー」ビューを開いて、そのテストを保管してあるテスト・プロジェクトを展開し、「振る舞い」フォルダーを展開してください。)
  2. コード内の失敗またはエラー・アクションを追加する位置に カーソルを置く。 失敗とエラーはどちらも同じ方法で動作 するため、テスト対象コンポーネントが失敗するようなあらゆる条件に対し、失敗アクションを使用することは有効な習慣です。外部の問題や、テストを失敗させる原因となる 悪いテスト環境を検出するには、エラー・アクションのみを使用します。
  3. 右クリックして、「コンポーネント・テスト」 > 「失敗アクションの挿入」または「エラー・アクションの 挿入」をクリックします。 これにより、以下のアクションのいずれが追加されます。
    ComponentTest.fail("");
    または
    ComponentTest.error("");
  4. 必要な場合は、アクションのパラメーターとしてストリングを追加できます。このメッセージは、テスト・レポート内に表示されます。
以下のメソッドは、テスト振る舞いスクリプト内で、エラーまたは失敗アクションを 使用する方法を示しています。
public void testAddLocation() {

	LocationService locationService = new LocationService();
	Location location = new Location();
	location.setAddressLine1("841 Cameron Street");
	location.setCity("New York");
	location.setCountryCode("USA");

	try {
		locationService.add(location);
	} catch (Throwable t) {
		ComponentTest.fail("Add location failed");
	}
}

public void testConnectDB() {

	DB dataBase = new DB();
	try {
		dataBase.connect();
	} catch (ConnectionFailedException e) {
		ComponentTest.error("Unable to connect to database");
	}
}
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